バルマムッサの町

登録日:2023/02/10 Fri 00:31:56
更新日:2024/05/02 Thu 11:45:37
所要時間:約 11 分で読めます




バム山中に位置する炭鉱町。
炭鉱と居住地がとなり合う雑然とした町

「バルマムッサの町」は、シミュレーションゲーム『タクティクスオウガ』に登場する拠点の一つ。
プレイヤーに極めて大きな選択を迫ってくる、物語の大きな転換点となる町である。



以下、ネタバレ注意!





バルマムッサの町に至るまでの経緯

多数派民族ガルガスタンの圧政に苦しむ少数民族ウォルスタの指導者、ロンウェー公爵を解放することに成功したゴリアテの若者、デニム(デフォルトネーム)は、姉のカチュア、幼なじみのヴァイスと共に数々の任務を達成し、順調に武功を重ねつつあった。
そんなデニムに次に与えられた任務は炭鉱町バルマムッサの開放。
バルマムッサはガルガスタン領内に存在するウォルスタ自治区…と言えば聞こえはいいが、その実態はウォルスタ人を収容し、強制労働に従事させる収容所であった。
5000人ものウォルスタ人が収容され、毎日幾人もの同胞が倒れていると言う。
無論、その規模の民衆を解放したところで全員を助け出すことなど不可能なのはロンウェー公爵も百も承知。
単に解放するのではなく、彼らを武装蜂起させることこそが公爵の狙いなのだ。
いくら大半が非戦闘員とはいえ、5000という数は力である。彼らが一斉に蜂起しガルガスタンに反抗すれば、気力を失っている他のウォルスタ人もまた立ち上がることだろう。

デニムはバルマムッサまでに布陣しているガルガスタン軍を撃退し進軍経路を切り開く役目を、公爵の側近、騎士レオナールが後続の部隊を率い武装蜂起に必要な武器を運搬する役割となった。

無事ガルガスタン軍を撃退し、バルマムッサの町へと到達したデニムたちだったが……

戦闘

バルマムッサの町を支配するガルガスタン軍の見張り兵たちとの交戦となる。
今までのマップが概ね平坦な地形が多かった中で、極めて高低差が大きいマップに戸惑った人もいるだろう。第一章もいよいよ大詰めとなり、ここからはタクティクスオウガの独自要素とも言える「高低差」を意識していく戦闘も多くなっていくので、ここで慣れておきたい。さもなくばこの直後に泣きを見ることになる

ランダムエンカウント戦闘を除けば初となる「敵を殲滅せよ」という勝利条件。
リーダーが存在しないため、リーダー一本狙いでの早期決着を望めない点では今までの戦闘とはやや勝手が違うところ。
とはいえ、敵兵の構成はソルジャーばかりで特段強力な装備をしているわけでもない。
何よりも、自軍が攻め下ろしの状況から始まるのが極めて強力で、高所から弓を撃ち込みまくればあっという間に殲滅できる。
特に難易度の高い要素はないので、高低差の練習だと思って慣れておこう。本作が「高低差ゲー」「弓ゲー」であることを実感できる。

リメイク版では敵兵に他の兵種も加わったため、多少は難易度が上がっているが、それでもここまで来れたプレイヤーならそこまで手こずることはないはずである。


解放後

無事ガルガスタン軍を撃退し、ウォルスタ人を解放することに成功したデニムたち。あとは、彼らを説得して武装蜂起させれば作戦は成功だ。しかし……

ヴァイス
「ふざけるなッ! 俺たちが来たのはそんな台詞を聞くためじゃない。
おまえたちは、このままガルガスタンの奴隷でいいって言うんだなッ!
解放軍はじゃまだって言うんだなッ!!」

説得にあたったデニムたちに返ってきたのは、収容されていた人々の冷ややかな反応であった。
少なくとも、ここにいれば強制労働はあれど戦禍は及ばない。衣食住も保証される。そもそもガルガスタンに反旗を翻したところで勝てる見込みはあるのか……
長く続く戦乱に疲れ切った彼らの目には、デニムは「ゴリアテの英雄」などともてはやされて「英雄ごっこ」に興じるだけの愚かな若者にしか見えなかったのだ。

どれだけ言葉を重ねようと、平和な生活を奪っただけの解放軍に向けられるのは冷淡な視線ばかり。これでは武装蜂起などとてもではないが叶わない……
焦るデニムたちの元に、ようやく後続部隊を率いてレオナールが到着する。

レオナールはデニムだけを一人外へと呼び出すとおもむろに話を始める。

話は聞かせてもらった。
やはり説得は難しいようだな。



いや、気にしなくていい。こうなることはわかっていたんだ…。




よく聞いてくれ…。これから町の住人を一人残らず












殺すんだ。





突然の同胞への皆殺し宣言に驚き戸惑うデニム。理由を問う彼に、レオナールは語り始める。


ロンウェー公爵は元々この武装蜂起計画がうまくいくはずがないことはわかっていたこと。

バルマムッサに収容されたウォルスタ人をガルガスタンを装って皆殺しにすること。

それによりガルガスタンへの反発とウォルスタの結束を誘い、対ガルガスタン反抗勢力をより強固に結びつけること……




…従ってくれるな? こうしなければウォルスタに明日はないッ!



同胞を虐殺してでも、なさねばならぬ勝利があるのか、苦境は承知の上で虐殺を引き止めるべきなのか、運命の決断の時がデニムに訪れる……



































デニム
「…わかっています。理想のために、この手を汚しましょう」

大義のため、祖国の同胞の為であれば、時には冷徹な手段もやむを得ない。より良き未来のためには、今は従わざる同胞を犠牲にしてでも先に進むしかない……。

断腸の思いで覚悟を決めたデニムにレオナールは謝罪するが、そこに割り込んできたヴァイスは激昂する。

ヴァイス
「本気かッ? 本気で言っているのかッ!!」

「綺麗事ばかりで勝つことはできない」「現実を見ろ」というデニムにヴァイスは「それでは奴らと同じだ!」と食って掛かる。そしてカチュアに意見を問えば、彼女は「私は…、私は…、私はいつだってデニムと一緒よ!」と、自らの意見すらない。
誰一人味方のいない状況で現実を見ることができず、甘ったれた理想論ばかりを語るヴァイスはもはや志を同じくする解放軍ではない、と見限ったレオナールはヴァイスに斬りつける。それを危うくかわすヴァイスだったが、既に事態は取り返しがつかないところまで動いていた。

ガルガスタンの援軍が町へと迫っていたのだ。

レオナールはガルガスタン軍の撃退をデニムに任せ、自らはバルマムッサの町の焼き討ちを実行する。もはや誰も味方がいないことを悟ったヴァイスは、デニムと自分は今日から敵同士である宣言しつつ、一人どこへとも知れぬ場所へと消え去っていた……










デニム
「馬鹿なことはやめるんだッ!罪もない人々を殺して何が大義だッ!」


大義を抱えた正義の解放軍であるならば、罪なき同胞を切り捨てて先に進むなどあってはならない。
例え今がどれだけ苦しかろうと、人の道に恥じる行動で築いた未来に何の価値があるのか…!

レオナールの提案を飲めないと宣言したデニムに、レオナールは「その無垢さが羨ましい」と称賛と憐憫の情と共に刃を向ける。
その一撃を危うくかわしたデニムだったが、そこにヴァイスとカチュアが割って入る。
レオナールを止めるようにヴァイスに言うカチュアだったが、ヴァイスの様子はどこかおかしかった。

ヴァイス
「…バカだなぁ。戦う意志の無いヤツなんか死人と同じじゃねぇか。
何人殺したって、死人なんだからだれもとがめやしないさ。
それどころか同胞のためになるなら喜んで死ぬさッ」

豹変した凶悪な表情でそう告げるヴァイス。そう、既に彼はレオナールの提案を受け入れていたのだった。
彼はずっとデニムがリーダーであることに強い不満を抱き続けていた。これはデニムに代わり、自分が英雄となるまたとないチャンスであったのだ。

すると、そこにガルガスタン軍に偽装したウォルスタの後続部隊が到着する。

レオナールはデニムの足止めは後続部隊に任せ、ヴァイスと共に焼き討ちに向かおうとする。
それを追おうとするデニムだったが、既に臨戦態勢となっているウォルスタ軍を無視することはできなかった。









戦闘(後半戦)

……という流れを経て、結局どちらの選択肢であっても戦闘に突入することになる。これが1章ラストのバトルになる。
1の選択肢を選んだ場合はガルガスタン軍、2の選択肢を選んだ場合はガルガスタンに偽装したウォルスタ軍と戦うこととなる。敵構成は微妙に異なるが、どちらも敵リーダーが存在せず、殲滅させないと勝利できないことは同じ。

そしてこの戦闘が前半戦とは打って変わって高難易度である。

何がキツイって、前半戦は攻め下ろし構成だったのに対し、今度は真逆の攻め上がりマップとなってしまっているのである*1先程自分がやってメリットを受けた要素を、今度は逆にデメリットの形で身に叩き込んでくれる全く情け容赦ないチュートリアルである。

そして、敵構成も明らかにヌルさが目立った前半戦とは真逆の殺意を感じさせるガチ編成*2

特に危険なのはアーチャーとウィザード。
アーチャーは本来2章に入ってから解禁されるグレートボウを装備しており、ダメージが明らかにヤバい。ウィザードの攻撃魔法も範囲攻撃化しており、密集していると容易に薙ぎ払われる。
他の敵も本来この時点では市販されていない強力な装備に身を固めており、山場感を演出している。

攻略方針としては、とにかく手早くアーチャーを1体でも仕留めることか。このような高低差の激しいマップでは、飛行能力持ちが頼りになる。幸いカノープスなら必ずメンバーにいるはずなので、ここは彼に頑張ってもらおう。ただ、流石のカノープス先生でも突出させすぎると集中砲火を浴びてお亡くなりになってしまうので、後衛のサポーターから離れすぎないように注意。
また、機動力に優れるニンジャであればマップ右端の急坂を駆け上って素早く高台へ移動できる*3。デニム含め、チェンジできるキャラがいれば2~3人アタックチームに入れておくと良いだろう。

基本的にどちらの選択肢でも敵構成に大きな違いはないのだが、リメイク版では1の選択肢を選んだ場合のみ騎士ラヴィニスが第三勢力として乱入してくる。
どちらの勢力にも敵対しているので放っておくとそのうち死ぬが、後々ラヴィニスを仲間にしたいならここでラヴィニスを生かしたまま敵だけを殲滅する必要がある。睡眠か麻痺を入れて無力化しておくと楽。


戦闘後

1の選択肢を選んだ場合は、Lルートに突入。デニムはウォルスタ軍に残留し、英雄として戦いを続けていくことになるが、バルマムッサから逃げ延びたヴァイスが虐殺の真実を広げているせいで宣伝効果はイマイチ上がらないままになってしまっている。

2の選択肢を選んだ場合は、Cルートに突入。デニムはウォルスタ軍から追われる立場となり、「バルマムッサの虐殺の首謀者」として懸賞金までかけられてしまう。

そしていずれの選択肢を選んだとしても、1章のラストは燃え盛るバルマムッサの町で佇むデニムとカチュアで締められる。
Lルートを選んだ場合は、自らが下した決断の重さを噛み締めさせるように、Cルートを選んだ場合は、祖国を捨ててでも守ろうとした人々を守りきれなかった事実を見せつけられるように……*4

どちらのルートを選んだとしても、その後のデニムと島の戦いの行方に極めて大きな影響を残す町である。

考察・余談

  • プレイヤー自らの手で住民を虐殺させる選択肢が出ることは、当時のプレイヤーたちからも驚きを持って迎えられており、「タクティクスオウガで印象に残ったシーンは?」と言えばバルマムッサを挙げる人は多い。
    • ここまでのデニムは、「ヴァイスに言われるままにランスロット一行を襲う」「ランスロットに勧められるままにロンウェー公爵を助ける」「ロンウェーに指示されるままにあちこち回る」と、主体性というものがほとんどない。そこにいきなり突きつけられ、プレイヤーが決断できる選択肢がコレ、というのもインパクトがある。

  • どれだけ倒しても先が見えないガルガスタンとの戦い、中立を約束するがいつ寝首をかいてくるかわからないロスローリアン、どこか焦りが見える指導者、解放してやったのに感謝するどころか罵ってくる民衆、弟ばかり優先して回復するブラコン姉、1人突貫してはボコボコにされて逃げ帰る幼馴染、騎士団長が食糧確保に走らなければならない財政状況……この時点でプレイヤーが与えられている情報は、ほぼデニムが持っているものと同じである。そしてどちらの選択肢にも相応の理はあるし、どちらの選択肢がどのような結果をもたらすのかはこの時点ではまるで予測はできない。その状況下にあって、どちらを選ぶのか?は人によっては究極の選択とも言えるかもしれない。
    • 実際小説家の宮部みゆき氏は人生で一番悩んだ選択に「バルマムッサの虐殺」を挙げている*5

  • LルートとCルート、どちらを選ぶのが多数派なのかはネットでも度々議論になる。ただ、似たような議論がかわされる『ドラクエ5』の嫁論争などと違い、コレに関してはほとんど大多数が「初見ならCルート一択だろ」で固まっている節がある。会話を読み飛ばしてAボタンを連打しすぎて気づかないうちにLルート突っ込んでいた、という人は置いておくとして
    • ちなみに漫画版ではこの手のコミカライズには珍しく、残酷な決断をするLルートに進む。一方で、かの悪名高い黒本を執筆したJK-VOICEによる攻略本では「Cルートこそが正史である」と断定している*6*7
    • プレイヤーの心情としてはCルートの方を選びたくなるが、Lルートに進んだ方が最終的に仲間になるキャラが多かったり、Cルートでは手に入らない強力な武器があったりと総合的には得をする。制作者の悪意が滲み出ているようである
      • Cルートでも最強ユニットの一角である弓使いアロセールが最後まで仲間として使えるというメリットはあるのだが、リメイク版『運命の輪』では彼女を全ルートで仲間にできるようになってしまった。代わりにCルート限定キャラが1人追加されたが、Lルートは2人追加された*8。イジメか。
    • 子供のころ遊んだときはCルート一択だったが、年齢を重ねるにつれLルートの深さを味わえるようになったという意見も多い。
      人生経験を積んだことで「思い通りにいかないのが世の中だと割り切れる」ようになった人が多いためだと思われる。

  • 結局の所、どちらの選択であろうと虐殺そのものを止めることはできない、というのも無情さを感じさせるところである。

  • Lルートのヴァイスの行動は一見すると正義に見えるが、その実バルマムッサの虐殺の宣伝効果を減らしているということは、死んでしまったバルマムッサの人々の命を無駄にしているのではないか?という手厳しい意見もある。しかし、「じゃあ虐殺を宣伝利用することは正義なのか?」というのもまた素直に頷けないところではあるが。
    • ちなみに「民族別カオスフレーム」という隠しパラメータが存在し、これは各民族から主人公への支持率を示すものなのだが、Lルートに進むとウォルスタ人からの支持率がきっちりガタ落ちする。一方でCルートではちゃんとプラスになるあたり、民衆は解放軍の流した虚報に惑わされずしっかり真実を見据えているようだ。
    • 補足すると、ロンウェーの画策したこの虐殺には「他の強制収容地区にいるウォルスタ人に危機感を抱かせ蜂起を促す」「ガルガスタン内部の反体制派に離反を促す」という二つの狙いがあった。
      前者はLルートでもCルートでも成功し、各地をガルガスタンの支配から解放、その地の人々を取り込むことでガルガスタンとの圧倒的戦力差を詰めることに成功している。
      後者はCルートでは成功しているが、Lルートではヴァイスがガルガスタン内で真相を広めたため失敗する。この結果、Cルートではウォルスタ軍の勢いがガルガスタン軍のそれを上回り勝利するが、Lルートではウォルスタ軍がガルガスタン軍の半分程度にしかならなかったため敗北を喫する。
      このように、作戦の成否によって勝敗の天秤が傾くほど、バルマムッサの虐殺の持つ戦略的意味は大きかったのである。
    • 当初はデニムへの反発心から離脱したLルートヴァイスであったが、後に真摯に情勢を憂うようになり独自に組織を立ち上げて解放軍にスケープゴートにされそうになったデニムに助太刀、最終的に和解し合流することになった。
      彼の語るところでは「ウォルスタのロンウェーもガルガスタンのバルバトスも、民族紛争を利用して権力の拡大を狙っているだけであり、真の平和のために戦っているわけではない」ということであり、実際それは正しい。
      ロンウェーのような権力の亡者の勝利のために虐殺を利用するのは、バルマムッサの人々の命を無駄にするにとどまらない、彼らに対する許しがたい侮辱である……というのが彼の主張なのだろう。一方のCルートであっさりロンウェーに付いて甘い汁をすっていたばかりに切り捨てられ処刑され二バスにゾンビにされるという末路をたどってしまった。

  • 「ごく少数の実行部隊で、いくら非戦闘員がほとんどとはいえ5000人もの人間を皆殺しにするなんて現実的に可能なのか?」という形で疑問を呈されることもある。
    • 生き残りが出てしまえば効果が激減する作戦であるため、ごく少数であっても生き残りを見逃せないことを考えると確かになかなか難しそうに見える。
    • これについては「そもそもバルマムッサは単なる町ではなく収容所という特殊な環境なので、町から逃がさないための城壁などは元々整備されていた」「現実世界と違い魔法が存在する世界なのだから、優れた火炎魔法の使い手が数人いれば町を焼き払う程度可能なのでは?」と反論されることも。
    • 実際アロセールを始めとしていくらか討ち漏らしが出ており、2章では虐殺の首謀者として(Cルートでは濡れ衣だが)デニムを狙ってくる。

  • デニムたちが説得に当たっている場面で出てくる民衆は老人ばかりである。もちろんこれは説得のために民衆の代表者であるリーダー格の老人ばかりが集められた、というシーンなのだが、過酷な肉体労働に従事させられたら真っ先に倒れるだろう老人がこれだけ生き残っているということは、バルマムッサの環境は前評判ほど酷くはないのでは?という疑問が生じる。
    • 本当に毎日のようにウォルスタ人が倒れていくほど過酷な環境なら、いくら厭戦感情が強かろうが仮にも支配者を撃退した同郷の人間にあそこまで塩対応を取るとは思えないことも、この仮説の信憑性を高める。
    • そこから踏み込んで、バルマムッサの悪評はガルガスタンの反体制派が流した噂であり、ロンウェーたちはそれに騙された(あるいは嘘であると知りつつウォルスタの結束のために利用した)のでは?という考察もある。もっとも、ここまではゲーム内の情報だけではなんとも言えないところではあるが。
      • ただ、支配する側が被支配層の中に階級を作ることで支配を容易にすることも常套手段である。「リーダー格のあの老人たちだけがいい暮らしをしていたのでは?」という解釈もまた可能なのが奥深いところか。

  • ルート選択直後から会話時のヴァイスの顔グラフィックが変化する。
    • SFC版
      Cルートでは目が吊り上がり、口元に邪悪な笑みを浮かべている。なぜか肌の色が濃くなる。
      Lルートでは目つきが険しくなり、口元はへの字を結んでいる。あとオデコが光っているように見える…
    • リメイク版
      Cルートでは目の下に隈ができていかにも凶悪な面相に。
      Lルートでは額に皺を寄せたような真面目な表情に。

  • レオナールも本作戦には思うところがあったらしく、Lルートでは「こんなことやってたらウォルスタは内部崩壊する」としてロンウェー暗殺を計画する。一方Cルートでは3章において虐殺に賛同したもののみを連れて行き、そうでないものは部隊から外し、もしもデニムが理想を追い続け、自分に勝利したのなら力になるよう仕向けたことが、実際に作戦から外された兵士達から語られる。敵対してもなおデニムの理解者であったことを、デニム自身が感じ取るシーンは感慨深い。Nルートでさくっと死んでしまうのが嘘のようである



よく聞いてくれ…。これからこのWikiの項目を一つ残らず





荒らすんだ







…従ってくれるな? こうしなければアニヲタに明日はないッ!



1、…わかっています。

2、馬鹿なことはやめるんだッ!



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最終更新:2024年05月02日 11:45

*1 マップは同じだが初期配置が違う。前半戦は自軍が高台で敵軍が低地にいるが、後半戦は逆になる

*2 前半戦は基本職のソルジャーとアマゾネスしかいないが、後半戦は前衛にナイトとバーサーカー、後衛にアーチャーとウィザード、回復役のクレリックまで揃えたバランスの良い編成となる

*3 リメイク版では高低差が緩和されているためニンジャでなくても可能

*4 このときデニムは剣を持っており、これもルートによって意味が異なる。Cルートでは虐殺を防ぐためにウォルスタ軍と戦った名残であるが、Lルートでは積極的に虐殺に加担した跡と取れる。全く同じ描写でありながら展開によって違う意味を持たせる演出は見事と言える

*5 彼女はこのゲームのコアなファンとして有名。14周して全ユニットを育てたり、やりこむあまり打ち合わせに遅れたり、到達条件が判明していなかった時代にギルバルドエンディングを達成したりと逸話も多い

*6 ただしこの攻略本、かの黒本ほどではないが攻略情報に誤謬が散見されたり、筆者の思い込みによる(あまり正しいとは言えない)断定が多かったりなど情報ソースとしてはいまいち信用ならない。

*7 だが、ルート問わず最終章であるchapter4のタイトルは「手をとりあって」である。Cルートの場合ヴァイスはchapter3で処刑されてしまうので手をとりあえない。逆にLの場合はデニム、カチュア、ヴァイスの三人が紆余曲折の果てに再び手をとりあい同じ道を歩むという展開となる。姉さえいればヴァイスはどうでもいいという事だろうか…?

*8 その代わりなのかSFC版Lルートでは仲間になったモブキャラ3人が加入しなくなった。うち2人は使い道のない役立たずなのでどうでもいいが、残る1人(唯一の女性)はモブながらなかなかの強さを誇っていたので、彼女を仲間にできなくなったことを惜しむ声もある。