海堂薫

登録日:2024/02/02 Fri 22:05:00
更新日:2024/03/07 Thu 18:53:18
所要時間:約 8 分で読めます




フシュー

海堂(かいどう)   (かおる)

漫画『テニスの王子様』及び『新テニスの王子様』の登場人物。
CV.喜安浩平
実写映画:鯨井康介


【プロフィール】

在学校:青春学園中等部 
クラス&出席番号:2年7組4番
誕生日:5月11日(牡牛座)
身長:173cm
体重:57kg
血液型:O型
利き手:右利き
足のサイズ:26、5cm
視力:左右1、5
座右の銘:『毒を喰らわば皿まで』
プレイスタイル:カウンターパンチャー
家族構成:父(飛沫-銀行員)・母(穂摘)・弟(葉末)
得意科目:英語
苦手科目:数学&理科
委員会:なし
よく訪れる学校のスポット:トレーニングルーム 


【嗜好・特技】

趣味:バンダナ集め・マラソン
好きな食べ物:とろろそば・ヨーグルト・100%フルーツジュース
好きな色:青
好きな映画:日本映画
好きな本:明治の日本文学
好きな音楽:和楽器系
好みのタイプ:おいしそうにご飯を食べる子
行きたいデートスポット:動物園(白熊を見たい)
日課:ロードワーク・部屋の掃除
今一番欲しい物:新しいトレーニング器具
おこづかい使用例:トレーニング用具
苦手な物(事):オバケ・幽霊
テニス以外の特技:家事全般
一日のマラソン走行距離:平均25km


彼の嗜好を見る限り、一言で言えば『ストイック』。
強面な見た目に似合わず、幽霊が苦手だったり、家事スキルが高かったり意外な一面も見られる。
手塚不二程ではないが、嗜好も中学生離れしており、おっさんとは言わないまでもどちらかといえば高校生に見えなくもない。

【新テニでのパラメータ・スポーツテスト結果】

  • 新テニスの王子様のパラメータ(五段階評価)
パワー:3/5 スピード:3/5 テクニック:3/5
スタミナ:4,5/5 メンタル:3/5 (合計16,5)

  • スポーツテスト結果
50m走 6秒74(5/9位)
握力 54,5㎏(5/9位)
シャトルラン 140回(1/9位)
反復横跳び 58回(7/9位)
背筋 122㎏(6/9位)
上体そらし 62.8cm(5/9位)
長座体前屈 49,6cm(4/9位)
立ち幅跳び 224cm(8/9位)
ハンドボール投げ 33m(6/9位)
持久走 4分47秒(4/9位)(桃城と同率) 

(青学レギュラー9人中)

やはり趣味がマラソンで一日25kmも走るという常人離れしている事を日課にしている為か、
持久力を要求されるシャトルランの数値は優秀で青学トップ。
それ以外の項目は特に青学レギュラー陣の中で目立つ部分ないが、これという低い項目もない。


【人物】


通称は『マムシ』。ただ作中でこう呼ぶ人物は意外と少なく、同学年の桃城武ぐらいでそう呼ばれると怒る。青学では2人しかいない2年生レギュラーの一人。

もう一人の2年レギュラー桃城武とは、性格が真逆なこともあり喧嘩も多いが実力は認め合っており、良きライバル関係で、試合の際はダブルスを組む事も少なくなく、勝率もまずまず。3年の先輩の中では乾貞治を尊敬しており、関東大会以降は彼とダブルスを組むことが多い。

桃城とは真逆で愛想が無く、誤解される事も少なくないが、実際は礼儀正しく真面目な努力家で正義感も強い性格。テニスに対しては真摯に取り組んでおり、非常にストイックで日々の特訓に精を出す。実家はかなり裕福で、弁当は重箱入りの料亭並みの物を持ってきている。

強面の見た目に反して、子猫や子犬といった小動物は大好きで、アニメ版ではリョーマの飼い猫のカルピンとラブラブでよく遊んでる描写が多い。でもやや不運体質。教師や後輩からは強面な面もあり、恐れられているが、同学年や商店街のおばちゃんなどからは好かれている様子。


【本編での活躍・プレイスタイル】


マラソンで鍛え上げた持久力が武器で、『スネイク』ことバギーホイップショットで相手のスタミナを奪い、じわじわ追い込んでいく長期戦を得意としている。 

記念すべき越前リョーマとの校内ランキング戦最初の対戦相手で、リョーマにこそ敗れるものの、3年の乾貞治を下しレギュラーの座は守り抜く。

元々はシングルスプレイヤー希望だったが、シングルス陣には、手塚、不二、リョーマとタレントが揃っていて層が厚かった為、ブーメランスネイクを完成させない限り海堂の第一希望であるシングルス出場は厳しいのが現実であった。

そこで3年の乾貞治に『俺とのダブルスをブーメランスネイクのレベルアップの為に利用してみたら?』と提案されたことがきっかけで乾とダブルスを組むことを了承する。

急造ペアであったが、長期戦に強い海堂と、長時間データを用いそこから試合を作り上げていく乾の相性は悪くなく、氷帝跡部からも『中々良いコンビをぶつけてくるじゃねぇか手塚…』と適正を認められ、最終的には全国大会でも通用するダブルスになった。

全国大会では4試合中3試合も乾と組んでおり、青学では大石&菊丸の黄金ペアに次ぐダブルスが課題であった為、この乾と海堂のダブルスは大きな戦力になり、青学内では黄金ペアに次ぐダブルスと言っても過言ではない存在となっていく。

新テニスの王子様ではU-17日本代表候補選抜合宿に参加し、脱落を懸けたタイブレークで部長の手塚と戦い、手塚から次期部長としての心構えを教わり敗北する。その後、崖の上の特訓を経て革命軍として、2番コートに所属する。立海真田と持久走でパワーアップを図る最中、種ヶ島にマイドリンクを盗まれたりとハプニングに遭う。


最終的にU-17日本代表に選ばれる事は叶わなかったが、その後、手塚国光の跡を引き継いで正式にテニス部部長に就任した模様。部内では、海堂新部長率いる『ストイック勢』と桃城新副部長率いる『エンジョイ勢』のちょっとした派閥争いといざこざが起きているようだ‥‥。 


【必殺技】


  • スネイク
バギーホイップショットを改良したもので、海堂の初期の得意技で、相手を走らせじわじわ体力を消耗させていく。

  • ブーメランスネイク
スネイクの横回転を活かしてポールの外側を通って相手コートに打ち返す。所謂『ボール回し』。当初は不動峰中神尾アキラ戦で偶然打てた物だったが、関東大会以降は乾との特訓を経て、正式に会得し、海堂の代名詞的な技へとなった。ちなみの命名者はカチローで、アニメ版だとテニス歴2年の堀尾。本人の意思に反してこの名前が定着してしまった。

  • ショートスネイク
スネークと同じ横回転をかけカーブさせるボレー。

  • リバーススネイク
フォアハンドで打つスネイクとは、逆のバックハンドで打つスネイク。逆回転をかける事が可能。

  • トルネードスネーク
ジャイロ回転するスネイク。同じモーションでありながら数百通りの回転パターンを打ち分けることができ為、対戦相手は打球の機動を予測することが不可能。

  • ジャイロレーザー
ジャイロ回転を加えているレーザービーム。元々レーザービームは立海大付属中の柳生の技だが、それよりも更に速く、『トルネードスネーク』と同じモーションから繰り出すことができ、トルネードスネークと組み合わせることで、直球と癖玉を同じモーションで打つことが可能の為、立海大の面々からも『無敵』と評され、&切原のダブルス相手にも通用し一矢報いることに成功する。

  • 悪魔(デビル)化
テニヌの技で、元々は立海大附属中の切原の技。原理は作者のみぞ知るが全身が赤くなり、飛躍的に運動能力と残虐性を高める技だが、精神の崩壊も招きかねない諸刃の剣。全国大会決勝で切原が乾を集中的に狙いいたぶった為、それにブチギレた海堂が覚醒しかけたが、直後に乾になだめられて元に戻った。


【戦績】


  • シングルス

地区予選決勝不動峰中戦        
シングルス3:神尾          7-5で勝ち 〇  
関東大会準決勝六角中戦    
シングルス3:葵           7-5で勝ち 〇

  • ダブルス

都大会準々決勝聖ルドルフ戦       相方は桃城   
ダブルス2:柳沢&木更津         棄権勝ち〇    

関東大会1回戦氷帝学園戦        相方は    
ダブルス1:鳳&宍戸           3-6で負け●   
関東大会準々決勝緑山中戦        相方は乾    
ダブルス2:高瀬&北村          6-1で勝ち〇     
関東大会決勝立海大附属中戦       相方は桃城 
ダブルス2:丸井&ジャッカル       1-6で負け●  

全国大会2回戦比嘉中戦         相方は乾
ダブルス1:不知火&新垣         6-3で勝ち〇
全国大会準々決勝氷帝学園戦       相方は乾
ダブルス2:向日&日吉          7-5で勝ち〇
全国大会準決勝四天宝寺中戦       相方は桃城  
ダブルス2:金色&一氏          7-6で勝ち〇  
全国大会決勝戦立海大附属中戦      相方は乾  
ダブルス2:&切原           棄権負け●*1


(モブキャラは割愛する)


非モブキャラ成績
シングルス:2試合:2勝0敗   勝率100%
ダブルス:8試合:5勝3敗    勝率62,5%
合計:10試合:7勝3敗      勝率70%


前述の通り、シングルスには手塚、不二、リョーマがいる関係上、桃城同様原作でのシングルスでの出番にはあまり恵まれず、彼の主戦場は乾という相方が出来たこともありダブルスであった。


原作42巻中で、非モブキャラとの海堂のシングルスの試合は地区予選決勝の不動峰中の神尾アキラ戦と関東大会準決勝の六角中の葵剣太郎戦の2試合のみであったが、描かれた2試合はどちらも勝利している。中でもこの時は偶々だったが、後に武器となるブーメランスネイクを初披露して、海堂らしい粘り強いテニスで『誰がもう終わりだって言った…?たとえ残り1ポイントだろーが何だろうが絶対諦めェぞ、コラ』と勝利した神尾戦は印象に残った読者も多かったのではないだろうか?


ダブルスも都大会までは、乾がレギュラー落ちしていたこともあり桃城と組んでいたが、関東大会以降は、乾の提案を受け入れ乾とダブルスを組むことになり、当初は関東氷帝戦限定だったが、試合後、『ダブルスでアンタに借りを返していない』と海堂自らコンビ続行を志願した事でダブルスは続行される事になり、やがて青学の大きな戦力になっていく。


流石に化物揃いの立海大のダブルスや、氷帝最強のダブルスである鳳・宍戸ペアには負けているが、全国大会でも3試合に勝利しており、貴重なダブルス要員としてかなり活躍している。


といっても来年は3年の黄金世代がごっそり抜けて、リョーマが復帰するかどうかもわからないので、新部長の彼の主戦場は当初の希望通りシングルスになるであろう。というよりリョーマ並とまでは言わないまでも、即戦力になってくれる新1年生が入部してくれない限り、彼をダブルスで起用している余裕はなさそうである……。


【ミュージカル俳優】


1st Seasonでは
郷本直也(初代)、鯨井康介(2代目)、柳下大(3代目)、平田裕一郎(4代目)、林明寛(5代目)
2nd Seasonでは
池岡亮介(6代目)、木村達成(7代目)
3rd Season以降は
佐奈宏紀(8代目)牧島輝(9代目)中島拓人(10代目)岩崎悠雅(11代目)
が演じている。


【余談】

  • 原作では真面目なシーンが多い彼だが、アニオリ限定だと結構トラブルを招くタイプなのか、アニメ72話でテニス雑誌に掲載されたリョーマと写真を間違われ、リョーマのフリをする羽目になったり、アニメ163話で記憶喪失になった彼を見れたりと、シュールな姿を見る事も出来るので、興味のある方は見てみて欲しい。

  • 原作では六里ヶ丘中学との野良試合で立海大の柳生比呂士と入れ替わってダブルスを組み、互いの必殺技の威力を欺く形で、一度だけ立海大の服装になったことがある。


追記・修正…ふしゅー………勝手にしやがれ。


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最終更新:2024年03月07日 18:53

*1 スコアは1-5時で乾がプレイ続行不能となった為、棄権負け。