神獄塔 メアリスケルターFinale

登録日:2020/12/30 (木曜日) 01:56:00
更新日:2024/03/24 Sun 22:01:30
所要時間:約 35 分で読めます







憎悪と友愛の灯火が紡ぐ少女達の終焉の脱獄劇――





神獄塔 メアリスケルターFinale(かんごくとう-)とは、2020年11月5日にコンパイルハートから発売されたNintendo Switch/PS4のダンジョンRPG。
1』、『光の在処(小説)』、『2』と展開してきたメアリスケルターシリーズの最終作となる。



◆ストーリー


ジェイル――――それは「生命ある監獄」と呼ばれる難攻不落の人間収容所。


数十年前に突如生まれたこの監獄は、「メルヒェン」と呼ばれる化け物や
それを統率する狂気の存在「ナイトメア」によって管理されていた。


童話の転生体であるジャック率いる血式少女達は、
「運命からの脱獄」を果たし見事地下監獄から地上へと上りついたのであった…。


地上への希望を胸にジャック達が初めに見た景色…。
それは血の海に浸かった数千人の死骸、
そして"処刑台少女"の狂った笑い顔であった。


処刑台少女の圧倒的な殺戮・暴力の前に散り散りになる仲間たち、
それは一筋の希望を処刑していくようであった。


人を殺すために生まれた処刑台少女「火あぶり柱」

仲間のために血の一滴さえも捧げる血式少年「ジャック」

存在意義の灯火を奏でるマッチ売りの少女「メアリー」

自らを"監獄塔"と名乗る謎の少年「ジュウ」

父への想いに悩み苦しむ血式少女「赤ずきん」

何者でもないただの少女「くらら」


全ては空高く浮遊する「悪食の監隊塔」へと導かれていく…。
これはちっぽけな地球(ホシ)から脱獄を図るために、
憎悪と友愛の灯火を辿っていく少女達の終焉の脱獄劇である。



(『神獄塔 メアリスケルターFinale』公式サイト内 WORLD-あらすじ(https://www.compileheart.com/mary-skelter/finale/world/ )より)



◆概要

メアリスケルターシリーズ3作目にして最終作。
地上へと脱獄したジャックたちを待っていた絶望的な世界と超巨大監獄塔を舞台に、彼らの最後の監獄塔攻略と脱獄劇が描かれる。

今作ではそれまでの地下監獄から広大な地上へと舞台を移したため、これまで以上の超広大なダンジョンが用意されており、
新キャラを加えた総勢18名のキャラが各グループに分かれて、1つのダンジョンを並行して攻略を進めていくという構成となっている。
そのためゲームシステムは、それぞれのグループのストーリーをリアルタイムで切り替えながら進めていくザッピング形式になっており、
ストーリーも開幕から敵の強襲を受けてこれまでのメンバーが全員散り散りになる、という衝撃の展開からスタート。
各々が困難や苦難に直面しながらも、希望を忘れず仲間たちとの再会を信じて先へと進んでいく群像劇となっている。

このため『1』『2』+新キャラも合わせて多くのキャラクターが登場するが、ストーリー上でも攻略上でも人員に余裕などないため、メンバー全員フル出動でダンジョン攻略が味わえるゲームになった。
結果この手のシリーズが進んでキャラが増えたゲームにありがちな「ベンチ要員」「いるだけ」といったキャラが少なく、全員に魅せ場のあるまさしく「Finale」の名に恥じない最終作となっている。


前作・メアリスケルター2では、新規に作られたリメイク版メアリケルスター1が丸々1本同梱されていたが、今作では『BEFORE STORY』というコンテンツで『2』『リメ1』のストーリーがメイン・サブ共にADV形式でまとめたものが入っている。
そのため今作から始めるプレイヤーでもこれまでのストーリーを簡単に追えるようになっているが、こちらは容量の関係かボイスが収録されておらず、またあくまでイベントのみなので都庁でのあの超重要な戦闘などは見ることはできない。
そのためしっかりシリーズを追いたいならば、やっぱり前作『2』と同梱の『リメ1』をやっておいたほうがよい。
また『2』の予約特典だった、外伝恋愛ADV『恋獄塔 めありーすけるたー』も今回再録されており、こちらはボイス付となっている。


OP・EDは、前作・前々作同様三姉妹の中の人ことイヤホンズ。
今回のOP「渇望のジレンマ」は、フルで聞くと1OP「予め失われた僕らのバラッド」と2OP「ウィッチクラフト《テオフィルの奇蹟》」のフレーズが組み込まれており
歌詞や曲調と合わせてシリーズラストの脱獄にふさわしい曲に仕上がっている。
  • OP「渇望のジレンマ」 作詞・作曲・編曲:月蝕會議
  • ED「循環謳歌」 作詞・作曲・編曲:月蝕會議



◆システム

基本的には前作・メアリスケルター2のものを踏襲しているので、ここでは新システムと変更点のみ紹介。

■新システム

  • ザッピングシステム
今作で一番の目玉システム。
複数人の主人公グループをリアルタイムで切り替えながら、探索を進めることができる。
広大で複雑な監獄塔内を探索していく過程で探索が行き詰まることが多々あるため、そういった場合他グループの探索を進めてカギを探したりギミック解除などをすることで、新たな道を切り開くことができる。

ザッピング画面にはイベント中以外ならどのタイミングでも飛ぶことができ、完全に行き詰まっている場合はキャラにヘルプマークが表示される等、画面では各グループの探索の進捗状況が瞬時に把握できるようになっている。
また仕掛けを解いて他グループの道が開かれた場合はそのキャラが反応してくれるため、現在先に進めるかどうかの把握はとても簡単。
手が空いたグループ(というかほぼくららグループ)に血花栽培させたり、拠点に待機させてセーブポイント係や物資補給をさせるなど、色々と応用できる面も。

最終的にグループは3つに合流し*1、3グループに別れて監獄塔攻略に向かうこととなる。
また経験値は当然各グループごとで稼いだ分だけ入手となるので、結果今作では以前の作品よりもレベルの上昇が遅くなっている*2
ただし、前作から引き続き登場しているジェイルボーナス『不明な効果』は参加していない血式少年以外全員に効果がある。

  • ダストボックス
監獄塔内置いてあり、ここにアイテムを入れると他のグループに渡すことができる。
余った装備や回復アイテムの補給、こちらの探索では使わないカギを渡すなど、探索における重要設備。
なお受け渡しは各監獄塔内のみで共通しており、他場所で入れたものは回収できないので注意。
眠り姫以外「捨てる」つもりで受け渡しをしているのはなんだかシュール。

  • ベイビメア
探索中や戦闘中に、ナイトメアの赤ん坊である『ベイビメア』が血式少女に張り付く新おさわりリアクションシステム。
ジェイルの機嫌が悪いときや、移動中のトラップを食らうなどでくっつき、張り付かれるとデバフや状態異常、特定のコマンドが使用不可になるなどのデメリットが発生する。
戦闘中血式少女に張り付いていると、画面に無数のこいつら張り付く光景が広がるため中々にキモイ。

解除方法は返り血を浴びる・アイテムの『血袋』を使う・拠点に帰還・特定のジェイルボーナスで取り除くの4つ。
またダンジョン内で取り除くとそのキャラに何らかのバフ効果が得られるので、暇があればささっと取り除くのが吉。



■変更点

  • ジャックが人間&他の血式少年が登場したため、戦闘中のメアリガン浄化が『1』のシステムに戻った。
    行動するたびに穢れが溜まる仕様はそのままなので過去最高に浄化に忙しい。

  • ナイトメア空間が白から黒に戻った。まぁ正しい世界に戻ったので…

  • 条件を満たすとマップが広がる成長エリアシステムがなくなった。

  • メンバー全員が各グループに分かれて並行して探索するため、控えが援護を行うコンビネーションシステムが削除された。

  • クリティカル予告カットインが、昨今一部で規制が厳しくなったためか全裸演出でなくなった。
    予告・小では専用イラストが出るが、以降は就いている職のグラフィックが表示される。
    CEROがDからCに下がっている影響もあると思われる。

  • 同じく規制のせいか、拠点から救護室がなくなりおさわり穢れ浄化システムがなくなった。
    ストーリー上では新しい監獄塔に進むたびにキャンプ地ごと移動していくため、無くなったのはできるだけ施設をコンパクト化した結果と思われる。

  • やっぱり規制のためか、アリス・グレーテル・白雪姫のブラッドスケルター時のデザインが変更。『BEFORE STORY』の方も変わっている。
    なお、劇中ではこの三名は処刑台少女に深手を負わされており、グレーテルはブラッドスケルターの模様が変わっていることをハーメルンから指摘されているが、それ以上は不明となっている。

  • 依頼が『1』の時のような同時受注が可能になった。

  • 同じくプレゼントが『1』と同じく様々な種類を渡せるようになった。一方『2』と同じくお返しアイテムももらえるようになった。

  • 『リメ1』でなくなった、親指姫の血式能力『プチプリンセス』による一部装備の性能上昇の隠し要素が復活した。
    そのため有用だった学士のポンチョ・ルビーピアスなどのプチ化が復権。
    更に白公鞭以外にも強化される武器が大幅追加、銃や水晶などマイナス補正がかかる装備はマイナス補正をさっぱり消した上で強化してくれるため更に出番が増えた。

  • 戦闘バランスの主な変更点
    詠唱が緩和され、スキル使用後の待機時間が大幅に縮小された。
    スキル『リビングディクショナリ』が更に弱体化した。
    ブラッドスケルター時に味方に範囲攻撃を使用する確率が減った。



◆用語

  • 地上
今作の舞台で、地下監獄から脱獄したジャックたちがたどり着いた世界。
空は紅く染まり、街は廃墟と化し、人間の死体が山のように積み上がっているなど、ジャックたちが夢見ていた希望に満ち溢れた世界とは程遠い光景が広がっている。

ジャックたちのいた地下監獄と同じく、テオフィルの落下によるジェイルの侵食とメルヒェン=汚染動物の出現。
さらに力や名声に溺れて傲慢となった血式少女の横暴や、ウィッチクラフトの願いを叶える効果を知った権力者同士の奪い合いなどで荒廃しきっており
そこに現れた『悪食の監隊塔』と『処刑台少女』によって、生存すら困難な絶望的な世界となっている。


  • 悪食の監隊塔
地上の世界に君臨している超巨大監獄塔。
他の監獄塔とは違い浮遊して自力で移動する能力を持ち、『悪食』の名の通り人間・建物問わずあらゆるものを喰いつくしながら成長を続けている。

地上のいくつかの監獄塔とは繋がっており、本来監獄塔が自身の生育に使う養分を吸い上げて自らの成長に使わせている。
「監獄塔」ではなく「監塔」と呼ばれているのはこのため。
また受精のための雌しべにあたる「白い月」が悪食の監隊塔には存在しておらず、そのため空にある本物の月を雌しべと誤認して異常発達を続けている。

この悪食の監隊塔と処刑台少女によって地上は超危険地帯と化しており、メルヒェンやナイトメアのいる本来危険なはずの監獄塔内部の方がまだ安全という状態になってしまった。
この監獄塔の攻略が本作の最終目標。


  • 処刑台少女(ジェノサイド・ピンク)
地上で人間を虐殺している謎の少女達。
全員が拷問器具を元にした名前を持っており、灰色の肌に『ゴアスーツ』と呼ばれる装備を装着している。

元は血式少女と同じく妊婦に擬態・寄生したメルヒェンから生まれた存在なのだが、彼女たちの場合童話ではなく『拷問器具』の概念から産まれており、そのため人間に対してひたすら攻撃的で性格は残虐で非道。
また常時ジェノサイド化(三姉妹の瞳はブラッドスケルターのそれ)した状態のため自制心にも乏しく、欲望の赴くままに人間を虐殺して回っている。
悪食の監隊塔からは何故か攻撃されず、マスター/パパと呼ばれる人物に従っているようだが…?

なお「ジェノサイド・ピンク」とは、本来は彼女達だけでなくアリスたち血式少女のような存在も含めた地上での呼び名。
しかし地上の血式少女は処刑台少女にほとんど倒されてしまったらしく、現在ではほぼ彼女達を指す呼び名になっている。



◆登場人物

★はプレイアブルキャラクター

おおまかに「主人公組」「黎明組」「後期加入組(+眠り姫)」のグループに分かれる。

■ジャックグループ


★ジャック(CV:酒井広大)

メアリスケルター1主人公。浄化能力を持ち、仲間のために血の一滴さえも捧げる血式少年。
『リメ1』ラストでは仲間たちと共に「運命からの脱獄」を成し遂げ遂に地上へと向かうところ終わっていたが、今作ではそこで地獄のような光景の中処刑台少女の襲撃に合い、仲間たちともバラバラにはぐれてしまう。
ヒカリの力で辛くも『裁きの監獄塔』に逃れ、そこで合流したつう達と共に行動を開始し、仲間たちと再会するために再び監獄塔攻略に赴くこととなる。

以前は芯は強いがどこか気弱で頼りない雰囲気の少年だったが、『1』と『2』でただ一人2度の監獄塔攻略を成し遂げた経験を持つことと、その道程で語りつくせないハードな経験を積んだせいか、かなり精神的にタフになり男らしさが増した。
そのためグループでも必然的にリーダーの立ち位置となり、皆を引っ張っていく存在となっている。
幼馴染のアリスとは仲が深まっているのか、好感度イベントでは前作のつうと人魚姫と同じく一人『友情度』ではなく『愛情度』の数値になった*3
またつうとは恋愛感情なしで深い間柄となった結果、ほぼ兄弟と言える関係に落ち着いており、つうの嫁である人魚姫からは冗談も込めて「お義兄さん」とも呼ばれている。
ちなみに本人たちはどちらが兄かで未だに論争中。

戦闘では『1』と同じく、メアリガンによる血式少女たちの浄化とアイテム係。
今回『2』と同じく失血の状態異常がなく、ジャック・ザ・リッパーのような暴走状態もないので、体調管理は比較的楽になった。
それでも気絶すると浄化とアイテム係が減る痛手が大きいので、血液残量には十分な注意を払っておきたい。
なお今作では他にもくららとジュウが同じく浄化能力を持つが、レベル以外の個体差はなく性能は同じとなっている。
『2』では全体浄化×2→逃走という荒業で穢れを一気にリセットできたが本作ではそうもいかないため穢れ管理が非常に難しくなっている。



★つう(CV:阿部里果)

メアリスケルター2主人公。相棒であるジャックと血式少女たちの力を借り、最愛の人である人魚姫と共に運命からの脱獄を果たした未来泥棒の王子様。
処刑台少女のギロチンの猛攻の前に敗北したところでジャックと同じく『裁きの監獄塔』に飛ばされ、そこで再びコンビを組み、人魚姫の捜索と監獄塔の攻略を開始する。

共に運命を乗り越えた人魚姫とは、これまで以上にラブラブ。
また再び血式少女に戻ってから血式リビドーが変化したらしく、「恩を返すこと」が正しく発揮されるようになり、その上で新たに「衣服を作りたい」というものが加わった。
そのためよく服や小物を作っていることが多く、将来的には機織りで布作りから始めたいらしい。
これと人魚姫への愛が加わって、彼女のためにやたら凝ったデザインのドレスを作ったりもしている。
一方でかつて人魚姫や仲間たちを守り切ることができず一度は運命に屈し、さらに今回処刑台少女に手酷く負けたことが一種のトラウマとなっており、悲劇を繰り返さないようにしようと必要以上の鍛錬で体にオーバーワークを強いているため、ジャックや人魚姫からは心配されている。
グループ内だと何故か彼女の胸関連の話題が多く、巨乳好きのメアリーに狙われたり人魚姫とアリスの地雷を踏んだりと災難が多い。


戦闘では、『2』に引き続き彼女だけの特殊ジョブであるアルタイルタイプ。
ただ今回ジャックの別ユニット化により、大きな強みだった浄化・アイテム使用・2回行動が没収。
しかも職の特徴はそのままのため、よく言えばオールマイティ・悪く言えば器用貧乏なステータスは変わっておらず一見かなりの弱体化を食らっている。

が、かわりに『リメ1』から引き継いだキャラスキル『溺愛の王子』がとてつもなく強力
他キャラのスキル発動条件が厳しい中で、このスキルのみ「HPが100%以下」と破格の緩さ――というか実質皆無で、効果も「(単体攻撃で)弱点属性を突くとパーティーの誰かが追撃する」とパーティ全体の火力UPに非常に有用。
パーティ内に物理攻撃キャラを増やして皆で弱点を突きまくると、目に見えて殲滅能力が上がる。
さらに通常攻撃で追撃を行う都合上、血走り属性の付いた武器ならば「かごめかごめ効果」も発動するため、血花栽培で集めたりトライジェイルで発動確率を上げておくと敵の弱体化も同時に行える。
このため装備やスキルを整えた他のメンバーと協力することで真価を発揮する、万能キャラな性能となった。
感染麻痺や即死(ジェノサイド)も雑魚戦で非常に頼りになる。



★人魚姫(CV:洲崎綾)

メアリスケルター2ヒロイン。未来泥棒の王子様によって運命からの脱獄を果たした、心優しいお姫様。
処刑台少女からの猛攻から逃れた後はタイヨウ教団のミチルと行動を共にしており、『裁きの監獄塔』内でつう達と再会する。

おつうとはやっぱり両想いで、この上なくラブラブ。
前作までで色々ありすぎたことと、散り散りになった仲間たちのことが心配で不安なこともあり大胆にスキンシップをすることも増えた。
割と恥ずかしがり屋なところがあるがおつうとの仲に関しては全く動じることがなく、恋バナでジャックとの関係を聞かれて動揺したアリスに反撃されても「おつうちゃんとはラブラブだもん!」と平然と返すなど、もはや熟年夫婦の貫録を出している。
それでいて仲が冷えているわけでは全くなく、今の関係を聞かれて甘々な惚気っぷりを披露したり、自分が王子様になってほしいといったことが本来乙女思考のつうの重荷になっていないかと悩んでジャックに相談などもしている。
ちなみに夫婦の契りを交わして随分経つが、つうとはまだ「清い関係」らしい。
『1』ヒロインのアリスとは、『2』から引き続き貧乳愛らしい胸同盟の仲。


戦闘では、魔法が得意なマジシャンタイプ。
『2』をベースにしつつも使い心地は一転、詠唱システム緩和により全体属性攻撃スキルを撃ちやすくなった。
ただ今作ではSPがカツカツなので、序盤は通常攻撃主体で動いたほうが活躍しやすい。従来通り魔法中心で戦えるようになるのは中盤以降となる。
そのため武器に血走り属性をつけたり、予約特典の限定職業では濡れバスコープがあるので、濡れ○○系を取得して通常攻撃を強化しておくと何かと便利。

それ以降でもつうの『溺愛の王子』で攻撃する機会は多いので、引き続き武器に血走り属性などをつけておくといい感じに支援に生かせるようになる。
魔法が使える余裕ができてきたら、『溺愛の王子』を発動させるためにも出来るだけ属性魔法中心で攻めたてたい。
対大型メルヒェンに有効な状態異常に回復やバフなどやることが多すぎて正直過労気味。



  • 上島視子(CV:笹本菜津枝)
黎明の救護班にして研究者のお姉さん。
今作では救護室がなくなったため、研究所のほうを担当している。

地下監獄にいた際、黎明内部に黒幕がいたことに薄々勘づいていながらも何もできなかったため、そのことから以前も注意深く、そして行動的な面が増えた。
また『1』でタイヨウ教団に疑惑の目を向けていたので、そこの教祖だったミチルには微妙に苦手意識がある。
が、一緒のグループになってから当のミチルが視子さんに懐いてきたり、教祖とは思えないほど雑事を中心によく働いているため、イメージしていたのとは違う姿を見てちょっと困惑気味。


『1』からのレギュラーキャラにして、小説版メアリスケルターの主人公。
地下監獄の独房で長い間苦楽を共にした盟友であるジャックと合流し、再び監獄塔攻略に乗り出す。
拠点では『2』と同じく依頼所を担当。依頼所が『1』の仕様に戻ったため、不遇だった面はあまりなくなった。
今作でも引き続き血花代行も引き受けてくれるが誰がやっているんだろう…

色々あったためか血式少女ほどではないにしろそれなりに強くなっており、『2』と同じくジャックたちがいない間の拠点の防衛も任されている。
幼馴染のヒカリが無理がたたって眠りについているが、そこまで悲観的にはなっておらず、むしろ寝ている間に全部終わらせて起きたときに驚かせてやろうとやる気に燃えている。
またとある人物の記憶を引き継いでいるため、昔のことで視子さんをいじることも。


  • ヒカリ(CV:沼倉愛美)
同じく小説版メアリスケルターのヒロイン。ウィッチクラフトの力により天使の力を得た少女。
『2』では救護室担当だったが、今作ではなくなってしまったため担当施設は無し。

『1』では終盤とEDでのキーパーソンだったが、今作では序章から大立ち回りを演じており、
  • 地上での処刑台処女との戦いで、血式少女たちの窮地を救う
  • 悪食の監隊塔からの攻撃で体を貫かれるも、その状態で皆を逃がすために各地の監獄塔に転移させる
  • 血式少女を浄化する力を得たくららのためにメアリガンを複製する
  • くららに浄化してもらうため、彼女をブラッドスケルター化した血式少女の元に転移させる
と、八面六臂の大活躍を見せ、彼女の決死の働きによって血式少女隊を含む多くの人が生き延びることができた。
が、無理に無理を重ねたため、くららを送り出した時点で力をほとんど使いきってしまい、長い眠りに入ることに。
以降はマモルが彼女の面倒を看ており、安否の確認のために定期的に彼にほっぺたをむにむにされている。

余談ではあるが、小説版の主人公とヒロインとしてカップリングされているマモルとヒカリだが、2019年にCVを担当している逢坂良太氏と沼倉愛美氏が結婚している為、図らずも最終作である今作にて夫婦共演作となった。


  • ミチル(CV:吉岡麻耶)
タイヨウ教団の教祖『大陽女』を務めていた少女。
血式少女たちの出生に関わる重要なキャラなのだが、以前の作品で大体の謎が明かされており、担当している施設もないため今作ではちょっと影が薄い。

相変わらずふわふわした言動が多いが、地上への脱出という目的を達成したせいか雰囲気が軽くなった。
ついでに人手不足のため彼女も様々な雑事を任されているのだが、文句どころかノリノリでよく働いているため、以前よりも周囲の人間からかなり親しみを感じられるようになっている。
また視子さんにやたら懐いており、友達になりたいらしい。



■メアリーグループ


★メアリー(CV:中村温姫)

今作から初登場の血式少女。
実はジャックたちと同じく解放地区に暮らしていたが、そのあまりの存在感の薄さにこれまでずっと他人に認識されず1人で過ごしてきた。
監獄塔の核にマッチの火を当てても番人が気づかないほどであるから異能と言ってもいいレベル。
そんな中で唯一自分を認識し名前を与えてくれたシャーロットにだけは、ひねくれてはいるが親愛の情を向けてる。
アンデルセン童話Den lille Pige med Svovlstikkerne"(マッチ売りの少女)の名を持つ。

誰にも認識されず一人孤独に生きてきたため性格がかなり捻くれており、それに加えて他人とまともに話せない・劣等感の塊・厨二病・内弁慶と色んな意味で残念な少女。
無駄にプライドが高く見えないところで毒づいたり小声で悪態をつくことも多いが、バレると土下座するかの如き勢いで謝り始めるヘタレ。
また血式リビドーが「現実逃避」のため、定期的に自身の能力である幻覚が見えるマッチを使って妄想にふけっており、その様は遠目に見ると変な薬をキメているような危ない人と化している。
そんな陰キャそのものな性格なので何があるかわからない地上へは全くもって行きたくなかったのだが、解放地区に人がいなくなると食い扶持がなくなるため、渋々シャーロットと共に地上へと帰還したところで、処刑台少女の襲撃に巻き込まれる。

シャーロットとは解放地区で出会っており、誰にも認識されなかった彼女に初めてできた知り合いかつ、妄想が具現化したかのような『無条件に優しく甘やかしてくれる美人の巨乳お姉さん』のため物凄く懐いている。
マッチ売り少女の主人公は『名前のない登場人物』で本来の彼女には名前がないため、「メアリー」という名前もシャーロットから命名された。
彼女の場合「マッチ売りの少女」の結末通り、マッチを使い切ると死んでしまうらしいが、本人はあまり気にせずマッチを使うためシャーロットからはよく心配されてお説教をされており
ならばと現実逃避の代わりにとシャーロットに甘やかしてもらい、抱きしめてもらっては彼女の巨乳をよく堪能している。
こんな性格だが心を開いた相手には意外と義理堅く、シャーロットのことは自身のことよりも身を案じるなど非常に大切にしており、陽キャと見せかけて実は自分と同じくコンプレックスの塊だったジャックには自身の命であるマッチを分けるなど、彼女なりの友愛を向けることも多い。


血式能力は、自身の存在感を極限まで薄くしてセンサー類をかいくぐれる『エアーヒューマン』エンカ率は下がらないので注意。
ストーリー中では、核にマッチを放り込むことで妄想を具現化する能力も披露しており、これによってシャーロットのエロ衣装を作ったり、お手伝いさんであるメルヒェンを作ったりしている。
また幻覚を見せることでストレスを解消し、穢れをある程度浄化できるため、血式少年がパーティーにいない間はコマンド『マッチを擦る』で彼女が代わりの浄化役になる。

戦闘では彼女だけの特殊ジョブであるカクレモノタイプ。
職業名は『カクレモノ』『ポエマー』『オドッテミタ』『ドウケモノ』『チュウニ』と何とも言えないものが揃っている。
また何故かオドッミタの衣装が限定職業でもないのにブルマ

性能はバフ・デバフが得意なリベロ系の別バージョンといったところだが、戦士系のステータスでSPが低い代わりにHPが多く、装備で補強しなくとも前衛を張れるというのが特徴。
リベロ互換のカクレモノで銃を装備でき、ジェノサイドスキルで特に強力な『ジェノレンジラッシュ』も習得するため、物理型で運用した方がおつうのと兼ね合いもあって使いやすい。
また血式少女で唯一『ホロウビジョン』をカクレモノで習得でき、味方全員の命中率と回避率を上昇させるという効果でこちらも中々に便利。
火力が上がるわけではないが、攻撃を外す心配がだいぶ減り、回避で生存率もそれなりに上げてくれる。

一方で限定衣装が少なく、手軽に使える属性攻撃や範囲攻撃が少ないため雑魚戦での殲滅力が低いのが欠点。
どちらかというと雑魚戦よりもボス戦のほうを得意としている。尤も、雑魚戦は雑魚戦で『アタックルスト』を撒く仕事がある。
キャラスキルは、メアリーが毒のとき味方全員の属性被ダメージが減少する『陰者の籠り歌』



★シャーロット(CV:下田麻美)

同じく今作から初登場の血式少女。
メアリー同様、ジャックたちと同じ解放地区で暮らしていた謎の女性。
黎明には参加せずメアリーと共に解放地区で隠れて生きていたが、地上での処刑台少女の猛攻によって散り散りになった後は、メアリーやアリスを守るため自らも戦いに参加する。

アリスたちと同じく血式少女なのだが、モチーフである童話がミチルでもわからず本人もよくわかってないという謎多き人物。
当事者になることを避ける傾向があり、本人の言動もどこか他人事だったり俯瞰的な見方が多いなど、まるで本の読み手のような雰囲気を持っている。
性格は心優しいお姉さんであり、とても面倒見がよくあのメアリーとまともに付き合えるという点から見ても貴重な逸材。
また全キャラの中でもグラマラスなスタイル抜群の体をしており、メアリーからはよく抱きしめてもらうついでに胸の感触を堪能されているが本人は気づいていない。
ちなみに基本職であるストーリーテラーでは下乳丸出しの衣服を着ているが、やっぱりというかこれもメアリーからの贈り物。

能力として「目を閉じると誰かの物語が見える」という千里眼を持っており、これによってこれまでのジャックたちの活躍を知っているほか会ったことのない他の血式少女のことも知っており、さらには本人が秘密にしていることも大体把握しているという恐ろしい人。
そのためジャックが遭遇したラッキースケベや、つうの王子様練習のことも知っているため本人たちを慌てさせている。流石に『2』の世界は見えてない模様だが。
しかし地上に出てからはこの能力が大幅に落ちているらしく、現在はほとんど見えなくなってしまったらしい。

メアリーのことが大好きで妹のように可愛がっているが、何故かそれと同じくらいアリスのことが大好き
二人とも初対面のはずなのだが、アリスにはやたらと世話を焼きたがる傾向があり、本人もアリスに対して無性に構いたくなることを自覚している。
アリスがジャックに惹かれていることも知っているが、特に嫉妬などの感情を持つこともなくむしろ「アリスが幸せになるにはジャックが必要」として二人の仲を積極的に応援しているため、少なくとも恋愛感情などではないらしい。
このため彼女の血式リビドーは「アリスに構いたくなること」だとジャックからは推測されているが、個人にそこまで向けられる血式リビドーがあるのか疑問なことと、それまでどう解消してきたのか不明のため推測の域を出ていない。
アリス本人は今まで経験したことの無い彼女のアプローチに動揺しているが、これまで家族のように無償の愛情を向けてくれる人がいなかったため、なんだかんだで良い関係を築けている。
また時たまアリスが死ぬという悪夢を見て錯乱することがあり、そんなときはメアリーが彼女のケアを行っている。


血式能力は、現在いる監獄塔のギミックのヒントを教えてもらえる『センリアイ』
使わなくてもクリアできるが攻略のヒントになるため、行き詰まったらこれで突破口を見つけよう。

戦闘では、彼女だけの特殊ジョブであるストーリーテラータイプ。
サイエンス系と三つ同じ職があるためサイエンスの亜種に近く、ジャック&メアリーグループにおける血式少女のアイテム係は彼女。
彼女のみの職で『ストーリーテラー』と『ウォッチエンド』の2種があり、これらのHPが高くメアリーと同じく前衛性能が高い。
またウォッチエンドは、多数の『○○の心得』を習得できるというかなり特殊なスキル構成でパッシブスキルが非常に充実しており、銃も装備できるため、SPが少ない序盤は通常攻撃を強化するパッシブを習得して銃をぶっ放す運用が非常に有効。
サイエンス系の物理属性攻撃も充実しているため、そのまま物理火力を高めていけばおつうのスキルによる追撃効果も存分に生かせるようになる。

反面、大火力技に乏しくジェノサイドスキルも単体属性技しかないため、単独の爆発力はちょっとイマイチでこちらもおつうとの連携が重要。
キャラスキルは、シャーロットのHPが50%以下のとき稀に味方への魔法ダメージを減少させる『抱擁のAネーション』



★アリス(CV:上坂すみれ)

メアリスケルター1メインヒロイン。ジャックの幼馴染で、共に支えあって数々の困難を乗り越えてきた少女。
処刑台少女の攻撃で重傷を負い、その状態で『裁きの監獄塔』に転移したが、何者かの治療により生存。
気がついたとき側にいたメアリーと共に、ジャックや仲間たちとの合流を目指す。

ジャックとは相変わらず大事な幼馴染や仲間の関係に留まっているが、今回ジャックと出会ってから初めて長期に渡り離れ離れになったことと、
シャーロットや人魚姫がよくジャックとの関係の進展具合を聞いてきたり皆で恋バナする機会も増えたため、以前よりもジャックへの気持ちが強くなっており、好意が駄々洩れになることが増えた。
またこれまで生真面目でしっかり者だがどこか危ういというイメージが強かったが、お姉さんキャラのシャーロットに可愛がられるようになった結果、
慣れない扱いに慌てふためいたり、可愛いと言われて照れたり、子供扱いされてむくれたりと、割と子供っぽい表情を見せることが多くなった。
そんなシャーロットに対してはこれまで経験したことのない親しみを感じている一方、自分にはない抜群のスタイルや年上の包容力を持っているため、ちょっと張り合い気味。

ジャックの幼馴染で出身や出自がハッキリしており、秘密や不明な点はない――はずなのだが、
  • 残虐な処刑台少女達がアリスは殺さないように命令されている
  • 謎の人物に重傷を負って気を失っていた所を手当てされる
  • 出自不明なシャーロットにやたら愛情を注がれている
と、今回彼女の周囲には何故か妙に謎が多い
アリス本人にも全く心当たりが無いため、原因がわからず困惑している。


血式能力は『ワンダーホール』、キャラスキルは『幼馴染ファヴォティスム』と、両方とも『1』のものに戻った。
一方でザッピングシステムで実質どこでもセーブ出来たり「帰巣本能増幅器」が無制限になったため、『ワンダーホール』にあまり有用性がなくなってしまっている。

戦闘ではファイタータイプ。
『2』から大きな変更はなく、バリバリの前衛型なので運用方法がわかりやすい。
今回は序盤から使用可能なため、全編通して攻撃の要としてお世話になる。
また早めにマーシャルを解放して『マーシャルの心得』と『カウンター』を取得しておくと、SPが少ない時期にとても重宝する。



  • 千昭(CV:土岐隼一)
ミチルの弟でタイヨウ教団の副教祖『陽司』を務めていた少年。
物資販売所を担当。

以前は冷静で威圧感があり、黎明や血式少女たちとも対立気味であったが、地上へと行ったことで肩の荷が降り、
また姉のミチルの不可思議な言動の理由もわかったため、気持ちに余裕ができてかなり人当たりが良くなった。
一方でミチルが働いているのをとても心配したり、姉の分まで働こうとして撃沈しそうになるなどちょっとシスコン気味。


  • 賀東優人(CV:喜多田悠)
地上の数少ない生存者。
悪食の監隊塔から逃げ延びるために、裁きの監獄塔に隠れていたところを千昭と出会い行動を共にする。
研究者であり、拠点では血式兵器製造所を担当。

物腰柔らかな男性で、ジャックたちが地下にいた間に地上で何が起こっていたことを知る貴重な人材。
また昔研究で賞をとったことがあり、その時に父親からもらった懐中時計を大切にしている。



■くららグループ


★くらら(CV:中島唯)

血式少女でも何でもない、物作りが好きな普通の少女。
『1』から恒例のレギュラーキャラだが、 店の売り子から放浪商人を経てなんと今回主人公の一人に抜擢された
地上での襲撃の際、処刑台少女・首吊り台の攻撃から師匠のハルを庇って瀕死の重傷を負うも、視子の手当てとジャックの輸血によってギリギリのところで生還。
この時の輸血の影響で浄化能力を手に入れた。ただし、血式少年のもう一つの特性である「ジェイルの機嫌が分かる」能力はない。
その後怪我から目覚めた際、突然ヒカリから自分が浄化能力に目覚めたことと、その力で血式少女を助けて欲しいことを告げられ、
訳がわからないまま複製されたメアリガンと共に、暴走した血式少女のいるライカードへと飛ばされる。

周りの血式少女がやたら濃いメンツが揃っており、参謀役のグレーテルですら冷静なだけで別ベクトルにネジが外れ気味のため、一人彼女たちの奔放さとツッコミに四苦八苦するグループ内唯一の常識人にしてやっぱり苦労人。
ハーメルンに「小娘」呼ばわりされ印象が薄いと言われたり、グレーテルに興味を持たれて実験されそうになったりと気苦労が絶えないが、それでも持ち前のポジティブシンキングを発揮して初めての監獄塔攻略や血式少女たちとの関係作りなど、上手いこと困難に立ち向かっている。
一方で地上ではぐれてしまった師匠のハルのことはかなり引きずっており、彼のことでつい喧嘩腰になったり無事かどうか考えて落ち込んだりと、普段明るい彼女に陰を落としている。

なお探索が忙しいため武器職人見習いとしての活動はしないが物作りのほうは続けており、キャンプ内の家具や道具は大体が彼女のお手製。
また『2』での記憶がある程度残っているのか監獄塔内から定期的に物を拾ってきたりもしており、ハーメルンにマンガを拾ってきたり、趣味のオリジナルTシャツを作ったりもしている。



★ハーメルン(CV:河野ひより)

猪突猛進でセリフをよく噛むカミカミ魔王。
転移ではライカードに飛ばされるが、そこでブラッドスケルター化したグレーテルと遭遇。
助ける手段がなくやり過ごしていたところでヒカリによって転移してきたくららと合流し、二人でグレーテルの暴走に立ち向かう。
なお前作までCVを担当していた今村彩夏さんが引退されたため、今作では河野ひよりさんにバトンタッチとなった。

腕っぷしが強く、シナリオ中でもブラッドスケルター化したグレーテルをあっさり取り押さえるなど戦闘能力が高い武闘派魔王。
『2』から引き続き、グレーテルとは大体何も考えず突っ込んでは裾を踏まれて無理矢理止められる仲。
今作ではグループの中で年上の方のため、年長者としての立ち位置にもなった…のだが、言動のせいであまり年上感がなく、ラプやシラとどことなく同レベルで扱われている。
とはいいつつも地下洞窟にいた頃よりは仲間や黎明での生活を通して格段に成長しており、二人に好き嫌いしないよう怒ったり、グレーテルに弄繰り回されているシラに助け舟を出したりと、所々ではしっかり年上らしい行動をすることも。
また『2』終盤での出来事を無意識に覚えているらしく、処刑台少女に歯が立たずあの時と同じように仲間を守れなかったことを気にしている。

戦闘では、今作は『勇者』ではなく『魔王』ハーメルンなのでマジシャンタイプ。くららグループの魔法メインアタッカー。
最初からATKの高めなネクロマンサーが解放されているので、SPが少ない序盤でも武器攻撃で活躍させやすく、ブラッドウィッチを解放すればさらに耐久も増す。
魔法攻撃スキルを大量に覚えるマジシャンの解放は、SPに余裕の出てくる辺りまで後回しにしても問題ない。
また今回血花栽培のアップデートチャンスを得ることができるのは、血式能力『磁力ピッコロ』が使える彼女だけなので
手が空いていれば大体くららグループが装備の栽培をいそしむことになる。

余談だが、『1』でスタンドプレーに走りがちなことを指摘されているからか最初のギロチン戦では他に仲間がいるにも関わらず前列に立っている。



★グレーテル(CV:種﨑敦美)

お菓子大好きなマッドサイエンティスト。
処刑台少女との戦いの中で重傷を負い、そこから穢れが溜まってライカードにてブラッドスケルター化してしまう。
ジャックがそばにおらず浄化ができないままハーメルン相手に暴れ続けるが、くららによって浄化。
その後、三人で生存者との合流を目指し始める。

頭脳明晰で前作・前々作共に状況整理に謎に迫ったりと大活躍だったが、今作でもその能力は健在。
またグループで彼女しか頭脳派がいないため、実質くららグループのリーダーは彼女
最終的にグループ内が年小組3人・年中組1人・年長組1人というさながら血式少女幼稚園と化しているが、全くペースを崩すことなく実験に研究にと精を出しており、逆に周りを自分のペースを巻き込んでグループを仕切っている。
彼女の質問攻めや実験、淡々としたお説教は恐怖の象徴として恐れられているが、以前よりも常識が付き集団行動も学んだため、不安になっているメンバーの悩みを聞いてカウンセリングしたり、こめかみにキスをして落ち着かせる*4などオカン力もかなり増している。
飴と鞭・愛情と恐怖を使い分けて癖の強いメンバーをまとめ上げているその様は、まさにハーメルン以上に魔王。

戦闘では毎度おなじみサイエンスタイプ。
血式少女では貴重なアイテムが使える職なので、とりあえずアイテムツーラーは早めに開放しておきたい。
他にも各職にそれぞれ有用な補助系のスキルが充実しているので、レベルが上がりにくい本作では職業開放する順番に割と悩むキャラ。



  • カエデ(CV:MAKIKO)
マモルたちと共に地下監獄からの脱出を目指していた女性。アネゴ肌な性格をしている。
拠点では『2』と同じく物資販売を担当。
ちなみに声は中の人が改名しただけで以前と同じ。

相変わらず面倒見がよく、くららグループは子供っぽい血式少女が多いため、以前にも増して頼れる年上のお姉さんとなっている。


  • スクイ(CV:大澤風香)
タイヨウ教団に入信している女性。
『1』でも依頼所で案内役をしていたが、今作で初めて名前が付いた。
今作でも依頼所を担当。

ミチルのような穏やかで芯の強い女性になりたいと思っているが、内心では無理だとも感じており、現在ではタイヨウが出てきたときに恥じないような生き方をしようと思っている。
このように自分を見つめなおしているためか懐が深く、多少のことでは動じない柔らかなお方。



■シラグループ


★シラ(火あぶり柱)(CV:田村奈央)

処刑台少女の末っ子。
処刑台少女だが姉三人と違ってこれまで人殺しの経験がなく、また相手を傷つけることができないため、姉たちからは叱責・馬鹿にされている。
ジャックたちへの強襲で今度こそ成果を上げようと奮起するが、やはり攻撃することができずに右往左往していたところでヒカリの転移に巻き込まれ、ライカードにワープ。
そこで気絶しているラプンツェルを発見し、手にかけようとするが…。

元になったのは、火刑で見せしめのために罪人を張り付ける柱。
性格はわがままで生意気で強がりと、他の処刑台少女と同じく歪んでいるように見えるが、実際はあんな環境にいたにも拘らず人を傷つけることに抵抗があり、他人をいたわれる心を持っているという優しい子。
また姉三人に馬鹿にされ続けたため本心は割と小心者であり、今一つ自分に自信が持てないでいる。
結局倒れていたラプンツェルのことも攻撃することができず、途方に暮れていたところを襲ってきたメルヒェンと戦闘。
そこを眠り姫に見られてラプを助けてもらったと感謝されてしまい、起きたラプにも懐かれ、そのまま姉達のところに帰る手段が無いから一時的に手を組むという理由で仲間になってしまった。
この時二人から『シラ』という愛称で呼ばれるようになり、以降自身もこの名前で自分のことを呼ぶようになる。

グループの中ではラプと並ぶちびっ子ポジション。ラプと異なり大人と遜色ないレベルで漢字を使用する。
ラプとは友達同士であり、一緒に遊んだりどちらが姉っぽいかで仲良くケンカしたりするなどとても仲が良い。
他にもハーメルンと遊んだり、眠り姫とお昼寝したり、くららに仲間なってくれて嬉しいと言われて照れたりと、処刑台少女だが根が良い子だと知られているので人間関係は非常に良好。
唯一グレーテルは処刑台少女の生態に興味津々で変な実験をしようとしてくるため苦手だが、それでも「怖いけど頼りになる。…怖いけど」と評価している。
一方で始めて出来た友達や仲間との交流の中で、これまでの自分がどれだけ酷いことをされていたかを知ったが、それでも姉たちやパパへの情を捨てきれることができず苦悩している。
またとにかくよく泣く。コメディ・シリアス両面で泣く。多分本作のキャラで一番泣くシーンが多い。

血式リビドーは「人を焼き殺したい」というかなり物騒なもの。
あくまで「人」が対象で血式少女には危害を加えないものの、それでもキャンプ組には危険なため発動した時期には近づけさせないようにしている。
シラ本人はこれを理性で何とか抑え込もうとしており、ラプや眠り姫のメンタルケアもあって作中被害は出ていない。
本来血式リビドーは理性で何とかなるようなものではないがシラの場合良心でこれに抗っており、この点はグレーテルからかなり驚かれている。


血式能力は、青い炎を放って、燭台に火を灯したり氷塊や蝋人形を壊せる『ジェノフィア』
また着ているゴアスーツの機能で常時ジェノサイドモードが維持されており、浄化能力も使うことができる。
なお1章終了時にスーツが燃料切れで機能停止してしまうため、2章以降は普通の血式少女と同じになる。

戦闘では彼女だけの特殊ジョブである処刑人タイプ。
職業名は処刑台少女らしく『処刑人』『刺客』『兇手』『死行人』『拷問器具』と物騒なものが揃っている。
中身は『兇手』を除けば、それぞれ『ミルキーウェイ』『スナイパー』『デストロイ』『ブラッド』の別バージョンで、『兇手』はスキル構成が攻撃的になった『ダークシーカー』に近い。

タフな前衛としても銃を使っての後衛としても活躍できるため総じてオールマイティな攻撃要員なのだが、くららグループでは彼女くらいしかタフな前衛がいないため、実質前衛として使うしかないのが正直な所。
初期職である処刑人は固いもののスキルが魔法寄りのため、防御が高く序盤で便利なスキルが多い刺客や、HPが高く物理火力も大幅に増す死行人辺りは早めに開放しておきたい。
また「火あぶり柱」の名前のとおりジェノサイドスキルに火属性が多く、『ジェノレンジラッシュ』も習得するためボス戦でも頼りになる。
キャラスキルは、シラのHPが5%以下のとき、味方全員の与ダメージが上昇する『燃え上がる魂』



★ラプンツェル(CV:小澤亜季)

髪の長い食いしん坊野生児。
かつては地下監獄の『旧河川・沼エリア』で一人でジェイルの壁やメルヒェンを食べて過ごしていた野生児だったが、皆と一緒に過ごして人間社会を少しずつ学んだため大分普通の人間らしい感性が身に付いた。
ライカードで倒れていたところをシラに助けられ、そのことから彼女に懐き眠り姫と三人で行動を開始する。

以前と比べるとかなり成長しており、特に仲間を非常食扱いしなくなった。
地頭が良いため意外と論理的な考えもでき、ちゃんとした環境を与えればそこそこ伸びるとはグレーテルからの評。
『2』ではハーメルンの特徴とされていた「力持ち」は本作ではラプンツェルの特徴になっている。
純粋で優しく一度信じた相手はとことん信じぬくため、元敵で立場が微妙なシラの助けになっており、ラプ自身も彼女のことが大好きのため大事な友達同士となった。
なお血式リビドーは「髪を伸ばしたい」と「子供を作りたい」だが、未だに作り方そのものはよくわかっていない。
一番バラしそうなグレーテルがそばにいるが、ジャックから一年は黙っているように釘を刺されているためまだ真相を知らないでいる。


戦闘ではリベロタイプ。
大きな変更はないため使い心地も前作と一緒だが、グループ内で前衛に悩む今作では彼女が前衛に出ることが多い。
ただリベロ系は前衛型の職にしても防御はともかくHPが低めで、前衛だと落ちやすいのが困りもの。
そのため前衛に出すならアクセサリーやプチ白公鞭でHPは率先して補強しておきたい。

また予約特典の限定職業を含むと魔法系のスキルが充実してるため、後衛で魔法で使うという運用法もある。
その際には眠り姫に前に出てもらうか、シラ単体で前衛に出てもらう形になるが、HPが低めなのを考えるとこちらのほうが安定感は上。



★眠り姫(CV:長久友紀)

無口でいつも眠たげな三姉妹の末っ子。
ラプンツェルと同じくライカードに飛ばされるが、そこでラプを守って戦っていたシラと出会い、彼女に感謝を述べて他の仲間との合流を目指し始める。

三姉妹が揃っていたころは末っ子でいつも眠そうにふらふらしているためお世話をされる側だったが、今回ちびっ子二人に囲まれた状態のため年上として頑張ることが増えたため、お姉さん感がかなり増した。
くららたちと合流してからも、その癒し系オーラと包容力でグレーテルとは別ベクトルにグループを支える柱になっており、彼女と2トップで頼れる年上として皆から慕われている。
しかし三姉妹では唯一はぐれてしまったため、その裏では姉二人のことを心配して不安な日々を過ごしており、そんなときはくららやハーメルン・グレーテルが彼女のことを色々と励ましている。


戦闘ではアーチャータイプ。
今作でも銃が強いため、頼れる後衛からの攻撃役であり雑魚戦・ボス戦共に優秀。
しかし今作ではSPがカツカツで、しかも銃はSPにマイナス補正が付くために継戦能力は大分落ちた。
更に高AGI故に回転が速いため穢れがすぐ溜まる関係上穢れも慎重に管理する必要がある。
ちなみにブラッドハンターだとHPが高く防御もそこそこ高いので、ラプを後衛で使うときは彼女を前衛にするのもアリ。

優秀な攻撃スキルだった『ランダムラッシュ』『アンバレッドプレッシャー』『ギガントタスト』は今作でも健在だが、スキルレベルを上げると消費SPが爆上がりするためSPが少ない今作では終盤でも連続使用は2発ほどが限界になった。
なので、考えなしにこれらのレベル上げるのは非常に危険。幸い通常攻撃を強化するスキルが多いため、序盤はこっちを中心に習得していきたい。
また状態異常を付与する範囲攻撃は比較的消費が安めのため、そちらを中心にするのも手もある。
彼女の限定職業には『デスリク職業衣装2』があるため、手に入っているならあちらの安い範囲攻撃に頼るのもアリ。



  • イツキ(CV:阿部大樹)
カエデと同じくマモルと共に地下監獄からの脱出を目指していたインテリ青年。
元黎明の研究班で、『2』と同じく研究所のほうを担当。

処刑台少女であるシラのことは当然それなりに警戒視していたが、ラプたちを判断を信用していたことと、
彼女のおかげでとある重要な問題がクリアしたため、割と早い段階で打ち解けた。
グレーテルと並んで、くららグループの貴重な頭脳労働要員。


  • タクミ(CV:鳴海崇志)
同じくマモルたちの仲間。
こっちは元黎明の製造班で、やっぱり『2』と同じく血式兵器製造所を担当。

しっちゃかめっちゃなしゃべり方で、一人称がコロコロ変わるのもそのまま。
が、同じグループの血式少女にボケが多く、ツッコミ要員が少ないためそっちに回ることが増えた。
そのためかあまり変わりないのに何となく以前よりもしっかりしたように見える。



■ジュウグループ


★ジュウ(CV:酒井広大)

本作の主人公の一人で、記憶喪失の謎の少年。
憶えているのは「大切な妻を探さなければいけない」「自分は監獄塔」「血式少年である」という三つだけで、その数少ない記憶の断片だけを頼りに最愛の妻を探している。
これまでは解放地区を彷徨っており、地上での混乱からのヒカリの転移では『極寒の監獄塔』にワープ。
そこでかぐや姫と怪我を負った白雪姫に遭遇し、生き残って妻を探すために彼女たちを利用しようと協力を申し出る。

ジャック以外の初めての血式少年だが、自分のことは上記の三つ以外何も覚えておらず、名前すらも忘れているため、当人でも自身の正体についてなにも答えられないという素性不明の人物。
「ジュウ」という名前はそのままでは不便ということで、合流した赤ずきんから命名された。合流前は「???」名義で行動する。主人公なのに。
かぐや姫たち黎明メンバーと出会う前からメアリガンを所持していたことや、浄化能力やジェイルの声を聴くことができる能力を持っていること、
元となった童話も不明と、非常に謎が多く周囲からも怪しまれている。
外見は血式少女たちからは「ぱっと見ジャックに似ているが、よく見ると全然似ていない」というよくわからない評価をされている。
またジャックの名前を聞くと、何故かモヤモヤするらしい。

性格もお人よしのジャックとは正反対で、常に冷静沈着で効率を優先し無駄なことは嫌うと、とても冷徹。
言うべきことは遠慮なく言うタイプで妻を探すために皆を利用していることもハッキリと表明しており、歯に衣着せぬ物言いとその態度から、当初は赤ずきんを初めとする血式少女たちからは反発された。
しかし態度こそ冷たいが改善すべき所は改善し、否があれば正直に謝り、自分の考えに固執せず他の意見もよく聞き入れるなど、思考そのものは割と柔軟かつ素直。
当人も自身の効率だけで物事を計りがちな点を欠点として認めており、そのため「急がば回れ」を信条にして自分のことを戒めている。
なので一見無駄に見えることも安易に切り捨てることはせずに付き合ってくれるため、実際のところは冷徹ながらもかなり面倒見がいい。
血式少女たちとも、しっかり前線に立ち血を消費するという命に関わる行為を不満を言うこともなくこなしていく姿勢や、自分たちと同じく大切な人を探していて無事かどうか不安を抱えているという心境であること。
ついでに意外な面倒見のよさもあって徐々にわだかまりも溶けるようになり、グループの先導役として監獄塔攻略に赴いていくこととなる。

ちなみに記憶がおぼろげで顔すらもよく思い出すことができないが、妻を愛していることははっきりと断言するほどの愛妻家
素性不明な自分の正体よりも妻の行方のことをとことん気にしており、暇さえあれば思考のほとんどを妻と再会するための方策を練ることに費やしている。
妻のことに関しては、冷静そうに見えて全く冷静でないとは本人談。
また性格に関しても以前は今よりもさらに効率を求め、無駄を省き、感情などを無価値として最短で目的を求めるような極端なものだったらしいのだが、この点を奥さんから大分絞られたらしく、現在のような考え方になったらしい。
信条にしている「急がば回れ」も元々は妻の言葉で、宝物のように大切にしている。
その他デリカシーの無さなどで度々お説教をされたらしく、妻とのエピソードを思い出しては周囲への態度を反省することが多い。
不可抗力で女性陣の風呂を覗いても、「妻の身体以外には興味はない」と真顔で言い切る漢。



★白雪姫(CV:高野麻里佳)

けなげでおっちょこちょいな三姉妹の次女。
処刑台少女の襲撃で重傷を負い、さらに飛ばされた場所が『極寒の監獄塔』だったため寒さで体力を奪われ命の危機に陥るが、ジュウの手当てとぽっちゃり系の体高めだった皮下脂肪のおかげで持ち直した。
その後はかぐや姫とジュウと共に、はぐれてしまった姉妹や皆を探し始める。

以前と比べると自信がついたり苦手だった鏡もある程度耐性が出来たが、ちょっとドジな部分は相変わらず。
やっぱり体型のことを気にしており、ジュウにわざわざ本当に皮下脂肪が高かったか確認しに行って撃沈したりする一方、謎の果物をアボカドと知らずにドカ食い*5して、ジュウから知らぬが仏とばかりに放置されるなど、理想の体型にはまだまだ程遠い様子。
ジュウのことは命を助けてもらったことから最初から信頼しており、向こうも見てて危なっかしいのか色々と世話を焼いている。


戦闘ではサイエンスタイプ。
『2』では限定衣装の『デスリク職業衣装2』での銃を装備した物理型が強かったが、今作では『デスリク職業衣装2』が銃が装備できずそもそも限定衣装が予約特典となったため、物理型はだいぶ使いづらくなった。
そのため、基本はオーソドックスに魔法型でサポート中心に動くことになる*6
やはり貴重なアイテム要員かつ浄化役が浄化だけで手いっぱいなため、アイテムツーラーを解放してのスキル『アイテム』の習得が急務。



★かぐや姫(CV:五十嵐裕美)

怠けることに情熱を燃やすはんなり姫。
『極寒の監獄塔』に飛ばされ、必死に深手を負った白雪姫の手当てをしていたが、そこでジュウと遭遇。
白雪の手当てをしてもらい、休める場所と仲間との合流を目指して『極寒の監獄塔』の探索を開始する。

今回皆がバラバラになったため人手が不足していたり、状況もわりと逼迫しているが、あまり変わらずだらだら過ごしているグータラ姫。
他グループのジャックやつうからはかぐやは特に大丈夫かと心配されているが、なんだかんだでマイペースに過ごしている。
とはいえ最低限やることはやっており、人員が減っているため洗濯物などは渋々ながらも自分でこなすようになった。
また仲間意識も以前より強くなっており、白雪を見捨てようとするジュウ相手に協力体制を担保に駆け引きを行うなど、人間不信気味だったかつてと比べてコミュニケーションスキルもかなり上がっている。
また新しいお手伝い役としてジュウに目をつけているが、お人好しのジャックと違って雰囲気に流されずに理路整然と手伝いを拒否してくるため、手伝う手伝わないを巡って屁理屈と理屈の応酬になり、そのままぐだぐだと不毛な時間を過ごしている。
忙しくなっため少ない時間でさらにだらけられるように、『サボり七つ道具』に代わる『新サボり七つ道具』を開発中。


戦闘ではアーチャータイプ。
彼女の初期装備の弓がやたら強いため、1章序盤ではほぼ無双状態。
白雪復帰までは一人で戦闘をこなすことになるが、問題なく攻略を進められる。
眠り姫と同じく序盤は通常攻撃が中心になるので、スピードガンナーを早めに開放しておくのが吉。

ちなみに限定衣装込みの能力になると、眠り姫と比べると攻撃系スキルが少ない代わりにサポート系スキルが充実している。
ジュウグループでは貴重な無詠唱範囲魔法スキルも習得できるためTECの上がる鞭を持たせて魔法を撃たせるのも一興。

血式能力『タケプロテクター』で相変わらずフィールド上のギミックによるダメージを無効化できるが、ジュウグループにフィールド上での飛び道具の使い手がおらず、メアリガンもホイホイ使えないため落とし穴のマップ埋めは基本的にタケプロテクターを使いつつ特攻を繰り返して行うことになる。

  • ジャバウォック(CV:山本兼平)
極寒の監獄塔にいた謎の老人。
拠点では研究所を担当。

なんと『1』で死んだはずの十島博士と瓜二つの姿*7をしており、当然そのことから黎明メンバーからは疑惑の目を向けられることになるが…。


  • ハル(CV:亀山雄慈)
黎明の武器製造士でくららの師匠。
血式兵器製造所を担当。

序盤でくららが自分をかばって重傷を負い、さらにそのままはぐれてしまったため彼女の安否のことを心配している。
また今作では明確に彼女のことを弟子として認めており、以前よりもかなり距離が縮まっている。
自分が製造した覚えのないメアリガンを持っているジュウの素性を気にかけているが、一方で彼の妻探しに協力してくれるなどやっぱり頼れる兄貴分。


  • 門脇永遠(CV:落合福嗣)
黎明で解放地区の入り口を守っていた門番の兄ちゃん。相変わらず他人を名前で呼ばない。
住んでいた村をメルヒェンに滅ぼされた過去があり、そのため憎悪を抱いている。
今作では依頼所を担当。

『1』では実験用のメルヒェンをあえていたぶって処分するなどの残虐性を見せていたが、
黎明内部の裏切りや血式少女の正体を知ってからは、人間ではない彼女たちにも疑いの目を持っており、言葉の端々に差別的な言葉や不信感が表れている。
そのためグループで唯一の人間であるクナイは彼の癒し。
こんな人だが、仕事そのものはしっかりやってくれるのでご安心を。



■赤ずきんグループ


★赤ずきん(CV:大久保瑠美)

皆のお姉さんで、心に色々と抱える少女。
頼れるリーダーで本来は明朗快活な性格をしているが、とある出来事により現在は少し心に影を落としている。
処刑台少女との戦いでは全く歯が立たずに敗北。自分の無力さに打ちひしがれるものの、目覚めたときにそばにいたクナイを守るために再び立ち上がり『極寒の監獄塔』の探索を開始する。

『1』では明るく皆を引っ張っていくリーダーだったが、終盤で信頼していた人に裏切られ、運命からの脱獄では幼い頃ブラッドスケルター化した人魚姫を殺してしまったトラウマが再び甦り
さらに希望に満ち溢れていると思っていた地上は地獄のような光景が広がっており、処刑台少女との戦いでは手も足も出ず敗北し多くの人が殺されてしまう――。
と、『1』終盤から今作冒頭にかけて延々と心に負荷がかかり続け、メンタル面がボロボロになってしまった結果、破滅的思考の『2』ほどではないが後ろ向きで情緒不安定気味になってしまっている。
ザッピング画面で選択したときの発言もやたら暗く、本編でも思考がネガティブな方向に向いており見ててとても痛々しい。
しかし仲間の励ましや等身大の自分を見つめ直すことで徐々に復調していき、最終的にはそれまでの自分に代わる新たなアイデンティティを探していくことになる。
感情と勢いで動くタイプのため、全く正反対のタイプのジュウとはとことん馬が合わないが、地上での混乱の際にブラッドスケルター化しそうになった所を浄化してもらったことや
何だかんだで皆のことをよく見ており不器用なだけで面倒見の良い性格を知るようにつれて、徐々に打ち解けるようになる。


戦闘ではリベロタイプ。
やっぱりHPが低いがグループ内で前衛に立てる人材が少ないので、なんとか前衛起用を考えたいキャラ。
加えてラプとは逆に限定職業は物理スキルが充実している『デスリク職業衣装2』なので物理型に向いており、カウンターを生かしたりキャラスキルを発動させやすいという意味でも前衛のほうが相性がいい。
そのため装備によるHP補強は最優先で行いたい。
尤も基本職のリベロは全武器装備できるので前衛をシンデレラに任せ銃で攻撃するという選択肢もある。



★親指姫(CV:高橋李依)

ちっこくてもしっかり者の三姉妹の長女。
処刑台少女襲撃の混乱ではシンデレラと共に『極寒の監獄塔』に転移。
合流後は心身が弱っている赤ずきんを支えつつ、仲間や妹たちとの再会を目指す。

身体は小さくとも妹たちを引っ張っていく姉力は健在。
加えて妹の白雪を筆頭に、弱りきっている赤ずきん、ネガティブ気味で末っ子気質なシンデレラ、とにかくグータラなかぐやと、今回周りが手助けが必要な面々ばかりのためその姉力をいかんなく発揮している。
長女にも関わらず体つきが幼いことを気にしているが、ジュウからは合流して早々10歳の女の子に見えたとはっきり言われたり、血式リビドーが起きて小さいシュラフに潜り込んでいたところを見られるなど、地雷をポンポン踏まれまくっている。
その一方、三姉妹で唯一合流できなかった三女の眠り姫のことを心配しているため、片方は妹片方は妻と、大事な人のことの安否を考えると夜も眠れず冷静ではいられないという点で同じ心境を抱える仲。


戦闘ではマジシャンタイプ。ジュウグループの魔法メインアタッカー。
『2』では白雪と同じく限定衣装で物理型での運用もあったが、今回は素直に魔法型で使うのが基本。
初期職は魔法スキルが充実しているマジシャンだが、SPが少ない序盤では消費の激しい魔法スキルは持て余し気味なので、あまりスキル習得はせずに他の職業開放してそちらのスキルを習得したほうが何かと効率的。

また他の魔法のアタッカー二人と違い、『デスリク職業衣装1』がないため詠唱無しでの範囲魔法スキルが横一列対象の「ブラッディスラッシュ」しかない。
そのため限定衣装があってもなくても、魔法メインになってきたら『プラスワンキル』は早めに習得しておきたい。
あるいは出血系の攻撃スキルを中心にして、ジェノサイド化の回転率を早めてジェノサイドスキルを使うのも有効。
詠唱魔法が使いやすくなったため詠唱主体で進めてもいいが、その場合穢れの溜まる速度が速くなるため注意。

血式能力『プチプリンセス』は、今回プチ化でパワーアップする装備が増えたため他のグループにも渡すためにも結構使うことになる。



★シンデレラ(CV:今井麻美)

掃除や洗濯が得意な庶民派お嬢様。
『2』ではまさかのロリ化を果たしていたが、今作では再び成長後の姿で登場。
親指姫と共に『極寒の監獄塔』に転移していたが、そこで赤ずきん&クナイと合流。
4人で他のメンバーとの合流を目指し、探索を開始する。

綺麗好きや掃除が得意といった面は健在で、クナイとは掃除仲間で地下監獄にいたころから仲が良い。
地味に血式リビドーが「着飾りたい」から「綺麗でありたい」に変化しており、これには自分の中で「綺麗に見られたい相手」という指針ができたことが関係しているらしい。
他にもネガティブ気味の思考が減ったなどの変化もあり、何かにつけて落ち込む癖は治っていないが、それでも大分前向きな思考ができるようになっている。
しっかりしようとお姉さんっぽくなるように努力しているものの、ジュウから「末っ子気質」と言われるなどこちらはまだまだ実は結んでいない模様。


戦闘ではファイタータイプ。
やっぱりガチガチの前衛として全編に渡って頼りになり、さらに初期職がマーシャルのため序盤からでも通常攻撃中心でバリバリと働いてくれる。
防御面を強化するパラディン、雑魚散らしに有用なスキルがあるファイター、最高のATKのデストロイと揃っているので、残りの職解放はお好みで。
とはいうものの他キャラの耐久が心もとないので前衛役として防具は優先的に充実させたい。
固有スキルがつうの劣化なのはご愛敬…というかあっちが異常なだけである。


  • クナイ(CV:小松郁)
黎明で雑用係をしているた女性。
『1』では終盤のみ救護室で登場するモブキャラだったが、スクイと同じく今作で名前が付いた。
物資販売所を担当。

ドジだが頑張り屋で、ジュウグループでは貴重な後方でのムードメーカー。
赤ずきんや門脇など、彼女の存在に救われている面々も多い。
またジュウグループの支援要員が男ばかりなので、生活面を一手に引き受ける癒し系。



■その他

★ライリー(CV:東城日沙子)
★エリー(CV:藤本彩花)
地上の生き残りの姉妹。
ライカード島のスラムに住んでいる。

元々は孤児だったがレイチェルの両親に拾われ、以降家族として暮らしていた。
現在は両親とはぐれてしまっており、姉妹三人で盗みを働くことでどうにかこうにか生き延びている。
両親には感謝しかなく、血の繋がっていない妹・レイチェルのことも本当の姉妹のように大切にしている。
ライリーが姉で、エリーが妹。

  • レイチェル(CV:田村奈央)
ライリーとエリーの義妹。
幼いためあまり現在の状況を理解できていないが、姉二人に守られている。
お姉ちゃん二人のことが大好き。

2章開始時に、過去のライカード島にて幼少期の彼女たちに関するストーリーが展開される。戦闘能力がないため、ライリーとエリーは攻撃アイテムを使用して前線で出撃し、レイチェルは戦闘に参加しない。他グループの「不明な効果」の影響を受けるためそれでレベルをガン上げすれば殴り倒せるようになるのは内緒

後にライリーとエリーは盗人として生存し、たびたびくららグループの元に現れる。レイチェルは監獄塔内で倒れているところをくららグループに発見され、キャンプで保護することになる。が、どうも不審な行動が目立ち…。


  • 放浪商人(CV:中村大志)
相変わらず監獄塔内を徘徊している怪しさ満点のおっさん。
どうやったのかは不明だがいつの間にか地下監獄を脱出しており、今度は地上各地の監獄塔内をうろついている。
世捨て人を名乗っており、メンバーが保護を申し出ても気にせず好き勝手に放浪している変な人。

シリーズ恒例で監獄塔内でランダムで出会え、アイテムを売ってくれる。
『2』では弟子がシステム変更でかなり煽りを食らっていたが、サプライズアイテムの仕様が『1』に戻ったため重要度もそれなりに戻った。
装備のほうはやっぱり最終的には血花がメインになるが、新エリア到着時点は強力な装備を売っている&今作ではメンバーが分かれてフル出動しているので
全員の装備を揃える必要がありそれまで時間がかかるため、早めに出会って装備を整えておくと血花で揃えるまでのダンジョン攻略が楽になる。
プチプリンセスで強化される武器が大量に追加されたためそれ目当てでお世話になることも多いだろう。
ちなみにラインナップはゲーム起動時に決まるため吟味する際はソフトリセットが必要。


  • AI扉
『2』でも登場したAI内蔵という触れ込みの扉。
地上の監獄塔にも存在していたらしく、ちょくちょく喋ってくる。

普段は定型文をしゃべるだけなのでただの音声を流しているだけなのかと思いきや
ふとしたタイミングで会話が成立したり質問に答えてくれたりと、よくわからない挙動が多い。



■処刑台少女

なお中の人は親指たち三姉妹と同じで、姉妹の役柄は逆という配役になっている。

  • ギロチン(CV:長久友紀)
処刑台少女のリーダーで長女。
長女らしく礼儀正しく丁寧な口調で話すが、自分たち以外の全てを「ゴミ」として見下しておりその性格は高慢かつ傲慢。
そのため人殺しも「ゴミ掃除」扱いで一片の慈悲もなく、残虐非道の限りを尽くす。
妹たちも言えることだが沸点が非常に低く、キレると言動が一変して汚い言葉を吐き始め、さらに手が付けられなくなる。

マスターに対しては絶対の忠誠を誓っており、任務は特に忠実にこなそうとしている。
が、上記の性格のためか冷静に対処することが出来ず、結局妹たちと同じで詰めが甘い。
首を落とすギロチンのようなギミックが付いた長槍が武器。
劇中ではジャックグループと戦うことになる。攻撃力が高く「アタックルスト」抜きだと攻撃を捌くのに苦労する。


  • アイアン・メイデン(CV:高野麻里佳)
処刑台少女の次女。
美しさにこだわっているが、それと同じくらい美しさが壊れる瞬間が好きという刹那主義者。
その場その場の感情のみで生きており、先を見据えた行動や思慮深い行動などは皆無なので、話が通じず基本的なコミュニケーションすらとれないという問題人物。
加えて美容に良い人間の生き血が好物なので、残虐性も処刑台少女の中でも群を抜いている。
反面血が不味い血式少女は役立たずとして見下しており、挑発的で小馬鹿にした言動が多い。
劇中ではジュウグループと戦うことになる。他二人と違い因縁に乏しく強烈なキャラのわりにイマイチ影が薄い。

アイアンメイデンを模した巨大な外殻を背負っている。
あと姉妹たちと比べて微妙にぽっちゃり系。
そのせいか物理防御が異常に高く、更にリジェネも使うため魔法攻撃に乏しいジュウグループを苦戦させる。


  • 首吊り台(CV:高橋李依)
処刑台少女の三女。
言動が一見まともなので他二人よりも話が通じるように見えるが、中身はやはり同じく残虐非道で表と裏の顔を使い分けて相手をどう傷つけて弄ぶか悪知恵を働かせている。
また他人の大事なものを欲しがる癖があり、その人が大事にしているものほど奪い取ることに執着している。
が、その一方で、いざ手に入れるとすぐに興味を失ってさっさとブチ壊してしまうという鬼畜。
その性格が災いし自らの首を締めることになったため一部ではシリーズ屈指のドジっ娘と呼ばれているとかなんとか。

武器は巨大なT字の杖に、首吊り用の紐と輪っかが2つ付いた独特なもの。

劇中ではくららグループと戦うことになるが…。


  • マスター/パパ
処刑台少女たちが慕っている謎の人物。
長女であるギロチンからは「マスター」。妹たちからは「パパ」と呼ばれている。

彼女たちに地上の人間を虐殺させている一方、アリスには手を出さないように命令するなど不可解な動きが多くその目的も不明。




◆探索エリア

  • 裁きの監獄塔
ジャックグループとメアリーグループが飛ばされた監獄塔。
古代ギリシャの遺跡のような作りをしており、床一面が金貨で覆われていて遺物がそこかしこに転がっている。

針や鍵付きの扉などオーソドックスな仕掛けのほか、今回から初登場の『センサー』がところどころに配置。
また最深部には部屋を跨いだ天秤が安置されており、最後の扉を開けるには2グループの協力が必要になるなど、他2つと同じく本作の監獄塔攻略の流れをうまい具合に体験させてくれる。
登場するナイトメアは、学士の帽子を被った天秤のような異形。

ある程度進んだ地点でジェイルの機嫌のチュートリアルが展開されるためそれを避けるために他の監獄塔を先に攻略するのがおススメ。

BGMは『Chain Reverberation』
戦闘BGMは『疾風迅雷』


  • ライカード
くららグループとシラグループが飛ばされた場所。
元々はライカード島という島だったが、現在では核の浸食により危険なメルヒェンの巣窟となっている。
島なので水辺や河で分断された場所が多く、なかなかに移動がしづらい。またかつての名残なのか各所に小舟が多く停留している。
徘徊しているナイトメアは、拷問椅子に寄生したキノコの化け物。またとある理由により、ここだけ最後のナイトメア戦がない。

BGMは『The Guillotine』
戦闘BGMは『Slashing』
管理者はシラ


  • 極寒の監獄塔
ジュウグループと赤ずきんグループが飛ばされた監獄塔。
監獄塔全体が氷で覆われており、何もしなくても体力を奪われる極寒の地。
所々氷や氷の滝で道が塞がっているため、先に進むには爆弾で排除したり仕掛けを起動して道を作る必要がある。
ナイトメアは、正六面体にグロ人物絵の絵画が張り付いた物体。

凍てついた氷の世界を表現するためかBGMはなし。
戦闘BGMは『Ice Edge』


  • アイゼルネ監獄塔
それぞれの監獄塔の最深部にあった『通路』の先に存在していた新たな監獄塔。
ゴシック調の内装や調度品とりわけ白雪姫の体調が心配になるほどの大量の鏡が目を引くが、壁は不気味な棘と穴が開いており、そこから噴き出る血で汚れ切っている。
グループがある程度合流し拠点の各種施設や血花システムも解放されるため、ここからが本当のスタート。
全体攻撃持ちの雑魚が出てくるなど難易度も跳ね上がるため、職業開放や装備の充実を行ってから探索を開始するのが望ましい。
水弱点の敵だらけのため、予約特典持ちならさくら巫女のスキルが火を噴く。
マップは37×50ととても広大な上に、ダンジョンに空欄がほとんど無いため、全マッピング派のプレイヤーは地獄を見ることになる。

ナイトメアは、頭から手足が生えたゆるキャラのような生き物。
手には注射器を持ち、網タイツを履いた足はとてもセクシーだが、顔には無数の萌えキャラのような目が張り付ていて蓮コラのようでとても気持ち悪い。
通常攻撃が全体攻撃なので、防御や回復に気を配らないと後衛からバタバタと落ちていく。

BGMは『Eisen Fraulein』
戦闘BGMは『高貴なる戦いの舞』
管理者はアイアン・メイデン


  • グレーヴ監獄塔
遊園地を模した監獄塔。
巨大な観覧車や回るコーヒーカップなど、外観はそこはかとなく楽しそうな雰囲気が漂っているが、園内は針やギロチン・落とし穴などの罠の見本市と化しており、見た目に騙されて訪れたものを刈り取る仕掛けが幾重にも施されている。
トラップが多いのでオートパイロットが使いづらく、移動には難儀する監獄塔。
さらにここから敵の火力が跳ね上がるが、ここでの血花から『学士のポンチョ』が手に入りプチ化すると終盤まで使える防具に化けるため、これを全員に装備させると戦闘的にもお財布的にもだいぶ楽になる。
なお、リベロ系に「アタックルスト」を覚えさせることで攻略が格段に楽になる。

ナイトメアは、カエルの着ぐるみのような頭に無数の風船が体にくっついたマスコットキャラ風。
一見可愛いが、無駄に筋肉質な手足がほのぼのとした雰囲気を台無しにしている。
全体睡眠や感染麻痺など面倒な状態異常の使い手であり、特に感染麻痺は速攻で回復しないと被害甚大となる。

BGMは『断頭台への行進』
戦闘BGMは『Bowing Hero』
管理者はギロチン


  • 救済の監獄塔
巨大な病院の内部のような監獄塔。
『2』のナイトメア空間を彷彿させる、全面真っ白でシミ一つない清潔な空間が広がっており、通路にはストレッチャーや医療器具が置かれているが、死も救済と主張するかのように、天井からは無数の首吊り縄が不気味に垂れ下がっている。
病院のためかセキュリティが厳しく鍵のかかった扉が多くあるので、進むには鍵を探したりロックを解除して時間内に突破するなどのアクションが必要。ジュウグループの探索区域に竹球×3とジャックで押してる間だけ開く扉があるので注意。
また通路が狭く入り組んでいるため、ナイトメアの襲撃からも逃げづらいという難所。

ナイトメアは、小さな体に巨大な鋏を持った血まみれの天使。首元からは自身の体に匹敵する大きな腫瘍が生えている。
戦闘を回避し辛い入り組んだ内部構造も敵なのだが、恐ろしいのが開幕から容赦なく使ってくる全体即死攻撃の『救』
何も対策をしていないと高確率で一発全滅なので、放浪商人から即死耐性のある『混沌と創生の書』を買って装備したり、逃げ切れない時に備えてサイエンス系キャラに『ナイトメアライト』を習得させておきたい。
あまりにも凶悪すぎるためアップデートで『救』に詠唱がついた。それでも間隔が短いので最警戒スキルだが

BGMは『Hangman's Arm』
戦闘BGMは『Brave Men Road』
管理者は首吊り台


  • 悪食の監隊塔
本作の最終目標であり、これまでの監獄塔から吸い上げられていた養分の終着点。
月に到達しようとした結果宙に浮いており、浮遊しながら地上を荒らしまわっている。
広大かつ階層もこれまでの監獄塔より多く、ギミックもこれまでの集大成となっているのでじっくりと攻略を進めていきたい。
ブクブクと巨大に膨らんだ生物のような外観とは裏腹に、内部はコンピュータやキーボード・無数の配線で覆われたような内装をしており、有機物というより無機物なサイバーパンク風でかなりシステマチック。
処刑台少女にポケベルを持たせたり、壁にフロッピーディスクがあったりと、マスターは懐古主義らしい。

ナイトメアは最終ダンジョンにも関わらずなぜか不在。
シラによると、徘徊していると邪魔という理由で「パパ」によって排除されてしまったらしいが…?

BGMは『Danger Line』(スタッフロールやサントラではこの題名だがBONUS内では題名が『mata』になっており1.0.4でも変わっていない)
戦闘BGMは『Enigmatic Motion』














+ 【憎悪への決着をつけに行く】
  • ジュウ
正体は十島博士―あるいはスナーク、もしくはハウテハロデ。

ジュウの性格や思考があまりにもスナークと似通っていたことに疑念を覚えたハルとジャバウォックがジュウの血液を調査した結果がそれを示していた。

博士が監獄塔に変貌した際、同時に生み出されたのがジュウだったのだ。ジャックに似た雰囲気はすぐに血式少女と打ち解けたジャックに嫉妬したかららしい。

ウィッチクラフトになってもまだニコイチ変換するのか、監獄塔


  • シラ
シラの正体は、ライリーとエリーの妹・レイチェル。獄中童話前夜譚とライリー&エリー編を見ればすぐ分かる。

レイチェルはギロチンに拿捕された後、「マスター」によってジェイルに寄生され、記憶を消され、人工処刑台少女「火あぶり柱」とされたのである。

監獄塔内で発見された「レイチェル」の正体は、首吊り台の変装
自分たちを裏切って血式少女たちと行動を共にするシラに対して、その強欲で悪辣な性格からすべてを奪い去ってやることを画策。
レイチェルになりすましてグループ内でシラの内通者としての疑惑を煽り立てて孤立させることで、彼女の初めてできた大切な仲間を奪う一方、自身はレイチェルになって本当の姉たちも彼女から奪おうとしていた。

しかし当のくららグループの血式少女たちはシラのことをほとんど疑っていなかったため、孤立させる工作は目立った効果がなく、自分の思い通りの展開にならずに監獄塔攻略は進行。
業を煮やして自分でシラが裏切者である決定的な証言を披露するものの、保護された当初から「レイチェル」のおかしな発言に気づいており
正体を確かめるためにそのままあえて泳がせていたグレーテルに、逆に片っ端からこれまでの言動の矛盾を指摘され、
とどめに「あなたは自分のことを頭の良い策士と思っているようだが、計画も行動もお粗末でひどく滑稽(要約)」と言われたことで逆上し、正体を現すこととなった。

その後戦闘でも敗北した首吊り台は激高してシラの真相を暴露したが、その暴露内容も当事者であるギロチンから詳しい顛末を聞いてなかったためか半端だったため、
これも巡り巡ってライリー&エリーがライカード島で行動するきっかけを与えるという、敵に塩を送る結果に終わっている。

なお、首吊り台は「マスター」がいくら急かしてもシラを殺害しようとしていなかったらしい。いくら激高していても帰還命令が出れば素直に従うような気質にしては、「自分の趣味」に走り過ぎているように見える。
あくまで考察の域を出ないが、おそらく彼女は処刑台少女の中でも幾らか異質だった可能性が考えられる。
何故なら、他の処刑と違い、首吊りとは現代でも行われる処刑であり、時として処される側が望んで執行される絶命手段だからである。



  • 「パパ」あるいは「マスター」
悪食の監隊塔の中腹付近でようやく再会した血式少女隊。お互いの無事を喜んだ皆は拠点に帰還し、再度合流地点で再会することに。

ところが、くららグループが合流地点に辿り着くと、そこにはナイトメアとして合成されたギロチン、アイアン・メイデン、首吊り台が。しかも、どうやらシラに対して異常なまでの殺意を向けている様子。そこへジャックとジュウが合流してくる。どうにかして処刑台少女をシラから遠ざけなければならない。

しばらくして、拠点メンバーが合流地点に連れられてきた。しかしそこで、ジャックがひとつの推理を皆にぶつける。

処刑台少女の「マスター」の正体は賀東であるということを。

ジャックの推理をのらりくらりとかわす賀東だったが、そこにシラが現れ、賀東が自分たちの「パパ」であると証言。さらに他のメンバーからも賀東の不自然な点について追及された賀東は、自分が黒幕であると吐く。

そもそも賀東はジェイルによって自分の母親が汚染動物と化し、さらにその母親を他のジェノサイド・ピンクと彼女を崇拝する人間の一団に攻撃され、そこからかろうじて生き延びた母親も腹を引き裂いて生まれたジェノサイド・ピンクに殺されたため、世界全てへの復讐心を持っていた。なお、その母親の腹から生まれたジェノサイド・ピンクこそがギロチンである。ギロチンは賀東を兄と慕い、家族となりたがっていたがジェイルにまつわる全てを拒絶している彼からは徹底的に負の感情しか向けられていなかった。
そして、自らの手で処刑台少女を生み出し、悪食の監隊塔を操り、人々を殺害。最終的には悪食の監隊塔の重力を利用して月を落下させ、地球を滅亡させようとしていたのだ。

ところが、いざ地球滅亡計画を実行しようとしても、何故かその度にウィッチクラフトによる世界のリセットが発生してしまっていた。

テオフィルの雌株を持っていたために記憶をリセットされることがなかった賀東は何度もループする世界の中でその原因を探し、やがて一つの結論に辿り着いた。

アリスが死亡したことでシャーロットが発狂し、それをなかったことにしようとしたメアリーがウィッチクラフトの力を使っていたのである。

これに気付いた賀東は、アリスを生存させることにより破滅の連鎖を防ぎ、その間にメアリーを殺害することでループから抜け出そうとした。しかしギロチンのミス、あるいはメアリーの異常な影の薄さによりそれが失敗したため、今度は処刑台少女をナイトメア化させ、なりふり構わず血式少女たちを全滅させることにしたのだった。


  • 放浪商人
正体は賀東の兄。世界を憎悪し、世界を滅亡へと導こうとした賀東に対し、彼は世界を捨て、滅びゆく世界をただ彷徨う道を選んだ。

メルヒェンやナイトメアの徘徊するジェイルの中で襲撃されることなくどこにでも現れることができたのは、彼も賀東と同じくテオフィルの雌株を持っていたからだった。
『2』の世界ではくららに譲ったのか、株分けしたかは不明なままであるが。

こうして世界とのかかわりを絶っていた放浪商人だが、紛失した懐中時計を拾い上げたライリー、エリー、レイチェルの三姉妹と出会ったことで(このイベントを見ていないと、現在のライリー&エリー編のラストで串刺しエンドで強制ゲームオーバーを迎える羽目になる)、初めてその運命が血式少女と関わることになる。


  • ジュウの妻
その名前はチェシャラエミィ。ジュウ―ハウテハロデたちが地球に不時着した際にはぐれてしまったが、悪食の監隊塔の中心でAIとなっていた。

記憶を取り戻したジュウは、崩壊を始めた悪食の監隊塔を止めるため、監隊塔の中に入り込み、そこで妻が全ての監獄塔のAIとして生きていたことを知る。

そして血式少女たちを救ったジュウは、妻と共に世を去った…。


+ 不幸せな世界なんてなかった
ジュウが妻と再会できず、悪食の監隊塔の崩壊を止められなかった際に訪れるもう一つの結末。

監隊塔が崩壊を続ければジャックたちは全滅してしまう。ウィッチクラフトから一番近くにいたジャックは、内容を考える暇もなく「とにかく誰もが苦しまない世界」と出まかせに願う…。

+ ...
to be continued for 『恋獄塔 めありーすけるたー

+ 【そして明日へと続く】
憎悪への決着をつけるため、ウィッチクラフトに願い事をすることになったジャック。ジャックは、賀東が破滅を望むことになった原因が、力に溺れるジェノサイド・ピンク―血式少女や、身勝手な願いのために争い合うような人間の性であることを悟っていた。



すべてが終わった世界で、ジャックたちは新たな開拓を始めていた。彼らには、もう血式少年、血式少女としての力はない。ジャックは、ウィッチクラフトに「何も願わない」ことを告げていた。願えば叶うようなものではない道を辿ってきたからだった。*8
+ 考察
何故何も願わなかった結果、ジェイルは安堵し、世界はかつての姿を取り戻したのか。
おそらく、それはジェイルの種が落ちた場所が悪かった。
中心点こそとある幼稚園だったが、範囲を広げればそこは世界でも有数の人口密度を誇る東京の、繁華街。すなわち、夥しいほどの「願い」や「想い」にあふれた場所である。
もっと言うなら、例えよその国の神だろうとも平然と願える国である日本でもある。
願いを受ければそれを反映して擬態化するのがジェイルであり、すさまじい数の人間の願いに無防備に晒された結果、ぐちゃぐちゃに混ぜ合わさって出来上がったのがあの監獄ということである。
実際、多数の「ただの人間」の恐ろしさやおぞましさは賀東も語っている。
ジェイルの恐ろしい様相やメルヒェン・ナイトメアといった危険生物も、人間自体の負の感情に加えて、人間に対する警戒や恐怖によって形作られていたと考えられる。
そうなると、極大まで強化されたウィッチクラフトに対して何も願わないという願いは、ジェイルに対して「もう心配せずに休んでいい」と告げることと同じとなる。
結果、ジェイルは安堵して警戒の証たる迷宮や怪物たちを抹消し、地球と共生する形で眠りについたのだろう。


  • シャーロット
  • メアリー
シャーロットはアリスの姉。『不思議の国のアリス』の始まりと終わりに出てくる少女であり、また現実でもアリスの姉だった「ロリーナ・シャーロット・リデル」である。また、「メアリー」の名前は現実のアリスの妹「イーディス・メアリー・リデル」から来ていた。
何度もループする世界の中で、地上に出る度にアリスが殺される姿を観測し続けた結果、彼女の血式能力はその力を急激に減少させてしまった。

シャーロットの本当の血式リビドーは、アリスに対する「友愛」。




+ 最後の謎
さて、初代からリメイクも含めて物語を追いかけ続けて、謎のまま終わっていることがあるのにお気づきだろうか?
一つは、ジャックとは、ハーメルンとは何者なのか、ということ。

ジャックは全く確認できていなかった血式少年であり、その血は血式少女の穢れを癒し、ジェイルの意志を感じることができ、塔内のナイトメアを鬼だと知り、ほとんど血式リビドーに振り回されることもなく、その死はアリスの発狂を引き起こす。
また、血式リビドーは物語をなぞろうとする強迫観念であり、豆の木を一旦一番上まで登ってから降りた内容から塔を登り切らないうちから降りようとしたら拒絶しているはずであるが、そんな反応は一度も見せていない。逆に、降り始めたら今度は改めて登る*9ことを拒否しかねないが、当然こちらもない。
数々の特性を持ちながら、全く解明されることはなかった。

だが、もし。もしも、である。
その答えがたった一つの事象に収束するとしたら?
その答えが最初から我々の目の前にあからさまに提示されていたとしたら?

もう一度思い出してほしい。彼の名前を。
彼の名前はジャック。ジャックと豆の木の主人公である。
そしてもう一つ、(ジャック)である。
そう、彼はジャックの豆の木の主人公というだけでなく、ジェイルが取り込んだあらゆる物語の男の主要人物全てを担う存在だと考えれば、上記の謎も全て解明する。
  • 唯一の自然発生の血式少年→一人に全て割り振られているので、それ以外に生まれることがない
  • 癒しの力を持つ→少女を主人公とする物語において、王子・狩人・帝など男の主要人物は心を許せる相手なため
  • ジェイルの意志を感じる→物語としての性質が極めて強い上、監獄塔と同じ雄であるため、存在が他のメンツよりジェイルに近い
  • 鬼を知っている→桃太郎・一寸法師・こぶとり爺さんなど、鬼を退治する物語は概ね男性が担当(彼に対応するナイトメアが鬼だった理由でもある)
  • 血式リビドーが弱い→その役割は「ヒロインのそばにいる」に集約されるため、常時満たされている(当初はアリスしか近くにいなかったため、上りたいというリビドーが発露していた)。故に彼の本質的な血式リビドーは『血式少女=ヒロインを救う』であると思われる
  • アリスの発狂要因→不思議な国のアリスでの「主要な男性」は白兎になり、死ぬと「白兎(ジャック)を追いかける」というリビドーが満たせなくなるため(白兎がいないと物語が根底から破綻するというのもあると思われる)
  • ナイトメア時につうとリンクしていた→ナイトメア且つ「王子様」なので他のメンバーより存在が近い

加えて、一級フラグ建築士っぷりも、「男性の主要人物」というとほとんどがヒロインズの恋愛対象だからだろう。
つまり、博士はどうあがいても勝ち目はない
もしかしたら物語の中で常に一緒にいるヘンゼルという半身を失ったグレーテルが破綻せずにいられたのは、ジャックがヘンゼルとして機能していた可能性がある。
本作序盤においてメンバーが分断された際、赤ずきんや親指姫といったメンタル不安定気味なメンツを差し置いて真っ先にブラッドスケルター化している。
また、アリス・グレーテルのように終始関わってくるわけでも姫ズのように恋愛対象でもない赤ずきんが他の男性にも目移りしているのもこのためかもしれない。
ただ、何故「男」がそんな雑な処理になっているかは不明。監獄ジェイルは雄らしいので、興味がないのかも。



ハーメルンは血式少女で唯一地名を名乗っており、メルヒェンを従え、ブラッドスケルター時に白目が黒くなり、童話と関係ない角と翼が生える。
劇中で誰もこのことを指摘しなかったが血式少女の個性と見做すにはあまりにも逸脱した特徴を多く備えている。
こちらも、このようになった背景はある程度考察できる。
まず、ハーメルンのいた地下洞窟は核破壊時の反応から黎明が目指した監獄塔とは別の監獄塔の管轄にあることが分かる。位置的に都庁のものと見ていいだろう。
これはこじつけレベルだが、ブラッドスケルター時の姿も願いの力が一層強い都庁の影響下で自身の厨二心を反映したもの…と思えなくもない。
あるいは、人間と契約を結び、超常の力を持って履行し、違反をすれば命を奪っていくという笛吹き男の振る舞いは悪魔のそれであり、それを受け皿として神話という「物語」の中の悪魔像を凝集したとも考えられる。
悪魔・魔人といった存在は、人を踏みにじることが多いが時には人を助け、超常の力を行使することもあればシンプルに物理が強い場合もある。
彼女の立ち位置が魔法職の魔王だったり物理職の勇者だったりするのは、その辺りを反映したとすればあり得る話である。

次に地下洞窟のナイトメアは『1』ではおつうで、『2』はジャックであり、それ以前のナイトメアに関する描写が一切ない。
更に、特に『2』で顕著だが(描写上は)黎明の血式少女と比べ物にならない戦闘力を持ち、エリア内のメルヒェンを従えることができる。
この背景に加えFinaleでも『2』の出来事をうっすら覚えていることから、ハーメルンは「ナイトメアの特徴も少し持った血式少女」ではないかと推察できる。

ジャックが持つ「王子様」の役割も、ヒロイン不在の原作童話出身のハーメルンに対しては効果が薄いのも頷ける。
この件に関しては、同じく主要の男性と接触しないポジションのシャーロットやメアリーも本作でようやく接触できたことからもうかがえる。

あくまでサブキャラであり、描写が少なかった彼女だが改めて見ると異質な特徴を多く持つ血式少女…それがハーメルンである。












物語は『恋獄塔めありーすけるたーtrue end』へと、もうすこしだけ続く。


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最終更新:2024年03月24日 22:01

*1 ジャックグループ+メアリーグループ、くららグループ+シラグループ、ジュウグループ+赤ずきんグループの3つ

*2 最終ダンジョン突入時で大体レベル35~40台あたり

*3 個別ENDのあった他の『1』ヒロインが、グループ内に誰もいないという理由もあるが

*4 グレーテルによると、兄のヘンゼルにしてもらっていた愛情表現らしい

*5 白雪姫のインパクトに隠れがちだが一度に3個食べた親指姫やシンデレラも大概である。

*6 限定衣装があってステが低めでもいいなら、銃装備可能な「さくら巫女」または「修羅セーター」で代用はできる。

*7 前髪だけ鏡写しである。

*8 シラの姿はそのままだが、誰もそのことに触れていない。理由は不明。

*9 このゲームのダンジョンはフロア間を繋ぐショートカットが存在するが、そのルートの開放には確実に逆行しないといけない。