ひとまねこざる/おさるのジョージ

登録日:2024/04/20 Sat 11:07:00
更新日:2024/05/01 Wed 23:39:49
所要時間:約 23 分で読めます






ジョージは、アフリカのジャングルに住んでいました。
かわいいこざるでしたが、ただひとつ困ったことがありました。

それは、とても しりたがりや だったことです…。



ひとまねこざるCurious George』は、ハンス・アウグスト・レイとマーグレット・レイ夫妻による絵本のシリーズ、『おさるのジョージ』は、ハンスの死後、ヴァイパー・インタラクティヴにより制作された、この作品を原案とした絵本シリーズおよび映画・テレビアニメシリーズである。





【概要】

アフリカのジャングルに暮らしていた子供のサル・ジョージと、ジョージと一緒に暮らす青年・黄色い帽子のおじさんを中心とする日常を描いた作品。

ストーリーは、好奇心旺盛で人の真似をするのが大好きなジョージの行動をきっかけに起こるハプニング、そしてそれらの経験や失敗から人間世界の文明・知識や考え方を学んでいくジョージの成長を根幹に据えている。


【絵本版】

原作はハンス・アウグスト・レイとマーグレット・レイ夫妻による『ひとまねこざる』シリーズ全6作。1941年に『ひとまねこざるときいろいぼうし』が刊行された。
日本では1954年に岩波書店より翻訳版が出版されたが、作品発行順が実際のシリーズ順とバラバラなため、ストーリーのつながりが理解しづらくなる点については注意*2

ハンス・レイ没後、この作品を原案とした絵本『おさるのジョージ』シリーズが、ヴァイパー・インタラクティヴによって1998年に制作された。

レイ夫妻原作の作品も『おさるのジョージ』のタイトルで紹介されることがある。


【映像作品】

◆映画

2006年、ユニバーサル・ピクチャーズ配給により映画『おさるのジョージ』が公開された。

ジョージをはじめとする原作キャラクターのデザインは映画化に際し一新。ストーリーはテッド(黄色い帽子のおじさん)とジョージの出会いを描いているが、長編アニメ映画ということもあり原作版におけるあらすじを大幅に脚色しており、ジョージと親友関係を築くまでにも紆余曲折がある。また、テッドの性格も絵本版より感情表現が激しくなっており暴言を吐くシーンもある。

以降も後述のテレビアニメ版と並行し2021年までに計6作の映画が制作されている。キャラクター設定はシリーズを重ねるごとにテレビアニメ版の設定を逆輸入という形で取り入れている。

◆テレビアニメ

アメリカでは公共放送・PBS Kidsで2006年9月4日から、日本ではNHK教育テレビでで2007年から学校の休暇期間(夏休み・年末年始など)に放送を開始し、2008年4月5日からレギュラー放送を開始した。

キャラデザは映画版に準拠する他、多数のオリジナルキャラクターが準レギュラーとして登場する。

ナレーションは、原語版ではウィリアム・H・メイシー→リノ・ロマノ、日本語版では『タッチ』の主題歌などで知られる岩崎良美が担当。ジョージをはじめ動物キャラの心情を代弁している他、主題歌や挿入歌も歌っている*3

シーズン7以降は作画が3DCGトゥーンレンダリングによる描画へ変更され、キャラクターの主線がやや細くなった。

◆その他の作品

上記の映画・テレビアニメより前に、『ひとまねこざる』は何度か映像化されている。

1994年にはポニーキャニオンより『ひとまねこざるときいろいぼうし』と『ひとまねこざるびょういんへいく』が人形アニメのOVAが発売された。

1999年にはヤマハミュージックメディアより『世界絵本箱』シリーズの一作として『じてんしゃにのるひとまねこざる』が映像化された。こちらはアニメというよりは紙芝居の読み聞かせのような構成で、所ジョージ(・・・・)が語り手として出演している。


【登場キャラクター】

※特筆しない限り、ここではテレビアニメ版の設定に基づいて記述する。

◆主要キャラクター

●ジョージ(Curious George*4

- フランク・ウェルカー(原語版流用)

主人公のオス猿。元はアフリカのジャングルに住んでいたが、黄色い帽子のおじさんが連れ帰り、一度動物園へ寄贈されたものの、その後おじさんと再会し以降は一緒に暮らしている。

「Curious George」の名が示す通り、人間の子供顔負けの知りたがりで、知らない事柄やおもしろそうな物事には何にでも興味を示す。特に人間の作業・仕事や道具・機械・乗り物に対しては抑えきれないほどの好奇心を奮い立たせ、それらを同じように使って作業をしようとする。
だが、ほぼ必ずと言っていいほどトラブルや大失敗を起こしてしまい、大事な物の破損・汚損・紛失などでパニックになるケースも少なくない。

だが、悪気があってやっているわけではなく、自ら起こしたトラブルについては途中で放棄せず試行錯誤を繰り返しながら解決に導こうとする責任感の強さも見られる。
特にチャーキーやニョッキ、コンパスなど自身より知能の低い動物が絡んだ時は、普段の無邪気な性格は鳴りを潜め、冷静さと聡明さが増幅する傾向にある。

忘れっぽく、約束事もすぐに忘れてしまうことが多い。おじさんのことは慕っているが、ルールに縛られるのが嫌なあまり言いつけを守らないこともある。

ジャングル出身の猿にしては知能や学習能力はかなり高く、よほど難しい話でなければ人語も理解できる。また、黄色い帽子のおじさん、アリーなど一部の人間はジョージの言葉が理解できる。
数字を除く文字の読み書きはできない*5が、絵を描くことはできるため他人への伝達手段としても役立っている。
この他、指で数えられる程度の数なら数えられ、料理の手伝いができたり、簡単な道具や家電の操作もこなすなど、幼稚園年長~小学校低学年程度の知能を持っている。また、パソコンでインターネットも使える。

木登りが上手く足が器用なサルだけに、人間にはフィジカル的に難しい作業も難なく遂行してみせるなど重宝している。普段は二足歩行だが、走る時は四つん這いで走る。

原作では自転車を壊してしまったり入院によるホームシックにかかった時に泣き出すなどもう人間だろと疑わざるを得ない感傷的な面もあったが、アニメ版では悲観する描写がほとんどなく前向きな気質が強調されている。

作中において、ジョージを「サル」という理由で避けたり差別する人間は全くと言っていいほど存在しない。それどころか完全に人間の子供と同程度の扱いを受けており、病気や怪我をした時にも獣医ではなく一般の病院に入院していた他、ペットの同伴を断られそうな施設や交通機関も問題なく利用できる。
遊園地ではジェットコースターに乗せてもらえなかったが、これも「サルだから」ではなくあくまで身長制限の都合である。しかもこの時は支配人が用意した「サルの身長制限」をクリアしたことで結局乗れている。

このように不当にサルを除け者にしない社会が形成されているため、ジョージが意欲を示した物事は基本的に何でもやらせてもらえ、周囲の人間も全面的に協力してくれる。

アニメ版のデザインは原作よりやや太めの体型で、独特のくせ毛があり、目は白目がちで眉がない。だが、想像シーンに登場するジョージ自身はなぜか原作に似せたデザインで現れる。

絵本版ではパジャマ等の衣服を着ることがあるが、TVシリーズでは特別なイベントを除き服を着ることはない。


●黄色い帽子のおじさん/テッド・シャックルフォード(The Man with the Yellow Hat/Ted Shackleford

声 - ウィル・フェレル(映画第1作)、ジェフ・ベネット(TVシリーズ・映画第2作以降)/原康義(TVシリーズ・映画第3作以降)、山寺宏一(映画第1作〜2作)


帽子がなきゃ私じゃない!


ジョージを飼っている全身黄色男
アフリカ紀行中、ジャングルにいたジョージを気に入って自分の帽子を罠に生け捕り、そのまま自国へ連れ帰った。※密猟です

原作では名前が登場せず、「テッド」という本名が映画で判明したものの、TVシリーズでは基本的に「(黄色い帽子の)おじさん」と呼ばれており、親族にすら本名で呼ばれない。

職業は博物館の学芸員だがTVシリーズでは微妙にぼかされており仕事などの描写がない。
都会の中心地にそびえる高級マンション(ドアマン付き)に居を構えており、休日はしばしば自家用車で郊外の別荘へ遊びに出掛けている。ジョージがどんなに器物を損壊しようが屁でもないと言わんばかりの経済的に余裕がある悠々自適な生活を送っているらしく、社会的地位はかなり上位にあると思われる。
天才科学者やプロのイタリアンシェフ、大農場を営む農家に至るまで人脈も豊富。子供や動物からも好かれている。

長身な白人のナイスガイだが、ファッションは背広、ズボン、ネクタイに至るまで黄色一色という凄まじいセンスの持ち主。
特に彼を象徴する黄色いとんがり帽子に対する愛着は深く、たとえジョージであってもこれを傷つけることは御法度とされている
帽子は家でくつろぐ時などを除けば基本肌見放さず身に着けており、潜水服や宇宙服などのヘルメットは帽子の形状に合わせたものをわざわざ用意させている。帽子を被った上から宇宙服を着たおじさんの姿はあまりにもシュール。そんなに脱ぐのが嫌か。

黄色い帽子との付き合いは長く、5歳の頃には既にかぶっていたらしい。


見ようによってはなかなかの変人だが、とても温厚な人格者であり、ジョージの良き理解者でもある。
彼の性格について一言で言い表すと…


絶 対 に ジ ョ ー ジ を 怒 ら な い 。

この一言に尽きる。

ジョージがどんなに家中をメチャクチャにしても怒らない、一般常識を無視した行動を取っても怒らない、街を巻き込んだ大損害を起こしても怒らない、菩薩のような寛大さである。
おじさんの心の広さについていくつか事例を挙げると…。

  • 愛用のギターを風呂に入れた上に壊しても怒らない
  • 風呂でカメを飼っても怒らない
  • 水道屋の真似をしてパイプ交換を行いマンション中を水浸しにしても怒らない
  • 家の中にイグルーを作っても怒らない
  • 別荘に落書きしても怒らない
  • ピスゲッティが作った野菜バーガーを泥バーガーにすり替えても怒らない
  • 建設中のビルを倒壊させても怒らない

もはや怒りの感情が欠如しているのではないか…?そして確実に第三者に迷惑がかかっている案件すら咎めないのはそれはそれで問題があるのでは…?

ともかく彼の極端とも言える大らかさは、相棒ジョージのトンデモ行動と並ぶ本作の目玉と言っても過言ではない。
明確に怒った描写のあるケースと言えば、ジョージがカーペットの汚れを落とすために家中を水浸しにし、ついでに別荘の中に牛を放った時ぐらい。この時は問題を放置したまま行方をくらましたジョージの名前をがなり声で叫んでいた。もっともこれはジョージを呼んでいるだけで注意しているとは言いにくいが…。

そんなわけで彼の怒る姿はなかなかお目にかかれない。やらかしたジョージを冷ややかな目つきで見やったり、少ししかめっ面でなおかつ真剣なトーンで問い詰める程度なら、彼にしてはまあまあ怒った部類に入る。しかも近年のシリーズでは前者のパターンすら減りつつあり、聖人化は留まる所を知らない。

なお、映画ではTVシリーズと性格が異なっており、喜怒哀楽も激しいことからジョージに怒ったりしている(第3作など)。TVシリーズでおじさんの聖人ぶりを知ってから劇場版を観ると、その別人さながらのギャップに驚かされることだろう。

また、「怒らない」とは言っても「叱らない」わけではなく、ジョージには日常生活でいくつかのルールを守らせており、破った場合はきちんとそれを注意している。その中には「黄色い帽子で遊ばない」という鉄則もきちんと作られている。
ナレーション曰く、本編以外ではジョージに長説教を聞かせることもあるらしい。

もっともジョージに寛容なのは彼に限った話ではなく、作中に登場するほとんどの人間に当てはまる特徴である。むしろハンドリーやジャンピーなど動物勢の方がジョージの振る舞いに厳しい。
ジョージと最も関わりが深く監督責任も持つおじさんの、ジョージの所業全てを受け容れる揺るぎない精神に、多くの視聴者は格別の狂気を感じ取るのである。

事実、ジョージのことは誰よりも信頼しており、これだけトラブルの種を蒔かれていながら留守番をさせたりお使いに行かせたりなど単独で行動させることがある。
いかなる惨状を目の当たりにしようと感情任せにジョージを責めるのではなく、何か特別な理由やジョージなりの考えがあっての結果であると冷静に分析し、理解を試みることのできるおじさんの寛大さがそれを裏付けているといえる。
前述のカーペット水浸し事件についても、仮にジョージがその場にいれば冷静に事情を聞き出していた可能性もある。
別れ際に言う「いい子でいるんだぞ」は高確率のやらかしフラグ。

ほぼ全てのエピソードに登場するが、稀に登場しない回もある。


◆マンションの住人・関係者

●ドアマン
声 - レックス・ラング/境賢一、斎藤志郎(映画)
ジョージとおじさんが入居するマンションでドアマンを勤めるスキンヘッドの男性。本名不明。犬のハンドリー、鳩のコンパスを飼っており、賢いハンドリーとはロビーで入居者を手厚くもてなす良きコンビである。

●ハンドリー
声 - レックス・ラング(原語版流用)
ドアマンが飼っているオスのダックスフント。ジョージたちが暮らすマンションのロビー犬で、利用客の忘れ物を知らせたりロビーを警備したりと毎日大忙し。猫アレルギー持ち。
とても賢く器量良しな忠犬で、マンション一の問題児であるジョージをいつも警戒している。生真面目だが少々融通が利かない部分があり、そういった欠点をジョージにフォローされることも少なくないことから彼を一切信用していないわけではなく時折頼りにしている節がある。
ナレーションによる独白ではジョージより大人びた表現が多く細かな感情描写もあることから、彼メインの回はジョージやおじさん以外で視点人物として扱われることが多い。

●コンパス
声 - ロブ・ポールセン(原語版流用)
ドアマンがマンションの屋上で飼っているハト。方向感覚が鈍く、しょっちゅう群れからはぐれている。ジョージがサルであることもなかなか理解できずにいる。

◆研究者

●ワイズマン博士
声 - ロロンダ・ワッツ/土井美加
考古学から宇宙学まで幅広い専門分野を持つ女性研究者。黄色い帽子のおじさんとは何かと付き合いが多く、しょっちゅう唐突に学会や実験などに彼やジョージを参加させる。

●アルヴィン・アインシュタイン博士&アンソニー・ピザ教授
声 - ジェフ・ベネット/青山穣(アインシュタイン)、フランク・ウェルカー/安原義人・多田野曜平(ピザ)
ワイズマンと共に各種研究に従事する研究者コンビ。ワイズマン同様、重要な任務をおじさんに押し付けることが多い。良識人のワイズマンとは異なり2人揃ってドジが多いトラブルメーカー。彼らにジョージやおじさんが殺されかけた例は枚挙に暇がない。

◆ピスゲッティの店

●シェフのピスゲッティ
声 - ジム・カミングス/宝亀克寿、岩崎ひろし
街でイタリアンレストランを経営している太っちょの男性。
飼い猫のニョッキを溺愛しており、味見係に任命している。
料理の腕は一流だが、事あるごとに店を閉め料理人を辞めようとするなど情緒不安定な人。ニョッキが自分の料理を食べてくれない時にもこうなった。

●ネッティ
声 - 磯辺万沙子
ピスゲッティの妻。夫の料理の腕は信頼している一方、落ち込みやすい性格については面倒に感じている。夫とは異なり良識人で「猫に味見をさせること自体が間違い」とド正論を唱えた。

●ニョッキ
声 - デビ・デリーベリー(原語版流用)
ピスゲッティが飼っているメスのネコ。ジョージやハンドリーと異なり知能は並のネコレベルで、自由奔放で怖いもの知らずな行動によって問題を起こす。厨房にも当たり前のように出入りしているがピスゲッティは全く気にしない。まぁサルを厨房に入れるぐらいだし…。

◆その他町の住人

●スティーブ
声 - エリザベス・デイリー/亀井芳子
小学5年生の男の子。ジョージとは仲が良く一緒に遊んだりもするが、妹のベッツィーとは反りが合わないらしくしょっちゅう見下した言動を取る。学校の成績は悪く、ゲーム中毒である。

●ベッツィー
声 - グレイ・デリスル/細野雅世
小学3年生の女の子。兄のスティーブよりも頭が良くしっかり者で、お調子者の彼を窘めるのは彼女の役回り。

ちなみにスティーブとベッツィーは、原作絵本『ひとまねこざるびょういんへいく』にも患者の子供として登場する*6が、TVシリーズと同様兄妹関係かは不明。ベッツィーは慣れない入院生活に心を閉ざしていたが、ジョージとの出会いをきっかけに笑顔を見せるようになる。

●マーガレットおばさん
スティーブとベッツィーのおば。

●チャーキー
声 - ロブ・ポールセン(原語版流用)
コッカー・スパニエルのメスでスティーブとベッツィーのペット。
人懐っこいが非常に落ち着きがなく頻りに吠えまくる。登場する度にロクなことをしない擁護不可能レベルのバカ犬ジョージを超えるトラブルメーカー。

●第86レスキュー隊員
スティグ(声 - フランク・ウェルカー/多田野曜平)、ステュー(声 - ジェフ・ベネット/伊丸岡篤)、アンディ(声 - エリザベス・デイリー/林真里花)の消防隊員3人組。
町では火災など深刻な災害はほとんど起こらないため、出動内容はほとんどが「時計台の時計が止まった」などジョージの行動によるものが多数を占めるため退屈そう。

●ベイカー先生
声 - ケビン・マイケル・リチャードソン/銀河万丈
街の病院に勤める医師。獣医ではないようだが、人間でもサルでもお構いなく診てくれる。
スティーブ、ベッツィーと同様『ひとまねこざるびょういんへいく』にも登場している。

●グラス
声 - ロブ・ポールセン/五王四郎
マンション等数々の建造物を所有する街一番の富豪。とにかく「ユニーク」なものに目がなく、面白みを感じたものには金に糸目を付けない主義。
悪人ではないのだが、その独特な価値観と金銭感覚からジョージと対立するエピソードが多い。

●マルコ
声 - グレイ・デリスル/大原桃子→濱口綾乃
プラザ・デル・ソル地区に住むメキシコ系の少年。ジョージと仲良しでサル語も理解できる。「ロボス・デ・プラータ」というバンドを家族で結成している。

●ケイリー
声 - キャス・スーシー/小島幸子
デパートでチョコレート屋を経営する女性。一時店を留守にする際、未経験者のジョージに唐突に店番を任せたヤバい人。


◆田舎

●レンキンスさん
声 - ジェフ・ベネット/星野充昭
●レンキンス夫人
声 - キャス・スーシー/片岡富枝
おじさんの別荘の近くで農場を経営している夫婦。2人揃って恰幅が良く、力仕事も容易くこなす。
野菜や果物の栽培のみならずウシやブタ、ニワトリ、ヤギなどの家畜飼育や養蜂、りんごジュースの製造プラントなども営む。たった2人で。まさしく農業のスペシャリストと言える。
特に夫人は手先が器用でモノ作りに長ける他、自転車の修理も得意。
そんな彼らが育てた農作物も度々ジョージの暴走によって台無しにされるのだが、大抵の場合笑って許してくれる。

●クイント
声 - ジム・カミングス/立川三貴
田舎の水辺で水質や生物の生態などを調査している男性。よく「のんびり湖」で釣りをしている。
実は五つ子きょうだいの長男で、弟に駅長のフリントと巡査のウィント、妹に洗車場経営のスプリントと造幣局勤務のミントがいる。

●ビル
声 - アニー・ムモロ/竹内順子
おじさんの別荘の隣に住む少年。普段は新聞配達のアルバイトをしているが、大のアウトドア好きでジョージの冒険心をくすぐることからとても気が合う。

口癖は都会っ子は知らないだろうけど…」「都会っ子なのにやるじゃないか」「都会っ子にしては上出来だな」「君は本当に都会っ子だなぁ」等。
登場する度に必ずと言っていいほどこのフレーズを持ち出す。都会っ子に一体何をされたんだ。
庭の小屋で8匹のウサギを飼っている。

●アリー
声 - ララ・ジル・ミラー/釘宮理恵
レンキンス夫妻の孫娘で5歳。少々お転婆な女の子だが、旺盛な好奇心と動物好きなのもありジョージとはとても気が合う。

●ジャンピー
声 - ジム・カミングス(原語版流用)
おじさんの別荘のそばに生えている木に住んでいるリス。ジョージの無邪気な行為によってとばっちりを受けることが多い。だが、ジャンピーもジョージに被害を与えることがあるため正直どっちもどっちである。

◆その他

●トゥーツと細菌ガールズ
声 - ケビン・マイケル・リチャードソン/石原慎一
ジョージの夢の中にたびたび現れる、陽気なギター弾きとバックコーラスの細菌集団。
夢の中でミクロサイズになっていたジョージは、宇宙船で自分の体内へ潜入し彼らを撃退した。




追記・修正、よろしくお願いします」と…。カタカタ

ファー?ホーハーハーハーン?

おまえも追記・修正してみたいのか?

ホッハー!!ウフハハウフハハウフハハ!

おさるが書いた項目なんておもしろいに決まってる!
私はちょっと出かけてくるからいい子でやるんだぞ~!



この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ひとまねこざる
  • おさるのジョージ
  • 優しい世界
  • Curious George
  • ハンス・アウグスト・レイ
  • マーグレット・レイ
  • ヴァイパー・インタラクティヴ
  • 絵本
  • アニメ
  • ジョージ
  • サル
  • PBS Kids
  • NHK
  • Eテレ
  • 海外アニメ
  • アニメ映画
  • 黄色い帽子のおじさん
  • 黄色
  • フランク・ウェルカー
  • 岩崎良美
  • 原康義
  • 好奇心
  • 知りたがり
  • 破壊神
  • 愛すべきバカ達
  • ツッコミ不在
  • 決して怒らないおじさん←映画だと結構怒る
  • 天才
  • 狂気
  • 叱らない教育
  • 勝ち組
  • 上級国民
  • 幼児向けアニメ
  • 所ジョージ
  • ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
  • USJ
  • 何故かなかなか立たなかった項目
  • バナナ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年05月01日 23:39

*1 『ひとまねこざる』では『じょーじ』表記。

*2 日本での第1作は『ひとまねこざる』だが、原語版の第1作はジョージとおじさんの出会いを描いた『ひとまねこざるときいろいぼうし』である。ちなみに原題は前者が『Curious George Takes a Job』、後者が『Curious George』。

*3 日本語版では初期のみ原語版と同様のオープニング曲が流れていたが、途中から岩崎による歌唱版が使用されるようになった。

*4 『ひとまねこざる』では『じょーじ』表記。

*5 作品の性質上、ジョージが日常生活で文字を読み書きする機会がほとんどない。

*6 日本語版では『すちーぶ』『べっちい』表記。