新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATIONの登場人物

登録日:2021/07/15 Thu 00:36:03
更新日:2024/04/09 Tue 08:10:43
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ここでは、テレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』に登場する架空の人物について解説する。作品の詳細は同項目を、登場するロボットについては「シンカリオン(ロボット)」を参照。


概要

北は北海道から南は九州まで日本全国が舞台になるため、特に各地方のキャラについては地元出身者がキャスティングされることが多い。
また、運転士以外の人物の名字は実在する駅名、名前は現在使われていないものも含めた列車名になっていることが多いが、シリーズ構成の下山健人氏によれば「意図的なもの」とのことで、「子どもが電車に乗った時に『あれ?』と気づくといいなという思いから、子どもに対して『これはこうだよ』って公言するのではなく、あえて子ども自身に調べてほしい」と語っている(2018年8月11日にパセラ上野公園駅前店で行われた「超進化研究所がおくる!夏のシンカリオントークショー」にて、視聴者からの質問に回答)。


シンカリオン運転士

玩具版では「パイロット」、アニメでは「運転士」と表記される。それぞれの誕生日は運転する実車にちなんだ日になっていることが多い。
また、第65話以降は新学期であるため、学年は進級した形になる。

新幹線超進化研究所東日本指令室大宮支部

本作の主な舞台にして、超進化研究所の始まりの地。埼玉県さいたま市大宮区にある鉄道博物館の地下に設けられていて、東日本エリアを中心に管轄する。壁伝いのラインカラーはJR東日本緑色

指令室にはJR東日本系統の新幹線(東北北海道山形秋田上越北陸新幹線)と思しき路線図が描かれている*1
また、確認できる限りでは唯一、ミニ新幹線を有する山形県には分室が置かれている(秋田県側には置かれていない)。
物語が進むにつれ、いち早くシンカリオンを導入して巨大怪物体と戦った大宮支部の活躍は全国の支部にも広く知れ渡るようになっている。
玩具版では「東日本本部」という名称である。


本作の主人公。埼玉県さいたま市大宮区に住む小学5年生→6年生の少年。10歳→11歳*2。2007年10月17日生まれ。血液型はA型。一人称は「俺」。
「シンカリオン E5はやぶさ」→「シンカリオン E5はやぶさ MkII」の運転士。「俺は時間と言ったことは守る男、だからね!」が口癖で、リーダーシップがあり責任感も強い。
鉄道、とりわけ新幹線が大好きな根っからの鉄道オタクで、新しい路線や車両に初めて乗った際は「うおおーっ、○○新幹線 / ○○系デビューだぁ!」などと叫ぶ癖がある。愛用品もE5系カラーのものが多い。ジャンルを問わず幅広く好むが、特に乗り鉄・音鉄で、駅弁も大好き。たとえ話にも鉄道関連で例えるなど、無知なアズサと視聴者を置いてけぼりにする。
鉄道に関係する知識は非常に豊富で、海外の鉄道や鉄道唱歌、まだ自身が生まれていない世代の鉄道CMにも詳しい*3。そのため、将来は父のような新幹線の運転士になることが夢。
一方で、自分の鉄道好きを周囲に押しつけるようなことはなく、他人の好きなものや夢を決して否定せずに尊重するため、他者への理解や共感力が強く、一癖も二癖もあるキャラばかりの運転士たちをつなげる存在でもある。まあ大抵鉄道ネタに「再翻訳」するが。

お父さんっ子であり、父の役に立つために「シンカリオン E5はやぶさ」の運転士として未知の脅威に立ち向かうことになる。戦いの中で目覚ましい成長を遂げていき、第64話以降は適合率100%以上の運転士でしか動かせない「シンカリオン E5はやぶさ MkII」に乗り換える。
実は大の空嫌いという弱点があり、初めて門司支部へ赴く際には飛行機から新幹線へ無理やり変えさせたほど。しかし、レイとの特訓やアキタ・ツラヌキからの「リニアモーターカーも宙に浮いてんだろ?」というアドバイスにより克服したようだ。

『シンカリオンZ』では日本を救った「伝説の運転士」として英雄視されていたが、彼自身はホクトの海外転勤を受けて家族とともにイギリス・ヨークに移住していたことが第30話で明らかになった。新しいチーム・シンカリオンと敵についてはホクトを通じて把握している模様だが、戦いについては次世代の運転士たちに任せているようで、再会したセイリュウから運転士への復帰を打診された際には「シンくんたち(新しいチーム・シンカリオンのメンバー)なら大丈夫だよ」とあくまで静観する姿勢で固辞していたが、第33話で日本に一時帰国し、現在の大宮支部のメンバーと対面することになる。

玩具版では地元愛が強く少年サッカーチームに所属しており、超進化研究所へ迷い込んだ際、ホクトに運動神経を認められてパイロットに抜擢されたという設定。

2009年10月17日は、新潟新幹線車両センター公開でE5系が展示された日である。また、生まれる3日前の2007年10月14日は大宮の鉄道博物館が開館した日でもある。
名前の由来は、放送当時九州で運行されていた臨時特急「はやとの風」と思われる。


  • 男鹿アキタ(おが アキタ)
CV:沼倉愛美

秋田県北秋田市出身の小学5年生→6年生の少年。10歳→11歳。2007年7月8日生まれ。血液型はA型。「シンカリオン E6こまち」の運転士。冷静沈着な性格で頭の回転が速く、「話は読めた!」が口癖。
クールだが意外に世話焼きで、ツラヌキとの寮生活では食事を作ったり、アズサが行動する際は動画撮影を引き受けたりしている。
競技ビームライフルで全国レベルの腕前を持ち、世界一になることが夢。集中力を多く使うことからスイーツが大好きな甘党で、辛い物は大の苦手。

実家は先祖代々マタギの家系で、幼いころから祖父(CV:いずみ尚)とともに厳しい吹雪の中での狩猟を経験している。母親のモミジ(CV:真坂美帆)からはかなり溺愛されており、「秋田生まれ」で名前が「アキタ」なので、アズサからは両親の地元愛が強すぎると呆れられた。
普段は標準語だが、気を抜くと秋田弁が出て一人称も「オラ」になる。
当初は競技ビームライフルに専念するために運転士を断ろうとしていたが、ハヤトの言葉に感化され、引き受けることに。これを機に大宮へ転校し、ハヤトのクラスメイトになり、寮生活を送る。教室での席はハヤトの前。

玩具版では「優 あきた」(すぐ あきた)という名前*4になっており、基本的なキャラクター設定はアニメとほぼ同じだが、パイロットになる前は射撃の腕前を発揮できる場面が少なかった。 バチガミに山を焼かれたために動物がいなくなり、自身と祖父を除く周りがマタギをやめてしまったことから孤独を抱えていたが、ハヤトとつらぬきという「シンカリオン仲間」を得て素晴らしいコンビネーションを発揮していくという設定になっている。

なお、秋田県には残念ながらTBS系列局がないため本作は当初は放送されていなかったが、2018年7月から日テレ系列のABS秋田放送で放送した。

2010年7月8日は、E6系の量産先行車であるS12→Z1編成が落成した日である。
名字の由来は秋田県にある「男鹿半島」ないしかつて運行されていた夜行急行「おが」、名前の由来は秋田県ないしかつて運行されていた特急「秋田リレー」と思われる。母・モミジの由来は、臨時列車「もみじ」と思われる。


  • 大門山ツラヌキ(だいもんやま ツラヌキ)

石川県金沢市出身の小学5年生→6年生の少年。10歳→11歳。2007年11月27日生まれ。血液型はO型。「シンカリオン E7かがやき」の運転士。情に篤く義理堅い性格の熱血漢で、「まったくもって○○だ!」が口癖。
テンションが上がると「俺の好きな四文字熟語は○○○○だぁーっ!!」と叫ぶが、第62話でアズサから指摘されて以降は「四字熟語」になっている*5

母親のミスズ(CV:高橋里枝)が経営する「大門山建設」の長男で、従業員からは「若」と呼ばれる。父親はすでに他界しており、きょうだいに妹のカガリ(CV:小堀幸)と弟のケンロク(CV:社本悠)がいる。将来は会社を継ぐことで、自身も家業を手伝っている。自称「金沢の土木王」で、建築物およびトンネルや掘割が大好きな土木・地形マニア。そのため、山手線の線路そのものに感激する場面もあり、その点ではハヤトと非常に馬が合う。
性格だけでなく言葉づかいも豪快で、超進化研究所の職員に対しても「フタバの姉ちゃん」「出水の旦那」といった呼び方で呼ぶ。アキタからは他人と壁を作らないハヤトに対して、他人との壁を自ら壊せる存在と分析されている。
また、アイドルグループ「スーパースパイス」の結成時からの熱狂的なファンという意外な一面もある。

将来の夢は大門山建設を日本屈指のゼネコンにすることで、家業に専念するために一時は運転士の誘いを断っていたが、一緒に戦いたい内心を看破した母親の後押しもあって正式に引き受け、大宮に転校。教室での席はハヤトの後ろ。
寮でアキタと共同生活を送ることになったが、冷静沈着な彼とは当初反りが合わなかったため、境界線争いを起こしたこともある。

玩具版では「前田 つらぬき」(まえだ つらぬき)という名前になっており、基本的なキャラクター設定はアニメとほぼ同じだが、タブレットを使いこなすデジタルおたくという一面を持つ。加賀百万石で有名な戦国武将*6の子孫で、並外れた力を持ち、空手大会で優勝するほどの実力者。着物モチーフの古風な自作衣装を身に着けている。このコミカライズでは、家業が建設会社であるもののあまり裕福ではなく、自宅兼事務所は城の天守閣風の張りぼてで体裁を保っている*7。アニメとは逆に父親がおり、語尾に「~ヨ」がつくという独特な口調で話す。息子に対しては着物を買い与えて以降、「何も買ってあげられない」と溢しているという設定だった。
アニメ化に当たり、空手に関しては清州兄弟に、体躯のよさはタカトラに移された。

2013年11月27日は、E7系のトップナンバーにしてシンカリオンのモデルでもあるF1編成が落成した日である。
名字の由来は、石川県と富山県の境にある「大門山」と思われる(ただし、だいもんざんと読む)。家族の名前の由来は、それぞれかつて運行されていた快速「みすず」・特急「能登かがり火」・かつて運行されていた急行「兼六」と思われる。


CV:吉村那奈美

山形県米沢市出身の小学4年生→5年生の少年。9歳→10歳。2008年12月20日生まれ。血液型はAB型。「シンカリオン E3つばさ」および「シンカリオン E3つばさ アイアンウイング」の運転士。黒髪の一部が紫色のメッシュ。年齢もあってかシンカリオン運転士の中では最も小柄。一人称は「オラ」で「御意」が口癖。家族構成は祖父と父親と母親のチアキ(CV:足立由夏)。
実家は代々月山流忍術を受け継ぐ忍者の家系で、シノブ自身も忍術の修行をしながら山の中で祖父と暮らしている。そのためクリスマスを知らなかったり、山形県とはいえ山育ちなので海も見たことがなかったりと、世間常識に疎いところがある。ただし携帯電話は所持しているようで、LINEでのやりとりでは顔文字もよく使う。

口数は少なく自己主張もほとんどしないが、決してネガティブな性格ではなく、フタバからは「自分の立場を分かっているので無理に主張しようとしないだけ」と分析されており、喜怒哀楽もしっかり出せる。
ミニ新幹線同士を運転するアキタとは、隣県という環境や育った境遇が似ていることから初対面で意気投合し、方言で語らえるほどの信頼関係を築いている。

前述の通りクリスマスを知らずに育ったが、アイアンウイングが出水から自分へのクリスマスプレゼントとして用意されていた機体だったと知らされたことで、以来大好きになっている。
正確には東日本指令室山形分室の所属だが、ハヤトたちと同じく東日本系統の新幹線を運転することもあってか、一部を除いてほぼ毎回登場しており、実質的には大宮支部の一員として扱われている*8
本人の項目も参照。

生まれた2008年12月20日は、E3系2000番台が営業運転を開始した日である。
名字の由来は、山形県にある「月山」ないしかつて運行されていた急行「月山」と思われる(ただし、いずれもがっさんと読む)。母・チアキの由来は、かつて運行されていた準急「千秋」と思われる(ただし、せんしゅうと読む)。


新幹線超進化研究所東海指令室名古屋支部

愛知県名古屋市にあるリニア・鉄道館の地下に設けられていて、東海エリアを中心に管轄する。壁伝いのラインカラーはJR東海オレンジ色
指令室には東海道新幹線と思しき路線図が描かれている。
初期は「東海支部」と言及されることもあった。

CV:逢坂良太(小学生時代:内藤有海)

愛知県名古屋市に住む中学2年生→3年生の少年。13歳→14歳。2005年2月8日生まれ。血液型はB型。「シンカリオン N700Aのぞみ」→「シンカリオン ドクターイエロー」および「シンカリオン 923ドクターイエロー」の運転士。シンカリオン運転士では初の中学生で、ホクトを除けば最年長でもある。

白い肌にグレーの髪と全体的に色素が薄め。N700Aに搭乗していた当初はしばしば「それが俺の流儀だ!」と言っていたが、ドクターイエローに乗り換えた後は「抜かるなよ!」が口癖。
3人きょうだいの長男で、弟のタツミと妹のミユ(CV:真堂圭)がいる。亡き父は超進化研究所の職員だったチクマで、その盟友であるホクトにシンカリオン運転士を志願し、彼から直々に鍛えられた経緯があり、その実力はトップクラス。

戦闘においては幼い頃から経験のある空手を取り入れており、基本的に徒手空拳や接近戦を好む。その腕前はタツミをして「出場していれば(中学生の部で)優勝間違いなしだったのに」と言わしめるほどだが、早くに父親を亡くした上に母親のカエデ(CV:広瀬友香)の長期入院によってその夢を断念した。
アキタ以上にクールかつ冷徹な性格で、「目先のことより大局を見る」現実主義者。当初は年下であるハヤトたちを信頼しきれておらず、「大勢で戦った方が返って危険だ」「いずれお前たちはシンカリオンに乗ることはなくなる」「自分一人の方が有利に戦える」などと言い放ち、シノブすら不快感を示すほどだったが、これは幼い頃に母親から言われた「一番年上がみんなを守らなければならない」という教えを曲解していたからである。
しかし、裏を返せば彼なりの不器用な心配や思いやりの証左でもあり、内心では彼らに期待している節もあるなど決して意地の悪い人物ではなく、ハヤトもその本質を理解している。

そして、自分1人でも敵わないブラックシンカリオンの襲来を機に、次第にお互いを信頼することの大切さを実感していくようになっていき、それと同時にこれまでの厳しい言動は鳴りを潜め、最年長らしく生来のよき兄貴分としての面が強調されていく。
ブラックシンカリオンとの2戦目にて、E5 × 500のクロス合体を成功させるための時間稼ぎで左腕を負傷し、しばらくの間は臨時にハヤトが名古屋支部に派遣されるなどしていたが無事完治し、第38話以降は新たに開発された「シンカリオン ドクターイエロー」に乗り換える。劇場版ではホクトが行方不明になったため、923ドクターイエローに搭乗する。

『シンカリオンZ』では第11話より登場。前作から時が経ったことで適合率が低下したため、現役を引退して名古屋支部の臨時指導長代理を務める傍ら、次期シンカリオン開発プロジェクト「Z計画」に参画するなど指導者として後進の育成に力を注いでいる。
また、ホクトから受け継いだと思われるイサブロウのジャンパーを羽織っている。
本人の項目も参照。

2013年2月8日は、N700Aが営業運転を開始した日である。
名字の由来は、愛知県にあった織田氏の居城「清洲城」と思われる。家族の由来は、それぞれ名古屋鉄道の中部空港へのアクセス特急「ミュースカイ」・かつて運行されていた臨時急行→特急「かえで号」と思われる。


  • 清洲タツミ(きよす タツミ)
CV:日野佑美

愛知県名古屋市に住む小学6年生→中学1年生の少年で、リュウジの弟。第54話より「シンカリオン N700Aのぞみ」の運転士を務める。「どんと来いやー!」が口癖。
兄と同様に空手を習っており、地区大会で優勝するほどの実力者。しかし、兄とは違ってやんちゃで明るく社交的な性格であり、初対面のアズサやトリニティー組ともすぐに打ち解けている。非常に食欲旺盛で、小倉トースト・味噌カツ・天ぷらきしめんを一気に平らげるほどの大食漢だが、寝相も悪い。
ただし、「目先のことより大局を見ろ」という清洲家の流儀はあまり伝わっていないようで、兄からしばしば説教される。
アキタよりも高い適合率を持ち、兄がドクターイエローに乗り換えたことで空席になったN700Aの運転士を兄に黙って志願し合格したものの、そのことで一時期兄と対立してしまったことがある。


新幹線超進化研究所北海道指令室北海道支部

北海道北斗市にある新函館北斗駅の地下*9に設けられていて、北海道エリアを中心に管轄する。壁伝いのラインカラーはJR北海道黄緑色
大宮支部と同じく、指令室にはJR東日本系統の新幹線(東北・北海道・山形・秋田・上越・北陸新幹線)と思しき路線図が描かれている。
他の支部とは違って新幹線どころか駅名ですらなく、表向きの施設も駅になっているが、劇中では職員たちが駅員として働く場面はない。

  • 発音ミク(はつね ミク)

北海道札幌市出身の小学5年生→6年生の少女。10歳→11歳。2007年3月9日生まれ。E5の兄弟機「シンカリオン H5はやぶさ」の運転士。シンカリオン運転士では唯一の女子。
まさかの初音ミクとのコラボキャラクター。このため、パイロットスーツは初音ミクの基本コスチュームをモチーフにしている。 容姿や声は同じだが名字と年齢は違い、設定も他の運転士と同じく普通の小学生になっている。

普段は眼鏡をかけているが、シンカリオン運転時は外している。解せぬ。
文武両道に優れた、自他ともに厳しいストイックな剣道少女。洞察力にも優れているが、揺れに弱く乗り物酔いしやすいという運転士にとって致命的な欠点を抱えている。
当初はハヤトたちに対して辛辣な態度で接しており、体調管理を怠って風邪をひいてしまったハヤトのことを「運転士失格」とまで罵倒していたが、ロープスパイダーIIとの戦闘で乗り物酔いが悪化して撤退を余儀なくされ、H5の運転をハヤトに代わってもらおうした際に「それで任務を諦めるなんて、それこそ運転士失格」と言われたことで謝罪。その後の再戦ではソウヤのアドバイスもあって乗り物酔いを克服し、ダブルカイサツソードで撃破。以後、彼らとは和解して良好な関係を築いており、ハヤトからは名前で呼ばれている。
かつての青函連絡船である摩周丸のことが大好きで、甲板で素振りをするのが日課だが、一方で新幹線や鉄道には興味がないようで、ハヤトに教えられるまでE5系とH5系の違いにすら気づかなかった。

声は藤田氏が収録した台詞にクリプトンがボカロ風の加工を施すという手の込んだ試みがなされている。正直手間のわりに違和感がすごい。クリプトンの制作プロデューサーは「ネットでは機械音声過ぎるという反響を受けて人間味を増す調整をする」と発言している。

パイロットスーツは初音ミクの基本コスチュームをモチーフにしているほか、初登場の第15話や第52話では鏡音リン・レン、巡音ルカ、MEIKO、KAITOが(あくまでもそっくりな)モブキャラクターで登場している。
誕生日は『シンカリオン超全集』で判明。元ネタにちなんだ日付であり、他の運転士とは違ってH5系との関係は特にない。


新幹線超進化研究所九州指令室門司支部

福岡県北九州市にある九州鉄道記念館の地下に設けられていて、九州エリアを中心に管轄する。壁伝いのラインカラーはJR九州赤色
指令室には九州新幹線と思しき路線図が描かれている。
他の支部とは違って新幹線の駅名から取られていない(門司駅は実在する)。

  • 大空レイ(おおぞら レイ)
CV:松井恵理子

福岡県北九州市出身の小学3年生→4年生の少年。8歳→9歳。2009年8月30日生まれ。「シンカリオン 800つばめ」の運転士。一人称は「僕」。シンカリオン運転士では最年少。
金髪で耳にカフスピアスと外見こそ軽い雰囲気であるが、ロボット工学に詳しく、運転する800の設計開発にも自ら携わる天才肌。

父親が種子島宇宙センターで働いていることもあって宇宙飛行士になるのが夢で、大人になるまでに身長を伸ばすために試行錯誤しているがあまり結果は出ていない様子。
「~っス!」が口癖で、ハヤトたち先輩を素直に慕うよき後輩。当初はハヤトたち3人を「先輩」と呼んでいたが、合同訓練後には弟子入りを志願して「師匠」と呼び慕うように。
ただし、怖いもの知らずで向こう見ずな一面もあり、独断専行でピンチに陥ったこともある。
ミクとは特別絡みがあるわけではないものの、北南端同士ということもあって清洲兄弟・トリニティー組のように2人セットで扱われることが多い。

『シンカリオンZ』では第33話より登場。桜島試験場で超進化速度を大幅に超える第2超進化速度の実現の研究をしており、ヴァルドルの改修を指揮した。

2003年8月30日は、800系のトップナンバーであるU001編成が落成した日である。


  • 霧島タカトラ(きりしま タカトラ)
CV:市来光弘

鹿児島県鹿児島市出身の小学6年生→中学1年生の少年。11歳→12歳。2007年3月12日生まれ。「シンカリオン N700みずほ」の運転士。一人称は「おい」。適合率は83.5%。
がっしりとした体格とは裏腹に、年下のハヤトたちにも敬語で話す礼儀正しい几帳面な性格だが、九州男児らしく頑固で融通の利かない面もある。家族構成は父親のニチリン(CV:深川和征)と母親・2人の姉妹の5人で、髪型は父親譲り。

実家は「料亭霧島」で、跡取り息子として修行中の身である。実家柄古きよき伝統を重んじる性格から、当初は新技術を推奨する五ツ橋兄弟と反目し合っていたが、ハヤトから「最新は伝統の上にしかできないし、最新があるから伝統がある」と一喝されて和解した。
また、その修行経験から「夢があることは厳しくつらい思いもする、シビアなことでもある」とも語る。
本来は門司支部の所属だが、運転するみずほがトリニティーとして運用される都合上、京都支部に派遣される形で所属している。このため、五ツ橋兄弟とともに3人で行動することが多く、アズサからは「西日本(京都)の3人組」として認識されている。

2011年3月12日は、九州新幹線が全線開業してN700系7000・8000番台が営業運転を開始した日である。
名字の由来は宮崎県と鹿児島県の境に位置する「霧島連峰」、あるいは特急「きりしま」およびかつて運行されていた夜行急行・寝台特急「霧島」と思われる。父・ニチリンの由来は、特急「にちりん」と思われる。


新幹線超進化研究所西日本指令室京都支部

京都府京都市にある京都鉄道博物館の地下に設けられていて、西日本エリアを中心に管轄する。壁伝いのラインカラーはJR西日本青色
指令室には山陽新幹線および博多南線と思しき路線図が描かれている。
他の支部とは違って歴史は浅く、巨大怪物体の襲来に備えて京都支部を西日本指令室として再編したばかりで、第10話時点では急ピッチで整備が進められており*10、第17話のビッグアイ戦が初陣になった。

  • 五ツ橋ギン(いつつばし ギン)
  • 五ツ橋ジョウ(いつつばし ジョウ)
CV:合田絵利

山口県出身の小学5年生→6年生の双子の少年。10歳→11歳。2008年3月13日生まれ。それぞれ「シンカリオン 700ひかりレールスター」と「シンカリオン 700のぞみ」の運転士。適合率はタカトラと同じく83.5%。
瀬戸内海で漁業を営む家の息子。一人称は「ワシ」で、ギンは「ぶち○○」、ジョーは「~っちゃ」が口癖。
2人そろって口が悪く苛烈な性格で、年上のタカトラにもためらいなく食ってかかるほど血の気が多い。
漁業の激戦区で生き残るためのさまざまな試行錯誤を目にしながら育ってきたため、チャレンジ意識が兄弟そろって非常に高く、最新技術の導入にも積極的。その関係か、劇場版では「歴史は苦手」と発言している。
魚の味にもうるさく、宿舎で出された養殖の魚のことも含めてタカトラとは対立関係にあったが、ハヤトの協力で和解し、タカトラの料理の腕を気に入って親交を深めていくことになる。
搭乗機がトリニティーとして運用される都合上、基本的にタカトラとの3人で行動している。また、彼らにとっても実家に近い門司支部に行く方が何かと便利なようで、京都支部を留守しがちにするのが悪い癖とのこと。

1999年3月13日は、700系が営業運転を開始した日である。
名字の由来は、山口県の名所である五連橋「錦帯橋」の別称がモチーフと思われる。


  • 速杉ホクト(はやすぎ ホクト)
CV:杉田智和(少年時代:釘宮理恵

無精ひげを生やしたハヤトの父。ハヤトの鉄オタは彼の遺伝。表向きは大宮にある鉄道博物館の職員だが、実際には新幹線超進化研究所東日本指令室大宮支部の運転士指導長。
かつてはJR東日本東京支社上野新幹線第二運転所に所属する運転士だったが、ハヤトが生まれても間もない頃、社会人入学した大学院生時代に修士論文として書いた『次世代高速鉄道の模索と可能性』『超進化速度実現の仮説』の論文にイサブロウから着目されて超進化研究所に移籍。

出水は大学の後輩で、サクラとの話題作りのためか一緒に歴史サークルに所属していた。当初「速杉先輩」と呼ばれていたが、彼の1週間後に移籍した経緯から、以後「速杉さん」に改められた。
仕事が忙しく夜遅くまで帰れないこともあり、休みの日の朝はハヤトに起こされるまで寝ている。

当初は子どもであるハヤトを危険な目に遭わせることに苦悩していたが、フタバの「大人と子どもが力を合わせ世界を守る」という言葉で考えを改める。
大宮支部の戦力が充実したことで、ハヤトに対して「これからは『速杉指導長』と呼びなさい」と場を弁えるよう求めている。そして、さらなる巨大怪物体の活発化に備えて京都への転勤を命じられ、第7話でハヤトたちの後押しを受けて単身赴任。京都支部を改組して新設されることになった西日本指令室の立ち上げに参加し、指令長代理として指揮をとる。
その後は不測の事態に備えて大人でも操縦できるシンカリオンの開発を進めるかたわら、自身も厳しい訓練を受けており、第23話以降は「シンカリオン 500こだま」の運転士として自ら出撃する。カイレンとの決戦後は「シンカリオン 923 ドクターイエロー」に乗り換えている。

杉田氏は電脳冒険記ウェブダイバーとのコラボを望んでおり、公式Twitterもノリ気なようだが、果たして実現できるのだろうか……。

池添監督によれば、制服の代わりに着ているジャンパーはイサブロウから受け継いだものだという。どこかで「君に任せた」とジャンパーを受け継ぐシーンを描きたかったが、色々な制作の事情もあって大人たちのバックグラウンドを語ることができず、「ホクトはジャンパーを着ている」という設定が残ったとのこと(2019年8月11日にイオンシネマ シアタス調布で行われた「超進化研究所がおくる!夏のシンカリオン感謝祭2019」にて、視聴者からの質問に回答)。
下山氏によれば、お風呂に入る時も結婚指輪は外さないらしい(「超進化研究所がおくる!夏のシンカリオントークショー」より)。
名前の由来は特急「北斗」、またはかつて運行されていた寝台特急「北斗星」と思われる。



京都府京都市出身の中学2年生の少年。14歳。「シンカリオン 500 TYPE EVA」の運転士。
新世紀エヴァンゲリオン』とのコラボキャラクターで、同シリーズの主人公。同じくコラボキャラであるミクとは違い、本作に準じた設定に変更されている点を除けは原作のシンジそのものであり、むしろ「シンカリオンの世界線に存在する碇シンジ」と言える。パイロットスーツは原作の初号機のプラグスーツをモチーフにしている。
コラボ回である第31話にて、東海道新幹線が最高速度を出す区間の1つである三島~掛川間でN700Aを撮影中に熱中症で意識を失ったハヤトの夢の中で登場し、目は映らないながらも500 TYPE EVAを運転していた。ハヤトはそもそもすでに運行を終了したはずの500 TYPE EVAが、それも本来走行しない東海道新幹線を走っている様を「上越新幹線の池袋延伸が実現するくらいすごいこと*11と大いに驚愕し、後を追ったことで彼が第3新東京市に迷い込むきっかけになった。
その後、E5とキングシトエルとの戦闘中にシンカリオンとして姿を現し、カイサツソードを借りてシンゴウスピアをカイサツトライデントに変形させ、A.T.フィールドを打ち破った。そして、箱根湯本駅でハヤトと対面し、「お互いに自分たちの世界を守っていこう」と握手を交わした。

劇場版にも登場。一度目はゴジラの発した光の粒子によってハヤトが第3新東京市に飛ばされ、キングシトエルと交戦している時で、終盤のヴァルドルとの決戦の最中にE5 MkII × ALFA-Xが発生させた光の粒子から再び登場し、ハヤトに力を貸した。
このように、原作とは違って本作ではよき兄貴分なキャラとして描かれており、彼を「ハヤトくん」と呼ぶ一方で自らには「シンジでいいよ」と呼び捨てを認めるなどの寛容さもある。

『シンカリオンZ』にも登場。コラボ回の第21話で「シンカリオンZ 500 TYPE EVA」を運転し、コラボキャラとはいえシンカリオンとシンカリオンZの双方に搭乗した初の運転士になった*12。前作と変わらずシンに「シンジでいいよ」と呼び捨てを認めていた。
ちなみに、本作では父・ゲンドウも出演しているが、原作とは違って親子関係は良好らしく、シンカリオンの世界線のシンジが一番幸せそうとまで言われる始末。



ハヤトの家族

  • 速杉ハルカ(はやすぎ ハルカ)
CV:金魚わかな(現:美波わかな)

ハヤトの妹。「~と思われ」「~なわけで」といった説明口調で話すローテンション幼女。8歳→9歳*13。ハヤトを「お兄」、ホクトを「お父」、サクラを「お母」、それ以外の他人は「~氏 / 嬢」と呼ぶ。左利き。
当初は父が超進化研究所の職員、および兄がシンカリオン運転士であることは母により一切知らされていなかったが、フタバとの浮気を疑ったことがきっかけで、父と兄の秘密やシンカリオンの存在を知る。
中世的な外見をしているが、金魚氏がTwitterで妹と言っているので女の子である*14
父も母も兄も茶髪系の一家の中で紫髪なので非常に浮いている。

『シンカリオンZ』では、父の海外転勤を受けて家族とともにヨークに移住。前作で常に着けていたヘッドホンは外しており、英語はネイティブ並みの語学力を持っている。

名前の由来は、関西空港へのアクセス特急「はるか」と思われる。


  • 速杉サクラ(はやすぎ サクラ)
CV:清水理沙

ハヤトの母でホクトの妻。速杉家のヒエラルキーの頂点に君臨し、怒らせると怖いがホクトとは「サクラちゃん」「ホクトくん」と呼び合う仲で、夫婦関係は良好。
夫とは大学の同級生で、お互い旅行が好きなことから意気投合して交際に発展したものの、新大阪以西はいつも飛行機で移動していたことから、彼が鉄道による短時間の移動を目指すべく超進化速度の研究論文を執筆するきっかけになっている。

第30話では生粋の歴女であることが判明。主に幕末や城を好み、第35話ではハヤトが京都支部へ派遣された理由が「鹿児島から来た子と山口から来た子が喧嘩しているから」と聞いて禁門の変を連想してしまい、「高知(坂本龍馬)になって薩長同盟を結ばせなさい」とアドバイスしたほか*15、第58話では転居の候補と称して現存12天守の名前を一気に暗誦する一幕も。
夫からシンカリオンに携わることになった息子のことを聞いても反対しようとせず、「せめて家では普通にいられるように」と普段通りにふるまうことを決意する。

『シンカリオンZ』では、夫の海外転勤を受け入れて家族とともにヨークに移住した。

名前の由来は山陽・九州新幹線「さくら」、またはかつて運行されていた寝台特急「さくら」と思われる。


新幹線超進化研究所関係者

板井寛樹監督が下山氏から聞いたところによれば、ホクトをはじめとする超進化研究所の職員はみんなT大学卒の超エリートとのことである(「超進化研究所がおくる!夏のシンカリオン感謝祭2019」より)。
また、第68話でアカギが語ったところによれば、指令員や指導員はいつどこに巨大怪物体が出現しても対応できるように、私鉄を含めた日本全国の鉄道会社の9000以上の全ての駅名と全新幹線の時刻表を記憶しているらしい。

東日本指令室大宮支部

  • 出水シンペイ(いずみ シンペイ)

新幹線超進化研究所東日本指令室大宮支部の指令長。かつてはJR東日本東京支社丸の内車掌区の車掌で、ホクトが運転する新幹線に乗務することが多かったという。彼よりも1週間早く超進化研究所へ移籍している。
ホクトは大学の先輩で一緒に歴史サークルに所属しており、日本の歴史(特に戦国時代)には非常に詳しく、戦闘では実際の合戦を参考に戦術を練ることもある。また、醤油の東西の違いを語れるなど、日本の食文化にも造詣が深い。

人使いが荒く、時々本気なのか冗談なのか分かりにくい発言をし、何を考えているか分かりにくい。
彼なりに巨大怪物体の調査を行っており、エージェントと接触し、その真意を探っている。あえて敵に隙を見せて誘い込む手を好む。有事の際は自らも出撃するホクトとは異なり、彼はあくまで指令長として戦闘の指揮をとるのが基本だが、かつての上司であるイザと対話するために速杉親子と地底世界に向かった際は500に同乗している。
当初はホクトを「速杉先輩」と呼んでいたが、前述のように超進化研究所への参加は彼よりも早かったため、以降は「速杉さん」に変わっている。

『シンカリオンZ』では第28話より登場し*16、総合指令部の要職に昇進していた。また、メーテルの運転士としての素質を見出し、Zギアを渡して後見人になっている。
そして、その要職こそがスバルの後任となる総合指令部の総指令長だったことが第29話で明らかになった。未だにヒビキから「いずっぺ」と呼ばれるのが悩みの種のようである。

名字の由来は鹿児島県の出水駅、名前の由来は鉄道院初代総裁などを務め、初代の鉄道博物館の設置に尽力した後藤新平ないし特急「しんぺい」と思われる(上りは「いさぶろう」)。
緑川氏は25年前は電車ロボと敵対するライバル役を演じていたことも……。



新幹線超進化研究所東日本指令室大宮支部の女性指令員(オペレーター)で、本作のもう一人のヒロインとも言える。初登場時は指令員の研修を終えて着任したばかりの新人で、出水に振り回される日々を送っていたが、次第に指令員として目覚ましい成長を遂げていく。
第8話からはホクトが京都支部へ異動したことで指導長代理に指名され、ハヤトたちにも振り回される日々になり、第60話以降は正式に指導長に就任した。
配属前には研修も兼ねて総合指令部の秘書室で働いていたことがある。
真面目で美人だが重度の特撮オタクという一面も持つ。一方で、私服のセンスはいまいち。

『シンカリオンZ』では第33話より登場し、桜島試験場の指令長に昇進した。第40話では出水の指示で総合指令部の指令長席に座り、アラバキとの最終決戦のオペレーションを行なっている。

名字の由来は広島県の三原駅、名前の由来はかつて運行されていた準急「ふたば」と思われる。


  • 本庄アカギ(ほんじょう アカギ)

新幹線超進化研究所東日本指令室大宮支部の男性指令員。巨大怪物体の命名や行動パターン解析などを担当。板井監督が下山氏から聞いたところによればW大学卒らしい(「超進化研究所がおくる!夏のシンカリオン感謝祭2019」より)。
フタバ着任前はシンカリオン運転士との相互通信も行っていた。
常識人で顔立ちもいいが恋愛に関してはかなりの晩稲で、フタバに好意を寄せているものの肝心な一歩が踏み出せないままでいる。このため、フタバとデートした現場を目撃したツラヌキとアズサに強請られることが多い。

『シンカリオンZ』では第18話で京都支部へ転任し、指令長代理に出世した。元上司の出水を意識した口調に、ツラヌキを意識した四字熟語を多用した訓示をして、新しいチーム・シンカリオンのメンバーを唖然とさせていた。

名字の由来は埼玉県の本庄(早稲田)駅、名前の由来は急行→新特急→特急「(スワロー)あかぎ」と思われる。
また、彼だけW大学出身なのは由来の駅が新幹線の駅で唯一の大学名が入れられた駅であることからとも取れる。


  • 小山 ダイヤ(おやま ダイヤ)
CV:天崎滉平(第8話) / 観世智顕(第26話以降)

新幹線超進化研究所東日本指令室大宮支部の男性指令員。出水が指令員の養成を始めた頃に、その1期生として超進化研究所に入ったベテランの指令員でもある。
丸眼鏡をかけているため、初登場直後は「メガネ」の通称で呼ばれていた。なお、眼鏡を外すと瞳キラキラ睫毛バチバチの少女漫画風美少年になる。
アカギとは大宮支部への着任が同期で、彼のオペレーションを補佐するポジションの一方、博識でいわゆる解説役な発言も多い。
『シンカリオンZ』にも登場し、第8話で大宮支部に再び転任した。

名字の由来は栃木県の小山駅、名前の由来はかつて運行されていた準急→急行「だいや」、またはかつて運行されていた東武鉄道の急行→快速急行「だいや」と思われる。


  • 小田原キントキ(おだわら キントキ)
CV:北沢洋

新幹線超進化研究所東日本指令室大宮支部の男性整備士。元整備長で、非常に小柄だが東日本指令室の中では最年長。ホクトや出水などとともに黎明期からいる古参メンバーの1人。
部屋には使わなくなった部品(ナガト曰く「ガラクタ」)をため込んでいる。

口うるさく顔もいかついがその腕前は確かで、各部の摩耗からハヤトらの戦闘スタイルを推測し欠点を指摘してみせた。
ナガトの上司かつ師匠で、ホクトは超進化研究所に属する以前から鉄道雑誌で知っており、出水とともにいろいろとアドバイスを受けていた。

『シンカリオンZ』では第33話より登場。桜島試験場に転勤しており、改修中のヴァルドルの整備を行っていた。

名字の由来は神奈川県の小田原駅、名前の由来はかつて運行されていた小田急ロマンスカーの列車名のひとつである「きんとき」と思われる。


  • 山口ナガト(やまぐち ナガト)
CV:伊原正明

新幹線超進化研究所東日本指令室大宮支部の男性整備長。整備士の中では最も大柄で、筋骨隆々のたくましい身体を持つ。
杉田氏「ザブングルに出てなかった?」

『シンカリオンZ』では第33話より登場。師匠ともども桜島試験場に転勤しており、改修中のヴァルドルの整備を行っていた。

名字の由来は山口県の(新)山口駅、名前の由来はかつて運行されていた急行「ながと」と思われる。


  • 三島ヒビキ(みしま ヒビキ)*17
CV:長谷川暖

新幹線超進化研究所東日本指令室大宮支部の女性研究員。ホクトや出水などとともに黎明期からいる古参メンバーの1人。
曰く「物理学・化学・生物学・脳科学・地学と理科とつく学問と、人類学・心理学と関連した学問は許容範囲」としてあらゆる分野に精通する、いわゆる「博士役」。
シンカリオンと運転士の調査・分析に強化、「黒い粒子」(ナノマシン)ことルクスヴェテを含む巨大怪物体の解析はもっぱら彼女の出番。
出水とは互いに「ひびやん」「いずっぺ」と呼び合う仲。
その一方で、BL好きやコミケ参加を示唆する発言も……。あれ? シンカリオンって子供向けアニメだよね?
『シンカリオンZ』にも登場し、第8話で大宮支部に再び転任。「ブラックストーン」ことクサビ石の解析に着手した。

名字の由来は静岡県の三島駅、名前の由来はかつて運行されていた特急「ひびき」と思われる。


  • 久留米ミドリ(くるめ ミドリ)
CV:遠藤沙季

新幹線超進化研究所東日本指令室大宮支部の女性医師。シンカリオン運転士のメディカルチェックを担当する。
グラマラスなボディを持つセクシー女医。運転士になって初めて診断を受けたハヤトは頰を赤らめていた。
「心のアルコール消毒」と称するほどの酒豪。ヒビキと一緒にいることが多い。
『シンカリオンZ』にも登場し、第8話で大宮支部に再び転任した。

名字の由来は福岡県の久留米駅、名前の由来は特急「みどり」と思われる。


  • 三条ミノリ(さんじょう ミノリ)
CV:金魚わかな

新幹線超進化研究所東日本指令室大宮支部の女性指令員。フタバのオペレーションを補佐する。
第26話でツラヌキたちがブラックシンカリオンを地下実験場へ誘い出す際に崩れたトンネルの復旧作業を手伝おうとする際、思わず「素人には無理」と否定的な発言をしてしまうも、500の通過予定時刻までに何とか復旧作業が完了したことに感動し、ダイヤとお互い無意識に抱き合ったことで彼に思いを寄せ始めている。
『シンカリオンZ』にも登場し、第8話で大宮支部に再び転任した。

名字の由来は新潟県の(燕)三条駅、名前の由来はかつて運行されていた特急「みのり」と思われる。


  • 上田アズサ(うえだ アズサ)

本作のヒロイン。ハヤトの幼なじみで家も学校の席でもお隣さん。
『JSが初めて○○してみた』という動画を投稿している人気YouTuber*18。非常に好奇心旺盛で動画のネタのために京都まで行ったり、転校生たちを自分の動画に巻き込みたがったりしている。
徐々に溝は埋まってはいるものの、他者への好奇心への理解や共感を得意とするハヤトが苦手とする珍しい人物。

ハヤトたちの最近の行動を怪しんでいたが、第14話でスザクに体よく人質に取られたことで、ついにシンカリオンの存在を知ってしまう。
以降は「JSがはじめてシンカリオンを躍らせてみた」なる動画の撮影に執念を燃やす。第27話ではレイに誰なのか聞かれた際、実車すらまだ存在しない「シンカリオン E9(イーナイン)の運転士」と自己紹介し、唖然とさせた*19
しかし、次第にその夢はどうでもよくなっていったようで、第69話では出水から「シンカリオンを踊らせる動画は撮らなくていいのか?」と問われた際、適合率を計っていないにもかかわらず「自分は適合率が低いから」と諦めている*20

豹変したキリンのオーガによって都庁が攻撃され、シンカリオンの存在が公になって出動禁止命令が出た際はYouTuberとしての経験を活かして、これまでシンカリオンが密かに日本の安全を守ってきた動画を配信することで世間からの支持を得ることに成功し、最終決戦ではスザクや超進化研究所のメンバーとともにルクスヴェテを増殖し、オーガの撃破に貢献した。
ヒロインの割に序盤はあまり出番もなく、蚊帳の外にいることが多かったが、超進化研究所に出入りするようになってからはほぼ毎回のように登場するようになり、セイリュウやゲンブとの絡みを担うなど一転して重要な存在になった。

『シンカリオンZ』では第33話より登場。ハヤトの回想シーンのためセリフはないものの、「お正月くらい顔を出しなさい!」と言ってハヤトに一時帰国を促している。

名前や中の人のせいか、タカラトミーの公式Twitterでも「あずにゃん」と呼ばれている。
名字の由来は長野県の上田駅、名前の由来は特急「あずさ」と思われる。


  • シャショット

「~でございまーす」と車掌さんのような口調で話す、さまざまな機能を備えた超進化研究所のマスコットロボット。外に出る時はハヤトのリュックの中に隠れており、黒い部分から目の部分だけを出している。
非常に表情豊かで饒舌かつ一言多いこともしばしばあり、「黙れ!」「うるさい!」などと怒られたりすると「ドア、閉まりまーす」と言ってディスプレイがブラックアウトし、一時的に機能を停止する。

E5およびE5 MkIIを機動させるAIのような役割も果たしており、戦闘中は機体のプログラムと一体化しているらしく、さらに口調もキリッとした厳格なものに変わり、一人称も「わたくし」から「私」*21になってハヤトとともに戦う。腹部には『Shinca』のスロットがあり、各種合体時には原理は不明だが合体相手の『Shinca』が排出される。

「マスコットキャラクター」と、勇者シリーズでおなじみの「ロボットの意志」を両立したオイシイキャラクター。
基礎設計はドクター・イザこと八代イサブロウの手によるもので、AIプログラムの大部分はブラックボックス化しており、レイやヒビキでもその構造が掴めない。


  • 清洲チクマ(きよす チクマ)
CV:逢坂良太

故人。リュウジたちの父親で超進化研究所黎明期の主任研究員だった。便宜上、今の大宮支部の欄に記載する。
ホクトが執筆した超進化速度の論文に興味を持ったイサブロウからの遣いで、ホクトを超進化研究所へスカウトしに来た。
その後、シンカリオン開発プロジェクト「チームシンカリオン」の主任研究員としてシンカリオンの開発、特に超進化速度を到達させる小型モーターに携わっていたが、その開発中に実施した「第1回超進化速度到達実験」で発生した爆発事故に巻き込まれて亡くなった。
「目先のことよりも大局を見ろ」を口癖とする現実主義者で、その言葉はホクトや遺された子どもたちにも言い続け受け継がれている。また、ホクトは盟友だった彼の急逝を受けて遺された清洲家の世話をしており、カエデが入院する病院を手配し、長男のリュウジをシンカリオン運転士として育て上げた。

名前の由来はかつて運行されていた夜行準急→夜行急行「ちくま」と思われる。


北海道指令室北海道支部

  • 大沼ソウヤ(おおぬま ソウヤ)
CV:土師孝也

新幹線超進化研究所北海道指令室北海道支部の指令長。支部は新函館北斗駅の地下にあるものの、表向きは青函連絡船記念館摩周丸の館長という体で、青函連絡船の元船長でもある。
ミクを孫のようにかわいがっており、日課とする剣道の素振りに摩周丸の甲板を貸し出している。
ちなみに、シンカリオンが出撃する際のオペレーションはフタバのような指令員が行うのが基本だが、他の支部とは違って指令長の彼自身が担っていた。
『シンカリオンZ』でも現職である。

名字の由来は北海道にある「大沼」ないし大沼(公園)駅、名前の由来は特急「宗谷」と思われる。


  • 渡島カムイ(おしま カムイ)
CV:辻本達規(BOYS AND MEN)

劇場版に登場。新幹線超進化研究所北海道指令室北海道支部の男性指令員。本編終了後に着任した。
物語冒頭、突如出現したゴジラの存在を報告したほか、E5 MkIIとALFA-Xの出撃時にはオペレーションを行う。

CVを務めるのは主題歌を歌うBOYS AND MENの辻本達規氏。第48話で王子駅近くの「北とぴあ」で行われた大宮支部の忘年会にて、出水がサプライズゲストとして招いた設定で他のメンバーともどもボイメン本人として出演しており*22、事情により彼のみではあるが、オーディションの結果池添監督から合格を受けたことでセリフもある。
また、『シンカリオンZ』でも第14話にてFMラジオの公開生番組のゲストとして本人役で出演し、第38話ではセリフこそなかったものの大宮支部の指令員・我孫子カスミの脳内妄想シーンに登場している*23

名字の由来は北海道にある「渡島半島」、名前の由来は特急「カムイ」と思われる。


東海指令室名古屋支部

  • 羽島リンドウ(はしま リンドウ)

新幹線超進化研究所東海指令室名古屋支部の指令長。
ニヒルなナイスミドルで清洲家を気遣っている。
『シンカリオンZ』でも現職である。

名字の由来は岐阜県の(岐阜)羽島駅、名前の由来はかつて運行されていた臨時夜行急行「りんどう」と思われる。


  • 浜松スルガ(はままつ スルガ)
CV:岩崎諒太

新幹線超進化研究所東海指令室名古屋支部の男性指令員。オールバックな出で立ちの青年。
第28話では炎天下の中でリニア・鉄道館の接客をしていたことで熱中症になり、同じく応援に来ていた出水にオペレーションを止められた。
『シンカリオンZ』でも現職である。

名字の由来は静岡県の浜松駅、名前の由来はかつて運行されていた準急「するが」と思われる。


西日本指令室京都支部

  • 明石カイセイ(あかし カイセイ)
CV:武蔵真之介

新幹線超進化研究所西日本指令室京都支部の男性指令員。関西弁で話す。
『シンカリオンZ』でも現職である。

名字の由来は兵庫県の(西)明石駅、名前の由来はかつて運行されていた寝台急行「海星」と思われる。



音声のみの登場。新幹線超進化研究所西日本指令室京都支部の女性指令員で、原作でのシンジの上司。
「500 TYPE EVA」の専任オペレーターとして特務機関NERVより派遣されており、E5の支援のために出撃した同機のオペレーションを行う。
第30話での次回予告ではナレーションで登場し、決めゼリフの「サービスサービスゥ!」を披露して双方のファンを驚かせた。


九州指令室門司支部

  • 小倉アカツキ(おぐら アカツキ)
CV:矢崎文也

新幹線超進化研究所九州指令室門司支部の指令長。
福岡弁で話し、西郷隆盛を彷彿とさせる典型的な九州男児の風貌から、ツラヌキに「暑苦しいおっさん」と称された。
『シンカリオンZ』でも現職である。

名字の由来は福岡県の小倉駅(ただし、こくらと読む)、名前の由来はかつて運行されていた寝台特急「あかつき」と思われる。


  • 川内ナギサ(せんだい ナギサ)
CV:金魚わかな

新幹線超進化研究所九州指令室門司支部の女性指令員。
『シンカリオンZ』でも現職である。

名字の由来は鹿児島県の川内駅、名前の由来はかつて運行されていた特急「なぎさ」と思われる。


総合指令部

全国の新幹線超進化研究所を統括する中央本部。各支部の動向をチェックして全体の方針を決定する役割を持ち、「東京駅・中央迎撃システム」発動の権限も持つ。壁伝いのラインカラーは大宮支部と同じくJR東日本の緑色
東京駅丸の内駅前広場の地下に居を構えているが、実は第1話でハヤトが言った何気ない台詞がすでに伏線になっていたという(『アニメディア』2018年4月号より)。会議室のテーブルはドクターイエロー型。
あくまで全国を取りまとめる中央組織だからか、総合指令部直属の運転士やシンカリオンは配備されていない。

  • 東スバル(あずま スバル)
CV:山寺宏一(ボイスチェンジャーの声:金魚わかな)

超進化研究所の本部である総合指令部の総指令長。若くして要領のよさと才覚で異例の速さで出世したエリート。第53話でツラヌキから「兄ちゃん」と呼ばれるなど若々しい外見だが、『おしえて!シャショット』では出水やホクトよりも年上であることが示唆されている。
超進化研究所を統括する最高責任者らしく、研修中に一時期いたフタバを含めて秘書や部下からも近寄り難く、厳格な人物と認識されている。
しかし、素の性格はフランクかつオーバーリアクションな人物で、厳格なキャラはあくまで演技である。長時間の会議も苦手。電車が好きだから鉄道員を始めたのに、気づいたらここまで出世していたとも語っている。

そして、ハヤトに全く引けを取らないほどの生粋の鉄オタで、「電車が好きだから鉄道会社に入社した」とも豪語し、出張や視察の際も車移動や部下の同伴を好まず、何かと理由をつけて鉄道に乗ろうとするほど。
部屋のロッカーでSuicaのペンギンをこっそり飼っていて、彼(?)くらいにしか素の自分を出せなかったところに偶然知り合ったハヤトたちと意気投合。
そのような経緯もあり、彼らとは総指令長と運転士の関係ではなく一介の鉄オタ仲間でいたいため、『釣りバカ日誌』でいうハマちゃんとスーさんのような関係になっている*24
どうしても大宮支部の面々と対面を強いられる際には某少年探偵よろしく、ペンギンを代役に立てて首にかけたボイスチェンジャーつきのトランシーバーで陰から会話をすることに。
最終話ではハヤトとLINE交換した様子である。

『シンカリオンZ』では退任した模様で、後任として出水が総指令長の任に就いている。

名字の由来は総合指令部ということから東京駅、名前の由来はかつて運行されていた夜行急行「すばる」と思われる。


  • 高崎ハルナ(たかさき ハルナ)
CV:ふじたまみ

新幹線超進化研究所総合指令部秘書室長。スバルの秘書を務める女性で、総合指令部で研修中だったフタバの元上司。
スバルへのスケジュール管理や調整などを取り留めもなく円滑に行うなど、秘書として高い能力を持つ。一方で、彼のフラット過ぎる態度には度々あしらわれており、第63話ではペンギンの存在を知るとともに彼(?)を代役に立てて何としてでも大宮支部の面々に身バレしないようにしようとしている姿を見て呆れている。

名字の由来は群馬県の高崎駅、名前の由来はかつて運行されていた準急→急行「はるな」と思われる。


  • ペンギン
CV:なし(第60話でのボイスチェンジャーの声:金魚わかな*25、第63話でのレコーダーの声:山寺宏一)

スバルが総指令長室のロッカーで密かに飼っているペット。誰もいない時は彼の本音の聞き役になっている。
無表情と思われがちだが、くちばしの動きで感情を表しており、機嫌が悪い時は口元がへの字に曲がり、嬉しい時は口角が微妙に上がる。
第60話以降はスバルの代わりに総指令長席の椅子に立ち、首にかけられたボイスチェンジャー機能つきのトランシーバーを通じて彼の意志を伝えるようになるが、第63話ではハルナに存在を知られている。

外観通り、交通系ICカード「Suica」に描かれているペンギンがモデルである。各種コラボにまつわる権利者との調整も行う小学館集英社プロダクションの針原剛氏によれば、当時アニメーションプロデューサーだった亜細亜堂の山口達也氏が「Suicaのペンギン、出せないですか」とサラッと言ったことを皮切りに動き出したといい、本当に登場させられるか不明の段階では本物のペンギンを出す案もあったという。
また、れっきとした生きているペンギンであるとも語っている。


その他

  • 倉敷ヤクモ(くらしき ヤクモ)
CV:辻井健吾

将来を嘱望される科学産業省のキャリア官僚。日本を代表する重工業系企業で超進化研究所とも関わりがある「クラシキ重工」の御曹司でもある。総合指令部からの依頼で、適合率・鉄分・ナノマシンなど超進化研究所だけでは解明できない多くの謎を解明するために、研究所と海外の研究機関、そして本省および政府との協力を依頼するための橋渡しをする役目を担っている。

フタバの4歳年上の幼なじみでもあり、親同士が決めた婚約者。彼女から「ヤッくん」呼ばれており、ヒーロー的存在だったが進学校に通うために別の町に引越しすることになり、以降疎遠だったが第50話で久しぶりに再会。「3~4年間フランスで仕事することになったから一緒に来てほしい」とプロポーズするも、大宮支部で支えたいものがあることを理由に断られている。

だが、裏ではキリンと内通していたことが判明。第71話でフランスから一時帰国した際、フタバからアズサが目利きだけである程度適合率を判断できる能力を持っていることを聞き、研究という名目で父やキリンの元に連れて行くなど、彼らの手先として動いていた。しかし、2人の真の目的を知ったことや豹変したキリンが暴挙に及んだことに少なからずショックを受け、せめてもの罪滅ぼしとしてソウギョクが奪ったブラックシンカリオンをセイリュウに返還し、さらにクラシキ重工が高輪ゲートウェイ駅付近に建設した桜島の地底世界につながるトンネルの存在をフタバに伝えている。

本作の企画の立ち上げから参加した、ジェイアール東日本企画の鈴木寿広氏がキャラクターのモデルとされる(東洋経済オンライン2018年11月23日版より)。
名字の由来は岡山県の(新)倉敷駅、名前の由来は特急「やくも」と思われる。


  • 倉敷イズモ(くらしき イズモ)
CV:小形満

クラシキ重工のCEOでヤクモの父。息子以上にフタバを溺愛している。許嫁としているフタバと息子の縁談を進めるべく、ヘッドハンティングという体で大宮支部を訪れたが、彼女が息子からのプロポーズを断った旨の内容を告げられてしまう。ショックを受けてひどく落ち込んでいたところにハヤトたちと出会い、アキタに紹介された東十条駅の和菓子店「黒松本舗 草月」のどら焼きの純粋なおいしさに触れ、子どもの頃のフタバの言葉を真に受けていたことを思い出し、彼らを高く評価した。その後、改めてフタバに自社への転職を打診し、その返答を待つことにした。

裏ではキリンの協力者であり、息子を使ってアズサを連れて来させた。13年前にキリンと知り合っており、彼に協力していたのは新幹線の有無による地域格差を解消すべく、キトラルザスの技術を利用して日本全国の在来線を新幹線化*26して格差をなくすという「日本全区間新幹線化計画」を実現させるためであった。
しかし、結局はキリンの野望の片棒を結果的に担いでいたことを知り、最終決戦後に全てを公表して警察に出頭する決意をする。

名前の由来は寝台特急「(サンライズ)出雲」と思われる。


  • スーパー・スパイス
CV:洲崎綾(イナホ)、金魚わかな(ミヤコ)、井上遥乃(ナスノ)

イナホ・ナスノ・ミヤコからなる3人組の人気女性アイドルユニット。イメージカラーは順にピンク・黄色・青色。ツラヌキは結成当時からの熱烈なファンで懐にグッズを忍ばせており、イナホ推しらしい。
アイドルとしては珍しくSNSのアップを歓迎しており、お台場でのライブも撮影OKとしていた。

名前の由来はそれぞれ、特急「いなほ」・臨時快速「さんりくトレイン宮古」・東北新幹線「なすの」ないしかつて運行されていた準急→急行→新特急「なすの」と思われる。


キトラルザス

本作の敵対勢力。ゲンブによると心を持たない生命体らしい。その割には普通に会話をしているし、感情も持っているようだが。
彼ら自身は「地の底より這い出し種族」「滅び行く種族」とも自称する。

人類が登場するはるか昔から地球内部で独自の進化を遂げ、そこで生活し、発展していた種族。
しかし、ここ数万年は環境の変化により進化が止まり、種の保存まで困難になったため、その解決策として地上への進出・適応を目論んでいる。
胸部には心臓の役割を持つ赤いクリスタルがあり、これを破壊されると石化し活動が停止する。

エージェントと呼ばれる存在が7人おり、四神の名を冠する「新世代」と、宇宙に出ていた鉱物の名を冠する「旧世代」に分けられる。
旧世代の3人は10年前に「ファースト・エネミー」を使って人類に攻撃を仕掛けている。ビャッコたちよりも強硬的な態度をとる武闘派で、4人とは全く馬が合わない。
彼によると、それまでは地球以外の可能性を探っていたらしいが、それも見込めなかったらしく地球に帰還した。

『シンカリオンZ』では、同作の敵対勢力であるテオティの幹部であるアストレアから、人類と融和の道を選んだことで蔑まれている。

  • ビャッコ

冷静な性格で俯瞰的にシンカリオンを分析し、戦略を立てる。しかし、トラメが帰還してきたことを機に徐々に焦りを見せるようになる。
巨大怪物体形態はプレートアーマーを装着した騎士のような外見で、蛇腹剣を装備している。

名前の由来は西の四神「白虎」。


  • ゲンブ
CV:マックスウェル・パワーズ

人間に興味を持ち、力を試すべく巨大怪物体を送り込む。第12話では自ら巨大怪物体化し、シンカリオンと交戦。大宮支部を相手に圧倒的な力を見せつけ、グランクロスさえもはね返すも、突如参戦したN700Aに圧倒されて退却。
第13話で再びシンカリオンの前に姿を現し、今度も圧倒的な強さを誇ったが、またしても増援したN700Aによって劣勢になり、一斉攻撃を受けて敗北した。この際「シンカリオン……よいものだ」との言葉を残しており、以後シンカリオンに対して興味を持つようになっていく。

その後はスザクと入れ替わる形でしばらく出番がなかったが、第18話で再登場し、第24話で完治した。
巨大怪物体形態は強固な装甲を持つ鎧武者のような姿で、その装甲と強力な怪力による格闘戦を得意とする。

名前の由来は北の四神「玄武」。


  • セイリュウ
CV:真堂圭

小柄で粗暴な口調だが何を考えているか分からない性格で、シンカリオンに興味を持つ。
ゲンブを破った「白いシンカリオン」ことN700Aに執着するも、やがて最も注目すべきは緑のシンカリオン(E5)とハヤトだと気づく。
中盤では漆黒の新幹線ことブラックシンカリオンに乗り込み、超進化研究所の最大の強敵として立ちはだかる。

名前の由来は東の四神「青龍」。


  • スザク

第13話より、シンカリオンに敗北して眠りについたゲンブの後任として登場。
4人の中では最も人間に近い外見で、アズサやシャショットと町中で直接接触したようにエージェントの中で最も人間界になじんでいる。
戦いとは敵の弱点を突くことだと言い、「弱点を作り、その弱点を徹底的に攻める。それが私のスタイル」と豪語する。
巨大怪物体形態は鳥のような顔貌で、全身は人魚のような体型をしている。

名前の由来は南の四神「朱雀」。


  • トラメ
CV:高階俊嗣

第33話で登場した旧世代のエージェント。猛獣や狛犬のように牙をむき出した異形の巨漢。初めてキトラルザスの名を口にした人物でもある。
地球外にいたためかブラックシンカリオンを含めてシンカリオンを見たことがなく、同話ではファースト・エネミーで出撃するも敗北。
第40話ではブラックシンカリオンに興味を持ち、セイリュウから『ブラックShinca』を奪って乗りこもうとしたが、「適合率が足りません」と拒否されて乗車すらできなかった。そもそも体格的にドアを通れなさそうだし、仮に乗れてもかなり窮屈そうだが。
その後は腹いせからか量産型ファースト・エネミーを使って破壊しようとするが、これはソウギョクがセイリュウとブラックシンカリオンを手駒にするための謀略であり、喜んで協力していた。
巨大怪物体形態は中生代・白亜紀に生息していたスティラコサウルスのような外見をしており、尾は3本ある。頭の出来はいまいちだがキトラルザス随一のパワーと防御力、さらに見た目にそぐわぬスピードを兼ね備えている。

第47話でのシンカリオンとの戦闘以降、セイリュウとブラックシンカリオンが帰還しなかったことで逃亡したと判断し、第48話のホリッドブロッサム戦でシンカリオンに力を貸したことから種族の反逆者と断定した。続く第49話では彼を抹殺すべくソウギョクの策に乗り、まず影武者を送り込んでハヤトたちをエサに戦うも、駆けつけたセイリュウによって弱点のノドを暴露されてしまい、シノブの新たな搭乗機・アイアンウイングの真・フミキリシュリケンで敗北。

彼本人は7日後の決着を宣言し、その7日後の第50話に宣言通り再登場。背中に蛇の頭が5つ生えており、独立した行動でセイリュウを追い詰めたが、ハヤトたちが救援に駆けつけたことと、セイリュウが種族の垣根を超える決意を固めたことで奮起し、各機の必殺技で頭を破壊され、本人もウルトラグランクロスとヘルグランクロスを受けて粉砕された。
なお、第58話ではイザの差し金で、岐阜県の関ケ原付近にゲンブ・ビャッコとともに幻影として登場しており、レーザーソードとマクラギヌンチャクの攻撃を受けて消滅している。

名前の由来はタイガーズアイの和名「虎目石(とらめいし)」と思われる。


  • ソウギョク
CV:山内健嗣

セイリュウが第33話で言及し、第41話から登場したエージェント。白黒のマスクで目元を隠した、悪魔あるいは骸骨と道化師を合わせたような容姿。また、他のエージェントとは違って某モビルスーツにそっくりな機動兵器に搭乗して戦う。
対話を生ぬるいと一笑に付す武闘派だがスザク以上の策略家でもあり、自身の手を汚さずに平然と身内を駒にすることもいとわない、トラメ曰く「性根が悪い」策士。彼以上にブラックシンカリオンを欲している。
「カイレン様のやり方では時間的な余裕のないキトラルザスに未来はない」とゲンブに語っているが、その本心は「人間に屈したくない」という言わば劣等者への意地かプライドに近いものであり、セイリュウを使ってまで戦いに執着する理由でもある。
第44話ではハヤトたちと交流するようになったゲンブを見限り彼を殺害するよう仕向けてハヤトたちに深い心の傷を負わせた。仕上げとしてセイリュウに「ゲンブを殺したのはシンカリオン(ハヤト)」だと教えることで疑心暗鬼にさせ、トラメの協力によりブラックシンカリオンとセイリュウを自分の手駒とすることに成功している。
第62話の地上侵攻では、郡山駅付近でセイリュウとアキタたち大宮支部と交戦。捕縛フィールドに大ダメージを与えるほどの火力を見せつけて彼らを戦慄させるも、ゲンブの死の真相を知った大宮支部の猛攻に耐えきれず、紅のデスグランクロスによって撃破される。
しかし、彼本人はすんでのところで脱出しており、第69話で生きていたことが判明。その際に胡散臭い紳士姿の人間態を披露しており、キリンの下で暗躍する。
今でもなおオリジナルのブラックシンカリオンに強い執着心があり、第69話ではブラックナンバーズ5機を差し向けてお得意の分断作戦でセイリュウを孤立させ、1機を撃破されつつも残り4機を彼のところに結集させ、一斉攻撃で機能を停止させてついに手中に収めた。
それでもキリンとは別の思惑を持っているようで、第72話ではブラックナンバーズを陽動させたうえでアズサを誘拐しようとするが、キリンの腹パンで阻止された。
その所業から、タカラトミーの公式Twitterをして「アズサちゃんに手を出したら許さないからな」などと嫌われている。

名前の由来はサファイアの和名「蒼玉(そうぎょく)」と思われる。


  • カイレン
CV:増田俊樹

トラメの帰還以降、ビャッコたちがしばしば名前を口にし、第40話でトラメに楯突いた彼を処刑する際に登場したエージェント。イザとの会話によると、異星への移住を目的とした探索から5年ぶりに帰ってきたという。
ソウギョク曰く「刃向う者に容赦はない」性格で、セイリュウからも種族の頂点に立つ存在と言われており、ビャッコが焦るようになった原因。
四白眼で黄色い瞳が四角という異形の、コートを羽織った長身の痩せ形。ビジュアル系、あるいはパンク系ミュージシャン。目は三白眼な上にハイライトがないため、その表情からは生気が全く感じられない。
旧世代の中でも最も闘争に固執する性格で、トラメやソウギョクから「カイレン様」と呼ばれる上司的立ち位置であり、ビャッコたち4人からも恐れられている。
トラメやソウギョクの行動には全く興味を持っていないが、第52話以降は自らも行動を開始するようになり、第53話ではシンカリオン本来の姿についてある程度察しがついているそぶりを見せる。
巨大怪物体形態は腕を4本持ち、赤いマントを羽織った魔王のような姿をしている。

第60話~第61話ではイザとの対話を求めに地底世界にやってきた速杉親子の前に姿を現し、E5 × 500と交戦。彼はこれまでの戦いの中でシンカリオンが何のために作られたかを理解し、人とキトラルザスは共存できないと悟り、地球を太古の状態にリセットすることを決意していた。最終的には限界を突破した超グランクロスによって敗北するも、E5のリミッターの役割を担っていたシャショットを初期化させることに成功している。
第64話の地上侵攻では黒い貨物列車に乗り込んで東京駅へ向かい、地底から吸い上げた大量のルクスヴェテを使って第60話とは異なるアサシンクリードめいたフードを被ったマリオネットのような姿に変身。本体の周囲に浮遊させた10個の楔形の物体を自由自在に操り、攻撃や防御を行う。
シャショットの心を学べるディープ・ラーニング機能を逆用して一切の感情を殺した、対話の全面拒否という結論を体現する形態で集結したチーム・シンカリオンを蹂躙するが、地底世界から帰還したハヤトのE5 MkIIに圧倒され、最終的には紅とのダブルグランクロスでついに撃破された。
トラメと同様に以後は登場していないが、最終話ではハヤトから「あれだけ星を蘇らせることに必死だったんだから、実は地球が好きだったんじゃないかな」「話し合ったらきっと分かり合えるはず」と復活が示唆されている。

名前の由来は「灰簾石(かいれんせき)」と思われる。


  • キリン

人間界に住んでいたエージェントでTVシリーズのラスボス。謎の新幹線こと「ブラックシンカリオンオーガ」の運転士。
11年以上前にカイレンに対して地上への移住を提唱し、先遣して地上に潜伏して地底世界に情報を提供していたが、ファースト・エネミーの襲来以降は行方不明知れずになっていたという。その間、超進化研究所を設立したばかりのイサブロウと出会って情報交換をした結果、「シンカリオンの運転士が世界を導く必要がある」という思想を持つようになる。

シンカリオンを媒介にしてヒトとキトラルザスの共存できる社会を作るべく、ハヤトたちにその資格があるか見極めるために強化した巨大怪物体やブラックナンバーズをぶつけていたことが判明。そして、彼らが合格ラインに達したと判断するや否や試運転もかねて自らオーガに乗り込み、圧倒的な性能差を見せつけてハヤトに仲間になるよう協力を迫る*28
しかし、適合率の低い大人など眼中になく、さらにハヤトたちとは違ってシンカリオンを単なる兵器としか見ておらず、協力を拒否されると本性を現して地上を支配するために侵略に乗り出す*29
ライジングモードに変形後、多数のブラックナンバーズを率いて新宿に移動し、あろうことか都庁を攻撃する暴虐ぶりを披露する*30。その後、駆けつけたブラックシンカリオン バーサーカーモードやE5 MkII × 923ドクターイエローと交戦し、一族のけじめをつけんとするセイリュウによって地底世界へと連れ込まれるが、彼の身を案じてクラシキ重工の隠し地下トンネルで追いかけてきたハヤトたちも参戦。名古屋支部へ転送させようとする3機を当初は阻止したものの、ブラックハヤブサを分離させたことでヒントを得たセイリュウの策により、バーサーカーモードから分離したドラゴンも加えた4体がかりでついに転送される。その後、順次到着した清洲兄弟、大宮支部、レイ・ミク・トリニティー組も加わり、チーム・シンカリオンと激突。
その実力は圧倒的で、全10機(E5 MkII・923ドクターイエローは合体)を相手取って優勢に立ち、全機の一斉攻撃を受けてもなお倒れないほどの底なしのパワーを見せつけ、辛くも撤退に追い込む。名古屋支部を脱出し、再び東京へと向かうが、アズサやスザクたちが増殖させたルクスヴェテによって現れた光のレールでシンカリオンの追撃を許してしまい、仲間の力を与えられて特攻してきたE5 MkII × 紅によってついに撃破され、超進化研究所に拘束される。

名前の由来は中央の四神「麒麟」。


  • ドクター・イザ
CV:うえだゆうじ

エージェントたちを束ねる謎の存在。キトラルザスの首領的なポジションと思われる。
長い髭を伸ばした老人の姿をしており、体の一部が石化し始めているためか、普段は地底世界の一区画に座したまま動くことはない。
独断で出撃した挙句劣勢に陥ったセイリュウをワープさせるなど、他のエージェントたちとはケタ違いの能力を持つ。

ゲンブは超進化研究所である人物の写真を見た際にこの人物を想起し、「キトラルザスにブラックシンカリオンを与えた人物」と述べており、シンカリオンを開発できる技術も有しているようだ。
キトラルザスのこれからについて「戦いの道」「移住の道」「変革の道」のいずれかであると告げ、これを受けたカイレンたち旧世代は「移住の道」を選択し調査に赴いていたが最終的には「戦いの道」を選び、残ったビャッコたちはヒトを観察しながら戦うも、やがて「変革の道」へ歩み始めるようになる。


ヴァルハラン

劇場版に登場。キトラルザスの一族で、セイリュウによれば「影の力」(ルクスヴェテ)を使って地底に移り住んだ自分たちの祖先に対し、「光の力」(光の粒子)を使って宇宙という全く違う空間に時空を超えて向かった種族だという。
宇宙ステーションのような「メトロポリタン・ヴァルハラン」を拠点としていたが、ソウギョクからのメッセージを受け、人類から地球を奪い返すために宇宙から侵攻してきた。
あちらとは違って体は白く、時空を超越する力を持つ「光の粒子」を使いこなす。セイリュウたちと同じく先は長くない様子。
名前の由来は北欧神話の主神オーディンが住む宮殿「ヴァルハラ」と思われる。


  • ナハネ
CV:伊藤健太郎

ヴァルハランのリーダー。少年のような外観をしており、究極の力を得るためにALFA-Xをつけ狙う。
E5 MkIIとALFA-Xをメトロポリタン・ヴァルハランへ誘い、2人の前に姿を現して地球を奪い返すことを宣言。オハネフの外部操作でALFA-Xをエックスモードに進化させ、ハヤトと強制的に戦闘を行わせた。その後、ALFA-Xを吸収してヴァルドルに乗り込み、東京駅・中央迎撃システム内でチーム・シンカリオンと対峙。圧倒的な実力で追い詰めるものの、オーガで増援したビャッコと紅のオーバークロス合体によってALFA-Xを奪還され、さらにシンジや雪のゴジラの参戦によって形勢逆転し、最後はアルティメットグランクロスで撃破された。

伊藤氏は内田真礼氏とMCを務めていた『ムビふぁぼ』において、シンカリオンが実写化された際の空想で「大人になったハヤトを演じたい」旨を発表前に述べている。
敵対勢力とはいえ結果的には本作に出演した形になったが、偶然か否かは不明。
名前の由来は寝台列車の客車に付与される形式「ナハネ」と思われる。


  • オハネフ
CV:吉田鋼太郎

ナハネの参謀。老人のような姿をしており、光の粒子を用いてチーム・シンカリオンを過去の世界に送り込み、ALFA-Xを乗っ取ってハヤトと戦わせ、ヴァルドルに吸収させた。

名前の由来は寝台列車の客車に付与される形式「オハネフ」と思われる。


ハヤト「ううん、追記・修正をする人に悪い人はいないよ!」


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最終更新:2024年04月09日 08:10

*1 1つだけ縦に描かれている駅があるが、これはスイッチバックを行う大曲駅と思われる。

*2 第41話で誕生日を迎えた。

*3 佐倉氏は事前に調べてから収録に臨んでいるといい、彼の鉄道例えは下山氏の案とのこと(「超進化研究所がおくる!夏のシンカリオントークショー」より)。

*4 アニメ化に当たり、韻を踏むと「すぐ飽きた」になってしまい、視聴率やグッズの売上的に縁起が悪いことから名前が改められた。

*5 使い方は大体間違っており、公式サイトでも指摘されている。

*6 言うまでもなく前田利家のことを指すが、アニメ化に当たり、諸問題を避けるために名前を改めることになった。

*7 実在する前田建設がモデルであるが、アニメ化に当たり、諸問題を避けるために自宅兼事務所は典型的な建物に変更された。

*8 ツラヌキによれば毎週大宮に出張してきているとのこと。なお、超進化研究所の寮は11歳以上でなければ入ることはできないため、アキタやツラヌキとは違って大宮に引っ越しているわけではなく、滞在時は2人の部屋で過ごしている。

*9 本来は北海道交通記念館の後継施設である小樽市総合博物館本館の地下になるはずだが、北海道新幹線の札幌延伸までの暫定設置と思われる。

*10 当初はラインカラーがオレンジ色になっている描写があり、現実でも京都駅はJR西日本の路線が多いとはいえ新幹線はJR東海(東海道新幹線)であることから、かつては東海指令室の管轄だった可能性がある。

*11 実際には新宿駅が正解であり、鉄道好きの彼にしては珍しく間違えて覚えた知識になっている。

*12 この際、シンを「新しいE5の運転士」と称していることから前作と同一人物であると思われる。

*13 第65話でハヤトが「ハルカが生まれて苦節8年」と言っている。

*14 本編で妹と明言したのは第11話になってから。

*15 当然、ハヤトは何を言っているのか分からずポカンとするだけであった。

*16 実際には第26話より登場しており、この時はメーテルがZギアで通話していた相手として声のみの出演(クレジットでは「Zギア」表記)。そして、第28話で総合指令部の総指令長室内でメーテルと通話しているが、肩書きがスーパー表示されていなかった。

*17 公式サイトの用語集における『巨大怪物体進化行動研究チーム』の項目では「豊橋ヒビキ」と表記されている。

*18 12歳以下ではアカウント登録ができないため、動画のアップや撮影は父親(CV:うえだゆうじ)に任せている。

*19 実際には、JRにおいては「9」は試験車両といった事業用の車両に付与される番号であり、さらに新幹線においてはWIN350こと500系900番台のような例外を除き、基本的には955形(300X)やE954形(FASTECH 360 S)のように「(E)9○○形」と900台で設定されているため、「E9系」なる新幹線が出ることはない。

*20 伏線とも取れるセリフであるが、特に何もなかった。

*21 スザクに『ブラックShinca』をスロットに入れられて敵対モードになった時は「俺」。

*22 ハヤトは「新幹線大好きエンタメ集団」と認識している。

*23 その際のBGMは劇場版のエンディングテーマ「ガッタンゴットンGO!」だった。

*24 山寺氏はアニメ版でハマちゃんを演じていた。

*25 エンディングでもクレジットされたが、正確には変声したスバルの声。

*26 詳細は不明だが、山形・秋田新幹線のように標準軌に改軌して新在直通させることと思われる。

*27 シンカリオンZは前作に登場した同型機を改修したものとされているが、これといって著しく性能が向上したことを示す描写はなく、基本的には前作と大差ないと思われる。もっとも、前作でまだ敵だった頃にハヤトたちを苦しめたように紅自体が並のシンカリオン(Z)数機分に相当するほどの超高性能機であり、何よりシンたち新世代の運転士と前作でさまざまな死線を潜り抜けてきた百戦錬磨の彼とでは技量や経験面で比較にならない実力差があることも大きい。

*28 この段階ではハヤトたちを客人として扱っており、アズサを誘拐しようとしたソウギョクに対して腹パンを加えて彼女を助けるなど、紳士的な言動も見せていた。

*29 その直後に3体のブラックナンバーズが出現しており、イズモはハヤトの返答を問わず最初から武力行使に及ぶ腹づもりだったと見ている。

*30 捕縛フィールドの中で巨大怪物体と戦うことが多いのも、シンカリオンが町に被害を出してしまったら現実へのイメージダウンにつながりかねない背景がある中での例外と言える。ちなみに一部のシーンは実写で描かれている。

*31 出水はE5が開発されるずっと前に消えたイサブロウがなぜE5 MkIIを開発できるか疑問に思っていたが、クラシキ重工とソウギョクがつながっていたことで、超進化研究所の情報が地底世界に漏れていたのではないかと推測している。また、イズモは最終話にて、超進化研究所から得たデータをもとに本機の構想を練り上げ、ソウギョクを通じてその開発を地底世界に託したと同時に、超進化研究所に運用させてそこから得たデータをオーガ開発に活用したとも語っている。