帰ってください!阿久津さん

登録日:2021/08/07 Sat 22:03:30
更新日:2022/12/12 Mon 20:38:58
所要時間:約 3 分で読めます




隣の席の阿久津リコさんはちょっと不良っぽい
いつも遅刻してきて、授業はあんまり出席してなくて、いると思ったら寝てる
友達も悪そうで、まぁ一生関わることのない人種だと思っていたが
そんな阿久津さんにオレの部屋をたまり場にされてしまった


概要

『帰ってください!阿久津さん』はヤングエースUPで2019年7月29日から連載中の漫画。作者は長岡太一。2021年8月現在3巻まで単行本が出ている。

気弱な男子高校生と、彼の家に入り浸るようになったヤンキー少女のラブコメディ。その設定上、主人公の大山の部屋の中で話が進むことが多い。基本的には一話完結型。


登場人物

大山

主人公。一人暮らしをしている自宅アパートの前でクラスメイトの阿久津とばったり会い、そのまま押しかけられた男子高校生。
自室をたまり場にされるのを阻止するために色々と頑張っていたが結果に結びつかず、いつの間にか彼女がいることが当たり前になってしまった。
下の名前は「こうた」だが、作中でそう呼ばれることはほぼ無い。

少しオタク気味で、男子高校生らしくエロいものも好き。
そのことを阿久津にからかわれることもあるものの、阿久津の方もエロいものが得意というわけではないためお互いに赤面して終わる結果になることが多い。

当初はヤンキーである阿久津のことを恐れていたが、彼女が家に入り浸るようになってから少しずつ惹かれていくようになり、両想いだと確信したときに勢い任せに告白。しかしそのときの阿久津はまだ自分の気持ちを自覚していなかったために有耶無耶にされてしまい、そのショックで自分の片想いだと思い込んでしまった。
その後は思い込みが原因でくっつきそうでくっつかない微妙な距離感を保つようになっている。


阿久津リコ

ヒロイン。大山の隣の席のヤンキー少女。髪を染めてピアスをつけ、飲酒もしているようだが煙草は吸わない。
当初は特に大山に特別な感情を持っていたわけではなく、たまたま会ったからという理由で毎日のように大山の部屋に入り浸るようになった。
勝ち気な性格だがGは苦手なようで、大山の部屋に出没した際にはガチでビビりまくっている。

大山のベッドで当たり前のように眠ったり、大山が自分以外の女性と絡んでいると不機嫌になったり、用事があって帰宅が遅れた大山に怒って連絡用に電話番号を交換したりと、傍目にはどう見ても好意を抱いている様子だったが本人は自覚しておらず、大山に告白されたことがきっかけで自覚するようになった。
しかし皮肉にもそのときのやり取りと素直になれない性格のせいでなかなか進展できなくなってしまう*1
後に教室内で自爆してしまいクラス公認カップルとなったものの、当の本人達は未だ進展できていない。

気持ちを自覚する前は大山にプロレス技をかけたり服をはだけてからかったりしていたが、自覚して以降はちょっとしたことでも意識して赤面してしまうようになった。
その気持ちは回が進むとともに強くなり、大矢に紹介されたラブコメ漫画を読んだ際に自分と大山の結婚生活を妄想したり、一緒にコンビニに行った際に思わずコンドームを手に取りそうになったりするに至る。

料理は見た目が非常に悪いものの味は美味しい。しかし大山に振舞うようになってからは見た目も何とかしたいと思って大矢に教わりに行っている。


ミサキ&ヨウコ

阿久津の親友コンビでヤンキー仲間。小柄で貧乳を気にしているミサキと大柄で巨乳のヨウコ。
阿久津が自爆するまでは、二人の関係を知っているのはクラス内で彼女たちだけだった。

当初はアパートの一室に阿久津が入っていくのをヨウコが目撃しただけでその部屋の住人が大山だということは知らなかったが、
後にアパートの前で大山と阿久津が一緒にいるところに出くわして関係性に感付き、以後はときどき大山の部屋に来るようになった。
どう見ても相思相愛なのに2人が付き合っていないという事実に驚きを隠せないでいる。


大矢葵

大山の住むアパートの大家の娘。20歳。

常に気だるげなダウナー系美女。しかしその実態はラブコメ大好きな恋愛脳。
大山と阿久津の夜の声がうるさいという苦情*2を受け、母の代わりに家賃を受取がてら注意に行った際にリアルラブコメカップルだと感動。
2人の様子を見守るためにアパートの手伝いを積極的にするようになった。

本人は2人の進展を見守りたいだけでかき回したいわけではないのだが、大山のところに来る頻度が上がったことで阿久津から露骨に警戒されている。
また興味のあまり、その行動が徐々にエスカレートして不審者になりつつあるが本人は自覚できていない。


ヒビキ

阿久津の後輩のヤンキー少女。過去の阿久津は彼女の部屋をたまり場にしていた。

中3時代に阿久津に殴られたのをきっかけに慕うようになり、同性愛じみたヤバい行動を繰り返したことで身の危険を感じた阿久津は彼女を避けていたが、偶然に大山のアパートの前でぶつかったことで見つかってしまう。
その後は大山から阿久津を取り戻そうと押しかけてくるようになるも、二人のラブラブっぷりを見せつけられて敗北を認めた。


大山の母

大山の母親。高校生の息子がいるとは思えない程若々しい。

大山と電話で話しているときに聞こえてくる阿久津の声が気になり、息子の彼女だと判断して紹介してもらいにやってくる。
非常に勘が鋭く、息子と阿久津の関係を電話の声だけでほぼ完璧に推測し彼女ではないのではないかと疑っていた。
しかし本人はその推測が当たっているという事実を知らないまま、直接対面したことで疑いを捨てている。

その後は阿久津と連絡先を交換して応援するようになった。


阿久津の母

阿久津の母親。元不良で現在もその時の口調が抜けていない。
夫とは未だにラブラブで、夫婦喧嘩の理由が「朝のキスの時間がいつもより2秒短かった」という理由だったりするほど。

家にも帰らず学校もサボり気味の娘を連れ帰るため、ミサキ達から大山の家を聞き出してやってきた。
しかし夫婦のイチャイチャを見せつけられるのが嫌だと帰宅を拒否され、なし崩し的に現状維持を許可することになる。

実は彼女も学生時代に今の夫の部屋に入り浸っていた過去があり、娘が自分と同じ道を歩みつつあることに感付いていた。
酔っぱらった本人曰く、彼女の方が想いを抑えきれなくなって押し倒したとのこと。



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最終更新:2022年12月12日 20:38

*1 本作は当初大山の視点で物語が展開されていたが、この一件以降は阿久津の心情も描写されるようになった

*2 この件は誤解であり、声の発生源は別の部屋だった。