魔入りました!入間くん

登録日:2020/08/19 (水) 21:20:02
更新日:2024/04/01 Mon 22:13:31
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悪魔たちと楽しく(?)過ごす魔界学園ファンタジー!

概要


魔入(まい)りました!入間(いるま)くん』とは、週刊少年チャンピオンで2017年14号から連載中の漫画。著者は西修。
両親によって悪魔に売り渡された人間の少年が、その悪魔に可愛がられた挙句に悪魔の学校に通うこととなり、そこで巻き起こる騒動を描いた学園コメディ漫画。
連載初期こそ『ハヤテのごとく!』のような始まり方で『カメレオン』を髣髴とさせる周囲の勘違い&成り上がりコメディの趣きが強かったが、
現在では個性豊かで魅力的な悪魔たちが織りなす奇々怪々な日常と、主人公の入間の巻き込まれ体質で騒動に振り回されながらもひたむきに頑張る姿が周囲を徐々に変えていく青春群像劇としての趣きが強い。
また、この手の作品の例にもれず、コメディを基本として甘酸っぱい恋愛ネタやバトル要素なども増えている。
ジャンプ似たような雰囲気の作品を見た」、「サンデーの漫画だと思った」とか言われているがコレ一応チャンピオンの漫画ですよ……。

悪魔の学園ものらしく、登場人物の名前は伝承の悪魔の名前が散見される。その手の知識があるなら、元ネタと比較するのもまた一興。

同誌内でもじわじわと人気を獲得していたが、9巻発売時点でアニメ化が決定。
NHKEテレでの放送となり、内容も原作に準拠しつつ、所々でNHKアニメっぽさも感じるなど評価は上々。
サキュバス周りや露出の多い描写もほぼそのまま作られた上、さらに追加で脇や足のフェティシズムを感じるような描写が入ったような…その辺いいのかNHK
2019年10月から2020年3月まで第1期が放送。
2021年4月~9月まで第2期が放送。2022年10月~12月まで第3期放送。


【ストーリー】

鈴木入間は人の頼み事を断れないとても素直な少年。
ある日彼は、人でなしの両親によって悪魔に魂を売り渡され、魔界へと送られてしまった……。
だが、その悪魔・サリバンに孫として溺愛された入間は彼が理事を務める悪魔学校・バビルスに入学することになる。
そこで彼を待ち受けていたのは、様々な個性豊かな悪魔の友達や数々の試練、そしてドキドキの恋模様(?)。
果たして入間は、無事人間であることを知られることなく、学校での生活を乗り切れるのだろうか?


【登場人物】

ちなみに入間以外の悪魔たちの名前はカタカナ表記であるが、日本語のように姓・名の順に表記されている。

《主要人物》


  • 鈴木入間(すずき いるま)
CV:村瀬歩
15歳*1の人間の少年。
子供を利用することしか考えない非道な両親にこき使われた末にその身を悪魔に売られてしまった不遇の少年。
(アニメ版ではマグロ漁船で働く中で冷凍マグロがぶっ刺さりそうになるところを救われ、そのまま捕らえられて魔界に連れて行かれた)
身受けした悪魔サリバンは自分の養孫となることを提案。入間がこれを承諾したことで孫として丁重に扱われつつ、サリバンが理事長を務める魔界の学校バビルスに入学。
人間であることがバレないように戦々恐々しつつも、持ち前の前向きさと壮絶な生活で身につけた危機回避能力によって悪魔学校生活を乗り切ろうとする物語。
次第に周囲の悪魔たちも大切な存在になっていき、ろくな扱いを受けてこなかった人間界に帰ることよりも魔界での永住を望むようになる。

波乱万丈な人生を過ごすうちに人の頼み事を何でも受け入れてしまう癖を身に着けてしまった。
また、様々な困難に晒されていたことから危険察知能力と異常なほどの回避能力を、
扇風機など生活に必要な機器(拾い物の故障品)の修理を行っていたことから器用さを、
いつ食事にありつけるか分からなかったことからすさまじい食事量を身に着けている。
一方で「味は二の次で食えればいい」のサバイバル生活が染み付いているため料理は壊滅的に下手。熱すれば食べられるでしょの精神。
指には魔力を吸収・放出できる『悪食の指輪』を付けており、サリバンからもらった魔力で「強大な魔力を持っている」と認識されている。

その真っ直ぐさと度々の大活躍に加えてトラブル対処で救ってきたこともあって彼に惹かれる女性は多め。天然たらしの域に入りつつある。
学園の教師間でも10人くらい彼女がいるらしいと噂になって嫉妬されるくらい。
また女性に限らず一つ上、同学年、一つ下と三代の学年主席と仲良くしていることもあり、後輩の間では主席キラー
あるいは他にも有力悪魔を籠絡しているとして悪魔堕としのイルマという二つ名を付けられていた。

また女装すると結構可愛い。

同掲載誌の別漫画人気投票にもランクイン。

  • 入魔(悪入間)
アリさんの性格改変魔法で性格が悪くなった入間くん。人間である彼が後述の悪周期疑似再現された状態ともいえる。
常に強気で押しも強く場合によっては暴力も辞さないなど普段とは真逆のキャラだが、なんだかんだで頼み事は断れない辺り根っこの部分は同じ模様。
総じて普段とは違う意味で他人を引き付けるカリスマ性――魔王の風格を以て周囲を圧倒していた。


  • アスモデウス・アリス
CV:木村良平
入間の同級生の長身美形の悪魔。愛称は「アズ」。
十三冠「色頭」の息子であり、礼儀を重んじる学年主席の優等生。
入学式で新入生代表を奪われたことを許せず、入間に決闘を申し込むが彼の危機回避能力によって敗北し、以来彼の従者として服従を誓うようになる。
当初は絶対的に服従していたものの、次第に入間から「友達」として認められる。
入間には心底惚れ込んでいて、彼に関することだと一瞬でテンションが増減する。ついでに、非女装時も含めて可愛いとも評している。

火炎魔術が得意で、大小様々な炎を操る。
家系能力は不明。教師陣には能力研鑽の一環として使うことを勧められているが、本人は自分の能力を出すことを渋っている。
ちなみにアスモデウス七つの大罪における色欲の悪魔で、また2年次始めの適性検査では得意魔術に「魅」の文字があり…?

  • ウァラク・クララ
CV:朝井彩加
入間の同級生で天真爛漫な少女の悪魔。というか、アホの子。
「いるまち(入間)」「まっかちん(アメリ)」「さぶろー(サブロ)」「エギー先生(カルエゴ)」のように基本的に他人にあだ名を付けて呼ぶのが特徴。
遊ぶことが大好きで子供っぽい性格のため周囲からも浮いていたが、入間との出会いを経て初めての友達ができた。
以来、三人組のムードメーカーとして活躍。
大家族の長女で、弟たちを大切にしている。家族内で使われる固有名詞をさも一般常識のごとく語るので、説明が非常に下手。
アニメ版では家族が登場した際、何故かミュージカル風な挿入歌が流れるという演出がされている。
後にアメリと入間が仲良くし始めたことに焦り、誘惑術で引き戻そうとするも当初は赤ん坊よりも無垢*2と言われるほど色気が皆無だった。
しかしサキュバスであるライム先生の諦めない指導と本人の熱心な努力により、入間をドキッとさせるほどの笑顔を身につけた。
その後も「みんな好き!」と言うくらいで恋愛感情をよく分かっていないが、会話の流れで入間との結婚式を想像してみると照れだすくらいには意識している様子。

家系能力「呼び出し(トイトイ)」
見たことのある物体を自在に生成できる。ちなみにこの能力は売店員からは「万引き」とみなされ警戒されている。(入学当時は出禁だった)


  • サリバン
CV:黒田崇矢
入間を「買った」悪魔。現在の魔界の三大トップのうちの一人にして学園バビルスの理事長。
他二人の孫自慢に悔しい思いをしていたところ、売られてきた人間の入間に目を付け孫として迎えることに。
当初こそ「断られたら君を夕食にするつもりだった」と悪魔らしい面を見せたが、入間が孫となることを承諾してからはでろでろに可愛がる。
時として困難にぶつかる入間をアシストしながら、彼の成長を心待ちにしている。
コメディシーンになると頭から胴まで一体化した二頭身の姿になるのが特徴。またアニメでは声のトーンも変わるので一聴の価値あり。
かつての魔王に仕えていた身であり、その影を入間に見ているようだが……。


  • オペラ
CV:斎賀みつき
性別不明なサリバンの使用人。
如何なる時も冷静沈着で少々Sっ気のある、家事全般からスポーツ、戦闘まで何でもござれのスーパー使用人。
入間へはサリバンほど甘くなく時折厳しい措置も与えるが、大切に思っているのは確かで世話や護衛といった協力は惜しまない。


  • アリクレッド
CV:三木眞一郎
入間の位階の上昇と共に現れた、「悪食の指輪」の化身。通称「アリさん」。
入間しか存在を視認できない謎の存在であり、持ち主に対しても反抗的な態度を取る問題児。
ある時期に至っては入間の性格を悪くしてしまったことも(無断だが一応本人の希望でもある)。
「アリクレッド」をローマ字にして逆さ読みすると「デルキラ」となったり、声優が同一人物であったりなど、やたらと魔王デルキラとの接点が多い。


問題児(アブノーマル)クラス》

旧校舎の外れにあるボロ教室を拠点とする問題児が集められたクラス。生徒数は入間、アスモデウス、クララを含めて13人。
入学からクラス分けまでの短い間だけで戦闘、窃盗、セクハラといった何かしら問題を起こした生徒が入るクラスのようだが、
プルソンやクロケルのように諸事情で目立つわけにはいかない生徒や、エリザベッタのようにその能力が周囲に影響を及ぼしやすい生徒を隔離する配慮の意味もある模様。
入間もやらかしのペナルティで入れられたわけでなく、
「入間くんは目立ちたくない?ならもっと派手な子たちの中に入れば目立たなくて済むよね。」
と変な方向に気を利かせた理事長サリバンの孫バカによって入学早々仲良くなっていたアスモデウスとクララと3人揃って配属となった。

ボロ教室を特に気にせず過ごしていたが、あるきっかけでかつて魔王が使用し後に封印されていた王の教室(ロイヤル・ワン)を解放。快適な環境で授業を受けることとなった。
その後も活躍を続けて“悪魔学校(デビルス)の13冠”として注目されるように。

  • サブノック・サブロ
CV:佐藤拓也
巨躯の体格を持った傲岸不遜の悪魔。その巨体と金髪から、生徒からは「金獅子」と呼ばれている。
一人称は「うぬ」と珍しい。
「カッコいいから」という理由で次期魔王を目指しており、何かと懐の深く器量のある入間をライバル視している。
魔王マニアで、魔王に関することなら何でも食いつく。結果、魔王を目指すのではなく研究する師団にうっかり突入するも、普通に馴染んでいた。

戦い好きな面はあるものの「魔王としてふさわしくあるために」「魔王は民のためにいる」として能力の研鑽と周囲への配慮の幅は広く
  • 身体能力のみならず座学の成績も良好。加えてピアノが弾ける他、音楽祭のダンスも早い段階で習得。
  • 自らの悪周期の危険性を理解し、初めて発動した一度きりで以降はメンタルトレーニングを積んでうっかり発動しないように気をつけていた。
  • 絶体絶命の危機により封印していたその悪周期を発動させるも、守るべきものが目に入ると気を取られて攻撃の手が緩む。

二年次の試験で行動を共にした後輩からも、当初は巨躯と戦い好きな姿を恐れられていたが、困難な場面での失敗を咎めず生還を喜んだ器量ある姿に
「先輩としては怖かったけど、強くてカッコよくてパパと思えば頼もしい」として小柄な後輩2人から父親のように慕われるに至った。サブロパパー

家系能力「武器創生」
口で噛んだ物質と同材質の武器を作り出す。首に巻いて居る装飾品は、この能力を使うためのアイテム。
悪周期で発動させると与える痛みが何倍にも特殊な武器を生み出し、加えて敵に与えた痛みが発動者に快楽として伝わるようになる。


  • アンドロ・M・ジャズ
CV:柿原徹也
いつも軽薄そうに飄々とした雰囲気の少年。魔術開発師団所属。
手癖が悪く、しょっちゅう窃盗事件を起こしその行いに興奮している。
指には全て金属製の指輪がはめられている。これは指に無駄な動きがあると音が鳴って盗みの妨げになるという戒め。
俺様な兄・ロック(CV:小西克幸)が苦手。本人曰く「クズ」。
家族内での反動からか兄貴精神があり面倒見はいい。

家系能力「盗視(ピット)」
獲物を盗むための最短ルートを示す。しかしあくまで示すだけなので、あとは使用者の技術次第となる。

  • シャックス・リード
CV:山谷祥生
元気でチャラチャラした年頃の学生風の少年。遊戯師団所属。
いざという時に臆病になるヘタレだが、収穫祭では入間とタッグを組んで奮闘した。

家系能力「感覚強盗(コントローラー)」
相手の五感を一時的に奪う。また、奪った感覚から情報を得る感覚ジャックも可能。


  • イクス・エリザベッタ
CV:本渡楓
いつもおおらかな雰囲気を放っている長身の少女で、大半のクラスメイトからは「姐さん」と呼ばれる。
しかし成績は良くなく(1年次の終末テスト時点)、道にも迷いやすい(ファンブックにて公表)アホの子である。

家系能力「好感度(フルラブゲージ)」
周囲の人物からの好感度を上げ、自分の有利に動かす。状況次第では相手に能力を無意識に発動させて自分に有利にさせたりもできる。
このような能力ながら、本人は恋に恋する乙女。能力のせいでいつも勝手に相手が落ちてしまうことから、自分の心ときめく愛を探している。


  • クロケル・ケロリ
CV:東山奈央
普段は地味で目立たない眼鏡っ娘だが、これは魅力を抑えるための認識阻害のメガネで目立たないのは仕様でありわざと。
実は隠れて人気アクドル(魔界で言うアイドルのこと)「くろむ」として活躍している。
自分の可愛さを自覚しており、いずれはアクドルとして上り詰め、親の位階を越す野望を抱いている。

なお、親を敵視しているのはいつも氷のように冷淡な一族に対する反感から。
しかし、実はテンションが上がるとぶっ倒れてしまうという家系の欠点から己を律しているだけであるのを彼女はまだ知らない。

入間には入学初期にことごとく話題を取られた上に「目立たなくてすごい」というアイドルとしては屈辱の極みな言葉をかけられ激怒する最悪の初対面になったが、
体調を崩した自分を気遣って女装までしてアイドルとして見事場を繋いだ姿を見て、その真摯さとアイドルとしての腕前を見て和解。
また文句なしのトップアイドルだがファンとしての熱心さも持っており、良いアイドル活動の鑑賞は悪周期防止のためのストレス発散にもしている。
入間を認めて以降は取引条件として度々女装とアイドル活動を要求するように。

後にMr.ハットの指導によって魔獣を味方にする能力を身につけるが、エリザベッタのは「魅了」、カムイのは「意思疎通の結果」とされているのに対し、
ケロリのそれは「調教」に例えられている。

家系能力は「氷面」
水の温度を操り氷を自在に発生させる。


  • カイム・カムイ
CV:梶原岳人
梟人間の悪魔で、慇懃無礼な口調をしている。
本性は煩悩に忠実で、女性にセクハラばかりする変態。そのせいで問題児クラス送りになった。

家系能力「翻訳(なかよし)」
あらゆる生物の言語を翻訳し、コミュニケーションを取る。


  • アガレス・ピケロ
CV:吉永拓斗
アイマスクを常備し、いつも居眠りしている少年。素顔はイケメン。
眠りを邪魔されると酷く怒る。
マイペースな性格ではあるが「寝床のように楽な場所をつくるために頑張る」の精神であり、やるときはやる。

家系能力は「寝床(マイエリア)」
地面の状態を観察し、魔力の状況を推察できる。
さらには「自分の下にあるものは全て地面」として自らの下にあるものを動かし、寝床となる建物を作ることもできるようになった。


  • ガープ・ゴエモン
CV:大河元気
全身毛むくじゃらの悪魔。
「ござる」口調のサムライ風キャラだが、むしろフレンドリーで人懐っこい性格。

家系能力は「風太刀(かまいたち)」
風を収束し透明な刃を形成する。


  • アロケル・シュナイダー
CV:土岐隼一
ライオン風の悪魔。
顔だけ見るとアホだが「百識の王」の異名を持ち、座学では学年トップの秀才。
家系能力は不明。


  • プルソン・ソイ
音楽祭編まではモブ同然だった存在感希薄の少年。
家系のしきたりとして「目立ってはならない」ことを信条に生きているが、実はかなりのお喋り。
トランペットが非常に得意で、毎日五時になると屋上で一人トランペットを演奏している。
ちなみにストレス発散用。
認識阻害で演奏中は彼の姿が見えないこと、その演奏の巧みさから「ピクシー」と呼ばれていた。
目立つことは家訓に反するとして父親から音楽を諦め隠遁生活をするよう求められたが、自由な選択を進める母親の後押しもあって「当主も音楽も両方やる」と宣言した。
母親似であり父親はかなりのイケメン。また両親の仲は子どもがそれなりに成長しても甘々であり、惚気始めた母親にソイが困惑する場面も。

家系能力は「認識阻害」
自分の存在を周囲に認識されにくくする。極めれば周囲の人物をも隠すことが可能。
実はアニメでは最初に登場。



《生徒会》

バビルスにある師団の一つ。校内の業務のほか治安維持も兼ねる。ほかの師団とは違い、基本的に会長からのスカウトがないと入ることは不可能。

  • アザゼル・アメリ
CV:早見沙織
入間たちより1学年上の主席であり生徒会長。1年次の内にランク6まで達成した文句無しの超エリート(入間の学年ではランク5が最高だった)
如何なる時も威風堂々としている凛々しい女性だが、人間の研究として読んでいる少女漫画に密かに憧れている。
当初は人間の疑いを持った入間に接するうちに、彼のひたむきさに徐々に恋心を抱いていく。
入間と同じく彼女も料理下手で、食材の扱いは雑、道具は壊しまくり。味見した父親は体調不良を起こした上で調理場使用禁止令を出しているほど。

家系能力「幻想王(ロマンチスタ)」
自分の強さを信じ込むことで本来の力を最大限に発揮する。家系能力使用中は髪の色が変わる。


  • ザガン・ジョニー・ウエスタン
  • キマリス・キッシュライト
CV:八代拓
  • グシオン・サニー・グレイヴ
CV:石井マーク
  • アスタロト・スモーク
CV:山本希望
生徒会の役員たち。皆それぞれアメリに恩義を感じており、彼女に忠誠を誓っている。
この四人は不良や引きこもりといった、曰くつきの生活を送っていたところをアメリにスカウトされた。アメリが言うには「面白い奴ら」らしい。


  • ロノウェ・ロミエール
CV:鈴木達央
目立ちたがり屋の超ナルシスト。毎回語尾にロノウエを付けて喋る上に他人にあだ名を付ける変な奴。
自らを代表とする風紀師団なるものを生徒会に幾度も提案し毎回却下されていたが、ある時から気弱になり人望を失っていったアメリに解散選挙を申し込む。
しかし立ち直ったアメリの演説に大敗。機に乗じる形であったがアメリの人格変化とは無関係であり、アメリに生徒会への参加を提案され「目立てるなら」と喜んで承諾した。
周囲を振り回す問題児だが、自他に対して目立たせるという一点においては非常に高い能力を持っており、かつての音楽祭ではアメリを負かしてみせたランク5の高位悪魔。
アニメでは彼が登場するとラテン系の音楽が流れる。

家系能力は「注目(カリスマ)」
周囲の人物の注目を瞬間的に奪う。これを使って囮になることだってできる。


  • アンプシー・ナフラ
CV:金澤まい
入間たちと同学年のローブを着た悪魔。
猛烈な異臭を放つ上にほとんど喋らないことから「口無しナフラ」の異名で恐れられていたが、収穫祭前にアメリにスカウトされており、収穫祭では運営側で参加。
収穫祭以降はアメリの勧めでにおいに気を使うようになったこともあり、ロノウェと合わせて生徒会のマスコットキャラクターと化している。
基本的にギャ行でしか話さない。(でもイントネーションでなんとなくわかる)
周囲の半分ほどの背丈で顔も黒塗りの異様な姿であるが、これは特殊なフード付き服で身長を変えていたためで、素の姿は長いまつ毛が特徴の女性。
(ちなみに素の姿が映る前にロノウェが「ナターシャ」と女性に付けられる名前をあだ名として呼んでおり、もしかしてと思った人もいるかもしれない)
素の姿で学校に出た際は周囲に同一人物とほとんど気づかれない有様。でも入間には残り香と雰囲気で気づかれた。そして照れた。



《入間達の先輩》


  • アミィ・キリヲ
CV:逢坂良太
魔具研究師団長。関西弁口調の3年生。ランクは「2」。
生まれつき魔力が小さく、周囲から疎まれて生活しており、「弱い悪魔でも使える」魔具を開発して魔界の位階をなくすことを夢見ていた。
彼に親近感を覚えた入間は魔具研究師団への入団を決意することとなる。ただし、手先はあまり器用ではない。

家系能力は「断絶(バリア)」
ガラス状の壁を出現させる。魔力自体は低いが応用性はある。


  • エリゴス・シネル
CV:利根健太朗
アメリ親衛隊長を自称するオタッキーな外見の2年生。
「おしとやかな会長が見たい!」の欲望から複数師団から道具と知識を借りて他人の性格を変える香水を開発し振りかけた、アメリ性格改変事件の犯人。
入間からの頼みで捜査にあたっていたアスモデウスとクララによって捕獲され「私を近くで見させてやるぞ」とアメリから生徒会式鍛錬50倍の処分を言い渡された。


《入間達の同級生》


  • エイコ
CV:浅見春那
1話で入間とアズとの決闘に巻き込まれそうなところを入間に助けられ、以後入間の追っかけとなった少女。
単行本のおまけ4コマで活躍している。その中で、アズと交流している姿も描かれている。


  • アンドロアフレス・イチロ
CV:熊谷健太郎
  • アンドロアフレス・ニロ
CV:野上翔
自らをドロドロ兄弟と名乗る兄弟。本来は入間達より一学年上なのだが、常に授業を欠席し戦場で傭兵として戦っているため、留年している。よく収穫祭に出れたな
幼いころから戦場への憧れが強く、そして自分たちが戦場で死にかけた際に救ってくれた人物を「師匠」と呼び敬愛。しかしその師匠は問題児クラスの特別講師へ出張してしまったため、その恨みから収穫祭ではアスモデウス、サブロの二人と対峙することになる。
なお兄弟の師匠はフルフル、アズとサブロの師匠はバラムである。つまり彼らは思いっきり人違いをしている

家計能力は「逆鱗(スイッチ)」
自らの言葉で相手の精神を乱し、理性を破壊させる。


  • オロバス・ココ
CV:安元洋貴
ポニーテールで眼鏡をかけた、真面目で大柄な少年。文武ともに達者...なのだが、
どういうわけか試験では一位を取れず、常に二位となっている。*3
収穫祭当時のランクも「2」だったため多くの生徒から、2という数字を崇拝するカルト宗教、2番信仰の信者なのではないかと言われているが、本人は全く無関係。
収穫祭でなぜか問題児クラスの生徒を狙っているのだが...?

家系能力は「幻燈(トラウマ)」
相手のトラウマになりうるものを幻として見せる。幻のため、オロバスには相手がどんなトラウマが見えているかは分からない。
生徒間での直接戦闘が禁じられている収穫祭では自滅リタイアを誘える能力として猛威を振るった。


  • オチョ
CV:新祐樹
収穫祭でオロバスに付きまとい続けている謎の生徒。黒い歯が特徴的。オロバスのことを慕っているように見えるのだが...?



《新入生(入間2年生時)》

2年生になった問題児クラスの昇格試験として、一定時間新入生を教師から守る「心臓破り」と題した特別課題が設定される。
問題児クラス2年生1人に新入生が2人付く形で計26名が一気に登場する。

  • クロケル・チマ
ケロリの妹。小柄でだいぶ年少なようだがこの学年の主席にあたる
アクドル大運動会のアクシデントを入間に救われ、その後も寄り添ってくれた上に「氷みたいで綺麗な目だね」の言葉がトドメとなって入間に恋するように。
入間を追いかけるべく家族にバビルス入学を宣言。勉学に勤しみ小柄な身長を伸ばそうと牛乳を飲み入間に褒められた目を見せようと前髪を短くした。
生徒会長のアメリに恋の宣戦布告をし、入間が男女問わず他人とくっついてる姿を見ると嫉妬を燃やす。
入学後に入間に宣言した「一番を奪ってみせます」の妖しさ混じりの笑顔といい、これってヤンデレの域になりつつあるような…

心臓破り試験では見事入間と同じチームに選ばれ奮闘。直接攻撃をためらう入間に代わって戦闘に出るも、力及ばずターゲットの風船を割られてしまう。
一時撤退後は氷生成能力を足場作りとして活躍した。

ちなみに母親にはバビルス入学を希望した時点で好きな人ができたことを見抜かれている。傍にいたお兄ちゃんはショックで紅茶入りティーポットを落とした
母親としてはもっと数年先と思っていたが「やるからには一番を目指しなさい」と推しうちわを作って応援。見事主席合格を果たした。
姉のケロリもしばらく知らなかったが、心臓破り試験の結果に凹むチマを慰めた際に「絶対に入間さんのお嫁さんになる!」の宣言を聞いて知ることとなった。どうなる入間!?


  • ゼパル・ゼゼ
入試次席の男性悪魔。新進気鋭の人気モデルでもある。
入試で負けた上にモテモテなはずの自分になびかないチマに何かとちょっかいを出すが、入間に夢中なチマには氷攻撃であっさり退けられるのがお約束。
家の方針で幼い頃から高位魔術を学ばされるために1年生ながら術の知識と練度は高く、実体分身の創造やランク8のバラムが得意とする防御術“保護繭”を披露している。

家系能力は「愛喰(あいじき)」
愛の言葉や褒め言葉を糧とし自らの魔力に変換する。この体質故に周囲の人物次第では緊急時の回復が容易になるのが特徴。
回想の家族団欒として手紙やプレゼントを食べる姿があり、文字や物に込められた思いを食らうことができる模様。アンチの手紙は吐くほど不味いらしい。
ちなみにこの能力、西先生がファンレター対応の時間が取れなくて悩んだことをきっかけに思いついたそうで。


  • ヴィネ・ギャルソン
入間と同じチームになった根暗気質な眼鏡少年の悪魔。
入間に頑なに近寄ろうとせず、その理由として上述の「主席キラー」「悪魔堕としのイルマ」の二つ名の噂を挙げた。入間の明るい雰囲気に呑まれることを恐れている様子。
それでも試験の仲間として怯えた様子は消えないままだが入間に協力し始める。その結果何かと入間にくっつくことになり、度々チマの八つ当たりの犠牲になった。哀れ…

家系能力は「毒牙(ポイズンエキスパート)」
背中から生えた牙角から様々な毒を出せる。心臓破り試験では壁や地面を溶かして通り抜けるための溶解液を作り出して大活躍。


  • サブノック・シルビア
CV:浅見春那
サブロの妹。兄を慕う快活な少女。
あまりイケメン慣れしてないようで、アスモデウスとゼゼの一緒のチームになった際には「目に優しくないチームだ」と困惑していた。


《教師》

バビルスで勤務する教師達。「教師は生徒の守り人」というポリシーの元教鞭を執る。

  • ナベリウス=カルエゴ
CV:小野大輔
問題児組の担任教師。ランク8
非常に厳格、性格は陰湿であり、常に生徒たちに厳しい課題を突きつけ、生徒が課題に苦しむ姿を楽しんでいる。
一方評価は公平で、生徒の良い面も悪い面も余すところなく観察している。
教えを乞う生徒のためなら全力を尽くし、生徒のためにならない外敵は徹底して排除する意識を持つ教師の鑑。
だが入間に手の平サイズのモフモフした鳥として契約されてしまったことで威厳が台無しに。、
使い魔召喚シールを入間に使わせるだけで有無を言わさずモフ鳥形態で召喚できるため、(主にオペラや問題児クラスの連中に)いいように遊ばれるようになってしまった。
生徒である入間に使い魔として使われる上、入間の養祖父である理事長サリバンからは度々無茶振りを押し付けられる本作屈指の苦労人。
また学生時代の先輩であるオペラに強烈な苦手意識を抱いており、ランクが絶対の世界であるはずがランク6のオペラにカルエゴは頭が上がらない状態である。

家系能力と違う形で、ナベリウス一族の宿命として魔力で形作られる犬が付きまとう。
主として認めなければ容赦なく爪と牙で攻撃してくる獰猛な犬であり、子どもの頃にその姿を視認してからは鍛錬と躾で認めさせる必要がある。
カルエゴは三つ首の雷犬「ケルべリオン」として従えることに成功。モフ鳥状態でも使えるが幾分サイズが小さくなってしまう。


  • ダンダリオン・ダリ
CV:石井マーク
魔界歴史学の担当で教師統括。普段はおっとりしているが底知れない威圧感を秘めている。
「建前は以上」が口癖。


  • ストラス・スージー
CV:新井里美
魔生物学の担当。何をしてもおおらかな先生。
ただしおおらかなだけで悪魔特有の愉快犯気質も備えている。
「植物の母」の異名を持ち、ありとあらゆる植物を操ることが可能。
ちなみに収穫祭で使われる森を作ったのは彼女である。すごい。


  • バルス・ロビン
CV:吉永拓斗
使い魔学担当で入間たちが入学した時の新任教師。
元気とやる気は一人前な熱血教師で、カルエゴとはそりが合わない。
バチコとは親戚関係で、ロビンはバチコの分家。

家系能力は「一射必中」。絶大な集中力によって必ず標的に命中する魔の弓矢を放つ。一日一回限定。


  • モラクス・モモノキ
CV:朝井彩加
魔術基礎学担当。
クールでカッコいい女教師で、カルエゴのことが好き。彼の私物で取引に応じてしまうことも。

家系能力は「器用富豪(オールラウンダー)」。本人の魔力には比例するものの、あらゆる魔術を習得可能。要するにチート。


  • ライム
CV:山本希望
サキュバス族の講師。
女子に男を落とすテクニックを教える。
女性のエロさを数値化できる能力を持つ。
後に問題児クラスを1年次の内に全員ランク4に引き上げるための特別講師として、クララとエリザベッタの指導役に任命される。


  • オリアス・オズワール
CV:梶原岳人
占星術担当であり、遊戯師団の顧問。
紳士的かつチャラい性格。交渉はゲーム以外受け付けないが、後述の家系能力もあって相手にとってはほぼほぼ負け戦確定。
ちなみに下戸。またキリヲの尋問時に絶望顔に喜ぶ姿を見てドン引きしていた教師の一人であり、あくまで遊び好きなだけで他人を傷つける趣味はない模様。

家系能力は「占星(ラッキーハッピー)」
すべての事象が彼にとっての幸運となるチート能力。ただそれでもカバーできない事象もある模様。


  • ブエル・ブルシェンコ
CV:中村大志
回復術担当。真面目な性格だが教師陣のノリには一応乗る模様。
入学式にサブロに攻撃され、その日以降彼を心底憎んでいたが、彼の謝罪により和解した。

家系能力は「半永久(ヒール)」
いかなる傷や破損も魔力のある限り瞬時に再生できる。
しかし感じた痛みは能力で消すことはできない。そのため彼は「痛み」を軽んじる悪魔が大嫌いである。


  • バラム・シチロウ
CV:小西克幸
空想生物学担当。常にマスクを着用しているが、これは幼いころに怪鳥につけられた傷を隠すため。
ちなみに、空想生物とは人間世界の生物全般で、当然入間は非常に得意。
学校きっての変わり者の教師であり、悪魔にとっての空想生物「人間」の存在を信じている。
入間との交流を経て彼が人間だと知り、個人的に仲良くなる。
カルエゴとは学生時代の同級生で数少ない親友であり、彼と同じランク8に位置する高位悪魔でもある。
強面の外見に違わず戦いも強く、遊園地編では生物学の知識も生かしてカルエゴやオペラと同様に魔獣を圧倒。
問題児クラスランク4昇格のための特別講師にも選ばれ、アスモデウスとサブノックを「最も喧嘩の強い1年に育てる」ことを目標とした指導を行う。

家系能力は「虚偽鈴(ブザー)」
周囲の嘘や不正を瞬時に見破る。その能力がゆえに彼は「守護の白鴉(ガーゴイル)」の異名を持つ。


《特別講師陣》

王の教室解放とウォルターパーク遊園地での大活躍を見た悪魔学園バビルスは1年次の内に問題児クラス13人全員のランク4昇格という厳しい目標を設定。
合わせて「失敗すれば王の教室没収」というペナルティも設定され、高いハードルと重い代償に合わせたサポートとして学園側が用意した指導役。
ここでは学園教師であるバラム、ライム、ロビンを除いた人物を紹介。
3ランク昇格という厳しい条件に加えて彼ら彼女らの趣味により体で覚えろと言わんばかりな強烈なスパルタ指導が多いのが特徴。

  • バルバトス・バチコ
CV:竹内順子
入間の指導役に任命された、魔谷大戦の英雄の子孫の女性。ロビンとは親戚にあたる
尊大不遜で気難しい性格だが弟子にかける愛情は深い。
一方で武器形成と射撃のために強い集中を要する弓矢は悪魔の気質と相性が悪いため、熱心な指導が実らず弟子に逃げられることが続いていた。
入間も当初はただのパシリに使っていたが、これも弟子に逃げられ続きの結果「道を変えるなら早いほうがいい」と指導に投げやりになっていたのも一因。
理事長であるサリバンを慕っており、入間がサリバンの孫と知ってからは本腰を入れて指導するようになり、無事弓の形成に成功してからは入間自身も認めた。
「戦場ではチャンスは少ない」の観点から、時間や回数を絞ったトライをさせることも指導の特徴。

家系能力は「百射百中」
必ず的に命中する弓矢を形成する。集中力も元となる素材も要しない。


  • フルフル軍曹
CV:谷山紀章
魔谷大戦の英雄の子孫である、「天災」の文字が入った首掛けを身につける大柄で2本角の男性悪魔。
軍曹の肩書の通りに元々は北部で戦いにあたっていた、ドロドロ兄弟が恩人と慕うその人である。
特別講師として呼ばれてジャズとアロケルの担当となり、2人を「最もずる賢く負けない1年に育てる」ことを目標とする。
だがその方法は自分がツケを抱えていた大人の店に騙して放り込み、体で覚えさせるというサバイバル方式。ひっでぇ…

後に3傑ベリアールに孫の指導を依頼されるも「できる奴に教えてても面白くない」「新しいオモチャを見つけて忙しい」「遊ぶオモチャは自分で決める」としてろくでもない言い分でジャズとアロケルの指導継続を選んだ。


  • ウェパル
CV:國府田マリ子
水を扱う人魚とカッパを合わせたような女性悪魔。泣き虫でしょっちゅう周囲を水浸しにしてしまう。
アガレスとガープの指導役に任命され、2人を「最も家系魔術に優れる1年に育てる」ことを目標とした指導を行う。
2人を水没させ、家系能力を活かして脱出する課題を与えるというスパルタ方式。
後に3傑レディ・レヴィに能力を買われて孫の指導を依頼されるも「なにより大切なのは競う相手」として断り、代わりに自分の弟子を推薦して自身はアガレスとガープの指導者継続を選んだ。


  • Mr.ハット
CV:岩崎征実
13冠パイモンの執事を務めるちょび髭眼鏡の紳士。
ケロリとカムイの指導を担当し「最も優れた召喚士たる1年に育てる」ことを目標とした指導を行う。
やはりというべきか2人をそれぞれ魔獣と一緒に檻に閉じ込めるというスパルタ方式の指導から始まった。
また外部の特別講師陣の中では言葉が上手く、「仕事の事前承諾を取っておいたし、この修行はアイドル業にも役立つだろう」とケロリを誘い、
カムイに魔獣の知識を学ばせる際は「女性のプロフィールと思いたまえ」としてやる気を出させた。
後にかつての主であるパイモンに誘われるも~(以下略)


《13冠》

魔界に住む悪魔の中でも階級の高い13人のこと。その中でもサリバン、ベリアール、レディ・レヴィの三人は「三傑」と呼ばれ、次期魔王候補として注目されている。といっても肝心の三人は孫自慢しか興味がないようだが...

  • ベリアール
CV:麻生智久
三傑の一人。孫を溺愛するジジバカ。「地底学院ジャカポ」の理事長。


  • レディ・レヴィ
CV:ならはしみき
三傑の一人。孫を溺愛するバババカ。「魔海学園レビアロン」の理事長。その他水族館も運営している。
三傑の他の二人より二歳だけ若いらしく、それを理由に魔王候補から外れようとしている。年齢のことを言うと殺される模様。


  • バール
CV:諏訪部順一
雷皇。
傲慢な態度で魔界の上層部たちを見下している。
サブロに叔父として慕われているが、サブロの父であるサブザンと血は繋がっていない。バールはサブロに元祖帰りの素質があるとして興味を持っているが、サブザンはそのことを警戒している。
実は裏でキリヲら元祖返りの悪魔を率いており、魔界の秩序をなくしてかつての混沌の時代を取り戻そうとしている。本作に登場する悪魔は恐ろしさの一方でどこか誠実さや抜けた要素を見せる者が多いが、バールは現状そういったスキを見せていない悪意と恐怖の象徴と言える存在である


  • アザゼル・アンリ
CV:遊佐浩二
魔関署警備長でアメリの父。仕事に忠実で厳格な性格。
人間界との交流を厳しく取り締まっており、入間が悪魔でなく人間であることにもいち早く気付き、入間の身の安全のために人間界への帰還を促した。
しかし入間が魔界への残留を望んだ上、娘のアメリにも免じて黙っていることに。
精神的ダメージとメガネが連動しており、特に娘の色恋話になると眼鏡が派手に壊れるのがお約束と化している。


  • ベルゼビュート
CV:上田耀司
英傑次席。会議のまとめ役。


  • アスタロウ
天眼。色黒のドレッド風。
レディ・レヴィ派。


  • アスモデウス・アムリリス
CV:かかずゆみ
色頭でアズの母。
息子とは対照的に色っぽい雰囲気で息子を溺愛している。ただキレると怖い。


  • アマイモン
CV:田所陽向
四方筆頭。ワイルドな狼男。
真面目に会議に参加しないバールのことが嫌い。
ベリアール派。


  • ベヘモルト
CV:ロバート・ウォーターマン
食王。頭の中は食べることでいっぱい。
なぜか現在行方不明。


  • パイモン
CV:櫻庭有紗
精霊王。ズーズー弁のゴスロリ少女。バチコとは犬猿の仲。


  • グラシア
暗帝。現在、正体不明。


《魔王》

魔界における絶対的存在。その権力はすさまじく、サリバン曰く「魔界そのもの」

  • デルキラ
CV:三木眞一郎
かつて魔界に君臨していた「消失の魔王」。
圧倒的な力を以て全ての悪魔の頂点に立っていたが、数百年前の死*5以来、魔王の座は現在も空席である。


【用語集】

  • 悪魔
魔界に住まう人外の種族。デフォルトで飛行能力を持つ。
家系に準じる特殊能力を持っている他、基本的に己の個性を非常に重視する。その為、集団行動が非常に苦手。学校生活程度なら問題ないが、例えばラジオ体操のようなみんなで一緒の動きをする行動となると苦痛を感じるほど。
また、面白いこと好きで、普段は理性的でも強い興味を抱いてテンションが上がると容易にタガが外れる。
現状、大部分の悪魔の個性を抑制しない程度のルールで覆い、ルールの順守を欲望とする悪魔が監督し、勝負事主体のイベント・アミューズメントパーク・師団といった要素で欲望を満たすことで統制している。
人間世界に出現したりもできるが、違法であり魔界のトップ3でも取り調べを食らう。

  • 悪魔学校バビルス
魔界に代々伝わる悪魔の養成学校。6年制。
魔術の行使、魔界の歴史、使い魔の扱い方等の悪魔にとっての基礎を習得することを目的とした学校。
さらに、この学校における行事などで優秀な成績を修めた者は位階を上げる功績が与えられる。卒業には最低でもランク4到達が条件となる。
「本人の欲を第一」とする方針故か入試合格以外の入学条件は所々緩いようで、「チマの入学はもう少し先のつもりだった」の発言から入学年齢下限の低さが、既に大人扱いであるはずの名家のSDが護衛を兼ねて入学してきた例から入学時のランク要件の緩さがうかがえる。

1年の主な行事は以下の通り。

召喚式:使い魔の召喚。高位の使い魔であるほど良い。

飛行レース:障害物のある谷を翼を用いて飛行する。

処刑玉砲:ボールを投げて相手にぶつけ、陣地から出しきった方が勝ち。要するにドッジボール。

師団披露:所属する師団の成果を保護者や全校生徒の前で発表する。文化祭のようなもの。最終日に優秀な師団の発表が行われ、褒章がもらえる。放送師団がアナウンスを務め、その内容が評価される。

終末テスト:終末日(長期休暇)前の座学の試験。ズルすると補習地獄。

収穫祭:陣地内の植物を自力で採取する競争。レアな植物ほど成績がいい。採取した後、受付の人に渡さないとポイントにならず、もちろん食べると0ポイント。

音楽祭:各クラスで音楽の演奏を披露する。ミュージカルなどでも可。上記の通り、集団行動が非常に苦手なため、それをどうすり抜けるか・克服するかが重要。


  • 位階(ランク)
魔界の階級制度で、その人物の地位や名誉、さらには人権をも決める絶対的な制度。
高い順に、10(ヨド)、9(テト)、8(ケト)、7(ザイン)、6(ヴァウ)、5(ヘー)、4(ダレス)、3(ギメル)、2(ベト)、1(アレフ)。


  • 師団(バトラ)
バビルスで結成されている位階昇級を目的とした団体。
志を同じくする者たちで構成され、研究やスポーツに勤しむ。人間でいうところの部活や委員会である。


  • 悪食の指輪
入間が袋鳥から取り出した魔法のアイテム。
持ち主の魔力を溜め込み、魔力が足りないと周囲から魔力を奪い取る危険な代物。
サリバンによって魔力を補給してもらい、入間の魔力発動に欠かせない存在となった。
位階の昇級とともにアリグレットという意志まで持つようになる。


  • 人間
かつては悪魔と契約関係を結んでいたものの、今や過去の存在であり、空想生物として位置付けられている。
その血は悪魔にとって癒しの効果を持つ。


  • 悪周期
悪魔の本能である「悪事がしたい」という欲望が高ぶる周期のこと。
別のことに熱狂させることで鎮静化させることができる。


  • 元祖返り
かつての悪魔のように、己の愉悦のために他人を振り回すことに躊躇がない特異体質の悪魔。
程度に大小があり、キリヲのように真性愉快犯もいれば問題児クラスのように自分勝手な気質が強い程度の者もいる。


【主題歌】

第1期

OP「Magical Babyrinth」
歌:DA PUMP

ED「デビきゅー」
歌:芹澤優

第2期

OP「No!No!Satisfaction」
歌:DA PUMP

ED「ココロショータイム」
歌:天月-あまつき-

第3期

OP「ギリギリ Ride it out」
歌:FANTASTICS from EXILE TRIBE

ED「鍋奉行」
歌:水曜日のカンパネラ


共通

最終回ED「悪魔学校バビルス校歌」
歌:悪魔学校バビルス生徒の皆さん




人間丸々我らの項目
魂・血と肉 残さず追記修正

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最終更新:2024年04月01日 22:13

*1 連載開始時は14歳。21巻にて魔界で初めての誕生日を迎えた

*2 サキュバスのライムいわく赤ん坊でも3%のエロスがあるらしいが、その時のクララは2%しかなかったとのこと

*3 実技ではアスモデウスが、座学ではアロケルが一位を牛耳っているため。

*4 オロバスは収穫祭後に記憶を消され、オチョのことは一切覚えていない

*5 というか本当に死んだかどうかも不明