スター・バタフライ(キャラクター)

登録日:2020/09/19 Sat 13:42:55
更新日:2021/06/07 Mon 12:29:45
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スター・バタフライ(Star Butterfly)は、アメリカのアニメ『悪魔バスター★スター・バタフライ』に登場する、主人公の女の子(少女)のキャラクターである。
担当声優は日本語吹き替え版は植田佳奈氏、英語版はイーデン・シェール氏。

日本のファンからはスターちゃんとかスタバちゃんとか呼ばれていたりするらしい。

概要

悪魔バスター★スター・バタフライ』の主人公である魔法少女
異次元の魔法の国ミューニのプリンセス(お姫様、王女様)で、14歳(地球で言えば中学2年生か3年生に相当)の誕生日にバタフライ家に伝わる魔法のステッキを継承したが、すぐに大事故を起こしてしまったため、責任感を養うため、平和な星である地球の中学校に通い修行を受けることとなった。
ちなみに地球でも魔法が使えることは一切隠していない。

基本的に日本語版では関西弁で話す。これはスターの両親など他のミューニ人も同じ。

原作者のダロン・ネフシーは日本の少女漫画のファンであり、モデルとなった日本のキャラクターは木之本桜ちゃんとも月野うさぎちゃんとも言われている。

パイロット版ではセーラームーンにあこがれる、普通の小学4年生の女の子という設定だったらしい。

人物

容姿

金髪蒼眼で、典型的なヨーロッパ系白人の美少女という感じの女の子。両方のほっぺにハートマークが付いている。
2本の角が付いた赤いカチューシャを頭に付けている。

ちなみに、口を開けて笑った顔が、某アイスキャンディーのキャラクターに似ている、と日本のネットでは言われることが多いらしい。

性格

元気いっぱいで素直な性格。好奇心も旺盛。不思議ちゃん。
考えるよりも先に行動するタイプだが、それ故に失敗することも多い、トラブルメーカーの一面もある。
正義感は強く、困っている人を放っておけないタイプ。

一方で、自分は女王に向いていないんじゃないかと悩む一面も。

ディズニーチャンネル的に言えば、魔法を使えるメイベル

特技、能力

運動神経抜群で、自慢の体力で悪い怪物をやっつける。
また、オリジナルの魔法をその場で生み出すのも得意。魔法のセンスで言えば母親のムーン女王を凌ぐ天才児である。ただし本人は勉強することを嫌っているようだ。

好きなもの、嫌いなもの

趣味は悪い怪物をやっつけること。

嫌いなことは勉強。ただし先述の通り、オリジナルの魔法を生み出すのは得意。
また、料理や片付けなど家事全般も苦手なようだ。

問題を起こしたプリンセスの収容所であるセイント・オルガに入れられることをひどく怖がっている。

家族構成

母親はミューニの女王のムーン・リバー・バタフライ。娘に立派な女王になってもらうべく、厳しく接している(スターは反発することも多い)。
若い頃はスターを凛々しくしたような容姿の美少女(ただし髪の毛の色は水色で、ほっぺのマークはダイヤ形である。)で、宿敵に母親を殺害されたことから若くして王位を継承しなくてはならなかったという悲しい過去を持つ。

父親はミューニの国王であるキング・リバー・バタフライ。野生児で、こっそりと城を抜け出して怪物退治に明け暮れていることが多い。
娘同様に破天荒な性格で、トラブルメーカーの一人でもある。
意外にも少年時代はおとなしい性格だったらしく、のちに妻となる少女時代のムーン女王と出会ってから今の性格になったらしい。
21話Aパートで、ミューニの貴族であるヨハンセン一族の出身であることが判明する。

先代の女王としてイクリプサ・バタフライがいる。歴史書では暗黒の女王と書かれており評判がかなり悪かったが、意外にも気さくな性格をしており、スターからは第二の母親のように親しまれている。
クリスタルに閉じ込められていたが、ムーンとスターの尽力により300年ぶりに脱出することに成功する。
スターやムーンとは比較にならないほどの非常に強力かつ危険な魔法を使えるため、恐れられている。ちなみに魔法の本にはイクリプサの魔法が書かれたページもあるが、そこだけ普段は鍵がかけられている。

人間関係

ミューニでの親友に、ポニーヘッドがいる。ユニコーンのプリンセスで、スター同様に破天荒な性格をしている。また、スター同様、セイント・オルガを嫌っている。

地球での一番の親友はメキシコ系アメリカ人の少年(男の子)のマルコ・ディアス。勉強も空手も得意*1な文武両道の少年だが、おとなしくて気弱な性格のため、意外にもアメリカのスクールカーストでは下のほうである。
ディズニーチャンネルの他の作品で例えるならば、ディッパーポジションのキャラクターだ。
スターは地球に送られた際、マルコの家にホームステイすることとなるが、再び魔法でトラブルを起こしてしまった*2ためマルコを怒らせてしまう。しかし後で悪い怪物たちがやってきて、そいつらをスターとマルコで協力して倒し、仲直りし、地球での親友となったのである。
マルコの父親はラファエル・ディアス、母親はアンジー・ディアス。ラファエル、アンジーともにスターを義理の娘として歓迎している。

他にも地球での友達にジャッキー*3とジャンナ*4がいる。

シリーズ初期ではマルコをただの友達と思っていたが、シーズン2以降ではマルコに対し恋愛感情を持ったらしく、マルコがジャッキーと親しくしていると嫉妬する場面もある。

元カレにトム*5がいたが、短気すぎる性格故に長続きせず破局している。しかし、成長して自分の感情をコントロールできるようになり、シーズン3以降はスターと復縁した模様。

シリーズ初期では怪物に対して悪い印象しか持っていなかったが、シーズン2以降で筋肉ガエル*6と和解してからは「良い怪物もいる」と知り、怪物との共存*7を目指すようになる。

魔法使いとしての評価

勉強嫌いのため正しい呪文を覚えるのは苦手。そのためしばしば事故を起こしてしまうことも多い(スターが地球に送られたのもそのため)。

一方でポテンシャル自体はかなり高いようで、魔力は母親のムーン女王を遥かに凌ぎ、歴代のプリンセスの中でもトップクラスだとか。

変身形態

ミュニ春期

地球の人間で言えば思春期に相当する期間に、衝動が抑えられなくなったり、魔力が最高に達したときに変身する。
蝶々のような複数の腕、触角、羽が生え、体の色は紫になる。
暴走状態で、異性(男の子)を見ると理性を抑えられなくなり、本能のまま行動してしまう。

スターは6話のAパートでこの形態に変身してしまい、学校中を大混乱させてしまったことがある。
ちなみにスターは自らの意思でこの形態に変身することはできない。しかし母親のムーンはこの形態に自分の意志で変身することができる。

黄金の蝶

黄金のユニコーンの魂を手に入れて変身した、スターの究極形態。
カチューシャの角が武田信玄の兜のように伸び、全身が黄金色に光っている。
次元切りバサミがなくても異次元にワープできるなど、規格外のパワーを持つ。

持ち物

魔法のステッキ

バタフライ王家に代々伝わる家宝。スターは14歳の誕生日のときに母親から授与された。
中には魔法の馬が入っており、これがステッキを動かしている。
シーズン1の最終話で宿敵に一度破壊されてしまうが、別の馬が入ったため、再び使用可能となった。

ちなみにカードキャプターさくらの星の杖がモデルと言われているらしい。

充電器

魔法のステッキの充電器。

魔法の本

ステッキと一緒に授かった本。正しい呪文がたくさん書かれているが、スターは本の内容をまともに覚えていない。

次元切りバサミ

何もない空間を切ることで、別の次元にワープする(例:地球⇔ミューニ)ための穴ができる。
29話以降はマルコにも(スターのものとは別の)新しい次元切りバサミが与えられるようになった。

スターの呪文

スターは魔法の本に書かれた呪文をほとんど覚えていない一方で、以下のようなオリジナルの呪文をたくさん生み出している。
ちなみにこれらの呪文はスター並みの高いポテンシャルを持ってないと使いこなすことができない。

イッカクブラスト

スターの主力魔法。たくさんのイッカク*8が飛び出してきて、敵に体当たりする。

カップケーキブラスト

時限爆弾の役割を持つカップケーキを設置する呪文。

ふわふわふりふりジェリービーンズの雨

相手に緑色の霧を吹きかけ、幻覚*9を見させて混乱させる。

戦うユニコーンの行進

筋骨隆々なユニコーンが5頭現れ、敵に向かって突進する。スターの魔法の中ではかなり攻撃力が高い部類に入る。


追記、修正よろしく。


   
最終更新:2021年06月07日 12:29

*1 ちなみに卓球も得意。

*2 もっとも、地球の文化に疎かったのもあるが…。

*3 マルコが片思いしている女の子。グラマーな体型で、クールな性格をしている姉御肌。スケボーが得意。

*4 周りとは違った感性(例えば、ホラー映画を見ながら笑う、など)を持った女の子。オカルト好き。

*5 人間と悪魔のハーフのミューニ人。

*6 筋骨隆々なカエルの大男。元々は悪党だったがシーズン2以降は改心し、たくさんの子供(オタマジャクシ)たちの父親となる。

*7 勿論良い怪物のみ。悪い怪物は論外。

*8 非常に長い一本角を持ったクジラの仲間。

*9 視界がジェリービーンズまみれになる。