ザ・グルメス

登録日:2020/08/01 Sat 13:07:05
更新日:2024/04/18 Thu 18:22:43
所要時間:約 3 分で読めます






グルメスの作る料理を食べると、みんなカボチャ人間になってしまう。

そんな料理をルーが食べちゃったから、さぁ大変!


プリズムフラッシュ!超新星フラッシュマン!


宇宙カボチャ料理





ルー、秘密を知られたからには生かしておけない!

グルメス、料理しなさい!


出典:超新星フラッシュマン/東映/第26話「宇宙カボチャ料理」/1986年8月30日放送

超新星フラッシュマン』の第26話「宇宙カボチャ料理」に登場した獣戦士。


【概要】


サー・カウラーが宇宙を放浪中に見つけた面白植物「宇宙カボチャ」を料理して地球人に振舞い、カボチャ人間にしてしまう獣戦士。
全身緑色の恰幅のいい体型をしていて、頭にはコック帽を被り、エプロンを身に付けているが、巨大化した後はエプロンがなくなった。
右手がナイフ、左手がフォークになっており、宇宙のあらゆる生物を料理してしまうとされる。
偶然、カボチャ人間化を防ぐ味噌汁を作ってしまった主婦・鹿島さんを狙う。

武器は両腕のナイフとフォークのほか、くしゃみの止まらなくなる宇宙コショウを撒き散らす。
口からは海苔や生卵を発射してフラッシュマンを海苔巻きにしたり、目潰しの代わりに使う。
巨大化してからは巨大カボチャを発射したりもした。
弱点は味噌汁で、飲んでしまうと悶え苦しんで這いずりながら逃げ出してしまうほど苦手。

元々、獣戦士は作戦に特化した能力を持って作り出されるという特徴があるため戦闘能力ははっきりいって低く、フラッシュマンを特別苦戦させることもできなかった。
しかし、宇宙カボチャの効果はともかくとして料理の味は絶賛されており、その腕前は確かに一級品のようだ。

ちなみに、人間をカボチャ人間に変えてどうしようとしていたのかは不明。


【活躍】


毎日、マグの作る宇宙食ばかりの食事に飽き飽きしたフラッシュマンは、外食をしようと街に出る。
ルーが見つけたのは、長い行列のできたカボチャ料理専門店「スイートパンプキン」。
料理評論家も絶賛する味だが、厨房で料理を作っていたのは、何とメスの獣戦士ザ・グルメス。
実は、この店はサー・カウラーが見つけた「宇宙カボチャ」を使った料理で人間をカボチャ人間にするための店だったのだ。

ルーもその味を満喫するが、その作り方を聞こうとしてつまみ出された主婦・鹿島さんと知り合う。
正面からがダメなら裏からと、こっそり覗いて見ると料理を作るザ・グルメスとゾロー兵を目撃し、悲鳴を上げてしまったために見つかってしまう。
小麦粉やらカラシにわさびに唐辛子などが飛びかうドタバタの末、ダイ達が駆けつけて何とか脱出に成功。
鹿島さんの家にやって来たルーは食事をご馳走になり、家庭料理の味に感激する。

街中にカボチャ人間が溢れて騒ぎになるが、料理を食べたはずのルーと鹿島さんは何故かカボチャ人間にならない。
フラッシュマンやネフェルも不思議に思い、その訳を調べるためにグルメスを向かわせるが味噌汁の入った鍋をぶつけられたグルメスは悶え苦しんで逃げ出してしまう。
実は、グルメスやカボチャ人間は鹿島さんの作った味噌汁の成分が弱点であり、味噌汁を飲んだルーや鹿島さんにはカボチャ料理が効かなかったのだ。

すると、鹿島さんを狙ってネフェル、カウラー、エイリアンハンターが次々と襲撃。
しかし、ルー達もフラッシュマンに変身して対決する。
宇宙コショウをばら蒔いたり、ピンクフラッシュを海苔巻きにして攻撃するがプリズムビームで反撃されて宇宙コショウを奪われ、逆にくしゃみが止まらなくされるとその隙を突かれて「ローリングバルカン」で爆散。
直後にクラーゲンによって巨大化するも、タイタンボーイに翻弄され、グレートタイタンの「タイタンノバ」でとどめを刺された。


【その他】


シリアスなストーリーの多い『フラッシュマン』には珍しい完全なギャグ回で、カウラーもコック服を着たりくしゃみが止まらなくなるなどコミカルな姿を見せる。

この回のラストで宇宙食ばかりの食事だったことを反省したマグが家庭料理に挑戦したが、味オンチのルー以外には不評だったためか次の回ではまた宇宙食に戻っていた。

いかにもモンスター的な姿のデザインが多い獣戦士の中でも珍しい、完全な人型のシルエットをした獣戦士。
非常にインパクトのある姿をしており、わかりやすい姿ながらある意味フラッシュマンに登場したキャラクターの中でも一番の個性派である。

モチーフはデザインの出渕裕氏の友人である漫画家のとり・みき氏の漫画に登場する「田北」という実在の人物*1を基にしたキャラクターで、デザイン画にはそのまま「ザ・タキーダ」という仮の名前が書いてある。

鹿島さんを演じたのは、初代林家三平氏の娘であり峰竜太氏の奥さんである海老名美どり氏。
カボチャ人間にされた料理評論家を演じたのは、2年後の戦隊のナレーターを務める桑原たけし氏。



追記・修正はカボチャを食べながらお願いします。

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最終更新:2024年04月18日 18:22
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*1 当時書店店員。後にとりの漫画作品「DAI-HONYA」「THE LAST BOOKMAN」の原作を担当。因みに出渕氏がとり作品に登場する際はなぜかハエが周囲を飛んでいる眼鏡で笑顔の人物であることが多い。