クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ!!オマケの都ショックガーン

登録日:2010/07/13 (火) 02:10:35
更新日:2024/05/01 Wed 21:30:22
所要時間:約 7 分で読めます




『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ!!オマケの都ショックガーン』とは2006年に発売されたGBA版クレヨンしんちゃんシリーズの第2作目。
開発は『ロックマンゼロ』シリーズでおなじみのインティ・クリエイツ。

■概要

ゲーム『クレヨンしんちゃんシリーズ』の一つ。
GBA用ゲームでありながら、驚異のフルボイス採用で話題となった。

テーマは『物の大切さ』。
今回は「ギャグもありつつシリアス路線」という、クレしん映画にしても違和感のない出来である。
ゲストでよゐこの濱口優と有野晋哉も登場している。
ちなみに発売から一か月後にこのゲームのストーリーを元にしたエピソード「食玩あつめてショックガーンだゾ」がアニメ版『クレヨンしんちゃん』で放送された。

また、2010年には本作に大幅な追加要素を加えた『クレヨンしんちゃん ショックガ~ン!伝説を呼ぶオマケ大ケツ戦!!』がリメイク作品かつ、クレヨンしんちゃん20周年記念作品としてDSで発売された。

オリジナルとリメイク版の相違点

フィギュア3魔人が4魔人になり、ボスが追加。
新しいステージ、新キャラクターが追加。
そのため、小山むさえ*1、しんこちゃん、川口のお助けカードも追加される。
ストーリー展開も追加要素沢山。
音質がよくなったほか、物語の結末が異なる。

システム

恒例の横スクロールアクションで、主人公のしんのすけはアクション仮面やモモンガなどのコスプレ、キャラクターのカードを駆使してステージを攻略していく。
キャラクターのカードは各キャラクターから条件を満たすと貰え、操作中に発動すると各キャラクターの固有技を使ってくれる。

コスプレは各ステージを始める前にヒロインであるキャルトからもらうことができる。


■コスプレ

全部で5種類。
ただし最後のコスプレは条件を満たさないと手に入れることができない。

①アクション仮面
最初にもらうことができるコスプレ。固有技がアクションキックとアクションビームとアクションローリングサンダー。攻撃面に特化したコスプレである。
ローリングサンダーは使いこなすとゲームバランスが崩れるほどの強力技。

②モモンガ
時代劇エリアにいくともらうことができる。ジャンプ力が飛躍的にアップ、ホバリングができるようになる。

③ペンギン
海上エリアにいくともらうことができる。
陸での移動は遅くなるが水中での速さが早くなりダメージを受けなくなる(それ以外で水中に入ると沈む上、息ができなくなりダメージを受ける)。
さらに体当たりも可能になる。

④ぞうさん
ジャングルエリアにいくともらうことができる。
長い鼻を活用して特定のパネルや蔦にぶら下がることができ、さらに障害物を吸い寄せたりすることができるようになる。

⑤ホタル
ある条件を満たすとボーちゃんからもらうことができる。
ゲージのある分だけジャンプボタンを連打すると空を飛ぶことができるが、ゲージがなくなると全行動ができなくなり無防備になる。
ゲージを回復させるとまた使うことができる。
空を飛ぶ必要があるステージは1つだけな上、大したアイテムもないので行く必要はほとんどなく、おまけにこのコスプレ時には踏みつけ攻撃ができないので移動にも使えないわ攻撃は出来ないわで正直言って全く役に立たないコスプレ。


■主な登場人物(声優はゲームオリジナルキャラ以外はアニメ版と同じなので省略)


おなじみの嵐をよぶ主人公。
今回も色んなギャグを炸裂させるが、ストーリー的には場違いである。
キャルトがしんのすけを「選ばれし者」と決め付けた理由は後述の内容で明らかになるが、アニメではふたば幼稚園を襲撃したレジンのフィギュアビームが通用しなかったのが要因でそうなっている。

しんのすけの父親。
今回はボスキャラで登場。カードでの固有技は臭い靴下など。

しんのすけの母親。
ひろしと同じでボスキャラで登場。
固有技は真下にあるブロックを破壊してくれる「ヒップアタック」。

  • 野原ひまわり
しんのすけの妹で野原家最強の人物。
今回はまさかのボスキャラでもある。
固有技は穴に落ちても引っ張りあげてくれる「ちょうちょ」。

  • シロ
野原家の飼い犬でしんのすけの親友。
今回は地味な役割である。固有技はわたあめなど。

カスカベ防衛隊

  • 風間くん
しんのすけの親友。今回はかなりの博学な面を見せてくれる(オタク的な意味で)。
固有技はしんのすけが読めない看板を代わりに読んでくれる「ものしり」。

  • マサオくん
泣き虫のしんのすけの友達。今回はかなり地味な存在であるが性格が豹変する様はかなりの見物。固有技は文字通り盾になって1度だけ攻撃から守ってくれる「体を張る」。

  • ネネちゃん
かなり腹黒いカスカベ防衛隊の紅一点。固有技は近くの敵に離婚届を叩きつけ、ダメージと同時に慰謝料(少量のコイン)を手に入れられる「離婚届」この技、まさかのカットイン付きである。

  • ボーちゃん
今回は一定の組み合わせのカード渡すと強力なカードをくれるという、かなり役立つ役割を果たす。
固有技は敵の動きを一定時間止める「鼻水」。


■ゲームオリジナルキャラクター

  • キャルト(声・徳永愛)
今作のヒロインでボトルキャップの妖精。
語尾に「~キャル」とつける。
敵であるフィギュア魔人の陰謀を阻止するため、「選ばれし者」を探す途中でしんのすけと巡り会う。
今回の舞台であるショックガーンの道案内及び、しんのすけをサポートしてくれる。
リメイク前は終盤、フィギュア三魔人を復活させるためにクリスタルになってしまうが、リメイク版では全てが解決した後、フィギュア達の悲しみが消えた事で元のフィギュアに戻る、というストーリー変更がされている。

リメイク版のエンディングでは、悲しみが魔力になってフィギュアに取り付いた、つまりキャルトもレア扱いされ、大切にされすぎたせいで子供達に遊んでもらっているフィギュアを見て悲しみが生まれており、レアやノーマル等関係なく遊ぶしんのすけを見て、選ばれし者に選んだのではないか、と野原家に考察されている。
「遊んでいるだけで選ばれし者になれるなら、ずっと遊んでよう」と言い出すしんのすけにひろしがツッコミ、笑い合う事でリメイク版のストーリーは幕を下ろす。

■フィギュア三魔人

3つのフィギュアが何らかによって負のオーラを持つことにより魔力を持ち、意思を持ったフィギュア。
自分たちを粗末に扱った人間を憎んおり、彼らとは計2回ずつ戦うこととなる。
リメイク版ではモールドが加わり、フィギュア四魔人となっている。

  • レジン(声;西村智博)
フィギュア三魔人のひとり。
名前の由来は玩具の型造りに使用する特殊樹脂の名前から。
一人称は「オレクマ」、語尾に「~ベア」とつける。アニメでは「サンマとアジ」と呼ばれてしまう。*2
元々はレア種のフィギュアだったが、体部分に「巨大↓」(↓は巨大タマタマしいを指している)と落書きされたことにより価値が全くなくなったことによる怒りがフィギュア魔人になる要因となった。
一戦目では短気な性格だったが、敗れた後に股間の黒い玉「巨大タマタマしい」が取れてしまった事により、一人称が「オレクマちゃん」のオカマになってしまう。*3

攻撃は長距離パンチと身動きが取れなくなる「ねばねば樹脂」。
気になる攻撃ではないので落ち着いてふんづけていけばノーダメで倒すことは簡単。
何気にカンチョー攻撃が効く。


フィギュア三魔人の紅一点。
名前の由来は玩具に貼る立体シールの名前から。
お嬢様口調で喋る落ち着いた雰囲気のミステリアスを漂わせるフィギュア。姿は某ゴスロリ人形の姿に酷似しており、ネコ(どう見てもクマであり、その場にいた全員が疑ったが、キャルト曰く嘘ではない模様)の指人形を腕にはめている。こちらの指人形の喋り方は本体とは対照的に若干粗暴。
本体と指人形は意識が別々であり、本体のデカールの一人称は「わたくし」、指人形の方は「オレ」となっている。
実はキャルトとは同タイプのフィギュアで姉妹関係にあったが、体色は紫のノーマル種だった為超レア狙いの人間達に邪険に扱われ(キャルトは水色体色の超レア種)その扱いから劣等感が生じ、
それがフィギュア魔人になる要因になった(アニメではそのまんまの姿で、腹話術を使う)。

単純にダメージを受ける物から操作反転等の状態異常を起こすシール飛ばし(二戦目でシールの種類が増える)、回転攻撃が厄介だが、パターンさえ覚えれば割と苦戦はしない。
デカール自身に攻撃してもダメージを与えられず、本体である右手にある指人形に攻撃すればダメージを与えられる。


  • ブリスター(声;松山鷹志)
フィギュア三魔人のリーダー格。
かなりの自信家でナルシスト。名前の由来は人形を包装するパックの名前から。
一人称は「私」で、姿は某聖闘士に酷似している。
ナルシスト戦士の名の通り、あまりの出来の良さに自分を尊敬し、飾ってくれると信じていたが大事に扱ってくれなかった人間に敵視しているが、本来フィギュアは「子供達を遊ばせるために作られた」ため、実際は逆恨みに近い。
三魔人の中で能力は桁違い。なめてかかると痛い目を見る。

攻撃がかなり多彩(二戦目ではある意味チート並な技も放ってくる)で、さらに攻撃できる範囲がかなり小さく、瞬間移動で攻撃が当たらないなど、本作品中最強の強さの誇るボス。
アクション仮面コスプレのローリングサンダーを駆使するか、カードを上手く使用して撃破しよう。


リメイク版で追加された4人目の魔人。青いロボット。
名前の由来は英語で「形」を意味するモールド。*4一人称は「アッシ」、語尾に「モー」を付ける。仇や型破り等の「カタ」が入った言葉のカタの部分を強調して言う癖がある。
フィギュア四魔人の中で一番の下っ端であり、他の仲間からは馬鹿にされており、失敗は全て彼のせいにされている。

戦闘では自身の体に内蔵されている「カナガタ機能」を使い、機械から出てくる液体を取り込んで組み立て、キャルトを模した雑魚敵を生み出したり、爆弾を作り出して投げ付けたりして攻撃してくる。液体を取り込み、組み立てる動きの速さで爆弾か雑魚召喚かの判別はできる(早いと爆弾)。
上半身と下半身を分裂させて移動することも出来、その時は上半身のみにダメージ判定がある。
召喚される雑魚も降ってくる液体もファイヤー攻撃で簡単に蹴散らせ、爆弾を作ってきても投げてくる前にジャンプして爆弾に着火する様にファイヤー攻撃を当てれば逆にダメージを与えたりできるファイヤーしんちゃんの接待ボスと言っても過言ではない。
しんのすけに敗れた後はブリスターに連れられ「役立たずは必要ない」と言われ姿を消すが…。


★立ちはだかるボス達

フィギュア魔人、及び黒幕はキャラ説明欄に記述する為除外。

★みさえねぶた
時代劇ジオラマのボス。
フィギュア魔人に操られたみさえが姿を変えた巨大なねぶた。
花火玉を投げてくる雑魚を呼んだり、巨大な腕を振り下ろしたり、狙いを付けてからのグリグリ攻撃等で攻めてくる。

振り下ろし攻撃は中々出が早く連続な事、グリグリ攻撃は攻撃の直前まで狙いを付けてくるので、下手に動かず敵が振りかぶった瞬間にムササビコスプレで大ジャンプしてかわそう。
弱点は眉間にあるショックガーンマークだが、高い位置にある為普通のジャンプでは届かない。振り下ろし攻撃時に腕に乗って上昇時に攻撃するか、風を利用して高い所まで行けるムササビコスプレで回転尻尾攻撃をお見舞いしてやろう。


★メカひまわり
海上ジオラマのボス。
フィギュア魔人に操られたひまわりがメカに取り込まれた姿。
おまるのようなアヒルメカにまたがり、アヒルメカの口から哺乳類魚雷やワニのオモチャの雑魚敵を出して攻撃してくる。
敵は水中にいる上、下は奈落なので泳げないほかのコスプレでは戦えず、必然的にペンギンコスプレでの戦闘となる。

移動と攻撃が両立できる水中ダッシュつつきがある為攻撃方法には困らないが、ダメージを与えた後は必ず怒って突進攻撃をしてくる。
アニメ版でハイハイする時の「てってってってっ…」というボイスが流れて画面端から現れた時は突進攻撃が続いているので、海上にぽつんと浮いているゴムボートの上にいれば突進はおろかほとんどの攻撃がこちらには届かないため、いざという時の安全地帯になる。しかし、攻撃が通らないのはこちらも同じなのであくまで「お互いに攻撃できない安全地帯」にしかならないので注意。
突進攻撃をしながら画面外に消えた後、嬉しそうな笑い声が聞こえたら突進攻撃終了の合図なので、攻撃される前に再び攻撃しよう。
攻撃→突進をかわす→やり過ごした後次の攻撃が来る前に攻撃する→突進をかわす、を繰り返せばパターン化できる。


★ひろしマンモス
ジャングルジオラマのボス。
フィギュア魔人に操られたひろしがマンモスと化した姿。
小ジャンプ後の衝撃で果物を落としてきたり、動きを止める靴の匂いを放ってきたり、パワフルな攻撃を繰り出してくる。

弱点は尻尾のショックガーンマーク、しかし半強制スクロール状態で頭だけ出して追いかけて来る為、攻撃が弱点に届かない。
ダメージを与えるにはこちらを狙っての大ジャンプ攻撃と、狙いをつけての突進攻撃の後に全身があらわになるので尻部分を攻撃しよう。大ジャンプ後の着地の際、果物が降ってくるので当たらないように。
ダメージを与えても追ってこなくなったら体力がゼロになった合図。
しかし、それでもスクロールは止まらず進んでいくと、大きな木がぽつんと立つだけの行き止まりにたどり着く。
ここで木の枝に登っておかないと、ボスの最後っ屁である突進を食らってしまう。
一撃死ではないものの、猶予は結構あるのでさっさと安全地帯に避難しておこう。
突進を回避するとボスは壁に衝突、その衝撃でショックガーンマークがポロッと取れて勝利となる(しかし、正気に戻るとなぜか裸になっていた)。


★ネネママ・マスク
月面ジオラマのボス。
名前を見ればお察しだろうがネネちゃんのママが操られた姿。娘のネネからは「いつものママじゃなーい!」とご定番のようにドン引きされていた。体重は秘密らしい。正気に戻った後も「戦い方もしつこいお味」としんのすけにコメントされた。
初回のみレフェリーによるしんのすけ側・ボス側のプロレスの様な解説があり、直後にマントを脱いでリングに飛び込んだボスがレフェリーをぶっ飛ばし試合開始となる。

試合会場はまんまプロレスのリングで、ヒップアタックやリングを使った高速の体当たりやボディプレスでこちらを狙ってくる。
また、時折客席から野菜が投げ込まれ、あろう事かそれをぶん投げて攻撃してくる。*5
倒せばゴングと共に被っていたウサギのマスクが外れて勝利となる。


★キャプテン・タカクラ
メルヘンジオラマのボス。
操られた組長…ではなく園長先生の姿であり、海賊の船長をした姿で幼稚園の送迎バスの柄をした海賊船から登場。(園長先生の苗字を知らない人もいるようだが)怖い顔は健在であり、正気に戻った後もそのことをしんのすけに指摘された。
対決する前に「キャプテン」を「トップテン」と聞き間違えたしんのすけと乗りツッコミを披露した。*6

アニメ版でも海賊姿で敵として登場。よしなが先生、まつざか先生、上尾先生も洗脳され彼の配下となっている。しんのすけとの対決の際に駆け付けたななこおねいさんとの連携により全員倒され、元の世界へ帰って行った。*7


★もえP
リゾートジオラマのボス。まさかまさかのボス抜擢。
ダメージを数回受けるか時間が経つと様々なステージに変更し、多彩な魔法で攻めてくる。

  • 通常ステージ
これといった特徴もない平坦なステージ。
開始時は必ずここで、このステージの時は星を飛ばして来る程度で、落ち着いて攻撃すれば問題ない。
他のステージから戻ってきた時は、稀にもえPが二人になっている事があるが、その内どちらかは変装した風間くんであり、一度攻撃すれば引っ込む。

  • 水中ステージ
左右の壁がトゲになっている水中。
ここもペンギンコスプレの出番なのだが、もえPは泡のバリアで守られており、泡魔法でこちらをトゲに押し込もうとしてくる。
誤ってトゲに突っ込まないよう気を付けながら、ダッシュつつきでバリア諸共つっついてやろう。

  • 氷山ステージ
辺り一面氷に包まれ、中央にはトゲのあるステージ。
ペンギン以外では氷の坂で滑ってしまうので、またまたペンギンコスプレの出番だ。
滑るだけでも厄介なのに、敵は機敏に動き回り雪だるまを生み出してトゲに落とそうとしてきたり、その機敏さで動きの鈍いペンギンに体当たりしてきたりする。
滑りはしないがペンギンは動きが鈍く二段ジャンプも出来ず雪だるまを飛び越えるのも一苦労なので、このステージでは攻撃より回避を意識し、なるべくトゲの近くの足場に陣取り、雪だるまを出してきたら坂の上に登って回避すると避けやすい。


黒幕(ネタバレ注意)























リメイク前
  • 大魔王(声:不明)
フィギュア達の「悲しみ」が集まって出来た存在で、本作における黒幕。
その正体はカードやシール、フィギュアだけが目当てで捨てられたラムネ菓子ガムウエハースチョコなどのお菓子の恨み。

この戦いは少々特殊で、バリアが消えるのを待つ→攻撃する→お菓子を吐き出すので食べる、を繰り返す必要がある。
戦い(?)の末すべてのお菓子を残さず平らげられ、恨みが消えたのか嬉しそうに消滅した。
リメイク版では残念ながら登場しない。


アニメ版
  • ショックちゃん&ガ~ンくん(声:小桜エツコ阪口大助(ゲーム版)、濱口優・有野晋哉(よゐこ、アニメ版))
宇宙服を着た白黒のネコのようなショックガーンのマスコットキャラ。冒頭でショックガーンにやってきた野原一家に食玩について説明をした。
…なのだが、アニメ版では「フィギュア三魔人の生みの親」という設定が加えられ黒幕として登場。
アニメ版における黒幕の設定としては、上記の大魔王と同様。


リメイク版
  • モールド(てんこもりモールド) (声・関俊彦)
三魔人が倒され元のフィギュアに戻った後、不燃ゴミと判断され処分されそうになっていた所を人間達がフィギュアを大切に扱っていなかった事を反省し、心から謝罪した事で思いが通じ、三魔人が蘇り後はキャルトの両親(フィギュアの造形師達、その為大量に存在する)を助ければめでたしめでたし…という所で場面が変わり、ショック城の地下に捨てられたモールドの姿が。
意気消沈していた彼は怒りと悲しみで突如再起動し、地下にあった物やガラクタを手当たり次第に腹へと放り込み、超巨大化して天井を突き破り再びしんのすけ達の前に姿を現した。
この時に姿も大幅に変わり、腹部分も赤い目に黄色い大口の不気味なものになり、かまどの蓋のような肩パーツが追加され、頭の形が黒い三角形になり、Mを模した形の青色の角のような物が生え、語尾も「ドー」、「ルドー」へと変わっている。

自身の存在、ひいてはフィギュアの縁の下の力持ちであるカナガタの存在を軽んじられている事に怒り、「忘れられる悲しみは傷付けられるより切ない、この悲しみがお前達に分かるまい」と言う言葉に対し「私の友達のレアフィギュア達も大切にしまわれたまま忘れ去られている、だからあなたの悲しみもわかる」と説得するキャルトの奮闘虚しく「なんの苦労も悲しみもなく過ごしてきたお前に何が分かる」と逆上し、ブリスター、デカール、レジンの3人を吸収し、「てんこもりモールド」となって襲いかかる。

3人を取り込んだ事により、レジンの腕、ブリスターのブーツとマント(ちょっとだけ下半身も伸びる)、そして腕の先に巨大な牙のようなハサミが追加される。
戦闘では肩パーツを赤く熱し、それで自身の顔を挟んで方を取る事で四つの必殺技をランダムに繰り出す。


敗れた後は巨大な体が大破し、三魔人を解放すると、ボロボロながらも元の姿に戻り「選ばれし者には敵わなかったが、どうかカナガタの事は忘れないで欲しい」と呟くと元のフィギュアに戻った。
その後、助けられたキャルトの両親達によって「カナガタ」が大切な物だとフォローが入った。
一番大きな悲しみを持っていた=強い魔力を持った彼が力を失い元に戻った事で、他のフィギュア達も、次々に元に戻っていくのだった…。


追記・修正はレアリティを問わず、物を大切にしながらお願いします。

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最終更新:2024年05月01日 21:30

*1 DS版でむさえが初登場したのは『ぬってクレヨ〜ン大作戦!』あたりだが、その劇中でのしんのすけの発言とそのソフトの発売日の時系列から考えれば、むさえがまだ居候中(2006年4月から2008年1月まで)だった時期である。本作でショックガーンの取材中である様子からカメラマンに再起してまたずれ荘で生活していると思われる。

*2 キャルトから名前を聞いた際に「三魔人の一人レジン」を「サンマとアジは一人でレジで買う」としんのすけに勘違いされた。

*3 DS版のリメイクでは時代の変化に伴ったのか、お姉マンに変更された。

*4 しんのすけには「オールド」と間違えられた。

*5 ご丁寧に攻撃時には「※この野菜はスタッフが美味しくいただきました」のテロップ付き。ぶん投げに使われなかった野菜は着地と同時に砕けているのだが…。

*6 このやり取りの最中でGBA版では「オラはにんきもの」、リメイク版では「ユルユルで DE-O!」が流れる。

*7 それと同時にななこおねいさんも現実の世界へ帰っていった。彼女の場合は洗脳されているのではなく、ボーちゃん曰くお助けキャラの扱いである。