真夜中のノック(漫画)

登録日:2022/08/22 Mon 00:30:00
更新日:2023/09/10 Sun 20:03:12
所要時間:約 4 分で読めます




※WARNING※
この項目はホモエロネタです。
耐性のない方、18歳未満の方、タイトルからホラーや推理ものを想像したノンケは今すぐブラウザバックしてください。





山川純一のホモ漫画。初出は『薔薇族』1985年3月号。
単行本『君にニャンニャン』に収録。後に復刻された『ウホッ!! いい男たち~ヤマジュン・パーフェクト』にも収録されている。
タイトルにある「ノック」をするシーンは作中にはない。コックはたくさん出てくるけど。



■あらすじ

夜も更けた頃、中学3年生の一条秀也は、マンションの一室の前に佇んでいた。
秀也が意を決して「速見」という部屋のチャイムを鳴らそうとしたとき、中年男性が中から出てきた。
男は秀也を横目で見ながら意味ありげににやついて去っていった。

チャイムを鳴らすと、出てきたのはバスローブをまとった美青年であった。
秀也は興奮して彼に父親の浮気相手を出せと詰め寄るが、慌てて青年は部屋に秀也を連れ込む。
部屋に入って落ち着いた青年は、父親は金を払ってここに来ているのだから浮気ではないと説明するが、興奮の止まない秀也は女を出せとさらに詰め寄る。

ここは自分の部屋だから女なんていないと言う青年の言葉に、一瞬の沈黙の後、秀也は父親の相手が目の前にいる青年・速見大輔であることに気付くのであった。うん、知ってた。

父がホモ行為を日常的にしていることにショックを受けた秀也は、父や目の前の大輔を汚い言葉で罵る。
大輔はそんな言葉には耳を貸さず、シャワーに向かうのだった。


シャワーが終わっても秀也は大輔の部屋から出ることができずにいた。
子どもは寝る時間だとからかう大輔に、目障りだから服を着ろと叫ぶ秀也。

しかし、そんなことは意に介しない大輔は服を着ようとはせず、秀也に父親と同じように自分を三万円で買わないかと煽る。
どうして父が大輔のような男を相手にするのかと悔しがる秀也だったが、大輔はコイツのせいだろうと20cmにもなる巨根でオナニーを始めるのであった。

突然の行為に理解が追い付かない秀也に、大輔はオナニーを続けながら、自分や秀也の父がホモとして捨てられない(さが)をもっていることを語る。

秀也はそんな大輔の股間から目が離せず、思わず勃起してしまい、慌てて前を隠すのであった。


すると、そこに聞こえてきたのは、チャイムの音と聞き覚えのある声…。
何と秀也の父である一条修造が折り悪く来訪してしまったのだ。

準備万端とばかり勃起している大輔の一物を見た修造は、我慢できずにすぐにベッドになだれ込む。

修造は丹念に大輔のケツの穴をなめてほぐすと、己の一物を挿入する。
だが、隣の部屋では秀也がそんな父親と大輔の痴態を鬼の形相で覗いているのであった…。
大輔は秀也の視線に気づくがどうすることもできず、快感に身を任せるしかなかった。

大輔が白濁を修造の胸板に吐き出したとき、我慢できなくなった秀也が部屋に飛び込んできた。
秀也は父を平手打ちすると、部屋を飛び出して行ってしまい、慌てて修造も後を追いかける。

家への帰り道、秀也に魔がさしたと言い訳する修造だったが、秀也は毎月三万円くれれば母には黙ってやると持ち掛ける。
それで家庭の平穏が買えるならと、修造はすぐに三万円を渡す。

三万円を握りしめて秀也が向かう先…、それは大輔の部屋であった。



■登場人物

  • 一条秀也(いちじょう しゅうや)
主人公。中学3年生。
大輔に美少年と評されるほどの整った容姿をもつ。
父親の浮気相手を探しに来たら、自分でも気づいていなかった性癖に目覚めさせられてしまう。

【名セリフ】
「だからってホモの道に走ることはないでしょ!?親父もあんたもなんて汚いんだ!!」
「こ、こいつどんな神経してるんだ…?だけど…ほんとにでかい!」

  • 速見大輔(はやみ だいすけ)
ホモ相手に身体を売って生活する男。喫煙者。見られ好き。
一見すると優男風だが、20cmの巨根の持ち主。ヤマジュン世界で大きさが分かっている中では堂々の4位。
中年が主な相手のようだが、本人の好みは秀也のような美少年。現代なら淫行条例でアウトである。
親子をホモの道に引きずり込んでしまう魔性のホモだが、掲載当時(1980年代)におけるホモの立場を秀也に語りかけるシーンは考えさせられるものがある。秀也の勃起でいろいろ台無しだが。

【名セリフ】
「親父さんみたいに三万で俺を買わない?たっぷりと俺の体で奉仕してやるぜ?」
「親父さんの気持ちもわかってやれよ。俺もふくめ親父さんだって好きで男好きになったわけじゃないんだから…」
「どうしたって捨てられない(さが)ってもんがあるのさ…。俺たちはそんなやりきれなさを互いになぐさめあうしかないんだよ」


  • 一条修造(いちじょう しゅうぞう)
秀也の父。会社社長。
大輔の常連客だが、ホモ行為(不倫)に罪悪感をもっていたようで、大輔を抱く度に家族に申し訳ないと言っていた。
息子が自分をきっかけにホモの道に入ってしまったことを知ったとき、彼はどうするのだろうか。

【名セリフ】
「うほっ!用意がいいな。息子をたててお迎えとはな。もう涙まで流しとるのか」
「大輔くん、私の体の上に君の精液をぶちまけたまえ!」

  • 大輔の客
小太りの中年男性。自分のことを棚に上げて、風紀の乱れを嘆く。

【名セリフ】
「あんな子供が…世も末だね」



追記・修正は三万円片手にマンションの一室を訪ねた人にお願いします。


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最終更新:2023年09月10日 20:03