OCTOPATH TRAVELER II

登録日:2022/03/15 Wed 01:46:10
更新日:2024/03/12 Tue 17:51:04
所要時間:約 30 分で読めます





旅立とう、君だけの物語へ


OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー) Ⅱ」とはスクウェア・エニックス開発のロールプレイングゲームである。
2023年2月24日にNintendo SwitchPlayStation4・Playstation5版が発売され、翌日の25日にSteam版が発売された。

▼目次


概要


2018年に発売された「OCTOPATH TRAVELER」の続編であり、スマホゲームの「大陸の覇者」を含めるとシリーズ三作目となる。

本作の舞台は東西に分かれた大陸とその間に広がる数々の島が浮かぶ海からなる「ソリスティア」の地。
前作から世界観が一新されたものの、発売後のインタビューでプロデューサーの髙橋氏が『1作目の正統進化』と語った通り、前作の要素を受け継ぎつつ更にパワーアップした内容となっている。ストーリーは前作との繋がりは特になく、完全に独立した物語となっている

また今作はレーティングがCERO-CからCERO-Dになっており、前作以上にきわどい内容や表現も多くなっている。


システム


基本的なシステムは前作と共通しているため、ここでは『Ⅱ』からの変更点や新システムを中心に記載する。


昼夜の概念

今作では新たに昼夜の概念が追加され、時間帯によって主人公らが使用できるフィールドコマンドや、町に出現するNPCなどが変化するようになった。

昼夜はワンボタンでいつでも任意に切り替えることが可能。
シナリオ攻略においても、状況に応じて切り替えていくことが必要な場面がある。
また、ボタン操作による変更をしなくても時間は徐々に進んでいく。朝方/夕方といった特殊な時間帯もあり、これらは昼か夜に切り替えてから多少待つ必要がある。*1
また、夕方(朝方)にマップを切り換えると自動的に夜(昼)になるといった仕様もある。

町やフィールドのBGMも昼用・夜用で2種類用意されており、時間帯が切り替わるとBGMもシームレスで切り替わる。*2


水上移動

今作では川などの水上を移動できる『カヌー』と、条件を満たせば解禁され海を自由に移動できる『大型船』が追加された。

カヌーはフィールドにある桟橋から出入りすることで自動的に乗ることができ、上陸も桟橋で行う。
水上でも戦闘は発生し、同じマップでも地上とは異なる敵とエンカウントする。

大型船は各地にある港から乗り込むことで利用でき、上陸は船着き場がある場所で可能。
海には様々なお宝が沈んでいることがある他、中にはワールドマップに記載されていない島も存在する。
なお船を入手していない場合は、お金を払って定期船に乗ることで、特定の港から別の港へと移動できる。*3船入手以降は定期船には乗れなくなる。


パーティーチャットの回想機能

前作では期間限定な上に見返すことのできなかったパーティチャットは、メニューの「旅の記録」からシナリオの回想と同様に見返すことが可能になった。
見逃したチャットも後から見ることができる。*4


戦闘中の仲間同士の掛け合い

前作では主人公同士の会話がパーティーチャットくらいしか存在しなかったが、本作では戦闘中にボイスによる掛け合いがしばしば発生する。

分かりやすいのはブレイクで、戦闘中に敵をブレイクさせたキャラがいる場合、直後に行動が回ったキャラが褒めることがある。
特にソローネなどは相手によって褒め方が明らかに違うので、特殊台詞だと分かりやすいだろう。*5
また、直前のキャラが大ダメージを受けたり回復行動を取ったりした場合にも専用のセリフが存在する。

さらに、後述する「クロスストーリー」の存在もあり、前作と比べて“仲間と共に旅をしている”感覚を味わいやすい作風になっている。


メインシナリオの構成変更

今作のシナリオは主人公によって章立ての構成が異なっている。
前作では各キャラそれぞれ全4章で統一されていたが、今作では必ずしも4章が最終章とは限らない。
また、キャラによっては2章や3章が複数存在する場合があり、それらは好きな順番で攻略することが可能。

各キャラで章立てが異なる関係上、たとえば「どのキャラの3章も難易度は同じ」などということはなく、2章や3章をざっと眺めるだけでもキャラごとに推奨レベルにかなりのバラつきがある。
章数はあまり気にせず、推奨レベル順に進めていくほうがいいかも知れない。

また、1章は各主人公で独立しており、仲間として出会った際にそのキャラの1章をプレイするかしないかを選べる。
ここで1章をプレイしなかった場合は、各地の酒場(場所は問わない)で回想する形でいつでも1章を開始できる。回想パートで1章をクリアすると、回想中に得た経験値・アイテムがそのキャラに上乗せされる。
1章はキャラクターの人物像や旅に出る事情を描く導入部であり、さらにフィールドコマンドのチュートリアルも兼ねているので、なるべくなら一通り見ておきたい。
なお、基本的に1章はそのキャラの一人旅となり、他のキャラはパーティーメンバーとして参加できない。とはいえ、一部のキャラでは1章限定の味方NPCが戦闘に参加してくれる場合もある。


クロスストーリーの追加

前作同様、それぞれのメインストーリーで主人公8人の関係性について触れられることは殆ど無いものの、今作では決まった主人公同士の組み合わせで展開される「クロスストーリー」が新たに追加された。

+ クロスストーリーの組み合わせ一覧
  • オズバルドとパルテティオ
  • キャスティとオーシュット
  • アグネアとヒカリ
  • テメノスとソローネ

該当キャラのメインシナリオをある程度進めるとクロスストーリーが解禁され、該当する2名をパーティに入れた状態で特定の街を訪れるか、その街の酒場で開始することができる。
いわゆるエクストラストーリーに当たるもので各キャラのメインシナリオとは直接関係しないものの、ゲームクリアには必須。


進化したHD-2D

開発スタッフ曰く、「前作のHD-2Dをver1.0、『TRIANGLE STRATEGY(トライアングルストラテジー)』をver1.1、『LIVE A LIVE(リメイク版)』をver1.2としたら、今作のHD-2Dはver2.0」という位置付けらしく、そのドット絵表現にはさらに磨きがかかっている。

キャラクターの等身は前作と比べて少し上がっており、イベントシーンや戦闘中により個性豊かなポーズが見られるようになった。
また、カメラがぐるっと動くシーンなど演出面も強化されている。
昼夜の切り替えでガラリと変わるフィールドや町の風景の美しさも見所。


その他の細かな改善点

その他細かい所では、以下のような改善点がある。
  • メッセージのオート送り・早送り機能の追加
  • バトルスピードの倍速機能の追加
  • 特定のイベントクリア後、酒場で好きなBGMを流せる機能を追加*6


8人の主人公


それぞれベースジョブ・フィールドコマンド・固有アクションを持っていることは前作と同じだが、今作ではそれらをさらにブラッシュアップしたものとなっている。

前作からの変更点

・フィールドコマンドの追加

前作にもあった各キャラ固有のフィールドコマンドは、昼と夜で異なるコマンドを使い分けるようになった。

昼のフィールドコマンドは基本的に前作から続投しているものとなっており、町のNPCに戦いを挑む「試合」、NPCが持つアイテムをとる「盗む」などが揃っている。
夜はフィールドコマンドがガラリと変わり、NPCをブレイクさせ情報を聞き出す「暴く」、お金を払ってNPCを仲間にする「雇う」などが存在。

8人に昼夜2種類ずつで合計16種類のフィールドコマンドがあるが、フィールドコマンドによって得られるリターンは基本的に「NPCの個人情報を知る」「NPCを気絶させる」「NPCを一時的に仲間に加える」「NPCのアイテムを貰う」のどれかであることは前作と変わりない。
とはいえ、昼限定・夜限定のNPCも多いため、町での情報収集やアイテムを集めにおいては時間帯の変更やパーティーの切り替えも重要となった。
例えばソローネの「盗む」は昼用のコマンドなので、夜限定のNPCのアイテムをとるのには使えない。この場合、夜用のアイテム入手コマンドであるアグネアの「おねだり」やオズバルドの「強奪」を使用する必要がある。

ちなみに、夜間でのフィールドコマンドは失敗しても関係性が悪化することがないという特徴がある。


・底力とEXアビリティ

戦闘時に使用できる各キャラ固有の特殊な技として『底力』と『EXアビリティ』が追加された。

『底力』は戦闘中に蓄積される底力ゲージ*7が溜まったときに一時的に使える特殊アクション。
シンプルに強い攻撃技もあるが、「2回連続で行動する」「調合を素材消費なしで行う」「自身のBPを全回復し行動する」などユニークな能力も存在する。
溜まった底力ゲージは戦闘が終わった後でも引き継がれるので、一度満タンにしておけば次の戦闘では開幕から使用することもできる。

『EXアビリティ』は物語を進めたり探索をしていけば習得できる特殊なアビリティで、各キャラのベースジョブ用に2つずつ用意されている。
戦闘中の扱いとしては各ベースジョブ・バトルジョブで覚えられる通常のアビリティと同じで、SP消費(お金を消費する技もあるが)によって使用可能。
バトルジョブでは覚えられない非常にユニークな効果の技が多く、各キャラの個性付けに一役買っている。


・固有アクションの一部変更

戦闘中にアイテムを消費して様々な効果を発生させる「調合」や、味方NPCを戦いに参加させる「加勢」、戦闘開始時に敵の弱点属性を見抜く「予習」などは続投しているが、「防御ブースト」「開錠」「歩いてリーフ」など一部の固有アクションは削除され、別の能力に置き換わった。
これはゲームのバランス調整的な側面もあるが、前作と今作の主人公の個性の違いから見直した部分もあるとのこと。*8

また、続投している固有アクションも一部仕様が変更されていることもある。詳細は各キャラの解説を参照。


各主人公解説

前作同様、主人公たちの頭文字を並べると「OCTOPATH」になる。
今作も前作と同じく、男性4人、女性4人の合計8人の主人公である。

オーシュット (Ochette)

CV:平野綾
ベースジョブ:狩人
フィールドコマンド:(昼)けしかける / (夜)てなづける
固有アクション:捕獲・かこう
底力:獣の力
性別:女性
年齢:20

南国トト・ハハ島にある、獣人という人とは異なった種族が住むケノモの村の狩人。
知性があり喋ることが出来る白いライオンのような姿の獣であるジュバを師匠としており、彼から様々なことを教わりながら生活している。
しかしある日島に異変が起き、村も謎の魔物に襲撃されてしまう。何とか撃退には成功したものの、島に「緋月の夜」という厄災が迫ろうとしていることが判明する。
厄災から島を守るためにはかつて島を守護していた三体の伝説の魔物の力が必要であり、彼女は島を厄災から守るために三体の魔物を求めて旅立つことになる。

肉を何よりも愛するマイペースな性格で小柄な容姿だが、年齢は20歳とアグネアよりも年上だったりする*9
しかし狩人をしているだけあって死生観はシビアで自然や命を踏みにじる者には強い怒りを見せることも。
またヒカリのことを「ひかりん」、オズバルドのことを「とっつぁん」など他の主人公たちに対して独特な呼び方をすることもある。

物語の初めに太陽の恩恵を受けたラージャッカルのアカラと月の加護を授かっているマラマフクロウのマヒナの二匹のうち一匹を相棒として選択することが出来る。
二匹とも相棒というよりは兄弟・姉妹といったような関係性であり、時にはマイペースなオーシュットを窘めながらも強い絆で結ばれている。

戦闘では前作にもあった「捕獲」に加えて、その捕獲した魔物を肉などにする「かこう」が追加された。捕獲した魔物は6匹まで仲間に出来るが、それを超えたら逃がすか加工して減らさないといけない。人間の敵は捕獲、ましてや加工は出来ないのでご安心を。
魔物はSP消費なしで使用することが出来るため、火力・シールド減らし・サポート等捕獲した魔物次第で幅広い活躍が出来る点が魅力。前作と異なり回数制限は無いので一度捕まえた魔物をずっと使い続けることができる。
またオーシュットで魔物を倒した場合25%の確率で自動で捕獲してくれる時がある。
アタッカー向きのステータスで魔物を倒しやすいこともあり、パーティに入れて攻略するだけで自然に加工したアイテムが貯まりやすい点も長所。

フィールドコマンドでは前作にある「けしかける」に加えて夜では「てなづける」を使用できる。てなづけるためには魔物などを加工するなどして入手できる干し肉などの食料が必要。
要求されるアイテムの種類および個数はNPCによって異なる。

魔物を捕獲すればいくらでも使い潰せる上に用済みになれば加工して肉にし、そしてその肉はNPCを連れ歩くために利用するといった鬼畜な流れを行えるのが彼女の特徴である。

底力の「獣の力」はSP消費なしで強力な専用アビリティを使うことが出来る。ヒカリとの差別点は敵全体にデバフを付与し、弱点に関係なくシールドを削れる「獣の咆哮」というアビリティが使えることである。

+ EXアビリティ
  • 「獣王無尽」
  • 「みんなでけしかける」

「獣王無尽」は自身に物攻・回避・行動速度を3ターンの間上昇させる効果のあるバフ技でアタッカー向きのオーシュットは相性がいい。

もうひとつの「みんなでけしかける」は1ターンで最低3回、フルブーストで最大6回魔物をけしかけることが出来る。SPは48と非常に多いが、同じ魔物でも何度でも呼び出せるため弱点を1ターンで最大6つ、2ヒットさせる魔物なら最大で12ものシールドを削れるためシールド数の多いボス戦においても非常に有用なアビリティとなっている。
またシールド削り以外にも味方全員にバフをかけたりHPやSPを回復したりとできることが非常に多い。事前準備が必要なデメリットはあるものの、割とぶっ壊れな性能をしている。
ただしフルブーストでしか使用できない魔物は選択することが出来ないので注意。


キャスティ・フローレンツ (Castti)

CV:根谷美智子
ベースジョブ:薬師
フィールドコマンド:(昼)聞き出す / (夜)眠らせる
固有アクション:調合
底力:節約
性別:女性
年齢:29

漂流していたところを運よく船に拾われて命拾いしたものの、記憶喪失で名前と医療の知識以外の記憶を失ってしまい、その失われた記憶を求めて旅をしている薬師。
序盤でかつては「エイル薬師団」という組織に属していたことが判明したが、その存在を知っている住人からは疫病神呼ばわりされて病人を助けようとしても拒まれてしまう。しかしそれでも諦めることはなく、記憶を失っても病人を救うという信念が変わることはない。

女性陣では最年長であり、元々の職業柄もあって面倒見のよい性格。特にオーシュットからは「おふくろ」と呼ばれることも。
それと同時に悪党が相手でも斧を持って立ち向かう勇敢な性格もあり、前作のオフィーリアとハンイットの中間の性格といったところ。

フィールドコマンドは相手の情報を手に入れられる正道の「聞き出す」と相手を眠らせることが出来る「眠らせる」の二つ。
「眠らせる」はこちらのレベルが低くても実行可能であり、格上相手でも塞いでいる道を進むことが出来る強力なものだが、使用には特定のアイテムが必要でかなりレアなアイテムであるため、使用の際はよく考える必要がある。

今回の「調合」コマンドは攻撃調合と回復調合に分かれており、武器変更の要領で切り換えが可能。
調合に使う各種素材は店売りされているが、拡散剤(全体化)や増強剤(効果アップ)などは終盤の町(や闇市)でないと買えず、値段もわりかし高額なので常用はしづらい。

底力の「節約」はアイテム消費なしで調合することが出来るというもので、ラストエリクサー症候群の人には感涙モノの仕様
ブーストすれば最大で5つもの素材を使用できるため非常に強力なアビリティとなっている。
素材が揃うまでは真価を発揮しづらいが、ゲームが進むほどザクロマンならぬザクロウーマンとしてありがたみが増してくる。

+ EXアビリティ
  • 「荒療治」
  • 「百薬処方」

「荒療治」は敵単体で斧で大ダメージを与えるアビリティであり、また相手に付与されている弱体・状態異常を消してしまう代わりにその数が多いほど威力が増加する効果がある。
条件が揃えば非常に強力だが、折角相手に付与したデバフを消してしまうので使いどころが難しい。

「百薬処方」は味方に三つランダムに良い効果をつけるというもの。このバフはなんと薬師や踊子の奥義と同じ効果まで付与することがあるため、ランダムとはいえ特にやることがないターンにとりあえず使っておくだけでも便利なアビリティとなっている。
また1つのブーストごとに二回ずつ回数が増え、最大で9つまでバフの数を増やせる。



ソローネ・アングイス (Thron‘e)

CV:田中理恵
ベースジョブ:盗賊
フィールドコマンド:(昼)盗む / (夜)闇討ち
固有アクション:闇夜の加護
底力:残影
性別:女性
年齢:23

ブライトランド地方にあるニューデルスタを根城にしている「黒蛇盗賊団」に所属する女盗賊。盗みの他にも暗殺なども行っており、その腕前は「黒蛇盗賊団のエース」と呼ばれるほど高い。

盗賊団の頭である「ファーザー」と「マザー」による支配で自由がなく、盗みや暗殺を繰り返す日々に嫌気がさしており自由への憧れを持っている。
そしてあることを契機に自由を手にするために行動することを決意し、そのために彼女を縛っている首輪の鍵を握っているファーザーとマザーを殺すために旅立つ。

ファーザーからは彼女の持つ素質を高く評価されており、技術も彼から教わった。対してマザーは彼女のことを嫌っており幼少の頃から鞭などで虐待されることが多かったという。痛みなどとうに忘れたというのは本人の弁。
また、任務のために娼婦に成り済ますよう指示したファーザー曰く「"女"を使うのは慣れたものだろう」とのことであり、後にマザーもソローネを「腐れ売女」と罵っていることから、盗賊としての活動のため彼女が心身共にどれだけ苦心を重ねてきたかがうかがえる。
その境遇からクールでドライな性格だが、など動物好きなところや服装や香水には彼女なりの拘りを持っている等年ごろの女性らしい感性も持っている。また素は意外と天然な一面も。こうした親しみ易い姿は主にパーティーチャットで見られる。

フィールドコマンドは成功すればNPCからアイテムを盗める「盗む」に加えてレベルを満たせば戦闘せずに相手を気絶させられる「闇討ち」。いかにも盗賊らしい邪道一直線なアクションだが、闇討ちはレベル依存なため性質は正道の方が近かったりする。

固有アクションの「闇夜の加護」は夜間時の戦闘では「物理攻撃力」・「属性攻撃力」・「行動速度」を上昇させるバフをかけるというものであり、今作は昼夜を簡単に変えることが出来るため彼女をパーティに加える際には是非とも夜にして使用したいところ。

底力の「残影」は1ターンに2回行動することが出来るものであり、シンプルながらも使い勝手が良くて強力。
例えば、アイテムでのフォローや、フクロウやコウモリによるデバフも同じターン内に自前で行える。

+ EXアビリティ
  • 「闇のとばり」
  • 「変装」

一つ目の「闇のとばり」は敵全体に闇属性を与えると同時に1回だけ物理攻撃を確定で外させる効果を付与することが出来るというもの。
ブーストしても回数は増えないが緊急回避として使い勝手のいいアビリティとなっている。

もう一つの「変装」は2ターンの間味方一人に変装して戦うことが出来る。
ただし武器や強化状態、固有アビリティまではコピーできないので注意。



オズバルド・V・ヴァンシュタイン (Osvald)

CV:中田譲治
ベースジョブ:学者
フィールドコマンド:(昼)探る / (夜)強奪
固有アクション:予習
底力:魔法収束化
性別:男性
年齢:38

6つの魔力の根源とは異なる「第7の根源」について研究していた魔法学者でメンバー唯一の既婚者。
元々はハーバーランド地方にあるコニングクリークで妻のリタと娘のエレナと暮らしていたが、ある日同じ魔法学者であるハーヴェイによって自宅に火を放たれ妻子を失ったうえに妻子殺しの冤罪をかけられたことで、極寒のウィンターランド地方に属する監獄島に幽閉されるという憂き目に合ってしまう。

五年にわたる歳月の間奴隷同然の扱いを受け続けていたが*10、その間に脱獄への策を練り続けそれを決行し、ハーヴェイへの復讐を果たすために旅立つことで物語が始まる。
オズバルドのシナリオは特殊な仕様となっており、囚われの身である為1章、2章と続けてのプレイとなる。

寡黙な性格だがその境遇からか手段を選ばないところがあり、彼のフィールドアクションは邪道に当たる「探る」に加えて、相手を力づくで倒すことでアイテムを奪い取る「強奪」という過激なものとなっている。とはいえパーティ中最年長で唯一の妻子持ちなこともあって面倒見のいい部分もある。

探るはレベルなどの条件なしに情報を手に入れられる代わりに失敗が続くと町との関係性が下がってしまう前作と同じ効果を持つ。
もう一つの「強奪」はNPCとの戦いを挑み、勝てば所持しているアイテムを手にすることが出来るというものである。
例え公衆の面前であっても普通に行えるうえに、しかも夜に行うフィールドアクションの例に漏れず失敗しても関係性が悪化しないため気楽に行えるという長所がある。
ただし魔法使いキャラらしくHPは主人公の中で最低なうえに今作では得意の魔法でヒット数を稼ぐためには「大魔法化」で1ターンを使う必要があり、ヒット数の多い「属性の乱れ」も出る属性がランダムなため安定せず相手のシールドポイントを削ることが前作以上に難しくなっていることから、高いHPと覚えた技次第で豊富な攻撃手段を手にできるヒカリと比べると難易度が高くより工夫が求められる。
なお、「強奪」コマンドは奪えるアイテムが残っているNPCに対してのみ仕掛けられる。
(他のフィールドコマンドで取得済みで)全てのアイテムにチェックマークがついている場合は実行できない。
また、戦闘能力を持たない(と思われる)子供のNPCからは「強奪」できない。

固有アクションの「予習」は初見の相手でも弱点を一つ暴くことが出来る前作と同じく便利な能力。また二回目以降の遭遇だと不明な弱点2つ暴いてくれる。

底力の「魔法収束化」は前作の学者の奥義をSPの消費なしで使用できる能力で、今作ではこれが出来るのはオズバルドのみなため魔法で火力を出したいときは是非とも彼で行いたいところ。

+ EXアビリティ
  • 「教える」
  • 「究極魔法」

「教える」は自身が付与されているステータスアップ効果を味方単体に付与できる。
ぶっちゃけ他のEXアビリティと比べてこれだけ露骨にしょぼく、使うことはまずない

「究極魔法」は敵全体に特大ダメージを与えると同時に弱点に関係なくシールドポイントを削ることが出来る。
消費SPは75と非常に多いが、名前に恥じない威力を誇る強力な魔法となっている。
消費SPが多いため削れるシールドポイントの数と威力を上げるためになるだけ「大魔法化」や「碩学王アレファン」で強化させてから発動させたい。勿論「魔法収束化」で単体火力を上げることが出来るためダメージ稼ぎとしても強力。



パルテティオ・イエローウィル (Partitio)

CV:中井和哉
ベースジョブ:商人
フィールドコマンド:(昼)買取る / (夜)雇う
固有アクション:一緒に商売
底力:気合
性別:男性
年齢:24

ワイルドランド地方の銀鉱山の町オアーズラッシュ出身の若き商人。
オアーズラッシュはかつて荒れ地だった土地を彼の父親のパップと相棒のロックがこの先銀の需要の上昇を予見して土地の権利を買い取って開拓をし、そして思惑通り銀の需要が増えたことで誕生した町であり、それを成し遂げたパップとロックのことを幼少の頃から尊敬していた。
しかし8年前にロックが町を去り、更に権利を騙し取られたことでパンすらロクに手に入らないほどにまで困窮してしまう。その後は町を取り戻すために町を支配していたギャングに立ち向かったことでかつての活気を取り戻すが、実は土地の持ち主の正体はロックだったことが判明する。
この時に体験した貧困の苦しさから世界中にいる同じような境遇にある人達を救いたいと考えるようになり、ロックにもう一度会うことも兼ねて旅立つ。

劇中でも兄貴と呼ばれる等明るく気さくな性格であり前作のアーフェンに近いが、富は独占するのではなくは分け合うべきという信念を持っている点はサイラスに近い。またシリーズでは珍しいジャズ風のBGMが彼のテーマ曲である点も印象的。
今作は原作よりも文明が進んでおり、作中では「蒸気機関」や「百貨店」等文明の発展を感じることが出来るシナリオとなっている。

メインストーリーとは別に「商売の匂い」というパルテティオ専用のイベントがあり、しかも最低でもどれか一つは達成しないとシナリオをクリアできないようになっている。

フィールドコマンドでは前作と同じく「買取る」と夜間専用ではお金を支払うことでNPCを連れていけるようになる「雇う」の二つとなっている。
NPCを連れていくことで「導く」などと同じくクエストをクリアしたり、「加勢」で呼び出して戦力として投入させることも出来るが、彼の最大の特徴は連れていくことで固有アクションの「一緒に商売」を発動させることが出来るという点にある。
この固有アクションは雇っているNPCによって買い物や戦闘に様々な付加価値をつけることが出来るというものである。具体的にはアイテムを安く購入する・より高額で売却する・戦闘中でのお金の使用額を抑える等の効果が付与される。
一度雇ってしまえば別れたり、加勢で一定数使うまではずっと連れ歩くことが出来るため、彼をパーティに入れる際には常に誰かしらを連れている状態にしておくと色々お得。

底力の「気合」は発動させれば自身のBPを最大にあげるというもの。
自身のパワーアップは勿論ベースジョブの「BPパサー」を発動させて味方を一気にフルブーストさせることが出来たりと強敵との戦いにおいても有用なアビリティといえる。

+ EXアビリティ
  • 「スケジュール交渉」
  • 「SPお配り」

「スケジュール交渉」はたとえ相手がラスボスであっても指定された金額を支払えば相手に行動順一つを自分の行動順に置き換えることが出来る。
お金さえあればずっと俺のターン状態に持ち込める非常に強力なアビリティだが、置き換えることが出来るのはあくまで行動順のうちの一つだけであり、1ターンで複数行動する敵にはその回数分アビリティを使用しないといけない。
また使用する度に要求される金額も増えていくため、ご利用は計画的に。

もう一つの「SPお配り」は自身の残りSPの25%分を味方に付与する前作の「SPパサー」のような効果のアビリティであり、自身のSPを回復できる「ひと休み」が使える商人がべースアビリティである彼なら比較的に気軽に使える。



アグネア・ブリスターニ (Agnea)

CV:水瀬いのり
ベースジョブ:踊子
フィールドコマンド:(昼)誘惑 / (夜)おねだり
固有アクション:セッション
底力:みんな一緒に
性別:女性
年齢:18

リーフランド地方の田舎町クロップデール出身の踊子で仕立て職人の父ガルドと妹のパーラと共に暮らしている。
母親のクアニーは既に故人であり有名な大スターだった。そんな母親を尊敬していると同時に世界中の人を幸せにすることが出来るようなスターになることを夢見ている。
その夢を叶えるために旅の資金を貯めており、そして目標額に達したことをきっかけに家族に自身の決意を伝え、夢を叶えるために旅立っていく。

村人や旅先に出会う人々から慕われる明るさと夢を叶えるために苦難に合っても前向きに立ち向かい続ける性格。
そしてイラストでもわかる通りご立派なの持ち主である。「桃はおっきいもん勝ちだべ‼」
都会に出るために練習したことで普段は標準語で話すが、驚いたり感情が高ぶったりすると出身の村人と同じように「~だべ」など素の田舎口調になる場面も多い。

フィールドコマンドは前作と同じ「誘惑」に加えて夜専用として「おねだり」となっている。
「おねだり」はレベルの条件があるものの、それを満たしてしまいさえすればタダで入手することが出来てしまう。
勿論レアなものになると必要レベルも上がってくるが、こちらは了承を得た上でのことなので「盗む」と「強奪」と比べれば健全?で罪悪感が少ないなコマンドといえる。

固有アクションの「セッション」は「獅子の舞」等の舞系のアビリティを使用する際に「誘惑」でNPCを連れていると更に追加効果を発動させることが出来る。
この効果は加勢中でなくとも常時発動するため、別れない限り無制限に使えるという長所がある。強敵との戦いの際には強力な効果を持つNPCを連れていく恩恵は大きい。
ちなみに一見芸能とはまるで縁がなさそうなNPCでも発動時には楽器を持って演奏してくれる。

底力の「みんな一緒に」は対象が自身のみのアビリティと奥義を除いたあらゆるアビリティを全体化させることが出来る。
ただし、全体化されるのはアビリティの効果だけで、セッションの効果対象はランダムとなる。

+ EXアビリティ
  • 「風呼びの歌」
  • 「きぼうのうた」

「風呼びの歌」は敵全体に風属性の攻撃を与えるのと同時に次ぎターンは味方全体の行動順を先頭にすることが出来る。
貴重な全体に風属性ダメージを与えるアビリティである点に加えて、味方全体の行動順を先頭に出来るため消費SP以外は狩人の「ねんちゃく糸」の上位互換といえる。

もう一つの「きぼうのうた」は味方全体のバフの効果ターンを1ターン増やすことが出来るというもの。
ブーストすれば増加ターンを増やすことが出来るが、残念ながら奥義による効果は増加することが出来ない。



テメノス・ミストラル (Temenos)

CV:石田彰
ベースジョブ:神官
フィールドコマンド:(昼)導く / (夜)暴く
固有アクション:月光の審判
底力:断罪
性別:男性
年齢:30

クレストランド地方のフレイムチャーチを拠点とする聖火教会の司法職である異端審問官を務める神官。
異端審問官に任命されたのは5年前とのことだが、審問官としての仕事はあまり多くなかったらしく、冒頭では子供達に紙芝居*11を読み聞かせるシーンから始まる。紙芝居審問官とも。
本人曰く「疑うことが仕事」とのことで例え自身が仕える神であっても妄信せずに疑問を抱いている。掴みどころが無い飄々とした性格だが、教皇のイェルクからの信頼を得るほどの高い洞察力や推理力を持っている。
そんなイェルクがある日何者かに殺害されてしまい、その犯人を突き止めることが彼が旅に出る理由である。またひょんな出会いから聖堂騎士のクリックと知り合うこととなり、以降も行く先々で彼と出会い共に事件の謎を追い求めていくことになる。

飄々とした性格だが、いざ推理を始めると「真実は……炎の中に」という言葉と共に凄まじい集中力*12を発揮する。彼のテーマ曲からしてもまるで相棒探偵のような雰囲気を醸し出しており、実際クロスストーリーで一緒になるソローネからは「名探偵」と呼ばれている。
過去にロイという彼の親友だった人物が聖堂機関が何かを隠していることを突き止め、そしてもし自分が戻らなかった場合には後のことを託された後は二度と帰ってこなかったという経験から「使えないカラスですね」と吐き捨てるなど聖堂機関の人間に対して懐疑的な態度をとることもある。
一方で、聖堂機関からも役職の重複や教皇直属というお墨付きへのやっかみ、あと当人の性格からか「教皇の犬」と揶揄される。そのためか狩人にした際の尻尾が犬っぽいものになっている。

フィールドコマンドは「導く」と「暴く」の二つ。
「導く」は前作と同じくレベルさえ満たしていれば確実にNPCを連れていける。ちなみに今作ではNPCを勧誘するコマンドを持っているキャラが彼を含め4人いるので、昼夜切り替えを駆使すれば(見かけ上は)8人パーティを組むことができる。
「暴く」を発動させるとバトルへと移行し、相手のシールドを削りきることに成功すれば情報を入手することが出来る。
バトル中の背景から心理戦のようなものと思われるが、その際に受けたダメージはコマンドを終えてもしっかり残る。
ベースジョブが神官で魔法職であることから相手を選ぶものの、後述の底力で無理やり削ることが出来る上にブレイクした時点で終了するため火力については考慮しなくていい点が特徴。
装備品やジョブの構成は、HPや防御力を底上げしたり、扱える武器種の多さや命中率を優先して選ぶといいだろう。
弱点に関係なくシールドポイントを削れる、踊子の「急所蹴り」や剣士の「返しの太刀」等のアビリティも有用。
特に後者はタイマン形式ゆえに非常に便利。
メンタルの弱点を責めたり矛盾を追及したりするためか、原則、子供のNPCに対しては実行できないという良心制約がある。

固有アクションの「月光の審判」は夜間での戦闘時に敵全体に命中率を下げる暗闇状態にすると同時に物理防御力と属性防御力を下げる効果がある。
不意の奇襲にも強く、同じく夜間で発動する固有アクションを持つソローネと組み合わせると強力。

底力は発動するとそのターンの間は対象の弱点を無視してシールドポイントを削ることが出来る。ヒット数を増やすためになるだけブーストを発動させて使用したいところ。

+ EXアビリティ
  • 「超過回復の祈り」
  • 「神聖魔法」

「超過回復の祈り」は前作の「回復限界突破」のアビリティ版であり、今作では自力で行えるのはテメノスのみな上に攻略次第では早い段階で習得できるため非常に強力。ウェポンマスターの「満身の力」を持たせたキャラの火力上げにも貢献できるのも長所。

もう一つの「神聖魔法」は光属性のマダンテといえるアビリティ。
SPを全て消費してしまうものの消費SPなどの強化をしていけば1ターンで敵を一気に消し飛ばすことが出来る。
またあくまで魔法なため「大魔法化」と「碩学王アレファンの知識」でヒット数を増加させることが出来、装備やバフ次第では敵全体に最大で30万近いダメージを叩き出すことが可能となっている。



ヒカリ・ク (Hikari)

CV:松田洋治
ベースジョブ:剣士
フィールドコマンド:(昼)試合 / (夜)買収
固有アクション:覚えた技
底力:陰の力
性別:男性
年齢:21

ヒノエウマ地方にあるク国の第二王子。
城下町の領主をしており、城の兵隊などを始め身分の低い城下町の住人を「下民」と見下す者が多い中、身分が低い者でも分け隔てなく接する優しさから住人に慕われている。
やがて父親にして国王のジゴにより、領主を任せたことはヒカリの王としての資質を見極めるためであり、そしてヒカリに次期国王の座を譲ることを告げられる。
ク国は長年戦乱が続いておりそれによって勢力を大きく広げたものの、国王は多くの犠牲者を出し続ける現状の虚しさを痛感していた。
そして争いのない平和な世界を望むヒカリこそが相応しいと考え、もう先は長くないことを悟ったこともあってヒカリに次代の王の座を託そうとした。

しかしヒカリの兄のムゲンは力こそ正義という正反対な考えを持っており、そしてある理由も含めてヒカリとジゴのことを快く思っていなかった。
そしてある日ムゲンは反乱を起こし、ジゴは殺され、城下町は火の海となり多くの犠牲者を出した。ヒカリはムゲンに立ち向かおうとするも現状では敵わず、重臣のベンケイの助けもあって何とか脱出に成功する。しかしムゲンからは反乱を起こしたのはヒカリだという濡れ衣を着せられてしまう。

そしてベンケイの助言もあり、兄のムゲンを討ち平和な国を作るためにヒカリはかつての戦争で共に戦った戦友を集めるために旅立つのである。

剣術に優れた猛者だが、前述の通り身分に関係なく接する誠実で心優しい性格。国民を「友」と呼ぶことが彼の人となりがよく表れているといえるだろう。
一方殺戮を好む普段の彼とは正反対なもう一人の人格といえるものを持っている。これは父親も持っていたもののようでありク国の王族が呪われた一族と呼ばれている原因となっている。
ストーリー中でも要所で現れてそれに対する葛藤をする場面も多くそれに打ち勝つことも彼にとっての目標ともいえる。

フィールドコマンドは相手に戦いを挑める「試合」とお金を払うことで情報を得る「買収」の二つとなっている。
さすがに子供のNPCに「試合」を挑むことはできないが、「買収」は問題なく(?)行える。
「買収」で得られる情報は「聞き出す」「探る」(昼夜両方いるNPCの場合)および「暴く」と同じ内容。
……だが、暴きづらいわりに意外と安い金額で情報を提供してくれる人もいれば、逆にやたらと高い金額をふっかけてくるわりには暴きやすい人もいるため、どちらが得かは相手によりけり。

固有アクションの「覚えた技」は彼の最大の特徴といえるものであり、これは「試合」で相手に勝利すると相手が使っていた技の一つを自身で使えるようになるというもの。
最大で5つまでだが、属性攻撃技や補助技に加えて装備出来ない武器の技*13でも覚えることが出来るため、揃える技次第で数多くの弱点を突いたり味方のサポートにも回れるようになるなど汎用性が高い。
特に試合においても非常に有用であり、主人公中最高のHPと物理攻撃力も相まってタイマン性能は屈指。そして歴戦武器集めで戦わされることも多い。

底力の「陰の力」はSP消費なしで強力な専用アビリティを使えるというもの。
オーシュットとの差別点として「飛燕華」という使用後にもう一度行動できる技を持っており、これを発動した後に奥義などのフルブーストした技に繋ぐ高火力コンボを発動といった芸当も出来る。
また、飛燕華による再行動は、神官の奥義「聖火神エルフリックの導き」による再行動と同時発生した場合に行動順が必ず最後になるという特性がある。
これにより、味方からバフやBP回復をもらってから再行動ができるという大きなメリットを持つ。

余談だが担当声優は「もののけ姫」で主人公のアシタカ役を演じており、ヒカリの設定*14からもこれを連想したプレイヤーは少なくないと思われる。

+ EXアビリティ
  • 「天下無双の構え」
  • 「真・十文字斬り」

「天下無双の構え」は自身の「たたかう」を全体化させる効果があり、同じ弱点の敵が複数いる場合に便利。

もう一つの「真・十文字斬り」は敵全体に剣での大ダメージを与えた後に指定した敵単体に更にダメージを与えるというもの。
ダメージ倍率が高いうえに敵単体には2ヒットなため単体火力は剣の奥義をも上回り、しかも奥義とは違ってフルブーストしなくても使用できる点が魅力。
敵単体を攻撃しながら他の敵にも大ダメージを与えられるのも長所であり、総じて今作の物理アビリティの中でも最強クラスの性能を誇るアビリティとなっている。



ジョブ


前作と同様に8つのベースジョブが存在しており、更にもう一つのジョブをつけることができるバトルジョブも健在。

バトルジョブをつけるためには全世界に散らばっているそれぞれのジョブごとのギルドを見つけ出して、ライセンスを貰う必要がある。
1つ目はギルドを見つけるだけでもらえるが、2つ目以降のライセンスの入手条件はギルド毎に異なる。
前作では1つのバトルジョブにつき1人しかなれなかったが、今作ではライセンスを最大で3つまで入手することができるため、3人まで同じバトルジョブにすることが可能になった。


ジョブ解説

・剣士

剣と槍で戦う前衛職。
今作ではどのジョブも全体的に複数ヒット技が前作よりも減ってしまっている中、対象はランダムとは言え最低でも3ヒットさせられる「さみだれ斬り」は貴重。
他にも「挑発」と「鉄壁」といった味方を守るアビリティに加えて、相手から物理攻撃を受けた場合弱点に関係なくシールドポイントを削る「返しの太刀」を習得してタイマン性能が向上している。
奥義の「雷剣将ブランドの剛剣」は強力な単体火力技で、習得すれば一気にパーティのメインアタッカーに変貌する。

サポートアビリティは「物攻+50」に加えて、自身がブレイクした場合は物理攻撃力上昇のバフが付く「ブレイクで物攻アップ」など前作と比べると攻撃に特化したラインナップとなっている。また最大ダメージが99999にまで上昇する「ダメージ限界突破」も習得できるため、最終的にはアタッカーには是非とも付けておきたい。


・踊子

前作と同じく物理攻撃力を上げる「獅子の舞」と属性攻撃力を上げる「孔雀の舞」といったバフ技を持っているジョブ。
しかし今作では属性攻撃はアグネアのベースジョブだからか闇属性ではなく風属性の技となっている。
更に相手の弱点に関係なくシールドポイントを削れる「急所蹴り」とブーストの数に応じて味方の行動順を早めることが出来る「おはだけ」といった技を新たに習得し、前作よりも更にサポートの幅が広くなった。
勿論男性キャラが踊子になっても「おはだけ」は習得できるし、効果もそのままなのでご安心を。誰得
奥義は前作と引き続き単体対象のアビリティを全体化する「舞踏姫シルティージの囁き」。

サポートアビリティは前作でもあった強化ターンを1ターン伸ばせる「強化ターン数増加」に加えて、バフをかけると底力ゲージも増加させることが出来る「盛り上げ上手」を新たに習得できるようになってサポートに磨きがかかった。
他には回避率が上昇する「回避確率アップ」とバトル終了時の獲得JPが増加する「獲得JPアップ」を取得可能。


・盗賊

前作と同じく相手のアイテムを盗む「盗む」と相手にデバフを付与する「フクロウ」と「コウモリ」を扱うことが出来る。
盗める確率が対象のHP残量やブーストの有無で変動する仕様は前作と同じ。(商人の「集金」も同様。)
攻撃技は属性攻撃は火属性から闇属性に変わり、また物理攻撃は攻撃と同時にHPを回復させる「ライフスティールダガー」は健在だが、SPを回復させる「マジックスティールダガー」は同様の性質の技を神官へと譲る形で無くなった。
その代わり行動順が早いほど威力が上がる剣での「不意討ち」を習得し、更に自身で行動速度を上昇させて「不意討ち」と奥義の威力増加が狙える「俊足」が扱えるようになった。
奥義の「盗公子エベルの鉤爪」は前作と同じく行動速度が高いほど威力が上がるため、それを活かすなら装備品も行動速度を上昇させるものを中心に固めておきたい。
そうすることで剣士の奥義にも負けない火力を叩き出せるうえに、しかも全体攻撃なので雑魚戦は勿論ボス戦での周りの取り巻きを一掃するのに非常に便利。

サポートアビリティは前作と同じ「ついでに戦う」と「行動速度+50」に加えて、物理攻撃を仕掛けてきた相手に50%の確率でステータスを下げる「トラップ」と夜間のバトルで獲得する経験値とJPを増加させる「闇に生きる」を習得。
特に「闇に生きる」はパーティの育成において非常に便利なサポートアビリティなため、育成時には夜にしてこれを装備させた仲間をパーティに入れておきたい。ただし効果重複はしないので複数人に装備させても無意味な点に注意。*15


・学者

前作と同じく敵全体にダメージを与える火・氷・雷属性の魔法を得意とするジョブ。
しかし今作ではヒット数が2回の大魔法を習得できず、大魔法にするためには「大魔法化」で1ターンを要する必要がある。
また前述の三属性を3~5ヒットさせる「属性の乱れ」を覚えるが、ヒット数と使用する属性は共にランダムなため安定しないことから前作以上にシールドを削ることが苦手となっている。
属性とは無関係にシールドを削れるテメノスの底力との組み合わせはそれなりに有用。
奥義の「碩学王アレファンの知識」は効果が変更され、効果中は3ヒットする特大魔法を使用できるようになった。
ちなみに魔法強化は神官の覚える「光明魔法」と「回復魔法」にも付与される。
他には相手の弱点を暴く「調べる」と自身にランダムなバフを2つ付与する「ひらめく」を習得する。

サポートアビリティは前作にもあった「エンカウント半減」と「属攻+50」に加えて「大魔法化」と奥義による魔法強化の回数が1つ増える「魔法強化プラス」と獲得経験値を上昇させる「獲得EXPアップ」を新たに習得。
「魔法強化プラス」は消費SPと「大魔法化」を使う手間を減らすことを兼ねて学者で戦うならなるべく装備させておきたい。


・神官

光属性と回復魔法を得意とするジョブ。
今作では新たに相手に杖で2ヒットさせるのと同時にSPを回復させる「マジックスティールロッド」を習得したことで継戦能力がさらに増した。
杖弱点の敵に対しては、単にBPを消費せずにシールドを2ポイント削れる技としても重宝する。
他には物理防御力と属性防御力のバフをかける「聖火の祈り」と受けるダメージを50%軽減させる「守護の聖盾」を新たに扱えるようになった。
奥義の「聖火神エルフリックの祝福」は前作とは異なり連続で攻撃を発動ではなく3ターンの間二回行動できる効果を付与する技になった。
SP消費なしで連続で発動させることは出来なくなったが、その代わり自由に選択できるので攻撃やサポートなどを状況に応じての使い分けが可能になった。

サポートアビリティは「最大SP+50」と「逃げる成功率アップ」があり、更に回復技やアイテムによるHP回復量を増やせる「HP回復量アップ」と戦闘不能になっても最大HPの25%分で一度だけ復活する「自動復活」を新たに習得した。


・商人

弓と槍を武器に戦うジョブ。
SP消費なしでHPとSPと状態異常を回復できる「ひと休み」と味方にBPを配れる「BPパサー」、お金さえ払えれば強力な加勢をしてくれる「傭兵呼び」と相変わらず芸達者。
前作との相違点は属性攻撃が火属性になったことと相手に大きなダメージを与えるほど多くのJPを獲得できる「幸運の矢」がある点である。「幸運の矢」はまだ全然育っていない序盤にはかなり便利なアビリティであり、ブレイクした敵に最大までブーストさせて放てば結構もらえる。前作から打って変わって弓のアビリティを習得したが、相変わらず槍のアビリティは一切習得しない。
「傭兵呼び」は特に「古兵」の半額で呼び出せる「獣人」が強力であり、その効果は敵全体に弱点を無視してシールドを削るというものでブーストすれば1ターンで最大4つ削れるため強敵との戦いになるほど有用なものとなっている。また攻撃回数分だけ次の敵の行動順を遅らせる「看守」も使い勝手が良い。
更に今作では隠し傭兵として「違法異邦の暗殺者」が追加。古兵よりも更に高い値段はするものの、その効果は敵全体に短剣で大ダメージを与えるのと同時にHPとSPを回復させると非常に強力。
奥義の「紳商伯ビフェルガンの心眼」は減らしたHPと同じ額のお金を手にするものだが、なぜか弱体化しており、威力は普通の属性攻撃と変わらないほどである。一方でアビリティと装備で威力を底上げすれば終盤では最高効率の金策となる。
ちなみにパルテティオ編のボスは皆お金持ち*16のため、隙を見て「集金」をしておくと資金繰りが楽になる。

サポートアビリティは「入手金額アップ」と「ふんばる」に加えてバトル開始時にBPが一つ増加する「BPプラス」と戦闘開始時に底力ゲージが最大になる「いきなり底力MAX」が新たに追加された。
「BPプラス」は雑魚戦でもボス戦においても、攻撃とサポート両方ともに活躍が見込める便利なスキルで主人公全員に覚えさせておくのも良いだろう。


・狩人

弓と斧を武器に戦う前衛職。
全体に複数ヒット狙える「さみだれ矢」と「どしゃぶり矢」といった技を失ってしまったが、代わりにブーストの数によって最大五回までヒット数を増やした上で対象を選ぶことが出来る「ねらいうち」を習得。他にも敵単体の強化効果を打ち消せる「打ち消し玉」と大ダメージを与えると同時に攻撃した敵の種類によって自身に付与されるバフが変化する斧による「かいたい」といったトリッキーな技を覚えることが出来る。
対象の行動順を最後尾に回す効果を与える「ねんちゃく糸」による補助も続投。
奥義の「狩王女ドレファンドの閃弓」は大ダメージを三回ヒットさせるというものになった。

サポートアビリティは流石に強すぎたのか「おかわり」と「ラストアクト」こそなくなってしまったが、代わりに自身がブレイクした場合は50%の確率でもう一度行動できる「ブレイクアウト」へと差し変わった。更にもう一つ希少な魔物の遭遇率が上がる「レアモンスター遭遇率アップ」を新規で覚えることが出来るようになり、キャットリン系や今作初出のオクトリン系との遭遇率を上げることが出来る。ただしこのアビリティも複数人装備させても重複しないので注意。


・薬師

味方単体を回復する「治療術」と状態異常を治す上に2ターン無効化できる「健全化」といった回復職。
「治療術」は対象が戦闘不能でもお構いなしにHPを回復させられるため使い勝手が良い。
更に3ターンの間継続的に回復する「継続手当」に加えて、攻撃面でも敵の弱点に毒を付与することが出来る「毒弱点付与」*17と攻撃と同時に毒を付与する「毒撃断」といったトリッキーな技が使えるようになった。
奥義は味方単体にアイテムの効果を全体化する「霊薬公ドーターの恩恵」であり、アイテムが揃い強敵との戦いにおいて真価を発揮する奥義となっている。

サポートアビリティは戦闘後にHPとSPを30%分回復する「戦闘後回復」とブレイクするとSPが回復する「ブレイクでSP回復」、そしてバトル開始時に3回弱体無効効果を付与する「予防薬」といった継戦能力に優れたアビリティを習得できる。


+ ネタバレあり

伝承ジョブ

今作でも前述の8種の他に更に4つの隠しジョブが存在する。
前作のように番人を倒すことが入手の条件というわけではなく、サブクエストなどをこなすことで伝承の証を入手することで解放される。
また通常のジョブと違い、伝承ジョブに就くことができるのは一人だけとなっている。


・発明家

ブライトランド地方の東ニューデルスタ街道に住んでいる発明家アーカーに話しかけることによって解放される。
発明品(ジョブアビリティ)の材料を集めるサブストーリーも兼ねている。
アーカーの家には最序盤からすぐ行くことができ、伝承ジョブでありながら基本ジョブのライセンスより先に解放することもできる。
他のジョブとは異なりアビリティの習得にはJPを必要としないが、代わりにそれぞれの発明品を作り出すために指定された材料を集めてアーカーに作って見せてもらわないといけない。
しかしその分攻撃面とサポート面において強力な効果を発揮するアビリティをSPの消費なしで発動させることが出来る。
使用可能な武器種は剣と斧だが、「変形カタパルト」により全武器種が扱えるほか、「属性炸裂瓶」により開示されている属性弱点を突くことが可能。
そのほか、
相手の一体が受けるダメージを全てクリティカルになる効果を4ターン付与する「クリティカルスコープ」
味方1人に行動順が最初になる効果を5ターン付与する「スプリングブーツ」
などの補助も非常に強力。
ただし一度使用するとそのバトルの中で再使用するためには使った発明品を選んで再作成する必要があり、作成後も発明品によって定められたターンが経過しないと使用できない。
そのため特大ダメージを与えると同時にランダムだがいずれか一つの残りタ-ンを1ターン短縮できる「リサイクルハンマー」と複数同時に作成開始を行えるようになる奥義の「万能工具」をうまく利用していきたいところ。

サポートアビリティは装備者はバトル開始時には自分だけ行動できる「先駆け」、装備しているアクセサリーのパラメーターが1.5倍に増加する「改造アクセサリー」、瀕死になるとBPが2回復する「逆境」、装備者が習得しているジョブアビリティ一つに付き物理防御と属性防御を1ずつ上げる「努力の結晶」の四つとなっている。
どれも強力だが、最初のターンだけは敵からの攻撃が来ることなく行動できる「先駆け」は雑魚戦においては相手に何もさせない内に全滅させやすくなる非常に有用な技でフィールド移動の際には全員につけてもいいくらい便利なアビリティである。
また、「先駆け」は厳密に言えば「装備者に0ターン目の行動を与える」効果であるため、誰か一人でも装備していれば味方全員が0ターン→1ターンの際に1BP回復を得られる点が非常に強力。商人の「BPプラス」と組み合わせれば1ターン目からフルブーストで行動ができるため、ボス戦であっても最低一人には必ず装備させたい。
「改造アクセサリー」や「努力の結晶」は性質上終盤向き。
また他のジョブとは異なり、一度サポートアビリティを解放すれば全員に装備できるようになることからJPを気にせずに気楽に出来るのも長所。


・魔導士

船でのみ辿り着くことができる「魔よい道の島」にいる魔導士の末裔に話しかけると解放されるジョブ。
魔導士の末裔を見つけて話しかけるだけでいいが、島に行くためには途中にいるウミボウズというボスクラスの魔物を倒さないといけないため、実質船の入手とウミボウズの討伐がジョブ解放の条件といえる。

装備武器は短剣と杖。武器技はない。
回復効果がある闇と光属性の全体魔法の他に自身のみが対象のアビリティを全体化させる「拡散の刻印」や自身にかかっているデバフをバフに変える「反転の刻印」といったアビリティを使うことが出来、攻撃よりもサポートに秀でたジョブとなっている。
奥義の「無限の刻印」は味方単体に付与されている良い効果をランダムだが、そのうちの一つの効果ターン永続にすることが出来る効果がある。しかもこれは奥義も対象なので神官・踊子・薬師の奥義を永続化させることが出来れば非常に強力。
ただし永続になるのはターン制のアビリティのみで学者の奥義など回数制のアビリティは永続化出来ない。

サポートアビリティは受けたダメージの1%分SPを回復させる「魔力還元」、戦闘不能になっても付与させている効果が消えない「付与効果記憶」、消費SPが二倍になるが効果もアップする「魔力の代償」、物理攻撃力と魔法攻撃力の能力値がどちらか高い方と同じになる「物属コピー」の4つ。
「物属コピー」は装備品による補正を除いた素の値が対象であり、基本的に物攻or属攻ナッツを使っているキャラ(アタッカー)向けで、レベルアップのみの能力ではあまり恩恵が感じられないかも知れない。
特に「魔力の代償」は魔法で火力を出したい場合には装備しておきたいサポートアビリティであり、後述のSP消費が半減する「消費SPダウン」と組み合わせて抑えることが出来るのでおすすめ。


・ウェポンマスター

全ての武器を装備できる物理攻撃のスペシャリスト。
ワイルドランド地方のグラヴェルに住んでいる鍛冶師ポルタに話しかけると解放される。彼が住んでいる家には借金取りがとおせんぼうしているので「試合」や「けしかける」等でどいてもらう必要がある。*18

アビリティはJPを消費するのではなく世界中に散らばっている錆びた武器を探し出し、それをポルタに「神器」へと鍛え直してもらうことで解放されていく。

装備する武器はどんな種類でも出来るものの、アビリティは神器を装備していないと発動できないという特徴がある。とはいえ神器だけあって単純に武器としても強力*19なので大した問題ではない。
全ジョブの中で唯一奥義がないという特徴があるが、習得出来るアビリティはどれも癖は強いものの強力なものが揃っており、中でも「勇王の斧」を装備することで使用できる「勇王の奥義:獅子狩り」は圧倒的な破壊力を誇る。
このアビリティは開示されている弱点の数が多いほど威力が上がるという特徴があり、全ての弱点を発見した状態でフルブーストして発動させれば2ヒットするうえにバフや装備次第では合計でダメージ限界突破の99999を超えるダメージを与えられることも。
強敵との戦いでは勿論、試合などのNPCとの戦いの際には弱点の開示状況は再戦時もそのままなので瞬時に大ダメージを与えることが出来るため有用。歴戦シリーズ武器集め周回に最適で持っているNPCは何度も受ける羽目になる


今作は属性強化の武器が前作よりも手に入りやすいため、それ目当てにセットする運用もある。

サポートアビリティはブレイク中の相手にクリティカルが出やすくなる「攻撃の名手」、自身のHPが最大以上の時に与えるダメージが増加する「満身の力」、ブレイクした際にHPが回復する「ブレイクでHP回復」、武器で弱点を突けば底力ゲージが貯まるようになる「武器洗練化」の四つ。
どれもバトルで有利になるものだが、「満身の力」はHPを満タン以上にすることが出来るアビリティを覚えられるテメノスをパーティに加えておきたい。
またこちらも発明家と同じく一度解放すれば全員に装備させることが出来るようになる。


・祈祷師

ク国にある五重の塔の試練をクリアすることで解放できるジョブ。
まず五重塔へ行くためにはヒカリのシナリオをクリアする必要があり、更に主人公のシナリオラスボスを上回る強さの相手を五人倒さないといけないため上級ジョブの中では一番条件が厳しい。幸い一人倒す度に戻って回復や育成も出来る点が救い。

装備可能な武器種は弓と杖。武器技はない。
火・氷・雷・風の4属性を付与し、物理攻撃と属性攻撃の2連撃を繰り出せる前作で言うルーンマスターと同様の効果を付与するアビリティを覚えるが、こちらは素の状態で味方全員に付与することが出来るという特徴を持っている。
属性攻撃力の高い武器で殴らないと火力が出にくい点は前作同様。
他には複数ターンの間味方全体のSPを継続回復させる「あまごい」と味方単体に弱化無効状態を付与する「清浄の舞」、発動すると6ターンの行動不能になる代わりにHPを全快させた状態で復活させた上に物理防御と属性防御アップを付与する「天照の儀」といったサポート技が使える。
「清浄の舞」はデバフを多用してくる敵に対して有効であり、踊子の奥義で全体化させればさらに強力。「天照の儀」はブーストの数によって行動不能ターンを減らせため、発動時させるときは必ずブーストさせるべきだといえるだろう。
奥義の「BPブースト巡り」は3ターンの間BPの回復量が二倍になるという奥義。更にこの奥義はターン制なため、魔導士の奥義で永続化させることが出来るのも魅力。

サポートアビリティは装備者のかかっているデバフが解除されるまでのターン数が半減する「浄化」、消費SPが半減する「消費SPダウン」、戦闘不能になると相手にデバフを与える「祟り」、25%の確率で使用した分のBPが回復する「BP回生」となっている。
「消費SPダウン」はSPの減りが速くなりがちなアタッカーなどにとって嬉しい効果であり、「BP回生」は使用した分のBPが回復するため運が良ければ奥義を連発することが出来るのでどの主人公にも付けておきたい非常に強力なものとなっている。






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最終更新:2024年03月12日 17:51

*1 基本的に夕方は昼と同じ、朝方は夜と同じ扱いだが、ごく一部のイベントでこれらの特殊な時間帯が絡む場面がある。

*2 作曲者の西木康智氏は、この仕様のために単純に作成する楽曲の数が増えた上、「昼夜の2曲がどの小節でいつ切り替わっても違和感がないようにテンポ感などを調整する」という作業が生じ、苦労したという。

*3 一度でも定期船で海を渡ってしまえば、それ以降はワールドマップからのファストトラベルで瞬時に移動可能。

*4 個別シナリオのものはメインストーリーから、(主に各キャラ最終章クリア後の)3人および4人チャットはサブストーリー → ALLから見られる。

*5 たとえばテメノスはブレイクした相手を誉める場合「ブラヴォー、◯◯(相手の名前)」でほぼ統一されているが、ソローネは「ブラヴォー(→テメノス)」「かっこい~♪(→ヒカリ)」「商談成立?(→パルテティオ)」「いい踊りだったよ(→アグネア)」など相手によって褒め方がかなり違う。

*6 各地でレコードを入手する必要があり、流せる楽曲は冒険を進めるほど増えていく。

*7 敵から攻撃を受けたときや、敵をブレイクした時などに蓄積される。

*8 例として、屈強な体格である前作の剣士・オルベリクの「防御ブースト」が、身軽なヒカリのイメージに合わないことなどをスタッフは挙げている。

*9 獣人は成人しても小柄なままな種族である。

*10 魔法を使用できないようにするために猿轡を着けられていたことで5年間まともに声を発することすら出来なかった。

*11 紙芝居の内容は聖火神エルフリックと邪神ヴィーデとの戦いを描いた布教用の寓話。

*12 周りが話しかけても反応せず、それを知る人物は終わるのを待つことを選択する程である。

*13 対応する武器を装備していない場合は「ただの~」で攻撃した扱いになる。

*14 祖国を追われた次代の指導者、強力な負の力が宿っている、「そなた」「押し通る!」などの言葉遣い等

*15 「獲得EXPアップ」「獲得JPアップ」など別名のアビリティやアクセサリの効果とは重複する。

*16 2章の犬ですら30000リーフもの大金を持っている

*17 毒ダメージでシールドポイントが減る状態になる。

*18 クエストを受ければそれ以降は自由に出入りできる。

*19 攻撃力自体はこれを上回る物もあるが他の武器には無い強力な特殊効果が付いている