ネザー/暗黒界(Minecraft)

登録日:2021/03/06 Sat 16:31:54
更新日:2024/04/09 Tue 13:58:25
所要時間:約 21 分で読めます



       
       
       
       
       



ネザーとは、サンドボックス型ゲーム「Minecraft」に登場するディメンションの一つ。Bedrock Edition(統合版)ではver1.16.210までは「暗黒界」と呼ばれていた。
ここではネザーのMob、構造物、バイオームなども扱う。本項目でのアイテムやMobの名称はJava Editionに準拠する。


概要

2010年10月30日、Java Edition Alphaのv1.2.0「ハロウィーン・アップデート」で初めて実装された、オーバーワールド(通常世界)とは異なる世界。
行くためにはネザーポータルと呼ばれる構造物が必要で、ポータルは黒曜石で横4以上×高さ5以上の長方形の枠を作り、枠内に着火することで開かれる。
ポータル内に入ると画面がぐにゃぐにゃと揺れ、ネザーに転送される。

ネザーに足を踏み入れると、さながら地獄のような光景に出迎えられる。
2020年6月23日のv1.16「ネザー・アップデート」以降はネザーの別の顔とも呼ぶべき複数のバイオームが追加されているが、
いずれにせよ生息するMobがほとんど敵対的で、言い換えればモンスターの巣窟である。
基本的にどこに居ても戦闘は免れず、しかもまともな装備が無ければ太刀打ちできないほどの強敵揃い。 
ゾンビピグリンのような中立Mobであっても敵対化させてしまえばひとたまりもなく、生半可な装備ではあっという間に通常世界へ死に戻るだろう。



オーバーワールドとの相違点

  • 通常世界と比べて地形が滅茶苦茶で、起伏が激しかったり階層状になっていたりすることが多い。
  • 地形の内部にはかなりの頻度で溶岩が点在し、適当に掘っているだけで突然溶岩が垂れてきたりする。
  • 通常のコンパス、地図は正常に機能しない。そのため現在地を把握するのが困難で、迷子に繋がりやすい。*1
  • 時計もまともに動作しない。が、時間は普通に経過する。
  • 水が存在せず、置いても蒸発してしまう(大釜に水を入れることは可能)。また、濡れたスポンジが設置するだけで乾く。
  • 溶岩の広がる速度が上がり、かつ地上よりも大きく広がる。早い話、向こうの世界の水と同じ性質になる。
  • ベッドで寝ようとすると大爆発を起こすため寝ることができない。
  • 高度がY127までで、Y128は岩盤に覆われている。当然下端にも岩盤がある。
  • ネザーにいる間はオーバーワールドにあるブロックやMOBの時間が進まず、逆もまた然り。昼夜のサイクルは進む。
  • ↑の性質上、ネザーポータルにMOBが入り込んだ場合は転送先のポータルから殆ど動かずに待っている。敵対MOBはほぼ確実に先制攻撃してくるので要注意(特にクリーパー)。

特筆すべき点は、ネザーとオーバーワールドのx及びz座標は1:8で対応していること。
たとえば通常世界のx:800はネザーではx:100になる。単に1/8というだけなので、計算すれば対応座標はすぐに割り出せるだろう。
重要なのはこれを利用することで通常世界の長距離移動が楽になるということだ。*2
複数のポータルを作成し、ネザー経由で通常世界を楽に長距離移動するのがネザーの代表的な利用方法だ。


まず、オーバーワールドで初めてポータルを作る。そこからネザーへ行くと、対応する座標に帰り用のポータルが作られている(高さは適当)。
こうしないと最悪帰れないのだからこれは当然。だが、ネザー側で帰り用のポータルが自動に作られるのはこの初回開通時のみ*3で、2つ目以降のポータルを作るときは少し工夫が必要。

例えばこの後、元の世界に帰ってから他の離れた場所に2つ目のポータルを作ったとして、そこから同じようにネザーに行くと……着いたのはネザーの妙に見覚えのある場所。つまり、ネザー側のすでに開通済のポータルの中で1番近いものに飛ばされたのである。
そしてそこから帰ると、やはり出てくるのは1つ目のポータルから。ポータルの場所を更に離しても結果は同じで、つまり2つ目の方は一方通行になっている訳である。
これはこれでワープ装置にも使えるが、ネザーから2つ目のポータルに帰れる様にしたい場合は、上記の通り{2つ目を作った場所の1/8に当たる座標に自分で帰りのポータルを作れば繋がってくれる。

一方、ネザーで1からポータルを作って帰った場合は変な座標に出ることはなく、オーバーワールド側の対応する座標に生成されたポータルに飛ばしてもらえる。
ただし高さはまったくのランダムで、いきなり見慣れない洞窟の中に放り出されるというパターンも結構多いが。
変な場所に飛ばされた場合は、自力で移動できる場合は必ずポータルを撤去してから元々の繋げたい場所まで移動してポータルを再作成しよう。
無理なら座標をメモしてからそのままネザーへ戻り、正しい標高で開通させてから間違えた方を壊しに行く(帰り道の確保は忘れず)という流れになるか。

ちなみにポータルの作り方は冒頭の通りだが、四隅は黒耀石である必要がない(空白や適当なブロックでOK)ので最少10個あれば良い。帰りのポータルも角の黒耀石4個は削っても問題なく使えるので、覚えておくと非常時に便利。
また上級者向けだが、水と溶岩バケツで空間に鋳造するかの如くマグマを固まらせてポータルを作る荒業も可能。


探索と準備

かように危険なネザーだが、醸造に必要な素材や各種建材をはじめ、通常世界では入手の難しいアイテムが数多く存在する。
エンダーアイの材料元のブレイズロッドの唯一の入手源でもあるため、ジ・エンドに行きたいなら避けては通れない場所でもある*4
十分な資源と技量、そして勇気をもって冒険に臨もう。

注意点だが、初めてネザーに挑む際は貴重な素材や補充の手間の掛かる装備は控えた方がいい
初生成されたポータルはどんな場所に出るか全く分からないため、運が悪いと転落寸前の崖っぷちや燃えるブロックの真横に飛ばされてしまうことがままある。

時には各要塞のド真ん中を引いてしまい、宝探しする前に強敵のMOBにいきなり睨まれていたなんてことも…。
中級者にとっては願ったり叶ったりだが。

まずは替えの利く軽い装備でネザーを偵察し、仮拠点を建てて雰囲気を掴んでから本命の装備で赴いても遅くはない。

  • 武器・防具
    最も重要なのはピグリンを敵対させないための金防具で、いずれかの部位を1つだけ用意しておこう。
    これがあるだけで一部のバイオームの危険度は大幅に下がる。金防具は壊れやすいので耐久・修繕のエンチャントや予備もあると尚安心。
    他には鉄製以上の防具に、ダメージ軽減または火炎耐性、落下耐性のエンチャントがあると心強い。
    武器は弓矢が何よりも役立つ。対ガストはもちろん、攻撃力が高い敵も安全に倒せる。盾も忘れずに。
    mobから手に入る素材を集めたいなら、ドロップ増加のエンチャントが付いた剣を持っていこう。

  • ツール
    ほとんど石系ブロックで構成されているのでツルハシは必須。
    効率強化を付ければネザーラックを超高速で破壊できるが、掘り過ぎて溶岩まで落ちないよう注意。
    一部のブロックはシルクタッチでないと回収不可なため、取りたいなら持っていくこと。
    次いで多いのは砂利とソウルサンド及びソイル(魂の土壌)。ネザーラックと同じく柔らかい分、道具の耐久が凄まじい勢いで減っていく。

  • 耐火のポーション
    炎や溶岩のダメージを完全に無効化するポーション。
    一度ネザーを訪れないとほぼ入手できないが、材料が集まったら作成のために出直しても良いほどに有能。

  • 丸石等のブロック
    ポータルを破壊されたりMobに入られたりしないよう、ネザーに来たならまずポータルをブロックで囲っておかなければならない。
    探索時は階段や橋を作らなければ渡れない場所もあるので多めに持って行くこと。
    爆発に強く、万が一失ってもすぐ手に入る丸石がベター。燃えてしまう板材(ネザー産はOK)や、爆発で壊れやすい土などは避けるべき。
    ちなみにネザーに丸石は無いが、代わりにブラックストーンでもほぼ同じクラフトができる。森バイオーム産の木材と併せてネザーに本格的な居を構えたいときに。

  • 黒曜石、火打石と打ち金
    ポータルが壊された際に再起動するための保険。
    ネザーに来た瞬間、遠くからガストが射撃してきてポータルが消される、なんて事もありうるため。
    慣れたプレイヤーならネザーで現地調達もできる*5
    最終手段だが、黒曜石は荒廃したポータルの残骸や要塞等のチェストから集め、火種はガスト(火薬)、ブレイズ(パウダー)、ウィザースケルトン(石炭)をそれぞれ倒して自力でファイヤーチャージ(発火剤)を作るという方法も。
    …が、ブレイズやウィザスケが出現する要塞の発見が必須で、ガストは火球打ち返しか弓矢の所持が必要、しかもドロップした火薬が回収できる保証のない運ゲーなのであまり一般的ではない。

  • リスポーンアンカー
    ベッドが使えないため、ネザーでリスポーンするにはこれを用意しなければならない。
    作成段階でグロウストーンと泣く黒曜石が要るが、さらにエネルギー源としてリスポーン1回分につき1つグロウストーンブロックが必要。4回分までチャージできる。
    泣く黒曜石は荒廃したポータル、グロウストーンは聖職者や行商人との取引で入手できるので、頑張ればネザーに行く前でも作成可能。

  • ロードストーン、コンパス
    ロードストーンにコンパスを使用すると、そのコンパスが対応するロードストーンの方角を指すようになる。
    座標が分かりづらいネザーでは重宝するブロックで、拠点や構造物などに設置しておけば探検時に役立つ。
    なお、一度対応させたコンパスは「ロードストーンコンパス」に変化するため、普通のコンパスとしては使えなくなる点に注意。元に戻したいならロードストーンを一度破壊しよう。
    ただしロードストーンの作成には貴重なネザライトインゴットが必要であるため、危険を冒して砦の遺跡(しかも宝箱が生成されるか、また入っているかも運)に取りに行くか、ネザーの地下深くで古代の残骸を4つも掘り当てて精錬し、金インゴット4個と融合させる必要がある。


鉱物

ネザーではオーバーワールドは勿論、ジ・エンドでも入手できない固有のブロックが多数存在する。バイオーム共通の鉱物は以下の通り。

  • ネザーラック(暗黒石)
    ネザーにおける土に等しい、地面の大半を占める赤黒い鉱石。古いバージョンやクラシックテクスチャでは赤と白の禍々しい斑模様。
    素手でこそ固いが他の石と比べると非常に柔らかく、ツルハシや爆発物で簡単に破壊できる。
    しかし、その柔らかさと一度着火すると消すまで燃え続ける性質がガストの火球攻撃と非常に相性が悪く、あちらの厄介さを引き立たせる主な原因とも。
    かまどで焼くことでネザーレンガ(暗黒レンガ)となり、ネザー要塞にあるレンガブロックや柵をクラフトすることもできる。レンガにすれば流石に原石ほどの華奢さはなく、建築材としても十分利用できる。

  • ブラックストーン
    オーバーワールドの石や丸石に相当する黒光りする鉱石。柔らかいネザーラックとは違い、こちらはそのままでも十分に固い。
    クラフトすると磨かれたブラックストーンに、かまどで焼くとひび割れたブラックストーンになり、それぞれハーフブロックやレンガ、階段といった具合に石とほぼ同じ加工先へ派生させられる。

  • ネザークォーツ鉱石
    広い層でよく生成される鉱石。
    壊すとネザークォーツが1つ得られ、幸運Ⅲで最大4つまで増える。
    ネザークォーツは日照センサーなどレッドストーン関連のブロックや、建材のクォーツブロックの材料になる。
    現在は石工との交易で入手が可能になり、ネザーに行かずとも手に入るようになった。

  • ネザー金鉱石
    1.16で追加されたネザーの金。
    通常世界の金鉱石と違い、壊すと金の原石ではなく金塊を2~6個ドロップする。
    また、これを精錬すると金インゴットが1つ得られるので、普通に壊すよりシルクタッチで回収する方がお得。*6
    普通の金鉱石より鉱脈が大きくなりやすく、地表によく露出しているので通常世界の金より集めやすい。ピグリンに採掘を目撃されると襲われる点には要注意。

  • 古代の残骸
    1.16で追加されたネザライトの鉱物。何らかの遺物らしく、上から見た模様は木の年輪に似ている。
    黒曜石並みの爆発耐性と硬さがあり、アイテム化するとマグマに落ちても燃えない。
    精錬するとネザライトインゴットではなく欠片になり、欠片4つを金インゴット4つとクラフトしてようやくインゴットが手に入る。
    こうして得たインゴットは鍛冶台でダイヤ製のツールや防具と合成し、ネザライト製にアップグレードするのに使う。
    y15付近に多く生成するとされるが非常にレアであり、しかも1つの鉱脈に生成されるのは最大3つまで。インゴット1つ分集めるのすら相当な時間と根気が要る。
    その分ネザライト製アイテムは高い性能をもち、苦労してでも集める価値は大いにある。
    TNTやベッドを使った爆破採掘で比較的効率よく集まるが、周囲のブロックへの延焼には注意。

その他固有ブロック

  • ソウルサンド/ソウルソイル
くすんだ茶色の砂系ブロック。模様が死者の苦悶の表情に見えることから魂(ソウル)の名が付いている。
現行バージョンでは後述の『ソウルサンドの谷』が主な入手先。
このブロックの上に乗るとさながら足を引っ張られるが如く移動速度が低下する特殊効果がある。
ソウルサンドの上にはネザー固有種のキノコ系ブロックの『ネザーウォート』を植えられ、栽培出来る。ほぼ要塞内でしか手に入らず、醸造に必要なので要塞探索中に見掛けたら一個は必ず持ち帰ろう。
ソウルソイルは外見とネザーウォートを植えられない以外はソウルサンドと変わらないが、特定のクラフトで蒼い魂の火を発する特殊な焚き火や松明、カンテラが作成でき、ピグリン避けやインテリアとして重宝する。
水中、というよりブロック上に水源があると上昇水流を引き起こす作用があるので、水流エレベーター作成材料になったりする。


スポーンするMob

ストライダー以外は全て敵対的か中立的。内5種類はネザー・アップデートで追加されたMob。
ネザーのMobはその大半が火炎耐性を持っている。

ピグリン

v1.16で追加された人型のブタのような中立Mob。明るさに関係なくネザーの荒地と真紅の森にスポーンする。稀に金の防具を着た個体もいる。
名前の由来は恐らくピッグ(Pig)とゴブリンから。
クロスボウか金の剣でプレイヤーに攻撃してくるが、金防具を1つ以上着ていると襲ってこない
ただしこちらから攻撃した場合は金防具を着ていようが敵対し、このとき周囲の攻撃されていないピグリンも敵対する。
同様に近くでチェスト類を開けるか壊したり、金鉱石など金に関するブロックを壊すと即敵対する。どうやら泥棒や盗掘者の類だと見做されてしまうらしい。例えそれがプレイヤー自身が置いたチェストでも。
ゾンビピグリンや魂の炎、魂の松明といったソウルサンド特有の青い炎を避ける習性もある。

金に強い執着をもち、近くに金製のアイテムが落ちていると拾い上げて興味津々に眺めた後、インベントリにしまう。一部の金製アイテムは拾わない。
金防具を忘れたりチェストを開けたことがバレて襲われても、金系のアイテムをいくつか投げ渡すと気を良くして大人しくなってくれる。流石に直接殴ってしまった場合は無理だが。
また、近くに金インゴットを投げたり直接渡すことで物々交換(つまるところガチャ)をしてくれる。
が、くれるのは水入り瓶や糸、砂利などショボい物ばかりで、目ぼしいアイテムはあまり得られない。ただいざ集めると面倒な革や黒曜石をくれるのは意外と便利。また、難易度ピースフルでも糸やエンダーパールを手に入れられる貴重な手段の一つだったりする。
特有の当たりと言えるのはソウルスピードが付与された本と鉄ブーツ、耐火のポーション、泣く黒曜石くらいか。
Mobやプレイヤーの頭*7を与えると被る。

なお、子供ピグリンは完全な友好Mob。ホグリンの上に乗ったり、金を拾うとはしゃぎ回ったりする。かわいい。
殴ると近くの大人ピグリンが襲ってくるのでちょっかいを出さないように。

推測するに彼らの主食はホグリンの豚肉らしく、加えて石、木、金、糸(おそらくストライダーのヒゲ)、革をそれぞれ調達して暮らしているようだ。

ピグリンブルート

砦の遺跡にスポーンするピグリン族の無法者。建物と紐づいたmobであり、一度倒すと再スポーンしない。
黒っぽい服と顔の傷跡が特徴で、金の斧を持っている。
ピグリンに似ているが純粋な敵対Mobで、こちらが金防具を着けていようがお構いなしに攻撃してくる。また、金製アイテムを拾うこともない。
体力はピグリンの倍以上あり、攻撃力も通常Mobの中では最強クラスの恐ろしい相手。
特に厄介なのはこいつに攻撃すると普通のピグリンも一斉に敵対化する点であり、高性能な防具を着ていても数の暴力で瞬く間に体力を削られてしまう。
対策は弓で暗殺するか単純に強力な装備を用意しておくことぐらいだが、別に大したアイテムをドロップするわけでもないので溶岩入りバケツをお見舞いするのも手。溶岩で死亡した判定のため、ピグリンも敵対しない。
ちょっとズルいが、難易度をピースフルにするとピグリンブルートはいるが全く敵対しない。当然ピグリンも大人しいので先にピグリンブルートだけ粗方殲滅してから難易度を戻すという方法もあり。
いっそのことそのまま探索しても良い。

ゾンビピグリン

ゾンビ化したピグリン。明るさを問わずネザーの荒地と真紅の森にスポーンする中立Mob。必ず金の剣を持っている。
v1.16以前はゾンビピッグマンとして知られ、見た目も1.16以降とは異なっていた。
攻撃すると周囲の仲間も含めて敵対化する点はピグリンと同じだが、金防具を着ていなくても襲ってこない。また、火炎耐性もある。
金製アイテムも拾わず、物々交換もできない。しかし、何故か倒すと金塊や金インゴットを落とす。

通常世界でも出現することがあり、落雷地点の周囲4ブロック以内のブタがゾンビピグリンに変化する。
わざわざやる人は少ないだろうが、避雷針とトライデントを使って意図的に変化させることも可能。
ピグリンが通常世界かジ・エンドに出てしばらく経つとこいつに変化する他、ネザーポータル開通時に1%未満の確率で湧いてくることもある。

利用法として、全自動でゾンビピグリンを処理して金を集めるトラップタワーがある。
現在のバージョンでは金はそこまで需要が高いわけではないが、経験値TTとしても相当優秀なので腐る事はない。*8
問題は作るために岩盤通過などのテクニックが必要な事か、さもなくばハーフブロックを使った大規模なネザー整地が必要な点だろう。基本的に廃人玄人プレイヤーが建てるシロモノである。
どうしても欲しいならば、前述のゲートから出現する特性を利用してオーバーワールドに建てるほうが現実的。

ガスト

白く四角い頭にたくさんの足が生えた頭足類のような敵対Mob。
ネザーの荒地、ソウルサンドの谷、玄武岩の三角州にスポーンし、よく空中を浮遊している。
4×4×4の巨体とすすり泣くような弱々しい声が特徴で、顔をよく見ると目の下に涙を流しているようなラインがある。

実装当時から息が長い、ネザーのとにかくウザったい代表的な脅威モンスターのひとつ。
プレイヤーを見つけ次第繰り返し口から火球を吐いてくるのだが、視認距離がやたらと長く、ガストの姿が見えるようなら既にそこはヤツの射程圏内であると言っても過言ではない。
そしてこの火球、着弾すると爆発を起こして柔らかいブロックを破壊してしまう。
周りがネザーラックのような耐爆性の低いブロックだと容易に地形が崩れる上、ブロックに着火までするおまけつき。
このため下手な場所で狙われると、延々と周囲の地形が破壊されまくる。
直撃を回避しても炎上ダメージを喰らいかねず、たまにネザーポータルを破壊してしまうこともある(黒曜石は壊さないが中の空間に直撃すると消えてしまう)。

ただ、この火球は攻撃で打ち返すことができる。難度は高いが、火球をガストに命中させられれば必ずレアドロップのガストの涙を落とし、これに纏わる進捗・実績も存在する。
剣では(火球を跳ね返す以外に)まず倒せないので一番の対策は弓矢。体力がそれほど多くない上、高エンチャントの弓なら一撃で倒せる。ただ動きがフラフラしていて当てにくいので狙いは慎重に。

ちなみに運営は何を考えたのか、通常世界にガストを送ってから殺すという頭のおかしい進捗を実装している。
ネザーゲートの巨大化が可能になった事、ソウルサンドの谷はガストのスポーン率が高めに設定されている事などから、現在はやや難易度が下がっているが、慣れていないクラフターにとってキツい事に変わりはない。
ゲートを大きくするにも大量の黒曜石が必要なので、高エンチャントやダイヤ製ツールを楽に調達できる程度にゲームを進めてから挑んだ方がよいだろう。

マグマキューブ

赤黒い体色のスライムに似た敵対Mobで、大・中・小の三種類がいる。ネザーの荒地にごく稀に、玄武岩の三角州では大量にスポーンする。
前述の通り見た目はネザー版スライムといったところで、ジャンプ時に体が蛇腹状に伸び、内部のコアのようなものが露わになる。一つ目っぽくてキモい。
大サイズと中サイズが死亡すると分裂する点も同じだが、スライムよりもジャンプ力と攻撃力が高く、小サイズも攻撃してくる等異なる点もある。

HPもスライムと同じだがどういう訳か防御力が存在し、実質的にスライムよりも体力が多い。特に大サイズは防御力が12もあるため、実際のHPは30近い。
しかも炎上ダメージや落下ダメージを受けず、分裂することも考えればきちんと倒すのはかなり面倒。もはや害悪
倒せば耐火ポーションの材料であるマグマクリームや大量の経験値を得られるが、玄武岩の三角州ではガストと並びかなりウザったいモンスター。*9
小サイズはver1.19より追加されたカエルに捕食される。捕食されると、光源ブロックであるフロッグライトをドロップする。捕食されたカエルの色によりフロッグライトの色も違う。

ホグリン

たてがみと牙の生えた大型のブタ、というかイノシシっぽい見た目の敵対Mob。1.16で追加され、真紅の森にスポーンする。名前の由来は恐らくホッグ(Hog)とゴブリン。
凶暴そうな見た目通りプレイヤーに突進し、ダメージとともにノックバックさせる厄介な相手。
統合版では子供ホグリンは投げ飛ばすことがなく、攻撃すると退散する一方、Java版ではノックバックこそしないが執拗に攻め立ててくる。
おまけにノックバック耐性が高く、攻撃力も体力も多めとかなり危険な相手。

唯一とも言える対策は、歪んだキノコ、リスポーンアンカー、ネザーポータルを見ると一目散に逃げる性質を利用すること。
逃げに入ったホグリンはプレイヤーが殴り放題になるため、よく使う経路の要所に歪んだキノコを植えておけば安全になる。
普段は共存しているものの、たまにピグリンに狩られることがあり、狩猟に成功したピグリンは低確率でダンスを踊る。
ただ、ホグリンも無抵抗でやられるわけではないので、ピグリンが返り討ちにされることもしばしば。
倒すと生の豚肉(プラス革)をドロップし、ネザーでは貴重な食糧源となる。焚き火(ウィザスケが落とす石炭が必要)が難しいなら溶岩や炎で上手く焼き肉にできるとなお良し。

敵対Mobであるにもかかわらず真紅のキノコで繁殖が可能で、その気になれば家畜化できる。繁殖が可能、という点から分かる通り進捗「二匹ずつ(21種全ての繁殖可能な動物を繁殖させる)」の対象に含まれている。
が、真紅のキノコを持っていても容赦なく攻撃してくるため、安全に繁殖させるには透明化のポーションを飲んでおくか、視線を遮っておかなければならない(そもそも繁殖場所に連れてくるのも一苦労だが)。
単に豚肉&革の工場を作りたいだけなら、繁殖ではなく通常のスポーンでトラップタワーを作った方が早いだろう。
難易度ピースフルではスポーンするものの敵対化しない。

ゾグリン

ゾンビ化したホグリン。通常世界もしくはジ・エンドに出たホグリンがしばらくすると変化するMobで、正確にはネザーのMobではない。
体力や攻撃力はホグリンと同程度で、サバイバルで目にする機会は滅多にない。
ゾンビピグリンとは反対に非常に凶暴で、ほとんどの動物やウィザーを含むモンスター、果ては防具立てまで見境なく攻撃する。
ただしゾグリン同士やクリーパーは攻撃しない。
ドロップするのは腐った肉のみで、繁殖も不可能。歪んだキノコを避けることもない。
なお上記のホグリンで説明した通り、ホグリンはリスポーンアンカー及びネザーポータルを見ると逃げる性質がある。本能で忌避しているのだろうか?

ブレイズ

回転する棒を纏った空飛ぶ敵対Mob。ネザー要塞に大量にスポーンし、要塞内にこいつのスポナーもある。
こちらに気づくと火球を乱射し、炎上ダメージを与えてくる。通路の狭い要塞内では一度に複数現れることが多く、弱い装備で戦うのは危険。
またガストと同様に視認距離が非常に長く、長い通路の奥や見通しの良い架橋の周囲からでもこちらを狙ってくる。
しかし攻撃前は体に炎を纏うため分かりやすく、火球も盾や遮蔽物でガードできる。何より耐火のポーションを飲めば火球は完全に無力化できる
応戦するなら弓矢が良いが、雪玉を投げても大ダメージを与えられる。狭所なら接触ダメージ覚悟で剣でゴリ押しも可。スケルトンと同じく曲がり角に誘い込むのも有効。
明るさ11以下で湧くため湧き潰しには相当数の光源が必要。松明でもなんとかなるがランタンやグロウストーンブロックがあると理想的。

ドロップ品のブレイズロッド(通称ポテト)はかまどの燃料として優秀。また、ブレイズロッドから作れるブレイズパウダーは醸造台の燃料になり、エンダーアイの素材にもなる重要アイテム。
落とす経験値も多いため、ブレイズスポナーを利用したトラップは昔からクラフターに人気。エンチャントをしたい人は作ってみよう。

ちなみに雨や水に触れるとダメージを受ける。ネザーでは殆ど無意味だが、スプラッシュ化した水のビンを投げつけることはできる。
また、粉雪に沈んだ時の凍傷ダメージが他のMOBよりも多め。こちらはバケツで持ち込めばネザーでも何故か溶けずに設置が可能。

ウィザースケルトン

通称ウィザスケ。石の剣を持つ黒いスケルトンで、スケルトンに比べて若干背が高い(約2.5マス)。ネザー要塞に明るさ7以下でスポーンし、プレイヤーだけでなくピグリンとも敵対する。
普通のスケルトンと比べて遥かに足が速く、プレイヤーに高速で近づいて攻撃してくる。その攻撃力は高い上に、喰らうと追加で衰弱と呼ばれる状態異常になり、体力が徐々に減っていく。
最低でもハート0.5個は残る毒と違い、衰弱は喰らうと最悪死に至る。集団で襲われた場合は特に危ない。
弓矢で対処するか、盾を用いてガードしつつ戦うのが安全。
要塞の屋内であれば、地面から3マス目の高さにブロックを設置するのも有用な戦略。前述の通り背が高いので、プレイヤーは素通り出来るがウィザスケは引っかかってくれる。あとは安全圏からひたすら叩くのみである。
だからと言って要塞内を全て高さ2マスにすると今度はウィザスケが湧く隙間がなくなるので程々に。
レアドロップの頭蓋骨はボスのウィザーを召喚するのに必要。
なお、こいつをターゲットにしたトラップを作ろうとすると膨大な範囲の湧き潰しをする必要性が出る。

ストライダー

二本足の赤い体に細い毛を生やした、ネザーに住む唯一の友好Mob。バイオームを問わず溶岩の海にスポーンし、倒すと糸をドロップする。
溶岩海の海面や溶岩溜まりの中をまったり歩いているキモかわいいヤツ。溶岩から離れると体が震えて青くなり、歩行速度が遅くなる。また、雨や水に触れるとダメージを受ける。
鞍を付けると乗れるようになり、歪んだキノコ付きの棒でブタのように操縦することが可能。さながら溶岩ボートであり、溶岩の海を渡って長距離移動するのに便利。
だが、乗ったまま溶岩の滝に触れたりガストに狙われないよう注意が必要。
歪んだキノコや歪んだキノコ付きの棒で誘引でき、歪んだキノコを与えることで繁殖させられる。
低確率で頭に子供ストライダーや、鞍を付けた状態で歪んだキノコ付きの棒を持ったゾンビピグリンを乗せてスポーンする。

スケルトン

お馴染みスケさん。ソウルサンドの谷に出現し、20%の確率でネザー要塞にも湧く。
通常世界のものと差異はなく弓矢で攻撃してくるが、足が遅くなりやすいソウルサンドの谷ではかなりの脅威。
一度にかなりの数が現れることもあるため、こちらも弓矢での対処を推奨。
クリエイティブのスポーンエッグを連打していると、たまにウィザスケが出る事がある。ネザーで使った場合は逆にウィザスケの中にスケルトンが混ざることがある。
詳しい説明は該当項目参照。

エンダーマン

こちらもお馴染みのモンスター。ネザーの荒地とソウルサンドの谷で稀に、歪んだ森で頻繁にスポーンする。
振る舞いは通常世界と同様で、目を合わせると敵対する。
ネザーではキノコやナイリウムを運ぶ姿や、自分から溶岩や炎に突っ込んで燃えながらテレポートする様子がよく見られる。
エンダーアイを速攻で作りたい人はボートでハメるなりしてパール集めするのもアリ。

ニワトリ

ご存知ニワトリ。
Java Edition限定で、子供ゾンビピグリンのチキンジョッキーとしてスポーンすることがある。


単なる敵対MOBではなく特有の癖がある相手が多いが、どれも重なると厄介さが倍増する性質ばかり。
増えるマグマキューブに苦戦していたらガストやスケルトンに狙われ、その位置を探している間に目が合ったエンダーマンがブチ切れ、それを片付けようとして今度はホグリンに横からどつかれ、それを狩りに来た(ゾンビ)ピグリンをうっかり殴って怒らせてしまい、そうこうしている内に脆弱な金防具が壊れて本格的にピグリンに襲われたり…。
それこそ本気でコントローラーを投げそうになる位災難が重なることも珍しくない。

バイオーム

昔はバイオームの区別が無く同じような景色が続いていたが、1.16で新バイオームが追加されてからは様々な景観が見られるようになった。

ネザーの荒地

  • 出現Mob:ピグリン、ゾンビピグリン、ガスト、マグマキューブ、ストライダー、エンダーマン、チキンジョッキー(Java版のみ)

ネザーラックが剥き出しの真っ赤な大地が広がるバイオーム。代表的なネザーの土地で、1.16以前はこの地形がずっと続いていた。
ネザーにおける他のバイオームの基礎と言っていいバイオームで、所々に炎が自然生成されている。
ネザークォーツ鉱石やネザー金鉱石が露出していることが多く、採掘に適している。
珍しい資源は少ないが比較的安全な場所で、金防具を忘れなければ探索は楽だが、ガストの攻撃で地形が穴ぼこになりやすい。
火のついたネザーラックは自然鎮火することはないため、建築ではこれを利用して暖炉を作るのもアリ。

ソウルサンドの谷

  • 出現Mob:ガスト、ストライダー、スケルトン、エンダーマン

表面がソウルソイルとソウルサンドで覆われた、怖ろしくも寂しげな土地。所々に化石が見られ、以前は何かしらの生物が棲んでいたことが伺える。
玄武岩の柱が点在していて遠くの空間は緑色にくすんで見える。
歩行が遅くなるソウルサンドが敷き詰められており、移動がひたすら困難。歩くことすらままならず、足を取られた状態でガストやスケルトンに狙われればたまったものではない。
また、ソウルサンドやソウルソイルに火が着くと、通常の炎よりもダメージが大きい「魂の炎」という青い炎になる。
総じて危険度が高く、十分な装備無しに踏み入るのは自殺行為
ソウルスピード付きのブーツを履けば普通の地面よりも速く移動でき、探索時には非常に役立つ。ここを訪れる前にピグリン取引で粘っても良いレベル。
魂の松明や焚き火の材料であるソウルソイルはここでのみ自然採取可能。他にはソウルサンドの方で魂の焚き火を作り、それを壊しても一応手に入る。

真紅の森

  • 出現Mob:ピグリン、ゾンビピグリン、ホグリン、ストライダー、ニワトリ

真紅のナイリウムの地面に赤い木やキノコが生えた不気味な森で、ピグリン達の住処。
真紅のキノコの胞子なのか、赤い火の粉の様な光が飛び交っている。
金防具が無ければ袋叩きに遭うが、彼らと取引するならうってつけ。
唯一ホグリンが湧くバイオームなので食料調達もできる。ただし、ホグリン自体は厄介な敵対MOBでもあるので油断は禁物。
生えているのは木ではなく巨大キノコで、真紅の幹やウォートブロック、光源のシュルームライトなどが採れる。ウォートブロックやシュルームライトの採取はクワが最適。
幹はクラフトすると独特な紫の板材になり、階段やドアなどが作成可能。
ナイリウムはシルクタッチのツルハシで無ければ回収不可だが、横隣にネザーラックを置いて骨粉を使うと増やせる。真紅のキノコも骨粉で巨大に成長させられる。

歪んだ森

  • 出現Mob:ストライダー、エンダーマン

ネザーらしからぬ雰囲気の青色の森。上記の真紅の森の青いバージョンで、歪んだキノコやその巨大版などが生えている。略称「青森」。念のために言っておくがリンゴは採れない。
歪んだキノコの胞子と思わしき深緑色の粉が飛び交う。かなり暗いので環境によっては黒にしか見えないこともあるが。
通常世界のキノコ島と同じく敵対Mobの湧かないバイオーム。
シュルームライトのおかげで一定の明るさもあり、新生ネザーの中で最も安全。居を構えるのにも適している。
…と言いたいところだが、多数のエンダーマンが闊歩しているためやっぱり危ない。敵対させても倒せる程の装備か、くり抜いたカボチャを用意しよう。
巨大キノコから得られる歪んだ幹も鮮やかな青色の板材に加工できる。なお、真紅の板材や歪んだ板材は着火しても燃えない特徴がある。*10
ナイリウムの作成やキノコも生育も前述と同じ方法で可能。

玄武岩の三角州

  • 出現Mob:ガスト、マグマキューブ、ストライダー

主に玄武岩で構成された岩石質のバイオームで、広大な火山洞窟に似た場所。

層状に並ぶ玄武岩が激しい起伏や崖を形づくっており、時折柱のように連なっている他、地中にはブラックストーンも埋まっている。
空間には白い灰の様なものが舞っている。何かの燃えカスか砂埃だろうか。
デコボコした地形に加え、そこら中に小さな溶岩溜まりやマグマブロックがあるためかなり歩きづらく、溶岩に嵌ったり、転落したりと歩くだけでも一苦労。
大量に湧くマグマキューブの鬱陶しさもかなりのもので、いちいち殲滅しながら進むのも時間がかかり非常に面倒。複雑な地形も相まり、危険度はソウルサンドの谷にも匹敵する。要塞や初めての転送先がここだった場合は特に高難易度となる。
だが、ここ以外では中々取れない玄武岩やブラックストーンの宝庫であり、建築畑のプレイヤーにとっては宝の山。
黒く重厚なブラックストーンの加工品は特に建材として優秀で、欲しいならぜひ訪れたい。マグマブロックを踏んでも平気な氷渡りのブーツを履いておくといいだろう。
公式サイトによると一度ボツになったバイオームらしい。



主な構造物・地形


溶岩海

ネザーではY30以下の空間は溶岩で満たされており、長距離移動の大きな壁。
そこらを歩くストライダーに乗れば快適に移動できるが、ガストや陸から降ってきたマグマキューブに攻撃されることもある。
溶岩入りバケツはかまどの燃料として最も効率が良く、溶岩海から汲み取って利用するプレイヤーもいる。
また、溶岩海の近くにはマグマブロックが形成されることがある。トラップとして有用なアイテムだが、オーバーワールドの海の中に生成されるので基本ここまで取りに来る必要性は皆無。そもそもクラフトできるし。

グロウストーンの鉱脈

バイオームを問わず生成されるグロウストーンの塊。明るい光を放つのでよく目立つ。
ネザーラックの底面にぶら下がっていることが多く、大抵は高所にあるため採取時は苦労する。
適正ツールは無く、シルクタッチなしで壊すとグロウストーンダストが手に入る。
グロウストーンダストはポーションの強化などに使う他、クラフトでグロウストーンに戻すことができる。
グロウストーンはレッドストーンランプの材料やリスポーンアンカーの充填に使用でき、光源にもなる。が、デザインが無骨で建築に使った時の見栄えはあまり良くなく、大体カーペットで隠される。

ネザー要塞

1.16以前からあるネザーのダンジョン。主に溶岩海の上にあり、ほぼネザーレンガ系ブロックのみで構築されている。
橋やブレイズのスポナー部屋などで構成された巨大な複合体で、2階に続く階段や長く複雑な回廊もあり迷いやすい。
回廊同士が繋がっていることも多いので、一度行った道をブロックで塞いだり目印を立てると良いだろう。
屋内部分は部屋の黒さと光源の少なさが相まって視界が悪く、ウィザースケルトンの視認が困難。注意深く見ていないといつの間にか攻撃されることがある。
心配ならミルク入りバケツを持って行くと良い。衰弱を受けたら回復するまで身を隠そう。
他にもブレイズ対策として耐火のポーションが役立つ。要塞攻略前でもピグリンとの取引で入手可能なので、調達はさほど難しくないだろう。
内部のチェストにはランダムで馬鎧や鞍、ダイヤモンドがあるが、それ以外のアイテムはしょっぱい。
お宝と呼べるのは戦利品よりもブレイズスポナーやネザーウォートあたりだが、どちらも確実に生成される保証はない。
バイオームや建造物の大量追加により相対的に出現率が下がってしまった。

荒廃したポータル

1.16で追加。機能停止したネザーポータル。
ネザーの全バイオームでたまに見られ、通常世界でもバイオームに関係なく生成。地中や洞窟、海中に生成されたりもする。
黒曜石の枠組みが壊れており、一部は泣く黒曜石に置き換えられている。
泣く黒曜石はここ以外では入手が難しいのでぜひとも欲しい。
枠組みはネザーだとブラックストーン系の構造、通常世界では石系の構造に囲われている。
構造の一部には金ブロックが使われており、地中を掘れば出てくることがあるが、溶岩やマグマブロックに当たることもあるので注意。
チェストにはランダムでエンチャントされた金ツール、金防具などが入っている。エンチャントされた金のリンゴがあることも。

砦の遺跡

1.16で追加されたピグリン達がうろつく巨大建造物。橋、ホグリンの小屋、住居、宝物部屋の4種類があり、ランダムなアイテムが入ったチェストが複数隠されている。
階層構造になっているが行き来できるような階段はなく、所々に穴が空いていて落下しやすい。さらに溶岩も流れており移動しづらい。
中にも外にも多数のピグリンがいるため金防具を着ておくことが望ましい。
だが着ていてもチェストを開ければ敵対化するし、ピグリンブルートは元から敵対化しているためどの道戦闘は避けられない。
ピグリンブルートを攻撃すれば近くのピグリンも敵対化するため、袋叩きにされる恐れもある。
高性能な装備を用意していないと死にやすい。

遺跡のチェストには、全種類の遺跡で共通のアイテムが入った「一般チェスト」と、種類ごとに固有のアイテムが入ったチェストの2種類がある。

大きな桟橋と金ブロックの構造物があれば橋。固有チェストには必ずロードストーンがある。
ロードストーンは貴重なネザライトインゴットを材料とするので、取っておいて損はない。

ホグリンがスポーンしているならホグリンの小屋。
固有チェストには鞍やエンチャントされたダイヤシャベルがあるが、他と比べるとしょっぱい。古代の残骸やネザライトの欠片が当たりか。

中央の空間にネザーウォートが生えているものは住居。
固有チェストは無く、一般チェストしか生成されない。しかし、一般チェストにはソウルスピードのエンチャント本や、ここでしか手に入らないレコードと旗の模様が低確率で入っている。

四角く区切られた溶岩溜まりがある建物は宝物部屋。
固有チェストにはダイヤ装備やダイヤ剣などがあるが、大当たりはネザライトインゴット。
最下層にはチェストと金ブロックがあるが、すぐ側にマグマキューブのスポーンブロックがあるので手っ取り早く壊すこと。さもないとマグマキューブが際限なく湧いて面倒なことになる。



余談

旧Pocket EditionではAlpha版のv0.12.1まで未実装。代わりにネザーリアクターコアというブロックと丸石、金のブロックで構築する「ネザーリアクター」を起動することで、ネザーのような空間をつくることができた。
リアクターを起動すると周囲一体がネザーレック*11の小部屋になり、周りに闇のクォーツや弓などのアイテムやゾンビピッグマンが出現した。
ネザーリアクターコアは鉄の延べ棒6つとダイヤモンド3つでクラフトできたが、現在はアドオンや外部ツールでのみ入手可能。




追記・修正はゲームの仕様に殺される前にお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • Minecraft
  • ネザー
  • 暗黒界
  • 地獄
  • 地下世界
  • 溶岩
  • キノコ
  • マインクラフト
  • マイクラ
  • きのこ
  • マグマ
  • 異世界

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月09日 13:58

*1 なお、ネザー自体の地図は作成できないが、オーバーワールドの地図を持ち込めば対応する座標を確認することは可能。

*2 オーバーワールドの地点Aでネザーに入り、真っ直ぐ100ブロック移動した場所で通常世界に戻ると、戻った先の座標は地点Aからネザーでの移動と同じ方向へ800ブロック移動した場所になる。

*3 さすがにネザー側のモンスターなどの要因でポータルが壊れた場合は別。

*4 昔のバージョンでは司祭村人がエンダーアイを販売してくれていたので、粘ればネザーをスルー出来ていた。

*5 ゾンビピグリンが落とす金インゴットがあれば、ピグリンと取引することで黒曜石とファイヤーチャージ(発火剤)を入手、もしくは砂利を壊して出る火打石と、取引で貰える鉄塊9個のクラフトや要塞の宝箱の鉄インゴットでも「火打石と打ち金」が作れる

*6 金塊9個クラフトで金インゴット1つ。ネザー金鉱石を2〜3個壊して金塊を得るよりコスパがいい。

*7 プレイヤー、クリーパー、ゾンビ、スケルトン、ウィザースケルトン、エンダードラゴン。

*8 エンダーマンTT等と違い最初の一匹を攻撃するだけで延々と経験値が貯まる。

*9 なんならマグマクリームだってスライムボールとブレイズパウダーからクラフトできる。どちらかの量産体制が整っていれば戦うメリットはあまり……。

*10 ドアなどそれぞれの加工品も同様で、かまどの燃料にもできない。

*11 誤字ではなく、Bedrock Editionではこう訳されている