上城大華/タイガー

登録日:2021/06/28 (水) 15:38:03
更新日:2023/12/05 Tue 22:41:18
所要時間:約 5 分で読めます




上城(かみじょう) 大華(はるか)とは、遊……


タイガーと呼べと言っているだろぉぉぉぉ!!


……タイガーとは、遊戯王SEVENSの登場人物である。
cv:上條紗恵子(偶然にも苗字の読みが同じ「かみじょう」である)


●目次

【概要】

ロングな青髪と特徴的な眉をしている。
動きやすさ重視なのかコルセットを巻いており、ロングスカートにはスリットが入っていてちょっとセクシー。グラマラスな体系も含めてスタイルだけでいえば高校生にすら見える美人。
遊我たちと同じくゴーハ第七小に通う小学六年生である。…六年生?*1
ゴーハニウムという特殊金属でできたファゴッドをいつも軽々と持ち歩いている*2
また吹奏楽部の部長であり、部員は何故か木人の格好。*3

遊我たちに味方しているがラッシュデュエル防衛側のコミュニティに属しているかと言われると微妙なところで、
危機に瀕するとどこからともなく現れ強力なアシストをしてくれる独自勢力、遊撃手といった塩梅か。

【人物】

根っからの求道者、勝負師であり、闘いを極めることを重視している関係で修行などにも時たま出る。その過程で「虎吸(ブレス)」という独自の境地に辿り着いた。
まさしく女傑といった立ち居振る舞いで、彼女の城である吹奏楽部では女王かなにかのような君臨っぷり。
それも頷けるほどの実力、カリスマ、頭脳の持ち主であり、そうしたいというよりはなるべくしてなった覇王。
権力を持った瞬間に濫用し威張り散らし、その前から悪い意味で有名だったりする弟と違い、接触するまで遊我やロミンが知らなさそうだったあたり無闇やたらに肩をいからしているわけではなく、領分を弁えている模様。
タイガーと呼ばなかったりバカの弟だったり鬱陶しいのには誰であれ容赦しないが、そこを除けばちゃんと話を聞いてくれるうえ助力も的確でなんとも頼りになるお方。
キャピタリオとの相対でも相手が実力行使な以上、ボコボコ(物理)にしても文句はないはずなのだが、
遊我の「戦いの先には笑顔があるべき」の言葉もあり決闘で終始させてくれるあたり、度量が窺えるというもの。
ただし口上や常人には理解の及ばないファゴット関連のエピソードを見る限り、
  • 普段は意味不明だが決めるところは決める弟と
  • 普段は話が通じるが決めるところで意味不明になる姉
といった構図が浮かんでくる。

あらゆる意味で最強で、ルークでもある。



【虎吸とは】

タイガーいわく「管楽器の習得こそ全ての勝利に通ずる、ファイナルアンサー」。まるで意味がわからんぞ!

セバスチャンの解析によると


格闘術を極める

息継ぎが大事だと気づく

吹奏楽部に行き着いた

ということらしい。実際に虎吸は凄まじい威力であり、軽い挨拶ばかりに吠えるだけで大人でも吹っ飛んでしまうレベルの強さである。*4ちなみに手加減もバッチリでたとえ壁にめり込んでも無傷。これが活人拳……!
格闘家キャラながら実力行使してきた相手にさえ実際に手を出すことは無いと言っていいほどだが、正確に言えばわざわざ拳を振るう必要もないといったところか。

口上とかの意味不明っぷりやアグレッシブな振る舞いから、ダーク系悪魔並みに交渉不可と思いきや、初登場か


【作中の活躍】

初登場はゴーハ6小編第30話。
色々な事情によりラッパデュエット大会に出場することとなった遊我たちは練習のため吹奏楽部を訪ねる。
しかし何故か「吹奏楽部」の文字を認識した途端、いつも傍若無人なルークが異常に怯え始めた。震えながらも恐る恐る入ると背後から何者かが現れ……

「おおおお……お姉……ちゃん……

タイガーと呼べと……

言っているだろぉぉぉぉぉ!

その怒号と共に発生した凄まじい衝撃波。もろに食らったルークは比喩無しで吹っ飛んでしまった。どういうことなの…
その後、バカな弟が世話になっていることもあって要請は受けることに。
ただし条件として自分に勝負で勝つことを提案。投げ出されたのは多種多様なアイテム。だいたい物騒なやつ
しかし王道遊我が選択したのはもちろんデュエルだった。そしてタイガーは「デュエルとは盤上の格闘技」であるとしもちろん異論はないと承諾する。
ちなみにこの時点で「この大会がどんなものか分かっているのかい?」と尋ねているので、おおよその思惑は把握していたと思われる。

あと一歩のところまで遊我を追い詰めたが運が足りず敗北。
目先の戦いだけでなく、戦いの先にあるものを見極めていた遊我をデュエリストとして認めた。謎空間で。
この戦いも含め、遊我のことを高く評価するに至る。

再登場は第35話*5
独断で遊我たちのいないロード研究所の解体を目論んだ象明寺キャタピリオの前に立ちふさがった。

小3の時から言ってるだろ?

タイガーと呼べってなぁぁ!!

若干の苦戦を強いられるものの新エースと共にキャタピリオを粉砕。
ロード研究所を守り切ることに成功するも、勝利に沸くことはなく、「重騎デュエルクラブの真の強さこんなもんじゃない」と告げ、家主と弟の帰還を静かに願う。

バトルロイヤル編では初っ端から副会長に就任しやりたい放題であったルーク(とカイゾー)を虎吸にてふっとばした。
さらにゴーハ6小の令嬢である六葉アサナと幼馴染の関係であったことが判明。*6
幼少期は「アサっち」「ハルっち」と呼び合うようほど仲が良かった……のだが。
過去のいざこざがあり、タイガーがアサナを憎むような形で関係は決裂。48話ではその因縁に決着をつけるためデュエルを行った。
その結果お互いのわだかまりは解け関係は改善。その後は二人で行動を共にするなど仲の良い描写が見受けられる。

ゴーハ6兄弟編ではデュエルの王の称号をてにいれたことによりまたもや調子に乗って有頂天となったルークの制裁をロミンとガクトに依頼される。

ロミン「キツイのお願い!」
ガクト「いやいや、できれば穏便に……」

その結果ルークにはキツくて穏便な罰が執行されてしまった。
……だがタイガーはそれをよかれと思って賞に応募しようとしていたらしく、それが原因となって大変なことになった



【使用デッキ】

「管楽器」と「戦士」を混ぜ合わせた【楽姫/楽鬼(がっき)】を使用。
ほぼ全て風属性戦士族で統一されており、これにより発動可能となる魔法カード《一気貫通》は現実のラッシュデュエルにおいてもかなり強力な威力を誇るパワーカード。
デュエルの実力は新聞部部長の調査によると「ゴーハ第七小最強」。
実際に本編以前のルークは1度もタイガーに(デュエル含む全ての勝負で)勝てたことがないらしい。

余談だが口上のトチ狂い加減と頭脳指数の低さも劇中随一。


  • 重楽鬼(じゅうがっき)アンサンブルファイター
今!あたしのここんところに!酸素とか、それ系のヤツが絶好調にヘモグロビン!
やめろっと言われても、もう遅いんだよ!
一度しか言わないよ?気合で感じな!アタシの虎吸(ブレス)を!!

(ファゴットの音)
重楽鬼アンサンブルファイタァーッ!!

タイガーの切り札その1。
モチーフはピアノですごい機械族っぽい見た目だが分類は戦士族。
手札コスト1枚を捨て風属性・戦士族モンスターの攻撃宣言時に罠カードの発動を封じる効果を持つ。
攻撃名は「撲滅覇道重奏撃」。効果名は「ブレスプレッシャー」。


  • 神楽鬼(かんがっき)ファーゴッド・フィンガー
長い中指お兄ちゃん、かわいい小指でツンツツン、突き指したってアドレナリン!
高まる虎吸(ブレス)が、親指姫にプロポーズ!
いでよ!神楽鬼ファーゴッド・フィンガァー!!

タイガーの切り札その2。
楽器のファゴットとチャイナ服を着た中国拳法家が混ざったような外見。
相手フィールドに守備表示モンスターが存在する場合、デッキの一番上のカードを墓地へ送り、自身の攻撃力を相手の守備表示モンスターの数×800アップする効果を持つ。
攻撃名は「神撃指運重奏斬」、効果名は「ブレス・ダブリングパワー」。

くすりと笑う薬指。真っ赤に燃えた人差し指が、虎よ虎よと轟き叫ぶ!しかも強くて丈夫だぜー!!
神撃!指運重奏斬ー!!

元ネタは間違いなく機動武闘伝Gガンダムのドモン・カッシュ。攻撃時にはしっかり爆熱ゴッドフィンガー風の口上も入る。
この上「虎よ虎よ」は「虎よ、虎よ!」というSF小説の題名、さらに「しかも強くて丈夫だぜー!!」は吉野石膏社の「タイガー」ボードのCMに出てくる「しかも強くて丈夫です」に由来(こちらはタメ口、元ネタは丁寧語という差が有る)。
ネタが混ざり過ぎている。

  • 獣楽鬼(じゅうがっき)トランペット(タイガー)
こいつの怒りは私の怒り!今日も嵐が吹き荒れて!輝く我が名ぞ!
獣楽鬼トランペット(タイガー)ァァーッ!!

タイガーの新たな切り札。
ビジュアルは背中にスピーカーを背負い尻尾にトランペットが付いた虎。明らかに獣族っぽい見た目だが分類は戦士族。
デッキの一番上のカードを墓地へ送り、攻撃力は300アップさせ、更に手札のレベル8以下の風属性戦士族モンスター1体を表側表示で特殊召喚できる効果を持つ。
口上の元ネタはタイガーマスク+阪神タイガースの六甲おろし。

  • 還幻楽鬼(かんげんがっき)フルオルケストラ
血潮の虎吸(ブレス)がアンサンブル、激るタクトでエンドルフィン!
荘厳なる勝ち鬨を聞かせろ!闘魂の楽団!
フュージョン召喚、出てきな!環幻楽鬼フルオルケストラ!!

レベル9/風属性/戦士族/フュージョン/効果/ATK2900/DEF2900
「重楽鬼アンサンブルファイター」+「揮楽姫コンタクト」
【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手の魔法&罠ゾーンの裏側表示のカードを全て破壊する。
この効果で魔法・罠カードを破壊した場合、さらにこのカードの攻撃力はターン終了時まで、[破壊したカードの数]×600アップする。

タイガーのフュージョンモンスター。
ハーピィの羽根帚と同じ効果に加えて破壊した枚数分攻撃力をアップするストレートに脳筋な効果を持つ。
効果名は「デス・コード イントロダクション」。攻撃名は「無慈悲楽章 激木端微塵」。


【関連人物】

弟。見た目からしてきちんと血の繋がった姉弟であるのだろう。
過去あらゆる勝負でギッタンギッタンにしたためルークにはトラウマレベルで恐れられている。タイガーからするとまだまだ青二才にアホの弟であるらしい。
少なからず実力が傍若無人な振舞い自信の元なルークにとってはデュエルじゃ勝てないというより「デュエルでも勝てない」といった敗北感になり、相当ヘコんでいた様子。
デュエルして以来気まずい関係となっていたが、ルークがラッシュデュエルに出会うことにより明るさを取り戻し、気になったタイガーはこっそり第2話のデュエルを観戦していた。なんやかんや面倒見が良い姉である。


ライバルであり親友。
タイガーは幼少期の初対面時アサナのことを「お姫様みたいにかわいい」と評していた。
和解してからはおねショタ遊我の理解者兼応援側としてのコンビでもある。


  • 象明時キャタピリオ
タイガーとデュエルし敗北している。
何かしらの因縁があるようでファゴッドの音を聞いただけで「嫌な予感がするゾウ…」とテンションが落ちていた。

バカであれな弟と友達でいてくれるうえ、良きライバルとして高め合ってもくれるヤツ。
そもそも上述の通り、第二話の時点でかなり買っている人物でもあったのだが、自身ともデュエルすることで評価が非情に高いものに。漢とすら呼んでいる。
弟を放っておけないのが大きいが、他に遊我個人が助力の理由として大きく、対等な関係ではあるが同時に見守ってときには支える対象として立ち回っている。



【余談】

(ルーク)との共通点

  • 髪の色
  • 眉の形状
  • 口上が変……特徴的
  • 舎弟的ポジに優しい
  • 相当なデュエルの実力者
  • 何かと根に持つ性格*7

このように見た目も性格も良くも悪くもそっくりな姉弟である。



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  • おっぱいの付いたイケメン
  • 残念な美少女
  • お嬢様
  • ゴーハ第7小学校
  • ※小学生です

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最終更新:2023年12月05日 22:41

*1 参考だが同じ遊戯王シリーズでいうとZEXALの九十九遊馬は中学生、彼女より年上である

*2 ちなみに重さは二人がかりでやっと運べるレベル

*3 この部員のうち1人は遊我のモブ友達のリクである

*4 そのため現時点SEVENSリアリスト最強はおそらくタイガー

*5 ちなみにこの回のサブタイトルは「響け!ゴーハニウム」である。スタッフ、狙ってんだろ…。

*6 ちなみに特殊EDで シーンがあるという伏線は存在していた

*7 ルークはロミンの裏切りを、タイガーはアサナの裏切りを根に持っていた