芸能人格付けチェック(常識チェック版)

登録日:2021/02/10 Wed 02:22:00
更新日:2023/11/25 Sat 18:33:57
所要時間:約 11 分で読めます




芸能人格付けチェック(常識チェック版)とは、テレビ朝日系で毎年元旦に放送されている芸能人格付けチェックの派生版である。
以下元旦に放送されている方は「正月版」と表記する。

元々は『Oh!どや顔サミットスペシャル』で放送された『芸能人品格チェック』が発端となっており、その後2013年10月4日に初回が放送され、2017年10月10日に放送された第8弾まで放送された。

また、その間にも「トリニクって何の肉?」末期では同様の成績によって待遇が変わる「常識力チェック」「検索力チェック」などが行われ、番組終了後の2022年7月に第9弾「対応力チェック」として放送された。第9弾からは「トリニク」にて梅沢富美男くんと共に「デジタル時代の底辺を彷徨う『地ベターズ』」として屈辱を受け続けた格付けマスター・浜田も特番化以降初めて正規メンバーとして参戦した。

ルール

正月版のように、高いものか安いものかの二者択一の問題に挑む形式ではなく、その名の通り(日本における)マナーや礼儀作法などの対応を行い、『常識あり』か『常識なし』かを判断する形式となっている。
正月版同様こちらでも、大御所など常識がありそうな者が『常識なし』になったり、逆に若手タレントなどあまり常識がなさそうな者が『常識あり』になるギャップなどが見どころ。

第1弾は正月版同様、2人1組のチーム戦として行っており、各チェック項目ごとに2人のうちどちらかが選出され、審査の結果による『常識あり』・『常識なし』でランクが変動する形式だったが、第2弾以降は団体戦となり、挑戦者全員が1チームとなって行い、チェック項目によって全員もしくは選出された代表者数人が挑戦する形式となった。団体戦は連帯責任制となり、「常識クリアライン」と呼ばれる、規定されたノルマの人数以上が「常識あり」と判定されればランクキープとなるが、できなければ連帯責任で全員がランクダウンとなる。

※ランク、および各ランクにおける待遇は正月版と同様なので割愛。


評価

各チェックの評価に関しては、『チェックポイント制』、『点数制』、『一発勝負』の3つに分けられている。

  • チェックポイント制
事前に決められたポイントのうち規定数をクリア出来ていれば「常識あり」、出来てなければ『常識なし』となる。
例外として、規定数に達しなかった場合でもチェックポイント外での評価点がある場合は、その分を加味して、『常識あり』に*1、逆に規定数に達していても重大な問題行為などがあった場合は『常識なし』となる場合もある*2
またチェック中に規定点に満たない事が確定したり、重大な違反を行った挑戦者はその時点で問答無用で『常識なし』となり、強制終了する場合もある*3

  • 点数制
満点中、事前に決められた点数以上を取れば『常識あり』、決められた点数未満を取れば『常識なし』となる。チェックポイント制とは違って決められた点数以上を取らなければたとえどんな評価点があっても『常識なし』となる。

  • 一発勝負
その名の通りチャンスは一回で、成功すれば『常識あり』、失敗すれば『常識なし』となる。


待機部屋

チェックを終えた者は他の挑戦者が終わるまで『常識あり』と判断された者は常識あり部屋で、『常識なし』と判断された者は常識なし部屋で待機させられる。

  • 常識あり部屋
豪邸を模した豪華な造りになっており、お茶やお菓子などがもてなされており、優遇された部屋となっている。

  • 常識なし部屋
ボロ小屋を模した汚ったねぇ造りになっており、そこら中にガラクタや食べ残し(本物)が散らばっているなどぞんざいな部屋となっている。
更に、チェックが進むと「バーカ」と鳴くオウムが登場したり、椅子が子供用木馬やはたまた便器になったりと更に酷くなる。挙句に子供にバカにされるという屈辱的な扱いも受ける。


チェック

全ては紹介しきれないので主なチェックを紹介する。

食事の作法

本番組の中で一番多く行われたチェック。
その名の通り、食事の作法をチェックする。このチェックはチェックポイント制で評価されることが多い。
箸の持ち方は勿論のこと、食べ方などもチェックされる。回によってはあえて、間違った置き方で出されることもあった*4
普段から箸の持ち方にうるさいと評判の和田アキ子は、専門家から箸の使い方が出来てないと指摘を受け、放送終了後泣いたらしい。

冠婚葬祭

その名の通り、『結婚式での乾杯の挨拶』や『葬式での香典とお焼香』、『お墓参り』や『神社の参拝』などをチェックする。このチェックもチェックポイント制で行うことが多い。
基本どれか一つだけ行っていたが、第6弾と第8弾はダブルでチェック*5された。

英会話

その名の通り、『アメリカへの入国審査』や『マナーを守らない外国人観光客への注意』という設定の中で、審査官や外国人観光客に対して英語で対応するというチェック。
このチェックは特に評価方法は定まっておらず、完璧に話せなくてもカタコト英語でもいいのでちゃんと伝えることが出来れば『常識あり』となる。

料理の作法

その名の通り、指定された料理を作る作法となっている。このチェックのみ事前に行っており、それをVTRで評価するという形式になっている。このチェックは点数制、もしくは一発勝負*6で行うことが多い。
このチェックは基本女性が行うことが多いが、回によっては男性も行うことがある。

謝罪会見

その名の通り、架空の不祥事を起こしたという設定の中で、その謝罪会見を行うというチェック。第3弾ではチェックポイント制で評価していたが、第5弾と第6弾では別室に集められている『ミヤネ屋』が好きな主婦30人にその謝罪会見を見てもらい、30人中20人が許すと判断すれば『常識あり』となる。チェックの中ではカオスな内容ではあるが、彼らの芸能人としての品位が問われる案外重要なチェックといえなくもない。
ちなみに不祥事の内容は、『年齢詐称』や『不倫』などありがちなものから、『泥酔してハチ公を破壊』『建ぺい率違反』『性別詐称』などカオスなものも存在する。

3ワード検索

「一流芸能人たるもの自分のことを知っていてこそ」ということでGoogleに3つの単語を入力し、出た検索結果の一番上の記事か画像検索に指定した人物が出ればクリア。
ただしNGワードとして自分の名前はもちろん「コンビ・グループ名及びメンバー名」「出演番組・作品」「歌手の場合リリースした曲名」は使う事が出来ない。さらに検索するチャンスは1回のため、いかに3つの組み合わせで近づけられるかがポイント。

セルフレジ

最近ではどこのコンビニでも導入されているセルフレジを使いこなせるかをチェックする。
事前に指定されたどこのコンビニでも売っているお馴染みの商品名2つを提示し、それを持ちセルフレジにてバーコード決済で購入。また、この時に有料のレジ袋を購入しなければならない。正しくお会計を済ませ商品を袋に入れて出ることができればクリア。
ただし、指定された商品も商品名だけが提示されるだけで写真は表示されないため、商品自体を知らないためにセルフレジまでたどり着けず失敗なんてことも…。

ちなみに「トリニク」時代で行った際浜田は人生初のセルフレジに対し「1つの商品を2回通してしまう」「バーコードの読み取り用ガラス面が分からずタッチパネルにかざす」「レジ袋を購入せず出てしまう万引き」と醜態をさらしまくった。

テレビゲーム

日本が生んだ名作「スーパーマリオブラザーズ」「パックマン」「スペースインベーダー」をクリアする。
いずれも残機3でマリオは1-3をクリア、パックマン・インベーダーは1面をクリアすれば成功。

出演者

※司会は正月版同様、浜田雅功とヒロド歩美アナウンサーが担当しているため割愛。なお、正月版とは違い伊東四朗は出演していない。

挑戦者

全員は紹介しきれないので色々な意味で話題となった挑戦者たちを紹介

和田アキ子

第2、3、5、6弾*7に出演したゴッド姉ちゃん。
成績面は割と普通。料理などそういった家事的なチェックは得意(その割には箸の持ち方はダメだったが)だが、謝罪会見や面接など公共のチェックは意外と苦手である。
第3弾での謝罪会見のチェックでは前述の通り『性別詐称』についての謝罪をするも、あまりにもカオスな謝罪会見で共演者や多くの視聴者の腹筋を崩壊させた。自分も笑ってしまったため、当然のごとく『常識なし』となった。
第6弾ではリベンジとして再び謝罪会見のチェック*8に挑んだが、やっぱり吹き出してしまい、またもや『常識なし』*9となった。

梅沢富美男くん

第2、4、6、8、9弾に出演した女形で有名な強面俳優。
アッコ同様成績は普通だが、とにかく出来るものと出来ないものの差が激しい。
得意分野である料理のチェックは難なくこなしていたが、第2弾での入国審査のチェックでは常識外れもいいとこと言えるべき酷い結果を残し、浜田から嘲笑された。
テレビで見るイメージと違い実際は優しい人のようで、チェックに失敗して常識なしと言われ文句を言った後に「ごめんね」と謝ったことも…。

陣内孝則くん

第2、5、8弾に出演した元祖トレンディ俳優。
上記の2人と比べて成績はそこまでよくなく、第2弾では挑んだチェックにおいて全て『常識なし』となった。
だが、第5弾の茶会の作法のチェックでは完ぺきにこなし、初の『常識あり』となった。*10
だが、それ以降は再び連敗続きに逆戻りし、結局それ以降のチェックでクリアできたのは第8弾のフラフープのチェック*11のみだった。

梅宮辰夫

第2、3弾に出演したご存知Mr.格付け。
正月版では毎回不正解を連発した上で頓珍漢な発言をするという、多くの醜態をさらしている彼だがこちらでも多くのひどい結果*12を残し、視聴者の笑いを誘っている。
しかし、第2弾の入国審査のチェックではほぼ完ぺきにこなし、名誉挽回を果たすことに成功した*13

GACKT様

第7弾の途中から参戦した、皆さんご存知格付けの帝王。
正月版同様常識チェックでも完璧にこなし、最終的に個人成績51連勝まで伸ばした。どこまで手を伸ばしているんだこの男は。
しかし他の共演者たち(主に下記のユースケ)が足を引っ張りまくったせいで*14次々とランクダウンしていき…

詳しくはこちらを参照

榊原郁恵

第1、2、4弾に出演した夏のお嬢さんにして、名俳優渡辺徹の嫁。
挑戦した全てのチェックで「品格(常識)あり」を獲得したまさに品格版GACKT*15。そんな彼女の語り草となっているのは、第1弾での葬式マナーのチェックであり、受付で香典を渡す際、言葉が聞き取れない程小声すぎた事で共演者の笑いを誘った事である*16

田中美佐子っぽい人

第5弾に出演した清純派女優。
最初におこなれた料理のチェックでは、お米の研ぎ方のチェックに挑むことになり、本番前に「すごい簡単でした!」と自信満々に大見えを切っていたが、田中らしき人が見せた研ぎ方は

ざるに入れた米を蛇口から直接水をかけながらざるをゆする

という何とも斬新な研ぎ方だった。これには浜田や他の共演者たちは勿論のこと、ジャッジを担当した専門家までも驚愕していた。
結果は当然の如く『常識なし』となり、常識なし部屋にて、彼女同様『常識なし』と判断された陣内貴美子似の人と高岡早紀もどきから集中非難され、更にスタジオでも陣内孝則くんから「あなたね、ちょっと大雑把すぎるんだよ!」と批判されてしまった。
こんな調子で全くいいとこなし*17続きとなり、結局挑んだチェック全てにおいて『常識なし』となってしまった。


三遊亭好楽

第6弾に出演した笑点でおなじみのピンクの着物の落語家。
落語家ということで他の共演者たちからもかなり期待されていたが、本当に落語家なのか疑問に思うほどの酷すぎる結果を残し、更には失敗しても全く反省する様子も無くヘラヘラしていたため、共演者たちからは多くの罵声を浴びせられた。
こりゃあピンつまとよばれてもしゃぁないっすわ!

ユースケ・サンタマリア

第7弾に出演した個性派俳優。
全てのチェックに挑むも、全敗を喫すというこれまでの挑戦者の中で最も酷い成績を残した。更には失敗しても、言い訳や愚痴を言ったり、チームがランクダウンしているのは自分のせいであるにもかかわらず潔白であるかの様に嘆いたり、ランクダウンし続け不機嫌なGACKT様に対して神経を逆なでするような発言をするなど、酷い醜態を見せた。


パネリスト

第1弾から第4弾まで存在した、チェックに挑戦する挑戦者たちを傍観し、挑戦者たちを評価したりダメだししたりイジったりするという所謂ガヤたちである*18
浜田同様大御所であろうと平然とイジってくる。要は浜田の腰巾着たちである。
しかし、視聴者からは不評の声が多かったためか第5弾以降は廃止された。





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最終更新:2023年11月25日 18:33

*1 第3弾での平泉成に該当

*2 第3弾での哀川翔や梅宮辰夫、第6弾での三遊亭好楽がそれに該当する。梅宮に至ってはそもそも規定数に達していなかった

*3 第5弾での恵俊彰の偽物、第7弾での草笛光子、第8弾の竹内力くんや西岡徳馬くんなどに該当

*4 第8弾のサンマの塩焼きのチェックではわざと逆向きに配膳しており、向きを変えずに食べた場合はその時点で『常識なし』とされた

*5 第6弾は『神社の参拝』と『葬式での香典とお焼香』、第8弾では『結婚式での乾杯の挨拶』と『葬式での香典とお焼香』が行われた

*6 正しい手順じゃなくても上手く作れれば『常識あり』となる

*7 第5弾は泉ピン子との入れ替わりで参戦

*8 この回の内容は『泥酔してコンビニの冷凍庫で爆睡したこと』の謝罪会見であった

*9 30人中許すと判断したのはたったの7人だけだった

*10 ただし、緊張しすぎていたためか亭主との会話の受け答えはぎこちなく不自然だったがチェック項目は完璧にクリアしていたため『常識あり』判定となった

*11 このチェックは4人で行い、1人でも30秒間回し続ければクリアというルールだった 挑戦したのは陣内くんの他に博多華丸くん、高橋みなみちゃん、荒川静香ちゃんの3人で、最後まで回せたのは荒川ちゃんと高橋ちゃんだけで陣内くんは開始2秒でアウトになった

*12 『結婚式での乾杯の挨拶』では「バツイチ」だの「途中で嫌になったら別れる」だの結婚式では絶対禁句というべき発言をしたり、第3弾での謝罪会見のチェックでは開き直る、逆ギレする、反省していないなどダメダメな結果だった

*13 しかし、最後の「Declare(申告する物)」を「リタイア」と聞き間違え共演者達の笑いを誘っていた

*14 事実GACKT様が参戦した時点で既に二流芸能人になっていた

*15 ただし、GACKTとは違いチェックの中ではわずかにミスをする程度で完璧にこなせるわけではない

*16 葬式マナー専門家の佐々木悦子先生曰く、「何を言っているのか聞き取れず、悲しみの気持ちが表れて素晴らしい」との事でクリア、チェック自体も品格ありとなった

*17 続く茶会の作法のチェックでは途中から懐紙を取り出し顔の前で本を読むようにめくろうとするなど奇妙な行動をとった

*18 主に芸人だが、女優やアイドルなども登場していた 一番多くパネリストとして出演してたのは品川庄司の品川祐で第1弾から第3弾まで出演していた