ルールー(FF10)

登録日:2011/05/28(土) 12:03:24
更新日:2024/03/07 Thu 12:23:30
所要時間:約 3 分で読めます





ルールーとは、ゲーム『FINAL FANTASY Ⅹ』の登場人物の一人である。
cv.夏樹リオ

【プロフィール】


年齢:22歳
武器:人形(どうやって動かしているかはワッカでもわからない)
出身:ビサイド村


黒いドレスを着た長身の女性。
冷静かつ知的な物腰が特徴。

ストーリーではスピラに無知なティーダに対し、呆れながらも様々な情報を与える知識人ポジ。
しかし中盤以降ではスピラの真実を知ることになり、逆に自らの無知に苦悩するようになる。

五歳の頃に両親を亡くしており、10年前に村にやってきたユウナを妹のように見守ってきた。

【性格】


言動がきつく(特に精神的に弱く流されやすいワッカに対して)、冷たい印象を与えやすいがそれは過去の出来事から物事を客観視するように自分に戒めているがためであり、本質的には優しい女性。
彼女も敬虔なエボン教の信者ではあるが、ワッカ程保守的な思想はしておらず、ティーダの無知から来る失礼な言動に声を荒げる事もなければ、アルベド族や機械に対してそこまで偏見を持っておらず、冷静に対応している*1
そんな落ち着いた大人の女性然とした立ち居振舞いからリュックからは憧れを抱かれる事になる。

尚、ワッカの弟チャップとは恋人関係にあったが物語開始以前に『シン』との戦いでチャップは戦死し、死に別れている。
チャップに似ているティーダに優しくするワッカに厳しい言動を取っていたルールーだが、彼女自身もどこかチャップの面影を重ねていたのか*2、ティーダに対しては対応が甘い節が見られる*3
物語中盤でチャップの事を振り切り、自分自身の人生を生きる事を決める。


余談だが、今作の隠し要素である好感度の上がりやすいキャラ。
好感度は自由行動の際に最初に話しかけた人物が上がりやすいのだが、大抵ルールーがティーダの近くに配置されているため。
そのため普通にプレイしてたらマカラーニャ湖で相乗りしたり、「エース・オブ・ザ・ブリッツ」でボールを投げてくれるのは彼女である。

【過去の旅路】


過去に二回ガードをつとめたことがあるが、一度目の召喚士ギンネムとの旅は失敗に終わりギンネムは命を落とした。
二回目は先生と呼んで親しんでいる召喚士ズークとの旅。
この頃はワッカもガードをつとめたがこれは途中で挫折*4

もし旅が成功していれば、ユウナが召喚士になることもなかったし、
何より恋人のチャップは死ななかっただろうという後悔の念を彼女は決して口にせず心の奥底に押し込める。
誰よりも自分に変わらぬ現実を言い聞かせるため…

しかし、究極召喚は生け贄を必要とするため成功してもルールーはビサイドにはいなかったことだろう。


【戦闘】


初期攻撃力はユウナと同じで大したことはない。
たたかうを選択すると装備した人形がトコトコ歩いていき、敵をぶん殴る。
尚、近距離でのカウンターモーションは他のキャラが武器で斬りつけたり殴ったりする中彼女の場合はなんとビンタ

その代わり黒魔法が得意で、炎・氷・雷・水の魔法をはじめとして多くの黒魔法を覚える。
要は歴代FFにおける黒魔導士ポジ。
キースフィアがあれば自身のエリアで連続魔法やフレアまで覚えられる。
アルテマ…はキマリエリアにある上にキースフィアがたくさん必要なのでよっぽど変態的な育て方をしない限りはかなり先になるか。

実は意外と防御面が優秀で、普通に育てても回避の伸びが良く、敵の攻撃をヒョイヒョイかわしてくれる。
今作での回避価は状態異常に対する耐性でもあるので他のメンバーが状態異常に苦しめられる場面で平然としている事もしばしば
ただし、自身のルートのみだと素早さの伸びが致命的に悪いのが難点。
他のメンバーが2回行動する間に1回しか行動できないなんてザラなレベルで足が遅いため、普段は控えにいて、プリン系などの魔法の効く相手や強敵の時にスタメンと交代という使い方が基本となるか。
自身のルートを踏破後はユウナルートに行くと魔力を伸ばしつつ素早さの低さを補えるが打たれ弱さをカバーできないので、そのままワッカルートに進むのも悪くない。お好みで。

あと勝利ポーズがエロい
ティファに続く貴重なおっぱいさんである。


オーバードライブ技はスティックをひたすら回すテンプテーション。
男のスティックをひたすら回すルールーと考えればこの技名は実に納得である
魔法を一つ選択し、スティックを回せば回すほどその魔法を連発できる(最大16回)。
実際の性能としては…威力の高い黒魔法ほど回す回数が増えるためプレイヤーの利き腕の疲労も増す。
さらに疲労の割に回数が伸びず、一定数以上の回転数になるとマシンスペックに引っかかり入力を受け付けなくなるのでアルテマ16回はチートでもしない限りはどうあがいても不可能。
そのため後半になるほど他のメンバーと比べて見劣りしてくるが、本編攻略ではリュックのオーバードライブ、調合の『あるもの』と組み合わせるとかなり有用な攻撃技となる。


七曜の武器は懐かしいあのジョブが人形の『ナイト・オブ・タマネギ』、
アビリティはダメージ限界突破、トリプルドライブ、魔法ブースター、MP消費1。
非の打ち所のない性能である。
まぁ火星の聖印の入手が雷平原での雷避け連続200回という鬼畜さから無視されることが多いけど…

オーバードライブのイマイチさやナイト・オブ・タマネギの強化難度の高さ、たたかうのモーションが遅いなどにより、彼女の訓練所等での利用価値は微妙なライン。

FINAL FANTASY X-2

前作の旅が終了後、ワッカと結婚。
ビサイド島で生活をしておりワッカとの間に第一子をもうける。
父親像に悩むワッカとは対照的にどっしり構えている。

一方で一見性格の変わったユウナを「無理してるだけで本質は何も変わってない」と即座に見抜くなど冷静さは健在。

因みに今作の企画段階ではユウナ、リュック、ルールーの3人で旅をする予定であったが、結局は上記のイベントを入れる事が決まったためメンバーからは外れる事になった。
実際の3人目のメンバー「パイン」には基本カラーが黒でコスチュームにベルトが多い等ルールーとの類似点が多いため企画段階の名残だと推測されている。

インター版ではクリーチャークリエイトで育てられる。
固有技はやはりテンプテーション。…だが、やはりあまり強くない。



「味わうがいい、最大最強の黒魔法」

「そうね……選択肢のひとつにいれてあげてもいいわね。せいぜいがんばりなさい、少年。道はけわしいわよ。」


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最終更新:2024年03月07日 12:23

*1 ただし、老師(エボン教の幹部)が機械の使用を容認していた時は流石に声を荒げ、苦言を呈していた。

*2 初めてティーダを見た時チャップに似ていて驚いたと語っているが、実際に初対面時のセリフは驚いたような口調で演じられている。

*3 一応言っておくと異性としては全く見ておらず歳の離れた弟、といった感じの対応をしている。

*4 因みにこの時ワッカはブリッツボールの事が頭にあったため旅に集中できておらず、中止すると言われた時は内心安堵していた。