大蛇リア(デルトラ・クエスト)

登録日:2021/04/28 Wed 17:24:27
更新日:2022/03/11 Fri 22:36:23
所要時間:約 2 分で読めます





わしは全能のリア、わが主人の第一の下僕。




出典:デルトラクエスト、12話『ラット・シティの王』、2007年1月6日~2008年3月29日まで放送。
OLM、テレビ愛知、電通、デルトラクエスト製作委員会、
(C)2006デルトラクエスト製作委員会・テレビ愛知

小説「デルトラ・クエスト」シリーズの登場キャラクター。

CV:中田和宏

【概要】

ネズミの大量発生によって滅びの道を辿った「ネズミの街」ことヒラを支配する大蛇。
根城としている廃墟の大広間いっぱいにとぐろを巻くほどの巨体を持ち、頭上に頂いた王冠*1にはデルトラのベルトを飾る宝石の一つ、オパールが埋め込まれている。


【来歴】

生まれた当初はミミズくらいの大きさしかなく、まだヒラが栄華を誇っていた時代であったため、住民たちに見つからないように街の地下室に隠れ潜んでいた。
やがて、とある計画のためにこの街を欲していた影の大王の目に留まり、大量のネズミを餌として与えられたことで巨大な姿に成長する。
住民たちがネズミによって街を捨てて出て行った後に地上へと這い出し、それ以来「ネズミの街」を我が物顔で支配し続けていた。


【人物】

オパールの力で未来を見ることが可能であるためか、自らを「全能」と称する虚栄心の強い性格。
魔術を使い、相手を催眠状態にして意のままに操ることが出来る。
巨体に反して動きは俊敏で、火起こしビーズで発生した火炎を避けつつ剣だけを絡め取るといった器用な芸当も可能。
上記の経緯から影の大王に対する忠誠は高く、影の大王の配下であり自身にネズミを与えていたネズヌク*2たちのことも「優秀」と評価*3している。
ヒラの住民たちのことは「無知で臆病」と見下しており、
彼らの子孫がネズヌクたちによって奴隷のように働かされていると聞かされた際には「あの街の者どもは奴隷にぴったり」と嘲っていた。


【活躍】

第1シリーズの3巻「ネズミの街」に登場。
オパールの力でリーフたちの来訪を予見しており、邪悪をかわす力を持つルビーを警戒し、魔術でリーフを操ってベルトを捨てさせようとする。
しかし、偶然にもベルトを持った手が心を清める力を持つトパーズに触れたため失敗。
再び魔術をかけようとするが、リーフの言葉に虚栄心を刺激され、自身の来歴や街が滅びるに至った経緯を得意げに語り出す。
話が終わるとリーフをベルトごと丸呑みにしようとし、背後から忍び寄っていたバルダを尾の一撃で弾き飛ばしてしまう。
だが、梁の上を移動して接近していたジャスミンには気がつかず、彼女の剣で喉をかき切られて絶命する。
皮肉なことに、その死骸は何百年間も餌にしてきたネズミたちによって食べられてしまった。

アニメ版ではリーフ、漫画版ではバルダによって一度は倒されるが、脱皮して再生したうえに首を三本に増やして襲いかかってくる。

第3シリーズの2巻「影の門」では、仮面の人ことクリステン*4の操る蛇たちがルビーの力によって恐慌状態に陥った様子を見たリーフの回想として登場。

そして第3シリーズの4巻「最後の歌姫」では、リアの支配していた「ネズミの街」が影の大王の計画の要となる場所であることが判明する。


【ゲーム版】

原作通り3章のステージボスとなる。
こちらではラット・シティ*5が滅びてチュルナイに遷った経緯、ネズヌク達とリアの関係性は語られない。

蛇ということもあり長い舌をぶつけて攻撃してきたり、自身の頭や瓦礫を落下させてくることもある。
...しかし、この時期こちらが装備しているであろう鎧は「鱗の鎧」。
まぜまぜルームにて鱗×2と蜘蛛の糸というレシピでお手軽に作れ、さらに爬虫類...つまり蛇であるリアに特効という特性を持つ。
まさにカモにしてくださいと言わんばかり。

倒すとオパールを入手し、第3章のクリアとなる。


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最終更新:2022年03月11日 22:36
添付ファイル

*1 アニメ版や漫画版では頭部から王冠のような形状に生えている突起。

*2 赤い服に身を包んだネズミ取り。ヒラにネズミをばら撒き、それを処理するマッチポンプで住民の信頼を得ていた。住民たちが新しい街チュルナイに移転した後は支配者として君臨している。

*3 彼らの子孫である「清浄委員会」と呼ばれる9人のネズヌクたちは、長い間ネズミのいない生活を送っていたためか、毛深い小動物を見ると他の住民と同様にパニックに陥ってしまう。

*4 影の大王の手下であり、北の歌姫の番人。

*5 アニメや漫画、ゲーム版では名称が変更になっている