ブレイバーン(勇気爆発バーンブレイバーン)

登録日:2024/01/19 Fri 00:01:19
更新日:2024/04/25 Thu 21:33:58
所要時間:約 10 分で読めるぞ、イサミ!

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BL BL?←性別不明 ※主人公の仲間です ※味方です うるさい ねっとり声 イケメンボイス イサミだいすきクラブ イサミィーーッ! イサミガチ勢 ガチホモ キモい シリアスブレイカー ストーカー ネタキャラ ババーンと推参!バーンブレイバーン バーンドラゴン バーンブレイバーン ブレイサンダー ブレイバーン ブレイバーンの中あったかいナリ… ホモ ポンコツ マイペース マジアベーゼの対義語 リアルロボット系の世界に間違えて来たスーパーロボット 不審ロボ 主人公機 主役機 令和の八頭身 出る作品を間違えたキャラ 勇気爆発バーンブレイバーン 可変機 圧倒的存在感 地獄耳 声優の本気 変態 完全に精神崩壊したシン・アスカ 実質ウルトラマンZ 愛すべきバカ 押しかけロボ 根はいい奴 歌は気にするな 正統派勇者系ロボットっぽいことだけは間違いありません 残念なロボ 気色悪いグリッドナイト 汚えニチアサ 演者の怪演 濃すぎるキャラクター性 自律型 距離感を間違えたウルトラマン 鈴村健一 鈴村健一の本気




待たせたな、イサミ!


ブレイバーン(Bravern)とは、アニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』に登場する主役ロボット&登場キャラクターである。



プロフィール


年齢:不明
身長:9m
性別:不明
誕生日:不明
星座:不明
血液型:不明
好きなもの:イサミ
嫌いなもの:ヒーローらしからぬ言動
CV:鈴村健一
ブレイバーンデザイン:大張正己
(公式サイトより)


概要

日本国陸上自衛隊所属のイサミ・アオ三等陸尉が、宇宙から飛来した謎の塔、及びそこから出現した敵勢力デスドライヴズに襲われた際、そこに割って入った謎の人型ロボット。
イサミを胸部のコクピットに乗せるや否や、地球上の兵器では歯が立たなかったゾルダートテラーの軍勢を圧倒的なパワーで蹴散らしてのけた。

個としての自我を有しており、初対面であるはずのイサミを何故か以前から知っており親しい存在であるかのように接したり、ゾルダートテラーを鉄拳で倒した際に自身の力に驚いているような描写があったりと、色々と謎が多い。

初登場時はグレーの配色でフェイス部もバイザーで覆われていたが、イサミが搭乗し操縦桿を握ると色が変化
赤と白を基調とし、所々に緑色のクリスタル状の装甲と金色の羽のような装飾が輝くボディ、そしてバイザーの下に隠されていた素顔が露わになった。
以降はこれが基本形態となる。
ボディの配色、胸部のクリスタルパーツなど、ルイス・スミスが好きな劇中の特撮番組『機攻特警スパルガイザー』の主人公に共通する点が多い。

見た目や戦闘スタイルはまぎれもなくスーパーロボットのそれであるが、TS(6m)と肩を並べて戦う関係上なのか、実はそのサイズは9mとスーパーロボットとしては異例の小ささである。*1


キャラクター像

一人称は「私」
二人称は、イサミに対しては初対面、かつ彼が名乗ってもいないうちから(※ここ重要)名前の呼び捨て、ルイスに対してはルイス・スミスとフルネーム呼び、それ以外の大体の相手には「君」、デスドライヴズに対しては「お前」。
「〜だな」のようにフランクな口調で話すことが多い。

熱い言動や行動はまさしくヒーローのそれと言って差し支えない……が、何かにつけて人の話をあまり聞かず一方的に・食い気味で喋ることもしばしば。そのせいで、オープニングテーマ曲の歌詞を引き合いに、「お前は人の話を聞け」「イサミの安らぎも守ってやれ」などと視聴者にツッコミを入れられるのがお約束となっている。
だが、ベラベラ喋っていたと思えば、米軍の陰謀を疑っていたドイツ軍の高官をすかさず(ドイツ語で)咎めて協調を促すなど、必要とあらばちゃんと場の空気を読めている。あと、この場面から少なくともドイツ語、及びイサミたちとの意思疎通も一応行えているので日本語も解していることが判る。
更に人心への理解も深く、立場上懐疑的にならざるを得ない上層部と一番のバディであるはずのイサミ以外とはすぐ打ち解けている。外堀から攻めていくスタイル。
じゃあ食い気味なのはわざとやってるのか……?
また外見上も一見ハンサムだが、デザインから想起させられる『勇者シリーズ』の主役ロボなんかと比べると口元や目元が大きく切れこまれていて不気味な印象を受けるようになっている。
このせいで時たま見せる笑顔が絶対に正義側がやっちゃいけないレベルの黒幕スマイルになる。

上記の好きなものを見ての通り、兎に角イサミへの愛がとても重い
イサミについて話し出すと、恍惚とした光のエフェクトを走らせ、18禁一歩手前の際どいセリフを平然と述べるため、視聴者からは「気持ち悪い」との好評(?)を得ている。
こりゃ夕方5時枠に放送できないわけだ……。
次回予告などでも口を開けば一言二言目にはイサミの名を口にするだけでなく、担当声優の鈴村氏の熱演も相まって第一話の時点でどこかねっとりしていると良くも悪くも評判である。
一応、上記の通り各国軍に足並みを揃えるよう促したり、余暇の際には隊員達と談笑したりとイサミが絡まない限りは常識的……だが、彼の担当管制官であるホノカ・スズナギを「イサミのバディ」呼ばわりして今カノ面マウントを取る一幕も。
本当気持ち悪いなこいつ
じゃあ、イサミに対しては常に恋は盲目状態なのか……と言えばそういう訳でもなく、彼の気持ちを慮ってあえて自分は身を引いて後方彼氏面しながら戦友たちと語り合わさせたり、スミスに本当の気持ちを打ち明けさせられるよう環境を整えたりと、ちゃんと人の気持ちを考えられるし結果も出せている。
最初のゴリ押しスタイルは何だったんだよ……

当然ながら自律行動でも戦うことができるし、イサミを乗せている時ですら明らかに時々自発的に行動しているが、どうやら人間を乗せるか否かで出せるパワーに影響してくる様子*2で、イサミを乗せたがるのは実利上の理由もあるのだろう。
それが本当に誰でもなくイサミでなければならないのかはハッキリしないが、ルイスが代わりのパイロットとして志願した際には「君を乗せることは、生理的に……無理だ」と(申し訳なさそうにしつつも)固辞している。
お前にだけは言われたくない
ちなみにどういうわけかルイスの個人情報にやたら詳しく、彼が大衆浴場で脇を気にしていたり、全身脱毛していることをイサミにぶっちゃけたりしている。
無論ブレイバーンが一緒になってからルイスは大衆浴場に行く暇などなく、ここまでパーソナルなことを喋るとも思えず、なぜそんなことを知っているのか謎だが……?

なお、会議の場での突然の自分語り発言によるとイサミとは本当に1話の出来事が初対面で、単純に一目惚れだったようだが、そこにはさらなる謎があるのか無いのか……?
また、先の未来を知っているかのような意味深な言葉を発することが度々ある。


特徴

スーパーロボットらしく、本作に登場する地球の戦闘用リアルロボットであるティタノストライド(通称「TS」)とは別次元の戦闘力を持つ。
素の状態で地球の兵器を鎧袖一触に薙ぎ払った敵のビーム攻撃を弾く高い防御能力を有しており、前述したとおり強固なバリアを展開するゾルダートテラーを鉄拳の一撃で粉砕するパワーを持つが、その多くは謎に包まれている。
所謂ゲッター飛行と呼ばれる空中での超高速マニューバも可能で、目測9G*3は出ているが戦闘後のイサミは疲労困憊だったものの命に別状はなかったため、何らかの対G機能もある模様。

極めて優秀な情報収集機能も有しており、上記のように小声で喋っていたドイツ軍高官の会話も聞き逃さなかったほか、敵と交戦中のさなかに離れた潜水艦内での会話を聞きとって応答するなど、とてつもない地獄耳を持つ。
加えてハッキング能力まで持ち併せており、空母のレーダーに自分の名前と紋章をデカデカと表示させたことも。

ちなみにロボット(?)の癖に顔をマスクで覆わないと水中では溺れる。
逆に言うとマスクには気密性があるということになる。
走る際もハァハァ呼吸している。
ただし食事はできない。

ブレイサンダー


チェーンジ!ブレイサンダー!

ブレイバーンが変形する高速移動形態。
脚部パーツが前方に突き出したハイテク車両的なデザインだが、視聴者に「M字開脚」とか例えられる
この形態だと顔は格納されるのだが、出すこともできてめっちゃ不気味。
別にいちいち顔を出す必要は無いはずなのだが、話はなるべく顔を出して行いたいという信条でもあるのか、会話に参加しようと格納された頭部をカクカクと気持ち悪く小刻みに動かしたことも。

機能としてはホバークラフトであり、空高く飛行することはできない模様。しかし地面となり得るものさえあれば速度を落とすことなく垂直上昇で移動可能と機動性は充分に高い。
また変形時にはBGMが流れるが、案の定自分で流しているとのことである。


武装

  • バーンブレイド
ゾルダートテラーの弾幕に対し、「迎撃用の装備はないのか!?」というイサミの問いにハッとした様子で肩部のスラスターユニットから取り出した近接武器
どうやらこれ以外の武装は搭載してない様子……?
バリアごとゾルダートテラーを一刀両断する切れ味を持っており、振るう際は「ズバババーン!」と熱く叫ぶ。
柄にあたる部分だけで射出され、後から刀身が生えてくる形式。取り出す際のモーションはどう見ても断空剣

  • バーンアックス
説明しよう!イサミと私の熱い魂が呼応した時、発動するように設定してある、その名もバーンアックス。事前に知らせると君の本気のボイスを聴けないと思ったの(ry
そんなのがあるならさっさと出せっつんだよ!!

より巨大な武器を求めたイサミの声に応え、ブレイバーンがこんなこともあろうかと直前に自分で作っていた第二の武器。
膝部分から筒状のパーツ(中心部になる)で射出され、変形して展開される。形状はハルバード型。

  • スタンナックル
正式名称不明。
第6話でスペルビア相手に使用し、システムにハッキングして言語を地球のモノに適応させた。
出力を上げれば武器としても使用可能だと思われる。


機能

  • コクピット
胴体にあるコクピット。胸部のクリスタルパーツがハッチ。内部は球形で、壁は黒地に緑色のラインが入っている。
シートベルトの類は見受けられないが、前述のように超高速で動いてもパイロットへの影響は少ない。というかシート自体がないので、イサミは基本立ち乗り。
設定によると操縦桿を握ったイサミの思考とリンクして操作する模様。
イサミの感情によってブレイバーンの機能やパワーが上昇するようで、2話で「ブレイブ斬」を出そうとしたイサミがブレイバーンに技名を「ブレイブズバッシュ」に訂正された時に「何がちげぇんだよおぉ!!」とキレながら操縦桿を引いた時に緑色のバロメーターが光り、9話でルルの声援を受けたイサミが勇気を爆発させた際はコックピットを貫通するほどの攻撃を受けて傷付いていたブレイバーンのボディが自己修復された。
ブレイバーンが新たな機能を開放する度に内部がゴテゴテしていっている。
また、必殺技を放った際、余剰エネルギーがコクピット内にまで影響を及ぼす。具体的に言うとパイロットの服が破れて全裸になる
イサミ自身の肉体に影響は無いが、流石に戦闘する度に全裸になるのはあんまりと判断されたか、第4話でミユの手によって専用のパイロットスーツが作られた。
第3話でコクピット内部に引き籠っていたイサミだったが、その間排泄などをどうしていたかはプライバシーのため非公開。
ブレイバーン曰く、「私の中は裸でも快適だ」とのこと。

  • 液体(通称:ブレイバーン汁)
水中戦に際して行動を阻害する水圧に対抗するために分泌した体液体内を満たした液体。緑色でドロドロしている。
エヴァのLCL、もしくは映画『アビス』の液体酸素水*4のように液中でも呼吸が出来るので、コックピットを満たしても中の人は活動可能。
……だがイサミの場合は気絶していた。描写的に、呼吸出来るようになる前に窒息してしまったようである。

なお、スペルビアと関連していると思しき少女・ルルの登場時にはこれと似たような紫色の液体が身体に付着していた他、ルイスに向けて盛大にゲロっている
これが意味するものとは……?

  • 超次元3Dプリンター「ビルドバーン」
出力できないものは何もない超次元な3Dプリンター。つまるところ何次元なのか
大きさはブレイバーンの膝の高さほどとかなり巨大だが、どこにこんなものを持っていたのかは不明。
大量のスタチューを生成して空母にあるTS格納庫の一角をブレイバーンのヲタ部屋に変えていた。
TSのスタチューの中に混じって、前述したスパルガイザーの等身大フィギュアも作っていたが、その理由は……?

  • ハイパーガジェット「バーn「ファイッ!」カーン
ブレイバーンがこんなこともあろうかと作っていたでかいマイク。名前を言っている最中に試合が再開して口上が遮られたので名称不明。
電波ジャック機能付きで、収音した音とブレイバーンの視界をリアルタイム中継できる。
作中ではイサミとスミスの殴り合い相談室をATF艦隊(潜航中の潜水艦含む)とミッドウェイ島基地に中継したけどしれっととんでもないことをやっている*5
テレビの収録で使われるような長い取っ手が付いているのでストーカーのように物陰に隠れながら録音できる。

戦闘中、主題歌にしてブレイバーン自身が歌う*6『ババーンと推参!バーンブレイバーン』をコクピット内外に流すことができるという誰得な機能が搭載されている。*7
わけのわからないまま戦うことになった初陣時のイサミも、戦いの中で「さっきから何なんだこの歌は!?」とツッコミを入れずにはいられなかった*8「歌は気にするな!」

初っ端から度肝を抜いたこの機能だが、実際には歌を流したのは1回きりで、2話以降はいつも歌無しのインストゥルメンタルが流れている。
大張監督の言によると「(なんなんだこの歌はと言われたことを受けての)イサミへの配慮」らしい。そこは配慮するのかよ。

  • 謎のレバー
コクピット上部から伸びている謎のレバー。
イサミが初めて乗り込んだ際に触ろうとしたところ「違う!それはまだ早い!」とブレイバーンに止められた。いつならいいんだ。*9
そして9話でついにこのレバーが本格的に使われることになり、その機能は支援メカのバーンドラゴンと合体して後述のバーンブレイバーンに合体するという、多くの視聴者の予想通り合体シークエンスの起動レバーであった。
なお、バーンドラゴンはブレイバーン自身が製作したもの…つまり、1話の時点での「まだ早い」の真意は「まだ合体する相手が居ないため引いても意味が無い」という意味であった。なら最初に出すなよと言いたくなるがツッコんではいけない
9話放送後、このレバーの名称は監督により今がその時だレバーに改名された。

  • 投影装置
ブレイバーンが推参し、決めポーズを取った時には背景にタイトルロゴにも象られている紋章が描かれたエフェクトが入る。
極めてありふれた演出だが、これは首の後ろにあるこの装置で実際に出しているようで、2話にて出した直後の場面で機体の背部に紋章が一瞬残ったままになっている
派生技(?)として「勇気爆発 ブレイバーン」と書かれたタイトルロゴっぽいもの(背景つき)を表示することもできる。
これを出した時は合体未登場なので「バーンブレイバーン」ではないのがミソ。デザイン自体も本作のロゴとは似ているが異なる。

  • ブレイブドライバー
厳密にはブレイバーンの装備ではなく、第10話で示唆された「イサミとブレイバーンが独断専行してデスドライヴズと戦闘し相打ちになった世界線」において、大破し機能停止したブレイバーンのコクピットブロック兼コアパーツを基にミユとスペルビアが共同開発したもの。
ブレイバーン本人が知っていたか定かではないが「時空間を操る機能」が残されており、これを解析して精神を過去に飛ばすタイムマシンを製造。
未来を変えるべく大人に成長したルルが使用し、第8話ラストの時間軸まで飛んだ。


  • 勇気一刀流奥義「ブレイブ斬」
ブレイバーンの「バーンブレイド、ブレイズアップ!」の掛け声と共に刀身が緑色のクリスタル状エネルギーに包まれ、その状態で繰り出す大上段の斬撃。
ゾルダートテラーたちを生み出していた塔を一刀両断の元に斬り伏せた。
『ババーンと推参!バーンブレイバーン』の歌詞では1番および大サビに出てくる。

  • 勇気一刀流奥義「ブレイブズバッシュ」
刀身が金色のエネルギーに包まれ、突進と共に繰り出される横薙ぎの斬撃。
エフェクトや動作は「ブレイブ斬」と異なっているが、本質的にどういう差があるかはハッキリしない。
「何がちげぇんだよぉぉぉぉ!!」
こちらも「ババーンと推参!バーンブレイバーン」の歌詞では1番および大サビに出てくる。

  • ブレイブシュババババーン
両手から鏃状のビームを射出して敵を切り裂く、スラッシュ光線っぽい技。
最初に小粒の弾を連射して怯ませ、最後には身の丈以上のサイズの巨大な一発をお見舞いし、敵を真っ二つにした
3話にして初めて登場した、現状唯一の飛び道具。
連結されたものを鞭状にしならせ、そこから拡散弾を放つという応用技も存在する。明らかに「迎撃用」はこれで良かったと思うが。
『ババーンと推参!バーンブレイバーン』の歌詞では2番に出てくる。

  • ブレイ・ザ・サモン(ヌ)
モニター上の表記は「勇導操波・BRAVE THE SUMMON」ヌはブレイバーンが勝手に付けただけ
両肩から三対の放熱板のようなユニットを展開し、周囲に緑色の光を放つ。
この光に触れた味方が射出したミサイルや誘導砲弾をジャックし、敵のバリアを中和するエネルギーを纏わせてぶつける荒業。
作中ではこれによってデスドライヴズの尖兵達を全滅させたが、よくよく考えると滅茶苦茶恐ろしい技でもある。
この技の存在は、事実上ブレイバーンは地球上の軍事システムを意のままに操るハッキング能力を持っている事を示唆している。
つまり、地球の軍事力ではブレイバーンとは戦いにすらならないと言う事であり、視点を変えると相当危険な側面を持ち合わせているのだ。
……絶対こいつに持たせちゃダメなタイプの技だろこれ。

  • ブレイブヴァニッシュ
バーンアックスで繰り出す大上段の斬撃。
動作としてはブレイブ斬に近い。初使用時は武器に目立ってエフェクトがかからなかったが、9話ではブレイブ斬と同じ緑色に光る。
威力はブレイブ斬を凌駕し、デスドライヴズ分離母艦を縦に一刀両断して一撃で破壊するほど。
なお『ババーンと推参!バーンブレイバーン』の歌詞では2番に出てくる。

バーンドラゴン


合体だーッ!!
合体!! ……えっ、合バーンドラゴーーーン!!

全長:10.5m
デザイン:大張正己

ブレイバーンが超次元3Dプリンター「ビルドバーン」を使い秘密裏にDIYで製作したサポートメカ。
ビジュアルは青と金色が特徴的なド派手な戦闘機。
ブレイバーンと合体することで「バーンブレイバーン」になる。

スーパーAIを搭載しており、自律行動が可能。
普段は空母コンステレーションに格納されているが、ブレイバーンの呼びかけに応じて戦場に現れる。


バーンブレイバーン



見えない未来、掴むなら! 不屈の勇気に、勝るものなし!

爆発する勇気!
バーン!バーン!

さらにバーン!!

勇気合体! バーンブレイバーン!!

(※なお、モニターではイサミ用に台詞テロップが表示されています)

CV:鈴村健一
年齢:不明
身長:10m
性別:不明
誕生日:不明
星座:不明
血液型:不明
好きなもの:イサミ
嫌いなもの:ヒーローらしからぬ言動
ブレイバーンデザイン:大張正己

ブレイバーンとバーンドラゴンが勇気合体することによって生まれたブレイバーンの新たな姿。
イサミが内に秘めた自身の勇気を爆発させ、ブレイバーンと共に世界を救うと決意したことよって、ブレイバーンとイサミの勇気がシンクロしこの姿に合体できた。

合体形式は勇者ロボのグレート合体風*10だが、実は身長は1m程度しか変わっていない。
武器はビームの槍「バーン・ランサー」で、これを二刀流で操る。

敵の攻撃も受けてもダメージも負わない。

技(バーンブレイバーン)

  • ブレイブトルネードアーク
背部のキャノン砲から赤と青の螺旋状のビームを放ち、相手を光の奔流で動けなくさせる拘束技。

  • 勇気一刀流奥義「ブレイブアブソリュートズバッシュ」
ブレイブトルネードアークで動けなくなった相手に突貫。
連結させ双頭槍にしたバーン・ランサーで思いっきりぶった斬る大技。

この他、バーンブレイド及びブレイブ斬も引き続き使用可能。11話ではバーンブレイド二刀流も披露した。
ブレイブシュババババーンも使えると思うが、バーンアックス及びブレイ・ザ・サモンはバーンドラゴンのパーツと干渉してしまうため恐らく使用不可能。


その正体は……

+ 以下、第9話ネタバレ
第8話にて、新型機ライジング・オルトスを駆るルイスは捨て身の一撃でデスドライヴズのクーヌスと相討ちになる。
御満悦でルイスと共に絶頂を迎えようとするクーヌスに対し、イサミと共に世界を救うという約束を叶えずに逝った後悔に塗れるルイス。
その2人の感情の渦の果てに――


クーヌスおよびライジング・オルトスと混ざり合い、ルイスはブレイバーンとなり、初めてイサミの元に現れる直前の場面に転生していた。



……待たせたな、イサミ。助けに来たぞ!

俺……いや、私の名は……
勇気、爆発! すなわち……!

ブレイバーンだ!

イサミやスミスに対する発言や知り得ないようなスミス情報、色々と訳知りな言動、ヒーローなりきりっぷり等、そしてパイロットが搭乗していないと弱体化するのはライジング・オルトスの『適合パイロットの脳波を測定して操縦補助を行う』システムを取り込んだ結果と考えれば辻褄が合う。
イサミとは初対面と名乗っていたことも含めて、その素性を秘匿するのは、自分が死んでブレイバーンになるまでの過去が変わってしまうリスクを防ぐためと考えれば自然だろう。
というか、時空間を操るクーヌスの能力を踏まえた上でブッ飛んだ成り行きなので、信じてもらうのも難しいだろうが。
イサミに対する感情の重さはスミスのそれとして、気持ち悪さはクーヌス要素という説が浮上することとなった。

実は第1話の時点で伏線が張られており、
  • バーのシーンで、スミスが『ババーンと推参!バーンブレイバーン』の鼻歌を歌っている*11
  • オープニングで白い光(クーヌス)に手を伸ばすスミスの腕が、一瞬人間のモノから機械に変わる。
などがある。


……しかし、「ブレイバーンと共に戦ったスミスがブレイバーンの正体」ということ自体が典型的なタイムパラドックス案件であり、スミスが最初にブレイバーンとなる前、謂わば「1周目」にブレイバーンにあたる存在は居たのか、どういう状況なのかという疑問が生じることになる。
仮にブレイバーンが居なかったとして、少なくともクーヌスと交わらずにはこんなことは起こらないであろうし、1話から壊滅寸前だったのにブレイバーン無しでそこまで戦いを進められるのかは疑わしさがある。
そのあたりは少なくとも現状、謎のままである。



二つの未来の姿

+ 以下、第10話ネタバレ
ルルがスペルビアに語った衝撃の真実。それはこの後の未来、ブレイバーンはスペルビアを除くデスドライヴズを全滅させることには成功するものの、相打ちとなってATFは壊滅。ブレイバーンもイサミともども戦死してしまうという残酷な行く末であった。
だがブレイバーンのコア部分は回収され、そこからタイムマシン「ブレイブドライバー」を開発したことでルルはブレイバーンたちを救うためにこの時代に舞い戻ってきたわけである。

この、「本来の歴史」においてはヴァニタス&ペシミズム戦から分岐するわけだが、そちら側での戦いがどうなったかは断片的に語られている。
TV本編ではルルの叫びでバーンブレイバーンへと合体してヴァニタス&ペシミズムを撃破しているが、あちら側でも経緯は変わったろうが両者をこの戦いで撃破したのは確実である。
だがルルが急いでイサミに呼びかけたことから、あちら側ではバーンブレイバーンへの合体が遅れて被害が増していた可能性がある。
その後はルルはスペルビアに搭乗することはなく、ブレイバーンは単体でハワイでの戦いに赴くことになった。
そこでセグニティスを撃破後にATF部隊も合流。ポーパルチープスを撃破後、イーラとの決戦になる。
しかし本編においてバーンブレイバーンと互角の戦いを演じたスペルビアをも圧倒したイーラの実力はケタ違いで、ATF部隊は全滅。
仲間たちが犠牲になっていく惨状の中ではブレイバーンとイサミもバーンブレイブビッグバーンへの覚醒を果たすことはできず、刺し違えてイーラを撃破することが精いっぱいだった。

このあたりの詳細については「未来戦士ルル」で語られるのが待たれる。


余談

  • 反響
ブレイバーンの登場は第一話公開まで完全に伏せられており、「タイトルに反してリアル寄りの作風なのかな?」と思わせておいて、
第一話前半から後半にかけてのシリアスな雰囲気から一転、ブレイバーン登場後の数分間に詰め込まれたそのあまりに濃いキャラで視聴者のハートをガッチリ掴んだ。
特にそのイサミへの愛に対して説明不足な点から「距離感を間違えたウルトラマン」、「押しが強いグリッドマン」などと一部で呼ばれている。中の人はグリッドナイトだけどね

その一方、デスドライヴズの目的について語った内容が公式サイトの情報と食い違っていたり*12
第1話でとったポーズが右向き=某クロスオーバーゲーにおける敵側の位置であったり、侵略者の中にブレイバーンに似通った外見のメカが散見されたりと、
イサミへの執着を除いてもその言動や正体については不審な点が多く、ブレイバーンを額面通りの「ヒーロー」として捉えて良いかどうかは予断を許さない。
ただ「デスドライヴズの仲間なのか」と聞かれた際には声を荒げて断固否定しており、またデスドライヴズ側もブレイバーンが攻撃してきた際に全く動揺せず応戦している。
よって、少なくとも現時点での両者が敵対関係にある事は間違いないようには見える。

  • もう一人のブレイバーン?
栃木県小山市のいわゆる「ご当地ヒーロー」に 開運戦士ブレイバーン という等身大ヒーローが数年前から活動しているが、
突如同名のヘンタイロボットが出現して困惑……することなくあちらも本作のネタに乗っかっている。
もしよければあちらのブレイバーンも応援してほしい。

  • 担当声優に関して
ブレイバーン役を務めているのは声優の鈴村健一氏だが、最初はブレイバーンでなくスミス役のオーディションを受ける予定だったらしい。
しかし、送られてきた作品の資料を読んだ鈴村氏は「スミス役ではなくブレイバーン役を受けたい!」と思い直し、資料に掲載されている限られた情報から自分なりの役作りをしてオーディションに臨み、見事ブレイバーン役を勝ち取った。
なお、ラジオで語ったオーディションの時の役作りと解釈は、イサミ役の鈴木氏とスミス役の阿座上氏が感嘆するほど的確で、
「声優界で俺ほどロボット作品に触れている人はそういない」という鈴村氏の自負は、決して誇張ではないことが窺える。

  • 主題歌
主題歌である『ババーンと推参!バーンブレイバーン』は、「歌:ブレイバーン」のクレジット通り、担当声優の鈴村氏が歌っているが、
同氏がラジオ等で語ったところによると、初期はもう少しキーが高かったらしい。
曰く、キーが高い方が「鈴村健一としては歌いやすかった」とのことだが、
「ブレイバーンが歌うのなら、もう少しキーが低い方がいいのでは?」と考え、スタッフにその旨を伝えたところ、
曲を作っている方からの要望もあって実際に顔を合わせて調整し、今の形に落ち着いたとのこと。



追記・修正、よろしく頼むぞ、イサミ!

この項目が面白かったなら……\イサミィーーー!/

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最終更新:2024年04月25日 21:33

*1 例えばガンダムやマジンガーZは18.0mと倍くらいあり、比較的近めなスーパーロボットが10mの鋼鉄ジーグ。スパロボなら間違いなく「Sサイズ」になる程度である。

*2 第3話のゾルダートフィレーとの戦闘中、イサミが気を失っている間は明らかにパワーダウンしていたため、状態がどうあれ人が搭乗していればそれで良いのではなく、パイロットの意識があるかも重要な模様。

*3 一般人は6~7G、鍛えた戦闘機パイロットでも9Gが限界とされる。

*4 作中でブレイバーンが例えに出したのはこちら。

*5 水中にいる潜水艦と電波で通信するには、通常は極超長波や超長波といった特殊な帯域の電波が必要となる。これらの帯域の電波を送信するには数十m~数km単位の巨大なアンテナが用いられるが、当然このバーンなんちゃらのサイズで出来るようなものではない。というかブレイバーンはこのガジェットを使わずとも潜水艦と通信できるが……。

*6 クレジットで明確に「ブレイバーン」名義とされている一方、作中でどう認識されているかは現状不明。少なくともシンフォギア装者みたくリアルタイムで歌っているわけではないはず。

*7 ご丁寧にコクピットの中と外で音量が変わっている芸の細かさ。

*8 この台詞はイサミの担当声優である鈴木崚汰氏のアドリブだった模様。「歌を流す機能があると聞いてのアドリブ」なので、歌を流す機能自体はちゃんと設定段階から存在するわけだが、裏を返せばこのアドリブがなければ誰にも言及されないまま歌が流れ続けているというカオスな事態になっていた可能性もある。

*9 第3話でキレたイサミがこのレバーをガチャガチャしていたが、この際はブレイバーンがコクピットの操縦系統を切っていたため何も起こらなかった。

*10 作品名が「バーンブレイバーン」であるため、あくまでこの形態がいわゆる1号ロボでブレイバーンはそのコアロボットという見方もある。

*11 時系列からしてこの時歌っていたのはスパルガイザーのテーマソングで、転生した際に替え歌したのが上記の歌と思われる

*12 第2話におけるブレイバーンの説明では「地球人類の抹殺」が目的とされているが、公式サイトの用語集では「不死の生命であるが故に最上の「死」を求めて旅をしており、その過程で地球に到来した」とされている。