ギルティクラウン ロストクリスマス

登録日:2013/02/15(日)
更新日:2021/06/16 Wed 22:26:45
所要時間:約 6 分で読めます




淘汰なんて、されない


PCソフト『ギルティクラウン ロストクリスマス(GUILTY CROWN LOST XMAS)』は『ギルティクラウン』の前日譚を描くスピンオフ作品。
ジャンルはADV。ラジオも配信中。

*主題歌*
《OP》
「LOST Control」
歌/いとうかなこ

《挿入歌》
「ISOLATION」
歌/いとうかなこ

「Where I am?」
歌/VERTUEUX



§あらすじ§
2039年。かつて技術立国・経済大国として名を馳せた極東の島国"日本"は、超国家間によって組織された『GHQ』の統治下に置かれることで、辛うじて国という体を保っていた。
きっかけは10年前、2029年――突如発生した未知のウィルス『アポカリプスウィルス』の感染爆発とそれによる大混乱の中で、日本は
政府機能を失ってしまった。
のちに『ロストクリスマス』と呼ばれる歴史的大災害である。
だが誰もが知るこの事件の裏側で、スクルージとキャロルというひと組の男女のドラマがあったことを知る者は少ない。
物語は、とある研究施設から一人の実験体が脱走したことから始まる―――。


《登場人物》

【逃亡者】

スクルージ
CV:櫻井孝宏
とある研究施設から脱走し逃亡生活を続けている実験体。血のように赤いフードを目深に被っている。
"守銭奴(スクルージ)"は本名ではなく被験体名(コードネーム)。
人間の体内からヴォイドを引き出す強化ゲノム能力を人体に付加する実験の"失敗作"であり、『力』を宿した右手で人間に触れると
能力が発動する前に人間をキャンサー化させ死に至らしめてしまう。
しかし何故かキャロルだけはキャンサー化することはなく、身体から異形の武器を引き出すことが出来る。
だがキャロルからは、「ごうつくばりのけちんぼさん」だとか「けちで欲深な冷血漢」とか散々な言われようである。

キャロル
CV:阿澄佳奈
いのりに似た雰囲気を持つ不思議な少女。しかしそのテンションは彼女とはまるで違う。
でもやっぱり服はキワドイ。
スクルージと同じ研究施設の実験体で、共に脱走する。複数の武器をその身に宿しているようで、引き出すたびに違う武器が出てくる
またスクルージの右手に触れてもキャンサー化することがない。
一回毎に異なる多様な武器を顕出するこの特殊体質はもしかすると、外伝『プリンセス・オブ・デッドプール』に登場する人物、
過剰摂取(オーバードース)に近い能力なのかもしれない。


【追跡者】

プレゼント
CV:小林ゆう
スクルージたちを追う刺客。三人のゴーストの一人。「現在のクリスマスの精霊(ゴースト・オブ・クリスマス・プレゼント)」。
金髪蒼眼の艶やかな美少女。スクルージと同じ実験体であり、周囲の人間をキャンサー化させ、
さらにAP結晶を自在に操る特殊能力を持つ"APウィルスを操るのに特化した実験体"。

パスト
CV:高垣彩陽
三人のゴーストの一人。「過去のクリスマスの精霊(ゴースト・オブ・クリスマス・パスト)」
『エンドレイヴ』の操縦者(オペレーター)。
エンドレイヴは実用化されたばかりのはずだが、神経系を強化されているため、明らかにオーバースペックな機体を操り、
一度に複数の機体を操縦できる"エンドレイヴを操る能力に特化した実験体"。

†イェット・トゥー・カム
CV:?????
三人のゴーストの一人。「未来のクリスマスの精霊」。アンノウン。
公式からも姿は公開されておらず、一切が謎に包まれている。
その正体はキャロル(正確にはキャロルの子宮に宿る子ら)


【その他】
†桜満 玄周(おうま くろす)
CV:関俊彦
桜満集と真名の父親。ダァトからも一目置かれているアポカリプスウィルス研究の第一人者

桜満 春夏(おうま はるか)
CV:藤村知可
集と真名の義母。アポカリプスウィルス研究者。
クリスマスを家族で過ごすため、集、真名、トリトンの三人を大島から呼び寄せる。

桜満 集(おうま しゅう)
CV:津田美波
アニメ版の主人公。幼き日の集さん。
大島で暮らしていたが、家族でクリスマスを過ごすため六本木を訪れている。

桜満 真名(おうま まな)
CV:茅野愛衣
集の姉。狂乱のヤンデレピンク。
「はじまりの石」に最初に接触し、アポカリプスウィルスの第一感染者となった。2029年12月24日にウィルスの暴走により『ロストクリスマス』を引き起こす。

トリトン
CV:渡辺明乃
大島の海岸で集と真名に助けられ、トリトンと名づけられた少年。

†茎道 修一郎(けいどう しゅういちろう)
CV:井上和彦
玄周をライバル視し、ダァトに身を置くアポカリプスウィルス研究者。

ユウ
CV:西墻由香
『ダァトの使者』を名乗る謎の少年。マユゲ




用語
◆アポカリプスウィルス
『ロストクリスマス』を引き起こした未知のウィルス。感染メカニズムの詳細は不明だが、発症すると遺伝子に異常をきたし身体の結晶化を引き起こす。場合によっては死に至ると言われている。

◆ヴォイド
おなじみ『王の能力』を持つ者が、人間の遺伝子情報を読み取り身体から取り出すことのできる物質。
スクルージはその右手に宿した力によって、キャロルの中から『ヴォイド』を引き出すことが出来る。
原則として一人一つと言われているが、キャロルは多数のヴォイドを内包している。

◆キャンサー化
アポカリプスウィルス感染者のステージが進み、体表面に金属質の結晶が発現する症状。感染ステージ末期になると結晶の破壊と共に
身体部位が崩壊し、最終的には死に至る。結晶は『AP結晶』と呼ばれる。
スクルージはその右手で触れた人間を強制的にキャンサー化させてしまい、キャロル以外から『ヴォイド』を引き出せないため失敗作
と呼ばれている。

◆ロストクリスマス事件
2029年12月に起こった、六本木におけるアポカリプスウィルスの感染爆発(パンデミック)、およびそれに伴う騒乱。

◆エンドレイヴ
内骨格に複数のモーターや電動アクチュエーター、バッテリーをマウントした遠隔操作式ロボット。『ゲノムレゾナンス伝送技術』
によって、操縦者(オペレーター)は意識を完全に機体に移行して自在に操縦できるが、機体のダメージもそのまま痛覚にフィードバックされる。
舞台となる2029年では、まだエンドレイヴの運用は始まったばかりであり、精密な挙動を行える完全な人型の機体は存在せず、
重機に手足を付けたようなフォルムの機体しかない。

《ケストナー》
試作型エンドレイヴ。重機として運用されていたものに遠隔操作機能を付加した機体。

《フライシュマン》
試作型。内骨格構造を初めて取り入れ、軍事利用を想定して造られた機体。ジュモウに近いフォルムとなっている。

《レクナゲル》
市街戦を想定して造られた高機動可変型エンドレイヴ。

《エデン・ベベ》
怪物のような異形のエンドレイヴ。ペリカンのような愛くるしいデザインの頭部、頭頂部には天使のような輪、全身に搭載した重火器
さらには光学迷彩まで備えているそうで、これまでのものとは比べ物にならない一線を画す性能を有した機体。
おまけに第二形態まである正真正銘のモンスター。





そのとおり、私たちは滅びない。
私たちは編集の輪廻から外れた存在なのだから。

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最終更新:2021年06月16日 22:26