メルヘンフォーレスト

登録日:2021/02/06 (土) 20:50:00
更新日:2023/12/18 Mon 00:00:55
所要時間:約 5 分で読めます






ここではない遠い遠い森の奥……。

そこには、とても不思議な住人達が暮らしていました。

これは、不思議の森に住む一人の女の子の小さな冒険の物語。




概要

メルヘンフォーレスト』(Märchen Forest)とは、石黒しなの氏が個人制作し、2015年にリリースされたスマホ用ゲームアプリ、およびPlayStation4Nintendo Switchで発売されたゲーム作品である。略称は「めるふぉれ」
PS4、Switch、Steam向けには、イベントやキャラの追加、グラフィックの改良等を施したリニューアル版が2021年1月28日に発売。
(※以下、本項の記述は注釈がない場合はリニューアル版のものとする)

最大の特徴は「ゲームが進むにつれてジャンルが変わる」ということ。
第一部「メルンちゃんと森の贈り物」ではタイトル通りのメルヘンチックな短編アドベンチャーゲームとなっているが、
第二部「メルンちゃんと不思議の森の洞窟」では一転、ダンジョン探索を主体としたRPGへと変化し、
第三部「星幽界の鎮魂歌」では更にシステムが追加され、ゲームとしての複雑さが増していく。
ストーリーもそれに伴い、ダークメルヘンとでも言うべき重たい物語へと進んでいく。
例えるなら「アトリエだと思っていたらDark Soulsだった」とでもいったところか。




登場人物

【第一部からの登場人物】

■メルン(声:竹達彩奈
本作の主人公。名前欄や地の文では「メルンちゃん」とちゃん付けで表記される。
不思議の森でおじいちゃんと一緒に暮らす、薬師見習いのネコ耳でボクっ娘な女の子。9歳。朝の挨拶は「ぐーてんもるげん!」
元気一杯、天真爛漫で身体能力も高いが頭を使うのは苦手なようで本は眠くなるから好きじゃない様子。
おじいちゃんの手伝いで素材集めの日々を送っていたが、森で初めて雪が降った日の後に彼女の運命は動き出す…
なお「た~る!」に関しては「強制的に言わされたような気がする」とのこと。

■渡鳥銀河(声:下田健太郎)
メルンの前に現れてアドバイスをしてくれる鳥(?)。ゲームのチュートリアルを担当する。
「○○な恋人、渡鳥銀河です」と言って現れ、「チャオ」と言って去って行く。
昭和感ある畳の部屋に住んでおり、メルンは彼の部屋のタンスからあひるの絵の通信簿と赤点の答案用紙を見つけたがそっとしておいた…

■旅芸人(声:中田祐矢)
謎の風来坊な旅芸人さん。何かとメルンに気を遣ってくれるがその正体は…?

■旅人(声:中山祥徳)
どう見ても囚人にしか見えない旅人さん。昼間は隠れていて夜にしか出てこない。
第一部ではわずかな出番しかなく、本格的な出番は第二部から。
第三部では鍛冶屋として武器の強化を担当する。お願いだから一発で成功してください。

■その他の森の住人達
課金を戒めてくるヘビ、箸も持てない程度から地球を片手で割るまでパワーアップするぺん太、マニアックなキノコクイズを出してくるキノコの妖精、魚を釣ると川柳を読んでくれる魚神…
等々、メルヘンでシュールでカオスな不思議な森の住人達。


【第二部からの登場人物】

■ロゼッタ(声:高尾奏音)
森の洞窟でメルンと出会った謎のウサ耳少女。
記憶を失っており「誰かに仕えていた」ということ以外は思い出せておらず、メルンは彼女の記憶を取り戻すことに協力する。
第二部ではショップ要員だが、第三部ではメルンに同行して戦闘時にアシストしてくれる他、
第三部では彼女の過去の更なる真実に迫ることもあり、実質的に準主人公的なポジション。

■ルナ(声:殊座)
行方不明になっているメルンの母親。メルンの母なので当然ネコ耳。かつては王国の錬魔術士であった。
9年前に賢者の石の在り処を見つけ、メルンを森の老人に預けて森の洞窟に向かったが…

■ニコラ・フラメル(声:中山祥徳)
かつて賢者の石を追い求めたと言われる錬金術師。
洞窟の中で見つかる彼や彼の弟子の日記から、彼が徐々に狂気に染まっていく過程が見て取れる…


【第三部からの登場人物】

■レテ(声:ししゃも)
黄昏の語り手を名乗る謎の女性。不思議な箱の力でメルンにロゼッタの過去の記憶を見せる。

■パラケルスス(声:須田一輝)
フラメルの弟子の医師。月人(つきびと)と地上人のハーフで、ロゼッタ以外は月人の弟子達の間では浮いた存在となっている。
ロゼッタに興味を持っているようだが…?

■フリントロック(声:森田凌)
海賊キッドの宝を手に入れる「予定」の自称大海賊。子分達ともども骸骨。
最初の暗号「悲しみにくれる夫人」が解読できず1000年も足止めされている。

■バァス(声:中山祥徳)
メルンが星幽界で最初に出会った謎の生物。脳筋ゾンビっぽい見た目に反して、ある書物を探している。



ゲームシステム


●戦闘システム
コマンド選択式のリアルタイムバトル。
敵は1体しか出現せず、敵の動きをよく見て攻撃、防御、回避を選択していくのが戦い方となる。
攻撃はダブル・トリプルアタックや強撃、燕返しといったバリエーションがあるが、習得するには一定のレベルと、剣術道場に寿司アイテムを持っていく必要がある。
敵の攻撃をタイミングよく防御すると「パリィ」となり、敵の体勢を崩すことで道具やアビリティを使ったり、奥義へ繋げることができる。
ただし、すべての攻撃がパリィできるわけではなく、赤文字の攻撃は防御不可、緑文字の攻撃は回避不可、青文字の攻撃はどちらも不可である。
特に赤文字の攻撃には即死技もあるため、回避し損ねると一発でアウトになりかねない。

●食料
ローグライクでよくある食料値。ダンジョン内を移動していると減っていき、食料がゼロになると体力が減っていく。
序盤はともかく、第二部終盤は余裕が出てくる…と思いきや、第三部になると食料消費が激増する。
更に、第三部ではアビリティの使用にも食料が必要となってくるため、食料管理の重要度は更に増す。

●遺物図鑑
第二部で入手できる遺物は入手時点では未鑑定であり、ロゼッタに遺物鑑定してもらうことで正体が判明する。
使い道は売却以外にないが、「持っていると命を狙われるアイスソード」や「神をも斬り殺したチェーンソー」など、
どこかで見たような遺物とそれに対するロゼッタのメタ視点全開のコメントは一見の価値あり。
ただし第三部に入ると集められなくなるため、トロフィー・実績の遺物図鑑コンプリートを狙っている人は第二部の間に済ませるように。

●アビリティ
第三部からの追加要素。バァスにアイテム「書物の断片」を与えることでAPを獲得し習得できる。
鍵開けや罠回避といった探索で役に立つもの、戦闘能力の向上になるものまで様々だが、書物の断片が貴重品であることに加え、
LV3まで上げると同じアビリティでも効果が大きくなるため、広く浅くではなく狭く深く覚える方が効果的。




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最終更新:2023年12月18日 00:00