登録日:2024/04/09 Tue 13:58:30
更新日:2024/04/22 Mon 00:35:00
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概要
夢の泉の物語から登場している高く飛ぶコピー能力。
飛翔中は無敵で、敵にぶつかっても一方的に攻撃できる。
左右シフトで軌道をずらすこともできる。
夢デラで追加された衣装はスターマンの付けていたヒーローのようなマント。ただし等身が等身のため羽織っていると言うよりか、頭に付けていると言った方が正しい。
ハイジャンプが登場する作品では必ず
トルネイドも登場するという妙な縁がある。しかし向こうが「竜巻」という分かりやすいモチーフなのに対し、こちらは「高く飛ぶ」という何というか活かしづらい地味な能力故か登場作品数はトルネイドより少ない。
肝心の実力については後述。
登場作品
技一覧
基本的な技。というかWii以外はこれしかできない。
勢いよく飛び上がり、その勢いの頭突きで攻撃する。
作品によって左右への移動しやすさはまちまち。
上方向への移動に有用なのはもちろん、ジャンプ中は無敵なので空中のボス相手に強い。
下3つはWiiで追加された技。
ためることで威力が上がるようになった。
また、発動時の爆発で左右も若干攻撃できる。
威力が更にアップ。
発動時のほか天井にぶつかることでも爆発を起こす。
爆発を起こしながら下方向へ落ちる。ハイジャンプ要素がない。
スターマン
マントを付けた星の形をしたキャラクター。
普段は歩いているが時折ハイジャンプをする。
スタークラッシュや
PKビームは使わない。
また、飛行している個体もいる。
ハイジャンプというよりハイフライングでは…
…え?他にいないのかって?
実はハイジャンプをコピーできるのは
こいつしかいない。敵の攻撃を吸い込んでコピーする事も出来ない。
ハンマーですら
近年唯一ではなくなったのに…
各作品でのハイジャンプ
・夢の泉/夢デラ
バタービルディングから登場。ビュっと飛んで、ハイ体当たり。
FC版では地上でしか出せなかったがGBA版では空中でも発動可能に。
更にGBA版はジャンプをキャンセルする動作が可能で攻撃判定もある。
とあるステージの大スイッチを押すのに必須。
クラッコ戦では大活躍。
Jr.との追いかけっこでは楽に上方向へと逃げれる。
一応無しでもいけるが…
しかもクラッコが
露骨に当てやすい位置にいるため楽々撃破可能。
しかし
後にこの出来事をクラッコに恨まれていたことが判明する。
・ボウル
ストーリーでは最初にコピーできる能力。向いている方向に少し進みながらジャンプする。
本ゲームでは貴重な障害物を飛び越える手段であり、使い所は多い。
直前の状況がどうであれジャンプの速度と飛距離は一定なので、ブレーキ代わりに使うことも。
・参ドロ
12年振りに登場。
ジャンプキャンセルが消滅したが、横移動がかなり強化され空中で連発できるようになった。
ワザのまきものを入手すると強化ブロックも破壊できる「パワージャンプ」に強化される。
正直グルメフェスで再登場するまで一番輝いていた作品だと思う。
3面ボスのメカクラッコが排出する。夢の泉のオマージュだろうか。
・Wii/WiiDX
参ドロから続投。能力星の色は紺色/水色。リメイクでデザインが変更された。
前述の通り新技が追加された。
また、ローア内でハイジャンプチャレンジに挑戦できる。
WiiDXで「ふっかつのヒーロー」と変更されているのは、リメイクではあるものの本編作品には12年ぶりの登場だからだろう。
縦方向への移動能力は相変わらず非常に高い。
前作で過度に強かったため、調整のために弱体化させたのかもしれないが、それでもあんまりである。
まず、あまりにも攻撃力が低く、横に対する攻撃範囲が狭い。もともと「上方向に飛ぶ」というコンセプトで作られた能力なので攻撃範囲が狭いのは仕方ないにしろ、チャージしてなお攻撃力が壊滅的に低い。
ザコ敵相手だと空気弾やスライディングの方が使いやすい。
そして単発火力が低いくせして技の溜め時間が妙に長く、キャリーアイテムをぶつけてた方がDPSが高くなる始末。
しかも夢デラや参ドロと比べて明らかに後隙が長く、最速で連打していても1秒近く無防備で落下するタイミングがある。
この仕様のせいで7-2で何度も圧死したプレイヤーもいるのではないだろうか。
急降下技のロケットフォールも
めちゃくちゃ弱い。 下方向に無敵で移動できるのは良いのだが
発生は遅いし後隙も膨大。しかも地面にぶつかるとバウンドして更に隙が増える。その上ヒットさせたとしても
普通のハイジャンプより威力が低い。なんなら
普通に落下したほうが硬直がないため安全。 もっと言うと無敵で落下したいなら
ストーンでいい。
ファミ通の
攻略本に載っている5-3のエナジースフィア入手方法に「ロケットフォールは
使わない。」と書かれる始末。
ステキに
ムテキな こうそくらっかとは…
要するに「長時間溜めた上でちょっとだけ威力のある技を狭い範囲に一瞬出せる(連発不可)」というのがWiiのハイジャンプの真相。
まあ別にステージ攻略においてはそこまで弱いとは言えないし、エナジースフィア入手に必須な場面だって存在する。あと見栄え”
は”いい。
Mr.ダウター戦の準備部屋にもコピーのもとが置いてある。E3によると開発当初は
ボムにする予定だったらしい。
メタルジェネラルの前の部屋にもあるが、どちらも空中にいる事があまりない為、はっきり言ってコピー能力なしの方が楽。空中にいる時間が長いボスもいるのだが…
中ボス前に置かれている場所はない。
スフィアローパーを始め、活躍できる中ボスもいるのだが…
が、この低火力と狭い攻撃範囲その他諸々が悪い意味で輝く場面が存在していた。
格闘王への道は全てのボスと連戦していくモード。
当然攻撃力の高い技や範囲の広い技を持つコピー能力が有利となる。
…そう。攻撃力も持続もなく攻撃範囲の狭いハイジャンプにとって、格闘王は不利でしかない環境なのである。
一応格闘王TAで弱いとされる能力は他にもあり、
- チャージしないと十分な威力と攻撃範囲を出せない「スパーク」
- 狭い攻撃範囲の割に大して威力のない「ニードル」
この2つとハイジャンプで「3弱」と呼ばれていた…がその中でも圧倒的にハイジャンプが弱い。はっきり言ってかかる時間を気にしなくても扱いづらい。
こんなのと同格扱いはニードルやスパークに失礼ということで近年ではハイジャンプの1弱となっている。
というかそもそも無駄に長い後隙とチャージ時間のせいで戦闘で使いこなすのが非常に難しく、格闘王のクリア自体が困難レベル。
攻撃力が低く、防御力も高くなく、範囲が狭いので空中にいない敵だと、必然的にボスに被弾覚悟で何十回と近づく必要がある。
こんな有様なので当然タイムはぶっちぎりの最下位。ブービーのニードルに2分近く差を付けられている。
2024年現在も10分切りは達成されていない。
やがてTA勢からは「あのコピー」と名前すら呼ばれなくなった。
リメイクであるWiiデラックスでの強化を期待されていたが…
ロケットフォールのバウンドに無敵が付いた以外に変更なし。
それどころか
ジャンプ技を持つ追加能力が登場してしまう。一応、方向転換と空中での使用ができる点で差別化はされている。
原作から更に
真格闘王の難易度が上がった(+戦闘回数が増えた)ため
クリアはより困難を極める。
もしクリアできたら相当自慢できる…かもしれない。
より詳しい
惨状性能はボスバトル攻略wikiを参照するとよい。
・グルメフェス
Wii以来11年ぶりに登場。
コピーフード能力としてハイジャンプグミで変身する。
今作では下位のプレイヤーの救済的な立ち位置になっており、発動すると過去作でも見ないレベルでハイジャンプできる。
そして1位の上に急降下して衝撃波を起こす。その際範囲内のイチゴを回収できる。
マリオカートでいうと
トゲゾーこうら+キラーに近い
Wiiでの扱いが嘘のような強コピーになっている。
余談
エアライドに同名のスタジアムが登場しているが意識したかは不明。
意外にも
最弱コピー能力審議(
某炎氷やライト、メタルなど)ではあまり名前がでることはない。
ボウルや参ドロでは普通に使える性能だし、無敵時間あるし…
クラッコなどの空中のボス相手だと便利だし。
- Wiiだとそんなに弱かったんか…まあボス戦で印象に残るってのがクラッコ戦ぐらいしか思いつかないしなぁ -- 名無しさん (2024-04-09 15:42:54)
- 夢デラのハイジャンプのヒーローみたいなカービィ好き -- 名無しさん (2024-04-09 20:01:38)
- まぁ、比較対象見ると「真格闘王クリア厳しい」レベルじゃ最弱議論参加は無理だろうな…他は「まともな攻撃手段がない」レベルだし -- 名無しさん (2024-04-09 20:18:04)
- コピーの敵スターマンって言うんか。ずっと鳥みたいな敵だと思ってた… -- 名無しさん (2024-04-09 23:59:37)
- リメイクを除くとWiiに登場したコピー能力で唯一それ以降の本編作品に登場してないコピー能力。TAガチ勢にボロクソ叩かれる程弱かったから…とは言い過ぎか? -- 名無しさん (2024-04-10 19:30:09)
最終更新:2024年04月22日 00:35