ムナンチョ・赤松

登録日:2023/04/05(水) 23:28:00
更新日:2024/01/12 Fri 21:22:12
所要時間:約 5 分で読めます








GOOD!結構です 我らが神
ムナンチョヘペトナスもお喜びになっています

ご存知ように皆さんのシュレピッピは
フセリンチョすることで……

より純度の高いク・リパースを溜められます




ムナンチョ・赤松とは、『龍が如く』の登場人物。


新興宗教「ムナンチョヘペトナス教」の二代目教祖。

開祖のムナンチョ・鈴木に認められて力を授けた為、開祖に匹敵するカリスマ性を持ち、幹部達からも永久の存続が約束されていると太鼓判を押される程。

特に、開祖が国家権力の陰謀によって無実の罪を着せられて投獄された際は、教団の再建に勤しみ、瞬く間に全盛期に近い勢力を盛り返すしたことは有名。





よろしい これから新記事の設立があるので
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   *   *
 *   + うそです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *



















インチキ宗教団体「ムナンチョヘペトナス教」の新たな教祖に成り代わった詐欺師。

小悪党じみた顔の中年親父で、黒装束に金色の装飾が施された鉢巻と袈裟を身に付けている。
なお、この格好は開祖のムナンチョ・鈴木と全く同じ。

もちろん信者のことは単なるカモとしか見ておらず、孤独に苛まれている人間や大金を持っていそうな老人を中心的に狙っては洗脳したり、フセリンチョをした信者の金額を表示することで他の信者達の対抗心を煽って更に金を毟り取るなど卑劣さと悪質さは増しており、あえて活動規模を縮小させる事で露見を防ぐなど隠蔽能力も高い*1

また、インチキ呼ばわりされても「偏見」「我々を疑うのは勝手」とした上で「無垢な信者の邪魔をすれば必ず天罰が下る」といけしゃあしゃあと言い放つなど、その悪事を悪事とも思っていない鉄面皮ぶりから詐欺師の才能は先代以上。 
先代も他人の弱みにつけ込んで金を騙し取っている以上かなりの極悪人だったが、胡散臭さと小物臭さが上手く両立したネタキャラぶりから「愛すべき外道」と言うべき印象が強いため尚更悪辣さが目立つ。



【劇中での動向】
『龍が如く6』のサブストーリー「教祖様のつぐない」に登場。

ムナンチョヘペトナス全盛期から属しており、その時代ではムナンチョ・鈴木からは教団内の金庫番を任されていた。
鈴木が災厄・ウロゴマによってひょんな事から教団の実態を暴かれて投獄された後は自らも警察に追及されるも、金庫番の立場を悪用して教団の金を隠し通す事で回避した。

そして事件から28年もの月日が流れた後、広島の尾道仁涯町にヤサを移し、再び行動を開始。28年前と全く変わらぬ手口で信者を増やしていく。

広島を牛耳る巨大極道組織「陽銘連合会」のシマで詐欺行為とはかなりの命知らずであるが、今まで気付かれずにやってこれたのは素直に赤松の手腕によるものだろう。

教団内では鈴木の後釜に座ったとされているが、実際は先述した教団の金を使って教団を乗っ取り勝手に教祖を名乗っている*2だけである。
『極』に出たチョリトス・矢澤は鈴木逮捕後も残党として再起を目論みつつも教祖の帰還を待ち続けるほどの忠誠心を持っていたのに…。


劇中では長年介護していた夫を亡くして途方に暮れているミエという老婆に目をつけ、彼女の心につけ込んで洗脳。
「ムナンチョヘペトナスは良い人たちの集まり」と思い込ませた後はお布施として100フセリンチョ分持って来る様に言い渡し、彼女の財産を根こそぎ奪い取ろうと目論む。婆ちゃん相手に「特別なシュレピッピ」する趣味は無かった模様
そんな中で、やたらムナンチョヘペトナスをインチキ呼ばわりする謎の老人・鈴木と、成り行きで鈴木に協力する事になった迷える子羊の皮を被った龍桐生一馬鈴木コンビ二人がミエを連れ戻すために入信希望者を装って教団に潜入してくる。

シュレピッピに明け暮れる信者達の激励しに姿を現し、そこでミエが100フセリンチョすると公表。
これを聞いた他の信者達は驚嘆したり即発されて自分も100フセリンチョ用意すると言い出すなど、自分達が騙されている事に気づいていない反応をしており、この光景を目の当たりにした鈴木は怪しさしかない男に大金をホイホイ差し出すミエの行動とその異常性に絶句していた。
なお、最低額の1フセリンチョが10万円であるため、100フセリンチョはおよそ1000万円となる。流石にこれにはあの桐生でさえ唖然としていた。

ミエから金を奪おうとしていた所に鈴木と信者をボコって無理矢理入ってきた桐生が教祖と顔合わせしたいと言って自室に入ってきたため、祝福という名の粗品*3を渡し、早く退室する様に促す。
鈴木がミエを確認すると「ここはインチキ宗教だからお布施なんてやめてくれ!」と叫びだし、ミエからの叱責を受けるもそれでも食い下がる鈴木に対し、屁理屈ですらない御託を言い放つ。



なるほど
お前もすっかり一端のペテン師になったな



……赤松

なに?


じいさん……?



しかし、突如鈴木の雰囲気が変わり赤松の正体と経歴を淡々と語り出す。

ただの老人が自分を知っているわけがないと鈴木の正体を問う。
しかし、その顔は赤松がよく知っている人物であった。



……誰だ お前は?

年を取ったとはいえ
この顔を見忘れるとは さびしいね

ま まさか……!



























私はかつて…… ムナンチョ・鈴木と名乗っていた者だよ


何故なら、目の前の老人こそがムナンチョヘペトナス教の創始者ムナンチョ・鈴木その人だったからである。

そんな誰も予想できない展開に、さすがの赤松も驚きを隠せなかった。

しかし鈴木の説得を聞いたミエがフセリンチョを戸惑ったのを見て、カモに絆されて自分達を妨害し、教団を否定した鈴木に失望。彼を己の所業を棚に上げながら 「裏切り者」と吐き捨て*4、制裁を決行。信者がいるにもかかわらずに本性を剥き出しにして襲いかかるが桐生によって呆気なく返り討ちにされた(ちなみにその場にいた信者達は状況を全く理解していなかった模様)。


ムナンチョヘペトナスに疑いを持つ者は……
何人たりともチョモゴメスぅ〜!!

戦闘力はそれなりで武器として使えるオブジェクトが一切無い狭い部屋の中で戦うためまぁまぁ厄介。
ただ、あくまで「それなり」であり、かつてのムナンチョ・鈴木には遠く及ばない。
ちなみに先代みたいにふざけたポーズはとらない


桐生にボコられて病院送りレベルの重傷を負い、情けない悲鳴を上げながら悶絶。
信者達に救急車の手配を求めるも……。

教祖様がお怪我をされています!
みなさん 回復の儀式を!

ば 馬鹿!

そんなんで治るかぁ!!

信者達はそんな赤松の言う事に耳を貸さず、取り囲んでは一斉にシュレピッピのポーズを連呼すると言う全く意味の無い行動を取ったのであった。
そんな信者達の愚行に赤松は迫真のツッコミを入れるものの、洗脳を受けているのか全く届いていない様子。

そしてその自業自得とも言える末路は、28年前の鈴木と全く同じであった。 *5



崩壊した教団内では、一心不乱に意味の無い行動ばかり繰り返す信者達のシュレピッピの声と、洗脳が仇となって動けぬ詐欺師の悲痛な叫びだけが残されたのであった。

拝むな 救急車を呼んでくれぇ!



その後、ミエから実態を聞かされた信者達が離脱して行った事でムナンチョヘペトナスは自然消滅していった事が鈴木の口から語られているが、赤松がどうなったのかについては一切語られていない。
流れからして全ての悪事が露見し逮捕されたと考えるのが濃厚だが、ズタボロになりながらも別の街へ逃げた可能性も否めない。仮に後者だったとしても、あれだけの目に遭ったのなら再建は絶望的だと思うが。




























しかし、『6』の後日譚を描いた『7外伝』で何故かまさかまさかの再登場を果たしてしまった。
キャッスルにいる富豪に40万円を支払う事で、闘技場の浄龍会のメンバーとして加わる事になる。


戦闘スタイルは『6』から何故か変更されており、大振りな動作が目立つ汎用ザコと同じものに。これにより相対的に弱体化されてしまっている。
所持ヒートスキルは自らの体力を回復させる「栄養ドリンク」。多人数戦の「ZIGOKU RUMBLE」では、リーダーの近くで戦う傾向が強い。
ちなみにキャッチコピーは「シュレピッピの申し子」。


待機場所となるファイターラウンジでは、DLCを適応していると追加される東城会三人衆の近くにシレッと混ざってたり。
なお、自身のチームリーダーとなる浄龍はかつて自身の活動を邪魔した元教祖と一緒にいた男なのであるが、顔を合わせても特に反応はない。


思わぬ登場にコイツの事だからまだ悪巧みしているのではと勘繰ってしまうが、説明文によると「教団が半壊した後、憑き物が落ちたかのように大人しくなった様子」との事。
今のところは悪事を起こす気はなく赤松以外の残党の存在も確認できないため、これによりムナンチョヘペトナスは事実上の消滅となったわけだが、先代と違って改心したと思わせる描写や言及が一切ない為嘘臭さ全開である。そもそも詐欺をしておいて塀の中ではなくシャバでのうのうとしている時点で説得力ゼロなのだが。
ていうか本当に憑き物が落ちたんならシュレピッピから離れろよ…。普通にヘペトナスって言ってるし

桐生の介入によって全ての悪事が露見したのにもかかわらず何故逮捕されていないのか、キャッスルの富豪とのコネはどこで手に入れたのか、それらについても何一つ語られないため真相は闇の中である…
逮捕されていないという点では『6』のラスボスに勝っていたりする。恒雄はこんなチンケな詐欺師にも負けるのか…





【余談】
  • ここまで読んで既に解っていると閲覧者もいる思うが、このサブストーリー自体が『0』の「インチキ宗教の罠」を意識したもの。細かな差異はあれど全体的な話の展開は同じである。
『0』が不謹慎スレスレなラインを攻めつつもネタに走っているのに対し、やや生々しくシリアス寄りの描写と感慨深くもちょっと切ない結末で終わった『6』は、同じインチキ宗教から発生したとは思えない程の落差がある。そしてまさかの再登場を果たしたムナンチョ・鈴木の株が上がった事でも知られ、シリーズ中最も評価が低い『6』の中でも数少ない評価点の一つとして挙げられている。
そのせいで「その労力を本編シナリオに割いていれば……」と言われることもしばしばあるのだが

  • また、出所後は教団に戻ろうと目論んでいたが自分を本気で気にかけてくれる人に出会った事で良心が芽生えて踏み止まり、彼女を巻き込んでしまった自責の念から教団を潰し、過去を暴露した事で軽蔑されながらも自分が犯した罪を一生背負って生きて行くと決意した鈴木の生き様は、桐生達と同じくケジメをつけた一人の男に数えられる。
一方で先代がいなくなったのをいい事に教団を私物化して好き放題やらかすも、最終的には同じ轍を踏んで自滅した赤松の末路は、ミエに出会わなかった鈴木のifの姿なのかもしれない。

  • JUDGE EYES:死神の遺言』のミニゲーム「VRすごろく」にてムナンチョというキャラが登場するが、その姿はどう見ても赤松本人である。
開発陣曰く知らない間に入っていたとの事。





おお フレンド達……!
は 早く記事を作り直すのです!

教祖様の記事が荒らされています!
みなさん 追記・修正の儀式を!

ば 馬鹿!

そんなんで直るかぁ!


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最終更新:2024年01月12日 21:22

*1 教団に毒されていない住人が警察に通報しようとした際には「事件性が無い」という理由で完全に野放しする始末である。

*2 鈴木逮捕の件に関しては「教団を恐れた国家権力に弾圧された」と嘘まみれのデタラメを信者に吹き込んで隠蔽している。

*3 今回はスタミナン系の回復アイテムであり、『0』の時と比べて明らかにグレードダウンしている。シリーズを通して店で買える物であるため、桐生が「俗っぽい」と漏らすのもむべなるかな。

*4 かつての鈴木の様にブチ切れてはいないがその言動は静かな怒気を孕んでおり、心の奥底では未だ彼を尊敬していたのかもしれない。実際「あんたほどのペテン師」と鈴木を評価する発言もしている。

*5 この光景を見た鈴木は、かつての自分と重ねたのか「私も今の彼と全く同じだったんですよ」と言及している。