旋風亭風子

登録日:2020/11/16 Mon 22:50:13
更新日:2024/02/24 Sat 19:57:10
所要時間:約 7 分で読めます





どうも~!旋風亭の紅一点!
ひねってひねって…

ハイッ!バルーーン!



旋風亭風子(せんぷうていぷーこ)とは、『逆転裁判6』の登場人物である。


■概要

第4話「逆転寄席」に登場。
落語家・旋風亭獏風(せんぷうていばくふう)の一番弟子の芸人で、芸歴12年のバルーンアーティスト。通称「プー子」。34歳
ピンクの髪にピンクのスカート、ピンクのハイヒール全身ピンク一色のファッションが目を引く。
そこに赤鼻をつけており、さながらピエロのようなキャラクター。
つかみネタとしてサスペンダーを引っ張り、「せーのぉ‥‥バッルーーーーン!」と言いながらそれを離し、胸を揺らすという芸を持ち、
裁判長「見事なバルーンアート…」と虜になっていた。

バルーンアーティストが落語家の弟子というのは一見すると不思議だが、実は風子の亡き父親は落語家で獏風の弟子であった。
その父親のような落語家をめざして旋風亭一門に入門したはいいが、落語のセンスの無さを獏風に見抜かれ風船芸をやらされていた。
弟弟子の旋風亭美風には「プー子ネェさん」と呼ばれている。「ジュゲム」というを寄席で飼っている。
香水を多量につけており「匂いがソバにうつる」という理由でソバ職人の被告人・内館すするとは非常に仲が悪く、会うたびに怒鳴られてるらしい。

バルーンアーティストとして12年活動しているらしいが…はっきり言ってそのセンスは悪い。
特に色彩のセンスが悪く、彼女の作った風船のケーキは希月心音「(モンスターの生首かと思った…)」と評されるほど不気味。
犬やの風船も作るが、やはりドギツい色合いが怖い。
さらに上述の派手過ぎる衣装、良く言えば明るく悪く言えばぶりっ子な喋り方は芸人としては一つの方向としてアリだが
実年齢34歳な事を鑑みると…その…
???「おめえさん、34になるんだろ!」

■事件当日の行動

事件発生から遺体が発見されるまで夕神迅と楽屋前の廊下におり、部屋の出入りは全て確認していた。
その間に楽屋に入ったのは発見者の美風以外は被告人だけだと主張。
ジュゲムに餌をやるために少しの間庭に出ていたが、扉を全開にしていたので庭からは楽屋の出入りがすべて見えていたと語る。
しかし建物の構造上、庭の扉を全開にすると視界がふさがってしまうことが発覚。
さらにジュゲムの餌は団子のようなものだったがジュゲムはそれを食べきれず、庭に埋めていたことが夕神に証言された。
どこか怪しい行動を取っているように見えるが、ナユタ・サードマディ検事はあくまで事件のショックで記憶が混乱しているだけだと反論する。
そのまま「バイバイバルーン!」と言いながら証人席を後にし、裁判は美風の証言に移るのだが――



あー、この下ネタバレがあるみたいですよぉ。まだプレイしてない人はこの辺で‥‥バイバイバルーン!!
























どうあっても、プー子を疑うのね。わかったわよ‥‥!
‥‥そーんな悪い子は…ひねってひねってぇぇぇ‥‥

…ブッッた斬ッたる!



第4話の真犯人。

当初は容疑者候補から外れていたが、美風の人格の一つによる証言で、
真犯人が額に怪我をしていたことと現場に香水の匂いが立ち込めていたことが判明した。
香水繫がりで風子が疑われたが、風子自身は香水と美風の秘密を知っているだけで疑いを持たれたことに反論した。
だが、夕神の手刀で風船が破裂し、その風圧で額の傷が露になってしまった
これらの状況証拠とバルーンアートのセンスの無さを心音に指摘されたことにより逆上し、上記の台詞を吐きつつ本性を現した。

その本性は鋭い目つきを持ち関西弁を喋るオラオラ系。ある場面で「メチャリマエ」発言もしてくる。
風船で作ったを振り回しながら「師匠に挨拶しに行ったが眠っていたので楽屋を後にした。楽屋に気になるモノはなく一切触ら無かった。(要約)」と証言し心音に対抗。
しかし楽屋にあったダイイングメッセージが旋風亭一門にしか知らない内容であり、部外者のすするにはそれを残せないことを指摘され、
真犯人、即ち風子が美風に罪を着せるために残したものだと心音に追い詰められる。

だがここで風子はある秘密を暴露した。
それは風子が重度のソバアレルギーであり、その証拠に赤く腫れ上がった左手を見せつけた。
これは担ぎ出される獏風にすがり付いた際、ソバつゆが染み込んだ着物に触れてしまったため症状が出たと主張。
ソバ粉を少し吸うだけで発作が起きる彼女には、ソバ粉舞い散る部屋で犯行を行うことはできないと反論され、弁護側は一転窮地に陥る。

それでも諦めず、心音は発想を逆転させ"ソバアレルギーの風子が楽屋で発作が起きなかった理由"を考え抜いた結果「真の凶器はウドン生地」の答えに到達。
獏風が楽屋で打っていたのはウドンで、部屋に舞っていたのもウドン粉であった。
彼女の手が腫れたのはソバ生地が凶器に使われたと偽装するために、現場にソバストックを素手で配置したからであった。
凶器の生地はジュゲムに食べさせて処理しようとしたが、上述の通り食べきれず庭に埋めていた。
そして庭から「風子の血が練りこまれている」ウドン生地が発見され、とうとう言い逃れができなくなってしまった。


ウチは、ウチは、ウチは‥‥ウチは…落語家なんよ‥‥

あの名前は‥‥ウチが‥‥ウチがもらうはずやった…

それやのに‥‥それやのに‥‥それやのに‥‥それやのに‥‥



ブレイクモーションはケーキ→猫→剣→犬→帽子→赤鼻の順にバルーンアートが次々に破裂。


なんで風船割れるんや‥‥お父ちゃん‥‥怒ってるんか?


これを亡き父の怒りだと感じた風子は発狂し、サスペンダーを思いっきり引っ張る。
最後はそれを離した結果胸に詰めていた風船が破裂してしまった
彼女のバッルーーーーンもまた、バルーンアートの一種であった。サイバンチョの感想は間違っていなかったのだ。

その後ウィッグを外して泣きながら自供するのだが、素顔の彼女は黒髪のワンレングスヘアーでありさながら某有名女優に似た姿をしている。
(貧乳なのもあのキャラクターを連想させる。)
動機は「旋風亭美風」の芸名を与えられなかったことへの復讐。
「旋風亭美風」は元々は彼女の父親の名で、風子はそれを継ぐために父の師匠・獏風に弟子入りした。
しかし彼女には落語のセンスがなく、師匠からは風船芸をやるよう命じられていた。風船芸のセンスはあったのだろうか?
それでも「美風」の名を継げる日を夢見て、やりたくもない風船芸をやりながらその時を待ち続けていた。
だが結局「美風」の名は弟弟子に与えられてしまい、絶望した彼女は事件当日・襲名披露寄席で師匠を殺害し、その罪を二代目美風に着せる計画を実行した。*1
すべてを白状した後、心音に「本当に受け継ぐべきは名前じゃなく"心"だったんじゃないでしょうか?」と諭されると泣きながら連行され、法廷を後にした。

また獏風は父親や落語に縛られず、風子自身の芸の道を歩ませるためにあえて「美風」の名前を与えなかった。
事件当日にはすするから教わった手打ちウドンを振舞って新しい門出を応援しようとしていた。
それを知った心音はすするを通して風子にウドンを届けてあげたのだった。

――この事件は師匠と弟子のすれ違いが起きた末の悲しい事件であった。せめて師匠の考えをきちんと口で説明していればこんな末路にはならなかっただろうに‥‥


「追記して修正して‥‥ハイッ!バルーーン!」

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最終更新:2024年02月24日 19:57

*1 計画自体は前々から考えていたが犯行は突発的なものであったため、ソバを素手で触ってしまうほど焦っていた。