せつな(半妖の夜叉姫)

登録日:2020/12/31 (木) 23:59:59
更新日:2023/04/26 Wed 13:41:52
所要時間:約 4 分で読めます






おまえなど知らない……殺されたくなかったら近づくな!


出典:半妖の夜叉姫、7話「林檎の出会い」、読売テレビ、小学館、サンライズ、
2020年10月3日~2021年3月20日まで放送、©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

概要

『せつな』とは『半妖の夜叉姫』の三人いる主人公の一人。


長く伸ばした黒髪をポニーテールにした半妖の美少女。側頭部と後ろ髪の一房が赤くなっている。右目に金色の虹色真珠が隠されている。
通常、妖怪や半妖は寿命が人間以上のため年齢と外見が一致しないが、せつなの場合、外見と同じく14歳。
また半妖でありながら外見は完全に人間に変化した姿であり、妖怪要素は外見からは見つからず、犬耳もない。
殺生丸と同じく肩にもふもふを付けているが、殺生丸のもふもふが体の一部(尻尾に繋がっている)だったのに対し、
せつなはもふもふを取り外している描写があるため単なるファッションか、あるいは体のどこかに収納が可能なのかもしれない。

父親は戦国最強とも呼ばれる大妖怪の殺生丸。母親はりん。双子の姉に日暮とわがいる。
また前作主人公である犬夜叉は叔父、日暮かごめは叔母、もろはは従姉妹という関係性になる。
しかし幼少期に夢の胡蝶に夢ごと記憶を奪われてしまった事で、幼少期を共に過ごした姉の事をまったく覚えていない。
幼少期の記憶がないためとわと再会しても姉と認めなかったが、もろはから二人の妖気が似ている事を告げられ、記憶がないのは自覚しているので完全に否定できない。

また夢の胡蝶に夢を食われた影響で一切眠る事が出来なくなってしまった
このことを聞いたとわは自分のせいだと責めたが、せつなは「戦国時代では眠らないということは利点になる」と一切気にしていない。
というより気にしない事にしている、というのが正確か。
ちなみに眠ることは出来ないが、気絶することはある。
また、時間という概念から半ば置いていかれるということか、半妖がただの人間になってしまう「朔の日」になってもその影響を受けない。

後に夢の胡蝶から解放された後は眠ることができるようになったものの朔の日の影響も受けるように。
今までの反動なのか、髪が超伸びる他、冬場だったこともありかなり寒がっているなど諸々が目に見えて弱体化している。
さらに、眠りにつくと直近で家が穴だらけ*1になるほどの騒動が起きても爆睡してる。


人物像

外見は父親とはあまり似ていないが(髪色が母、髪型が祖父譲り)、無表情で冷静沈着と性格面は父親譲り。外見は父譲りの姉とは対照的である。
というか序盤は記憶が無いとはいえ馴れ馴れしく話しかけてきたとわを斬ろうとしたりしたせいで、
父親の悪いところを受け継いでしまったと視聴者に言われたりした。

心を許した相手には表情が柔和になったり、子供相手には甘い一面があったり、そういうところも殺生丸に似ている。
親譲りの妖怪としての力も高いが音楽家の才能も持ち合わせており、とわの義母でヴァイオリニストである日暮萌からバイオリンを教わり、僅かな期間でマスターしている。
その筋の良さを「500年に一人の天才」と萌に褒められ、顔を赤らめながら満更でもなさそうな表情をしていた。
戦国時代に戻る際にも現代から持ち込んできており、どうやら気に入ったらしい。
ちなみに殺生丸も、アニメオリジナルエピソード『殺生丸を愛した女』でとある城の姫が奏でる笛の音色に興味を持った事があり、案外そちらの方面に造詣が深い血統なのかもしれない。

また琥珀の元で妖怪退治屋をしている関係で、珊瑚のようなボディスーツ状の戦闘服を着ている。ようするにスケベな格好をしている。
また、珊瑚が普段は普通の着物を着ていて、戦闘の際に着替えるというものだったのに対し、せつなは通常時からこの服を着ている。
現代にいる時も日暮家にいる時は基本的にこの服装だったが、さすがに外出する時やバイオリンを弾いている時は現代の平服に着替えていた。

元々4歳の頃まで人里離れた森でとわと一緒に仲良く暮らしていた。
しかしある日森に火災が起きてしまい、とわと離れ離れになってしまう(しかもとわはタイムトンネルに巻き込まれてしまう)

その後は邪見によって紫織が半妖の子供たちを匿う隠れ里に連れて行かれ、数年間はその里で過ごした後、3年程前にの元に成長した姿で現れる。
一度は人間の暮らしに馴染めず里に帰ってしまうが、里を狙った妖怪・蛾々御前との戦いで自分の本当の力を知り、再び村に戻り、楓の計らいで琥珀の元へ送られ妖怪退治屋に。
弥勒に妖怪の力を抑え込む封印を施されたのもこの時であり、現在所有する薙刀も蛾々御前を倒し得た戦利品で、封印の媒体となっている。

とわが戦国時代に戻ってからは、とわが自転車に乗る機会があると後ろに乗っている。多分自分で走った方が早い。


戦闘

とわと同じく父親譲りの高い戦闘能力を持つが、天性のセンスで戦うとわと違い、
妖怪退治屋で培った知識と経験に裏打ちされた戦い方をする。妖力は青色のとわとは異なり、緑色。
犬の半妖という事もあり身体能力と嗅覚に優れており、妖気を嗅ぎ分けて人と妖怪を判別できる。
また殺生丸から毒耐性も受け継いだが、毒霧耐性のとわとは違い毒液耐性が受け継がれている。
里で過ごしていた頃は、おそらく殺生丸か邪見が時折届けていた贈り物に同封された手紙に書かれた内容に従って修業していた。

通常半妖は月に一度妖力を失う日があるが、彼女は何故か妖力を失う事はなくなっている。
もろはの考察ではせつなは胡蝶に夢を奪われ眠れなくなったことによる副作用ではないかとのこと。
そのためせつなは、「眠らない」「妖力を失わない」と半妖とは思えないほど戦闘に関しては隙がなくなっている。

一方で妖怪としての力が覚醒すると、犬夜叉やもろは同様闘争本能が制御できなくなるため、かつて弥勒に力を抑え込むための封印を施されている。
妖怪化したせつなは父親と同じ模様が顔や腕に生じ、爪が毒を帯びる。
短時間ならば理性で持ちこたえられるが、長引くと目が赤く変わり殺戮衝動に飲み込まれてしまう。

武器は『兼光の巴』と呼ばれる薙刀を使う。けっこうな業物らしい。
蛾々御前が持っていたが、せつなが妖力を暴走させて撃退した後、身を滅ぼしかねない力を封印するため弥勒が封印の媒介として使用した。
一応戦利品だが割りとその場しのぎ的な対応で手に入れた代物である。
ちなみにそれまでは殺生丸から贈られた小刀を護身用に持っていたが、前述の蛾々御前戦で破壊された。

後に『兼光の巴』は麒麟丸との戦いで刀身を砕かれてしまったが、刀々斎によって打ち直され『所縁(ゆかり)の断ち切り』という銘の新たな武器として新生する。
名の通り「縁を切る」能力を持ち、糸として可視化したそれを切ることで「ただ力により敵を滅ぼすのではなく、妄執を断つことで心を救う」ことが可能になった。

  • 旋風陣
薙刀を高速で回転させることで生じた竜巻で攻撃する。

  • 群れ発ちのツバメ
薙刀を振るい、無数のツバメ型の妖力を相手に飛ばして攻撃。
幼少期には習得していた。

  • 宿り蛾の月
薙刀で満月を描くように振るい、描いた円から宿り蛾と呼ばれる蛾を召喚。
無数の蛾が鱗粉をばら撒く。この鱗粉は眠らせる効果がある。せつなには効かないようだが。




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最終更新:2023年04月26日 13:41

*1 被害の大半は自身が妖怪襲撃に備えて用意した夥しいほどのトラップのせい。