七海やちよ

登録日:2022/08/14 Sun 08:14:30
更新日:2024/02/11 Sun 23:25:02
所要時間:約 20 分で読めます




※この項目にはアプリ版及びアニメ版「マギアレコード」のストーリーのネタバレを含みます


戦いは、魔法少女の宿命ね・・・


七海やちよ (ななみ~)とは、「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」の登場人物。
デザイン原案:蒼樹うめ
声:雨宮天(Trysail、アプリ・アニメ版)
演:佐々木美玲(日向坂46、舞台版)
年齢:19歳
所属:神浜マギアユニオン(Ⅱ部)


■概要


環いろはに並ぶ主役級の魔法少女。
髪と瞳、三日月形のソウルジェムの色は青色で、ソウルジェムの位置はお腹の近く。
魔法少女としての姿は青色のドレスのような衣装に鎧をまとっている。槍を武器として使う。
髪型はロング。魔法少女になりたてだったときはショートヘアにしていたようだ。

■性格・人物像

7年間、神浜市で魔女と戦ってきた魔法少女。チームに属さず活動。神浜市で発生している「噂」をファイリングしている。(公式サイト内「登場人物」より引用)

7年間、神浜市で魔女と戦ってきたベテランの魔法少女。神浜市や魔法少女についての情報に精通している。他の魔法少女とも距離を置き、神浜市で発生している「噂」をファイリングしている。)(アプリ内プロフィールより引用)

願いは 「生き残りたい」
魔法少女1人1人が持つ固有魔法はメインストーリーⅠ部終盤まで明かされないが、非常に重要な役割を果たしている。
大きな特徴として、19歳というまどマギシリーズの中でも高い年齢の魔法少女であることが挙げられる。
メインストーリーでは出会ったばかりの深月フェリシア(13歳)から「偏屈ババア」「ケチババア」と悪口を吐かれて怒ったり、
(フェリシアが仲間になってからはそういう悪口はなくなったが)
和泉十七夜に「長年の勘か」と言われた際に「ただの勘よ、年寄りみたいに言わないで」と返すシーンも。
鶴乃「やちよはババアじゃないよ!ギリ未成年だよ!」
(なお、日本では法改正により成人年齢が18歳に引き下げられたため今の日本の法律では成人(ry)
ちなみに主人公である環いろはは15歳。

魔法少女になって以来7年間神浜で戦い続けていた。
年長者ゆえ多くの魔法少女から「やちよさん」とさん付けで呼ばれている(由比鶴乃や深月フェリシアなどは呼び捨て)。
和泉十七夜からは「七海」と名字で、梓みふゆからは「やっちゃん」とあだ名で呼ばれる。

また、神浜市で多発している不思議な「うわさ」を「神浜うわさファイル」に纏めている。

仲間やグループに属さず一人で魔女を狩っており、いろはと初めて会ったときは彼女に冷たい態度を取っていたがそれには理由があり...
いろは達との出会いを経て再び仲間と助け合いながら戦うようになった。

大学生として学校に通いながらファッションモデルとしても活躍。
同じファッションモデルで魔法少女の阿見莉愛は彼女をライバル視している...のだがそれは表面上の態度であり、内心ではやちよを好いている。
また幼少期にはモデルユニットに入って活動したり、アイドルもやっていたようだ。(「イベントストーリーのやちよさん」参照)

食べても太らない体質で、大食い食に対してアグレッシブ。「みかづき荘のsummervacation」では大食い大会に参加していた。
スレンダーな体型、そして 貧乳 である。
上記「summervacation」では水波レナの胸元パンパンの水着姿を気にしているシーンも。

祖母が営んでいた下宿屋「みかづき荘」に住んでおり、メインストーリー4章でいろは・フェリシアが、5章でさなが住むことに。
家主としていろは達と過ごす姿は、一家の母親のようにも見える。
アプリでは背景としてみかづき荘の外装や内装を見ることができる他、アニメでは1st SEASONのOPやアニメ本編でより細かく描かれたみかづき荘の様子を見ることができる。

■アプリ、ストーリーでの戦闘能力

アプリでの性能はこちらの項目
主要登場人物>神浜の魔法少女>七海やちよも参照のこと。

◆通常版

ディスク構成:A B横3 B横3 B横3 C

レアガチャから出現する初期レアリティ☆2、水属性のバランスタイプキャラ。
blastディスクを三枚持つため、単体でblastコンボが可能。
☆2であるためレアガチャから手に入りやすく、コネクトとマギアは覚醒するたび強化されていく。
☆5になるとSDのグラフィックに水のようなエフェクトが追加される。
コネクトは☆5まで覚醒させると味方のblastディスクのダメージを上げ、確率でクリティカルが出るようになる効果(どちらも1ターン限り)。
また環いろは(通常版)にコネクトすると追加効果でHPを回復し(覚醒が必要)、逆にコネクトされるとMPが回復(いろはの覚醒が必要)する。

マギア「アブソリュート・レイン」とドッペル「モギリのドッペル」は敵全体にダメージを与え、味方全員のblastディスクダメージと攻撃力をUPさせる。

精神強化で取得できる固有スキル「エンチャントシールド」は1ターン限りだが自身が受けるダメージを大きくカットできる。
しかしスキル「ダメージカット無視」には無効化されるので注意。
また、同じく取得できる固有アビリティには仲間が倒れたとき自身の攻撃・防御力をUPさせる「受け継ぎし加護」などがある。

◆七夕ver.

ディスク構成:A B横3 C C C
イベント「梶の葉伝説物語~揺れる思いは、重ねて魅せて~」のピックアップガチャで登場したやちよ。
初期レアリティ☆4、水属性のアタックタイプキャラ。
通常版と比べディスクはブラスト3枚がチャージ3枚に変更されチャージ中心の構成に、コネクトは攻撃力UP&ダメージカット無視&必ず回避無効に変更。
マギア「ひさかたの天つ星と」は敵のいるマスをランダムで5回攻撃し、自分の攻撃力と水属性攻撃力をUPさせてさらに体力も回復する。
ドッペルはマギアの効果に加え、チャージ後にブラスト・アクセルで攻撃してもチャージを消費しないままチャージの強化を受けられる「charge消費なし」を自身に付与する。

精神強化で解放できる固有スキルにはチャージディスクを引く「チャージドロー」、固有アビリティにはチャージコンボ時に獲得できるチャージ数を+4する「チャージコンボプラス」がありディスク構成やマギアの効果なども合わせ全体的にチャージ寄りの性能になっている。

◆やちよ・みふゆ始まりver.

ディスク構成:A B横3 B横3 B縦3 C
イベント「彼方に届いて希望の一編(かけら) 魔法少女なりたて物語」のピックアップガチャに登場したみふゆとのコンビユニット。
初期レアリティ☆4、水属性のアタックタイプキャラ。
通常版と比べてディスクはブラスト3枚のうち1枚が横3マスから縦3マスへ、コネクトは攻撃力UP&防御無視&必ず幻惑へ変更。
マギア「アブソリュート・ハーモニー」は敵全体にダメージを与え、自身のMPを回復しつつ自分の攻撃力をUPさせ攻撃時に確率で防御無視を付与する。
固有スキルは3ターンの間自身のBlastダメージをアップさせ、攻撃時確率でクリティカルが出るようになる「ブラスト・フォース」。

◆アニメver.

ディスク構成:A B縦3 B縦3 B縦3 C
2021年の限定ピックアップガチャに登場。
初期レアリティ☆4、水属性のアタックタイプキャラ。
通常版と比べディスクはブラストが全て横3マスから縦3マスに、コネクトは通常版の確率でクリティカルが防御無視に変更。
また変身シーン・マギア・ドッペルにはアニメ本編の映像が使用されている。

マギア「アブソリュート・ラピッズ」とドッペル「モギリのドッペル」は敵全体にダメージを与え、自分に攻撃力UP&確率で防御無視(ドッペルの場合は必ず防御無視)そして攻撃時全ての属性に対して弱点をつくことができる「ヴァリアブル」を付与する。

通常版のマギアの追加効果が「自分含めた全員を強化する」ものだったのに対し、アニメ版は「自分だけ強化する」ものであり対照的になっている。

固有スキル「ソルジャーハート」は通常版の「エンチャント・シールド」にblastダメージUPの効果が付き攻守一体の性能に。

解放できるアビリティは通常版同様の「受け継ぎし加護」に加え
・クエスト開始から3ターンの間ヴァリアブル状態になる「ヴァリアブルオーラ」
・同じくクエスト開始から3ターンの間攻撃時に相手の「回避」「挑発」を無効化する「ホークアイ・オーラ」
・Blast攻撃時にMPを獲得できる「ブラストサルテーション」
と強力なものが揃っている。

◆おとぎ話ver.

ディスク構成:A A B縦3 C C
2022年のクリスマスイベント「Winter recollection~まだ透明な私たちより~幻の物語」開催と同時に限定ピックアップガチャに登場。

初期レアリティ☆4、水属性のマギアタイプキャラ。
コネクトは味方の与えるダメージを上げ、MPを回復(MPゲージを増加させる)効果に変更。

マギア「アブソリュート・ゼロ」は敵全体にランダムで4回属性強化ダメージを与え、自身の水属性攻撃力と攻撃力を3ターンの間上げつつMPを回復する効果。

精神強化で解放できる固有スキルはアクセルディスクを引く「アクセルドロー」。
固有アビリティにはクエスト開始時最初の1ターンだけMPが自動回復する「マナスプリングオーラ」、それぞれマギア/マギア&ドッペルのダメージをクエスト開始時から5ターンの間上げる「マギアアップ・オーラ」「ドッペルオーラ」がありアクセルディスクや固有アビリティでMPゲージを上げ強力なマギアを放つことができる性能になっている。


◆ヒストリアver


いろはごめん!

オレたち魔女の弱点を叩いたのに
全然効かねーんだよ…!

そのせいで、やちよさんが…


大丈夫、やちよさんは無事だよ

それにね、きっとこの魔女も
やちよさんが倒してくれると思う

ハァッ!?

















ディスク構成:A A A B横3 B縦3


第Ⅱ部の後を描いた「ピュエラ・ヒストリア」のクライマックスを飾るレイドイベント「Pillar of Tomorrow」に登場した新たな姿。
巨大な槍と翼が特徴で、神々しいその姿は二葉さなから「ギリシャ神話のアテナ」と称された。


2023年8月17日にイベントと同時に開催された期間限定ガチャにて実装された。
初期レアリティ☆4、水属性のミスティックタイプキャラ。ユーザーからの通称は「ヒスやち」。ヒステリックなやちよさんではない

コネクト「新たな歴史を刻みましょう」は対象の与えるダメージと水属性攻撃力をアップさせる効果。


マギア「幾星霜の彼方へ」とドッペル「モギリのドッペル」は敵全体に属性強化ダメージを与え、3ターンの間味方全員の攻撃力・防御力・状態異常耐性・魔女へのダメージをアップさせる効果。

ドッペルではバフの効果が5ターンに増加し、さらに1ターンの間ヴァリアブル状態を付与する効果が追加。

さらにEXスキルの効果で、味方全員の全ディスク効果が永続でアップし1回だけクリティカル攻撃を無効(通常のダメージになる)にすることが可能になる。

精神強化で解放できる固有スキルは1ターンだけ自身の水属性攻撃力・攻撃力・与えるダメージをアップさせる「Aオーバードライブ」。

アビリティにもクエスト開始1ターンだけヴァリアブル状態になりさらにドッペルのダメージも上がる「ヴァリアブルフルバースト」など強力なものがそろっているが、特に目を引くのがファスト・マナアップ。

このアビリティは一定量MPが溜まった状態でバトルを開始出来る効果を持つ。

ヒストリアやちよのファスト・マナアップはクエスト時限定(ミラーズでは発動しない)という制限があるとはいえ100%、つまり1ターン目からいきなりマギア・(解放していれば)ドッペルが放てる状態になるとんでもないアビリティになっている。

先述のヴァリアブルフルバーストが合わさり、クエストのみだが1ターン目に特大威力
のドッペルを放つことが可能。

誕生の経緯については「ピュエラ・ヒストリアのやちよさん」を参照。



メインストーリーでは7年間戦ってきたベテランとして槍をふるい高い実力を発揮。戦闘時、回りの状況を見て適切な判断を下すシーンもある。
Ⅱ部でもその実力は維持されている。
アニメ版では生成した槍を足場に空中を歩くシーンも。

■メインストーリーのやちよさん(Ⅰ部)


この町に無駄な死体を増やしたくない...それだけよ

◆1章

小さなキュゥべえを探して神浜市に訪れ、魔女の結界で使い魔にやられていた環いろはを助け出す。
その後神浜市から追い出すため調整屋から出てきたいろはに接触。

いろはとの戦闘中、 十咎ももこ がいろはを助けようと現れた。
やちよはいろはとももこに「どちらが魔女を先に倒せるか競い、いろはが勝ったら実力を認める」と勝負をしかける。

圧倒的な戦力差で自身の勝ちが確定したやちよはいろはに「一人で魔女を倒せたら実力を認める」と告げ、いろはは見事それを達成。

勝負の後、いろはが連れていた小さいキュゥべえを危険分子として殺そうとする(勝負をしたのもいろはに小さなキュゥべえを連れてきてもらうためだった)がいろはに止められ、小さなキュゥべえを庇った彼女は気を失ってしまった。

◆2章

里見メディカルセンターから出てきたいろはと再会。「絶交ルールのうわさ」に気を付けるよう忠告し、いろはが居なくなった妹を探していることを知る。

その後、うわさによって消えてしまった 秋野かえで を助けようとしていた 水波レナ にうわさの解決策を話し自身もレナ達の元へ向かう。
敵に操られたかえでとレナを難なく無力化し、いろは・ももこと協力して結界の主を撃破。
レナとかえでの無事を確認し立ち去ろうとするがいろはに今戦った敵について聞かれ、あの敵は「うわさ」を現実にする為に現れる 「ウワサ」 だと話しその場を後にした。

◆3章

うわさを探して調整屋でみたまと話していたいろはの元に現れ、「半端な気持ちで首を突っ込むのはやめなさい」と話しいろはのうわさ探しを止めようとしていた。

うわさを探し町起こしのスタンプラリーをしていた所、同じくうわさの情報を求めてスタンプラリーをしていたいろはと遭遇。

彼女の魔女との戦いぶりを見て、いろはがうわさを調べることを許可する。
いろはと共にうわさを調べ、口寄せ神社のうわさは夜の水名神社にあることを突き止めた。
いろはと彼女が連れてきたやちよの昔の仲間、 由比鶴乃 と共に夜の水名神社に侵入。
「口寄せ神社のうわさ」の力で出現した結界内でいろはは探していた妹環ういに、やちよは親友 梓みふゆ と再会するが現れたのは偽物だった。

偽物とはいえ親友の姿をした敵をやちよは攻撃することができず、いろはに偽物を倒してもらい結界を脱出しようとすると、うわさの内容に逆らったため結界の主のウワサが現れた。

駆けつけた鶴乃と3人で戦うが、こちらの攻撃が通用せず倒すことはできないと判断。
撤退しようとするが戦闘中に今まで浄化していなかったいろはのソウルジェムが穢れきってしまう。
するといろはの中から何かが飛び出し、それはウワサを倒してしまう。

ウワサを倒したいろは達の元に、神浜市に来ていた見滝原の魔法少女 巴マミ が現れる。
マミはいろはを人型の魔女だと勘違いし、戦闘になるがももこが助けに来たことで事なきを得た。

みかづき荘でいろはから「やちよと協力してうわさを調べたい」と頼まれ、やちよもそれを承諾。
仲間ではなく自らの「助手」としていろはと協力してうわさを調べることになった。

◆4章

「ミザリーウォーターのうわさ」に巻き込まれたいろはを救うために協力してうわさを追う中で「魔法少女の解放」を掲げウワサを守る「マギウスの翼」の魔法少女達と接触。
うわさに巻き込まれた魔法少女 深月フェリシア 佐倉杏子 と協力し、マギウスの翼の拠点でウワサを守る白羽根天音月夜と天音月咲を退け、いろは達はウワサを撃破。
月夜と月咲はまだやちよたちと戦おうとするが...
「久しぶりね、やっちゃん」
「みふゆ...?」
そこにやちよが探していた本物のみふゆが現れた。

「こんな形で再会したくなかった!」
みふゆはマギウスの翼として魔法少女の解放のために活動していたのだ。

みふゆを連れ戻そうとするが、みふゆは月夜たちと共に居なくなってしまう。
やちよはもう一度マギウスと接触するためにうわさを消していくことを決める。
神浜へ引っ越す予定だったいろはと身寄りのないフェリシアをみかづき荘へ迎え、いろはたちと暮らすことになった。

◆5章

「電波少女のうわさ」を調べている最中、いろはが知らない人物から謎のメールを受けとる。
電波塔で見滝原の魔法少女 鹿目まどか と共に魔女の口付けを受けた一般人を助けだした。
メールの送り主であるウワサ「アイ」の頼みを聞き、いろはとまどか、そしてまどかの友達 暁美ほむら はウワサの結界に侵入。
アイが閉じ込めていた魔法少女 二葉さな は、アイを倒して結界から脱出した。

いろはとヘリポートで再会し、マギウスの1人 アリナ・グレイ と対面。
マギウスが魔女を利用していることを知り、マギウスの翼との戦闘の後みふゆと再会するがみふゆの意思は揺らがなかった。やちよは自身を蔑ろにする家族と別れたさなをみかづき荘に迎え入れ、いろは達のマグカップを揃えた。

◆6章

突然みかづき荘にみふゆが現れた。
やちよはみふゆに「昔のやちよに戻った」と告げられる。

いろは達はみふゆの誘いでマギウスの講義を聞くべく記憶ミュージアムのうわさを追うが、やちよはいろはたちに協力せず距離を置く。
「何度も言わせないで
協力関係よ」

しかし結局いろは達の事を心配になり、自分に言い訳しながら記憶ミュージアムへ向かった。

記憶ミュージアムへ向かい、目の前で仲間たちがマギウスの 里見灯花 とアリナに連れていかれてしまう。
そして再会したいろはにチームを解散すると告げる。

やちよは過去に仲間だった 雪野かなえ 安名メル を失い、その原因は自身の願いによって生じた固有魔法ではないかと推測していた。

「あなたたちを
死なせないためにも・・・」
「チームを解散させて・・・」

仲間を作らなくなった理由、チームを解散しようとした理由は、いろはや他の魔法少女達を守るためだった。
(メルの死の後にやちよはチームを解散しており、さらに他の魔法少女の狩りに介入するようになったやちよを見てももこはやちよと対立するようになってしまった。)
しかしいろはは1人でウワサを倒し、やちよの考えを打ち砕く。
いろはは自分がリーダーになると宣言し、やちよはそれを受け入れ初めていろはを名前で呼んだ。
「ありがとう・・・いろは・・・」
ミュージアムから脱出する途中マギウスの翼に入っていたマミに襲われるが 美樹さやか の助けで無事みかづき荘へ帰還。
みかづき荘へ訪れたももこと長年の蟠りを解いたやちよは、いろはと仲間を助け出すことを決意する。

◆7章

いろはと共に神浜の東のボス 和泉十七夜 の協力も得て鶴乃たちを助けるべく奔走する。
みふゆの手引きでさなとフェリシアが帰還し、キレーションランドのウワサと同化していた鶴乃も救出することに成功。
5人は「チームみかづき荘」として結束する。
「チームみかづき荘!がんばるぞー!」
「お
ウワサの結界が解けた後、やちよは最後のマギウス 柊ねむ と対面しマギウスが解放のために育てている「エンブリオ・イブ」の存在を知る。

◆8章

いろはは「万年桜のうわさ」を探すべくさなと別行動をしていたが、神浜の各地で黒羽根たちが暴走する事態が発生。
仲間たちと協力して神浜の魔法少女を助け、ヘリポートにてマミ達と対峙。
鶴乃は羽根を暴走させていたウワサを破壊し、マミと対決。
やちよは戦闘中自分の体から感じた謎の魔力を使い、マミをウワサから解き放った。
しかしマギウスは電波望遠鏡を使い、ワルプルギスの夜を呼び寄せてしまう。

◆9章

ホテルフェントホープに突入し、いろはを救出。マギウスを見限ったみふゆ達と協力してマギウスを止めるため戦う。
見滝原の魔法少女や仲間の助けもありいろは達とマギウスのいる地下聖堂へたどり着き、
エンブリオ・イブの姿を目の当たりにする。
マギウス3人から「自分たちがキュゥべえに成り代わる」というマギウスの計画の全貌を聞かされる。

ウワサによってフェントホープの外に出されやちよたちと離れてしまったみふゆの作戦でフェントホープが破壊され、イブが外へ出てきてしまうが、それもマギウスの計画通り。

マギウスがイブの拘束を解こうとするのを阻止するため、いろは達は再度立ち向かう。

しかしここでイブがいろはの探していた妹、ういであったことが判明する。

◆10章

ワルプルギスの夜を喰らうべく動き出したイブ。
みたまや天音姉妹からの情報によりイブを倒せばういを救出できること、イブに付いている宝石を壊せばイブを倒せることが分かり、
魔法少女達はイブに立ち向かう。

イブを中央区のビルに縛りつけるが、イブの使い魔が作っていた瓦礫の巣を利用した強力な攻撃を受ける。

それでも諦めずイブの体に貼り付きコアに近づくいろは。
すると小さなキュゥべえがいろはから飛び出しイブのコアに触れ、灯花・ねむはういの記憶を思い出した。灯花とねむの協力でいろははついにういを救出、再会を果たした。

しかしアリナがそこへ乱入。コアを失ったイブを支配下に置き世界を滅ぼそうとするがそれ止めようとしたねむと相討ちになり、残ったイブも小さなキュゥべえがコアになることで形なき「自動浄化システム」に変化した。

マギウスが呼び寄せたワルプルギスの夜が、神浜へやって来る。

神浜の魔法少女と共にワルプルギスの夜に立ち向かい一度は倒されかけるも、突然降り注いだ{羽根}によって力を取り戻しワルプルギスを追い詰めていく。

やちよはいろはに自分の固有魔法が 「魔法少女の“希望を受け継ぐ力”」 だったと話す。

「託された希望を蓄える器を持ち、その蓄えた力を操ることができる」
マミとの戦いで感じた謎の魔力は、かなえやメルから受け継いだ希望だった。
「今まで私は気付かずに
この力に支えられてきた」
「だけど次は、
みんなのために使う番ね」
この力を使い切れば、魔法少女としての力も衰えてしまうだろうと話すやちよ。
「そんなリスク
何の障壁にもならないわ」
「魔法少女としては
十分長く生きたもの」

「それに私の後ろには
沢山の魔法少女がいる」
「何かあれば私の希望は
あなたが受け継いで、いろは」
「縁起でも無いこと
言わないでくださいっ!」
「大丈夫、私たちでやれますよ」
「もちろん、そのつもりよ」


ういの力で魔法少女達の魔力を集め、灯花が変換し、やちよの固有魔法の力で完成した矢をいろはが放ち、最悪の魔女は倒された。

フェントホープを破壊するためにソウルジェムにヒビが入る程傷ついてしまったみふゆもいろはの治癒で一命を取り留め、ねむも下半身麻痺になってしまったものの生きていた。
戦いが終わった後、やちよはいろはやみかづき荘の仲間になったうい、神浜の仲間たちと共に本当の「魔法少女の解放」へ向け歩んでいくことになる。

■メインストーリーのやちよさん(第Ⅱ部)


みかづき荘の未来を、ずっと見ていたいわね

ベテランとして神浜マギアユニオンを支える魔法少女。みかづき荘の中でも家主としてみんなを優しく見守り、モデルの仕事をしながら家計も支えている。悩みを克服して、以前に比べると穏やかになっている。(公式サイト第Ⅱ部のページの「Characters」より引用)

マギウスとの戦いが終わり、やちよは新しく作られた組織「神浜マギアユニオン」のメンバーと活動していた。

◆Ⅱ部1~2章

神浜市に魔女ともウワサとも違う謎の敵が現れた。
それと同時に、神浜の内外から魔法少女達のグループが現れる。
彼女達はみな自動浄化システムを求め、戦いは再び始まってしまった。
いろは達ユニオンは日の本のために自動浄化システムを求める時女一族と同盟関係を結ぶ。
イブの欠片である謎の敵は 「キモチ」 と名付けられ、それが倒されたときに手に入る「キモチの石」を手に入れるべく戦う。

2章では 紅晴結菜 たちプロミストブラッドにキモチの付近を陣取られてしまったものの、時女一族の協力でキモチを撃破。
ユニオンは2つ目のキモチの石を手にいれたが、キモチを探知できるういを利用しようとしたプロミストブラッドの魔法少女にういが拐われてしまう。

◆Ⅱ部3章

さらわれたういを救出するためいろは達と二木市へ向かう。
敵の策略でいろはと分断させられるも無事ういを救出、夜が明けた後いろはと合流し電車に飛び乗り(無賃乗車)神浜へ帰還。帰る途中でキュゥべえからキモチの情報について知らされる。

◆Ⅱ部4章

結菜たちとこれ以上争わないために和解しようとするいろはや灯花、ねむ達と共にプロミストブラッドとの交渉の場へ向かう。

和解の自らの命を差し出そうとする灯花とねむ。
交渉役として現れたプロミストブラッドの煌里ひかると鈴鹿さくやは一旦この話を持ち帰ることになりいろは達とひとときを過ごす。

しかしプロミストブラッドが使っているミラーズのショートカットを探そうと「神浜監獄」で単独で行動していた観鳥令の動きが、プロミストブラッド側に知られてしまう。

交渉は決裂に終わり急いで神浜監獄へ向かうが、令は監獄の外でプロミストブラッドの笠音アオに 殺されてしまう。 (アオに殺すつもりはなく、情報を納めたカメラを狙って攻撃したのだがソウルジェムに命中してしまった)

令を失った牧野郁美の悲しみに反応して現れた最後のキモチと戦闘し、郁美がキモチの石を手にいれた。

時女一族は再始動したネオマギウスに襲われキモチの石を取られてしまう。
みかづき荘にネオマギウスから宣戦布告の手紙が送られ、やちよ達は灯花が用意した新しい拠点「クレセントハウス」に移住することになった。

◆Ⅱ部5章

静香の申し出により、ユニオンは時女一族との同盟を解消。
令の遺した情報を元に、ショートカットを破壊すべく神浜監獄へ向かう。

鶴乃を監獄の奥へ向かわせるが、プロミストブラッドの大庭樹里との戦闘になりショートカットを破壊することはできなかった。
さらに相手が使用しているショートカットは1つではないことも判明。

作戦の後、フェリシアが「両親を殺す夢」を見たと言い・・・

◆Ⅱ部6章

プロミストブラッドの智珠らんかからの情報やショートカットを破壊すべく十七夜たちと行動するが、それは罠だった。

みふゆが魔法少女達と協力して株分けのミラーズの魔女を倒す作戦を聞き、それを了承する。
いろはは回復した十七夜達と新しい侵入ルートを利用した計画を立てるが、フェリシアがクレセントハウスに帰ってこない。

フェリシアを探し出すと、彼女は自分こそが両親を殺した犯人だったと話す。
フェリシアはそのまま出したドッペルに連れられかつて自身が住んでいたマンションで真実を目撃、両親を殺した罪悪感から自暴自棄になり、キモチに身体を渡そうとしてしまう。

ブレスレットを通して共にフェリシアの心に入り込んだ後、いろは達と共にフェリシアを説得する。

「楽にさせてくれよぉ...」
「親、殺して、オマエらも騙して...
オレ、ただサイテーじゃん」
「不幸で当然だし
生きてる価値、ねーんだよぉ...」

「私はフェリシアに
幸せでいてほしいと思ってる」
「それに、あなたが生きる価値は
十分あるわよ」

「どうしてだよ...」
「オレ、やちよにだって迷惑かけてばっかりじゃん!」
「ええそうよ、毎日朝は起きないし
ワガママだってしょっちゅうよ」
「だけどね、あなたは
凍った私の心を溶かしてくれた」
「仲間を失い続けた私に
あなたは一緒に希望をくれたのよ」
「だから感謝してるし、
今は家族の一員としてね」
「あなたがどんな風に成長するか
楽しみで仕方ないの」
「だから、価値がないなんて
言わないで」
いろは達5人の言葉でフェリシアは落ち着きを取り戻すが、心から「両親は自分を憎んでいる」という思いは消えなかった。

そこに死んだはずのフェリシアの両親の霊が現れた、自身への想いや自分の名前の意味を聞かされたフェリシアは生きることを決める。

その後結菜達と戦闘し大ダメージを受けていた十七夜の元へ向かい、救助に成功。
みふゆの株分けのミラーズの魔女を倒す作戦は、プロミストブラッドに妨害されながらもキモチの力を使った郁美の犠牲と引き換えに達成された。
魔女が倒され、ミラーズを利用したショートカットは消滅。
しかし郁美が持っていたキモチの石は奪われ、プロミストブラッドの元に4つの石が揃う。

◆Ⅱ部7章

クレセントハウスでいろはから彼女自身の「すべての魔法少女を救う」決意を聞く。

ショートカットを絶たれたプロミストブラッドはキモチの石を持ったまま二木市へ戻ってしまった。
いろは達と共に二木市に向かい、プロミストブラッドとの最終決戦に挑む。
やちよは笠音アオと戦闘になり、性格が変わってしまったアオに驚きながらもいろは達と合流するが、相手の策略で1ヶ所に集められたやちよ達はプロミストブラッドの魔法少女達から一斉攻撃を受ける。

しかし保水雫の活躍で無傷で切り抜けることができた。
結菜はいろは達を倒すべくキモチの力を利用し圧倒的な力を発揮するが、制御できなくなり暴走。
敵味方関係なく襲いかかる結菜に魔法少女達は圧倒され、いろはは結菜を止めようと1人カタコンベへ向かう。

いろははキモチの石を通して結菜と繋がり、お互いの心と過去に触れる。

いろはの想いを受け入れた結菜は戦いを止め、プロミストブラッドとの戦いはいろはと結菜が和解する形で終わった。

◆Ⅱ部8章

混乱するユニオンの魔法少女たちをまとめるためいろはが連れてきた結菜の言動に怒り、戦おうとした魔法少女達をみふゆと共に止める。その様子を見ていた都ひなのは「本当に衰えているのか」と驚愕していた。

キモチの石を集め自動浄化システムを手にいれようとするもキュゥべえに介入されてしまう。
さらに時女一族に倒されたはずだった 藍家ひめな たちネオマギウスが再び現れ、神浜を掌握しようと動き出す。
少し前に電話で「迷惑をかける」とやちよに話していた十七夜とみたま、 時女静香 、笠音アオがネオマギウスに寝返ってしまった。

◆Ⅱ部9章

十七夜から「ネオマギウスの作戦について教える」とメールを受け取り向かうも、やはり十七夜にユニオンに戻る気はなかった。誘き出されたやちよ達は十七夜たちと戦闘になる。
みたまの調整の力を使った罠にかかってしまう。
駆けつけたいろは達によって救出され、クレセントハウスへ帰還。

その後、電波望遠鏡前で十七夜たちと再び戦闘している最中、ネオマギウスを裏切った 宮尾時雨 によってネオマギウスの計画の全貌が語られる。

「なんてことに手を貸してるの
アンタってやつは・・・!」
「今からでも侵入していただけだと
言いなさい!早く言いなさい!」

いろは達は計画を止めるべく電波望遠鏡へ向かった。
しかし神楽燦が拐ってきたみふゆの力を利用し、ひめなは一般人の命を脅かす電波を流してしまった。

◆Ⅱ部10章

流された電波によって、神浜にいる一般人は魔法少女の存在を認めなければ一切飲食ができない危険な状況になってしまった。

ひめなを止めるため魔法少女達は二手に分かれて行動する。
電波塔近くでネオマギウスと戦闘するも、ひめなの居場所はわからなかった。

ネオマギウスの拠点だった神浜市民会館で悲しみの力を得た十七夜・みたまと戦闘になるが圧倒され、みたまの罠にかかるも鶴乃の幸運の力でなんとか切り抜ける。

みたまの妹みかげが東西の関係を回復させようと「仲良し大作戦」を計画し、インターネットで署名を集めていたことを知ったやちよはテレビへの出演を決め一時離脱。

その後みたまと十七夜がももこ達と戦う中、みふゆは自らの魔法でテレビに出演して話しているやちよの姿を見せる。

さらにいろはが連れてきた十七夜の弟の言葉や過去にみたまを傷つけた女子学生の謝罪、ももこ・みかげの説得でみたまと十七夜は改心した。

みたまやネオマギウスの羽根の情報でひめなの居場所を知り、やちよもいろは達と合流。記憶ミュージアムにてひめなと対峙する。
追い詰められたひめなは奥の手として神浜に設置していた装置から 「ソウルジェムを破壊して自害しろ」 と暗示を流し全滅させようとするが、十七夜たちが装置を破壊したため不発に終わる。
ひめなはまだ抵抗しようとするが、ここに時雨たちネオマギウスのメンバーが現れひめなに計画を止めるよう話すがひめなは拒否。

ソウルジェムが穢れが溜まっていたひめなは十七夜が拐った小さなキュゥべえの居場所と自動浄化システムについての情報を話し、いろはの助けも拒み魔女になろうとする。

しかしそこに現れたひめなの親友栗栖アレクサンドラがグリーフシードでひめなのソウルジェムを浄化し、アレクサンドラに説得されたひめなはついに戦いをやめた。

神浜にかかっていた暗示もひめなや天音姉妹、フェリシアや 氷室ラビ といった魔法少女たちが協力しあうことで消滅。
キモチの石をめぐる戦いは終わり、神浜に再び平和が訪れたのだが?

◆Ⅱ部11章

密かに魔法少女の戦いを観察していたフォークロアの本拠地で、彼女たちや組織の協力者であり灯花の叔父の里見太助から話を聞く。

ついに8つのキモチの石が1つの場所に揃う。中央区で自動浄化システムを完成させようとするいろはを見届けようとしたが、ミラーズの主 瀬奈みこと がひめなの捨てた 「魔法少女を魔女にさせようとする悪夢を見せる」 仕掛けを使ったことでいろは達を除いた他の魔法少女共々戦闘不能になってしまう。

◆Ⅱ部12章前編

いろは、ごめんなさい
私たちは死ぬ

人類や世界を滅ぼすべく果てなしのミラーズから鏡の魔女が現れた。
コピーのいろはの攻撃で小さなキュゥべえを殺され、∞いろはへの変身を封じられたいろはは魔法少女になったかごめたちと共に鏡の魔女に立ち向かう。
しかし、ういを殺されてしまい次第にいろはたちは追い詰められていく。

やちよを含めた悪夢に飲まれていた神浜の魔法少女たちはソウルジェムが穢れきってしまう。
いろは達と出会った各グループのリーダーは、 ドッペルに操られた仲間を殺し力尽きてしまった。

その後、やちよは死んでいった魔法少女に希望を託され、自らの固有魔法によって一時的に復活。
鶴乃・フェリシア・さなにも力を分けていろはを助け、再び倒れてしまった。

そして2人残ったいろはとかごめも力尽き、倒れてしまう。
神浜に住む魔法少女が(アリナとかりんを除いて)全滅してしまい、物語は絶望で終わるはずだった。

力尽きる直前、かごめは魔法でこの絶望の記憶を葉っぱに込めていた。
それは時間をこえて小さなキュゥべえが殺される前のいろはたちの元へ届き、小さなキュゥべえの死は回避される。
小さなキュゥべえとういと合体し、いろはは
再び∞いろはに変身。
魔法少女たちは再び立ち上がろうとしている…

◆Ⅱ部12章中編

いろはが∞いろはになったことで灯花とねむが「ウワサの女王」として覚醒。
2人の手によってウワサに変えられることでやちよは他の魔法少女と共に復活した。
ウワサになった時の髪の色は 黄緑

やちよはいろはや神浜の魔法少女と共に鏡の魔女との最終決戦に挑む。
他の時間や場所からやって来た他の魔法少女たちの助けもあり、戦いは魔法少女たちの勝利に終わる。

「みんなをウワサから魔法少女に戻すこと
それがみんなに送る奇跡です」
そしていろはは魔法少女に希望があることをみことに証明するため、自分の「巻き戻し」の固有魔法をやちよ達に使うことを決意。

膨大な魔力を使うことで魂が擦りきれ、存在が曖昧になってしまうリスクがあったがいろははみんなを救うべく固有魔法を使う。

いろはの魔法でみんながウワサから魔法少女へ戻っていくにつれ、彼女の声は聞こえなくなり姿も見えなくなっていく。

「明日からいろはを探しに行くわ」

やちよは消えたいろはと再会することを決意し、呼びかける。

いろは!
みかづき荘には私たちがいるし
帰って来る家はあるんだから
どこに居るか知らないけど
いつでも帰ってきて!

帰って来なかったとしても、
私が迎えにいくから!

◆Ⅱ部12章後編(エピローグ)

いろは達が自動浄化システムを世界に広げ二度目の平和をもたらした後、みかづき荘の仲間たちやももこ・レナ・かえでと万年桜のウワサの結界に来ていた。

やちよは毎日のようにここに訪れ、いろはの魔力の流れを感じるようになっていたのだ。

みんなでいろはのことを話していると、いろはとういが目の前に現れる。
「見てるよ、みんな!」
「いろは、ういちゃん!」

いろはをピクニックに誘うも、彼女は魔法少女の記録をまとめるべく行かなければならなかった。

「行っちゃうの…?」
「え…?」


いろはとの別れを惜しむやちよ。

やっぱり…私には足りない…
会いたいわ…いろは…

どこに行けば...
あなたに会えるのかしら…


彼女がいろは達とみかづき荘で過ごした日々。それが戻って来る時はいつになるのだろうか。


+ 実は…

邪魔しないで…!

せっかくみんなで仲良く
良い結果を迎えたかったのに…!






ヒストリアver.の魔法少女ストーリーで、万年桜のうわさの結界に行きいろはを復活させようとしていたことが判明。

他の魔法少女たちがいろはがいなくなった現実を受け入れ未来へ踏み出そうとする中、やちよはかけがえのない存在であるいろはがいる時に縛られたままだった。

いろはのいない日常に耐えられなくなったやちよは(12章6話の)ピクニックに行く直前、鶴乃たちに 「鏡の魔女の力を利用し、いろはが犠牲にならないよう過去を改変する」 と言い出す。
さらにいろはを取り戻すためなら、自分が(自動浄化システムと一体化している)いろはの身代わりになっても構わないと考えていた。

下手すれば世界を壊しかねない危険な行為に、当然鶴乃たちは反対。


「さよなら」
「私ひとりで万年桜のうわさに行ってくるわ」


反対を押し切ってうわさに行こうとするが、フェリシアの固有魔法を受けて直前の記憶を失いやちよの過去改変は未遂に終わった。

そしてピクニックに向かう途中、やちよは仲間たちに 「もし自分がおかしくなったら止めてほしい」 と頼んでいる。


■ピュエラ・ヒストリアのやちよさん


あの子が決めたことだとしても、
私が犠牲になれば良かった…

何か強大な力があれば…

いろはもういちゃんも
消えずに済んだかもしれない…

自動浄化システムが正常に機能していないという噂を聞いて訪れていた万年桜のうわさの結界に異変が発生。
桜子が連れてきたねむ(の分身)からいろはの異変について聞かされ、ユニオンのメンバーに連絡した。

他の魔法少女が過去に向かう中、フェリシアと共に結界内に残りいろはを守るため魔力を与えることに。
(しかし消費する魔力が多くすぐに倒れてしまったため、駆けつけたみたまとピュエラケアがやることになった)

その後、グリーフシードの回収といろはの概念を探すためフェリシアや十七夜達と魔女を倒すも概念は見つからない。
うわさの結界に帰ってくると、瀬奈みことから話を聞いたかごめやみたま達のおかげでいろはの概念は(うわさの結界に潜んでいた)使い魔に奪われていたことが判明。

水名城にいた親の魔女を倒していろはの概念を取り戻し現代のいろはの概念を回収し、旅から戻ってきた魔法少女たちが集めた分と合わせてついにいろはが復活する。

…しかし喜ぶのもつかの間、いろはと共に象徴の魔女へ取り込まれてしまった。


分体と合体した象徴の魔女との決戦を描く「Pillar of Tomorrow」では引き続き危険な状態だったが、いろはに頼んで作らせた鏡を通って過去に向かう。


私は魔法少女の未来を切り拓く
未来への使者…

そして魔法少女の歴史を継ぐ者
未来のヒストリアよ

過去で「魔法少女の未来を繋ぐ伝説」を作り出して魔法少女たちに現代まで伝えさせ、未来への使者となったやちよは希望を受け継ぎ新たな姿に覚醒した。

魔法少女たちと協力し、槍の一撃で象徴の魔女を撃破することに成功。
今度こそいろはを取り戻したのだった。



アニメ版のやちよさん

神浜市のベテラン魔法少女。神浜市や魔法少女についての情報に精通し、チームには属さずひとりで活動。テリトリー意識が強く、実力の伴わない他の地域の魔法少女には厳しく接する。神浜市で発生している「噂」をファイリングしている。(アニメ公式サイト「CHARACTER」より)

◆1st SEASON

此処は神浜西のテリトリーよ。

他の魔法少女のテリトリーで勝手に魔女を狩るのは敵対行為になるって...
キュゥべえに教えてもらわなかった?

黒江 と共に神浜の魔女に苦戦していたいろはの前に現れ、難なく魔女を撃破。

いろは達に上記の台詞を言った後、「神浜市に行けば魔法少女は救われるってうわさを聞いた」と話す黒江に「そのうわさは聞いたことがあるが、神浜はあなた達が来るべき場所ではない」と返す。
2人に魔女のグリーフシードを渡し、もう神浜へ近寄らないよう話すと、いろはから小さなキュゥべえについて聞かれた。

その後絶交階段のうわさによって浚われたかえでを助けるためにももこやレナと協力することになるが、調製屋で再会したいろはを「足手まとい」と切り捨てる。しかし結局、みたまの調製を受けたいろはを連れて行くことに。
敵を撃破しかえでを救出した後、「今の敵は魔女ではなかったのかもしれない」といろは達に話し去って行った。
「気をつけなさい。今の神浜は何かがおかしい」

後日鶴乃から連絡を受け、噂を追っていたいろはと3人で神社のうわさを追う。
辿り着いた水名神社で、探していたかつての仲間みふゆと再会。外へ連れだそうとするがみふゆに拒まれ、心が揺らいでしまう。
偽者のみふゆはやちよを助けに現れたいろはに襲いかかるが、(アプリ版とは異なり)やちよの槍に貫かれ倒された。
同時に(偽者とはいえ)仲間を倒したやちよは精神的なダメージを負ってしまう。

鶴乃と再会し現れた結界の主と3人で戦うが苦戦し、いろはのソウルジェムにも穢れが溜まっていた。逃げようとするもいろはのソウルジェムが穢れ切ってしまい、いろはから何かが現れ敵を倒してしまった。
その何かはいろはを乗っ取り暴れまわるが、見滝原の魔法少女巴マミによっていろはは解放された。
いろはを魔女と疑ったマミと一悶着あった後、やちよはいろはをみかづき荘に連れていき一晩泊めるのだった。


ここからの流れはアプリ版同様、いろはと共に噂を追う中みかづき荘に仲間が増えていく。

そしてアプリ版のメインストーリーⅠ部6章に相当する11~13話(1stSEASON最終話)、みかづき荘に現れたみふゆとの会話で「昔に戻った」と言われたやちよはアプリ版同様いろは達と距離を置いてしまう。

(行かなくていいの?)

(後悔しない?)
(仲間じゃないですか)
「違うわ!」

「違う...仲間なんかじゃない。仲間なんてもう二度と作らない」
(ただ...私は)
(魔法少女が誰かに騙されようとしている所を)
(黙って見過ごせないだけよ)
アニメ版で追加された亡きかなえとメルとのやり取りの後、いろは達を追って記憶ミュージアムへ向かった。

マギウスの講義を受けやちよの過去を知ったいろはと再会し、チームを解散すると宣言。
納得できないいろはに自らの願いと、自分と一緒にいるといろはが死んでしまうことを話す。
やちよが「もう誰にも死んでほしく...」と口にした直後、ミュージアムにいたウワサ(アプリ版とは異なる)に食べられてしまう。
ウワサの中で自らの願いと願った理由を回想する。
「生き残りたかった」
「でもそれは、仲間を守るためよ」
いろはによってウワサは倒され、やちよも救出された。

「やちよさんが自分のせいで誰かが死ぬって思ってるなら、私がそうじゃない前例になります」

「私、簡単に死んだりしません」
「約束します。やちよさん」


「ありがとう...いろは」
「やっと名前で呼んでくれましたね」

心を通じ合わせた2人は、ミュージアムを出ようとする。
メインストーリーⅠ部5章に相当する10話でマギウスの翼に入っていたマミが2人の前に現れた。

追い詰められたやちよはマミの後輩の魔法少女美樹さやかに助けられるも、マミは新たな姿となり容赦なく攻撃を仕掛ける。

2人はドッペルを出してマミと応戦するが、ミュージアムの崩壊で地下に落下してしまったマミによっていろはは引きずり込まれ、生死不明の状態になってしまう。
「いろはーーーーっ!!」


約束したじゃない...
『死なない』って...約束したじゃない

◆2nd SEASON


私はマギウスを潰す

私はマギウスを絶対に許さない。それが私に残された...


仲間を再び失ったやちよは、マギウスを潰すべく独りで行動しウワサを消していた。
今までの彼女からは想像できないような行動を取っており、
黒羽根を路地裏で捕まえ、首を絞めてマギウスの情報を吐かせる
・中立の立場でマギウスに協力していたみたまから情報を聞き出そうと武器を向ける
・黒羽根になっていた魔法少女黒江を追いかけ回す
など怒りに満ちていた。
(やちよさんならぬ病ちよさん)
その怒りはいろは達を奪ったマギウスと、いろはがいなくなった後も平気で生きている自分自身に対するものだった。


黒江を問い詰めていた所に現れたみふゆと激突。
両者ドッペルを発動させ、やちよはみふゆを追い詰め殺しかけるもなんとか踏み留まった。
やちよは「もうだれも犠牲にしたりしない」ことを決意する。

その後黒江と共に迷いこんだ「万年桜のウワサ」の中でいろはを発見するが、いろははドッペルに取り込まれてしまっていた。
黒江と協力してドッペルを倒し、ついにいろはと再会。涙を流した。

仲間を助けるべくマギウスの本拠地ホテルフェントホープへ向かい、現れた天音姉妹を食い止めいろはと黒江を先に行かせた。

いろはを追う中でマミと戦ったときに助けられたさやかとその仲間の鹿目まどか、暁美ほむらに出会い、車でキレーションフェントホープへ向かう。
やちよはフェリシア・さな、そしてウワサと融合した鶴乃と再会した。

みたまから伝えられた「コネクトするつもりで攻撃すればウワサを剥がせる」という情報に従い鶴乃にコネクトするが、拒絶されてしまう。


「私が原因だった」
「私が鶴乃に・・・『強くあって欲しい』と押し付けていた」

「私・・・みんなに厳しすぎたんだわ」


「やちよさんは・・・これから鶴乃ちゃんにどうなって欲しいですか?」
「鶴乃には・・・もう、強がらないで欲しい」
「私たちは弱いまま、支え合いましょう」
鶴乃の心の内を見た後、鶴乃に向き合おうとしていなかったやちよはいろはと共に彼女を救うため再びコネクトする。
「ごめんね・・・鶴乃」

鶴乃を取り戻し、チームみかづき荘が再集結した。
まどか達もマミを救出、いろはとまどかの攻撃でマギウスの作戦も阻止された。

◆Final SEASON

いろはを追い灯花達の元へ向かおうとするが天音姉妹に阻まれてしまう。
そこにみふゆが現れ戦闘は防がれるも、灯花とねむが魔法少女を救うべくイブを覚醒させたことで魔法少女達はドッペルを制御できず暴走してしまう。
「絶対に約束よ」
「あの子たちとあなた自身を、無事に守り切って」
「お願いよ...みふゆ」
暴走に耐えたやちよは暴走した魔法少女たちや自分の仲間をみふゆに任せ、ワルプルギスをイブに食らわせようとする灯花達を追う。


しかしやちよの願いは叶わず、みふゆはももこと共に魔法少女を救うため自らの命を散らしてしまった。

イブに追い付き、灯花・ねむに攻撃を仕掛けるが防がれてしまう。2人は魔法少女を救うため、神浜市やそこに住む人間を犠牲にしようとしていた。

そしてやちよは黒江を救えず絶望しかけていたいろはに鶴乃・フェリシア・さなと共に呼びかけ、いろはは立ち直る。

みかづき荘5人の力を合わせたコネクトで完成した乗り物で再びイブの元へ向かい、いろはは灯花とねむの説得に成功。

しかしそこに現れたアリナが自身をイブと融合し、人類全てを魔法少女にすべく動き出す。
灯花とねむはドッペルを出して自らの命を犠牲にアリナに突撃、大爆発が起こった。


気がつくと学生服の姿で列車の座席に座っていたやちよ。
目の前には死んだはずのかなえとメルが座っていた。
自分は死んだのか?そう思ったやちよにかなえは話しだした。

「メル、かなえ。それじゃやっぱり...」
「幽霊じゃない」
「私はやちよの中に引き継がれた魔力が喋ってるだけ」
「まさか犠牲にした仲間の魔力を奪って自分の中に縛りつけてたなんて」
「どこまでも醜悪だわ。許してちょうだい」

「それは、やちよの勘違い」
「やちよが持つ力は、仲間を犠牲にして生き残る力じゃない。仲間の希望を受け継ぐ力」

ももことみふゆが現れ、続けて話す。
「やっちゃんの中には、ワタシたちの希望が託されているんです」
「ま、そういうことだから。後は任せた」


「ここでお別れ」
「さようなら、やっちゃん」
「あっ...ももこ?みふゆ?」
みふゆ達とのひとときの会話の後、目を覚ますやちよ。アリナはまだ生きていた。
ドッペルをコントロールしたいろはが魔法少女たちにコネクトし、魔力を回収する。
「やちよさん」
「行きましょう」
魔法少女たちの魔力とやちよの希望を受け継ぐ力を込めて完成したいろはの一矢により、アリナは倒された。

エピローグ、みかづき荘でくつろいでいるやちよ。長かった髪は切り、ショートヘアになっていた。
犠牲を出して終わった戦いの後に、彼女は何を思っているのだろうか。

■イベントストーリーのやちよさん

いろはと同様に多数のイベントに登場する。

「彼方に届いて希望の一編(かけら) 魔法少女なりたて物語」では本編より前の小学生時代、モデルユニットに入っていた頃のやちよが登場する。(アニメ2nd SEASONでもやちよの記憶として一瞬だけだが登場。)

「生き残りたい」という願いの理由(魔法少女になった理由)が「オーディションで生き残ってモデルユニットのリーダーになり、ユニットの皆を解散させないため」であることも判明した。
またみふゆとの出会いや魔法少女の現実を知り苦しむ姿も描かれている。

4周年イベント「時を超えた大宴会」ではアイドル時代の歌をみんなの前で恥じらいながら歌うシーンがある。
(なおメインストーリー10章、やちよのテレビ出演シーンでも画面に「一時はアイドルとして活動」と表示されている)

■マギア☆レポートのやちよさん

みかづき荘のオーナーとして居候3名を囲うベテラン魔法少女。運転免許証を持っているが本編ではどうだかわからない。(ゲーム内アイテム「魔法少女シール#004」より)

初期から登場。上記の説明の通り、アニメに先駆けて車を運転するシーンが存在。
マギレコのやちよさんと同様にいろは達とみかづき荘で暮らしている。

CoCo壱番屋コラボの後には食べ過ぎたのかやちよがモデルとは思えないほどに太ってしまうとんでもない回がある。その後の回ではダイエットしようと走っていた所をみふゆに見つかり、いろはが何とかごまかしていた。

■余談①

メインストーリー第Ⅰ部6章や期間限定イベントみたまの特訓において、異変が起きた神浜に干渉しようとする他の町の魔法少女を止めようとしていたという発言があり、魔女の減少した神浜市外に追い返したら魔女化してしまうのではないか?という意見も時々見られる。

これに関してやちよは、第Ⅱ部1章において紅晴結菜が二木市で発生した血の惨劇の話をした際に「私たちは魔女が増えたことで逆に困惑をしていたけど、外では真逆のことが起きていた...」と発言しており、それまで神浜市外が安全だと考えていた可能性は高い。(アニメ版では気づいていたと思われるが)

これはやちよが神浜の外を直に見ていない事と、神浜の危険性を人一倍深刻に考えるが故のミスであったと思われる。しかし、神浜の魔女や使い魔が強くなっていたというのは事実であり、そもそも危険な状況を作り出した元凶はマギウスであるという事を忘れてはならないだろう。


■余談②

メインストーリー第Ⅰ部9章にて、里見灯花からキュゥべえの本当の目的を伝えられるが、犯罪に手を染めてまで救済を求めたみふゆまで知らなかったというのはおかしな話であり、彼女達にはキュゥべえに目的があるという考え方が存在しなかったのか、或いは質問の仕方がまずかったのだろうか……?

なお、アニメ版及びコミカライズ版ではメルの魔女化の後、直ぐにももこ、みふゆと共にキュゥべえに抗議する展開に変更されている。(アニメ版では目的まで聞かされている)

■七海やちよ語録

「これに懲りたら、もうやめなさいね。大変な事よ、魔法少女として生きるのは」
「また生き延びたのね...」
「傷つけないことは守ることと同義じゃない」
「答える必要はないわ」
「今日はポイント10倍デーの日なのよ」
「仲間でしょ!?」「あれ、助手じゃ...」
「言い間違えただけよ...」
「助手でしょ!?」
「半人前がふたりいれば、少しは一人前に近づけるかもね」
「敵と戦うときは、落ち着いて相手の力を見極めるのが大事よ。勝てないと思ったら逃げなさい。それは恥ずかしいことじゃないわ」
「マギウスの本拠地はどこ?」
「それじゃ...免停覚悟で飛ばすわよ!」
「いろは、あなたの苦しみも失敗も全部私たちに分けてちょうだい」




「小さな追記・修正の繰り返しが、大きな項目に繋がる...ってことね」

出典:マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(2017年8月22日~)より
©Magica Quartet/Aniplex・Magia record Partners

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最終更新:2024年02月11日 23:25