登録日:2021/03/14 (日) 01:45:14
更新日:2023/02/13 Mon 21:06:57
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クリエイターとは、デュエル・マスターズの種族。
概要
スーパーデッキ・サーガシリーズのDMC-57「ザ・ゴッド・キングダム」から登場した種族。
所属文明は決まっておらず複数文明に跨っており、所謂「特殊種族」のルール的には一応当てはまる種族ではある。
基本的な命名ルールは「世紀末~」だと考えられているが、該当するクリーチャーは2体のみ。もっとも、全部で6体しかいない上にその内訳も固有種族だった頃のものが2体、コラボカードが1体、進化クリーチャーが1体、残りが2体と、特殊でないものがその2体だけなのだが。
現時点で進化クリーチャーも2体存在するが、片方はコラボクリーチャーということもあって実質1体しか存在しないので、進化クリーチャーの命名ルールの詳細は不明。
イラストは過去の
ゴッドがG・リンクを達成した姿に近いクリーチャーも多く見られており、それに該当しない存在でもゴッド的な外観をしている。
能力的にもゴッドのサポートを意識した性能や過去のゴッドのクリーチャーの能力を再現したカードが目立つ。
過去のゴッドの「
転生版」に該当する存在が多い事から、ゴッドを単体クリーチャーにする際の代用種族だと見られている。
「
カード的にはG・リンクを持たないけど、背景ストーリー上はゴッド」というクリーチャーがクリエイターなのだろう。或いはゴッドの上位的存在の可能性も考えられる。
種族的に見ればゴッドの方が種族サポートは多く、正直クリエイターという種族はゲーム的にはゴッドに劣る。
しかも後には単体のクリーチャーでありながらもゴッドを所持するクリーチャーが登場したので、この種族への悪い意味での影響が考えられる。
そもそも背景ストーリー上ではゴッド的存在とは推測されているクリエイターではあるが、あくまでも推測で背景ストーリー的な立場は正直よく分かっていない。
《世紀末ゼンアク》のイラストなどから察するに《創造神サガ》がクリエイターの中心的存在だと思われるが、じゃあサガとは一体何者なのかという話にもなる。
ちなみに、後に登場した種族である
オラクリオンも「過去のゴッドがG・リンクした姿がモチーフの種族」というコンセプトを持っている。
しかし、ゴッドモチーフのコンセプトがオラクリオンに見られたのは初期だけであり、やがてデザイン的には独自路線へと走っていった。
ゲーム的な面で言うと、この種族に所属するクリーチャーはフィニッシャー級のスペックを持つ大型クリーチャーが多い。
動きさえすればゲームエンドに持ち込めるまでの影響力を持つ性能が多く、クリエイターが出てきたバトルゾーンの光景は正に世紀末。
一方で重コストで召喚が面倒だったり、能力の癖が強く真価を発揮できる場面に持ち込むまでが面倒だったりと、ゴッドに負けず劣らず高度なプレイングが要求されるクリーチャーが目立つ。
主なカード
創造神サガ P 水/自然文明 (8) |
クリーチャー:クリエイター 9000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の、名前に《ゼン》と《アク》とあるゴッド1体のリンクを外してもよい。そうした場合、自分の山札を見る。その中から《バイオレンス・ヘヴン》または《ゴッド・ブリンガー》または《ゴッド・サーガ》のいずれか1枚を選んでもよい。山札をシャッフルする。その後、その呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンに自分のゴッドがあれば、このクリーチャーはバトルゾーンを離れるかわりにとどまる。 |
ゼン&アクと絡めて使うクリエイター。ゼン&アクのリンクを外せば山札から特定の重量級呪文を踏み倒しできる。
しかもゴッドが場にいれば、このクリーチャーは何があっても場を離れない不死身の能力を得る。
踏み倒し能力自体は強烈なのだが、リンクが完成したゼン&アクのリンクを外してまでやることかと言われると微妙な部分も。しかも踏み倒しは山札次第では不発の可能性もある。
《ゴッド・サーガ》を踏み倒せばリンクを解除したゼン&アクを再度リンクさせるという芸当も出来なくもないが…。
ゼン&アクに関係する能力は無視して、場を離れない効果を主軸にしてフィニッシャーとして運用するのもあり。
詳細は
個別項目にて。
破壊神サガ P 光/闇文明 (8) |
クリーチャー:クリエイター 8000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の、名前に《ゼン》と《アク》とあるゴッド1体のリンクを外してもよい。そうした場合、各プレイヤーは自身の手札とマナゾーンのカードをすべて山札に加え、シャッフルする。 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンに自分のゴッドがあれば、このクリーチャーはバトルゾーンにとどまる。 |
創造神に遅れて登場した対となる破壊の名前を宿したサガ。
場を離れない効果は創造神と同じだが、ゼン&アクのリンク解除時にこちらは各プレイヤーのマナと手札を一気に山札へと葬る。
創造神と比べると能力が空回りすることはなく、リンクを解除したことが単なるデメリットになってしまう恐れをなくしている。
リセット効果も非常に強烈。場の状況を考えて能力を発動すれば相手の逆転の可能性を無くして安全なゲームエンドへの道を作れる。
バトルゾーンを離れない効果もリセット能力と噛み合っており、リセット後にフィニッシュを決める際に相手のS・トリガーなどによる妨害の痛手を防げる。
世紀末ヘヴィ・デス・メタル P 火/闇文明 (13) |
クリーチャー:クリエイター 39000 |
スピードアタッカー |
ワールド・ブレイカー |
このクリーチャーが召喚されずにバトルゾーンに出た時、自分の山札に加えてシャッフルする |
ヘヴィ・デス・メタルがモチーフのクリエイター。登場時期の関係でハンターを持っているがハンター要素は特に無い。
堅実なコントロールと派手な除去の盛り合わせだった元ネタと違い、残されたのはパワーに特化したシンプルなスペックのみ。
基本的には踏み倒しで出すことはできず、マナを伸ばすのならばブロッカー一体で止まるこのカードよりももっといい選択肢が多数ある。
ただし、ある条件を除いて。
その条件というのが、墓地進化等を用いた退化でバトルゾーンに残すというもの。
退化は破格のコストで踏み倒しメタ等にも引っかからずに大型クリーチャーをバトルゾーンに残すことのできるギミックなのだが制限も多く、「出せるクリーチャーの文明が限られる」「非進化クリーチャーのみが対応」「召喚酔いはしてしまう」「バトルゾーンに出た時の効果は使えない」といったものがある。
しかし、このカードの場合その全てと相性が良く、
- 出せるクリーチャーの文明が限られる←《死神術師デスマーチ》の進化元になれるため、対応
- 非進化クリーチャーのみが対応←このクリーチャーは非進化クリーチャー
- 召喚酔いはしてしまう←スピードアタッカーのため解除できる
- バトルゾーンに出た時の効果は発動しない←出た時の効果がデメリットであるこのクリーチャーにとっては願ったり叶ったり
と、全ての条件をクリアした上で序盤に高パワーでワールド・ブレイカーを持ったスピードアタッカーを投げることができるのだ。
このように、その尖ったスペックを最大限活用できるようなギミックが整っていたため、クリエイターの中では唯一対戦環境で活躍をした。
超覚醒ゼウス P 光文明 (8) |
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/クリエイター 13500 |
進化―自分のエンジェル・コマンド1体の上に置く。 |
T・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のシールドを2つブレイクする。 |
自分のシールドが5つ以上なら、自分の光のクリーチャーはバトルゾーンを離れない。 |
『
パズル&ドラゴンズ』とのコラボで登場した、
エンジェル・コマンドとの複合の進化クリエイター。実は初の進化クリエイターである。
場に出た際に相手のシールドをブレイクし、自分のシールドが5枚以上なら自身も含めた光のクリーチャーは場を離れなくなる。
T・ブレイカーなので上手くいけばこのクリーチャー単体でシールドの5枚ブレイクが可能。
しかし、シールドブレイク効果には《
覇竜凰ドルザバード》のような限定的なS・トリガー封じなどの処置はないため、S・トリガーを踏む可能性がある点は注意。
場を離れなくする効果は条件達成の難易度は高いが、エンジェル・コマンドを投入したデッキは防御戦略が得意な傾向にあるので上手くデッキを構築すればそこまで難易度が高い訳ではない。
ちなみに、後に登場した同じパズドラコラボのクリーチャーである《聖域の守護神・アテナ -NON-》は、クリエイターではない非G・リンク持ちのゴッドとなった。
第七神帝サハスラーラ SR 闇文明 (10) |
進化クリーチャー:クリエイター/オリジン 21000 |
進化:自分のゴッド1体の上に置く。 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札を2枚選び、捨てる。その後、クリーチャーを2体、自分の墓地から手札に戻してもよい。 |
このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを–8000する。 |
このクリーチャーの攻撃の終わりに、このクリーチャーをアンタップする。 |
神帝モチーフの進化クリエイターであり、ゴッドを進化元にする。
モチーフの神帝が4体リンクした際の能力をオマージュしており、アタックトリガーによってパワー低下・ハンデス・墓地回収・攻撃後のアンタップを一気に行う。
動き出した時点で相手の場に大損害を与えることは間違いなく、何事もなければそのままゲームエンドに持ち込めるスペック。
一方で除去耐性などは備えていないので相手に妨害される可能性もあり、それ以前にそもそも進化条件やコスト設定の影響で場に出す難易度自体も高い。
カード単体のフィニッシャーとしての攻撃力だけで言えば最強クラスのため、このカードを使うには専用デッキを組むのが好ましいと思われる。
余談
- 『デュエル・マスターズ プレイス』におけるゴッドは仕様がかなり変わっているが、リンクして1枚のカードへと変化した時の姿はクリエイターに通じる部分がある。
追記・修正は創造神サガと破壊神サガをバトルゾーンに出してからお願いします。
- 命名ルールのとこで世紀末に触れてるのに、ヘヴィデスメタルについては無いの? -- 名無しさん (2021-03-14 14:54:22)
- 最近は縛りが無くなったのかリンクしないゴッドも出てきたね -- 名無しさん (2021-03-16 17:02:15)
- クリエイターがオリジンのルーツと判明。改めて見てみるとクリエイターになったゴッドって全員オリジンと関りがあるのか。破壊龍神はプレイスでオリジン顕現の切欠。究極超絶神はオリジンのルーツたるサガに近しいゴッド。神帝は自身がオリジン -- 名無しさん (2023-02-05 19:22:05)
最終更新:2023年02月13日 21:06