登録日：2022/06/01 Wed 01:33:49
更新日：2024/01/30 Tue 13:57:20
所要時間：約 15 分で読めるさー！
駅メモ！ -ステーションメモリーズ！-に登場する、鉄道車両を擬人化したオリジナルキャラクター「でんこ」の2人。
彼女たちにはモチーフ元が
伊豆箱根鉄道の車両という共通点があり、それゆえ設定面でも「同じ支部出身の幼馴染」となっている。
また、「青白ツートンの衣装」「coolサポーターで青カラー」と、共通点も多く見受けられる。
彼女たちも19年10月にるり、続いて20年7月にあいと2人揃って
伊豆箱根鉄道公認キャラクター化している。
2人の実装ペースにはおおよそ1年半とそれなりに開きがあるが、あいに関しては
前例にあたるご近所さんとは異なり、実装から公認化までに開きがあることから、初めから公認キャラクターとして生まれたわけではない模様。
例によって公式コラボ
イベントも開催されたが、るりはそれより先に
沿線自治体とコラボしてイベントを開催したことも。
自治体コラボイベントとかいうパワーワード
大雄山るり
プロフィール(るり)
| でんこNo. |
71 |
| 属性 |
cool |
| タイプ |
サポーター |
| でんこカラー |
青 |
| モチーフ |
大雄山駅(伊豆箱根鉄道大雄山線/神奈川県) |
| 伊豆箱根鉄道5000系電車 |
| 実装日 |
2018/09/01 |
| 誕生日 |
06/01 |
でんこのお仕事が大好きな仕事人でんこ。
とっても真面目で仕事熱心！おとなしそうに見えるけれど、お仕事にかける情熱は人一倍。
マイブームは恋愛小説を読むことらしく、ちょっぴりロマンチックな一面も……？
概要(るり)
名前の通り瑠璃色に輝く瞳が印象的だが、それ以外は濃い青のショートボブにやや白い肌、体型もやや小ぶりと「どこにでもいそうな少女」といった印象を受ける。
「いつもの」衣装は山形に広がる青白のワンピースの上に、青地に白縁の半袖ジャケットを羽織ったもの。また手には白い手袋を着けている。
足回りも白タイツにローファー風の靴と、中高の制服を思わせる要素も見受けられる。
向かって左側の前髪に留めた白いリボンと、左耳に付けたハート型のイヤリングがチャームポイント。
「千里の道も一歩から！何事もこつこつと、です！」がモットーのマメなでんこ。
仕事好きな努力家で、お仕事を頑張る人々には熱いリスペクトをもって接している。
でんこのお仕事に関わることならば、どんなに地味で細かい作業であっても厭わず自ら進んで取り組んでいる。
例えば、正確な乗り換え時間を計算するため、カウントを持ってマスターの歩数と移動距離を測るなど……細かい作業そのものが好きといった側面も見られる。
曰く「こういう小さいことが大きなおでかけの大成功につながるんですから！」とのことだが、マスター自身「何もそこまで……」と思ってしまうようなことも。
また、細かい作業や考え事に没頭しすぎて周囲が見えなくなってしまうことも多々。
読書家でもあり、プロフィールの通り最近は恋愛小説をよく読んでいるようだ。
ビブリオマニアないおりとはよく話が合い、小説でよくあるシチュエーションなどについて話したりしているほか、オススメの本を紹介して貰っている。
しかし、るり本人は少し気恥ずかしく思っているところもあるようで、恋愛小説を読んだり見たりしている所を見られると慌てて隠そうとする。
そういった小説に出てくるようなロマンチックな出来事に憧れている乙女なところがあり、マスターともそんな経験をしてみたい……と思ったりもするようだが……？
2023年スチームパンクラッピングで新規立ち絵フィルム実装。「街を訪れた冒険者達から話を聞いて冒険記を書いている作家」という設定である。やられた際の表情が異様にシュールなため必見。
スキル：「こつこつワーキング」
いつもの道だって立派なおでかけです！
日々の積み重ねのためにも、
私のスキル、使ってくださいね！
平日の通勤タイム(07:00～10:00、17:00～20:00)の間、確率で編成内のATKが上昇することがある。
時間指定型スキル。
平日限定の上確定発動でこそないものの、移動機会の多い通勤・通学時間帯をカバーしてくれる便利なスキル。
上昇値も最大+20%と高い部類でこそないものの、編成全体に効果がある上に実質3時間という持続時間を踏まえれば充分優秀な数値と言えよう。
総じて派手さはないが堅実なるりらしいスキルとなっている。
とはいえ、時間指定タイプゆえのデメリットももちろんある。
彼女の場合「平日」の「通勤タイム」と条件が2つ存在しているため、時間帯をクリアしていても土日・祝日は発動しない。この「平日」の判定は
ありすや
そらと同じもののため、彼女らをよく使うならば感覚がつかみやすいか。
もっとも、これは同時に
そら・ありす両名とはスキルの効果時間が決して重ならず絶対に併用できないことも意味しているのだが……。
ともあれ、
対象時間中に駅メモを遊べないマスターにとっては使いづらいという欠点は特にそらと通じるものがある。とはいえ、こちらはラッシュアワーが対象である分そらよりは救いがあるか。
早朝・深夜の通勤や遅番・早退の方はご愁傷さまです。
また、最大まで育てても発動率は90%と微妙に信頼性に欠けるのも悩み。
たかが10%…と思うかもしれないが「ここぞ」という時に限って外すことが結構あるため、気になるならひいるを入れて確定化させよう。
幸い、スタートから60%と高めの発動率のため、育成序盤からひいるとの相性は良好。スキルを活用しつつ育てるなら一考を。
上記そら・ありすの2名や、
ちとせ・てすとなど該当する無効化スキル持ちとだけは致命的に相性が悪いが、それ以外ならば概ね組む相手を選ばない。
同じ時間指定スキル持ちとも、朝ならばりんごやらら、夕方ならばレーノやルナと効果時間が重なるため併用可能。ただし夜組に関しては17:00～18:00の1時間だけは効果時間外なので要注意。
同じ火力支援を合わせるなら、カノンやたまき等持続時間が自慢のでんこや、みそら・ていら等常時発動型とは相性が良いか。
ひいるで確定発動化させるなら、同様に確率発動スキルを組み合わせてシナジーを狙うのも良いだろう。
総じて、発動条件由来の難点だけは如何ともし難いが、そこさえ除けば全体的な汎用性は非常に高いスキルである。
標準的な通勤・通学スタイルを送るマスターならば使いやすいはず。
余談だが、彼女の感覚だと通勤時間は片道3時間。結構な遠方からの勤務である…。
その代わり17時退勤、20時には帰宅できる模様。残業は一切ない。なんて羨ましい
バージョンアップ(るり)
真面目にコツコツやってきたから
バージョンアップもできました！
2022年7月15日にバージョンアップ実装。
メモリーズフォームではスカートやブラウスにフリルが追加されている。よく見ると手袋の手の甲とオーラの一部がハート形になっている。
スキルの追加効果は「アクセスした駅が今日の新駅でなければATKが追加で増加」。
その性質上、復路で大いに役立つスキルとなる。レーノと組み合わせて爆発的な火力を生み出すことも可能。
モチーフ解説〜伊豆箱根鉄道5000系電車〜
1984年より順次伊豆箱根鉄道が大雄山線用に製造・投入した通勤型電車。22年現在、大雄山線を走行する旅客用列車は本系列のみとなっている。
基礎設計は駿豆線用の車両である3000系をベースにしているが、駿豆線より若干車両限界が小さい大雄山線に合わせて車体幅を若干縮め、裾絞りも無くしている。
外観の特徴はシルバーの車体に青の帯、そしてエッジ部やスカートを除き青一色に塗られた前面部と丸目の2灯が1対。
内装は落成時点では全席ロングシートのみの仕様だったが、1990年落成の第5編成より転換式のクロスシートが導入され、第6・7編成では全席クロスシート化がなされた。
大雄山線は元々終点駅が最寄りの大雄山最上寺への観光客輸送を目的として建設された路線ではあるが、どちらかといえは沿線の企業や学校への通勤・通学路線としての性格が強い。
それゆえ本車両も通勤・通学輸送を主眼に置かれており、豪華な設備などは持たされていないものの実績のある設計をもとに信頼性を最重視したものといえる。
るりの質実剛健を是とする性格は、ここから来ていると考えられる。
牧之郷あい
プロフィール(あい)
| でんこNo. |
90 |
| 属性 |
cool |
| タイプ |
サポーター |
| でんこカラー |
青 |
| モチーフ |
牧之郷駅(伊豆箱根鉄道駿豆線/静岡県) |
| 伊豆箱根鉄道7000系電車(第1編成) |
| 実装日 |
2020/04/01
(前月のイベント「スクールオブトラベル 新人でんこの研修日誌」で先行登場) |
| 誕生日 |
03/01 |
ハキハキ元気でちょっぴりお調子者なでんこ。
元いた協会支部では広報担当の看板娘として可愛がられていた働き者！
いつかは協会を背負って立てるビッグなでんこになるのが夢だけど、ちょっぴりおのぼりさんで最新機器やSNSには疎いみたい……？
概要(あい)
駅メモ！ではたまにあるケース「先行登場でんこ」の一人。
実装は20年4月ではあるが、ストーリーでの初登場はその直前に開催されていたイベント『スクールオブトラベル 新人でんこの研修日誌』で、ギンカ・ニナと共演していた。
また4月登場でんこのお約束として同年エイプリルフール企画「【特別生放送】あいちゃん探検隊SPECIAL」の主役も務めており、正式実装前からなにかと顔出し機会が多かったでんこである。
髪は水色のボブヘアで、毛先が跳ねている。前髪は七三にキッチリ分け、向かって右側を白いヘアピン2本で留めている。前髪の分け目付近から、短い
アホ毛がぴょこんと出ている。
服はワンピース型で、白地に青のラインが基本。腰に巻いたベルトは、角形の前照灯を模したもの。
衣装がシンプルなことと身体を斜めに向けたポーズなこともあり、背中の菱形パンタグラフがよく見える。
元気はつらつ、天真爛漫。そんな第一印象を抱かせる、にぱっと笑った顔が可愛い後輩系でんこ。
地方支部出身のようで、やや訛った喋り方が特徴的。また年頃の少女らしくインターネットやSNSをよく使ってはいるものの、イマイチ使いこなせていない節がある……。
でんことしても新人ゆえドジやミスも多いが、持ち前の明るさ・前向きさが周囲を照らしてくれるタイプ。
「くよくよしたって、しょんない！」が口癖で、これは地方支部の人々がよく言っていたことだという。
この地方支部の人々との触れ合いがあいの人柄を強く形成しているようで、彼女自身たびたび支部での思い出を語っている。
彼女の純粋な人柄もあり、初対面で「いろんな人に大事にされて育ってきたのだろう」といった感想を抱かれることも多い。
年長者に好かれる性質なのか、交友関係はギンカやねもといった年長組との絡みが特に多い。もっとも、ギンカに関しては先述の初登場時からの付き合いでもあるが。
またあい自身まだまだ新人で経験不足なのもあってか困ったら一人で考え込むより知人を頼るタイプでもあるため、先輩でんこ達にとっても好意的に接しやすく人好きしやすいタイプと言える。
上述の通りるりとは協会時代からの幼馴染みで、もちろん仲良し。
2人は似ている所も多いが違う所も同じくらい多く、例えば性格面ではるりは「1人で考え込むタイプの典型」と評されており対照的。
同様に違うようで似ている2人の服装については、「協会の人が、服もちょっぴし似せてくれたんだよね！」とのこと。
2023年マジカルアカデミーラッピングで新規立ち絵フィルム実装。相方のギンカ共々、箒で飛ぶポーズとなっている。
スキル：「夢と希望とド根性っ！」
わたし、ほかのでんこをサポートするのが得意なんだっ！
たまには自分が目立ちたかったりして、あはは…
スキルボタンで発動。
一定時間、自身を除く編成内のcool属性でんこのDEFが増加する。さらに相手の編成が全てheat属性だった場合は追加でDEF増加。
効果それ自体は至って平凡なDEF底上げスキルなのだが、発動条件が色々と特殊なタイプのスキル。cool属性以外は一切恩恵が受けられない点は注意すべし。
レベルアップに応じて効果量・持続時間・クールタイム全てが強化されてゆくが、最大まで育てても+15%/1時間と長持ちする確定発動スキルという点を踏まえても正直心許ない。
……が、これはあくまで基礎効果の話。
相手がheatオンリーの編成だった場合という条件を満たせば、さらに20%上乗せされ+35%、あのふぶと並ぶ上昇率となる。
heat属性は火力に特化したスキルが多く、特に攻撃側で「赤染め」をしてくる相手とくれば十中八九その超火力で攻めにくるため、これを迎え撃つ形になり理にかなったスキルといえる。
すなわち対heat防衛特化、それがあい。
同じくheatに強いみやびやスイラン、heat無効化のすすぐを入れれば、対heat要塞が出来上がる。
赤染め使い「あっそう。じゃ赤単諦めててすと入れるわ」
……そう、これがあい最大の弱点。
ピンポイントで相手をメタるスキルゆえ対策が容易なのだ。
相手をメタりたいということは、その相手から高頻度で攻撃を貰っている状況だろう。
が、相手からすれば
対策されたなら「その対策」にメタを張り返せばいいだけの話であるため、一度手札を見せてしまった以上次も全く同じ手で攻撃してくるとは考えづらい。
結果、てすとでリンクしている本体のスキルごと消されるか、単純に属性有利のecoに切り替えて殴るか、
ナギサの火力パーツとして逆に利用されるかなどで突破されてしまいがち。
こうした事情から、対heatの切り札として真価を発揮できるのは1回が限度。特に札持ちなど地元のプレイヤーや同じ列車に乗っているプレイヤーに出くわした場合、次は通用しないと思った方がいいだろう。
どうしても難点が目立ってしまうスキルではあるが、coolオンリーの編成…所謂「青染め」で防御役が欲しい場合は一考の余地がある。
というのも、cool属性で純粋なDEF増強に長けたサポーターが意外と少ないため、繋ぎとして使いつつ「いざという時の対heat」としての起用であれば効果時間の長さが役立ってくれる。
そういう時に限って使い切ってから来たりするけどな！
他にもいよやみえなど発動条件にcoolの数が指定されているスキルや2色編成が条件のスキルなどを使う場合は、
coolのみ対象ではあるが編成全てcoolにする必要はないという特性が光る。
また同様にheatに対する強烈なメタとして機能するすすぐとの併用も強力。
火力に長けるheatを完全に封じられると、相手としても突破手段がかなり絞られてくるため非常に苦しくなる。
ただし某お魚大好きでんこに会ったら命はないと思っていい。
総じて汎用性には欠けると言わざるを得ないが、意外と小回りのきくスキルである。
上述のみやびについてだが……どちらも対heatで真価を発揮するためシナジーこそあるが、実際の運用を考えるとあまり相性は良くない。
というのも上述した「1点読み防御スキル」ゆえの弱点がみやびにもそのままそっくり当てはまる上、メタ読み先も被るみやびに使うと揃って対策され一網打尽という未来が待っている……。
モチーフ解説〜伊豆箱根鉄道7000系電車〜
1991年に製造された、駿豆線用の車両。
最大の特徴として駿豆線の起点駅である三島で接続するJR
東海道線への乗り入れを見込んで設計されたことが挙げられ、東海道線での快速運転にも耐えうるよう高い性能を持たされている。いたのだが……これについては後述。
本系列も3000系を設計上の母体としており、銀地に青帯の4灯という意匠を受け継いだ。
一方で前照灯の形状は角形に変更され、先頭車両正面も若干傾斜が加えられた凛々しい面構えは他の伊豆箱根の車両とは一線を画している。
なお、前面部の「額縁」は建造当初のシルバーフェイスと、17年11月の全般検査時に塗り替えられたゴールドフェイスの2種類が存在しているが、あいのモチーフとなったのはシルバーフェイスの方。
また、上述の通り快速運転時の快適性を重視して中間車両のみ片側2ドアと1対減らされた。
内装についてもやはり快適性重視のオールクロスシートで、車端部はボックスシート、それ以外を転換式としている。
このように徹底的に高速域での快適性を重視した設計となっており、駅間の短い路線で各駅停車させるには勿体ない仕様には伊豆箱根の本気が感じられる。
……そう、本列車は駿豆線内での運用に終始させるにはオーバースペック過ぎて勿体ないのだ。これが、この車両の命運を大きく分けることになってしまう。
というのも、当初見込んでいたJRとの直通運転計画が頓挫。直通運転用に用意されていた東海道線内の行先表示も撤去されてしまった22年現在、もはや7000系の東海道線乗り入れは絶望的と見ていい。
そうなると後に残るのは、自社線内ではスペックを持て余す上、ドアも減らしてしまったため若干不便になってしまった車両。
結果として、7000系の製造は2編成で打ち切り。以降の車両増備については旧来の3000系を再度新造する形となってしまったのだった。
余談にはなるが、最新型車両であり他の伊豆箱根鉄道の車両とは一線を画すデザインからか、各種キャンペーンでラッピングやヘッドマークを施されることも多く、上述のように書いたものの線内の扱いそのものは良い。
直近では、あいのモチーフ元であるシルバーフェイスはDr.STONEのラッピングを施して20年3月まで運行されていたほか、相方である第2編成はこちらも沿線が聖地として知られる人気アニメ
ラブライブ！サンシャイン!!のラッピングトレイン「Over the Rainbow号」として21年9月まで運行されていた。
余談・小ネタ
- 同じ鉄道会社のでんこでありながら姉妹ではないという珍しいケース。
- これに関しては、大雄山線と駿豆線とは直接の接点となる駅がない＝共通の苗字を設定できないためと思われる。
- この2路線は間接的にはJR東海道線の線路を介して繋がっているため、線外への車両の搬出入などで行き来することは可能。ただし、大雄山線と東海道線は架線が繋がっていないため、電車が直接乗り入れることができず直通運転は不可能となっている。
- 蓮台寺姉妹および新百合姉妹・あすかとはモチーフ車両同士の走行地域がかなり近い「ご近所さん」のような間柄なのだが、でんことしての関係については今のところ言及がない。
- 史実においては親企業たる東急・小田急・西武は「箱根戦争」と言われるほど熾烈な市場競走を繰り広げていた仲であり、一時期非常に険悪だったという。……とはいえあくまでも昔の話であり、少なくともその背景がでんこ側の事情に持ち込まれることはないと思われる。
- るりのハート型イヤリングは、駿豆線の車両に1つだけ付けられているハート型のつり革を模したものだと言われている。
最終更新：2024年01月30日 13:57
