オールスター感謝祭

登録日:2020/10/06 Tue 18:47:36
更新日:2024/04/10 Wed 20:14:34
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全員、STAND UP!


『オールスター感謝祭』とは、TBSテレビが制作するクイズ形式の特別番組である。


●目次

概要

新番組出演者を中心に百人以上の芸能人や著名人をスタジオに集め、生放送でクイズに挑戦する。
それまで改編期特番だった『クイズまるごと大集合』をリニューアルする形で1991年秋から放送が開始され、以降2020年春*1を除いた改編期に必ず放送が続き*2、2021年秋には開始30周年を迎えた長寿番組である。
この手の改編特番では珍しく、タイトルおよび番組フォーマットが開始以来一切変わっていない。

主に「ピリオド」と呼ばれるクイズで制限時間付きの択式クイズを「キーパッド」と呼ばれる機械でボタンを押して解答する。
正解数だけじゃなく、解答時間の速さも成績に影響する。
また、2006年から番組の出演者とも競える連動データ放送が実装されたが、2014年からデータ放送の仕様が予選落ちしないように変更された為、競うことはできなくなった。
「ピリオド」以外に、「ミニマラソン」や「本物だぁ~れ?」といった企画ものも行われる。

それらの企画の参加方法は「ミニマラソン」のように立候補制で参加するか否かというパターンと、「本物だぁ~れ?」のように選ばれた芸能人が参加という2種類のパターンがある。
当初は企画ものはサブ企画に過ぎなかったが、年月を経つごとにピリオドとクイズの数が減ってゆき、ドラマ出演者が参加する企画ものがメインに変わりつつある。
放送日時は土曜日の18:30開始が多く、前番組の放送時間が30分繰り上がる編成となっている。

視聴率は開始当初から安定しており、現在も二桁をキープすることが多い。
特に開始当初から2000年代後半までTBSは改編失敗や不祥事等に伴う暗黒時代が続いていたが、この番組は数少ない例外で、ドラマ作品とともにTBSを支える屋台骨であった。


出演者

司会

番組開始当初から20年間、島田紳助と島崎和歌子が司会を務めていた。
しかし、2011年夏に紳助が例の不祥事により芸能界引退を表明し、直後の2011年秋(第41回)は代役として今田耕司→田村淳(ロンドンブーツ1号2号)→東野幸治*3がローテーションで司会を務め、東野が司会時にはビートたけしも乱入した。
2012年春(第42回)から今田が正式に2代目司会に就任した。島崎は引き続き出場を続け、進行役の局アナを含めて番組唯一の皆勤賞である。

出演者

改編特番として放送というタイミングもあり新番組宣伝を兼ねての出演も多いが、知名度はさておきバラエティタレントやお笑い芸人やアイドルはもちろん、俳優や女優、声優、モデルや歌手、YouTuber、(当時)現役や引退したスポーツ選手、果ては政治家といった文化人等、様々な顔ぶれのジャンルの著名人が揃えられ、初期にはみのもんたや古館伊知郎といった大物司会者も出演していたが、森本毅郎や関口宏などCMには出て生放送には出演しない司会者もいた*4
数合わせで呼ばれた売れない芸人やマイナーなアイドル・タレントもいるが、キャスティングはギリギリまで決まらない事もあり、ある回では体調不良でドクターストップがかかり欠席した人もいる。

第1回・2回では芸能人だけで200人埋められなかったのか、1回目は全国のJNN系列局から選ばれたアナウンサーが1人ずつ・25名でチームを組み、それ以外のチームでもTBSの局アナ数名とMBSから来たアナウンサー1名*5が入った。そして2回目の放送ではTBSの局アナだけでチームを組んだが芸能人を差し置いてぶっちぎりの成績で優勝した為、それ以降回答者としては一切呼んでいない。
アナウンサーの出演も企画の実況やリポートに留めており、クイズやマラソンは一切やらせていなかったが、2021年秋に宇賀神メグアナウンサーがマラソンに参加し、2022年春以降は『THE TIME,』に出演している系列局のアナウンサー数名もマラソンに参加したり中継に登場するようになった。

内容やゲストの顔触れもあって番組の合間には番組紹介のCMが挟まれる。最近は普通の番宣だが1990年代は「さんまのSUPERからくりTV」*6や「世界ふしぎ発見!」などのバラエティ番組はもちろん、「ビッグモーニング」*7「ウォッチャー」*8「サンデーモーニング」*9や「アッコにおまかせ!」*10などの情報番組まで何かしらのパロディを入れたおふざけ色満載のCMを流し笑いをとっており、ドラマの場合は普通の番宣だった。
なお、これらは元々「クイズまるごと大集合」の「番組CM大賞」を引き継いだものである。

各出演者に番号と縦書きのネームプレートが割り振られていて、その出演者がTBS系列の番組(MBS・CBC制作番組も含む)にレギュラー出演、または新番組に出演の場合、名前の右側に出演番組が書かれている。また、当初は出演者に対しその当てられた番号の名札をつけていた時もあった。

なお、18歳未満の出演者は労働基準法のため22時までに退席し、13歳未満の子役の場合は児童福祉法のため20時までに退席する。
他の仕事や営業、裏番組とかぶる出演者は途中から参加したり退席したりしているが、2024年春の霜降り明星のように両局の許可*11を得たうえで裏被り出演した例もある。
なお、初期の頃は顔写真と欠席理由が書かれたパネルを立てていた。

番組開始してしばらくは出場人数は200人であったが、2010年代以降は予算が減らされ出場人数が減っていき、150人ほどになった。
出場人数が200人の時は、出演者の約1割が紳助のコネで某ファミリーだった回もある。

1990年代まではドラマの主演俳優が感謝祭に出演しない事も多く、当時呼ばれたのは黄門様御一行とか岡倉一家+橋田先生チームぐらいだったが、2014年春からはプレッシャーアーチェリーなどの企画が誕生した事で、一部作品を除いてドラマやTBS出資映画の主演俳優が感謝祭に出演する事が増えている。
その為、ドラマ・映画の番宣色がかなり強くなり、ベテラン芸能人や1ブロック独占していた吉本所属の芸人などの出演が減り、番宣以外の出演者がガヤ枠と化している。
過去の放送ではジャニーズ事務所所属のタレントの出演もほとんどなく、登場しても1人か2人程度だったが、近年は出演する人数が増えている。2010年代以降ドラマ・映画出演者の場合は、当該作品のロゴが入ったTシャツやトレーナーを着用して出演している。

さらに2020年秋からはコロナウイルス感染対策の為人数が大幅に削減され、リモート出演を含めて52人、ドラマ出演者も1番組4人までと制限され、さらに知名度の低い一部の芸能人はマラソンの出演のみとなったが、人数が減った事で解答者全員が司会と絡む場面が増えた。
2023年春以降はリモート出演がなくなり、出場者数も徐々に戻りつつある。

なお、出演者の中で連続出場最多は渡辺正行(第48回まで出演)であり、出場回数最多は笑福亭笑瓶である。

ルール

  • 基本ルール
クイズは番組スタート時から変わらず基本は4択式系統のクイズであり、正解かと思う番号を時間内に手元のキーパッドでボタンを押して、解答する。不正解の場合は座る*12

全ての問題終了後、総合成績のランキングが発表され、正解数の多さで優勝を決めた。正解数が同じ場合、正解までの解答に要した時間が短い方が上位となる。
また、ミニマラソン等の企画ものに参加した場合、正解ポイントがもらえることがある*13
基本的に個人戦だが、番組開始から2回、それ以降の一部の放送回はチーム戦である。

  • 1997年秋のみのルール
この回はルールが大幅に変わっており持ち金制となっていた。まず放送が始まった18時半の時点で200人の出演者は、1人100万円ずつ(全額で2億円)が貰える。予めこの100万円を持ってスタートしているのでオープニングで都合良く帰れば100万円をもらえるのだ。
が、TBSがそう甘いわけもないし2億円もタレントに持ってかれたらただでさえ当時ビデオ問題の余波で傾いていたTBSが倒産するので、「不正解や予選落ちで鐘が鳴るまで座りっぱなし」あるいは「企画もの参加の為に席を立つためクイズに不参加となる」という場合に1問ごとに2万円ずつマイナスになるシステムだった。
例えば、「ピリオドの1問目で外すか予選落ちになると賞金はだんだん減らされて7問目時点で14万は減らされる」という理不尽なルールなのだ。なので減らさないように出演者はピリオドでチャンピオンになったり企画もので賞金を獲得したり山分けクイズで正解したりする等でなんとか持ち金をプラスにしなければならず、最後は全てのクイズが終了時に持っていた賞金総額が総合成績となった。

ちなみにこのルール改正は番組やTBSを困らせる結果となった。この回は23時48分までの放送だったが、番組終了まで45分を切った23時頃に賞金総額が7,377万円に膨れ上がってしまい、番組的にもTBSの経営的にも危機的状況に陥らせた一幕があった。なんとかそれを阻止しようと、23時15分ごろから始まった16ピリオドで出された問題がこれ。

Q.国語の問題です。恥ずかしい時に入りたくなる場所はどれでしょう?
Ready Go!

滑走路を走る飛行機の映像が4つ流れている。そのうちの2つ、1番と4番は間違えることがあり得ない日本航空(1番)と日本エアシステム(4番)、そして後の2つ(2番・3番)は似たような塗装の機体である。残り3秒、カメラが尾翼に振った瞬間に現れたのは…2番は「ANK」、3番に「ANA」。

つまり、「恥ずかしい時に入りたくなる場所」→穴→アナ→ANA(正しい読み方は「エーエヌエー」)で「全日空の飛行機はどれか」という問題で、同じ塗装で間違えやすい全日空とエアーニッポン、それに日本航空と日本エアシステムの映像でひっかけ問題を出したのだ。

尾翼の文字が現れた瞬間スタジオは悲鳴の嵐、泉ピン子と橋田壽賀子先生は答えが出る前に座り込んでしまう。

「アンサーチェック!」
結果、正解できたのは47人、間違える事の無い2つは日本航空に2人、日本エアシステムに3人、そして138人がまんまとエアーニッポンに騙された。

さらにその後も正しいパスポートの表紙、正しい携帯電話の電波の表示、携帯番号(会社ごとに異なる「090」や「080」など)の登場した順で歯止めをかけさせた結果16ピリオドはたった3分で5人まで減らされて鐘が鳴った。

そして残り2つのピリオドを経て終了時の賞金総額は3,505万円にまで減らす事に成功している。オープニングで紳助が「番組終わった時に賞金が5,000万もあったらプロデューサーが首吊ります」と冗談を発言したが、プロデューサーは辛うじて首を吊らずに済む結果となった。
が、このルール改正は評判が芳しくなかったり賞金総額が一時はとてつもない額に膨れ上がった事もあってか次の1998年春からは元のルールに戻されてしまった。

クイズ

  • ピリオド
基本的なクイズ。ピリオドクイズは数問ごとにまとまっており、解答者は各ピリオドで最初から何問連続で正解できるかを競う。

司会者が「全員Stand up!」と発したら、全員起立*14し、そのピリオドのクイズがスタート。
和歌子が問題を出題し、「次のうち、〇〇はどれでしょう?」と言った後、司会者が「Ready go!」と言ったら、問題がスタートし、選択肢の答えが表示される。時間内に正解だと思う選択肢のボタンを押して解答。
時間切れになったら、「アンサーチェック!」と言って、その選択肢に解答した人数が表示される。司会席では100分の1秒単位でどの回答者がどの選択肢を押したかが見られるため明らかに違う選択肢に押して司会者に指摘されるケースもあった。
その後正解を発表し、点滅した選択肢が正解となる。
しかしキーパッドはただ押せばいい訳ではなく、たとえ正解しても正解者の中で解答の1番遅かった解答者は「予選落ち」となり、正解発表後にその解答者が発表される。後で触れるがテレビに映ろうとわざと目立って予選落ちになる人もいる。
不正解者と解答が1番遅かった予選落ちの解答者はそのピリオドが終わるまで次の問題に参加できなくなる。
2020年秋以降は解答者数大幅減少の影響もあり予選落ち無しになっている。

ちなみに当たって25%・感謝祭の歴史で初めて出された問題は共に「現在の日本の総理大臣は誰でしょう?」だった。*15

最終問題は鐘が鳴った時点で初めて告げられるため*16、終わりそうな問題なのに時間切れになっても鳴らない事がザラにある。
最終問題は1番解答の早かった正解者がチャンピオンとなり、アシスタントの女性*17からレイが贈呈され賞金獲得となる。
ちなみに状況によって残り人数が1人になった場合は鐘が鳴らなくてもその時点で強制的にピリオドチャンピオンが決まる。また正解が2人で鐘が鳴った場合は解答の早かった方で決着が決まる。
残り0人となった場合は「全員復活」*18で再スタート、もしくはキャリーオーバーで次のピリオドに賞金が持ち越される。

賞金は番組開始から長らく25万円であったが、リーマンショック以後は放送局の財布事情もあってかだんだん貧しいお金になっていき、2009年秋から10年間は15万円へ減額され(ここまではボーナスクイズで正解すると同じ額がさらに加算されて50万円→30万円に増やすことができた。)、2020年秋からは賞金が明確に明かされていない上、中身の入ってない金一封が渡されるのみになってしまった。なお、初期に出場していた局アナはTBSの社内規定で禁止されているのか賞金は渡されず、代わりに同額の商品券25万円分が目録で渡されていた。もちろんボーナスクイズも商品券。

問題は基本的に4択問題で10秒以内に解答するというのが多いが、ピリオドによっては和歌子が「この問題は5秒でお答えくだざい」と言うことがあり、その場合2択である場合が多い。
キーパッドの機械が変わってからは選択肢は6つであったり、問題によっては複数解答して全部合っていないと正解にならないという問題も出来た。

問題が出題される前に、和歌子が「まずはこちらをご覧ください」と言ってある映像が表示されたり、「まずはこちらをお聴きください」と言うとある音楽が流れる場合がある。*19
映像の場合、話題となったものが流れたり、懐かしの番組が流れるなど、色々なパターンがある。
その後、それにちなんだ問題が出題されることが多いが、中には「〇〇はどれでしょう?」と言った後、流れた映像や音楽と全く関係ない選択肢が出されるケースもあった*20

選択肢は言葉で表示されるパターンと映像で表示されるパターンの2つがある。
映像で表示されるものは、そのまま静止された状態だけでなく、時間が経つと画面が切り替わったり、画面が徐々にズームアップ、ズームアウトしていくというパターンがある。
言葉の場合もたまに長文が少しずつ表示されるなどのパターンがある。
上述の流れる音楽または映像と全く関係ない問題などこのパターンの奇問悪問はスタジオに響き渡るゲストたちの阿鼻叫喚の悲鳴込みで番組を盛り上げるエッセンスとなっている
また選択肢の答えが今回出演している出演者の場合、その出演者をその場で直接テレビカメラで映していた。
このクイズは基本的に1~4問目が顕著であり、もしデータ放送で参加している場合に予選落ちしたくないという時には早とちりしない方が良い。ただし、回答に一番遅れて結局予選落ちというケースもあるため注意。
中には名前をアピールするのが目的で残り時間わずかで回答したり、目立つ為にわざと予選落ちする人もおり、布川敏和のように1回の放送で何回も予選落ちした例もある*21
また、2人以上が同タイムで予選落ちする事もあった*22

大抵の場合、ピリオドの最終問題となる問題では画面が切り替わったりズームアップ、アウトもしないマニアックな難問が出題される事が多く*23*24、勿論ノーヒントなためまず分かるわけがない。
最終問題が来ると予想して開始早々に適当ボタン連打で運よく正解しコンマ0秒台を出す解答者も少なくなかった。そういう人は賞金目当てなので大抵は総合優勝しないけどね

この手のクイズの弱点は解答席がひな壇なので下の人の答えをカンニングしたり周りの出演者とグルになって教え合いながら解答することである。大概は黙認されがちだが紳助司会期のある回では飯島愛がカンニングしたことが発覚した為、それを厳しくして監視カメラが設置した回があった。

過去には、出演者が考えた問題が出された事もあり、その場合は問題を考えた出演者は問題制作料として賞金とは別に3000円を獲得していた。

生放送の為か、時々コンピューターにトラブルが起き、問題が出題されないことがある*25
2000年春に至っては番組開始時にコンピューターがぶっ壊れて、復旧するのに1時間ほどかかったという回もあり、その間、紳助が色々とトークや雑談で繋いでいる。

  • ボーナスクイズ
かつてピリオド終了後に出題されていたクイズ。
これは全員が参加でタイムは関係ない。チャンピオンが正解するとその賞金をさらに大きく増やして獲得するチャンスというアドバンテージがあるが、チャンピオンが間違えるとボーナス分の賞金は他の出演者で正解できた人達で山分けされる。人数分だが1人しかいなかった場合はもちろんその正解者がボーナス分の賞金をまるごと掻っ攫える。

4択の並べ替えクイズかマラソンなどの企画の順位予想であり、15秒以内に解答する。
解答終了後はまずチャンピオンの解答が表示された後、2つ目までは1つずつ順番に正解が発表され、最後の2つは同時に表示される。マラソンや相撲の場合は終了後の表彰前に正解を確認する。

チャンピオンが正しく並べ替えたら、その賞金はさらに倍となった。(2009年春まではもう25万円加算されて50万円、リーマン以後はもう15万円加算されて30万円獲得出来る)
2015年春からはボーナスクイズが廃止となった。

  • 山分けクイズ
主に相撲*26などの一部企画もので参加した人以外が解答。
その企画で誰が優勝するか、成功するか等を当てていた。
正解者は設定された配当金を人数分山分けして獲得できた。

企画もの

企画ものは殆どの場合、TBSの所在地にちなみ「赤坂5丁目」という名称が頭につけられていた。

  • 赤坂5丁目ミニマラソン
1993年の春から長らく行われている名物企画で、感謝祭のメインイベント。
企画当初はボーナスクイズの1つとして芸能プロダクション対抗でマネージャー4人が走っており、太っているマネージャーはエレベーター使用可などのハンデもあった。しかし、紳助が台本で予定していなかった「タレントさんで走りたい方いますか?」という一言がその後の方向性を確立させ、アンケートで走りたいと希望した出演者から4人選んでマッチメイクを行っていた。
1997年春からはマラソンに参加する希望を出した出演者全員が参加*27
さらに2000年からはマラソン企画が本格化し、特別枠としてリディア・シモンやエリック・ワイナイナ等、オリンピックや駅伝、名高いマラソン大会等で実績を上げたプロのマラソンランナーを国内外から招待し芸能人とミニマラソンに挑戦し、優勝を争っている。

1994年秋までのTBS旧社屋*28時代は生放送をやっていたGスタジオまでのコースの途中に一人ほどしか通れない廊下や通常の階段、らせん階段もあった*29。また、当時はTBSの敷地外に出るコースだった。
放送センターが建設中の期間はテレビ局舎の前にあるTBS会館(今は赤坂Bizタワーが立つ)の横から一ツ木通りに出て、赤坂通りへ右折し交番の前で三分坂へ右折、三分坂を登って青山通りへ右折し、一ツ木通りへ戻ってスタジオに帰るというコースだったが、1994年秋に放送センターが完成してからはジミー大西狙撃事件や赤坂サカスの建設でコースが何度か変わっており、赤坂サカスのグランドオープン後はサカス坂(赤坂サカス敷地内の、TBS赤坂ACTシアター・BLITZスタジオと赤坂Bizタワーの間の通り)を通り、公道(一ツ木通りなど)には一切出ないコースになった。

初期は歩道を走っていたが、2004年春からは赤坂署の協力を得て交通規制をかけて車道に出られるようになった。
またスタッフも初期の頃はスタッフ十数名が発光棒を持って警備・コース指示をするくらいで、マイクやカメラを持ったスタッフが並走していたが、94年の放送でジミー大西がエアガンで撃たれる事件が発生したことがあり警備が厳重化。以降も回を重ねることにカメラの台数・スタッフの数が増加していったこともあり、現在は警察とTBSの警備員・スタッフ、計数百名によりコース全域に厳重な警備態勢が敷かれる様になった。
技術面でもマラソン中継は熟練性が必要なことから、近年はJNN各局から技術スタッフを招集し、JNN系列で制作・放送するマラソン・駅伝大会(ニューイヤー駅伝、別府大分毎日マラソンなど)並みの体制で放送されている。

指定されたスタート位置*30からスタートし、指定されたコースを何周か走り回るというもの。
毎回、ランナーにとって魔のコースとされるのが放送センターの正面玄関を出て、A・Bスタジオ前の大道具搬入口につながる「心臓破りの坂」という高低差12mのかなり角度の大きい上り坂はこのマラソンの定番の1つである。
優勝者は賞金や多くの正解ポイントを獲得できるが、優勝できなくても上位入賞すればその順位に応じた賞金や正解ポイントを獲得でき、参加者全員に正解ポイントが与えられていた。
毎回ハンデキャップがつけられ*31、主に一般女性ランナー→一般男性ランナー→アスリート系タレントやスポーツ選手→元マラソンランナーやミニマラソン上位常連のタレント→特別枠のプロのマラソンランナーの順に先に走っていた。

猫ひろし等この番組がきっかけで有名になった人や森脇健児のように再ブレイクした人もおり、猫ひろしに至ってはカンボジア代表としてオリンピックにも出場した。
宮崎県知事になる前のそのまんま東もよく出場しており、知事になってもゲストランナーとしてほぼ毎回登場した。
運動神経の高いノーマークの初出場の参加者が優勝するという番狂わせになることも珍しくなく、過去に野々村真やアントニオ小猪木(アントニオ猪木のものまね芸人)や三遊亭遊子(三遊亭小遊三の弟弟子)といったダークホースの初出場者が優勝し、山分けクイズで正解者無しという事態になった例もある。
また、現在はハンデキャップがうまく機能していないという視聴者からの批判の声も少なくない*32

逆にそのノーマークの参加者を応援する解答者がいる場合も多く、もし正解した場合、正解者が少ない分、多く賞金を持って帰ることができるわけである*33
ただし、ノーマークの参加者が優勝した場合は次回のマラソンにも参加しているが、ハンディキャップをつけられる為、そのほとんどは優勝する事はおろか上位に入る事はほとんどなかった。

07年秋は「オールスター200人知名度調査」という紳助の企画で大御所芸能人が名前を答えられなかった人は強制的にマラソンに参加させられており、08年春では当ててもらえなかった場合はマラソンのスタッフを無理矢理やらされる形となった*34

派生版として「赤坂5丁目ミニ駅伝」という企画が行われた時期もあった。
「ミニマラソン」と同じコースを駅伝形式でチーム対抗で優勝を目指すというものである。
チームは主に世代別での組み合わせが多かったが、番組別でのチーム戦やバラエティ・アイドル・俳優・芸人・スポーツ選手等といったジャンル別での対抗戦というパターンも存在した。
先述のミニマラソンでの特別枠のプロのマラソンランナーがチームに助っ人として参加したケースもあった。
ミニマラソンと同様、ハンディキャップも存在した。

2020年秋の放送では、観客密集による新型コロナウイルス感染拡大を避ける為、会場が緑山スタジオ・シティになり、タイトルも「緑山2100番地ミニマラソン」に変更され、2021年からは会場が緑山スタジオから東京ドイツ村になった為、タイトルも「東京ドイツ村ミニマラソン」として放送され、2022年秋までその体制が続いた。
なお、会場が赤坂5丁目ではない当日は「今回のミニマラソンは赤坂では行いません」という看板が掲示されていた。

  • 赤坂5丁目本物だぁ~れ?
その回に出演している主に新ドラマの俳優・女優陣が参加。
参加した面々で誰が激辛料理を食べているかをそれ以外の参加者が当てるという企画。
俳優陣の食べた時のリアクションを見て、演技なのか本当なのかを判断して答える。
多数決制で、一番多かった選択肢が解答者チームの答えとなる。
正解すれば、解答者チームが賞金を山分け。
逆に不正解だった場合、参加した俳優陣全てが賞金を山分け。
なお、安田顕が出演している場合、この企画に参加させられる事が多い。

  • 番組対抗!プレッシャーアーチェリー
各番組の代表者1人(主に新ドラマの主演が多く、男女別にする場合もある)が、アーチェリーに挑戦。
当てた的に応じて得点を獲得でき、真ん中に近いほど高得点となる。
得点の一番高かったチームが優勝。1位が複数いればサドンデスで、決着がつくまで行われる。
優勝チームは差し入れとして叙々苑の焼肉弁当100人分を獲得できた。断じてアマンドのサンドイッチ100個ではない(詳しくは後述)。
「プレッシャーアーチェリー」はフジテレビの番組である笑っていいとも!春・秋の祭典スペシャルで放送されたの常連コーナーのひとつである「いいとも!アーチェリー」とほとんど同じであり、「いいとも」でアーチェリー経験があると発言した出演者もいた。
このコーナーになると今田も和歌子も進行そっちのけで俳優陣をイジったり点数にうるさくなるなど紳助が司会をしていた時代では考えられないくらい暴走するのがお約束で、特に和歌子の場合は何故か高得点にこだわる。

  • ぬるぬる企画
番組の終盤に行われ、ローションを使った体を張った企画。
ぬるぬる企画の始まりは06年春に放送された「ぬるぬる大相撲」からだった。
ローションが塗られた土俵の中で相撲を取るというものであり、07年春にはバトルロイヤル形式でプロレスラー6人(佐々木健介、中嶋勝彦、高山善廣、小島聡、カズ・ハヤシ、菊タロー)の対戦もあった。
次長課長の河本準一がこの企画で「ぬるぬる王子」として名を馳せたが、河本の例の不祥事の影響で出演しなくなったのか、「ぬるぬる大相撲」は廃止された。
なお、河本は08年春にこの企画で怪我した事があり、08年秋は「人間ハンマー投げ」という企画になった事がある。
行司は西川きよしが担当。
回によっては司会者2人が土俵に引き連られてローションまみれになるハプニングもあった。

相撲企画自体はこれ以前の1993年秋から1997年秋と2000年春までにも「大相撲 赤坂(Gスタ・Bスタ)場所」として番組終盤で行なっており、全盛期にはマラソン・水泳と並ぶメインコーナーだった。当初は4人のトーナメント戦だったが、1994年秋から1996年春まではトーナメントは前座扱いとなり、事実上(横綱といわれる)チャック・ウィルソンと藤原喜明「組長」のガチンコマッチがメインになっていた。チャックが勝つと次の回では檻に入った状態で登場し、その檻を破壊して出てくるのがお約束だった。1996年秋はやる予定だったが時間の関係でできなくなり、1997年春にチャックと藤原の対決に決着が付けられチャックが優勝で幕を閉じた。行司は当初1994年秋までは蔵間龍也だったが、1995年春の放送前に蔵間が急逝したため「風雲!たけし城」以外は何をやっても失敗作で知られる「TBSの桂さん」(ビートたけしのANNより)こと桂邦彦プロデューサーに交代。出囃子も「たけし城」のテーマ曲を使っていた。

その後、色々なぬるぬる企画が行われた結果、2010年台後半から、「ぬるぬるトレジャーハンター」が行われた。
ローションが塗られた階段の中で、頂上の天井の目録を取ったら優勝という企画で、鈴木奈々が「ぬるぬる女王」として、優勝の常連となった。
なお、コロナ禍以後は今田曰く「ぬるぬるはコロナウイルスに効かない」という事が判明し自粛され、2023年秋に復活の可能性があるとの事だったが復活しなかった。

  • 赤坂5丁目水泳大会
紳助司会期の1994年春から1997年春にマラソン・相撲と並ぶメインイベントとしてやっていた。TBSの隣にある赤坂パークビル*35のスポーツクラブのプールを貸し切って芸能人が競う。水泳経験者の井上晴美や梶原真弓が得意としていた。

  • 赤坂5丁目大サーカス・超人クイズ
2001年から2009年まで実施されていたイベント。シルクドソレイユや中国雑技団等が回答者の前で演技を行い、パフォーマンス終演後にそれに関連したクイズが出題される。
このパフォーマンス中に紳助に挨拶が無かったと詰め寄られる姿が映し出され話題になったのが東京03である。

  • ビートたけしの乱入ピリオド
紳助引退後の最初の放送となった2011年秋にたけし*36が乱入して以降、2013年秋まであった企画。
通常のクイズピリオドと同じだが、予告なしに正解が複数あったり逆に正解がないものもあるなど、確実に解答者が全滅するピリオドでもあった為、全員復活も何回か発生し、エスカレートした場合はたけし軍団やダチョウ倶楽部から袋叩きにされるのがお約束だった*37
宮史郎とぴんからトリオの「女のみち」を流した後、「ベルヌーイの定理はどれでしょう?」という曲と全く関係ない問題が登場したりするなど問題の難易度が非常に高い為、リアル『たけしの挑戦状』であり、視聴者の腹筋を崩壊させたコーナーである。
なお、このピリオドには「二階堂栄さんはどれでしょう?」と問題が必ず登場している。
2014年春以降はやっておらず、たけし曰く「報道局からクレームが付いた」とか。逆にこれ以降はドラマの番宣色が明らかに強くなった。

賞金や商品

総合成績で優勝した場合、豪華な賞品や賞金が贈呈された。
賞金の場合、200万円から500万円、賞品は自動車、300万円分の選べる賞品など、回によってばらつきがあったが、現在は優勝時は賞金100万円に落ち着いている。
また優勝できなくても上位入賞できれば、その順位に応じた賞金を獲得できた。
かつては10位以内に入れば賞金獲得の対象となったが、現在は5位以内となっている。
2020年秋は1位から3位までに入れば賞金獲得というものだった。
優勝回数最多はそのまんま東(現:東国原英夫)である。
98年春に優勝したさまぁ~ず(当時:バカルディ)の三村マサカズに至っては当時若手であった為、土地税が払えずにリゾートマンションを手放すハメとなった。
ちなみに初期は50位とか100位には「ラッキー賞」としてメロンや松茸が、最下位にはTBSのお楽しみ福袋とか「一から勉強し直せ」という事で百科事典などユニークな賞品があった。

休憩タイム

92年秋から用意されたコーナー。解答者が全員Aスタジオへ移動し、料理や会話を楽しむというもの。
用意された初回は出場者のアンケートを元にTBSに近い赤坂の飲食店(ロッテリア・アマンド・叙々苑)へ紳助自ら電話をかけて出前を取る方式…だったのだが、これが災いしたのかアマンドへの電話直後にバカな視聴者がアマンドに「すみません、100個追加で」とイタズラ電話をしでかすトラブルが発生した。
そのため次回の93年春以降はGスタジオ入口前のロビーにたこ焼き・寿司・カレーライス・天そば・うどん・ジュースなどの軽食や飲み物が出されるという方式に変更され、2000年代からは有名店の豪華料理が並ぶようになった。変わったところでは『ウォッチャー』から出場していた周富徳兄弟がオリジナル料理を振る舞う回もあった。
この休憩時間が明けると雑技団のショータイムからの100万円山分けクイズが発生するのが通例だが、時にはM問答無用でピリオドが始まることもあり、念押しするほど時間内に帰ってきてくださいと言うMC陣の言うことを聞いて休憩終了前に帰ってきた者たちの中でたった1問のクイズが出され、ピリオドチャンピオンが決定することもあった。
なおキーパッドが故障する恐れがあるため、回答者席に料理を持ち帰ることは禁止されている。紳助時代には「料理を回答者席に持ち帰らないでください!」「キーパッドは一つ壊れると全部停止します」としつこく呼びかけるのがお約束になっており、しまいには「キーパッドを壊した人は罰として残りの時間をトークやカラオケで繋いでもらいます」と脅すこともあった。ただし、言いつけが守られているにも関わらずキーパッドは度々フリーズしている。

このコーナーは視聴者にも結構好評だったらしいが、2014年以降はどういう訳か実施されなかったどころか、AKB48やゴールデンボンバーなどの曲を聴くディナーショーというのが行われた。
しかもこの時に出演者に出された料理はサンドイッチと水だけ。あからさまなスケールダウンである。
流石に不評の声が相次いだのか2015年から再び元に戻ったが、2013年以前のように豪華料理が並ぶことは無かった。
その後2019年以降は予算削減に拍車が掛かったのか、このコーナー自体が遂に廃止された。
休憩タイム中はニュースが報じられたり、番組紹介のCMが流れたりすることがある。
基本的に無料であるが例外で98年秋には有料コーナーとして特上寿司と松茸が用意された事がある。また、ルールが変更されていた97年秋では罠企画として食べると罰金5万円のキャビアが混じっていた。*38

ゲーム化

2003年にハドソン(現:コナミ)から『TBSオールスター感謝祭 Vol.1 超豪華!クイズ決定版』が発売され、後継版として『TBSオールスター感謝祭2003秋 超豪華!クイズ決定版』も発売された。
解答者として、そのまんま東(現、東国原英夫)や渡辺正行、ダチョウ倶楽部などの常連メンバー、桂三枝(現、6代目桂文枝)や間寛平、坂田利夫、西川のりおといった紳助と同じ吉本所属のメンバーや、感謝祭の裏番組である「もしもツアーズ」の出演者であるキャイ~ンの2人や坂下千里子も登場している。
後継版ではキャイ~ンの2人に変わって西川きよしと山田花子が登場し、隠しコマンドを使う事で司会の紳助と和歌子も解答者として使用可能になった*39

赤坂5丁目ミニマラソンや過去の企画である水泳大会などのミニゲームが収録されていたが、マリオパーティと同じく掌やコントローラーの3Dスティックを痛めやすいものだった為、後継版ではミニマラソンなどのスティックを使うミニゲームは操作方法が変更。水泳大会などのミニゲームは隠しコマンドを使って遊べる形となった。

派生番組

  • 『クイズ!当たって25%』
オールスター感謝祭のベースになった番組。1991年6月に特別番組『祝!賞金総額無制限 クイズ!当たって25%』としてパイロット版が放送された*40。タイトルは、ボーナスクイズを除くと4択問題なので正解率が25%であることと、視聴率25%を目指す意気込みから来ている。
特別番組での司会は島田紳助と草野仁。基本的なクイズシステムはこの時点で確立された。この時の200名は地方ごとにブロック分けされた一般視聴者・出身タレント・TBSアナウンサーの混成チームだった。これが良い評価だったのとマンネリ化していた『クイズまるごと大集合』に代わる春秋の改編特番として企画が成立した事、数千万円かかったというキーパッド初号機の元を取る目的もあってか、『オールスター感謝祭』が生まれた。
オールスター感謝祭の第一回放送後1991年10月から『クイズ!当たって25%』として生放送で木曜夜10時からレギュラー化され、半年間放送された。こちらの司会者も島田紳助・島崎和歌子。
感謝祭との違いはキーパッド連打禁止・25人×8でのチーム戦などであった。
マラソンはなかったが、当時TBSアナウンサーの鈴木史朗による中継先からのクイズもあった。

  • 『テレビ進学塾』
1993年4月から半年間放送された。司会は島田紳助と佐藤B作。
形式としてはオールスター感謝祭のシステムと平成教育委員会を足して2で割ったものである。
毎週芸能人チーム4名と天才小学生チーム4名が小学生レベルの問題で対決していた。
芸能人チームが勝つとベンツのステーションワゴンが1人1台もらえるという太っ腹な番組だったが、ドローが一回あっただけで一度も小学生には勝てなかった*41
芸能人が苦戦した理由は天才ばかりでなく、所謂おバカ系の芸能人も混ぜていた為、紳助の狙い通りチームの足かせになったためである*42
その上、ベンツのステーションワゴン自体が相当高額だったため*43、もし勝ったとしても貰えたかどうかは疑わしかった。まぁあのちょっと意地悪な司会者のことだから最初から贈呈する気はなかったのでは…

  • 『オールスター後夜祭』
2018年春から放送。
本家の「感謝祭」終了後の1時間過ぎ頃に放送されている派生番組。
司会は有吉弘行と高山一実(就任当初は乃木坂46)で、本家のエンディングに両名が番組の告知挨拶で登場する。
出演者の殆どは中堅・若手のお笑い芸人で、本家の「感謝祭」から引き継ぎ出演している人もいるが、最近は壁芸人や有吉のバーター芸人が多く、グレート義太夫などのベテラン芸人が参加した事もある。
基本的に芸人以外は解答者としての出演はほとんどなく、芸人以外で解答者として出演したのは本家からのキャリーオーバーで出演するフワちゃんやプロレスラーのスーパー・ササダンゴ・マシンくらいである。
セットは勿論感謝祭の流用だが、番組内のテロップやロゴ*44は髑髏やお化けが描かれ、色も紫や緑と毒々しいものになっている。

ネームプレートは「感謝祭」から引き続き出演している人はそのままだが、「後夜祭」からの出演者は手書きのネームプレートを使用していた*45が、2021年春は手書きのネームプレートではなく、「感謝祭」と同様のネームプレートとなった*46
水曜日のダウンタウン」でおなじみ藤井健太郎が総合演出を担当しており*47、感謝祭と「クイズ☆タレント名鑑」を足して2で割った、スキャンダルネタなど悪意にあふれ笑いを誘うような企画が多い。

ピリオドも前述のたけしの乱入ピリオドと同様に無茶苦茶な内容のものが多く、例として『「清原和博さん」はどれでしょう?』の問題が出された時、不正解の選択肢はリトル清原とミドル清原の清原のものまねをしている芸人と桑田ます似の桑田真澄のものまねをしている芸人で、正解は「清原和博」という同姓同名の一般人であった。
2023年春には、最初のピリオドの答えを新聞の番組ラテ欄に掲載するなどハプニングを狙った問題などが出題されるなど、住んでいる地域の視聴者によっては問題の難易度が非常に高くなるケースもあった。
ただし、どんな問題でも正解は必ずあるのが特徴であり、問題の中には漫画・ゲームネタが多いのも特徴である。

定例化した企画もあり、THE虎舞竜の「ロード」ばかりが流れる「ロード地獄」や旧満州出身者を当てるクイズ、TBSの長寿番組*48である「噂の!東京マガジン」関連ピリオドがある。
2022年秋には、3種類の問題をひたすら出し続ける通称「板東英二ループ」という総合成績そのものに大きな影響を及ぼすピリオドが登場している*49
2024年春には直前の感謝祭で出された問題をもう一度出題するピリオドが登場したが、そのまま出したら本家の出演芸人が有利になりすぎるということで制限時間2秒というまともに答えさせる気の無い企画まで登場したが、結局最後まで残ったのは本家の居残り組だった

本家感謝祭で廃止になったシステムもこちらでは継続されている例が多く、ピリオドでチャンピオンになった場合は賞金5万円を獲得。
ボーナスクイズ・山分けクイズも実施されるが、ピリオドの序盤で正解者がひとりになる事も多く、その時に問題が余っている場合は全員復活となる。

これらの要素から、お笑い要素は強いものの紳助時代に近い構成となっており*50、前述の通り企画ものが多くなった本家よりも感謝祭らしいと見る向きもあり、こちらがメインというファンも多い。

当初は総合優勝しても賞金や賞品は無かったが、有吉曰く「(優勝しても何もないのはおかしいという)苦情が多かった」為、2019年から優勝者には賞金5万円が授与された。
「後夜祭」の特徴として、成績最下位になった場合は番組出入り禁止というルールがある。
これはこの番組で最下位になったら二度と後夜祭に出演できないというもので、優勝を決めるより最下位(ビリ)を決めることが番組のメインとなっている。さらに、出禁が決定した者にはその場で「ちょっとした罰」(主にプロレスラーや格闘家による技かけ)が執行される。
真面目に解答しても最下位になってしまう事がある為、2021年秋で最下位だったアルコ&ピースの平子祐希のように呆然とする場合もあり、油断は禁物*51

出入り禁止は後夜祭のみに適用され、本家には適用されない。
実際、後夜祭出入り禁止を喰らったアイデンティティの見浦彰彦は2020年秋以降のミニマラソン、マヂカルラブリーの野田クリスタルは2021年春以降の本編に解答者としてそれぞれ複数回参加している。
2019年秋はドーハ世界陸上の中継、2020年は新型コロナウイルスの影響で休止となり、2021年春に2年ぶりに再開された。
これまでに追放されたのはトム・ブラウンのみちお、アルコ&ピースの平子祐希、ザ・マミィの酒井貴士といった、有吉曰く「コンビの面白い方が追放される」事態が連続して発生し、2019年春に追放された野田クリスタルを含め、4人のそれぞれの相方は必ず座席が固まっているのがお約束となった。

その後、ザコシが2022年秋に追放された事で視聴者から番組の今後が心配されていたが、2023年春には誇張モノマネクイズにVTR出演しており、どうやら解答者としては出演できないだけのようである。


追記・修正はピリオドでチャンピオンになってからお願いします。

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最終更新:2024年04月10日 20:14

*1 ここのみ新型コロナウイルス流行の影響もあり中止。

*2 1997年は大晦日にも放送された。

*3 登場時は、あらびき団のライト東野の衣装を着て登場していた。

*4 森本毅郎の場合は過去のスキャンダルに因んで「夜も忙しいから」などといじられるのがお約束だった。

*5 当時TBS系列は26局でチームを組むと必然的に1局分漏れるための措置。なお、愛媛のあいテレビはまだ開局していなかった。

*6 30分時代には出演者が一家に扮したり、古いドラマのキャストクレジットに仕立て上げたと思いきや最後に「ボケ 浅田美代子」とクレジットされるオチのものである。

*7 生島ヒロシが司会の時期はTBSの近所の坂で雨を降らせて生島が坂を命懸けで登る演技をしたり、荒川強啓が司会の時期にはビックカメラのパロディをしたりしていた。

*8 お茶のCMや高校教師のポスターをパクった物が多かった。

*9 今の番組内容になる前に関口宏が誰かに追われるようにスタジオへ走り込んだり北野大がメインのCMを流していた。

*10 1992年秋には和田アキ子の過去の白黒写真を流されて紳助には「食事時に申し訳ありません」と謝罪されてしまったり「娯楽の殿堂」と銘打って和田曰く「地方のパチンコ屋」みたいなCMを流していた。

*11 この回は19:00~21:00でフジテレビ『新しいカギ』と重複していた。

*12 ひっかけ問題が出ると最後の方で正解が分かるため、正解発表より前に落胆しながら座り込む出場者も多い

*13 初期はその制度がなかった為、企画に参加すると必然的に成績が下がる不平等な状態が続いていた。

*14 紳助司会末期の頃からそのタイミングで出場者が歓声や拍手を上げるようになった

*15 この時は名前ではなく、写真を見て答えるというもの。初めて感謝祭で出題された際のその問題の不正解者はジミー大西、林家こぶ平(現・林家正蔵)、TBSアナウンサーの3人であった。また予選落ちしたのは具志堅用高であった。

*16 稀に最初から問題数が決まっているピリオドもある。

*17 司会席の両脇で待機しており、無名の女性タレントだったり一般公募だったりする。1990年代には露出の多いハイレグ衣装だった時期もあった。

*18 トラブルなどで全員復活が行われる場合もある。

*19 クイズによっては「こちらを「よーく」ご覧ください」、「こちらを「よーく」お聴きください」というパターンもある。この場合、本当によく見る、聴くなどしないと分からない場合が多い。

*20 基本的に洒落みたいなものが表示されることが多い。

*21 番宣以外で出演している芸能人も多い為、予選落ちするか最終問題でトップを獲らなければまともにテレビに映らない芸能人も多い。

*22 12年秋の放送では、出川哲朗、山下智久、田中聖の3人が同タイムで予選落ちをした事があった。

*23 例として「ディズニーランドに50年前から存在しているアトラクションは?」など。

*24 稀に引っ掛けクイズの場合もある。

*25 キーパッドは水に弱いためスタジオ内に飲食物の持ち込みが禁止されている。

*26 Bスタ場所だった時代はトーナメント分だけボーナスクイズで、山分けクイズはその優勝者と前回チャンピオンのマッチでだけ行っていた。

*27 その関係で明らかに走れない人達や事情でマラソンNGを出している人も含め出演者全員のゼッケンが用意されており、爆笑問題の太田光のようにそれで笑いを取る芸人も少なく無い。

*28 現在は赤坂サカスの「TBS赤坂ACTシアター」と「TBS赤坂BLITZスタジオ」がある場所。

*29 Gスタジオの場所はテレビ局舎の1階ではなかった為。

*30 初期はスタジオからスタートだったが参加希望者全員が走るようになってからは外にゲートを設けている。

*31 以前は上岡龍太郎がハンデを決めており、上岡の引退後はスタッフの打ち合わせとコンピュータがはじき出したデータで決められていた。

*32 特に2022年秋は明らかに運動神経の高い参加者のハンデキャップを運動自慢男子より前にスタートさせた為、賛否両論となってしまった。

*33 例として、鈴木亮平が予想した蕨野友也(後の仮面ライダードライブの敵幹部のハート役)やオードリーの春日俊彰と小嶋陽菜が予想した森渉(後の声優の金田朋子の夫)等の例がある。

*34 ただし、指名されるのは比較的に知名度の高いほうの芸能人が選ばれ、明らかにマイナーと思われる芸能人は選ばれなかった。

*35 TBS放送センターよりも高い建物なので赤坂のお天気カメラやスカイツリー・埼玉の戸田送信所が使えなくなった際のテレビ・ラジオの予備送信所もここにある。

*36 たけしは1991年秋の第1回放送にも兄の北野大と出場している。

*37 2012年春は爆笑問題の太田光が勝手に乱入して集団リンチを受ける羽目となった。

*38 前述した通り、この回はルールが大幅に変わっていた。

*39 また、司会者2人と女性解答者のキャラデザインが変更されており、他にも坂田利夫の座席番号が18番(間寛平の隣)から12番(西川きよしの隣)に変更されている。

*40 この時は赤坂ではなくドラマで使う緑山スタジオでの収録放送

*41 負けても点差によっては子供用のベンツや四輪バギー、ドローならジェットスキーがもらえた為、必ずしも負けたら手ぶらというわけではなかった。もちろん点差が離れ過ぎたら何ももらえなかった。

*42 さすがにあまりにも小学生が強かったのでアドバンテージとして芸能人だけに出題される問題もあったが、問題自体難しかったのであまり効果はなかった。

*43 当時のモデルの価格は最低でも1台約700万円、つまり4人なら2800万円

*44 本家は2023年春から番組ロゴがリニューアルしたが、こちらは旧タイプのものを使用している。

*45 ハリウッドザコシショウなどは別の名前を書いていた事があった。なお、手書きのネームプレートでの出演経験者の中にはEXITやぺこぱなどのようにのちにブレイクした芸人もいる。

*46 ただし、引き続き出演している人は番組名がなくなったネームプレートになっている。

*47 本家にもAP時代に参加経験がある。

*48 2021年4月から放送時間はそのままでBS-TBSに移行。

*49 問題は、「Youtubeを開設しているのは?」「旧満州出身なのは?」「ケシの花が庭に咲いていたのは?」の3問をループで繰り返し、選択肢も1番が板東英二、2番が江夏豊、3番が村田兆治、4番が東尾修と固定されている。そして、どの問題も正解は1番と固定されており、進むにつれて問題がループしていることと選択肢が固定されてると解った解答者達によるボタンの早押し合戦へと変わって行き、予選落ちタイムも0.3秒を切るという感謝祭でもほとんどない事態が発生しており、解答者の芸人らからも『ここから出して』と絶叫されたが、最終的には14問連続で出題された。

*50 ハナコ相手に有吉が詰め寄るなど、本家のパロディネタを行うこともある。

*51 平子はこの番組の前に同じ有吉の冠番組である『マツコ&有吉 かりそめ天国』のロケで加賀まりこと共演、その際に加賀に圧倒されてメンタルがボロボロになっていたのが原因であることを後日有吉が明かしている。