マーガレット(ONE PIECE)

登録日:2021/01/08 Fri 14:16:20
更新日:2024/04/11 Thu 19:16:03
所要時間:約 6 分で読めます





これがお……男!!?

初めて見た!!


マーガレットは、漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクター。

●目次

【プロフィール】


本名:マーガレット
年齢:16歳→18歳
身長:178cm
誕生日:4月9日
星座:牡羊座
血液型:F型(現実だとB型)
所属:アマゾン・リリー・九蛇海賊団(2年後)
出身地・偉大なる航路・楽園・凪の帯・女ヶ島・アマゾン・リリー
悪魔の実:なし
覇気武装色
初登場:単行本53巻・第514話・『カラダカラキノコガハエルダケ』
好きな食べ物:餃子
CV:浅野真澄



【概要】


偉大なる航路前半にある凪の帯(カームベルト)に位置し、男子禁制の女人戦闘民族“九蛇(くじゃ)”が住む女ヶ島『アマゾン・リリー』出身の少女。
今は「護国の戦士」だが、いつか精鋭の戦士達のみが乗れる『九蛇海賊団』に入れる日を目指して鍛える日を送っている。
大柄なアフェランドラ、肥満体が特徴のスイトピーと仲が良い。

他のアマゾン・リリーの戦士達と同じく、蛇を連れ、ビキニ水着のような露出度の高い格好とフードつきのマント、矢を携帯した格好が特徴。護身用に短刀も所持している。
村での普段着は、蛇を着物の帯代わりにして胸元がはだけている肩だしの服と、こちらもまたかなり刺激的な服装。

バーソロミュー・くまの能力でシャボンディ諸島からアマゾン・リリーに飛ばされたモンキー・D・ルフィと出会い、彼と深く関わるようになる。

【人物】

国一番の戦士である女王ボア・ハンコックを強く尊敬している。
他の九蛇の女性同様男には容赦のない一面を見せるがその一方で、根は情が深く心優しい性格。
そうした真面目さと優しさもあり、キキョウをはじめ仲間達からは強く信頼されている。一方でその優しさゆえに、敵の姿が子供だと本気を出せなくなってしまったこともある。

普段は角張った戦士らしい口調で話すが、仲間や気心の知れた相手には女の子らしい年相応の口調になる。ルフィに対しては当初こそは戦士らしい口調で接していたものの、彼に助けられ、事の真相を知った後は年相応の口調に変化している。
裁縫が得意で、ボロボロになっていたルフィの服の代わりに、同じ形の服を完全な厚意でセクシーなお花のフリルつきにして作ってくれた。小学生男児並みの感覚のルフィは大層嫌がった。
反対にマーガレットは女の子らしくカワイイ物好きであるため、フリルを男(ルフィ)が嫌うことを不思議がっていた。

ルフィには嫌がられてしまったが新しい服を仕立てる際フリルをつけたり、ボロボロのルフィの服から何か書かれた紙切れ(レイリービブルカード)をきちんと回収して持っておいたりなど気の利くところも。

アマゾン・リリーで暮らし外海に出たことがないため男に対する知識はほぼなく、「男はウィルスを持っていると聞く」(実際のそれは「恋の病」による胸の苦しみ)というなど噂話程度しか知らない。
世話になったルフィがなにかお礼をしたいと言った際は、「(金玉をルフィの話で“黄金の玉”と勘違いして)ちょっとキンタマとって見せて貰ってもいいか」と尋ね、ルフィも「殺す気か!」と驚きながらツッコミを入れていた。

【戦闘能力】

アマゾン・リリーの女戦士達は、全員覇気を習得しており、当然マーガレットも武装色の覇気を体得している。
“疑わない事”、それが“強さ”だ!」の通り、アマゾン・リリーでは覇気が当たり前・常識のため習得しやすいのかもしれない。

マーガレットも他の戦士達同様に相棒である蛇を弓として、武装色の覇気を纏わせた矢を得意技とする。
普通の弓矢でも覇気を纏わせることで木々を貫いたり石の壁を破壊したりする威力を発揮。初見のルフィは鉄の矢かと勘違いした。
また護身用に短刀を所持している。


【来歴】

◆偉大なる航路編

女ヶ島アマゾン・リリー編

ルフィとの出会い
白ひげ海賊団vs海軍本部+王下七武海全戦力による戦争直前、シャボンディ諸島からバーソロミュー・くまの能力で飛ばされたモンキー・D・ルフィ女ヶ島(にょうがしま)「アマゾン・リリー」のジャングルに到着。
ルフィは寂しさを紛らわせるために、ガープからの虐待試練の際に培った知識から「ワライダケ」というキノコを食べて無理矢理明るい気分になるも、その結果興味本位で様々なキノコを食べてまくってしまう。最終的に「カラダカラキノコガハエルダケ」というキノコを食し、体中にキノコが生えて気絶した。

ジャングルを歩いていたマーガレット・スイトピー・アフェランドラはそんなキノコだらけで気絶したボロボロのルフィを発見し、村の子だと思って連れ帰って介抱。
キノコを取り除き、トップレスでルフィの体を洗って股の間にキノコが一つ残っていると気づいたスイトピーがそのキノコを抜こうとしてキノコが伸びていたところ、ルフィを見たニョン婆の指摘でルフィが男だと発覚する。結果ルフィは罪人として牢屋へ送られることに。

意識を取り戻しマーガレットが仕立ててくれた新しい服を着たルフィは、男を村に入れたマーガレット達が後で蛇姫様に罪を問われないようにこの一件はもみ消すべきというリーダーのキキョウの考えで殺されかけるが、ルフィは牢屋の天井を突き破り脱出。更にズボンに入れておいたレイリーのビブルカードがないことを知ったルフィは自分の服を修繕してくれたマーガレットが所持していると考え、彼女を攫って逃亡。

マーガレットは自分を攫ったルフィに警戒心をあらわにする*1も、頼みでボロボロの服から回収しておいた何か書いてある紙(ビブルカード)を返却。ビブルカードがあればバラバラになったほかの仲間たちとも会えると喜び、ルフィは何かお礼としてできることはないかと尋ねるが、再びマーガレットから「ちょっとキンタマとって見せて貰ってもいいか」と言われたため当然断った。

服のフリルも取ってあげた後、シャボンディ諸島に帰りたいルフィが思いつくままにイカダを作って沈んで溺れた際は思わず助けてしまった。
その後追いかけに来たキキョウ達にマーガレットは助けられ、逃げたルフィは偶然湯浴みをしていたハンコックと遭遇し捕まって闘技場での極刑へ。

極刑「武々(ぶぶ)
捕らえられたルフィはなぜこの島にやってきたのかをハンコックに尋ねられ正直に答えるも、当然信じてもらえず死刑が確定してしまう。*2しかしマーガレットはわずかな付き合いながらもルフィが嘘を言っていないと感じており、結果「自分が彼を助けて入国させてしまった」とわざわざハンコックに自分の罪を申し出て、代わりにルフィの助命を願い出る。
友人のスイトピー、アフェランドラもマーガレットをかばおうと続くが、姉妹と恩人以外の誰にも心を許していないハンコックは容赦なくマーガレット達を石化させた。
石になったマーガレットたちを見てルフィは激しく動揺するも、ハンコックによって石にされたマーガレット達のことなど気にもしない他の九蛇の女性を見て、処刑人である黒豹バキュラを一撃で倒し「仲間が石に変えられてんのに何でお前らへらへら笑ってんだよ!!!」と怒りを爆発させ、張本人のハンコックに対しては「お前ムカツクなァ!!!」と嫌悪感を隠すことなく口にしていた。

石化したマーガレットの肉体は、ルフィに対する極刑「武々(ぶぶ)」の一環でボア・サンダーソニアに「ルフィへの罰」として破壊されかけるが、「覇王色の覇気」を無意識に発動したルフィの気迫にサンダーソニア達が気圧されてマーガレットの石像を離したことで難を逃れた。

その後、サンダーソニア&マリーゴールドによる「武々」を乗り越えた*3ルフィにマーガレットたちの石化解除をお願いされたハンコックが、ルフィの本性を見ようと「島から出る船かマーガレット達の石化解除か、どちらか一つの望みのみを聞く」と提示。
ルフィは一切の迷い無く後者を選択。頭を下げてハンコックに礼を言ったことで、マーガレット達の石化は解除された。
石化前後は記憶が飛ぶため、マーガレットは「気がついたら男がすごく喜んでて…」と不思議がっていた。



その晩、ルフィはハンコックと打ち解けてアマゾン・リリーでの滞在が許され、宴会で村の女性達にもみくちゃにされていたところをマーガレットが助け出し、近々シャボンディ諸島に送られることになったルフィに「………よかったね 仲間の所へ帰れる事になって」と今までとは違い、柔らかい口調でルフィに言う。
「武々」であった出来事をキキョウ達から色々聞いた彼女は「ありがとう!ルフィ」と感謝し、ルフィを名前で呼ぶようになった。

新聞で兄が処刑間近であることを知ったルフィが、ハンコックに願い出てすぐさまアマゾン・リリーを発つことになった際には、「仲間を連れてまた来るよ…あ、いいのかな」と言ったルフィに「ルフィの仲間なら特別にいいんじゃない?」と言って見送った。


アニメ版417話ではルフィが島を離れる際、ルフィとの出会いを思い返し目を潤ませつつも、声を上げて元気に見送る描写があった。

マリンフォード頂上戦争後

頂上戦争を経て、アマゾン・リリーに大怪我をしたルフィが帰ってきた後は、「また服でも作ってあげようかな!フリルなしの」と仲間達とルフィの怪我が治った後の話をしていた。

しかしルフィは修行のためアマゾン・リリーから北西の凪の帯(カームベルト)にある無人島ルスカイナへそのまま旅立ち、再会は2年後のこととなる。

◆新世界編

ルフィの見送りのため、2年の修行を終えたルフィがいるルスカイナをハンコックらと共に来訪。
因みにルフィを迎えに来たマーガレットに威嚇してくる巨獣を一声で黙らせるルフィを見て、「ドキドキ」するという描写があるが、巨獣に驚いたのかそのドキドキの真相は不明。
ルフィと特に親しかったこともあってかアフェランドラ、スイトピーと共に護国の戦士ながら九蛇海賊団たちに混じってシャボンディ諸島に向かうルフィを見送った。

831話扉絵『世界の甲板から~5億の男編~ vol.21「ルスカイナ~なつかしいボスの顔~」』では、ルスカイナに立ち寄ったようで、ルフィの子分であるルスカイナの巨獣達に5億ベリーとなったルフィの手配書を見せており、ルフィの活躍を知った巨獣達は感涙した。


世界会議(レヴェリー)後、王下七武海の廃止によりアマゾン・リリーは海軍の艦隊に取り囲まれるが…。
原作956話では背景に彼女らしき姿が少し映っている程度の登場だった。
アニメ版では、新世界編導入の2011年10月放映の517・518話以来約9年ぶりとなる957話(2021年1月10日放映)で台詞付きで再登場。
凪の帯(カームベルト)を超えて島を包囲する海軍の艦隊を見て驚きつつもすぐ九蛇城へ報告に向かった。

ハンコック拿捕のために攻めてくる海軍の部隊を迎え撃つが、海軍の兵器であるハンコックそっくりな褐色の少女を見て「あれ誰!?あんな子供と戦えないわ!!」とその優しさゆえに動揺し、更にどんな攻撃を受けても傷一つ負わない彼女にはまるで歯が立たなかった。

【友人】

マーガレットの友人で、マーガレットがハンコックにルフィの助命と罪の告白した際は自分たちもマーガレットを庇って共に出るほど仲が良い。

アフェランドラ


4mくらいの巨躯が特徴の女性。ルフィが逃げだそうとしたときは、胸でルフィをバウンドさせて勢いを殺し、バレーボールのサーブの要領で叩き返す技を披露した。

スイトピー

CV:くじら

「~の(まき)」が口癖の太った女性。

【余談】

  • 没案
『ONE PIECE GREEN』によれば、当初は動物系悪魔の実ネコネコの実 モデル“黒猫”の能力者という構想もあったが、アマゾン・リリーでは悪魔の実は知られていないという設定からボツになった。
ラフイラストでは「キャットウーマン」のような人獣型が描かれている。

  • ルフィとの関係
ハンコックを筆頭に、何かと訪ねる島々の王女や女王によくモテるかなりの天然タラシなルフィであるが、マーガレットはそういった女性の中でも珍しく、王族でもなければ物語におけるキーパーソンでもないのにルフィと深く関わった女性の一人である。
女々島の住民の中で最も深くルフィと交流した人物と言え、ルフィにとってマーガレットは何度も命を救ってくれた大恩人といえる存在である。そしてマーガレットたちもまたルフィに命を救われており、両者にとってお互いが命の恩人という関係にある。
アニメ版ではルフィが島を去る際に目を少し潤ませる描写が見られた。

追記・修正は石化を解かれてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ワンピース
  • アマゾネス
  • 恋はいつでもハリケーン
  • 海賊
  • 女海賊
  • 武装色の覇気
  • 石化
  • 巨乳
  • 九蛇海賊団
  • アマゾン・リリー
  • 女ヶ島
  • ONE PIECE登場人物項目
  • ONE PIECEゲストヒロイン
  • どうも息子がお世話になってます
  • ONE PIECE
  • 浅野真澄
  • 覇気使い
  • マーガレット
  • ルフィの嫁候補
  • 18歳
  • 初登場がアマゾン・リリー編~超新星編終了まで
  • 全世界人気投票87位

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月11日 19:16

*1 元々男がウイルスを持っているという迷信を信じていた事も理由の一つ。またゴムゴムの風船を使用したルフィを見て「男は急に太るのか」とあらぬ誤解をしていた

*2 空飛んだらいつのまにかこの島にいたなんて話など信じる方が無理な話ではあるが。少なくともハンコックは同僚のくまの能力であるとも思わなかったようである。

*3 彼女達姉妹の背中の奴隷紋は、表向きには「過去に倒した化け物の呪いで、背中を見た者は石となってしまう」ということになっており、ハンコック達が「背中のこれは死んでも見られたくないもの」と聞いていたルフィが、サンダーソニアのためにうつ伏せに倒れかかった彼女の背中を島民に見せまいと体で覆い隠した"優しさ"もあって、ハンコックもルフィと戦う気を無くしクリアということになった。