第11番惑星(宇宙戦艦ヤマト)

登録日:2023/11/14 (火曜日) 15:50:00
更新日:2023/12/03 Sun 09:00:46
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第11番惑星は『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』に登場する架空の惑星。




【概要】

ヤマト世界において、冥王星のさらに外周にあるとされる太陽系11番目の惑星。
劇中で呼称はされないが、設定上は「ファウスト」という名前が付けられている。

なお10番目の惑星については媒体によって存在したり、アステロイドベルトと化したかつてあった惑星のことを指したりと異なる。
9番目の惑星が消滅しちゃったので順番が混乱することに

初登場は宇宙戦艦ヤマト2。特に説明もなく登場するので当時の子供たちに実在すると誤解を招いたことも多かっただろう。

外見は岩に覆われた不毛の惑星。
ある程度の大気もあるらしく、風が吹いている描写もある。
しかし外気温は冥王星よりさらに太陽から遠いために極低温であり、装備無しで人間が放り出されると一瞬で氷の像になってしまう。

惑星表面にはかつて存在したであろう先住文明人の巨石建造物が遺跡として残されているが、詳しいことは明らかにならなかった。
小説版では数億年前には水と緑に覆われていたとされ、さらに豊富な地下資源もあると、地球にそっくりな惑星だったようだ。

太陽系における再外周であるため防衛軍の基地もおかれており、2では空間騎兵隊が駐屯していた。
しかし地球から遠すぎるという問題は大きく、トラブルが起こっても地球からはわかりにくい。
テレザートを目指して出発したヤマトが太陽系外周に差し掛かった際に空間騎兵隊の基地がナスカ艦隊の攻撃を受けた。この際、たまたま近くを通りかかったヤマトがいたからこそ危機に気づけただけで、地球本部ではまったく事情を気づけていなかった。
最悪の場合は地球防衛軍は何も気づかないままに彗星帝国の総攻撃を受けて戦わぬまま全滅したかもしれない。
また、その後も地球側は第11番惑星の基地の再建を行わぬまま白色彗星帝国の補給兵站基地が置かれてしまい、これまた斎藤の無理を聞き入れて立ち寄ったヤマトがいなければ地球側は本編よりもさらに不利な状況で艦隊決戦に及ばなければならなかった。

以後は基地が築かれたものの、いまいち不遇。
ヤマトよ永遠にでは言及はないもののやはり全滅したものと思われ、完結篇でもハブられた。
Ⅲでは少し登場。太陽系外から侵入してきたプロトンミサイルをレーダー基地が探知して報告した。




【ゲーム版】

PS版「さらば宇宙戦艦ヤマト」には2の再現シナリオで登場。
宇宙空間でナスカの機動部隊を撃破後、地上に降りて白兵戦となる。
この際、古代たちはまず調査のために降り立ったつもりだったが、入ってきたSOSで一刻の猶予もないことを知って自分たちだけで救援に赴くことになる。
敵となるのはゲームオリジナルの無人浮遊砲台。
最初のステージだが浮遊砲台はダメージを与えると発狂状態となり、全方位に乱射してくるので油断は禁物。
ショットガンを接射するか、途中のアイテムボックスに入っているロケットランチャーを使って一体ずつ仕留めてゆこう。

2回目はヤマトが太陽系に帰還した際に第11番惑星近くのカイパーベルトに出現。
付近からSOS信号を受け取り、彗星帝国の前衛艦隊に襲われているパトロール艦「うずしお」を救うことになる。
うずしおはとてももろく、ヤマトでいくら急いでも間に合わないので、小ワープで距離を稼いだらすぐにコスモタイガー隊を出撃させよう。
駆逐艦及び艦載機部隊を倒すとスタート地点近くに空母部隊が出現。
この空母の艦載機は波動エネルギー爆弾を搭載しており、攻撃力が跳ね上がっている。
誘導弾も機銃もないうずしおへ到達されたらもはや覚悟した方がいいだろう。

次いで惑星にて斎藤の墓参りイベントが発生。
斎藤機の着艦まで耐えることになるが、斎藤機はかなり遅いので距離に反して時間がかかる。延々とミサイルとの戦いが続くことは必至。
付近までヤマトで接近して行く方が早いだろう。
その場で待つとミサイルがうずしおの方は向かってしまうこともあるので、その意味でも斎藤機にこちらから向かった方が結果的にうずしおを保護できる。
その後は敵艦隊との交戦を経てうずしおを冥王星基地に送り届ける。
この際、うずしおを最後まで生き残らせるかどうかが後半で山本が生存するかどうかのフラグになっている。
このゲームの中だけでは意味がわからないイベントであるが、その伏線は次回作に置いて意外な形で明らかになることに。
山本は末永く爆発しろ

なお原作と異なりこの時点で兵站基地を破壊してはおらず、都市帝国が破壊された後もガトランティス軍は第11番惑星を根拠地として引き続き活動を続けていた。




【リメイクアニメ版】

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』から唐突に登場。
見た目は「さらば」に近い黄緑色で、名称は「第十一番惑星」と漢数字表記になっている。

元々はガミラスが戦時中に発見・開拓した惑星であったが、戦後は地球連邦の管理下に置かれている。
旧シリーズとの最大の違いは既に人類が居住可能な惑星として開拓されている点で、空にはガミラスの設置した人工太陽が輝き、地球人とガミラス人が手を携えて入植している。

左遷された土方が司令官を務める外洋防衛師団や斎藤率いる空間騎兵隊第7連隊の任地でもあったが、ガトランティスの襲撃によって住民の9割が虐殺されてしまい、人口太陽もガトランティスの地球攻撃に利用されかけたのでやむなくヤマトの波動砲で破壊されてしまった為、開拓の成果は失われてしまう結果となってしまった。




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最終更新:2023年12月03日 09:00