「命」の頂 グレイテスト・グレート

登録日:2024/04/21 Sun 22:19:40
更新日:2024/04/23 Tue 14:47:12
所要時間:約 7 分で読めます







生命力を司る者、それが「命」の頂なり。




「命」の頂 グレイテスト・グレート》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DMR-05「エピソード2 ゴールデン・エイジ」にて収録された。レアリティはスーパーレア

「俺」の頂 ライオネル》《「智」の頂 レディオ・ローゼス》と共に登場した最初期のゼニスの1体である。


解説


(いのち)」の頂 グレイテスト・グレート SR 無色 (10)
クリーチャー:アンノウン/ゼニス 21000
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンまたは墓地から好きな数のクリーチャーをコストの合計が7になるように選び、バトルゾーンに出す。
Q・ブレイカー
エターナル・Ω

ゼニスの中でも《「終」の極 イギー・スペシャルズ》に並ぶ打点と基礎パワーを持ち、効果はゼニス共通の召喚時限定cipとエターナル・Ωからなるシンプルな構成となっている。
個々のゼニスを象徴するcipの気になる内容は、マナゾーンか墓地からコストの合計が7になるように任意の数のクリーチャーを踏み倒せるというもの。
7にさえ収まれば何体でも踏み倒せる上に二つのゾーンからクリーチャーの展開を可能にする便利な効果だが、幾らか癖の強い一面もある。

単純にコスト7のクリーチャーを1体踏み倒すだけなら、《インフェルノ・サイン》によるリアニメイトを初めとして低コストで同等以上の踏み倒しを行えるカードが幾らか存在し、コスト10のクリーチャーとしてはややしょっぱい効果となる。
それらのカードと差別化するべく複数展開できる点を活かしたいところだが、この手の効果としては珍しく踏み倒すクリーチャー達を7マナちょうどで揃える事が要求されるため、6マナ以下には対応しておらず微妙に融通が利かない。
苦労して正規召喚をしても墓地とマナゾーンに対応するマナのクリーチャー達がいなければ空振りで終わってしまうため、効果を活かすには墓地肥やしかマナブーストを行って二つのゾーンにクリーチャーを充実させておく必要がある。

グレイテスト・グレートを切り札に据えてデッキを組むなら、マナ加速が得意な自然文明をベースにしたいところ。
優秀なメタ効果を持つ《とこしえの超人》や《ベイB セガーレ》はコスト1なのでコスト合計の調整に役立ち、大型クリーチャーの召喚コストを軽減してくれるコスト6の《流星のガイアッシュ・カイザー》と共に踏み倒せる。
特にスピードアタッカーを付与してくれる《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》等と共に踏み倒して最低2打点を用意できれば、グレイテスト・グレート自身の4打点と併せて1ショットキルも可能にしてくれる。

総じて、何とも独特な踏み倒し効果を持ちながら、ゼニスらしいド派手さも兼ね備えたクリーチャーとして成立している。


派生カード


使命(しめい)」の頂天 グレイテスト・グレート SR 火文明 (11)
クリーチャー:ゼニス・セレス 12000
水晶ソウル3(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる)
T・ブレイカー
自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト7以下のクリーチャーを好きな数出し、残りを手札に加える。
エターナル・Κ(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)

ゼニスを大々的に取り上げたDM23-EX3では、数いるゼニス達から抜擢されて火文明のゼニス・セレスとしてリメイクされた。
11ものコストはゼニス・セレス特有の水晶ソウル3がカバーしてくれるため、裏側マナ3枚と火文明を含むマナ2枚で召喚可能になっている。

召喚時限定cipではデッキトップ3枚の中からコスト7以下のクリーチャーを踏み倒せるという、メクレイドや《ガチャンコ ガチロボ》を彷彿とさせる強力な踏み倒し効果を発揮する。
リメイク前の「コスト7クリーチャー」「複数踏み倒し」といった要素が反映された能力と思われるが、コストの数値を厳密に合わせる必要が無くなった上に最大3体ものクリーチャーを踏み倒せるようになっており、大幅に強化されたと言える。
更には、味方クリーチャー全体に対するSA付与も自前で搭載しており、cipで展開したクリーチャー達を即座に攻撃要員として運用可能にしてくれる。

同弾に収録されたゼニス・セレスの中でも抜きん出た攻撃性能を誇り、
  • 水晶武装で強力な耐性を味方全体に付与する《偽りの名 スカラベオ
  • 追加ターンに対するデメリットが重かった《キング・ボルバルザーク
を組み合わせて踏み倒せれば、キングの強烈なデメリットを無視してずっと俺のターンが実現でき、実際に大会でも成績を残している。


関連カード


グレート・流星弾 R 火文明 (6)
呪文
S・トリガー
自分の手札を1枚捨て、カードを2枚引く。コストの合計がその捨てた手札のコスト以下になるよう、相手のエレメントを2つまで選び、破壊する。
水晶武装4:自分のマナゾーンに裏向きのカードが4枚以上あれば、このターン自分の墓地に置かれた火のクリーチャーを好きな数墓地から選び、出す。

「グレート」の名を冠する火文明のS・トリガー呪文。
《火炎流星弾》を意識したようなカード名だが性能は別物で、手札交換と除去を同時にこなせる優秀な効果を持っている。
更に水晶マナが4枚ある事で発揮できる水晶武装4では、そのターン中に墓地へ置いた火文明の味方クリーチャーを好きなだけリアニメイト可能となり、予め墓地肥やししておけばコンボで大量展開も目指せる。


デュエル・マスターズ プレイス


(いのち)」の頂 グレイテスト・グレート R 無色 (10)
クリーチャー:アンノウン/ゼニス 21000
召喚によってバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンまたは墓地から好きな数のクリーチャーをコストの合計が7以下になるように選び、バトルゾーンに出す。
Q・ブレイカー
エターナル・Ω

レアリティがTCG版のスーパーレアからレアに降格してしまい、SR特有のイラスト枠を超えた大迫力のカードイラストも枠内に収まるこじんまりとしたものに変更された。
一方でカード性能としては紙の頃から強化されており、コストの合計を7ちょうどで揃える必要がなくなって6以下にも対応するようになった。
プレイス特有の盤面制限故に実質6体までしか踏み倒せないものの、踏み倒しのハードルが大きく下がった。


背景ストーリー


最初期に登場したゼニスでありながらフレーバーテキストでも触れられず、長らくどのような存在だったか分からなかったが、後年になってプレイスでようやく掘り下げられた。

「命」の頂という肩書きの通り生命力を司るゼニスであり、争いの幕開けを告げる使命も担っていた模様。
グレイテスト・グレートによってトライストーンが地上に降り注ぎ、数多のクリーチャー達がアンノウンに変えられてしまい天頂開戦が告げられた。
つまりはグレイテスト・グレートよりエピソード2の戦いが始まったと言える。

邪神と水晶の華

EP世界とは異なる並行世界においても、《シャングリラ・ファンタジア》が生み出したゼニスの1体として存在していた。
だが、後からこの世界に現れた《クリス=タブラ=ラーサ》によって支配され、今度はゼニス・セレスの1体として《「狡智」の頂天 レディオ・ローゼス》《「呪怨」の頂天 サスペンス》《「俺獅」の頂天 ライオネル》《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》らと共にオラクル・セレスが崇める信仰の対象となった模様。

ちなみに既存のゼニスをリメイクした6体のゼニス・セレスの中では、唯一固有名詞がFTで触れられていない。
EP2当時も全く語られなかった事と言い、グレートにも神王のような語られづらい性質があるのだろうか?


余談


  • 名前が何処となく《暗黒皇グレイテスト・シーザー》に似ているが、両者の間で特に繋がりはない。
    …争いの始まりを担ったシーザーさんの性質がゼニスとしてグレートに反映された可能性も0%ではないが。



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最終更新:2024年04月23日 14:47