SASUKEオールスターズ

登録日:2022/08/23 Tue 23:12:33
更新日:2024/01/21 Sun 07:13:25
所要時間:約 16 分で読めます




SASUKEオールスターズとは、スポーツバラエティーの特番「SASUKE」のレジェンド達である。


概要

SASUKEオールスターズとは、SASUKE界のレジェンド選手6名のことを指す言葉。主に第1~3期で大活躍した選手たちで、竹田敏浩以外の5名がFINALSTAGEに進出した経験がある。2023年2月9日時点でSASUKEオールスターズは次の記録を持っている。
  • 完全制覇(秋山、長野)
  • 41回の大会に欠場したことがない皆勤賞(山本)
  • 2nd,3rdともに最多進出記録(竹田)
  • FINALSTAGEに5回も上り詰める(長野)
  • ゼッケン100番に15回なったことがある。*1(長野)
  • 1stに20回連続リタイヤ経験をもつ。(山田)
  • 最年長1stクリアタイ(山本)
etc...
今回は、そんな世間に一般人として隠れていた超人を紹介しよう。


山田勝己

兵庫県加古郡播磨町出身。「浪速のターミネーター」「ミスターSASUKE」などの名称がある。完全制覇者4名に何かしらの影響を与えた男でもある。
出場当初の職業はボンベ配送業だったが、後述する原因から失職、その後義父が経営していた鉄工所で、アルバイトを経て現在は社長となっている。

初登場は第1回。SASUKEの母体である番組『筋肉番付』の『クイックマッスル*2』の全国選手権で準優勝という肩書きをひっさげ登場したが、2ndSTAGEの5連ハンマーでリタイヤしてへらへら笑うという、今の山田からは考えられない姿を見せた。
第2回では張り付いて進むスパイダーウォークで天候の影響を受けてかリタイヤ。この結果に山田は「同じ相手に2回負けました。それが許せませんでした。終わってからも悔しさがこみ上げてくるんですよ」と語った。
この頃から山田勝己は狂いだした。なんと、リタイヤしてしまったスパイダーウォークの自作セットを作ってしまった。
今では自作セットは皆が作り出しているが、このころのSASUKEは存続もわからない単なるバラエティーの1コーナーに過ぎなかった。そんな中でも人生を賭けて挑む、まさにミスターSASUKEと呼ばれる所以かもしれない。

そして迎えた第3回。なんと極度の減量を施し、撮影当日は水しか摂取していなかった。この大会でついにFINALSTAGEに進出。過度の減量の影響か、この時の体力は限界に達しており完全制覇は成し遂げれなかった。しかし、残り30cmまで上り詰めたことから、「完全制覇に最も近い男」と呼ばれた。
第4回では、反省を活かし、逆に増量。余裕で2ndをクリアするも、3rdの新エリア「クリフハンガー」で増量が仇となりリタイヤ。
第5回では建付けが悪く脱線したローリング丸太を驚異的な反射神経で回避するも、まさかのスパイダーウォークでリタイヤ。ちなみにトレーニングのし過ぎで仕事をクビになり無職になっていた。
続く第6回では再び3rdに進出。因縁のクリフハンガーを制し、残るはパイプスライダー1エリア。最後の着地までいき、ついに着地の瞬間。何とか着地し、FINALに進むかと思いきや最後の最後で転落してコースアウト。非常に悔しい結果となった。

悲願の完全制覇を見せるため、家族を呼び寄せた第7回は、まさかの1stの最終エリア、ロープクライムでタイムアップ。
そして第8回までも雨が降って非常に滑ったそり立つ壁でリタイヤ。この時、ラストチャンスとして引退を決断。だが数か月後に撤回。

第9回。3大会ぶりに1stをクリアした。2ndでこの回のスパイダーウォークが猛威を振っていたため、なんと山田は靴にガムテープを貼り、スパイダーウォークの時にはがすという狂気の発想をした。やっぱり、ガムテープをはがすのに非常にタイムロスとなり、そのせいか2ndで脱落。第9回終了後、自作エリアはどんどん増えて、山田の家には小さな魔城ができていた。

そして第10回。3rdへ進出し、練習の成果あってかパイプスライダーまで突破。因縁のパイプスライダーも攻略し、ついに着地、後はここを残すのみ。しかし、まさかの着地に失敗しリタイヤ。
この後のインタビューで山田はこう語った。
「これだけは言えることなんですけど、俺には、SASUKEしかないんですよ。 自分の気持ちの続く限りはずっと挑戦し続けたいっていう気持ちは、今でも持っているし、多分これから先ずっと変わらないと思うんです」
人生をSASUKEに費やした山田だから響くセリフである。尚この言葉は現在水ダウ御用達である。

第11回では2ndのバランスタンクで残念ながらリタイヤ。
第12回、1stは0.72秒残しというギリギリのクリア。そして2ndで事件は起きた。
2ndのスタートエリアであるチェーンリアクションの安全上により手袋を装着することが義務付けられている一方、「スパイダーウォークまでには手袋を外さないといけない。」というルールがあった。このルールを覚えてほしい。
なんと山田は前回リタイアしたバランスタンクも突破し、無事に2ndもクリアかと思われた。ところが、なんとボタンを押してもゲートが開かないのである。何故か、それは「スパイダーウォークに手袋を外さないで挑んでしまった。」から。
この後山田は「手袋を外さなければいけないのは知っていたがそれによってルール違反になるとは聞いていない」と難癖を言った。
そして認められた再挑戦。ちゃんと手袋を外し進んだが、クリアのボタンに触れかけてタイムアップ。またも山田は「ボタンは押した」とメカニカルトラブルを訴えた。
一概に否定できなかったためなんと3回目の挑戦になった。しかし、チェーンリアクションとスパイダーウォークの間のエリア、「ブリッククライム」から転落し腰を強打、肝心のスパイダーウォークの挑戦中でタイムアップ。それでも山田は進み続けて押したって決して開かないボタンを押して嘆いた。そしてゲートとともに転落した。
そして結果的に最初の時点でリタイヤ扱いになった。

第13回は初の欠場。
第14回では1stのジャンプハングでリタイヤ。
第15回では転落による1stコースアウト。そして、転落した先にマットが置いてあり、なんと仰向けでくつろぐようにマットに着地し、SASUKEファンはこのマットを山田専用マットとよく呼んでいる。
第16回ではペースが慎重になりすぎて1stタイムアップ。
第17回ではそり立つ壁に苦戦し上ったところでタイムアップ。
第18回ではゴール目前で1stタイムアップ。
第19,20回ではジャンピングスパイダーでリタイヤ。
第21回ではジャンピングスパイダーを突破したものの、降りた時に足を負傷した。なんとか頑張ってハーフパイプアタックをクリアしたものの、そり立つ壁でタイムアップ。

第22回は1stのジャンピングスパイダーでリタイヤ。
第23回は1stのスライダージャンプでリタイヤ。
第24回はそり立つ壁で脱落。
第25回は欠場。
第26回はやっぱりか1stのジャンピングスパイダーでリタイヤ。
第27回はそり立つ壁でタイムアップ。
第28回も2連そり立つ壁でタイムアップ。

第29回は初めて「山田軍団 黒虎」を引き連れた。本人は3rdのデモンストレーションを担当したが、クレイジークリフハンガーの飛び移りの前でリタイヤ。*3
第30回ではまさかの全カットである。スタッフとの確執があったという説もある
第33回大会も1st序盤でリタイヤ。そこからもう出場はないかと思えたが、なんと第38回に電撃復活した。
結果はドラゴングライダーでリタイヤだったが、SASUKEファンを大いににぎわせた。
続く第39回はなんと1stの第1エリア「クワッドステップス」で着水したものの、その後のローリングヒルで着地に失敗し、二度沼に浸かるというある意味伝説を残した。
第40回では、フィッシュボーンでリタイヤ。
第41回では新エリアのツインダイヤでリタイヤ。

余談ではあるが、日テレ、テレ朝、TBS、テレ東、フジテレビに出演したことがある。特にTBSでは、水ダウの準レギュラーでもあり、15回以上出たことがある。SASUKEしかなかったんじゃないのか。
水ダウでの山田は、SASUKEと言わせずにロケをさせようとしたところ、最初の挨拶でほぼほぼ撃沈させてしまったり、棒高跳びを誰かがクリアするまで帰れないときは、棒高跳びの適正がなさ過ぎて買い出し担当になったりしている。
ほかにも、CMに出たこともある。しかもSASUKE関連ではないやつで。*4意外と歌がうまい。ちなみに、本人が言うには「これで3rdとかFINALまで行ったら人生変わるからなホンマに。飲みに行ったら声かけてくれるとか」らしい。人生観とかじゃねぇのかよ。

また、かなりの天然であり、食レポの際に「あーん」といいながらご飯を食べたり、Twitterで 騙されたりしてる。(山田勝己のTwitterに飛びます。)

山田軍団「黒虎」

かつての山田のもう一つの呼び名「難波のブラックタイガー」からつけられた、山田勝己の完全制覇の意思を継いだ者たちによる団体。団長,監督は山田勝己だが、コーチというよりは師匠という立場で特訓させる。最初はネタ軍団であったが、現在は完全制覇の有力選手の軍団となっている。和田アキ子もこれに真似してか、アッコ軍団「赤虎」も作られている*5

山本良幸

初出場の37回で3rd進出、そこから40回まで今のところ全ての回で3rdに進出している絶対的エース。テンションが上がって上半身裸になったりゴールすると独特の表情をしながらキレキレの敬礼を行うなど随所で笑いを取るがその実力は本物であり、黒虎の中で唯一クリフハンガーディメンションに成功した。第40回大会では、黒虎初のファイナリストとなり、第40回現在で二人しかいないサーモンラダー15段のクリア者である。

河内総一郎

39回大会に初出場。ドラゴングライダーでリタイヤ。

高須賀隼

40回大会に初出場。2ndリタイヤ。





山本進悟

東京都出身。唯一の皆勤賞持ちである。初登場の時はガソリンスタンド勤務だったが、回を重ねるたびアルバイトだったのがいつのまにか課長になり、自分自身でSASUKE御殿と呼ぶマイホームを購入した。
現在はガソリンスタンドを退職し、トレーニングジムを経営。

初登場の第1回は2ndの五連ハンマーでバランスを崩しリタイヤ。
第2回は3rdのパイプスライダーでリタイヤ。
第3回は初のFINALSTAGEとなるが、完全制覇は成せず。
第4回はまさかの1stの揺れる橋でリタイヤ。

第5回はギリギリで2ndをクリアするものの、3rdのパイプスライダーの飛び移りで落下。
第6回は1stローリング丸太でリタイヤしてしまった。
第7回はFINAL進出するも、挑戦直後に脱臼しスパイダークライムでリタイヤ。
第8回は1stのゴール手前で無念のリタイヤ。

第9回は2ndをクリアしたものの、3rdのランブリングダイスの着地でリタイヤ。
第10回は1stのロープクライムで無念のタイムアップ。
第11,12回は3rdのクリフハンガー改でリタイヤ。
第13回は2ndのウォールリフティングでタイムアップ。
第14回は3rdのカーテンクリングに翻弄され、
第15回も3rdのボディプロップで脱落。
第16回は1stのジャンプハングで着水。
第17回も3rdのボディプロップで脱落。

第18回は1stのフライングシュート、
第19回は1stのジャンピングスパイダー、
第20回は1stのハーフパイプアタック、
第21回も1stのフライングシュート、
第22回は1stのハーフパイプアタックでリタイアと、1stステージをなかなか突破できない不調が続く。
第23回ではなんと3rd進出したが、第一エリア「アームリング」で肩が外れてしまったためリタイヤ。
第24回は1stのターザンロープ前でタイムアップ。

第25回大会は2ndでバランスタンクのロープをつかめずリタイヤ。
第26回では1st序盤のローリングエスカルゴでリタイヤ。
第27,28回は1stのスピンブリッジでリタイヤ。

第29,30回も2ndのバックストリームでリタイヤ。
第31回は何と1stの第一エリアローリングヒルで跳躍ミス。

第32,33,34回は1stのダブルペンダラムで三連続リタイヤした。
第35回では1stのフィッシュボーンでリタイヤ、
第36回では1stのウイングスライダー、
第37,38回では1stのドラゴングライダーでリタイヤ、
第39回ではまたもフィッシュボーンで脱落*6と、ここ数年は1stを突破できずにいた。
第40回では、メンタル面でのトレーニングを試し、なんと、48歳にして8年ぶりの1stクリア。*72ndに関してはサーモンラダーや宿敵のバックストリームを攻略するも、エリア間の移動が遅かったため、タイムアップ。ちなみにこれで山本は2ndのサーモンラダーを全種類クリアしたことになる。

ちなみに、SASUKE公式YouTubeだと、山本進悟の嫌いなエリアベスト5は
第1位 ドラゴングライダー
第2位 バックストリーム
第3位 スピンブリッジ
第4位 フライングシュート
第5位 ローリング丸太
である。ちなみに、ローリング丸太、ドラゴングライダー、バックストリーム以外の2エリアは突破できたことがない。

秋山和彦

北海道在住。毛ガニ漁師をしていたことから毛ガニの秋山とよく呼ばれる。
生まれつきの弱視だが、このハンディキャップを言い訳にしたくないと本人は言う。現在は指圧師として治療院を営む。

彼も『クイックマッスル』の全国選手権に出場。準決勝で山田に敗れるも、2回戦で307回という大会最高記録を叩き出す。これが評価され、第2回で初出場。第2,3回では2ndのウォールリフティングでタイムアップ。
続く第4回、2ndをクリアし、3rdのクリフハンガーを制し見事FINAL進出へ、練習として綱登りを10kgの重りと一緒に登っていったこともあってか、なんとSASUKE史上初の完全制覇を達成。『クイックマッスル』以来の良きライバルであった山田から、3rdの沼地に投げ入れるという形で祝福された。

しかし、先天性の弱視によってか第6,7,8回では1stのジャンプハング(第5回は欠場)、

第9回ではなんと1stの第一エリア五段飛びでリタイヤ。
その後の第10回大会も1stのそり立つ壁でリタイヤするなど、成績が振るわなかったが、
続く第11回は3rdまで進出。3rdのボディプロップで脱落するが、復活の兆しを予感させた。
第12回も3rdへ進出するも、パイプスライダーで無念のリタイヤ。

第13回は1stのねじれた壁でリタイヤ。
第14,15回も1stのそり立つ壁でリタイヤ。
第16回も2ndへ行くも、メタルスピンでリタイヤ、
第17回は1stのサークルスライダーでリタイヤ。

第18,19回は欠場。
第20,22回は1stのハーフパイプアタックで脱落(21回は欠場)。
第23回は欠場。
第24,25回は坊主になりハーフパイプアタックもクリアするも、そり立つ壁でタイムアップ。

第28回では1stのスピンブリッジでリタイヤ。この大会で秋山は、アームレスリングへの道を志しSASUKEを引退した。
が、まさかの第40回記念大会にて3997番で復活。ちなみに、霜降り明星のせいやが秋山のコスプレをしてることを知って復活したらしい。
結果はドラゴングライダーでリタイヤ。49歳かつ弱視&ほとんど未体験でフィッシュボーンを突破できるのはすごい。


竹田敏浩

元岐阜県揖斐郡の消防士。現在はスポーツトレーナーをやっている。史上最強の消防士という名で知られる。
人命救助に関わる肉体派職業という事もあり、その活躍は全国の消防士を勇気づけさせ当時の消防庁長官直々に表彰、消防士募集のポスターに採用されるなど、SASUKEと職業が嚙み合った人物。

初出場の第5回では、2ndのスパイダーウォークでリタイヤ。
第6回では、ボディプロップで脱落。
第7回はなんと1stの終盤でタイムアップ。
しかし第8回では3rdの最終エリア、パイプスライダーで脱落したが、魔城の深いところまで来た。

第9回では3rdのランプグラスパーでリタイヤ。
続く第10回も1stのジャンプハングでリタイヤしてしまった。
しかし、第11~17回は7連続3rd進出した。第11回はボディプロップで脱落。第12.17回はパイプスライダーでリタイヤ。第13,14,16回ではクリフハンガー改でリタイヤ。
第15回では「災害現場で子供背負って救助してると思ってやります」との意気込みを語るもデビルブランコでリタイヤ。

第18回では2nd新登場のサーモンラダーでリタイヤ。
第19,20回は1stで惨敗し、第19回はフライングシュート、第20回はロープラダーでリタイヤとなる。
第21回は3rdのハングクライミングでリタイヤ。
第22回では1stのジャンピングスパイダーでリタイヤ。
第23,24回では3rdのスパイダーフリップでリタイヤ。

第25回では2ndのダブルサーモンラダーでリタイヤ。
第26,27回は欠場。

第28回では1stのローリングエスカルゴでまさかのリタイヤ。
続く第29回もヘッジホッグで1stリタイヤ。
第30回では2ndに進出するも、スワップサーモンラダーでリタイヤ。
第31回ではまさかの1stの第一エリア、ローリングヒルで脱落。

第32回もそり立つ壁でリタイヤ。
第33,34回では2ndに進むも、サーモンラダー下りでリタイヤ。
第35,36回は1stのドラゴングライダーでリタイヤ。
第38回では1stクリアしたかと思ったが、フィッシュボーンの最後の足場を踏まずリタイヤ。
第39回を欠場した後、自身が運営するYouTubeで大病を患ったと告白。SASUKEからの引退を表明した。
前述の通り3rd進出は史上最多記録を持っていながら、FINALには1度も進出できなかった悲劇の選手でもある。


長野誠

宮崎県延岡市出身。水産会社勤務の漁師、第50金比羅丸船長、史上最強の漁師とよく呼ばれる。
放送で見た山田の活躍に憧れを抱き、出場を決意。
船の自室に家族の写真と並べて山田の写真を貼るなど、その思いは並々ならぬものであった。

船の高所にて命綱無しで逆立ちや腹筋などをするという衝撃的な内容の応募ビデオがスタッフの目に留まり、第7回で初出場するも、1stのそり立つ壁でリタイヤし、全カットとなった。
第8回もそり立つ壁でリタイヤしダイジェスト行きに。

しかし第9回。なんと3rdの最終エリア、パイプスライダーまで行ったことから、一気に有力選手になる。
第10回は1stのジャンプハングで脱落した。
第11,12,13回は何と3連続FINAL進出を果たす。*8しかし、綱登りで惜しかったもののどれもリタイヤ。第12回ではボタンを押したものの、あと0.11秒の差でタイムアップとなってしまう。
第14回は3rdのジャンピングバーで滑り止めをつけすぎて滑り脱落。
続く第15回では2ndのメタルスピンでリタイヤ。
第16回はデビルブランコまで突破するものの、デビルブランコと直結になったパイプスライダーをつかもうとしたら逆に距離を遠くしてしまいリタイヤ。
そして第17回。3rdのデビルブランコをクリアし、その勢いでパイプスライダーもクリアしFINALへ、四度目の正直なるか、長かった第2期SASUKEを完全制覇し、歴史にケリをつけた。
この時の以前からこの天辺には何があるかを探していた長野、その答えは本人曰く、「ここには本当は、俺的には何もないんです。俺はSASUKEが好きで、オールスターズのみんなと一緒にSASUKEをするのがとても楽しくて、それだけでやってます。」とのこと。

続く第18回は3rdで改悪を重ねた新クリフハンガーを軽々突破した……かに思えたが、突起ではない部分を触ってしまい、自己申告により失格となった。
そして第19回は改悪を重ねた1stのフライングシュートでリタイヤ。
第20回は2ndのダウンヒルジャンプで体制を崩しリタイヤ。
第21回では、人類で初めて新クリフハンガーをクリアしたものの、設計ミスにより異常に滑らないグライディングリング(この回のみ)により3rdで脱落。
第22回では1stのスライダージャンプをジュンサカ*9でやってしまいリタイヤ。*10
続く第23回もスライダージャンプでリタイヤ。かと思われたが・・・
「ロープが止まったよ!」そう。システムトラブルである。これにより、長野はもう一回疲労がたまった中1stをやることになった。これに対し長野は苦笑い、山本は大爆笑であった。
驚異のロングコースの終盤で落ちてしまった長野に、前回大会ファイナリストの漆原裕治も「さすがに無理」といっていた。
緊張の瞬間。長野は疲労がたまった中1stをクリアして、ついでにアナウンサーによって勝手にミスターSASUKEを襲名することになった。この後、長野は襲名されたミスターSASUKEを山田に返上した。
そしてそのままFINALを進出した。惜しくもGロープでタイムアップになったものの、身体能力の高さがよく分かった回である。*11
第24回大会では1stのジャンピングスパイダーで急ぎ過ぎたあまり着地をミスしてリタイヤ。

第25回は1stのサークルスライダーでリタイヤ。そして第26回までも1stのジャンピングスパイダーでリタイヤしてしまった。
第27回大会、4大会ぶりに3rdへ進出。3rdのアルティメットクリフハンガーで散ってしまったが、年を言い訳にさせない姿はとても格好がよかった。

第28,29回は2連そり立つ壁の2個目でリタイヤ。
しかし第30回大会では2nd進出をするも、スワップサーモンラダーで失格。
第31回も1stのそり立つ壁でリタイヤ。

引退の決意を第32回で行い、そり立つ壁で苦戦を強いられるも突破、ランバージャッククライムも驚異の速さで上り詰めたが、残念ながらタイムオーバー。これで引退し、以降はアナウンサーの横で解説役を担うようになった。関係が深い仲間などが出陣した際は解説を放棄していたが。
かと思われたがまさかの第38回に電撃復活。惜しくもドラゴングライダーでリタイヤするも、シルクスライダーで足のみで着地する、フィッシュボーンのサンドバッグを細い足場の上でうっちゃる*12など相変わらずの体幹の強さを要所要所で見せつけた。
その後も現地に足を運んで後輩たちを激励している。
第40回大会にも参戦。なんと息子の塊王くんも出陣する。結果はドラゴンをクリアしたものの、途中で足を挫いた上、フィッシュボーンでのタイムロスが響き二連そり立つ壁の二個目でタイムアップ。ちなみに塊王くんはローリングヒルの登り部分でリタイヤ。
第41回大会では、漁師からタグボートに転職。なんと息子塊王くんがなんと14歳で最年少1stクリアし、最年少の塊王、最年長の長野という長野親子によるW新記録を樹立するのではという期待の中、まさかの滑り止めのつけすぎでクワッドステップスでリタイヤ。直前に進悟に「ばかばかばーか」といったのがブーメランとして帰ってきたか。

SASUKE以外では、実はシングルを出して歌手デビューしている。ほかにも、筋肉番付の企画で基礎体力測定をしてみたところ、専用のトレーニングをしていないのにオリンピックのアスリート級の数値を記録した。
荒波が男を強くさせたのであろう。しかし、前屈で手が届かないほど柔軟性が乏しい。イッテQや黄金伝説などにも出演したことがある。2018年にピンク色のトノサマバッタを見つけるも、レアなものとは知らずに自然に返してしまった結果、悔しい思いをしたことがある。


白鳥文平

千葉県印西市役所印旛支所(旧・印旛村役場)勤務。印旛村の英雄と呼ばれている。
自宅には多くの練習用セットが作られ、オールスターズをはじめとした有力選手が大会前に訪れていた。オールスターズの中でも頭脳明晰で、知能を駆使した攻略法を見出す。

初登場の第9回では、なんと史上初めてジャンプハングを片足飛びでクリアし、会場を大いに沸かせた。しかし、1stのそり立つ壁でリタイヤする。
第10回では欠場だが、次の第11回では2ndのウォールリフティングまで到達。
第12回ではFINAL進出したが、惜しくも綱登りでリタイヤ。
続く第13回では3rdのパイプスライダーで惜しくも着地に失敗しリタイヤ。
第14回では2ndのバランスタンクでリタイヤ。
第15回では出番前に熱中症にかかるアクシデント。しかしそれを乗り越え、3rdのクライミングバーまで到達する健闘。ちなみに、クライミングバーの脱落は彼のみである。
第16回では3rdのデビルブランコをあらかじめ自分の休憩地点の方に寄せ、反動をつけて攻略するも、パイプスライダーでリタイヤ。この攻略法は他の選手達も真似をするようになった。
第17回では3rdのボディプロップで脱落。

第18回では1stのジャンピングスパイダーでリタイヤ。第19回もフライングシュートにやられ、1stでリタイヤ。
第20回は欠場。
第21回ではダウンヒルジャンプでリタイヤ。それからしばらくは怪我の影響で出場はなかったが、第30回で復活した。しかしジャンプハング改で初めて片足飛びを失敗しリタイヤ。



編集、追記は山田勝己に影響を受けた人がお願いします。

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最終更新:2024年01月21日 07:13

*1 SASUKEのゼッケン100番はまあまあの名誉である。

*2 3分間に腕立て伏せを行った回数を競う競技。

*3 この時の山田は47歳であったが、その歳で3cmの突起に体を預けるだけでも十分すごい。

*4 一応SASUKEの体感ゲームのCMにも出たことがある。

*5 尚、活動していたのは38,39回のみ。

*6 厳密にはシルクスライダーの着地で着水しているように見える。

*7 これは同大会のケイン・コスギと並ぶ最年長記録である。

*8 これを成し遂げたのはおさると長野以外にいない。

*9 片手を順手、片手を逆手にするフォーム

*10 ジュンサカは固定されていないバーを持つのには最適であるが、同時に勢いを殺してしまうため、このステージでは適していないフォームだった、ちなみに、1stのエリア、ドラゴングライダーではこの勢いを殺す特性が功をそうすことになる。

*11 前回の漆原の結果を受けてかは不明であるがFINALの制限時間を何故か5秒縮めており、これがなければ間違いなく2度目の完全制覇であった。

*12 フィッシュボーンの登場から約6年、サンドバッグに激突しながら渡り切った例は他の完全制覇候補を含めてもほぼ存在しない。