朗読劇「魔法少女育成計画」シリーズ

登録日:2024/01/08 Mon 21:35:00
更新日:2024/03/31 Sun 20:36:40
所要時間:約 10 分で読めます



朗読劇「魔法少女育成計画」シリーズは、原作シリーズ第一作のアニメ放映から6年ほどが過ぎ、原作小説はコンスタントに発表されていたものの、メディアミックスが上手くいっていなかった*1ことに気をもんでいた原作ファンの前に、突如として提供された新たなメディアミックスのシリーズである。

経緯

本朗読劇の企画・製作を行ったオッドエンタテインメント社のCEOであるサトウケイイチ氏が、【登場人物のほとんどが死んでしまうような舞台】の原作を探しているときにたまたま無印まほいくのアニメを視聴し、興味を持ったことが発端。
氏の本業(パチスロメーカーであるカルミナ社の社長)であるパチスロ機と合わせて版権を取ろうとしたが、その時点では別メーカーが権利を抑えていたため断念。*2
しかし、その別メーカーの経営破綻により持っていた各種版権が手放されたようで、改めて権利を取得。
2022年10月にパチスロがリリースされたのと前後して、朗読劇第1弾として『森の音楽家クラムベリー外伝 魔法少女育成計画 UNRIPE DUET』の上演が発表された。
2023年1月に上演された同公演は、幸いにして損益分岐点を超えたようで、以降も朗読劇シリーズとして展開されることとなった。

公演

第1弾 森の音楽家クラムベリー外伝 魔法少女育成計画 UNRIPE DUET

  • 日程:2023年1月27日~1月29日(全4公演。27日は「前夜祭」として、本編公演ではなくキャストトークと短い短編の朗読のみ)
  • 会場:草月ホール
原作者の遠藤浅蜊による、完全書下ろしの新作が使用された。
キービジュアルにはクラムベリーの姿が描かれ、彼女の過去の話が語られることが予告されていた。

あらすじ

児童養護施設で育てられていた少女、其宮(そのみや) (もも)はある日、道端で見つけた魔法少女試験の案内に従い、夜の学校で魔法少女「ミーヤ・オクターブ」となる。
……そして20年後、ミーヤは魔法の国の「実験場」で目覚めた。曰く、その試験で事故が発生し、ミーヤも死んでしまったのだが、類稀な才能を有していたことから「実験場」で引き取り蘇生措置を行い、これまで治療していたとのこと。
あまりのことに呆然としていたミーヤであったが、その試験を一緒に受けていた親友の蔵野(くらの) (いちご)も無事に生きており、魔法少女として活躍していることを知り、会いたいと強く願う。
その魔法少女の名は、「森の音楽家クラムベリー」。

登場人物・キャスト

(キャストが複数人書いてあるキャラは、公演回によってキャストが異なる)
キャストとしては一番手ではあるが、物語じたいはクラムベリーを追うミーヤとテルミ・ドールの視点で紡がれるため、「クラムベリー」としてのセリフはあまり多くない。
むしろ、今作で明かされた変身前の姿である「蔵野 苺」としてのセリフの方が多いくらいである。つまり、「男八段」緒方アネキの貴重な幼女ボイスを思う存分堪能できるわけである。
魔法の能力は「音を自由自在に操ることができるよ」

アニメで魔法少女育成計画の顔であるスノーホワイトを演じた東山奈央氏が、物語の語り手であるミーヤを演じる。
スノーさんと同じく、「魔法少女らしい魔法少女」ではあるが、あらすじの通りの重い運命を背負っている。
もともとの才能の高さに加えて、実験場であれこれされていたようで*3、なんと袋井魔梨華を相手に真っ向から力比べができるほどの肉体能力を有している。
魔法の能力は「いろんな楽器で心を震わす音色を奏でるよ♪」。

いくつかの魔法の国界隈のスキャンダルをすっぱ抜いたことで名が売れている、フリーのジャーナリスト魔法少女。
今はクラムベリーを追っているらしく、その手掛かりとしてミーヤに接触、ともに行動することとなる。
ベテラン魔法少女であり、かつ情報通でもあるためか、ほとんど何も知らないミーヤにかわって、彼女が状況を説明することも多い。
魔法の能力は「魔法のガラケーで誰にでもコンタクトできるよ!」

『restart』に登場する魔法少女「ペチカ」の、魔法少女試験の際の相棒。
臆病で内向的なペチカとは対照的に、活発で友人も多い少女。
最初は反りが合わない二人だったが、やがて打ち解け、お互いに相棒だと認め合う仲になるが……
ちなみにメインキャラであるミーヤとテルミ・ドールに加えて、彼女もマルイノ氏によるキャラクターデザインが公開されている。
そしてデザインはあるのに能力が明らかにされていない、シリーズ内でも珍しい魔法少女である。

そういうわけで、作中でミーヤが目覚めた現在は、ちょうど、ペチカの魔法少女試験が開催されていたタイミングとなる。
原作『restart』本編で描かれていた、試験の際の出来事が、井上ほの花氏の悲痛な声で演じられた。
ちなみに、氏のまほいくとの絡みはこれが初めてではなく、原作『breakdown』が書籍化された際にキャンペーンで作成されたボイスドラマにおいて「ドリーミィ☆チェルシー」を演じていた。
言わずもがなではあるが、井上喜久子氏とは舞台上で母娘共演の形。

  • マジカルデイジー(声:松田利冴/松田颯水
『restart』に登場する、アニメ化もされたけど儲からなかった有名魔法少女。
「クラムベリーが試験官をした試験で合格した魔法少女」のうち、居所がすぐわかることから、手掛かりを求めてテルミ・ドールがアポをとった相手。
開いた台本を逆に折り曲げてハート形を作っての『デイジービーム』で客席を撃ち抜いた。

クラムベリーがかつて所属した「魔王塾」の代表ということで、話を聞きに行った相手。
本作では、あくまで塾の代表者としてふるまっているせいか、理知的で礼儀正しい面を見せる。
ミーヤに対しては、直接に魔王塾への勧誘までするほど、その能力を買っているようである。
当然ながら、キャストの衣装はキャラクターの衣装のような露出しかない類のものではなかった。

予定が埋まっていてアポイントを取りようがないパムと直接会うための仕込みとして、テルミ・ドールがコネクションを使って呼び出した相手。
言わずと知れた戦闘狂っぷりは本作でも健在で、ド派手なアクションシーンを見せる。

クラムベリーの相方である白黒電子妖精。
ペチカがクラムベリーに送った相談のメールへの対応を押し付けられたりと、こき使われている。
アニメ版の間宮くるみ氏からキャスト変更されているが、それと感じさせない声質で演じられている。

その他

  • 当初は、無印アニメのキャストを再集結させようという案もあったようだが、さすがにあの豪華メンバーをそろえることは難しかったようで、それでも魔法少女16名中の6名が参加している。むしろアニメ一期終了後に開催されたキャラソンライブで全員が揃ったことが奇跡的ともいえるレベル
  • ラストシーンで、マルイノ氏が描きおろした「蔵野苺が其宮桃の身体を抱いている」イラストが舞台上に投影されるのだが、このイラストは後述の原作小説にも収録されていない、非常にレアなもの。
  • 前夜祭で上演された短編の朗読劇は、カラミティ・メアリ(声:井上喜久子)とミナエル(声:松田利冴)による「ハッピートリガーバースデー」と、クラムベリー(声:緒方恵美)と魔梨華(声:宮村優子)による「試験官の在り方」の2作品。
    こちらは配信もなく、当日現地に行った観客だけが聞くことができた。
    「試験官の在り方」の内容は、クラムベリーが魔梨華に魔法少女試験の試験官の心得をレクチャーするというものだが、途中にアドリブでクラムベリーが(実在の)魔法少女アニメの名前を挙げ、魔梨華が即興でそれに反応するというなかなかカオティックなやりとりが挟まっていたりする。むしろ緒方さんと宮村さんがふざけあっていただけとも言う。
  • 最終公演の直後に、原作2作目である『魔法少女育成計画restart』のアニメ化が発表された。
  • 全公演が、インターネットで同時有料配信・アーカイブ配信されていたが、ソフト化はされていないため2024年1月現在では視聴する手段が存在しない。


第2弾 「魔法少女育成計画」 スノーホワイト育成計画

  • 日程:2023年10月14日~15日(全4公演)
  • 会場:飛行船シアター
当初はWeb公開されていた*4、スノーホワイトの無印~restartの間の話である『スノーホワイト育成計画』と、遠藤浅蜊書下ろしの『青い魔法少女の自己主張』の二本立てとなっている。

青い魔法少女の自己主張 あらすじ

これは、(二代目)ラピス・ラズリーヌがまだ「ブルーコメット」という名前だったころの物語。
人事部門に呼び出されたその要件は、ブルーコメットという名前の変更要請で……?

青い魔法少女の自己主張 登場人物・キャスト

彼女がもともと「ブルーコメット」であったのはrestart本編でも語られているのだが、本作ではその名前に込められていた想いが明らかとなる。
ちなみに役名はラズリーヌとなっているが、話の中ではずっとブルーコメットのままだったりする。

  • トットポップ(声:相羽あいな/伊藤彩沙)
ムードメーカーかつ人の話を聞かない困ったちゃん。
ブルーコメットが名前を変えさせられようとしている場になぜか乱入し、彼女に同情。二人して、7753へと交渉を行うことに。

人事部門の苦労人。
ブルーコメットという名前の魔法少女が先に存在していたために本来ならば登録できなかったはずのところ、当時の担当者のミスで通ってしまった結果の尻拭いを、名前の変更を要請するという形でさせられることとなっている。
陽キャ二人に挟まれてクレームを受ける、彼女の心労はいかほどか。

スノーホワイト育成計画 登場人物・キャスト

  • スノーホワイト(声:東山奈央)
主人公のおなじみ白い魔法少女。キャストは当然、アニメ版からの続投となる。
無印終了直後の弱弱しいスノーホワイトから、restartのスノーさんへの変化が声の演技でもしっかりと再現されるのは聴き所。

  • リップル(声:沼倉愛美/相羽あいな)
スノーホワイトの相方である黒い魔法少女。こちらは、アニメ版から続投の沼倉愛美氏に加え、相羽あいな氏がダブルキャストで演じる。
無印の物語で片腕を失っているため、台本を持つ手もできるだけ片手にするといった演じ方も見どころ。

スノーホワイトの指導役となったベテラン魔法少女。
大半は彼女の視点から描かれるので、ほぼセリフをしゃべりっぱなしのような状態。
弟子を想うあまりに、基本電話だけの付き合いなのにこっそり彼女の部屋に不法侵入をしたりもするが、その様子をあまりにも優しい声で滑らかに自然に語るものだから、原作未読で観劇していた人の中には「なんか変だけど、当たり前のことではあるのかな」と感じてしまった人も多いようである。

その他

  • こちらは、両日の夜公演が有料同時配信・アーカイブ配信されていた。また、上演の少し後に、メイン声優3名を集めての生オーディオコメンタリー収録を兼ねたトーク特番が配信された。さらに、両実夜公演(と特番のオーコメ)を収録したBlu-rayが発売予定となっている。
  • 会場の特性でプロジェクションマッピングがふんだんに使われており、実は最前方の席では角度的に見ることが難しい演出もなされていたりする。
  • 会場ロビーで、11月に発売された原作『魔法少女育成計画「赤」』の表紙とリバーシブル表紙がパネルで初公開された。
  • こちらでは最終公演後の特報として、アニメrestartにおいて、プフレ役に南條愛乃氏、シャドウゲール役に近藤玲奈氏がキャスティングされたことが発表された。


第3弾 朗読劇 魔法少女育成計画double shadow

  • 日程:2024年3月16日~17日(全4公演)
  • 会場:草月ホール
今回はアニメ版『restart』との連動を意図しており、『RESTART PREQUEL SERIES』と銘打っての公演となる。
演目は『青い魔法少女の自己主張ver.2』と『魔法少女育成計画 double shadow』の二本。前回公演後の特報にて予告されたとおり、主役となるプフレ役の南條愛乃はアニメ版でも同役を演じることが発表されている。
どちらも、『restart』に登場する魔法少女のルーツにまつわる、本編以前の話となる。

青い魔法少女の自己主張ver.2 あらすじ

ver.2となっているが話の筋じたいはほぼ同一であり、キャストの違いによる味わいの違いを感じられるような作品となっている。
特に2日目は、高垣彩陽と井口裕香という芸人気質を持った二人が並んでしまったために、アドリブの加速っぷりがひどいことに……

青い魔法少女の自己主張 登場人物・キャスト



朗読劇 魔法少女育成計画double shadow あらすじ

プフレとシャドウゲールが、森の音楽家に魔法少女の候補生として選ばれ、凄惨な試験が始まる、ほんの少し前の話。
魔法少女になったことで単純に浮かれているシャドウゲール/魚山(ととやま) (まもり)に対し、プフレ/人小路(ひとこうじ) 庚江(かのえ)は、「試験にはたった一人しか合格しないというのに何を無邪気に浮かれているのか」と呆れ混じりの苛立ちを覚えていた。
そのころ、傭兵魔法少女としてテロリストに雇われていたエーコ・EX・ランタンは、作戦中に魔王パムと交戦、命からがらで逃げ出す。
そんな彼女を保護したのは、庚江の元従者であり、同じ学校に通う級友であり、そして森の音楽家に魔法少女候補生ジップステップとしての姿と能力を与えられた少女、宍岡(ししおか) (まもり)だった。
これは、同じなまえを持った二つの影と、その影を照らす二つの光の物語。

朗読劇 魔法少女育成計画double shadow 登場人物・キャスト

超がつくほどの名家、人小路家の令嬢として完璧なお嬢様を体現している少女。
とても優秀だとは言えようもない従者である護のことを、それでも手元に置きたいと執着している自らを、人小路家の人間として不合理であると判断しながらも決して手放そうとは考えていない。
そんな彼女が、なぜ護のことをあれだけ気に入っているのかは本編での謎でもあったのだが、本作でその一端が語られることになる。

従者としては欠点がありすぎるものの、なぜか庚江に気に入られている従者。
魔法少女(候補生)として選ばれたことで、庚江に「気持ち悪い」と釘を刺される程度には浮かれている。
主人である庚江に対して遠慮がなく、あまつさえ避難訓練で転ばせてしまうという失態まで演じているが、決して彼女のことを主人だと思っていないわけではないはずである
当初はアニメでシャドウゲールを演じることが発表されていた近藤玲奈氏が演じる予定だったが、同氏が体調不良による一時的な休養期間に入ってしまったために、事務所の先輩である小松氏が演じることとなった。
完全な余談であるが、小松氏が以前にパーソナリティとして出演していた『A&G NEXT GENERATION Lady Go!!』から生まれた企画『みならい女神プルプルんシャルム』のキャラクターデザイン担当が、まほいくと同じマルイノ氏であり、公演パンフレットのインタビューでもそのことに軽く触れられている。*5

  • エーコ・EX・ランタン/三上 衛子(声:茅野愛衣
サソリとハートがモチーフとなった外見のフリーの傭兵魔法少女だが、あらすじの通り、テロリストグループに雇われていたところを魔王パムに襲撃され、辛くも生き延びる。
とはいえ、魔王の羽1枚を撃退するなど、その戦闘能力は極めて高いレベル。
三上は人間時に名乗っている名前であるが、生まれは人小路に仕える宍岡家の人間であり、従者としての人生に嫌気がさして家を出た過去がある。
当初は妹であるジップステップの魔法少女試験合格を応援し、自分は姉であることを隠したままそれを見届けてから去ろうと考えていたが、やがて、共に並び立つ魔法少女として生きていくという夢を描いてしまい……
それもあって、「試験の開始前に、人小路庚江(と魚山護)を潰す」という考えをジップステップに教唆し、実行に移すことになる。
魔法の能力は『魔法のランタンから光を放つよ』。

  • ジップステップ/宍岡 守(声:前島亜美)
グレーをベースとしてフリルとハートがモチーフとなった外見の魔法少女候補生。そしてこの物語の、実質的な中心人物でもある。
実は護より前に庚江付きの従者となっていた存在だったが、幼稚舎時代のちょっとしたミスが発端でその役を解かれてしまう。
しかしそのことを悔やみこそすれ、またいつか庚江の隣に立つことを願ってひたすらストイックに研鑽を重ねていた。
なので、現従者である護に対しては、能力も足りず、努力もせず、それなのに何故か庚江の側を離れようとしないと、憎んでいるといってもいい程度の認識。
魔法少女候補生としては、もとの性格もあって、努力によって試験を突破しようと考えているタイプ。それもあって、魔法少女の先輩であるエーコから教えを乞うことになる。
その一方で、自らが魔法少女となるためには蹴落とさなければならない他の候補生に、憧れの対象である庚江そのひとが含まれることを知ってしまい、大きな葛藤も抱えている。
魔法の能力は『影を踏んだ相手の動きを止めるよ』。

初回の朗読劇「クラムベリー外伝」からの続投となった最強の魔法少女。
羽の一枚を撃退した「光線使い」が危険な存在であるとみなし、依頼された仕事の域を越え、その姿を追う。
前回は魔王塾の塾長としての余裕ある振る舞いを見せていたが、今回は最強と呼ぶに相応しい派手な戦闘を見せる。
物語のクライマックスで、他の4人が凄絶なドラマを演じている中、良い意味で空気を読まない超然としたセリフを口にする姿は、まさに魔王。


その他

  • 今回公演も、前回と同様に、両日の夜公演が有料同時配信・アーカイブ配信されている。
  • 恒例となっている千秋楽後の特報では、アニメrestartのキャラからマジカルデイジー、のっこちゃん、@娘々、夢ノ島ジェノサイ子、ラピス・ラズリーヌ、チェルナー・マウスの6人分のキャラデザが新規公開となった。
  • 朗読劇も3回目となったせいか、わりと近い年代のキャストが集まったせいか、はたまた芸人声優が多く集まったせいか、本公演では前回までにはまったくなかったアドリブによる遊びのかけあいがかなり多くなっている。
    そのネタも、台本のやりとりをそのまま膨らませたものから、声優つながりによるファヴ太郎、共通するキャストが多いことによるシンフォギア、客席のオタクいじり、あみたの可愛いポーズ、高垣彩陽のダジャレ連発となかなか濃いものに。
    ナンジョルいわく、『戦犯はみかこし』
  • 公演グッズとしてdouble shadowの原作小説が販売されているが、ジップステップが庚江=プフレであることを知らないなど、キャラクターの関係性とそれによって生まれるドラマの展開がやや異なる内容となっている。
  • 出演声優の大半が、いままさに人気のある層となったせいか、チケットの争奪戦が過去とは比べ物にならないレベルとなり、一次先行抽選の時点でほぼ全席完売ということに。特に最前5列までのVIP席は高額ながらも20倍以上の倍率だったとか。

余談

  • このシリーズは、朗読劇というくくりではあるが、舞台の上では椅子に座ってセリフを読むキャストに加えて、キャラクターたちの動作や心情、アクションなどを表現する「アンサンブル」が10名弱存在する。
    そして時には周囲のモブの動き、時には魔王パムの羽、時にはラズリーヌの尻尾、時にはダンス、時には新体操、時には殺陣と呼べるレベルのアクションと激しく動き回り、「2.25次元」と言ってもいいほど、ただの朗読劇には収まらない迫力がある表現がなされている。
  • 書下ろしの原作小説と台本がオッドエンタテインメント社の公式通販サイトにて、公演グッズとして販売されており、内容を知ること自体は今からでも可能となっている。短編一本3,000円をどう思うかは受け取り方しだい
  • 会場のロビーには毎回、パチスロ魔法少女育成計画の実機に、デモムービーとして朗読劇のキービジュアルを使用した特別版が持ち込まれている。


アンサンブルに混じれるような身体能力のある魔法少女は、追記・修正お願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 朗読劇
  • 魔法少女育成計画
  • 舞台
  • 魔法少女
  • ライトノベル
  • 遠藤浅蜊
  • スノーホワイト育成計画
  • 森の音楽家クラムベリー外伝
  • double shadow
  • 青い魔法少女の自己主張
  • マルイノ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月31日 20:36

*1restart』のコミカライズは物語中盤まで進んでいたもののコミカライズ作者の病気療養のため実質的に打ち切り、漫画オリジナル作品として展開していた『F2P』は謎の更新停止のまま数年が経過していた(一応登場魔法少女の内2人は漫画後と思しき状況で「白」「赤」に登場している)

*2 そのメーカーがまほいくのパチスロを作ろうとしていたことは、正式発表こそされていなかったが、ノベルティの作成などは行われており、ファンの中では既知の情報ではあった。

*3 厳密には、原作者ツイートにて、そうなのかもしれないと示唆されている程度ではある

*4 その後、『特別編集版 魔法少女育成計画』と『episodesΣ』に収録

*5 ついでにマルイノ氏も、そのネタを使ったイラストをXに掲載している。