あべこべクリーム

登録日:2021/02/26 Fri 20:52:43
更新日:2023/04/20 Thu 19:29:42
所要時間:約 2 分で読めます




「あべこべクリーム」とは漫画『ドラえもん』に登場するひみつ道具の名前。

【概要】

ほんの少し塗ることで触覚が逆に感じるようになり、冷たいものは熱く感じ、熱いものは冷たく感じるクリーム。
拭き取るなどクリームを落とせば効き目を弱くすることが出来る。

暑がりの人や寒がりの人には是非オススメの道具……かと思いきや、実はかなり極端な代物。
雪や氷水等の低温物質に触れると確実に大火傷を負い逆に熱湯を浴びると氷漬けになってしまう。
この事から、体感温度だけでなく実際に肉体におよぼす周囲の温度も変化している模様。
そのため、ドラえもんを始めとするロボットにも有効である。
こたつや北風程度ならば平気なのだが、下手にクリームを浸けすぎたまま雪合戦をしたりサウナに入ったりしてしまうと……。

人体に及ぼす悪影響があまりにも大きいため、間違いなく危険なひみつ道具の1つと言えよう。

使い道があるとしたら、こっそり敵に塗りつけて氷水や熱湯をぶっかけてダメージを与える事ぐらいか。あまりにも回りくどすぎる時点で実用性はお察し。

因みにこのクリーム、氷炎属性のキャラクター達に塗った場合はどのような事になるのかは不明。
冷たい炎や熱い氷などの逆転現象が起きるのかもしれない。やる側もやられた側もたまったもんじゃないが。

【主な登場エピソード】

初登場は「雪でアッチッチ」。てんとう虫コミックス1巻に収録。

身体に湯たんぽを隠すほどの寒がりののび太が、ジャイアン達にバカにされたことに腹を立てた同じくとんでもない寒がりのドラえもんが皆を驚かせるために出す。
クリームを塗った2人はたちまちどんな寒さもへっちゃらになり、のび太に至ってはパンツ一丁で海水浴に行く感覚で外出した。
当たり前だが、この光景を見たママはおったまげている。

いつもの空き地で遊んでいたジャイアン達も豹変したドラのびに驚愕し、ジャイアンとスネ夫は負けじとパン一になる。
だが、触覚が正常な2人は寒さに耐えられなかった。

すると雪が降り始め、触ってしまったドラのびはあまりの熱さにのたうち回る。
しかも事情を知らないジャイアン達がよかれと思って冷水をぶっかけたせいで、ゆでたこになりかけた。

そこでドラのびは家に帰って熱いお風呂で体を冷やそうとする。
幸か不幸か家の風呂は沸かしっぱなしで高温になっており、そのまま飛び込んだ結果、凍ってしまった。

一体どれ程熱(冷た)かったのだろうか…。


「のび太の魔界大冒険」ではこれを塗って吹雪の中での凍死を防ごうとしたが、その際暑いくらいだという反応に「つけすぎだ少し落とせ」との回答があった。
このため塗り込んだクリームの量である程度は反転の度合を調整可能な様子。

『続ドラえもん全百科』では感覚が逆になっているだけであり、寒中水泳でこれを使って遊びまわったりすれば、寒さに気づかず効き目が切れた途端に一気に体温が下がり、翌日には確実に風邪をひくという設定になっていた。
何のための道具なんだ……。
なお、この回では痛覚まで逆転し痛みがくすぐったく感じるという設定が追加されている。

…余計に扱いにくくなってるじゃないか。

ゲーム「ドラえもん ギガゾンビの逆襲」では、自分の受けたダメージをそのまま相手にも与えるという効果になっている。ただしボスには無効。
「あべこべ」の意味をはき違えた?


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最終更新:2023年04月20日 19:29