トビカガチ

登録日:2021/08/17 (火曜日) 13:38:50
更新日:2024/04/17 Wed 07:24:58
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  宙を駆ける白き影  
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モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。
初登場は『モンスターハンター:ワールド』(MHWorld)。


 種族:牙竜種
 分類:竜盤目 四脚亜目 凄爪竜上科 トビカガチ科
 別名:飛雷竜(通常種)
    飛毒竜(亜種)
危険度:★5(MHRise)


概要

樹木が立ち並ぶ森林地帯に生息する、新種の牙竜種。
比較的小柄で細身な体格をしており、一見すると「蛇」にも見えなくもない。

静電気をため込みやすい体毛に覆われており、帯電した静電気で自身の身体能力を強化して外敵に立ち向かう。
また、身のこなしが軽く動きが機敏である上、前肢と後肢の間にある皮膜を空中で広げると滑空も出来る。
なのでジンオウガナルガクルガを足して2で割ったような生態をしている。

アンジャナフやイビルジョーとの縄張り争いになった場合、抵抗はするものの押し負けた姿を見ることになる。
実際、真っ向勝負よりも奇襲攻撃を仕掛けてくることが多く、無駄な戦闘はなるべく避けるということなのだろう。

新大陸の個体は比較的温厚であり、こちらから刺激することが無ければ向こうから襲いかかられることは少ない。

亜種

MHWorldの超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』(MHW:I)では「渡りの凍て地」に亜種が生息している。
通常種の体毛は帯電しやすかったのに対し、亜種は特に帯電することは無いが、常に逆立っている。
褐色の甲殻は通常種以上に蛇に見えるが、その見た目通り猛毒や麻痺毒と状態異常を引き起こす毒に長けている。
身のこなしの良さは亜種においても健在で、ナルガクルガのような棘飛ばし攻撃も持つ。そこに状態異常攻撃を持ち合わせるともなれば、状態異常が面倒にならないよう耐性スキルの活用も視野に入る。

裏返して言えば、状態異常が面倒であることから人気は通常種に比べるとイマイチであり、危うくMHW:Iで一番狩猟されていないモンスターの候補になりかけた。
実際にワーストだったのはティガレックス亜種だったが…

MHRise




飛ぶが如く 暗きに紛れた

野風に乱れる栲衾(たくぶすま)

をばよこせと 紫電まといて

飛んで面輪を覆うなり


MHRiseでは亜種は欠席になったものの、通常種は最初のPVでマガイマガドの噛ませにされるという形で登場が確定する。

しかし実際のところは、棘飛ばし攻撃など亜種が使っていた技を得たことでMHWorld時代よりは強くなっており、上位では油断するとベースキャンプ送りにされる羽目になる。
しかもMHWorldとは異なり手出しをしなくても襲いかかってくるあたり、ベリオロスとも引けを取らない危険度★5はそこまで違和感は無さそうである。
人によってはマガイマガドより戦いにくいという意見もある。

本作では既存、新規問わずモンスターに日本の妖怪や神仏のイメージを仮託した演出が多いが、トビカガチの場合はムササビやモモンガのように空を飛ぶ妖怪「野衾(のぶすま)」と思われる。

全体的に動きが素早いことから操竜の使い勝手が良好。弱攻撃・強攻撃・操竜大技それぞれに雷やられを付与できる攻撃があるため、スタンも狙いやすい。
特に↓(→)+Aの尻尾叩きつけは雷やられに加え威力もかなり高く、極端な話これだけを連発していても相当強い。欠点は攻撃時に背を向けてしまい突進離脱で対象モンスターにぶつけにくいことくらい。


MHST2

MHWorldにおいて臨戦態勢でない時の仕草は、間違いなく「ペットにしたいモンスター」の候補として十分な程であり、その評判かどうかは知らないが、オトモンに出来る種としてMHST2で通常種が登場している。

オトモンの所持スキルは「ハイボルテージ」「イナズマオトシ」「ライデングルマ」の3つ。
絆技は全体攻撃の「カガチノイカヅチ」。
「ハイボルテージ」はジンオウガと共通のため普通な名称だが、絆技はMHWorldの武器のネーミングを踏襲しているのだろう。

攻撃系統はスピードタイプで、なおかつライドアクションは「ジャンプ」。
序盤から頑張ってきたドスランポスをバトンタッチさせるのに最適なのだが、雷属性持ちの先輩であるジンオウガがほぼ同じタイミングでの登場で被る。
しかしジンオウガは格上の「キングモンスター」枠であり、ジンオウガに安定して立ち向かえるようになるまでは、タマゴの狙いやすさでトビカガチを選ぶか、強さでジンオウガを選ぶかで悩むことになるだろう。

武具

武器については、MHWorldでは下位で登場する雷属性持ちがトビカガチだけということもあり、序盤はほぼ唯一の雷属性武器となる。
MHWorldは雷属性の通りの良いモンスターが多いのでストーリー攻略でとりあえず作って損はないといったポジション。
流石に上位以降でキリンやジンオウガ(MHW:I)の素材で強力な武器が生産できるようになるとやや押され気味。
MHRiseではトビカガチ自身の格上げでジンオウガに近くなってしまった関係で、下位の時点でジンオウガの武器に喰われかかっている。

MHW:Iで追加された亜種武器は亜種が毒と麻痺を扱うからか、武器種によって毒武器か麻痺武器かまちまちという特徴を持つ。
剣士武器はどちらかの属性しかもたないが、ヘビィボウガンは毒・麻痺弾を撃てる、弓は毒・麻痺2種ビン強化という形で両立している。ちなみに弓は無属性武器だが覚醒で何故か龍属性が発現する。


防具については、見た目が可愛いと評判。
MHWorldでは回避を意識したスキルが多いが、回避性能は上がらない。
MHRiseでは上位になると体術や心眼に特化した部位が出てくるため、混合装備にお呼ばれされる場合がある。
ちなみに付属部位の違いはあるが、MHWorld、MHRise共に最凶の死にスキルジャンプ鉄人を一貫して持ち続けている。


カガチのエリマキ

MHW:Iではトビカガチを襟巻きにしてしまった「カガチのエリマキ」が重ね着装備として存在する。
イベントクエストの報酬で手に入る「エリマキチケット」がキー素材なのだが、そのイベントクエストはというと…
マスターランク M★★
狩猟クエスト
カガチコカガチデカカガチ
目的地 メインターゲット 報酬金 25920z
闘技場 トビカガチ1頭と
トビカガチ亜種1頭の狩猟
制限時間 受注・参加条件
50分 MR4以上
依頼主 気が早い5期団
すっごい寒いから、何かのモンスターを象った、
強そうで暖かそうな装備の開発を頼んだら…
思ってなかった感じに仕上がってきた!
なにこれ強そう。すっごく強そう~。
クエスト名からなんとなく想像が付いてしまうかもしれないが、金冠確定のイベントクエストである。それも通常種が最小確定亜種が最大確定という両極端で。
ところで依頼文にも注目してみると、「なにこれ強そう」というネットスラングの影響が出ているようにも見えるが…?

余談

MHRise発売後に、狩野英孝がライブ配信で挑んだトビカガチの狩猟クエスト*1で、珍プレーを連発したことでTwitterのトレンドにトビカガチが浮上したことがある。
  1. クエスト開始早々、トビカガチとすれ違うも何故か「あれは違う」と思い込みスルー
  2. たまたま遭遇したジュラトドスをトビカガチと勘違いし、戦闘開始
  3. 戦闘から20分ほど経過し、ジュラトドスがフィールドから離脱
    狩野「…さっきの誰ですか!?」
  4. 続いて現れたロアルドロスをトビカガチと勘違いし、戦闘開始
  5. 激戦の末ロアルドロスを捕獲するも、当然クエストクリアにはならず
    狩野「…あなた誰ですか!? トビカガチじゃないの!?」
  6. 残り時間約4分でメインターゲットのトビカガチと再会
    狩野「あなたがトビカガチですか…?」
  7. 時間切れでクエスト失敗
MHRiseでは「操竜」との兼ね合いから、メインターゲット以外のモンスターがフィールドに出現する「生態情報:野良出現」設定の狩猟クエストが下位でも至って普通であるが、マップ上で各モンスターの位置情報は常に確認できるため、ターゲットを見失うことはそうそう無い。
しかし狩野がトビカガチの姿形を覚えていなかったばかりに、上位クエストでこのような珍プレーをしたことに相当なインパクトがあったようだ。
トレンド入りの影響で「最近のモンハンは知らないが、トビカガチという名前だけ覚えた」という人も。狩野本人は不本意な形でのトレンド入りに「嬉しくねえ~…」と呟いていた。


追記・修正は「あなたがトビカガチですか…?」と確認した上でお願いします。

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最終更新:2024年04月17日 07:24

*1 上位なのでおそらく★6「頭上を飛び跳ねる脅威」