リリス(FE)

登録日:2022/05/18 (水) 07:37:21
更新日:2024/02/10 Sat 23:48:39
所要時間:約 8 分で読めます




もし寂しくなったら、私を思い出してください。

私はきっとまた……いつものように、あなたの傍にいますから。




出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

概要

『リリス』とは『ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国』の登場人物。

CV:村井かずさ

主人公・カムイに仕えている従者の一人。
穏やかで心優しい性格であり、主人であるカムイの事が大好き。
暗夜王国の北の城塞で厩舎係をしており、『動物の声が分かる』という力のおかげで馬と天馬の扱いが上手。
なのでヒーローズではあらゆる異界の英雄たちの馬の世話を任せられている。

しかしその正体は、ifの世界を創世したと言われる神祖竜の一種である星竜の子供。時空を操る力を持つ。
これまでの竜は外見と実年齢は大きく異なっておいたが、リリスは後述の事情のため明確にカムイより年下であり、年齢は十代程度。
そのせいかリリスの真の姿である星竜は、歴代のロリマムクートの竜形態よりも遥かに小さい。
しかし成体の星竜は星界が小さく見えるほどの巨体なので、リリスも何千年も生きればそれくらいデカくなるかもしれない。

人間界へと来た際に怪我をしてしまい、それで北の城塞の厩舎で隠れて癒していたのをカムイに見つかり助けてもらった事がある。
この時の恩を返したい気持ちと城塞で軟禁されているのを可哀想に思った事から、人に化身して従者になったという。

そして3章で橋から落ちそうになったカムイを助けるため大きな力を使った代償で、人への化身能力を失い星竜状態固定になった。
そしてカムイを時間の流れが異なる星界へと導き、6章クリア後には星界にマイキャッスルを建造される。
その後は『リリスの神殿』に滞在しており、食料を与えるとレベルが上がる様になる。

細部は異なるも、白夜編・暗夜編ともにカムイを庇って死んでしまう
前述した通り人に戻れなくなったのも関わらず、星竜モローの情けか死の間際再び人化して、カムイに最後の言葉を告げてから息絶えた……。
なお死後もリリスの魂はマイキャッスル内に留まっており、どうしてか食料を与える事が出来る。
また両編終章では、ラスボスの攻撃を受けてあの世とこの世の境にいたカムイの前に登場し、「寂しくなったら自分を思い出して欲しい」と言ってカムイを現世に送り出した。



そしてDLC『見えざる史実』にてリリスに関する驚愕の事実が判明する。
なんと透魔王国の神にして全ての黒幕である透魔竜ハイドラの娘にして、カムイの腹違いの妹
正確にはリリスの父親はハイドラの本体で、そのハイドラが狂う前になんとか切り離した心が人化したのがカムイの実父であるハイドラ(分身)である。
リリスはけっこう重要キャラなうえカムイを慕っているという設定の割にはNPCで支援すらなかったが、
支援があるとカムイ男が実妹と結婚する事になるから駄目だったのだろうか?


リリスはハイドラが心を切り離し獣の衝動で完全に狂ってしまった後に出来た子供。なのでハイドラ(分身)はその存在を知らなかった。
なお母親については星竜という事しか判明していない。
見た目は完全に星竜ではあるがちゃんと透魔竜の力も宿しており、透魔竜の力を使う時は目の色が赤色に染まる。
しかし父親同様に透魔竜の力は透魔王国でのみ全開で使え、それ以外の土地では満足に使えない。

ハイドラ(本体)は狂ってすぐに子作りに励んだ割にはリリスの事を人間を滅ぼすための駒程度にしか思っておらず、それどころか自身を「ハイドラ様」と呼ばせ「お父様」とは呼ばせない。
リリスは生れてからハイドラ(本体)のために尽くしているのに感謝すらしてもらったことがなく、リリスはそれが当然といった言動をしているが、内心では父親に愛されたいと願っていた。

そして本編の少し前、カムイの父であるハイドラ(分身)が本体を殺すべく未来から三人の英雄を呼んできた。
リリスはハイドラ(本体)からの命を受け、分身を殺すべく彼らの前に現れる。
しかし実父であるハイドラは自分を道具扱いしかしないのに、目の前にいる分身の父は今初めて知った自分を「娘」扱いしてくれて、なおかつ「愛している」とまで言ってくれる。
そのためリリスは分身の父を殺すことが出来なかった。

しかし裏切りを察知したハイドラ(本体)はリリスに呪いをかけリリスを殺そうとする。
だがハイドラ(分身)が己の命を犠牲にリリスを助けた事で呪いから解放され、
結果的に父を殺してしまった贖罪から、彼が生前気にしていた自身の兄(姉)であるカムイに仕える事に決める
たとえ自分がカムイの妹だと気付いてもらえなかったとしても、カムイを守るためなら自分の命を犠牲にしてもいいと覚悟を決めるほど。
それと同時にハイドラ(本体)への最後の忠誠から、このハイドラの本体と分身の関係、透魔王国の秘密と言った事はカムイには決して言わない事も決意する。

こうしてリリスはハイドラ(本体)を裏切り暗夜王国へと行ったが、
ハイドラ(本体)はリリスの裏切りも、そしてその結末も予知していたため気にする事はなかった……。


台詞

  • 我が祖、我が神、我が血……星竜モローよ……我に力を!
  • 泣かないでください……カムイ様……。最期くらい、笑顔を見せて……。
    私はあなたを……ずっとお慕いしておりました……。あなたの胸の中で、こうして眠りにつけるなら……。
    私はなんの悲しみもございません……カムイさ…………………………。
  • ……私はリリス。ハイドラ様の娘にして、その忠実なる下僕です。
  • 私は動物の気持ちがわかるんです。ヴァイス・ブレイヴの馬のお世話も私に任せてくださいね。
  • 大豆だけじゃなく魚や麦もください……はっ……! す、すみません。なんだか寝ぼけていました……!
  • 旅人を守り導く、淡い光の星の竜……それが私。
  • エクラ様には命に代えても守りたい人は……いらっしゃいますか?
    私は……誰かと争うことは苦手でもちろん、みんなが悲しむ戦争など起こってほしくはありません……。
    ですが、大切な人のためならば……この身を賭しても、この命を懸けても戦い抜き、守り抜く覚悟があります。
    私が今、ここにいるのは……その覚悟があるから。その想いに支えられているからだと……思います。
    私だけじゃなく、あなたや英雄の皆さんにも、きっとあるはずです。大切なものを……必ず守り抜きましょうね。



また、この姿でカムイ様とお話ができるなんて……まるで夢みたいです。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2020年4月に参戦。イラストは恒星ホリグチ氏。
青属性の飛行マムクート。
カムイを星界に連れて行った後から召喚されたらしく、本来に人に化身する事は出来なくなっているはずなのにエクラの力で人の体を得ている状態である。
なので人の姿で再びカムイと会話できることを喜んでいる。
なおリリスが参戦する前から、水着マークスのリリス型浮き輪や浴衣マークスのリリスのお面として、リリスグッズがすでにアスク王国に召喚されていた。
マークス兄さんはリリスグッズが好き過ぎる。

武器スキルは『星竜のブレス』
速さ+3自分と支援を結んでいる相手の隣接マスへ移動可能。
自分と支援を結んでいる相手が3マス以内にいる時、戦闘中、自身の攻撃、速さ、守備、魔防+5にする。
射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算する。

Aスキルに味方と隣接している時、戦闘中、自身の攻撃、速さ+5『攻撃速さの絆3』
Bスキルは移動系補助(体当たり、引き戻し、回り込み等)を使用した時、または自分に使用された時、自分と相手の守備、魔防+6になる『守備魔防の連携3』
Cスキルには周囲2マスの味方は、戦闘中、攻撃+4、周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、自身の攻撃+4『攻撃の相互大紋章』

支援を組む前提と少々手間はかかるが穏やかな彼女らしいスキルが備わってる。
誰でも良いので支援を組むだけで「無条件で隣接マスに移動可能」「全てのステータスが上がる」得な物。
もちろん、原作のカムイと組むのも良いがマチルダ、レイラ等の支援相手で本領発揮するユニットの方が実用性は高い。
連携や相互大紋章で自分も味方も強化を行えるアタッカーでもあるがサポート寄りな性能。

ステータスは速さが高い以外は典型的。HPはやや物足りなぐらいか。

竜特攻と飛行特攻の二つの弱点を抱えている。本人も耐久力は高くないのでアタッカーも出来ると頭に入れておこう。

この異界に……もう一人の私がいる?

それも紛い者にすぎません。邪魔立てするなら……消すまでです。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2022年5月の闇堕ちガチャに参戦。「見えざる史実」でハイドラ(本体)の元で生まれ、仕えていた頃のリリス。こちらのイラストも恒星ホリグチ氏。
竜の飛行ユニットは同じだがこちらは赤属性。
闇落ちガチャに入っていたものの前述した通りこのリリスが生来のリリスであり、上記の通常リリスはむしろ光堕ちした姿である。
なので闇落ちガチャに参戦した面々のなかでは一人だけ正気を保っており、暴走する危険すらない。ロキからは「ある意味正気を失っている」と言われたが。
また他の英雄たちのようにエクラの力で召喚されたわけではない
ハイドラがエクラにリリスを召喚させるために縁を繋いで送り込んだ先兵である
『想いを集めて』によれば、この世界に来た理由はハイドラ(分身)が逃がしたオーディン達三人をあらゆる異界から消滅させるために、彼らもいるアスク王国に行く事になったようだ。
ということはこのリリスはハイドラ(分身)が三人を逃がした後、分身にとどめを刺さず追いかける事を優先した異界から来たのだろう。故に光堕ちしていないのか?

『想いを集めて』では厩舎係の面々から上記のリリスに間違えられてしまう。
「人違い」と言っても聞いてくれず怒った透魔竜リリスは皆殺しにしようと思うも、上記の星竜リリスと遭遇して……。

武器スキルは『透魔竜の力』
速さ+3射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算。
自分と支援を結んでいる相手の周囲2マス以内のマスへ移動可能。
ターン開始時、周囲3マス以内に自分と支援を結んでいる相手がいる時、
自分と、周囲3マス以内の自分と支援を結んでいる相手に【見切り・追撃効果】を付与する
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5になる。

Aスキルに敵のHPが100%で戦闘開始時、または敵が【不利な状態異常】を受けている時、戦闘中、自分の攻撃、速さ+7。
敵のHPが100%で戦闘開始時、かつ敵が【不利な状態異常】を受けている時、戦闘中、さらに自分の攻撃、守備+2『攻撃速さの機先4』
Bスキルは戦闘開始時、自分と敵のHPが共に80%以上で自分から攻撃した時、追撃可能なら自分の攻撃の直後に追撃を行う『空からの急襲3』
Cスキルには戦闘後、敵の周囲2マスの敵の速さ-7、戦闘後、自分の速さ+6、【回避】を付与する『速さの紫煙4』

透魔の子らしく敵を排除するようなアタッカーへ変貌した。
武器スキルは支援相手の隣接マスに移動するのは通常版と共通するが周囲2マス以内に強化している。それ以降は条件が変更。
周囲3マス以内に自分と支援を結んでいる相手がいる条件も同じだがターン開始時のみで「見切り・追撃効果」付与と変わった。しかもステータス強化の方はHP制約が付いてしまう。
それでも紫煙4で回避スキルが付くため、HPは維持しやすい。

ステータスは通常版と比べてHP以外は強化。

弱点は同じだが回避効果を持っても狙撃持ちの軽減効果無効の相手には一撃。シノンや無力化する伝承マルスが強敵。


追記・修正は星竜モローの加護を得てからお願いします。

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最終更新:2024年02月10日 23:48