しねしねこうせん(ポケモン)

登録日:2023/10/08 Sun 00:01:30
更新日:2023/10/17 Tue 17:29:28
所要時間:約 3 分で読めます






ばか はずれです……



しねしねこうせんとは、ポケットモンスターシリーズに登場する技の一つ…ではない


しねしねこうせんとは?

この技名(?)が登場するのは『ポケモン赤緑』のストーリーも終盤にさしかかったグレンタウンのグレンジム。
普通に進めば7番目のジムとなるこのグレンジムは他のジムとは一風変わっており、扉で仕切られた小部屋に弟子のトレーナーとクイズマシンが設置されており、弟子に勝利するかクイズに正解すると扉が開き、間違えると話しかけられて強制戦闘。正解しても改めて話しかければ対戦できる(見つかるだけでは挑んでこない)、という仕組みになっている。

といっても近くのポケセンで無料回復できるということで、往復が面倒とかでない限りはクイズに正解しても賞金と経験値の為に全員倒すのが定番。
そもそもクイズマシンの外見がシルフカンパニーとかにある背景の機材と同じ為か、存在自体知らずに直接弟子のトレーナーと戦った人も多いと思われる*1
クイズマシンに気づかなかった人が案外多かったためか、ピカ版ではまずクイズに答えないとトレーナーと話しても戦わない仕様になった。


さて、そんなクイズマシンによるクイズの内容は、

キャタピーは進化するとバタフリーになる?

+ はいorいいえ
ちょっとややこしいが、正解は「はい」
本来はキャタピーがトランセルに進化し、トランセルからバタフリーに進化する…という流れなのだが、答えが「はい」なのは最終的にはバタフリーに進化するため、ということだろう。
解釈の余地があり、このままではやや悪問の気があるためか、FRLGでは「~トランセルになる?」に変更されている。

ポケモンリーグ認定バッジは全部で9種類?

+ はいorいいえ
正解は「いいえ」
リーグバッジは全部で8種類。ここまできたプレイヤーなら間違えはしないはず。

ニョロモは3回進化するポケモンである?

+ はいorいいえ
正解は「いいえ」
ニョロモ ―(1回)→ ニョロゾ ―(2回)→ ニョロボンで2回である。
そもそも当時「3回進化」のポケモンは居ない(後の世代では「メガシンカ」が登場して一部ポケモンが3回になる)ので少し考えれば簡単だが、進化により同じ個体が3形態を持つ話と混同しそうな表現なので、人によっては引っ掛け問題になりうるか。

かみなりタイプの技をくりだしたとき、じめんタイプのポケモンにはよく効く?

+ はいorいいえ
正解は「いいえ」
じめんタイプにでんきはよく効くどころか無効化される。
「かみなりタイプ」というものは存在せず「でんきタイプ」が正式な名称だが、意味が通じる範囲だからかピカ版でもそのままにされている。
マチスのアドバイスを覚えている人なら間違わないし、一般的に考えても電気が地面に効くイメージは無いだろう。
こちらもFRLGではでんきタイプに修正されている。

同じレベルの同じポケモン、でも捕まえるたびに強さは違う?

+ はいorいいえ
正解は「はい」
この時代からすでにポケモンによって個体差による強弱は決まっているのだ。

といった感じでポケモントレーナーとしての知識を問われる問題が続くのだが、肝心なのが最後の問題。


どんな難問が待ち構えているのかとクイズマシンを調べると…




「わざマシン28」とは「しねしねこうせん」である?




な ん だ こ れ


見ての通り、バカバカしい暴言というかギャグ調の強い技名の問題となっている。
当然ながら正解は「いいえ」
初見で技名だけ見ても、そのアホらしさ全開の名前からそんな技存在しないだろ!とツッコミを入れること間違いなしである。

と言うか、真面目に考えても赤緑のわざマシン28は「はかいこうせん」……ですらなく*2あなをほる」。
さらに、当時の技名は実は処理の都合上7文字が限界*3で、これをオーバーしているのでこの点でも「いいえ」確定である。
わざマシンの何番が何の技、というのをいちいち覚えている人は希少であるため、この技名が「しねしねこうせん」でなく、真面目な技名だったら苦労しそうなクイズだっただろうが、この変なネーミングセンスによりボーナス問題となっているのが実情である。
よりによってなんでこんな変な問題を最後に出題してしまったのか…。

そのあまりにふざけた名前と見たらまず忘れられないインパクトの大きさから、初代以降も度々ネタにされる技名(?)である。
ワタルカイリューアレとか


リメイクでは?

FRLG』でも最初の問題以外は概ね同じ流れであるため大きな変化はないが、再リメイク作品であるSwitchの『LPLE』では、グレンジムの内容の大きな変更により、クイズ番組形式で出題される問題に答えていくというスタイルになっている。
なお間違えたら弟子のトレーナーと戦うことになる点は初代及びFRLGと同じ。

さて、Switchではコンプライアンスの観点から「しね」という言葉が入力できなかったり、
ゲームコーナーがスロットマシーンでプレイヤーがスロットで遊べる施設から、アーケードゲームの筐体が揃えられておりプレイヤーの遊べない施設に変わっていたりしているため、
「しねしねこうせんが消えるのでは?」との憶測が一部で飛び交っていた。

肝心のグレンジムもクイズの内容自体が最初の1問から大幅に変わっていたりと、プレイヤーに不安(?)がよぎる中…



つづけで第4問!!!


問題!


「わざマシン28」とは「しねしねこうせん」である?




ま さ か の 続 投 !!


多くの初代プレイヤーの期待(?)に応えて見事当時のまま登場することとなった。
加えて、制作者側からもぶっ飛んでたことが認知されてるのか「はい」「いいえ」の他に「なんやそれ!?」プレイヤーの代弁特別な選択肢を選ぶことができる。ちなみにこちらを選んでも正解扱い。


余談

  • 問題に出題されている「わざマシン28」だが、赤緑およびFRLGではハナダシティでクチバシティに行く途中で入手できるイベントがある。
    上述の通り内容は「あなをほる」。進行状況を考えればかなり有用な技であり、ここで覚える技名を覚えておけば仮に真面目な問題だったとしても正解にこぎつけることができるだろう。
    まあ問題が問題なので覚える必要はないんだけど

  • わざマシン28は6世代まで長い間あなをほるで統一されていたものの、7世代以降はきゅうけつだったりトライアタックだったりギガドレインだったりじならしだったりと全く安定してなかったりする。
    一応BDSPでは再びあなをほるに戻っているが、原作で一品物だった他のわざマシンが複数入手できるようになっている中、これだけ変わらず一品物という貴重品。
    なおわざマシン28がはかいこうせんになったことは一度もない。



問題!
わざマシン28とは、「ついき しゅうせい」である?

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最終更新:2023年10月17日 17:29

*1 赤緑およびFRLGでは弟子のトレーナーに直接話しかけて勝利することでクイズマシンを無視しても先に進める。

*2 当時の「はかいこうせん」はわざマシン15に収録されている。

*3 技名が8文字の技が登場したのは第6世代から。当時初登場した技は「パラボラチャージ」や「フライングプレス」などが該当。