登録日:2024/02/18 Sun 15:42:00
更新日:2024/03/17 Sun 16:54:30
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ゾウカブトとは、昆虫綱コウチュウ目コガネムシ科ゾウカブト属(メガソマ属)に分類されるカブトムシの総称である。
概要
主に北米大陸や南米大陸に生息するカブトムシのグループである。
ちなみにメスも結構大きく、体長8cmを超える個体も存在する。
本属の最大の特徴としては、大型種の成虫の体重が(昆虫にしては)
非常に重いという点があげられる。
アクティオンゾウカブトやエレファスゾウカブトなどの大型種であれば50gに達する個体もある。
そのため「
ゾウのように重い」ということからゾウカブトと名付けられたのである。
※ちなみに世間一般で「世界最大のカブトムシ」と呼ばれるヘラクレスオオカブトの体重は最大でも40g程度である。
幼虫はもっと重く、200gに達する個体もいる。
また、脚が非常に長く、木などにしがみつく力も非常に強い。大型種であれば並のカブトムシやクワガタムシでは投げ飛ばすのはほぼ不可能である。
人間の手に乗せるとなかなか離れなくなってしまうので非常に危険である。
ただし逆に体長が6cmを下回る小型のゾウカブトもおり、それらはヒメゾウカブトと呼ばれる。
日本の
カブトムシと同様に、頭角はそれなりに長いが胸角があまり目立たないため、相手を挟むのはほぼ不可能である。
多くの種類があるが、「体毛が生えて茶色っぽくなるグループ」と「体毛が無く全身真っ黒なグループ」に分かれている。
また、前者はおとなしい性格の個体が多く、後者は比較的気性が荒い個体が多いと言われている。
主なゾウカブト
エレファスゾウカブト
図鑑などでは単に「ゾウカブト」と呼ばれることが多い。
主に中米(メキシコなど)に生息する、体毛が生えるゾウカブトの代表種。大きい個体だと体長は13cmを超え、体重は50gにも達する。
体毛は時間の経過または摩擦とともに抜けてしまう。
大型のカブトムシとしては珍しく、臆病な性格をしているとされる。基本的にケンカは好きではなく、自分より明らかに弱そうな相手でもビビって逃げてしまうことが少なくない。
しかし本気で怒らせた場合は恐ろしいほどの戦闘能力を発揮し、並のカブトムシやクワガタムシでは太刀打ちできなくなる。
メキシコゾウカブト
「オキシデンタリスゾウカブト」とも呼ばれる、エレファスゾウカブトの亜種。
エレファスよりもやや小柄で、左右の胸角が横向きに伸びるのが特徴。
ギアスゾウカブト
ブラジル東部に生息する有毛種。
有毛種としてはエレファスに次ぐ大型種だが、実はアヌビスゾウカブトなどの小型種に近い仲間らしい。
アヌビスゾウカブト
小型の有毛種。体長は大きな個体でも8cm程度。
左右の胸角はあまり目立たないが、真ん中の胸角が目立つのが特徴。
毛が生えないタイプのゾウカブトの最大種。
「レックスゾウカブト」「ヴァズデメロゾウカブト」と呼ばれる亜種も存在する。
詳細は当該項目を参照。
ヤヌスゾウカブト
「ラミレスゾウカブト」とも呼ばれている。
アクティオンに似ているが、体に光沢がある点で区別できる。
後述のゲームには参戦していない。
マルスゾウカブト
毛が生えないタイプのゾウカブトとしてはアクティオンに次いで有名な種。
アクティオンとの違いは「光沢があること」と「左右の胸角が斜め方向に伸びること」。
アクティオンに比べてややスマートな印象を受けるが、それでも十分大きい。またゾウカブトの中で最も頭角が長く、リーチが長い。
アクティオンと同様に、ゾウカブトの中では闘争心が強いとされる。
ゾウカブトの弱点である「リーチの短さ」もマルスゾウカブトには無いため、戦闘能力はゾウカブトで最強と言われている。
特に強い個体であればヘラクレスオオカブトやコーカサスオオカブトなどの強豪クラスのカブトムシにも勝利するほどである。
ちなみにローマ神話の軍神マルスが名前の由来とされている。
エレファスゾウカブト
初期の2003年春から登場。階級は強さ160で、体格を考慮するとかなり控えめに設定されている。
性格はバランスタイプ。必殺技はグー。超必殺技は「ドラゴンアタック」。
肩書きは「ビロードの重戦車」。
3億枚突破記念限定デザインと2005セカンドプラスではアダーコレクションのカードも排出されていた。
2006ファーストでマシンからの排出が一旦停止されたが、約1年後のフォレストグリーンで復活。ただしバーコードは変更されず、アダーコレクションの復活は5周年記念カードまで待つ事になった。
その際、中型甲虫としてはムシキングに次いで2例目となる究極必殺わざ「スーパードラゴンアタック」を習得した。
旧作最終章となるアダー完結編第5弾ではアクティオンやマルスを差し置いて「世界で一番重いカブトムシ」としてラインナップされた。
新甲虫王者ムシキングにも引き続き参戦しており、階級は旧作と同じ強さ160相当だったが、覚醒システムによってアクティオンゾウカブトと同格の強さ200相当まで出世させることも可能になった。
覚醒後の超必殺わざは「ドラゴニックブレイブ」に変更され、こちらは「スーパードラゴンアタック」は使用できない。肩書きは「ビロードの最終兵器」。
超必殺わざ。
一回転して相手を弾いた後、もう一度真上に弾き、上空に先回りして地面に叩き落とす。
究極必殺わざ。
相手を左右のコンビネーションで怯ませた後、二連続で真上に弾き飛ばし、とどめに先回りして回転しながら地面に叩き落とす。
メキシコゾウカブト
新甲虫王者ムシキングに登場。階級は強さ160相当。性格はディフェンスタイプ。
必殺技はグー。超必殺技は「エレファンテ・アレルタ」。
肩書きは「メキシカン・チャリオット」。
ギアスゾウカブト
2006ファーストからエレファスゾウカブトと入れ替わる形で参戦。階級は強さ160で、こちらもやはり控えめに設定されている。
性格はディフェンスタイプで、エレファスと差別化されている。
必殺技はグー。肩書きは「リオの魔術師」。
超必殺わざ。
一撃を食らわせたあと、力を溜めて連続ダゲキを食らわせ、弾き飛ばす。
アヌビスゾウカブト
2004セカンドプラスから参戦。階級はゾウカブトで最も低く、強さ140。
性格はアタックタイプだが、実際のアヌビスはそれほど好戦的な性格ではない。
必殺技はグー。肩書きは「ブラジルの謎」。
アダー完結編では究極必殺わざ「スーパーサブマリンアタック」を習得した。
超必殺わざ。
回転しながら素早く穴を掘り、相手が見失っている隙に後方から掘り進み、飛び出して弾き飛ばす。
小学館5誌で開催された「2004年必殺わざアイデアコンテスト」で最優秀賞を受賞した技。
究極必殺わざ。
飛んで相手の後ろに回り込み高速で回転しながら地中に潜り、相手の下から飛び出して上空に弾き上げてまた潜り、落ちてきたところを再び地中から飛び出して空高く打ち上げる。
最強のゾウカブトとして初期から登場している。階級は最高ランクの強さ200。
詳細は当該項目を参照。
マルスゾウカブト
2006セカンドから参戦。
新規の大型甲虫としては「ヘルクレスリッキーブルー」以降1年半ぶりとなる。
ゲーム内での階級は強さ180だが、実際にはアクティオンと同格の強さ200でも通用する甲虫である。
性格はアタックタイプ。必殺わざはグー。
肩書きは「最強の軍神」。
新甲虫王者ムシキングではバランスタイプに変更された。
超必殺わざ。
自身の角で相手を連続で打ち付ける。
最後の一撃を食らわせた後、回転しながら後方に着地した時の衝撃で相手を吹っ飛ばす。
追記・修正は、世界一重くなってからお願いします。
- 最近は昆虫系項目が充実してるねえ -- 名無しさん (2024-02-18 15:47:58)
- カブトムシでは一番好きな分類 -- 名無しさん (2024-02-18 16:10:55)
- とび森でよく売却してた -- 名無しさん (2024-02-21 08:26:07)
最終更新:2024年03月17日 16:54