ファイナルロマンスR

登録日:2021/08/01(日) 20:31:15
更新日:2023/08/22 Tue 14:49:25
所要時間:約 4 分で読めます




概要


『ファイナルロマンスR』とは1995年の『ビデオシステム』*1によって製作され、当時のゲームセンターで稼働していた脱衣麻雀ゲームシリーズの一種『ファイナルロマンス』シリーズの3作目。
なのだが、本作のナンバリングが何故か『3』ではなく『R』という不思議なことになっている。(この件について詳しくご存知の方は加筆をお願いしします)
正式なタイトルは『対戦アイドル麻雀ファイナルロマンスR』、『アイドル麻雀ファイナルロマンスR』もしくは『ファイナルロマンスR』の3通り存在するが、ファンの間では『アイドル麻雀』までの部分は省略して呼ばれることが多いため、前作『ファイナルロマンス2』と同じく本記事でも『ファイナルロマンスR』として扱う。

そして、前作『ファイナルロマンス2』を制作したビデオシステムも「前作でゲームクリアまでに勝たなければならないキャラが9人はいくらなんでも多すぎた」と思って反省したのか、本作からはクリアまでに対局するキャラクターは5人となっている。
そして前作で対戦する女性キャラ達は年齢も職業もバラバラだったが、本作では対戦できる女性キャラクターは所属部どころか所属校すらもバラバラではあるが女子高生で統一されており、脱衣シーンも前作のような『静止画のスクロール』から『スーパーリアル麻雀シリーズのようにアニメーションするようになった』という大きな変化が加えられている。

ルールや通信対戦等については前作と仕様が同じため、詳細はファイナルロマンス2の記事を参照。
ちなみに今作ではアイテムの仕様がほぼ変わり、通常購入できる積み込みアイテムの最上限が三色同順となったり、緊急脱出ロケットやスコア転送パイプが無くなったりと、対戦相手が減った代わりに前作よりは少し厳しめ。


登場キャラ


小泉りな(こいずみ りな)
CV:こおろぎさとみ
所属:都立緑川高校1年(15歳)
最初の対戦相手を務める帰宅部の女子高生。
主人公(前作の主人公とは同一人物設定?)の噂を聞いて、麻雀を教えてもらうべく自分の家に彼を招く。

藤崎美夏(ふじさき みか)
CV:草地章江
所属:私立城南大学付属高校2年(17歳)
2番目の対戦相手を務めるバレー部の女子高生。
りなとは所属部どころか高校すらも違うが先輩後輩な関係のようで、りなの敵討ち(厳密には『女心の分からない主人公へのおしおき』)という建前で勝負を挑んでくる。

ケイト・ヤマムラ
CV:松井菜桜子
所属:私立城南大学付属高校2年(17歳)
3番目の対戦相手を務めるチア部の女子高生。
名前で分かる通り外国人なだけあって、英単語を織り交ぜたり、語尾に「デース」や「マース」等を付けるといういかにもな外国人らしい口調で喋る。
意外にも彼女のみ、所属校以外に他のヒロインとの繋がりが一切存在しない。
なお、アーケード・Switch版にて勝利すると『役満の積み込みを行う(一回きりだが好きなタイミングで使用できる)』という強力な効果を持ったイカサマアイテムをプレゼントしてくれる。

速水涼子(はやみ りょうこ)
CV:岩坪理江
所属:私立桜野女子高校2年(17歳)
4番目の対戦相手を務める新体操部の女子高生。
主人公のことは噂のエッチ雀師(負かした女の子の服を脱がすハレンチな男)として認識しているようで、コテンパンに退治するべく勝負を挑んでくる。

千堂明日香(せんどう あすか)
CV:白石文子
所属:私立如月学園高校3年(18歳)
5番目の対戦相手(ラスボス)を務める吹奏楽部の女子高生。
涼子からは何故か高校は違うのにお姉さまと呼ばれる程に慕われており、涼子の敵討ちとして一緒に暮らしている伯父仕込みの『究極の麻雀奥義』で勝負を挑んでくる。



布川ミク(ふかわ みく)
CV:西村ちなみ
前作『ファイナルロマンス2』に登場するキャラクターだが、本作ではアイテムショップの店員としてゲスト出演している。残念ながら本作では前作のように対局することはできない。

家庭版について


(移植)家庭版はセガサターンとPC版が存在する。SS版の中には『オマケディスク』なるものが付属しているバージョンのもの(いわゆる限定版?)も存在し、そちらでは作中の5人を好きな恰好に着替えさせたり脱がせたりして愉しむことができたという……誰得?
また、実は脱衣パターンや台詞が若干変更されており、アニメが少し長くなったキャラもいる。アーケード版では容量の都合でカットされていたらしい。

そして前作『ファイナルロマンス2』に続いて『ファイナルロマンスR』も2021年11月18日にNintendo Switch版が発売された。
タイトル画面のヴィジュアルは前作同様すぎやま現象氏の描き下ろし。
そしてNintendo Switch版だけの要素として、一定回数クリアでアーケードと家庭用のムービーをどちらも見られるようになるほか、
ALBUM MODEに(ゲーム中の脱衣シーンを鑑賞できるのは勿論のことだが、)本作だけの為にすぎやま現象氏の描き下ろしグラフィック*2が追加され、更に布川ミクの描き下ろしグラフィック(もちろん脱衣あり)も追加された。
ついでに『2』の『謎の光』仕様ではなくマゼンタのハートや星のマークで先端部のみを隠す演出に変更されている。
(その代わり、SS版の『オマケディスク』は未収録となっているようである…PC版に期待?)

余談


本作は全部で4作あるファイナルロマンスシリーズで唯一『タイトルに反してアイドルとは無縁な作品』という特徴を持っている。
(他の3作は、無印なら『実在するアイドルのそっくりさんが対戦相手』、2ならラスボスの須藤有紀が、シリーズ最終作の4なら隠しボスである春蘭が職業でアイドルと何らかの形で作品内にアイドルの要素がある)
また、本作の5人は稼働していた当時に活動していたアイドルグループ『CoCo』*3が元ネタではないかという説があるとかないとか……

「伯父様の教え通りに加筆・修正したのに……」


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最終更新:2023年08月22日 14:49

*1 2001~2007年の間に解散ないし倒産したようだが正確な時期は不明。

*2 タイトル画像と基本同一のもの。各キャラ個別のものも存在し、ズームアップと脱衣が可能

*3 正確には稼働開始前年の94年に解散していて、その時点でのメンバーは4人。この場合はケイトが相応なしとなる