ビーダマン

登録日:2009/09/05(土) 00:22:19
更新日:2024/03/18 Mon 20:27:50
所要時間:約 4 分で読めます







ビーダマンとは、タカラ(現・タカラトミー)によって制作されていた殺人兵器の総称である。


誕生の経緯は、ボンバーマンをドラえもんや某ネズミのような、
世界的キャラクターにする野望を抱いたハドソンがタカラに「ボンバーマンのオモチャを作れ!」と圧力をかけ、
ダッコちゃん人形の人気の低迷によりハドソンに首根っこを押さえられたタカラが、
泣く泣く「なるたけボンバーマンのデザインを崩さずに」と開発したのがきっかけである。

この頃はただのオモチャであったため、破壊力はさほど無かった。

しかし、Dr.タマノという悪の科学者がビーダマンの可能性に着目。
「ビー玉って弾丸より弾自体はデカいから、もしかしたら拳銃超えられるんじゃね?」という身の毛もよだつ発想のもと改良が続けられた。
その結果、オリジナルデザインビーダマンの第一作目であるファイティングフェニックスは、
たかが空き缶を倒す程度のパワーであったビーダマンを積まれたブロックを吹き飛ばす化け物として誕生した。

しかし、ワイのワイルドワイバーン以降パワーが思うように上がらず、
ビー玉を二発同時に打ち出すダブルバーストや片手で締め撃ちができる「ダブルリングホールドパーツシステム」など、
名前は派手だが殺人兵器として必要なパワーが思うように得られなかった。

そんなDr.タマノの元に、タカラを影で支配する組織「JBA」から新システムの設計図が届く。
早速小学生のビーダマンを奪い取り、4日間に及ぶ格闘の末に悪魔の化身「コンバットフェニックス」が誕生した。

それまではせいぜい岩を削ったりする程度の威力だったが、
ご覧のように平気で岩を爆砕するを凄まじいパワーを得、Dr.タマノは遂に世界を支配するかに見えた。


しかし、この頃にタカラが新たに制作していた殺人兵器である「ベイブレード」が異様なまでの大ヒットとなり、
段々とビーダマンにかけられる予算が減り、最終的にビー玉の周りに真空を発生させる程度のパワーで一旦商品展開は終了を余儀なくされた。

その後、ベイブレード人気に陰りが出てきた頃に、
それまで四聖獣の黒魔術により洗脳されブレーダーDJのパシリをさせられていたDr.タマノが自身の野望を思い出し、
ベイブレード人気の低迷により力の弱っていた四聖獣の呪縛を破り、新たな殺人兵器の制作へと着手した。


しかし悪の総裁・水原マックスの手により、
今まで数年間コツコツと積み重ねてきたビーダマンのノウハウは完全消去(パーフェクトデリート)されており、
Dr.はまた一からの出直しを余儀なくされ、苦悩の末に「バトルビーダマン」を完成させた。

しかし初期はビー玉を固定する部分を指で押さえて威力を上げることができず、
多数の死傷者を出したキャノンショットはおろか使用者の指の骨をへし折るを諸刃の剣「しめ撃ち」すらできなかった。

なぜこの様な構造にしたのか?と言う問いに対しDr.は「三代目西のスナイパーはこのワイだからや」と答えている。
しばらく後、ナイスバディな処女のミエ母ちゃんの技術提供により、「しめ撃ち」のできるビーダマンである「ビーダマンZERO」が完成。

ぶっちゃけファイティングフェニックスレベルのビーダマンであったが、
木之宮タカオの激しい調教により記憶を失ったDr.はその事に気がつかなかった。


その後、ビーダマンZEROのシステムを昇華させたように見せかけたZERO2システムが完成、やっとこさバトルビーダマンが軌道に乗るかに見えたが、
9.11米倉テロの勃発により民間人に自己防衛の意識が高まり、
タカラ上層部はビーダマンの更なる威力アップをしなければ、クラッシュギアなどの他社の殺人兵器に対抗できないと判断、
従来のビーダマンとは大きく異なる外観の「クラッシュビーダマン」の開発へDr.を駆り立てた。


しかし完成したクラッシュビーダマンのデザインは昔Dr.が開発した「ストライカージェミニ」に酷似していたが、
火渡カイの放置プレイによって判断能力に欠けたDr.は例によって気づかなかった。

しかし米倉テロは「許した」派と「絶対に許さない」派により意見が分かれ、
民間人の防衛ブームも過ぎ去り、クラッシュビーダマンは全く売れなくなった。


その後社運を賭けて、なんだかよくわからない「メタルビーダマン」なる代物を出したらしいが、
またもや「メタルファイト ベイブレード」に居場所を奪われ、現在Dr.は再びブレーダーDJの下僕と化している。



詳しい方、追記・編集をお願いします。








    *   *
 * 嘘です
   n ∧_∧ n
 + (ヨ(*´∀`)E)
   Y   Y  *







概要

ビーダマンとは、タカラ(現タカラトミー)から発売されている、
ビー玉を発射するおもちゃの名称である。

歴史はかなり古く、最初期のビーダマンの発売はなんと1993年。
この項目を読んでいる人よりもビーダマンの方が歴史が長い、というパターンも多いのではないだろうか。

当初は本当に「ビー玉を撃つおもちゃ」以外の何物でもなく、
(一部商品にはビーダマではなく同サイズの金属球やBB弾を発射する小型のビーダマンが付属されているものもあったが)
そもそも後述のように競技玩具としてではなく、ボンバーマンのおもちゃの一環として発売された
(当時競技玩具という概念自体がそもそも無かった可能性が非常に高いが)。
同様のものにメダルを打ち出すメダルマン・おはじきを打ち出すオハジキマンなどもあったが、こちらはすぐに展開が終了している。

その後のビーダマンの歴史については、以下の各シリーズごとの概要を参照してもらいたい。
尚、当然ながらシリーズ間にビーダマ以外の互換性は基本的にはなく(例外もあるが)、何かしらの形で使えたとしてもルール違反に問われるのが関の山なので留意されたし。

シリーズ一覧

スーパーボンバーマンシリーズ(最初期シリーズ)

前述の通り、最初に発売されたモデル。
当時は連射や狙い撃ちの性能を追及するパーツはあまり発売されず、
搭乗型アーマーやヨロイなどキャラクターモデルとしての側面が大きかった。
また、ボンバーマン以外にもゴジラミュータントタートルズ、ツインビー、
ドンキーコング、筋肉番付のマスコットキャラ、魔法陣グルグルなどのキャラクターを使ったビーダマンも発売された。
しかし、「ビーダマを打ち出す」というコンセプトから、簡単な遊び方をすぐにタカラの社員も思いつき、
それを『作戦』と称して説明書やパッケージに記載するようになった。
それ以降、ビーダマンは二つの道を歩む事となる。

ボンバーマンビーダマン爆外伝

ビーダマン本来の「ボンバーマンのキャラクターおもちゃ」を追求したシリーズ。
後述のスーパービーダマンと違い、競技要素は殆ど無いに近く、どちらかと言えばロボット物のプラモデルに近いか。

これはこれで中々人気があり、ボンバーマンビーダマン爆外伝ボンバーマンビーダマン爆外伝V
2度にわたってアニメが放映されていた。
……が、後述のスーパービーダマンに完全に食われる形となり、商品展開も終了してしまう。

スーパービーダマン

ミニ四駆ハイパーヨーヨーと共に当時の競技玩具ブームの一翼を担ったと言われ、
後のビーダマンシリーズに多大な(本当に多大な)影響を与えたシリーズ。
初期はボンバーマンタイプのものであったがコロコロコミックで連載されていた、
爆球連発!!スーパービーダマン内でファイティングフェニックスが登場してからは漫画オリジナルデザインのビーダマンに移行して行った。
後にアニメ化されたり電子書籍化した時は権利の都合上ボンバーマン部分を、
オリジナルデザインに差し替えられアニメ放送中は上記のアニメ版デザインのビーダマンも発売された。

爆外伝と違い、連射・パワー・狙い撃ちといった競技性に特化した性能をどんどん追及していくようになり、
最初はただ単に2発まで連射が可能、という程度のものだったのが
ビーダマを貯蓄するマガジンができたり、ビーダマをまっすぐ飛ばすためのロングバレルが出来たり、
トリガーパーツを変えることでスーパーボールを打ち出せるようになったり……と、
競技用ビーダマンとしてのイロハは殆どこのシリーズから出来上がったと言っても過言ではない。
スマッシュトリガー? なんのことかな?

今尚非常に高い人気を誇る名作漫画爆球連発!!スーパービーダマンが7年間も続いた事から、
このシリーズの人気は非常に高かった事がうかがえた……が、同社のベイブレードが社会的な大ブームを巻き起こした事と、
そもそも機体パワーのインフレに歯止めがかからなくなり、子供に持たせるには既に危険すぎるシロモノとなっていた事から、
2001年に商品展開が終了、ビーダマンシリーズは一旦リセットを迎えることとなった。

バトルビーダマン

スーパービーダマンで得たノウハウを生かして作られた新しいビーダマン。
このシリーズ最大の特徴は、何と言っても二人のプレイヤーが互いに向き合って
相手のビーダマン(のヒットポイント)を狙ってビーダマを打ち合う『ディレクトヒットバトル』だろう。

スーパービーダマンではそもそもそのような遊び方は想定されていなかったのと、
機体の威力が高すぎて人に向けるには危険すぎるほどになっていたという事情があり、
まさに一旦仕切りなおしを計ったバトルビーダマンだからこそ出来た遊び方と言える。

また、近作から機体の構造が随分と簡略化され(スパビーで言えばOS期くらい)、
子供でも安心して遊べるようなおもちゃとなった。
ガラス玉ではない特殊な素材のビー玉「必殺球」や、シリーズ末期にはスーパーボンバーマンシリーズ以来の有線操作型ビーダマンを展開するなど、挑戦的なギミックも目立った。

アニメも2年間放映され、玩具としてもそこそこ成功を収めたと言える。

クラッシュビーダマン

バトルビーダマンほど威力を下げても、やはりガラス製の玉を人に向かって撃ち合うのは問題があると判断されたのか、
相手側のタワーを壊す事を目的として一新されたシリーズ。

従来の競技用ビーダマンシリーズではライバルの特権だった片手撃ちが標準装備となり、銃を思わせるような概観のものが中心となった。デザインは中々にカッコよい。
珍しく前シリーズとの互換性の導入にもチャレンジしており、専用パーツを用いることでバトルビーダマンのカートリッジシステムシリーズの一部パーツを使える。

バトルビーダマンから続く形でアニメも放映されたが、商業的には殆ど振るわずに1年ほどで商品展開も終了してしまった。
ナンバーが三桁まで用意されていた節がある辺りは長期的な展開を目論んでいた可能性が高く、実質的な打ち切りと見られている。

メタルビーダマン

ビーダマではなく、11mmのメタル玉を使用したシリーズ。
その為、ビーダマン本体自体が従来のものよりかなり小さい。

「なんだよ、それ……。そんなのビー玉じゃないよ。ただの鉛の玉じゃないか。
こんなのひどいよ。ビーダーの心はみんなビー玉のように透きとおっていると思っていたのに。
だから全力でバトルしていたのに!!
おまえの魂はその玉と同じ鉛色じゃないかー!!」

と、某主人公が激昂しそうなシリーズだが、ビーダマンの名を冠しているのだから仕方ない。

ちなみに1年もたず、僅か13アイテムが発売されただけで商品展開が終了してしまった。
他のシリーズと異なってアニメや漫画などの展開もしておらず(コロコロで申し訳程度の特集記事はは出していた)、シリーズの中でも知名度は特に低い。

クロスファイトビーダマン

再び一新し、現在最後のビーダマンシリーズ。
最初はまるでボンバーマン時代に回帰するかのように、人気漫画ペンギンの問題の主人公である
木下ベッカムをイメージしたキャラクターモデル『ペンビー』として発売していたが、
後にコアチェンジシステムシリーズとして再び独自路線に変更。

エンブレムチャージシリーズで久々にしめ撃ちを解禁したが、
やはりスパビー・バトビーほどの人気は得られず、3~4年ほどで展開は終了。
とは言えクラッシュ以降では一番長生きではあるため、そこそこ頑張ったと見るべきか…

キャップ革命ボトルマン

2020年10月から展開したシリーズ。正確にはビーダマンシリーズではないのだが、後継シリーズとなる。
今回はビーダマでなくペットボトルキャップを発射する。




追記・修正はビーダマンシリーズの復活を祈りながらお願いします。

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