登録日:2024/04/14 Sun 01:17:00
更新日:2024/04/28 Sun 19:33:20
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我は憤怒の神!
そして実体と共に得た新たな超神名
その名はバイコーン!
バイコーンとは『
キン肉マン』に登場する
超神の一人。
天界では
“憤怒の神”の名で呼ばれていた。
【概要】
フェニックスに導かれたエジプト・ギザのスフィンクス像前にて、元
知性チームの
プリズマンと交戦するべく姿を現した超神。
“下天”後に名乗った
バイコーンの自称通りに、巨大な2本角が特徴的な各部にも獣を模したコスチューム
(肩から胸元が丸出しなのがセクシー…?)を纏っただけという、現時点で正体を現した超神の中では最も普通の超人っぽい外見をしている。
【人物】
笑い声は「フェフェフェ」
“憤怒の神”らしく超人への嫌悪を少しも隠そうともしない激情家だが、その分煽り耐性は低く感情の振り幅も大きい……等、全く“神”らしさを感じないといきなり読者を動揺させた。
“憤怒”という、他の漫画ならば絶対に強敵ポジになりそうな属性を持たされているのに……。とも思ったが『キン肉マン』ってそういうテンプレやお約束が通じない独特の価値観の作品だったわ。
また、スフィンクス像の顔が削られたのは「大昔の愚者超人の仕業」という、新たなオモシロ起源説を披露した。
試合に於いても最期まで傲岸不遜な態度と激情を崩さずに対戦相手のプリズマンを見下し続けた。
その、超人という存在を認めず彼らの持つ可能性にも一切期待を見せない様子から、超神の中でも超人殲滅派の最右翼だったと思われる。
コイツをバベルの塔に配置したら負けても最上階に通さない可能性があったから外に向かわされたのかもしれない
ランペイジマンの言うように
「超人だけでなく我ら超神も試されていた」ことに全く気付いていなかったのではないかとの見る向きも。
ザ・ワンの真意が明かされる度に株が落ちていく超神の筆頭
【活躍】
自分たちが再発射を狙うカピラリア七光線そのものであるレインボー・シャワーを武器にするプリズマンに対し、カピラリア七光線を無効化してしまう「膜」をドヤ顔で披露する。
絶望感を上乗せしてのブラッドスクイーズホルンで止めを刺そうとしたものの、リング外からプリズマンに声援を送る
ジェロニモが「超人もどき」だという話を聞いて生じた隙により脱出され、直後に見よう見まねで繰り出された
プリズマンにとって因縁の相手の得意技「ベルリンの赤い雨」で背中に僅かな傷を付けられ激昂。
激しい制裁を食らわせるが、追い込まれながらも、その僅かな傷だけは「膜」が薄くなっているのを見切った
テリーマンのアドバイスを受けたプリズマンはその一点を突破することに死力を尽くし、最後は捨て身のゼロ距離レインボー・シャワーで消滅させられた。
勝利後にプリズマンも倒れて事実上の引き分けになったとはいえ、余裕綽々に構えていた圧倒的優位の状態から敗北したのは、
完全に超人を見下すと共に自身の状況を冷静に判断できなかったが故の激情と傲慢とも言え、実際にランペイジマンなどには
「しょうもねえよなぁアイツ!」と吐き捨てる始末であった。
「奴は四天王の中では
最弱」メソッドである。
幾ら“憤怒の神”だからとはいえ、他の超神達が+方面に属性が働いていたのに、こんなことまで-方面に働くのは皮肉すぎるだろ。
「外野との会話で気を取られて技から抜けられる」「レインボー・シャワーに固執するプリズマンを馬鹿の一つ覚えと言いながら、自身もバイコーントリガーギムレットを2連発」等の未熟な面も目立ち、この顛末から、読者からもさん付けで呼ばれるなど完全にネタ扱いされている。
ランペイジマンは本章の敵のお披露目パフォーマンス担当であり、実質的な超神の一番手はむしろバイコーンの方だった。
にもかかわらず態度も判断力もいささかしょっぱい負け方をしてしまったために、「実は超神って意外に大したことないんじゃ」としばらくの間読者から超神ブランドに疑問符が投げかけられる空気を作ってしまった。
彼には一番槍は荷が重すぎたのかもしれない。
とはいえ、己の信念に基づき神の座を捨ててまで戦いに身を投じたという意味では、未だ日和見を決め込んでいる大多数の神々や下天の覚悟を決めるでもなく超人を利用している邪悪五大神よりもマシであるとも言えそうである。
【実力】
見た目通りに固有のギミックは角を除きほぼ持っていないものの基礎的なスペックや戦闘技術は流石に高く、試合内容そのものではプリズマンを完封していた。
しかし、攻撃主体で防御はおざなりなので戦い方の評価は低め。
必殺技
柱に登って高く跳躍し、背後に向かって縦に回転しながら敵に突っ込み双角で敵の身体を切り裂く。
角の先端を前方に向け敵の背中に突き刺しその状態から跳躍。ジャーマンスープレックスの要領で敵を高所からリングに叩きつけ粉砕する。
角を通常時の倍以上の長さまで伸ばし、敵の身体に巻きつけ締め上げる極め技。
角で相手を持ち上げた状態から相手の両腕を掴み、バックブリーカーの要領で相手の背骨に双角を押し付け肉体を破壊する技。
空中で相手の背中を後ろから双角を突き刺し、自分の両足で相手の両足をロックしてリングに叩きつける。
バイコーンの最大奥義。
リングに倒れた相手目掛けて上空から錐揉み回転しながら落下して自慢の角で押し潰すように着地して大ダメージを与える大技。
……なのはいいが、前述のように超必殺技を特に理由もなく連発した上に、超神の必殺技=完璧超人始祖奥義級なのではないか!?……と期待を寄せていた読者の気持ちも裏切ってしまった。
まぁ、後に続く超神達の必殺技も始祖奥義には及ばないと思える技ばかりだったけれども。
【余談】
「
スクエアマン」同様に『超人閻魔帳』で公表された超人である。
『学研の図鑑 キン肉マン 超人』では、
空を駆ける能力と超人硬度9(サファイア)の角、そして両目5.0の視力を持つ正義超人と紹介されていた。
- でも受肉して自分で全線で確かめるだけその他の残りの神よりはマシ判定の人 -- 名無しさん (2024-04-14 02:07:24)
- いけないなァ神のことを悪く言っては -- 名無しさん (2024-04-14 11:30:33)
- ↑グ、グム~~~~。 -- 名無しさん (2024-04-14 14:55:56)
- 力はあるんだが慢心から逆襲され敗北し、ファンからも小物っぽい扱いされてるという点では聖闘士星矢無印時代の蟹座に通ずるものがある -- 名無しさん (2024-04-22 08:16:23)
- (追記)あと、無印デスマスクとは防御が盤石(あちらは黄金聖衣)な間は余裕しゃくしゃくだったのに、それが無くなり始めると慌てふためいてるという点でも似ている -- 名無しさん (2024-04-22 08:23:16)
- 見た目はカッコいいよね -- 名無しさん (2024-04-27 11:22:28)
- 外見がシンプルなだけにフツーに攻防させるだけでもいい試合が描けたと思うんだがなぁ。オモシロギミックがあるほうが作者の筆がノりやすいんだろうか? -- 名無しさん (2024-04-28 19:24:12)
- この人とナチュラルは扱いが他の超神に比べると雑に感じる。 -- 名無しさん (2024-04-28 19:33:20)
最終更新:2024年04月28日 19:33