バズスティンガー

登録日:2023/03/04 Sat 21:03:47
更新日:2024/05/03 Fri 22:29:17
所要時間:約 3 分で読めます





バズスティンガーとは、『仮面ライダー龍騎』に登場するミラーモンスターの一群である。
CVは全て塩野勝美


【概要】

ミラーワールドに棲息する人型の蜂モンスター。
縦に並んだ三つのつり目に三つの出っ張りの外側に生えた針のある肩、身体の各部に六角形の模様がある。
各々が武器を持ち、大抵は武器に毒性がある。
一体一体の戦闘能力も非常に高く、経験を積んだライダー達を単体で真正面から相手取れる。
最大の強みは連携。モンスター達は主に同族と共に行動していても戦いにおいて横入りする事はあろうと共闘する事はそうはないが、彼等は協力して敵と戦い、連携技すら持つ。

ホーネット、ワスプ、ビーは三体が背中合わせに集まって高速回転する技を持ち、それによって生じる衝撃波はライダーのファイナルベントすらも弾く防御力を誇る。しかし連続で繰り出せる技ではないのか、続いての発動に対しては逃走している。
また、二発以上のファイナルベント、もしくはそれに匹敵しうる攻撃には流石に突破される。
彼等を確実に倒すのなら、複数人で協力し分断した上での各個撃破か、防御力を上回る火力をぶつけるかになる。

名前の由来は、蜂の羽音の擬音語である「buzz」と、毒針を意味する「stinger」からか?

【種類】

・バズスティンガー ホーネット


身長:230.0㎝
体重:130.0㎏

集団の行動隊長となるスズメバチのモンスター。短剣型の毒針による二刀流で戦い、針の一刺しでアナフィラキシーショックを起こす。
ワインレッドの体色に黄色い目が特徴。

スーツはフロストに改造されたが、北米リメイク版『KAMENRIDER DRAGON KNIGHT』にて新造スーツが用意された(ワスプとビーも同様)。

「ホーネット」(hornet)はスズメバチのこと。


・バズスティンガー ワスプ


身長:225.0㎝
体重:120.0㎏


集団の補佐を役割とするジガバチのモンスター。長剣が武器。
所々に銅色が入った灰色の体色に青い目が特徴。
スーツは後に疑似ライダーの契約モンスター「サイコローグ」に改造された。

「ワスプ」(wasp)はジガバチ等のスリムで大きめな蜂を意味する。

・バズスティンガー ビー


身長:228.0㎝
体重:125.0㎏

集団の尖兵的存在であるミツバチのモンスター。麻痺効果のある矢を弓から放ち、150m先の標的も正確に射抜く。
黄色の体色に赤い目が特徴。
弓の腕前は高い上にかなり素早い動作で連射する。また、弓は打撃武器として使える程頑丈なので近接戦も対応可能。
スーツはブルームに改造された。

「ビー」(bee)はハナバチのこと。ミツバチやクマバチ等、花の蜜を巣に溜め込む蜂の総称。

・バズスティンガー ブルーム


身長:230.0㎝
体重:130.0㎏

クマバチのモンスター。
部分的に薄い赤紫の入った金色の体色に赤い目が特徴。
ビーと同じく弓を持っており、これは刀としても使える。
劇中では披露しなかったが、ビー同様に麻痺毒を秘めた矢を射ることができる。腕前もビーと同様。

「ブルーム」(bloom)は花のこと。


・バズスティンガー フロスト


身長:225.0㎝
体重:125.0㎏

ツチバチ*1のモンスター。
部分的に青い銀色の体色に橙色の目が特徴。
ホーネット同様、両手の毒針が武器。

「フロスト」(frost)は霜のこと。確かに氷属性っぽいカラーリングではあるが……。

【劇中の活躍】

ホーネット、ワスプ、ビーは第31話で登場。
航海中のフェリー「フェニックスエキスプレス号」で、乗り込んでいた浅倉の傍にいた浜崎実加を除く乗員乗客全員を捕食。
そして事件の検証の為に同じコースを回るフェニックスエキスプレス号でも同じように捕食を開始。
病院で実加に取材に来た記者から人伝に聞いた「三匹の化物を目撃した」という情報から浅倉の仕業と推測した真司と彼から協力を頼まれた、モンスターの契約更新の為に三匹を狙っていた浅倉が乗り込んでいた為、実加の付き添いで乗っていた看護師は逃したものの何人もの乗員やマスコミ関係者を捕食。
真司、蓮、浅倉が集まった時三匹纏めて姿を現す。ホーネットは龍騎、ビーはナイト、ワスプは王蛇が相手になるが、王蛇がベノクラッシュを発動させると集まって高速回転で撥ね飛ばす。
続いて龍騎、ナイトもファイナルベントを発動させようとするが、フェニックスエキスプレス号から飛び降りて逃走した。

生き残りの実加を狙って彼女の入院している港北病院まで辿り着き、彼女がベノスネーカーに叩かれ気絶したのを機に行動を開始。
ホーネット、ビーはナイト、ワスプは王蛇を相手取るが、最期は発動したベノクラッシュと飛翔斬、高みの見物をしていたゾルダのギガランチャーに対して高速回転で防御しようとするも、攻撃力が上回って突破され三体纏めて爆散。
その生命エネルギーは王蛇の契約モンスター達の餌となった。

ブルームとフロストは37話で初登場。
疲弊した恵里に襲い掛かるが、ダークウイングによってミラーワールドに送り返される。
そのまま2体一組でナイトと戦い追い詰めるが、龍騎の加勢により一対一の戦況となり形勢逆転。
最期はブルームがナイトサバイブの疾風断を、フロストが龍騎サバイブのドラゴンファイヤーストームを受け爆散した。

43、44話にはフロストとブルームの別個体が登場。ミラーワールドでモンスター達と徒党を組んで優衣を襲おうとしたが、神崎士郎に妨害され同士打ちをさせられた。


その後、『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』ではホーネット、ビー、ワスプが再登場。
襲い掛かってきたリュウガから逃げ延びた木村のもとに出現し、彼を貪る。
その後ホーネットとビーが蓮のもとに現れ、戦闘となる。描写はないが倒されたと思われる。
三体共武器を持っていなかった。

また、2022年にひらかたパークで行われた「仮面ライダーリバイス スペシャルショー」では、青紫の体に赤い目を持つ個体が登場。最初は素手だったが、決戦ではワスプの剣を持っていた。
コウモリの怪人*2と共にミラーワールドへ吸い込まれた仮面ライダーバイスに襲い掛かり、突如狂暴化した*3バイスに返り討ちにされそうになるも仮面ライダーリュウガの乱入に乗じて逃走。
その後、暴走寸前になっていたバイスを再び襲撃。暴走のリスク故に戦えない彼を追い詰めるも、またしても乱入してきたリュウガのせいでバイスを取り逃がす。
その後龍騎と緑のゲルニュートも乱入し2対2となり、最期は2大ライダーの同時ドラゴンライダーキックでゲルニュートごと撃破された。



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最終更新:2024年05月03日 22:29

*1 狩人蜂の一群。地中にいるコガネムシの幼虫を麻痺させ、幼虫の餌にする。

*2 バット・デッドマンと思われるが詳細不明。腕の鏡で敵の攻撃を吸収する能力を持つが、ミラーワールドに吸い込まれた際に鏡を喪失。後でギガゼールに食われた

*3 リュウガ曰く、現実世界の「影」とも言えるミラーワールドでは悪魔の本能が暴走してしまうらしい。その影響で、バイスは知らない内に五十嵐一輝の生命と存在を吸収しそうになっていた。