ウラランキング(ロックマンエグゼシリーズ)

登録日:2020/09/28 (月曜日) 23:39:33
更新日:2022/07/15 Fri 07:10:56
所要時間:約 10 分で読めます




ウラランキングとはロックマンエグゼ3に登場するウラインターネットに関する用語の一つ。

●目次


【概要】

凶悪な犯罪者や無法者の集うウラインターネット。その中でも指折りの実力者を決めるシステムがこのウラランキングである。
このウラランキングに属する者達は「ウラランカー」と呼ばれ、一般のウラインターネットの住民では、彼らに会うことすら出来ない。

しかし、定期的にウラランカーへの挑戦権を賭けたバトルロワイヤルが開催され、その中で勝ち残った一人だけが、ウラランカーへ挑戦することが出来る。
ウラランクを手にする方法は唯一つ。即ち、ウラランカーを倒し、奪い取ることである。

劇中ではプロトに対抗する唯一の手段である禁断のプログラムを所有する存在であると同時に、このウラランカーの一人でもある『S』に出会うべく、主人公である光熱斗ロックマンが、ストーリー終盤にてこれに挑むこととなる。

【11人のバトルロワイヤル】

ウラスクエアに存在する巨大な像が聳え立つ広場。ウラランキングに挑戦する『イノチしらずども』はまずそこへ集い、挑戦権を賭けて互いに戦うこととなる。
そう、ウラランカーに挑戦するには、まずこの10人(ロックマンを除いた)を倒す必要があるのだ。

とはいえ、エグゼ3の段階ではまだヒールナビと戦うことは出来ない。彼らは『SPウイルス』をロックマンにけしかけて来る。
このSPウイルス、今までのウイルスと一緒と思うと手痛い目を見ることになる。最上級にまで強化されているSPウイルスはHP、攻撃力共に150を悠々と越える強敵ばかりであり、対策を積んでいなければあっさりとデリートされてしまうことも珍しくない。

特に要注意なのは、凄まじい速さでエリアを動き回り、追尾式の攻撃を仕掛けてくるチュートンSP、デスマッチ1でエリアをヒビだらけにし、退路を断った上で攻撃を仕掛けてくるカーズSP、序盤のボスすら越える異常な体力かつ、無敵時間の発生しない攻撃で一種のハメにも近い連続攻撃を仕掛けてくるヨーヨットSP辺りだろうか。

ウラランカーに挑むまでもなく、この時点で相当手強い相手が揃っているので、事前のセーブは必至。無事挑戦者10人を倒すことができれば、晴れてウラランカーへの挑戦権を得ることが出来る。

【ウラランカーとの戦い】

挑戦権を得た者は、まず最初にウラランク10位へ挑戦することとなる。そしてウラランク10位を倒すことができれば、次は9位、その次は8位…と数字を重ねるように挑戦していく。

ウラランカー達はどちらかというと『挑戦者を試す』ようなスタンスで待ち構えており、ウラランクを賭けてネットバトルを仕掛けてくる者もいれば、「チカラだけが強さではない」とクイズを出題してくる者もいる。

また、挑戦者を試すためか、上位のウラランカーの居場所は直接ではなくキーワードのような形で教えられることになる。そうしてランクを上げていくことで、『S』へと近付いていくこととなる。

途中、(元)ウラランク7位が原因で次のウラランカーへのヒントが完全に絶たれてしまう…のだが、秋原スクエアの掲示板に書かれた「ランク3位からの挑戦」という書き込みにより、行動再開。ウラインターネット4にて、ウラランク7位であるロックマンを誘い出す。が、これは急速にランキングを上げるロックマンを危険視したウラランク3位、コピーマンの罠であり、そこにはウラランク4位、5位、6位が待ち構えていた。絶体絶命の危機に陥るロックマンだったが、アメロッパから帰ってきたガッツマンの助けもあってこれを撃破。

そうしてウラランク3位となったロックマンは、ウラランク2位のナビ、ミストマン(BLACKではボウルマン)を通じて、ついに『S』に出会うこととなる……。



【ウラランカー】

ここでは、ウラランカーと呼ばれるナビ達を紹介していく。
キーワードをヒントに広大なインターネット上のエリアで彼らを探すことになるのだが、彼らは皆フードをかぶった亡霊のような姿をしたナビなので、場所さえ突き止めることが出来たならば、ひと目でわかるだろう。

  • ウラランク10位
居場所【悪人の落ちるところ】

キサマが「S」にアうシカクがあるかオレがテストしてやる…

悪人の落ちるところ、つまり地獄…ジゴク島エリアに佇む、熱斗達が真っ先に出会うこととなるウラランカー。
下っ端のチンピラのような喋り方だった他の挑戦者候補とは一転、知的かつ冷静な性格。その上で『ウラランカー』となったロックマンに
「もうお前は狙われる立場になっている」と忠告したり、別れ際に言いそびれたウラランク9位の居場所をわざわざメールで知らせてくるなど義理堅い性格でもある。
『S』に関しては「もしもSが俺の知っているナビだとすれば…」と、その正体の見当がつく程度には知っているらしく、それに関しても「近付かない方がいい」と忠告してくれる。

  • ウラランク9位
居場所【カガクのもたらすチョウジュ】

つまり、オレとバトらなくちゃなんねーってコトだな

カガクのもたらすチョウジュ、つまり医術…病院の電脳に佇んでいるが、そこにはビーチエリアからパスコードを使わなければ入れない。
「バトる」「つってもなー」「じゃあアレだ」といった気さくな若者のような言葉遣いが特徴的。ウラランク10位と同じように「『S』に会いたいならランクを上げるしか無い」と自分のウラランクを賭けてロックマンとバトる…と思いきや、何もせずすんなりとウラランク9位を渡してくれる。
曰く、「強さを極めるためここまで来たが、毎日毎日格下ばかり相手にするのが面倒くさくなった」とのこと。
ウラランク8位の居場所を教えてくれた後、「ま、死なねー程度に頑張りな」と彼なりのエールを送ってくれる。

  • ウラランク8位
居場所【3ラウ】

この おたけびをきいて おもいだせ!
ガル――――――!!

3ラウ、つまり裏から読んでウラ3…ウラインターネット3、劇中にてフレイムマンと闘った場所で待ち構えている。
その正体は禁断のプログラムを狙ってウラランクに潜入したビーストマン。詳細は本人のを参照。

 ・元ウラランク8位

スキありー!俺の8位を返しやがれ!!

 ビーストマン撃破後、「よくオレの仇を討ってくれた!スカッとしたぜ!」と気さくな態度でロックマンに近づき、ウラランク7位の居場所を教えてくれる。「さ、行きな坊主!」と景気よく見送った…と思わせた瞬間、背後から襲ってくる。ビーストマンV3戦との連戦になるので思わぬ苦戦を強いられることも。

  • ウラランク7位
居場所【マナビやのオサ】

ホントウのツヨさをモつモノは、アタマのヨさもカねソナえているもの

マナビやのオサ、つまり学校の長…、劇中にてフラッシュマンと戦うことになる校長ノートPCの電脳に佇んでいる。老人のような喋り方で、「力だけが全てではない」という考え方を持っている。
彼からウラランクを貰う条件は、ズバりクイズ。その問題というのが「千の羽ばたき、その一羽」。つまりは千羽鶴の内の一匹のことで、病院から千羽鶴を拝借することでウラランク7位を譲ってもらえる。
一貫して知的な人物でウラインターネットの住人特有の殺伐とした雰囲気は一切見せない…が、いかんせん年齢が年齢(ナビだけど)なのでウラランク6位を探すキーワードをすっかり忘れてしまっている。
その事に関して「なんとか思い出せない?」と言うロックマンに対し「うるしゃい!忘れちまったものは仕方ないじゃろ!」と逆ギレする一面も。

ちなみにユーザーの間では、居場所が校長ノートPCであること、老人のような喋り方、知識を大事にする性格から『秋原小学校の校長先生のナビでは?』という噂もある。事実、この秋原小学校…具体的には『校長室』ではプロトを封印するための『テトラコード』というプログラムの一つの保管を任されている。「只の学校」にそんな重要なプログラムを保管するわけもないので、校長先生が只者ではないという根拠も揃っている。(まぁ、それで言えば同じように保管を任されている動物園はどうなんだという話にもなるが…)

  • ウラランク6位~4位
居場所【ウラインターネット4の坂道】

ウラランク3位からの書き込みの場所でロックマンを罠にはめるべく待ち構えている3人組のウラランカー。『三位一体必殺奥義サイバーストーン』なる巨大な岩でロックマンを始末しようとする。ウラランカーだけあってその威力は本物らしく、坂道という退路も無い場所ではロックマンも防御を固める事しか出来なかった…が、助っ人に駆けつけたガッツマンによりサイバーストーンは木っ端微塵に粉砕され、本人たちもガッツハンマーの衝撃波で一撃のもとにデリートされてしまった。

  • ウラランク3位『コピーマン
居場所【ウラインターネット4の坂道】

ただし、さっきランカー3人を一撃で倒した
ガッツマンのパワーに耐えられたらの話だがな!

掲示板の書き込みにてロックマンをウラインターネット4に誘い出した張本人。
一度見たナビのデータを完全にコピーすることが出来、ウラランク6位~4位を一撃で倒したガッツマンをコピーし、ガッツマンV3として襲いかかってくる。
ウラランク3位だけあって『S』に関する情報も今までのウラランカーと違ってかなり鮮明かつ具体的なもの。だが、その居場所までは知らないらしい。

ロックマンを罠に嵌めようとする小ズルさや、『S』に関する情報、ウラランク2位の居場所を教えた後は、「情報はこれで全部だ」と言い捨てちゃっかりウラランク3位はそのまま持ち逃げしようとするなど、どこか小物臭い性格。尤も、ロックマンはそれを見逃すこと無く、ウラランク3位は無事ロックマンに手渡された。
「お前にゃ二度と会いたくねえよ!」

  • ウラランク2位『ミストマン
居場所【たたかいのぶたい】

しかし…裏の者にしては目が澄んでいる…何か事情が有りそうじゃのう

たたかいのぶたい、つまりバトルの舞台…ネットバトルマシンの電脳で通常版にて待ち構えているランプの魔人のようなナビ。
ロックマンの目を見ただけでウラの住人ではないこと、なにか目的があってここまで来たことを察する等、他のウラランカーとは一線を画する雰囲気を醸し出している。その実力も本物で、10年間もの間、無敗でウラランク2位を護り通してきた。(10年前の敗北は『S』)
老人のような口調の落ち着いた雰囲気を醸し出すナビだが、ウラランカーというだけあって中々に好戦的な一面も持っている。

『S』…セレナードの名とその居場所を知っており、バトル終了後は快くその事に関して教えてくれる。固定シンボルとして何度でも再戦することが出来、ナビチップを入手することも可能。

  • ウラランク2位『ボウルマン
居場所【同上】

このオレを倒すなんてお前、なかなかストライクなやつだぜ

BLACK版にて、ミストマンと同じくネットバトルマシンの電脳で待ち構えているボーラーのようなナビ。
悟りを開いたような性格のミストマンとは真逆で血気盛んな兄ちゃんと言った性格をしており、自分のことも「このボウルマンさま」「オレさま」と呼ぶ。セレナードに関する知識はミストマンと同じくその名前、居場所まで知っており、バトル前は挑発的な口調であるが、バトル終了後にはロックマンの実力を認め、清々しい態度でそれらの事を教えてくれる。

相手を評価する際に「ストライク」「スペア」等の用語を用いる癖がある。また、こちらも固定シンボルとして何度でも再戦可能であり、ナビチップも入手出来る。

居場所【ウラインターネットサーバー】

まだ光博士のプログラムを持つナビが居たとは…

ウラランクの頂点に君臨するナビ。ウラインターネットサーバーにプラグインすることで入れるウラスクエアの巨大な穴にてロックマンを待ち構えている。
ロックマンが禁断のプログラムにふさわしい「選ばれし者」かどうかを試すためし、見事それを受け取った彼を称賛しつつ、それを手渡す。ロックマンがプラグアウトした後には、上記の意味深な言葉を呟いていた。

詳しくは本人のを参照。

【余談】

ちなみに、コピーマンの一件は実はスキップすることが出来る。
実はこのイベント、秋原スクエアの掲示板にコピーマンの書き込みが発生した際に、既にネットバトルマシンの電脳にミストマン及びボウルマンが登場しているのである。

ウラインターネット4はこのイベントで初めて向かうことになるエリア。加えて、このネットバトルマシンの電脳も在するビーチストリート周辺にはウラインターネットに通じる電脳も多く、ウラインターネット4への道のりを求めて片っ端からビーチストリートの電脳にプラグインし、偶然彼らを見つけてしまったプレイヤーも多いのではないだろうか。

なお、その際にも問題なくシナリオは進行するが、何の脈絡もなくデカオがアメロッパから帰還しているという置いてけぼり状態になる上、本来コピーマンのイベントが発生する場所に向かうとフリーズするというバグが起こるので注意。(キーアイテムの『ウラランク3位』も貰えない)

追記・修正はウラランカーへの挑戦権を得てからお願いします。


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最終更新:2022年07月15日 07:10