大自然クイズ

登録日:2021/1/21 (木曜日) 0:30:25
更新日:2022/09/18 Sun 20:17:05
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大自然クイズは、ネット配信番組『内村さまぁ~ず』(以下、『内さま』と略称)で行われているクイズ企画。
屋外で照明を使わず自然光の中、日没までの間行うというのが「大自然」たる所以である。

2007年11月に内さま1周年記念企画として第1回が行われ、以下2021年までに17回と、『内さま』で行われている企画としては最も回数が多い。

基本ルール

  • 解答者は内村光良・三村マサカズ・大竹一樹の3人で、個人戦。
  • クイズはジャンルセレクト早押しクイズをベースに特殊ルールが存在するもの。
  • 「日没」とは「撮影に必要な光量が確保できなくなったとカメラマンが判断した」時点を指す。光量が足りなくなってきたところでカメラマンから申告があり、その後「カメラマンの努力*1」で数分間続行、それでも対応できなくなった段階で終了となる。
  • 最終的に得点の1番高かった人が優勝。最下位の人は、収録後の打ち上げの費用を全額自腹で支払わなければならない。

クイズについて

ジャンルが9つ*2用意され、前問の正解者が好きなジャンルを選ぶ早押しクイズ。正解で1ポイント獲得、不正解でお手つき1回カウント。
お手付きしてもすぐにもう一度答えられるが、通算3回目のお手付きでその問題中と次の問題は解答権が無くなる。解答権が復活後すると、自身のお手付き回数はリセットされる。

ジャンルは毎回見直しが行われ、毎回変わらず出題されているのは『スポーツ』『芸能』『食』の3つ。『文学』『歴史』『地理』も毎回出題されているが、老化による衰えや内村が正解率を圧倒していることを考慮し、「浅め」を付けて難易度を大幅に低下させた。このほか『80年代』や『90年代』といった主要年代の出来事から出題されるジャンルや、当時3人がハマっていた漫画『キングダム』などがある。
また、難易度の高い問題で正解してスタッフを驚かせた場合は「おぉ~!ポイント」がボーナスで付いたこともあり、これは第16回に『おぉ~!』というジャンルで独立された。

  • マニア10
中盤から解禁される特殊ジャンル。
これは選択者自身の好きな物事などから出題されるクイズで、選択者が正解すれば10ポイント獲得となるが、答えられなかったり他の人が正解してしまうとマイナス10ポイント。また、お手付き数はカウントされない。
大竹は自分のマニア10のジャンルに毎回不満を抱いており、開催前に行われた緊急強化会議でも大竹のマニア10に関する議題を取り上げている。*3

  • テレフォン
自分の代わりにスタッフが用意したロケ現場にはいない別の芸人と電話を繋いで問題に答えてもらう、という特殊ルール(回数制限あり)。
ジャンルを選んだ後にテレフォンのカードを提示し、その芸人に電話を掛ける。電話が繋がったら60秒のカウントダウンがスタートし、その間に問題に答えさせる(時間内なら正解が出るまで何度でも解答可能)。
正解が出れば+20ポイントとなるが、時間切れになると-20ポイントとなる。
ちなみにその芸人本人には事前に知らされていないようで、いかに事情を察してもらうかも重要となる。

  • 水着美女クイズ
夏場に行われるようになった第4回以降、ほぼ毎回行われているクイズコーナー。
水着美女3人のうち、アイスキャンディーを誰が1番早く舐め終わるのかを予想するクイズが定番。
三村のセクハラな言動が発揮されている。

  • 大逆転システム
最終盤に発動する特殊ルール。
内容は毎回異なるが、ほとんどの回でそれまでの点差が一気にひっくり返る展開になることが多い。また、回を重ねるごとに点数のインフレしやすくなっており、第15回に至っては億単位の点数に到達する解答者もいた。

各回の概要

※()内の年月は配信日

  • 第1回(2007年11月)
MC:児嶋一哉(アンジャッシュ)
ロケ地:お台場

大逆転システムは、残り2問が正解すると10ポイント&お手付き無し。

  • 第2回(2008年1月)
MC:ずん
ロケ地:お台場
テレフォン:出川哲朗

この回は内村が別ロケから移動中だったさまぁ~ずを待たずにクイズを始めていた。テレフォン初導入。
大逆転システムは、残り3問が正解すれば10ポイント&三村・大竹が正解の場合は内村がマイナス10ポイント。

  • 第3回(2008年4月)
MC:児嶋一哉(アンジャッシュ)
ロケ地:お台場
テレフォン:出川哲朗

前回とは逆に、さまぁ~ずが内村を待たずにクイズを始めていた。この回から一般問題は9ジャンルになった。
クイズ中に雨が降り始め、急遽テントを建てて続行した。そのため、タイトルが「大自然クイズ」から「自然クイズ」に変わっていた。
大逆転システムは、最終問題に正解すると50ポイント。

  • 第4回(2008年9月)
MC:ずん
ロケ地:横須賀市長浜海水浴場
テレフォン:出川哲朗

初の夏開催で海に近いこともあり、3人全員が開始時間前に日光浴を楽しんでいた。
大逆転システムは、最終問題に正解すると60ポイント。

  • 第5回(2009年9月)
MC:ずん
ロケ地:横須賀市長浜海水浴場
テレフォン:出川哲朗

この回は日没ではなく、大きな氷に刺さった旗が倒れたらクイズ終了というルールだった。
クイズ中、近隣の畑から肥料の悪臭が風に乗って漂い、3人とずんが苦しんでいた。
大逆転システムは、最終問題に正解すると70ポイント。

  • 第6回(2010年9月)
MC:木本武宏(TKO)
ロケ地:沖縄県
テレフォン:出川哲朗/木下隆行(TKO)

初の遠征。この回以降、第8回を除いて前半・後半に分かれて行われるようになった。
前半戦は開始前に木本の服を濡らし、服が乾いた時点で終了。
大逆転システムは、最終問題に正解すると78ポイント。

  • 第7回(2011年9月)
MC:つぶやきシロー、狩野英孝
ロケ地:沖縄県
テレフォン:木本武宏(TKO)/やす(ずん)/児嶋一哉(アンジャッシュ)

テレフォンには出川が参戦する予定だったが、繋がらなかったため急遽代打として児嶋が登場した。
前半戦は開始前に犬を濡らし、犬の毛が乾いた時点で終了。
大逆転システムは得点入れ替わりカードで、ジャンル選択者がこのカードを提示して正解すると、他の人の点数と入れ替わることができる。当初は1人1回のみ使用可能だったが、最終盤に全員もう1回ずつ使えるようになった。

  • 第8回(2012年9月)
MC:X-GUN
ロケ地:横須賀市長浜海水浴場
テレフォン:出川哲朗

この回は1本撮りのため、日没ではなく、クイズ開始前にさがねの服を濡らして乾いたらクイズ終了。
大逆転システムは、制限時間5分間の間に正解すると他の人の点数と入れ替わることができる。1位が正解した場合は入れ替わり無し。

  • 第9回(2013年9月)
MC:ずん
ロケ地:逗子市
テレフォン:狩野英孝

前半戦はやすの服を濡らし、服が乾いたら終了。
大逆転システムは、「BOX入れ替わりシステム」と称し、制限時間5分間の間に正解すると他の人の解答席と入れ替わることができる(前回の点数入れ替えと同義)。1位が正解した場合は入れ替わり無し。この間はお手付き無しで何度でも答えられる。

  • 第10回(2014年8月)
MC:つぶやきシロー
ロケ地:グアム
テレフォン:出川哲朗

初の海外決戦(内さま全体では2度目の海外ロケ)。
前半戦はつぶやきの服を濡らし、服が乾いたら終了。
大逆転システムは「誰は誰っぽいタイム」。現地の人(当然解答者の3人の事は知らない)に、名前だけを見て誰が誰っぽいかを選んでもらい、その人の解答席に移動させられる。

  • 第11回(2015年8月)
MC:ずん
ロケ地:横須賀市長浜海水浴場
テレフォン:出川哲朗

前半戦はやすの服を濡らし、服が乾いたら終了。
事前の別企画で優勝した大竹には、前半戦のみに使用できる4Kチャレンジを所持しており、正解すれば200ポイントが獲得てきる特典があった(ただし他の2人も正解すれば200ポイントが貰えるため、結局は発動できるタイミングのみが権利として与えられただけだった)。
大逆転システムは「相手の数字横取りタイム」。他人の得点の好きな位の数字1つと、自分の得点の好きな位の数字1つを入れ替えることができる。

  • 第12回(2016年8月~9月)
MC:つぶやきシロー、ずん
ロケ地:横須賀市長浜海水浴場
テレフォン:尾形貴弘(パンサー)/出川哲朗、堀内健(ネプチューン)

前半戦は、スタッフから1本撮りと騙されて収録に参加するずんが到着したら終了。
大逆転システムは前半戦と後半戦それぞれに用意。
前半戦は「一発逆転!ずんの気持ちクイズ」。遅れて到着したずんが解答者の表情から推測して誰がどの順位なのかを予想し、予想した順位がそのまま後半戦スタート時の順位となる(得点も引き継がれる)。
後半戦は「得点ズラしタイム」。3人の得点の数字を並べたスライド式のボードを用意し、正解した人は左右どちらかの方向に2つまで数字を移動させることができる。

  • 第13回(2017年8月~9月)
MC:ウド鈴木(キャイ~ン)、濱口優(よゐこ)
ロケ地:台湾
テレフォン:西村瑞樹(バイきんぐ)

3年ぶりの海外決戦。
前半戦は、ウドと濱口が撮れ高OKと判断した時点で終了。
大逆転システムは「大逆転!大声解答システム」。解答権を得た後に特設のマイクに向かって大声で解答を叫び、正解すれば声のデシベル数の数値分の得点を他の人から横取りすることができる。不正解の場合は数値分自分の得点からマイナスされる。

  • 第14回(2018年9月)
MC:西村瑞樹(バイきんぐ)、神田伸一郎(ハマカーン)
ロケ地:逗子市
テレフォン:鈴木拓(ドランクドラゴン)/イジリー岡田

当初の収録日が雨天で延期となり、代替企画として「緊急強化会議」を行った上での開催となった。
前半戦は充電不足の携帯電話を太陽光電池で充電し、充電が完了したところで終了。
大逆転システムは「大逆転サイコロ」。数字のサイコロと四則演算記号のサイコロを振り、自分の得点・サイコロの記号・サイコロの数字の計算結果が得点となる*4。最終問題のみ、数字は150000で固定し記号のサイコロのみを振る。

  • 第15回(2019年9月)
MC:パラシュート部隊
ロケ地:福岡県
テレフォン:小峠英二(バイきんぐ)

前半戦は矢野ペペの腕に「九州」のステッカーを貼り、日焼け跡が付いたら終了予定だったが、雨天で全く日焼けせずパラシュート部隊の判断のみで終了となった。
また、後半戦も内村とさまぁ~ずのスケジュールの都合上、日没前の16:30でクイズ終了となった。
大逆転システムは「大逆転サイコロ2019」。数字のサイコロに-10が加わった。また、最終問題では数字が1億100万に固定された。

  • 第16回(2020年8月~9月)
MC:狩野英孝、井戸田潤(スピードワゴン)
ロケ地:逗子市
テレフォン:大熊英司/出川哲朗

開催前に「緊急強化会議」を行い、内容の見直しが行われた。
今回は社会的事情を考慮し、前半・後半ともに終了時刻を設定して行われた。また、最下位の罰ゲームである打ち上げ代の自腹が、打ち上げ無しとなったためゲストMCが毎回エンディングで行っている一発ギャグを最下位が代わりにやるというものに変更された。
大逆転システムは「アタック16」。某クイズ番組と同様、16枚あるパネルをオセロゲームの要領で奪い合うクイズ。大逆転システム開始前の得点×パネルの枚数が最終的な得点となり、1位となった人はボーナスチャンスと称したVTRクイズに挑戦。自分が獲得したパネル部分のみが抜かれ、その部分に映っているVTRを観て解答する。正解すれば得点が2倍になり、不正解の場合は得点が半分になる。

  • 第17回(2021年9月~10月)
MC:スピードワゴン
ロケ地:富津市
テレフォン:松陰寺太勇(ぺこぱ)/草薙航基(宮下草薙)

前半戦はスピードワゴンの服を濡らし服が乾いたら終了、後半戦は2時間経過で終了となった。
「浅め」ジャンルでは途中から穴埋めタイプの問題では埋める部分だけを答えた場合のみ正解となった。また、珍回答など醜態を晒した場合は「恥ずかしポイント」として持ち点からマイナスされるペナルティが導入された。
大逆転システムは「得点ストラックアウト」。正解した人はストラックアウトに挑戦して得点を決める。得点の加算・減点に加え、他の人の得点と入れ替わるボードもある。ボードに当たらなかった場合は0点。

過去の成績

+ ※ネタバレ注意
赤字は優勝、青字は最下位
内村 三村 大竹
第1回 7P 16P 22P
第2回 39P 25P 23P
第3回 26P 106P 14P
第4回 97P 158P 39P
第5回 122P 172P 51P
第6回 159P 246P 81P
第7回 84P 31P 26P
第8回 90P 177P 70P
第9回 36P 207P 135P
第10回 103P -22P 47P
第11回 26P 104P 847P
第12回 314P 637P 833P
第13回 338P -558P -489P
第14回 0P -149035P 124999P
第15回 101001470P 101000000P 101000000P
第16回 0P 312P 1200P
第17回 166P 584P 0.339P

追記修正は、日没前にお願いします。

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最終更新:2022年09月18日 20:17

*1 ゲインと呼ばれるカメラの明るさ調節機能を使う

*2 第1・2回は12個

*3 大竹は「自分しかわからないような問題を選んでもクイズが盛り上がらない」という皆の主張をしていたが、その際大竹しか見ていない「仮面ライダードライブ」を提示していたことがスタッフ作成のデータでさらっと暴露されていた。さらに内村は「劇団SHALALA」三村に至っては「三村家」と反則スレスレのお題を提示していた

*4 例えば今の得点が100ポイント、サイコロの記号が×、サイコロの数字が100だった場合は、100×100で得点が10000ポイントとなる。