阿久津大夢

登録日:2022/11/26 (土) 21:55:11
更新日:2024/01/27 Sat 14:50:08
所要時間:約 5 分で読めます






気に入らねえ奴がいりゃあ、ただ後ろからこっそり刺しゃあいい。

音も立てずにブスりといく。

背中には気を付けんだぞ、探偵。



概要

『阿久津大夢』とは『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』の登場人物。

CV:浜田賢二

『RK(Red Knife)』の最高幹部(ナンバー2)。ああ見えて31歳。
普段は闇に身を潜め表には出たがらないリーダーの相馬和樹に代わって、RKの陣頭指揮を執っている。
2m近い高身長とレスラーの如く筋骨隆々とした威圧的な風貌の男。
その装いも、金色に染めたナチュラルツーブロック、ヒョウ柄のトレーナーに全身を飾る金銀のゴツいアクセサリー、
左半身を覆ったトライバルのタトゥーとガラの悪さの見本のようである。

見た目に違わず行動的且つ血気盛んな性格の持ち主であり実力で物事を推し進めることを好む傾向にあるが、
見境なく暴れているわけではなく心底では常に冷静さを保っており、
旗色が悪くなれば即座に逃走できるよう予め余力を残しておいたり、現状を鑑みて逸早く適切な答えを導き出すなど頭の回転は速い。
また、自らの身辺を探るために潜入を試みる人間を敢えて泳がせ、逆にそれを利用して敵側の情報を掴もうとするなど狡猾な一面も持つ。

チンピラ然とした風貌とは裏腹に元は東城会直系『日侠連』に所属しており、相馬とは古巣からの付き合いである。
度重なる弱体化を経た後の東城会とはいえ20代の若さで名門日侠連の幹部候補と目されるほどで、後にRKの最高幹部としても、
内に多く流れ込んできた元東城会の豪傑達を不在がちの相馬抜きでしっかりと統制できていた事からも、印象に似合わず裏社会を生きる人間としての才覚は高い模様。
日侠連時代は、いつかのし上がろうとひたすら耐え忍ぶも『神室町3K作戦』によって東城会そのものが消滅してしまい、長きに渡る下積みも虚しく夢破れてしまう。
東城会無き後は相馬がその手で作り上げた半グレ集団『RK』に誘われ、表向きの顔という立場から相馬の手足となって動く事を自ら受け入れる。

リーダーである相馬とは一見対等に接しているかのようだが、その実彼には畏敬の念を抱いており、
相馬が現場に現れると途端に挑戦的な表情が陰り、普段の饒舌さも鳴りを潜めて借りてきた猫のようになる。
本編中だけでも二度三度相馬の口から「表向きの顔」としての不十分を皮肉っぽく咎められる場面があるが、それに対して強く言い返すこともしないので上下関係は徹底されている様子。

本編では相馬の命を受けて神室町内で部下を率いて川井信也という男性を捜しているところ、旧知の海藤正治と行動を共にしていた八神隆之と初めて出会う。
阿久津にとっては当初の彼らへの印象はまんざら悪くもなかったらしく、二人に川井捜しを手伝うよう持ち掛けたり、RKへ入るようにと自ら積極的に勧誘していた。

その後RKのアジトに直接乗り込んできた海藤に対して、RKに専属しなくてもいいから力を貸してくれと直談判するがけんもほろろに断られる。
業を煮やした阿久津は部下を集めて力尽くで海藤を押さえつけようとするも、RKメンバーの目を盗んで潜入してきた八神の加勢もあって部下は全員返り討ちにされる。
席に座ったまま終始傍観していた阿久津は、彼らのスタンスに理解を示しながらもどこか名残惜しそうな表情で俯く。
重たく沈んだ空気の中、滅多な事では姿を現さないはずの相馬が突如として現れ、阿久津も同席するその場で八神らに対し「当面はあんたらに構わない」と約束を交わした。

はずだったのだが……。

異人町へと戻った八神達は、どこかへ向かおうとする阿久津率いるRKの姿を再び目にする。
神室町を拠点にしているはずのRKが、何故八神が担当する事件の本拠である横浜の伊勢崎異人町に現れたのだろうか……?


バトルスタイル


本編では何度も戦う機会があるが、全て敵味方の混合戦でタイマンはない。
その関係か阿久津単体をボスとして見ると比較的弱い部類に入る。

スタイルの特徴としては投げ技主体であること。
掴みから派生する攻撃が多く、モータルアタックも豪快なジャーマンスープレックス。一部戦闘では周囲を巻き込むジャイアントスイングも使う。
相手からの投げ技への耐性も高く、こちらから掴むと即座に掴み返しでカウンターをかけてくるのが厄介。
他にレスリング風の打撃も多用するがどれも大振りなので避けるのはたやすい。
また、頻度としては高くないが、近くに椅子などの武器が落ちていると拾ってブンブン振り回してくる。
ダウンを取るとほぼ確実に挑発するのも特徴。直後にエルボードロップを掛けてくることも。
仁王立ちで両腕を広げる挑発行動もあり、こちらは挑発中に攻撃を当てるとカウンターに派生する。

オーラの色は鮮やかなマゼンタ。


余談


今作の主要な敵『RK』の最高幹部であり、OPムービーでのRKのVIPルームをバックに不敵な笑みを浮かべる姿が印象的だが、
様々な紹介映像でよく目立っている割に公式サイトの人物紹介には載っていない。
重要なのかそうでないのかよくわからない立場のキャラである。


海藤とのやり取りの中で、「極道にはできない事」のひとつに「初恋の女と所帯を持つこと」を挙げている。
海藤とはどの程度付き合いがあったのか本編で触れられることはない*1が、なんとなく「海藤正治の事件簿」を連想させる一言。
阿久津はあの女性のことや海藤との関係も知っていたのだろうか?



追記・修正はこれからだぜ!? かかって来いや!!


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最終更新:2024年01月27日 14:50

*1 一応、同年代の東とは相馬共々親交が深く、肩書きからは判らない海藤の実力を正確に評価できている