Tokyo 7th シスターズ

登録日:2021/01/11(月) 11:45:18
更新日:2023/12/26 Tue 03:15:36
所要時間:約10分で読めます





──それは、彼女たち(シスターズ)の絆


『Tokyo 7th シスターズ』(トーキョーセブンスシスターズ)は株式会社Donutsより2014年2月から配信されているスマートフォン向けアプリケーションゲーム。
ジャンルはアイドル育成リズム&アドベンチャーゲーム。
略称は『ナナシス』。

2021年2月26日から、東映アニメーションによる劇場版アニメ『Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-』が期間限定で上映されることが決定した。

動画コミュニティアプリ『ミクチャ』で時折、メンバー限定の『ナナシス放送局』を放送している。


あらすじ

時は西暦2032年。伝説の国民的アイドルグループ『セブンスシスターズ』の突然の解散を皮切りに第二次アイドルショックが勃発。
時代はアイドル氷河期に突入していた──

それから2年が経った西暦2034年。
あなたは栄華を極める国指定国際娯楽指定都市『Tokyo-7th』(トーキョーセブンス)にある
次世代アイドル劇場型スタジオ『777』(スリーセブン)、通称『ナナスタ』の二代目支配人に任命されます。

しかし、かつてあのセブンスシスターズを世に送り出したナナスタも時代の流れには逆らえず
スタジオは閑古鳥が鳴きっぱなし。

そんなある日、何やらあやしげな美人マネージャー『六咲コニー』があなたのもとに現れます。

「アイドルが終わったなら、新しいアイドルを作ればいいんだよ!
アイドルより強い絆で結ばれた、本物の『シスターズ』をね!!」

こうして、あなたとまだ見ぬ未来のアイドル『ナナスタシスターズ』の物語が幕を上げるのですが、はてさて……

(公式サイトより要約)


概要

2034年の東京を舞台に、様々なアイドルたちの成長を描いた物語。

未来を舞台にしているためかハイテクノロジーなアイテムが多く、衣装や楽曲もいわゆる近未来的なものが多い。
一方、思春期の女の子のあり方は変わらないようで、夢に恋に悩みながら成長する姿が多く描かれている。
春から夏にかけての輝き(青春)がテーマとなっており、その輝きを表すために後半はややブラックな世界観が描かれることもある。

アイドル全員にCVが適用され、シナリオも全編フルボイスに対応(男以外)。現実世界でも、複数回のライブを行っている。


2013年に新世代のアイドルコンテンツを目指すプロジェクトとしてスタートした。
楽曲についてはkz(livetune)氏やヒゲドライバー氏など若い世代のアーティストに積極的に作曲を依頼している。
また、UNISON SQUARE GARDENの田淵智也氏もナナシスの楽曲のファンであることを公言しており、2019年にはLe☆S☆Caの3rdシングル『ミツバチ』の作曲を担当された。

一方の作詞はほとんどの楽曲をカナボシ☆ツクモ氏とSATSUKI-UPDATE氏が担当されている。
え?ご存じない?
それもそのはず、この二人は2034年に女の子たちへ歌詞を提供する架空の人物である。
その素性はまったくの謎に包まれており、ストーリー上で言及されることもない。
アプリ内で全ての楽曲の歌詞を読むことが出来る。

2019年11月からほとんどの楽曲を各ストリーミングサービスで聞くことが出来るようになった。
EDMやボーカロイドに興味がある方は一度聞いてみるとよいかもしれない。



登場人物
  • 主要キャラ

初代支配人 CV:藤原啓治
ナナスタの初代支配人。主人公にナナスタを任せ流浪の旅に出る。
まれにタイトルコールにも出現する。

二代目支配人(あなた)
本作の主人公。男性。まじめで誠実だがノリの良い好青年。アイドルに対する思いは人一倍。
ホーム画面にいる子からよく寝癖を指摘されているため、ややだらしないタイプであることがうかがえる。

六咲コニー CV:水瀬いのり
主人公の前に突然現れた敏腕マネージャー(自称)。ジャーマネと書かれた腕章をつけている。
誰かに似ている気もするが、詮索するとジャーマネチョップが飛んできて記憶を失ってしまうので言わぬが花。
支配人以外はみんな気がついているけど。


  • セブンスシスターズ

「てめーら!元気ですかー!」

この世界におけるレジェンド的存在。2034年では解散している。EPISODE0.0~0.7において彼女たちのストーリーを読むことが出来る。

七咲ニコル CV:水瀬いのり
羽生田ミト CV:渕上舞
御園尾マナ CV:前田玲奈
寿クルト CV:黒瀬ゆうこ
若王子ルイ CV:川崎芽衣子
遊佐メモル CV:辻あゆみ




  • 777☆SISTERS(スリーセブン☆シスターズ)
ストーリーでメインとなるナナスタのアイドルグループ。上記のセブンスシスターズと混同しやすいが、7の多いこちらが人数も多い。

春日部ハル CV:篠田みなみ
私、燃えてます!メラメラって感じです!
777☆SISTERSのセンター的存在。
EPISODEシリーズは彼女が手違いでナナスタにやってきたところから始まる。
どうやらアイドルの事が嫌いなようだが…?
掃除が大好きでこの子のおかげで事務所はいつもピッカピカ。


天堂寺ムスビ CV:高田憂希
生徒会長の天堂寺ムスビです!…て、いやぁ!歌だけは勘弁して!
お嬢様学校、聖コルシカ学園に通う高校一年生にして生徒会長。
真面目なタイプで、コニーさんのいたずらやモモカの逃走にも全力で対処する。
焼きそばパンが好物。焼きそばパンの被り物をしてステージにあがったことがある。
…バラエティアイドル?
かわいい歌声が特徴的。
3rdライブの『You Can't Win』でスース役の大西沙織氏と並んでバキューン☆された支配人も多いとか。


角森ロナ CV:加隈亜衣
ふぇぇぇ~ニコ様~、助けてください~
引っ込み思案で泣き虫な16歳。
セブンスシスターズ、特に七咲ニコルの大ファンでありニコ様のように皆を勇気づけられるようなアイドルになりたいと思っている。
気弱そうな立ち絵が多いが、いざアイドルになるとその思いの強さを見せることも。
777☆SISTERS曲のジャケ写でも素敵な笑顔を見せてくれていることが多い。


野ノ原ヒメ CV:中島唯
てやんでい!豆腐屋のオレにそんな服が似合うかってんだ!
江戸っ子口調で一人称はオレ。前向きで家族思い仲間想い。
そんなとても男勝りな性格をした、金髪碧眼でかわいらしい外見の女の子。
ただ、自分のことは全然可愛くないと思っている。
実家は豆腐屋。父と妹と弟の4人暮らし。777☆SISTERSのまとめ役。


芹沢モモカ CV:井澤詩織
え~?モモカ、やんないよ~?
ぐうたらアイドル芹沢モモカ。アニメの影響でアイドルを始めた。
天才肌でなんでも器用にこなせるが極度の面倒くさがり屋。
似たようなアイドルがシンデレラさんの方にもいるが、なんだかんだ言いながら仕事はこなすあちらと違いこちらは本当にレッスンなどから逃げる。
しかし、いざやる気をだした時の熱量はすさまじく、EPISODE5.0においても忙しくなったナナスタの仕事をバリバリやってのけている。
チューバックスという飴が大好物であり、お店でバーゲンセールをやっているのを知った時は誰よりも早くランニングを始めるようだ。


臼田スミレ CV:清水彩香
てゆーか、心配しすぎだっつーの!イミワカだし!
支配人が初めて自分だけの力でスカウトした女の子。
最初は遠慮がちだったが、なんだかんだとナナスタに顔を出すうちに無気力な生活を変える新たな一歩としてアイドルの道を歩み始める。
決してほっとけない誰かさんのためではない。

口癖はイミワカ(意味わかんないの略)。
茶髪にウェーブがかかった長い髪、ネイルにイヤリングといういわゆるギャル調の見た目をしている。
ややつっけんどんな口調で話すが、その実ナナスタ随一の常識人である優しい女の子。
必ずと言っていいほどツッコミ役に回っている。

スミレという名前が自分にはふさわしくないと思っており、自分のことをウスタと呼ぶ。
支配人に対して思いを寄せているような描写が多い。
恋のライバルにはスースにムスビにキョーコにマコト…と百花繚乱であるが、彼女たちとも共にショッピングを楽しむなど仲よく過ごしている。


神城スイ CV:道井悠
ボク、神城スイ!って、キャー!ボクにさわるなー!(鉄拳)
自分の事をボクと呼ぶボーイッシュな女の子。
極度の男性アレルギーであり、支配人が触れようものなら鉄拳制裁が飛んでくる。

当初は困っている人を助けられる王子様を目指していた。
一方、大人な女性への憧れもあり、素敵な女性になれるよう努力し始める。
しかし、「支配人!ボクを女にしてください!」といった発言で周囲をざわつかせることも。
デレデレしようものならスミレさんから鉄拳制裁が飛んでくる。


久遠寺シズカ CV:今村麻夏
このライブ、らーいぶ良い感じ♪うふふ
…ダジャレが大好きな文武両道のお嬢様。
シズカにしていれば多くの男性の心をわシズカみだろうに。
Tokyo-7thの大財閥、久遠寺家の末娘である。ナナスタに入る時もシズカのお祖父様に大反対された。
が、最終的にシズカの加入は認められ、ナナスタは大きなパイプを手に入れることになる。
それゆえか、ツッコミ役の支配人はこの子のギャグにはあまりツッコまない。


アレサンドラ・スース CV:大西沙織
ハーイ、ダーリン♪スースに任せればオールオッケーよ♪
金髪でオリエンタルな雰囲気が漂う14歳の女の子。
セブンスシスターズに憧れて日本へやってきた。
ナナスタへの熱烈なスカウトを愛の告白だと思い、以降支配人の事をダーリンと呼ぶようになる。
激しいアピールに支配人もたじたじ……スミレさん?目が怖いです…。
なお、スミレとの仲はむしろ良好で、(きゅうとになって)ユニットを組むことも。


晴海サワラ CV:中村桜
ハルミ三姉妹長女のサワラでーす!あれ?次女だっけ?
晴海三姉妹の長女。
思いつきで行動し、皆を巻き込むトラブルメーカー。
777☆SISTERSの中でも最年長。
普段はおちゃらけた発言が多いが、時には人生の酸いも甘いも嚙み分けたような発言をすることも。
楽しい時も苦しい時もいつも笑顔で皆を見守っている。実家は魚屋。


晴海カジカ CV:高井舞香
こんにちは!ハルミ家次女のカジカです!よろしくお願いします!
晴海三姉妹の次女。
歌うことが大好き。
元気がよく、礼儀正しく、面倒見がよい。
しかし、サワラのトンデモ行動の適当な言い訳を信じてしまうことも多く、どこかうっかりしている模様。
ハルと(ちいさくなって)ユニットを組むことも。


晴海シンジュ CV:桑原由気
ハルミ家三女のシンジュだ。お?なんだあんた、怪しい奴だな…
晴海三姉妹の三女。
10歳にして姉妹の中で一番しっかりしており姉二人に代わって非礼を詫びることもある。
皆からの呼び名はシィちゃん。
特技は経理で将来の夢は経理担当。
そんなしっかり者のシィちゃんであるが、EPISODE5.0においてさらにしっかりした姿を見ることが出来る。
趣味はカエルグッズ集め。


  • ライバル
2034年に人気を博しているアーティストたち。
人気も実力も当時の777☆SISTERSより上であるが、様々な事情からナナスタに興味を抱き接触してくる。

4U
新進気鋭、Tokyo-7thで話題沸騰中のスリーピースガールズバンド。
個性的な3人がそろっており、しょっちゅう喧嘩になる。
が、なんだかんだ歌詞も3人で作っているなどチームとしての団結は強く、その実力も本物である。
声優さんによるTwitterでの発信ハッシュタグは「#4U広め隊」
九条ウメ CV:山下まみ
佐伯ヒナ CV:長縄まりあ
鰐淵エモコ CV:吉岡茉祐


KARAKURI

Tokyo-7thにおいて知らぬ者はいないほどの押しも押されもせぬトップアーティスト。
双子の空栗ヒトハと空栗フタバによって構成されている。
同じ声帯から奏でられるユニゾンと、双子ならではのシンクロダンスを得意とする。
声優さんによるTwitterでの発信ハッシュタグは「#karakuri広め隊」
空栗ヒトハ、空栗フタバ (共にCV:秋奈)

  • エネミー
「すべて、灰にしちゃるけん…!」

AXiS
「EPISODE 4.0」において登場。
4UやKARAKURIがアーティストとして勝負に至ったライバルであるのに対し、彼女たちAXiSは本気でナナスタを潰しに来たまさにエネミー。
現代社会では法的に完全アウトな手段も用いることもいとわない。
みな伝説のセブンスシスターズの誰かに非常によく似た声を持っている。
全員過去はすべて謎に包まれている。

天神ネロ CV:水瀬いのり
比嘉アグリ CV:渕上舞
志摩サビナ CV:前田玲奈
鹿込オト CV:黒瀬ゆうこ
蓬莱タキ CV:川崎芽衣子
帝塚セネカ CV:辻あゆみ



ゲーム内容

前述のとおりジャンルはアイドル育成リズム&アドベンチャーゲーム。

ゲームの内容としてはストーリーやイベント、ガチャなどでキャラクターを集めて強化し、
ユニットを編成してリズムゲームをプレイする王道のアイドルリズムゲーム

だけではない。

このゲーム最大の特徴は何といってもそのボリューム。

ストーリー数は500以上に及び、メインストーリー「EPISODE 4.0」の最終話はオート再生で総尺65分15秒、
「EPISODE 6.0」の最終話にいたっては総尺106分という大作である。

さらにリズムゲームに加え、編成したユニットによる体力制のターンバトルが存在する。
カードにもこのバトル専用のステータスが割り振られ、組み合わせでスキルが発動するなど意外と奥が深い。

そして、定期的に開催されるイベントも楽曲をプレイしてポイントを集めるメジャーなものから
前述のバトルゲームに38人同時ライブ、陣取り合戦なんてものまである。

ちなみに、かつてはi-n-gというキャラクターのステータスを底上げするシステムに5種類のミニゲームが存在していた。
なんともやれることが多いのがこのゲームの魅力の一つである。

一方、リズムゲームに関してはノーツの密度は高いものの判定がgood以上ならコンボが続く、
一度でもクリアできれば以降オートでクリアできるなどそれなりに易しい設計となっている。

ストーリーは楽曲をプレイし、すごろくのようなマップを進むことで開放できる。チュウニズムみたい。
しかしこのマップが意外と広く、さながらアドベンチャーのごとし。
まさにその通り、アイドル育成リズム&アドベンチャーゲームなのである。
(まれに全話開放されていることもある)


なお、メインストーリ―「EPISODE 6.0」をもって777☆SISTERSをめぐる「EPISODEシリーズ」は終了となった。

かなり独特な世界観を持ち、特にサブエピソードはカオスな展開になることもしばしば。
そのエピソードの設定が後に使われ、読んでないと時系列がわからなくなることもあるが、ご愛嬌。
一応、ゲーム内のメインエピソードの欄にオススメ順が乗っているので参考までに。

強いて言えば、1.0のKARAKURIエピソードを読んだ後、
KARAKURIの個別エピソード「リメンバー・ザ・ツインズ」をキャラ別検索から探して読んでおくと齟齬がない。
また、4.0を読む前に春日部ハルが歌う「またあした」という楽曲を、
6.0を読む前にEPISODE3.5-004「おヒメ様の貴婦人修行」の情報を知っておくと良いだろう。



余談

各エピソード名やイベントのトップページに実在の楽曲、映画、演劇のパロディが使われることがある。
詳しい方はおや、と思うこともあるだろう。


リズムゲーム要素はたびたびアップデートが加えられ、二度ほどシステムがまるごと変わったこともある。

iPhone版に存在していた一代目ソロステージは、
四方八方から飛んでくる星と画面上のマークが重なったところでタップするというもの。
要するにProject DIVA。
シャンシャンという某スクールアイドルのお祭りを彷彿とさせる音が鳴る。

二代目は真ん中に円が描かれ、その円周にアイコンが流れてくる。
そのアイコンが円の下に来たタイミングで左右のタップポイントを押すというもの。
メトロノームのような音が鳴り、リズムよくカチカチと鳴らすことが出来ると小気味よい。
え?曲の邪魔になってた?確かに。
高難易度になると配置や色がランダムになったりアイコンが巨大化したりした。

2017年11月より7つあるレーンに上からアイコンが下りてくる仕様に変更された。
右手で長押ししてたらさらに右にアイコンが来た?よくあるよくある。
特徴として楽曲をクリアした時のリザルト画面でその楽曲での自分のリズムのズレの度合いがslow just fastで表示される。
もちろん機種やラグにもよるが自分が早めにリズムを刻むタイプなのかどうかの参考にしてみるのもよいだろう。


毎週メンテナンスを行っており、その間にtwitterの公式アカウント上で次のアップデートの情報が告知される。
新カードが追加された際はスタッフがイラストの素敵なポイントを教えてくれるオマケつき。
誤字誤投などドジっ子属性も持つ。運営ちゃんかわいい。
告知の後は次の言葉で〆るのがお決まりのようだ。



それでは、またあしたっ!





支配人は追記・修正を求めていますが、はてさて……


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最終更新:2023年12月26日 03:15