くまのプーさんのホームランダービー!

登録日:2022/12/18 Sun 22:20:45
更新日:2024/04/02 Tue 06:47:49
所要時間:約 7 分で読めます


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100エーカーの森のゆかいな仲間たちとホームラン競争をしよう!



くまのプーさんを上手にそうさして、ホームランを打とう!


『くまのプーさんのホームランダービー!』とは、2008年からYahoo!の子供用ポータルサイト「Yahoo!きっず」で提供されていたディズニーのブラウザゲームである。


概要

ディズニー映画『くまのプーさん』のキャラクターを使った子供向けの野球ゲーム。
(やることはバッティングだけなので、野球ゲームというよりはバッティングゲームと称するのが正確ではある)
バッターであるプーさんを操作して、ピグレットやティガーといったおなじみの森の動物たちが投げてくる球を打ち返すという、至ってシンプルなゲームである。

しかし…。
































この僕がヒットぐらいで満足する訳ないでしょ?

だってこのゲームは『ホームランダービー』なんだから......
























実はこのゲーム、子供向けとは思えない想像を絶した難易度で、2ちゃんねるのなんでも実況J住民(なんJ民)を始め、多くの人を阿鼻叫喚の地獄に叩き落したゲームとして有名である。




ゲームシステム

主人公・くまのプーさんについて

我らが100エーカーの森のクマ。本作唯一のプレイヤーキャラクターである。

プレイヤーに可能な操作は「マウスでプーさんを上下左右に少し動かす」「左クリックでバットを振る」の2点のみ。
プーさんのバットスイングの動きは横90度に振り抜く一種類しかないため、横の変化に対してはプーさん自体を左右に移動させて対応する事になる。
操作性は難しく、振りの判定がかなり速いうえ、マウスのボタンを押し続けないとスイングをやめてしまうので慣れるのに時間を要する。
そのバットの振り抜きの速さたるや約0.2秒ととんでもない速さ。ちなみにブツは違うものの日本刀での居合斬りの速さは約0.5秒とされる。
超速スイングの結果パワーも抜群で、初期状態でも130m弾を平然と飛ばす。しかもバットはただの丸太である。

その恵体豪打ぶりに加え、後述するあまりに高潔な勝負師精神を持つことから
プレイヤーの間では「プーの兄貴」、略して「プニキ」という尊称をいただいている。
この項目でも尊敬と畏怖の念を込め、プニキと呼ばせていただく。

基本ルール

『プロ野球ファミリースタジアム(ファミスタ)』を簡素にしたような感じで、ステージごとに登場する森の野獣ども仲間たちが投げる球をプーさんで打ち返して、ホームランを狙う。
ステージごとに球数と、ホームラン数のノルマが設定されており、規定の球数を投げ終えた段階でノルマ以上のホームランを打っていれば次のステージへ進める。
のどかなプーさんの世界観におけるノルマとかいう社畜的単語の浮きっぷりが凄い。

判定は、見逃しか空振りのストライク、打ったが球がファールゾーンに出ていったファール、打球がフェアグラウンドに落ちたヒット、そしてホームランの4種類。
そのため、ホームランを出せなくともヒットやファールを出したのであれば損失を抑えられる…というゲーム設計に見える。

ところがどっこい、現実は甘くない。





ヒットはストライクと同じ扱いで、何の意味もないのである。






ヒットは何の意味もない。

大事なことなので2度(ry






つまり、ヒット・ファールは、等しくストライクと同じ「失敗」として扱われるのである。
本作のクリア条件はあくまで「規定の球数を投げる間にホームランを何本打ったか」であり、ヒットだろうがファールだろうが球数は1球として消費されてしまう。
無論ボールなんて優しい判定は存在しない。ホームラン以外はまさしく何の意味もなく、とにかくホームランが全てである。

しかしその姿勢こそくまのプーさんが、「ホームランだけ」を追い求める漢・プニキとして称えられる所以である。





だが、彼にはさらなる可能性が秘められている。


ハチミツによるプニキの強化



なぜ、世のなかに、ミツバチなんか
いるかっていえばだね、そりゃ、
ミツをこさえるためにきまってるさ。

それで、なぜ、ミツをこさえるかっていえばだね、
そりゃ、ぼくが、ドーピングするためにきまってる。

各ステージ終了ごとに、成績に応じて「ボーナスポイント」が入手できる*1
このポイントを消費することでプニキに大好物のはちみつを献上し、ステータスを強化できる。最大Lv.20までパワーアップ可能。
いわば一種のドーピングである。 これはハチミツやってますわ。
ただし、フル強化で超打撃力を手にしても難易度が劇的には簡単にはならないのが本作の恐ろしいところ
というかもはや強化すること前提の難易度調整であり、未強化縛りは生半可な気持ちで手を出していいものではない
なお、Flash現役時代は内部データを弄ることでLv20の上限を突破し、プニキをLv99まで強化できるチートが存在した。限界突破プニキの実力の程は動画をお探しいただきたい。通称「禁止ハチミツ」

  • パワー
強化するほど打球の飛距離が長くなる。
強化次第では190m以上というカブレラも真っ青の打球をぶっ放すようになる。
ただ、元からプニキは超パワーを持っており前半はパワー不足に悩まされることもなく、最大飛距離はボーナスポイントに影響するだけなので強化は後回しで良いというのが定説。

  • ミート
強化するほどバットの当たり判定が大きくなる。
実際の野球用語としては、「ピッチャーの投球に対してバッターがバットを当てる技術」をミートと言う。
この能力が上がると、バットの芯どころか根元やカス当たりでもホームランが出るようになる脅威の豪打者と化す。
まさかプニキ、これを見越して折れやすいバットではなく丸太を使っているのか…?

  • スピード
スイングスピードではなく「プーさんがマウスカーソルに追従する速度」が上がる。
「強化すること前提」の色が特に強く、未強化のプーさんの移動速度はかなり遅いので早めに上げておくと吉。
ただし上げすぎると却って操作しにくくなるため、Lv7程度で止めておくのが良いとされている。



プニキは強い。人里に下りれば今すぐ世界中のドラフトの目玉になれるほどに強い。
だが思い出してほしい。このゲームは子供向けとは思えない想像を絶した難易度と言われているのだ。
このプニキをもってして絶望的な難易度と言わしめるピッチャーは、一体どんな奴らなんだ…?

森の畜生ども対戦相手


自由自在に投球を
投げることができるんだ

投げる、投げる、投げる!

ストライクを狙っているんだ
ピッチングだけが彼らの特技

『Stage1』 イーヨー

ノルマ:10球中3球ホームラン(30.0%)

尻尾がよく無くなる陰気なロバ。
入門向けのためスローボールのみだが、操作に慣れるまでは難しい。
ちなみに球は後ろ脚で投げてくる。

『Stage2』 ランピー

ノルマ:15球中5球ホームラン(33.3%)

ハチミツ泥棒ではない子ズオウ。
イーヨーよりも球速が上昇するが、まだストレートのみ。
ボールを持った鼻を左右に何度も振ってから投げる投球動作はボークボール*2のような気がしてならないが、森の野獣に人類の野球規則は通用しないのだ。

『Stage3』 ピグレット

ノルマ:20球中8球ホームラン(40.0%)

臆病な豚。
ボールに緩急を付ける変化球・チェンジアップの使い手だが所詮はストレート。
ようやく二足歩行できるヤツが来たのに、ボールを上に投げ、ジャンプして右手で掴んで再度投げるというとんでもない投球フォームで投げてくる。

なお現実の野球に近い投手はここまで。
ここから先は現行人類の科学・叡智で説明のつかない人智を越えた魔球を操る猛者達が集う森の魔境になる。


『Stage4』 カンガ&ルー

ノルマ:25球中12球ホームラン(48.0%)

親子カンガルーにして第1の壁。
縦方向に3往復ジグザグに動く地球の重力に反した魔球を投げてくるため、ピグレット以前と比べると大幅に打ちにくくなる。
野球漫画で言えば、ドラベース ドラえもん超野球外伝におけるシロえもんの「ホワイトボール」
実はこのゲーム、ミートに高低の概念がないため実質的にはあまりストレートと変わらないのだが、視覚的に惑わされやすい上、タイミングを合わせにくくなるため慣れるまでは難しい。
二足歩行だがボールはしっぽで投げてくる。

この辺からほぼ2球に1回以上はホームランを打たないといけないため、ノルマがきつくなってくる。

『Stage5』 ラビット

ノルマ:30球中15球ホームラン(50.0%)

プーさんに家中のはちみつを食い荒らされた挙句入り口を使えなくさせられたウサギ。
最初は遅いが途中で急加速する現代の人類の科学や物理法則で説明の付かない魔球を投げる。『ドラベース』で例えるとトンボールに近いイメージ。
しかし初速が遅いおかげでミートはむしろ合わせやすいので、慣れればカンガとルーよりも楽。
スコア稼ぎのいいカモだ。

『Stage6』 オウル

ノルマ:35球中19球ホームラン(54.2%)

話好きのフクロウにして第2の壁。通称「オウルニキ」「オウカス」「極悪非道の猛禽類」。
ここから更に難易度が急上昇するため多くの挫折者を出してきた。
カンガとルーが縦のジグザグだったのに対し、横にジグザグの軌道を描く魔球・通称「オウルボール」を投げる。『ドラベース』で言えばワイドホワイトボールのそれ。
プニキの手元までに約6往復という超高速で動くため、プニキの移動速度では追うことが不可能。
そのためミートが異常に合わせづらく、これまでと同じ感覚で挑むと凡打の山を築かされること必至。
…どころかRTAに挑むレベルの熟練プレイヤー達にすら安定攻略を半ば諦められている恐るべき魔鳥。

『Stage7』 ティガー

ノルマ:40球中28球ホームラン(70.0%)

お調子者で暴れん坊なラスボスの虎。通称「ティガカス」。
投げられるとすぐ消失して以降ずっと球の影すら消えっぱなし「消える魔球」の使い手。
その上かなり緩急をつけてくるため、一度タイミングを外したが最後空振りを連発させられがち。
とはいえあくまで消える「だけ」のストレートではあるので、「球そのものはオウルの方が厄介」と評するプレイヤーも少なくない。
むしろ真の敵はオウルの5割4分3厘から急上昇した打率7割という厳しすぎるノルマかもしれない。

ティガーを撃破すれば、プニキは無事森の動物たちの王者である。
やったねプニキ!おめでとうプニキ!



「おめでとうプー とうとう君は王者になれたんだね」

「でも終わりじゃない まだ終わっていない」

「きみは森の「動物」の王者にすぎないんだよ、プーのおばかさん」






『Special Stage』 クリストファー・ロビン

ノルマ:50球中40球ホームラン(80.0%)

プニキの大親友にして本ゲームの真のラスボス
「Special Stage」という表記なので、ティガーまでがメインストーリーで、ロビンは裏ボスのような扱いだと思われる。

縦横のジグザグボールや消える魔球など、上記7匹全ての球種に豪速球、緩急、内外角などをランダムで組み合わせて投げてくる神の如きピッチャー。
例を挙げるなら内角に食い込む高速オウルボールという鬼畜そのものな球も投げる。だが多くの変化球を強く意識していると不意打ちで緩急マシマシの「ただの緩いストレート」で仕留めにくる狡猾な巧者でもある。
極めつけはノルマが50球中40球ホームラン(打率8割)要求なため、例え39球ホームランでも負けを認めない。
ちなみに5才児である。

強いて攻略法を挙げるとすれば、どうやっても安定させようのないオウルボールは「打てたらラッキー」くらいに考え、それ以外の球を極力打ち損じないようにするということくらい。
しかし変化も緩急も自由自在な七色の球を持つコイツを相手に、毎回球種を丁寧に見極めて対処するというのはそれだけでも大変な話。
後半ステージの癒し枠だったラビットの球すら通常のストレートや他の魔球と織り交ぜられることで脅威と化す。

その圧倒的な強さと鬼畜難易度から半ば憎しみを込めてつけられたあだ名が「ロビカス」
生半可な覚悟でロビカスに挑み、その圧倒的力の差の前に心を粉々に粉砕された者は数知れない。
ロビカス戦経験者は口々に「ティガー戦まではチュートリアル」と語る。他の動物共とは、それほどまでに力の差があるのだ。
海外でも彼の鬼畜仕様に心折れる人が続出、そして彼は「魔王(Satan)」とか暗黒卿(Dark Lord)と呼ばれるようになってしまった。
5才児でありながら銀河帝国皇帝と並び称されるというのが、いかにこの戦いが壮絶な死闘であるかを物語っている。この驚異的な技巧もフォースの暗黒面に通じてるなら納得である。

なお本来のクリストファー・ロビンは、心やさしく困ったことがあればすぐに助けてくれるプーの大親友なので、とんだ風評被害である。


余談

  • 上記の通り2008年から稼働したゲームだが、2012年正月になんJとふたば☆ちゃんねるの一部で発見され流行。そのマジキチっぷりによって数多くのなんJ民、「」が正月休みを潰されたという逸話がある。
    • 本作はなんJ民共通のトラウマとなっており、このゲームのURLが貼られると「ハランデイイ」*3と即座にレスすることがお決まりになっている。この項目にも「ツクランデイイ」タグがいつの間にか付いていた。
    • これを記念して(?)か、なんJでは元日にこのゲームに挑む「プ・リーグ」なるものが開催されているとか。

  • Yahoo!きっずでは、ゲームの難易度が「難易度★5(最高難度、名人向け)」となっていた。名人向け子供向けゲームって一体…
    • またYahoo!きっずゲームにも関わらず漢字の読み仮名が一切存在しないなど、明らかに子供向けとは思えないフシが散見される。

  • プニキの後ろにはよく見ると、捕手か審判の役のジリスのゴーファーがいる。

  • 他にはプーさんがスポーツをするミニゲームとして『プーさんと100エーカーの森ゴルフ』なるゲームもあった。プニキと比べて知名度は低いがこれもこれで高難易度だったりする。

  • キャラクターを『リロ・アンド・スティッチ』に置き換えた『スティッチのコズミックスラッガー』というゲームもYahoo!きっずにある。こちらはプニキと比べるとノルマなどの難易度が抑えめであり、このことから「2軍」「キャンプ」などと言われている。実際、プ・リーグのキャンプ地として使われているとかいないとか。こちらは、ゲーム内表記はほぼすべて平仮名表記になっている。

  • ディズニーキャラのスマホゲーム『ツムツム』のツム「ホームランプー」は、説明は「ホームランを打ちたいプー」、スキルも「ボールが来たタイミングを狙って画面をタップすると直線状にツムを消せ、タイミング次第で消えるツムの範囲が広がる」というほぼ明らかにこのゲームを意識した内容になっている。また実装時のツイートに添付されていた画像も どう考えてもこのゲームそのままである。

  • ソーシャルゲーム『プリンセスコネクト!Re:Dive』には2020年にミニゲームの一つとして「猛訓打撃道!ミサトのホームランドリル」が実装されたが、このゲームを露骨にパロディしているためミニゲーム中一番ムズイと評判*4。そして最高難易度のピッチャーを担当するカヤはロビカス準拠の投球をしてくるので「カヤネキ」だの「カヤカス」だの言われている。当のカヤ本人はまるで……というか本物のマフィアの鉄砲玉かつ喧嘩屋だが、気さくで優しい姉御肌な人物なのでやっぱり風評被害である。ぷうきちのホームランダービー!

  • ソーシャルゲーム『FLOWER KNIGHT GIRL』では毎週月曜日の午後に定期メンテが行われるが、2017年末からメンテ中画面にてミニゲームができるようになった。作中に登場する架空の競技「ベイサボール」*5を模しており、花騎士ジャーマンアイリスが投げてくるボールを花騎士ホップを操作して打ち返すゲームである。マウスを左に移動させることで酒瓶バットを振りかぶり、右に移動させることでスイングする独特の操作であること、打者と投手の距離がかなり近いこと、速度の速い魔球はエフェクトが付いて見づらいこと、と慣れるまではかなり難しい。ホップのホームランダービー!

  • ソーシャルゲーム「アリス・ギア・アイギス」では野球ネタのイベント「がんばり!スキップジャックス」の21年3月復刻以降に合わせてミニゲーム「成子坂ホームランダービー」が期間限定でプレイできた。名前が既に直球勝負…投手はピッチングマシーンの為○○カスと呼ばれる可哀想な子は出なかったが、その代わり減速、一時停止、画面外強襲など12種もの魔球(+通常球種)を投げ分けてくる畜生仕様。対するプレイヤーはJK3人(再復刻時5人)からの選択制だがほぼ手打ちの野球初心者ですら160m場外弾を打つ様はさながらプニキの後継者。なお別方向の難関コンテンツとして無限本塁打編:vsプロ野球なるモードがあり、魔球無しの代わりに120~150キロの剛速球に挑むことができた。プロ野球選手のちからってすげー。ヨロちゃんのホームランダービー!


さらばホームランダービー


「プー、きみね、世界中でいちばん、どんなことをするのが好き?」

「ぼくが、世界中でいちばんすきなのはね、ぼくとあなたで、ホームランダービーをするんです。
そうすると、あなたがとんでもないボールをなげて、ぼくが200ヤードのホームランをうって、
外は六甲おろしがうたいたくなるようなお天気で、打球の音がひびいてるっていうのが、ぼく、いちばんすきです」

「ぼく あのね、ぼくプー」

「クリストファー・ロビン、なに?」

「ぼく、もうホームランダービーなんか、できなくなっちゃうんだ」


『くまのプーさんのホームランダービー!』は、2008年から公開・配信されていた長寿ウェブゲームであり、
1996年公開から改良を繰り返されてきた古のコンテンツ規格「Macromedia/Adobe Flash」によって動いていた。
ネット掲示板黎明期に「おもしろフラッシュ倉庫」などで使われていた、あのFlashである。

しかし20年以上を経てFlashは時代遅れの遺産となり、セキュリティ問題もたびたび指摘される。
Adobe社は2020年末を以て、Flashの提供終了を決定、制作ソフトは「Adobe Animate」として独立させる。
それは、Flashによって稼働していた多くのブラウザゲームの終了を意味していた。

2020年12月16日。
100エーカーの森に、いつになく多くの快打音が響き渡った。

今日を逃せば今後永久にロビカスに勝てない。

世界中から多数のプレイヤーがホームランダービーに詰めかけ、ある者は再び勝利を収め、ある者は奇跡の勝利を手にし、ある者は再び敗北の涙を舐め、ある者はオウルやティガーに門前払いされた。
そして無数の歓喜と怨嗟と涙と苦しみと思い出を残して、Yahooきっず!「くまのプーさんのホームランダービー!」は、公開を終了した。











その後ほどなくして。
ブラウザゲームのアーカイブサイト*6・Nemukiによるディズニー関連ブラウザゲームのアーカイブ「Disney--Games.com」に英語版の本作が収録されており、「Ruffle」などFlashと互換性のある拡張機能を導入すればプレイ可能であることが判明。
更にInternet Archiveに日本語版がアーカイブされており、2021年11月にInternet ArchiveがRuffleに対応した事で日本語版ホームランダービーも完全復活した
森の仲間たちともっともっとホームラン競争をするために、クリストファー・ロビンが100エーカーの森に帰ってきたのだ。
おかえりクリストファー・ロビン。きみに心からこの言葉を送ろう。





ヨミガエランデイイ







プーは大喜びでハチミツを食べ始めました。食べて、食べて…。
そしてやっとラビットに言ったんです。ちょっとべた付き気味の声で。

「そろそろ帰らなくちゃ、じゃあねラビット。…う~ん、助けて~。ああ大変!」

「あんなにたくさん食べるからいけないんだ!」

「違うよ、ロビカスに勝たないといけないんだ!」

「こいつをあと何か月もの間眺めなきゃいかんのか…。そうだ、アニヲタWikiの追記修正すりゃあいい!」


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最終更新:2024年04月02日 06:47

*1 ボーナスポイントという名前だが、別にノーマルポイントが別に存在したりはしない

*2 塁上に走者がいるときの、投手の反則行為のこと。13種類ほどある

*3 なんJでは何かを貼ってほしい時に大リーグの名投手「ロイ・ハラデイ」に掛けて「画像ハラデイ」などと言う文化があるが、ホームランダービーへのリンクは明らかに地獄への招待状であるため「貼らんで良い」。

*4 基本的には総合飛距離がスコア対象であり、ホームランだけではなくヒットでも加算されるため普通に遊ぶ分には本家よりは易しめ。…しかし、称号を狙うとなると「総合飛距離とホームラン数の両方でノルマクリア」「最高難易度で10球 全 て ホームラン」とかを要求される鬼難易度と化す。

*5 ようするに野球である

*6 ネット上のサイトのコピーを作成し、元々のサイトが消滅しても閲覧できるようにするサイト