登録日:2021/02/11 Thu 21:06:33
更新日:2023/02/12 Sun 00:01:59
所要時間:約 3 分で読めます
直志、今日から家庭教師に来てもらうぞ
ええ〜っ、そんな急に何勝手な事してんだよ父さん、お金もないくせに…
いいのか?来てくれるのは女子大生のお姉さんだぞ。きっといい匂いするぞフフフ
ウ…ウッホウ!そいつはまたなんとも!楽しみだなぁ!ウ…ウッホウ!オレがんばって勉強するよフフフ…
【あらすじ】
直志とその父は下心満載で女子大生の家庭教師を派遣してもらうことになった。
興奮しながら待っていたが、事態は思わぬ方向に…
【登場人物】
ごく普通の高校生。女子大生に興奮するお年頃。
直志の父。男手ひとつで息子を育ててきた。定職には就いてない模様。
まだまだ女子大生にハッスルするほどお盛ん。
女子大生を待っていた2人だったが、結局来ずに1日が過ぎてしまった。
父「なんか…来ないな…なんでだろ」
直志「父さんがハゲててキモイからじゃないの…」
父「バカ言え……!」
翌日連絡して見たら、「一応したような感じ」とはぐらかされてしまい、今日は来ると言った。
お金も昨日の分は女子大生に持たせて返してくれるという。
ふたたび楽しみにする2人だった。
父「きっと甘酸っぱい匂いするぞウフフフ…」
直志「ウ…ウッホウ!父さんたら…フフフフフ…」
父もカツラをかぶり待っていたが、また来なかった。
2人は血が出るほど拳を握りしめていた。
父は女子大生は背の高い男が好きなんだと言った。
翌日また連絡してみたが、「派遣したといえばした」と言われ、
騙されてないかと聞くと騙してないと言われ、安心して待つことにした。
父「きっとストロベリーのような匂いするぞフフフ」
直志「オレしっかり勉強するよ、ストロベリーと共に!フフフ…」
2人は厚底靴を履いて待っていたが、やっぱり来なかった。
苛立ちで壁を叩く2人、きっとお迎えする気持ちが足りないんだと思っていた。
翌日また連絡し、もう金ががないと言ったら金融会社を紹介された。
きっと芳醇な香りがすると期待し、ケーキとプレゼントを用意して待っていたが、来なかった。
父は精神が錯乱し、ケーキを
包丁で滅多刺しにしていた。
父「来ねぇ!来ねぇ!ヒャハハハハハハハ来ねぇよおおおお!!」
そして父は直志がいやらしいこと考えてるから来ないんだと言うと、
直志は偶然手が触れたらいいなと考えていただけだと言い、父に言い返すと、
父は女子大生と結婚しようと思っていただけと言い、次は無心で待つことにした。
2人は壁に仏を掘りながら待っていたが、来なかった、まだ煩悩が残っているから来ないとのこと。
父「煩悩消えろ!」
息子「煩悩消えろ!」
翌日から2人の行動はエスカレートし、無心を極めるため頭を丸め始める。
そして荒行に挑む2人であった。
父「煩悩め、死ねええええーーーーーーーーー!!」
その結果、2人は宙に浮く術を覚えた。
そして悟った、自分達は騙されていたのだと、女子大生は永遠に来ないのだと。
最近は電話も通じなくなっていた。だが、2人は…
直志「取るに足らないことだよ」
父「そうだな」
2人は女子大生よりも大切なことを見出したようだ。
金とか普通の生活とか失ったものも大きいが…
とは言え、借金を抱えたとは言え宙に浮く域の神通力と悟りの域に達した精神という二つを手に入れたと考えれば、寧ろプラスマイナスでも大きくプラスと言えなくもないが。
【余談】
この話はアニメ版2期第2話にて放送された。
電話のシーンでは、電話の後ろでパチンコの音が追加されている。
父「直志、女子大生がこの項目を追記・修正してくれるそうだ」
直志「ウッホウ!それは楽しみだねウッホウ!」
- 当時の「ほっとけってこと」の煽りがいい味だしてた -- 名無しさん (2021-02-11 21:14:53)
- これからどうやって生活すんだこいつら‥ -- 名無しさん (2021-02-11 22:30:30)
- まあ最終的に浮ける領域に達してたから、新しく宗派でも開けば食うには困らんでしょ -- 名無しさん (2021-02-11 22:57:06)
- 来てくれない原因を常に相手ではなく自分たちに求めるあたりがえらいね。馬鹿かもしれんがえらい。 -- 名無しさん (2021-02-12 00:27:18)
- 「週刊少年ジャンプに連載」になってるけど単行本見る限り連載はしてないよね?(出張掲載?) -- 名無しさん (2021-02-12 01:02:51)
- 家庭教師派遣詐欺って大胆だな。来なければすぐ訴えられて終わりそうなのに -- 名無しさん (2021-02-12 14:43:47)
- 名前から「家庭教師ヒットマンREBORN!」のパロだと思った自分。あの漫画サブタイがいつも「◯◯来る!」だし… -- 名無しさん (2021-02-13 21:49:01)
- ↑4だからこそこの親子は悟りを開くことが出来たのかもしれない -- 名無しさん (2021-02-13 22:27:41)
最終更新:2023年02月12日 00:01