登録日:2012/02/18 (土) 02:58:37
更新日:2024/01/14 Sun 11:26:34
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2005年11月21日にトミー(現タカラトミー)からゲームキューブにて発売。
制作はFate/unlimited codes、MARVEL VS. CAPCOM3などを後に手掛けるエイティング。
30人以上の原作登場キャラクターを選べ、通常の二人対戦、スリーマンセルに加え、白熱の四人同時対戦も可能!
初心者でも楽しい簡単操作! 最高にかっこいい奥義の数々!
とあるが実際のところ操作性はかなり難しく、同作品のナルティメットシリーズと比べると駆け引きや戦略がかなり重要になってくる。
少なくとも連打ぶっぱで勝てるほど簡単ではないし、CPUもガードからスキを突いて確実な攻撃を仕掛けるなどかなり手強い。
激闘に決着をつけろ!!
この作品は岸本斉史著、『NARUTO』のいわゆるキャラゲーであり、タイトルのナンバリング通り、4作目である。
そのためある程度洗練された(旧ナンバリングプレイヤーにとっては余り新鮮味のないと言っても良いが)システムが売りである。
原作NARUTOでの『サスケ奪還編』までを下敷きにしており、ストーリーモードではそれをなぞらえたものの他、ゲームオリジナル展開も有している。
特に音の四人衆、砂の3兄弟の出番が大幅に増えているため、彼らのファンならば是非購入することをおススメする。
漫画、アニメのファンには(旧ナンバリングタイトルで散々原作ストーリーをプレイしたプレイヤーにも)やって損のないものであろう。
そして、何と言っても熱いのが対戦モードである。
キャラゲーには、如何に対戦ゲームと銘打っていてもバランスが崩壊していたり、ゲームとして中途半端な物がある中で、
このゲームはしっかりと対戦ツールとして完成している。
メインキャラクター(カカシ班、サクラを除く)や、作中での強キャラ(イタチ、大蛇丸、君麻呂)が優遇されている面も確かにあるのだが、
ゲームとして崩壊する程ではなく、寧ろ弱キャラでもやりようによっては勝てる程度のバランスがプレイヤーの負けん気を煽るくらいである。
体力ゲージ(HP)とチャクラゲージ(MP)があり、チャクラゲージを消費して奥義(必殺技)を繰り出したり、変わり身(システムの項目参照)をすることが出来る。
チャクラゲージは攻撃を相手に当てたり、食らったり(ガードしてもされてもほんの僅かに溜まる)、空振りすることなどで溜めるが出来る。
スティックニュートラルと後ろでガードが出来るが、コンボで比較的簡単にガードブレイクが可能である。ただし、相手を打ち上げるタイプのキャラはコンボが途切れてしまうためガードブレイクはできない。また、一撃でガードブレイクする技を持っているキャラもいる。
ガードブレイクされるとチャクラが0になってしまう。
奥義は基本チャクラMAX全消費、一部のキャラでは75%を使用し、Xボタンのワンプッシュで発動可能である。
他、ニュートラルAボタンなどでクナイを放ったり、Yボタンで投げ、LRボタンでサイドステップ(軸ずらし。大振りな攻撃なら回避)ができる。
これらは複雑な格闘ゲームが得意ではない、NARUTOのファン層に配慮したものであると言えるだろう。
ちなみに奥義の多くは発動が遅い代わりにガードが不可能である。
素で出すとジャンプはおろか、歩いて後退しても避けられてしまう。
BBXボタンで動作をキャンセルし、奥義を発動できるので、それを如何にコンボに組み込むかが、このゲームの鍵となるかもしれない。
(だからぶっぱにビックリして当たると悔しい。本当泣くほど情けない)
お手軽だが、奥深いシステムと、爽快な連弾や奥義がとても面白いので、是非やってみて欲しい。
現在はWiiにて続編がいくつか出ている。
最新作はNARUTO -ナルト- 疾風伝 激闘忍者大戦!SPECIAL(2010年12月2日発売)。
(通常ヒナタ(めちゃくちゃ貧弱だが、日向特有のキャンセル投げが熱い!)をそのまま愛せる人は追記、修正)
- ゲームカタログの方には記事無いのねこのゲーム -- 名無しさん (2019-08-23 11:57:29)
最終更新:2024年01月14日 11:26