ガンダム7号機

登録日:2012/04/01 (日) 00:35:45
更新日:2024/04/24 Wed 15:47:21
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『機動戦士ガンダム戦記(PS3版)』、『機動戦士ガンダム戦記 U.C.0081‐水天の涙‐(漫画)』、『M-MSV』に登場するモビルスーツ(MS)。


■基礎データ

型式番号:RX-78-7
全高:18.3m
本体重量:39.2t
全備重量:78.7t
出力:1,670kw
推力:70,500kg
センサー有効半径:6,130m
装甲材質:ルナ・チタニウム合金

武装:
60mmバルカン砲×2
ビームライフル
ビームサーベル×2
シールド
グレネードランチャー

パイロット:ユーグ・クーロ


■機体解説

地球連邦軍が開発したガンダムの試作7号機。
7番仕様となっていて、セカンドロット系列機の中でも最後に造られた。

関節にはマグネットコーティングが施され、高い追従性を持つ。
また、各部にはサブスラスターを多数装備し、背中にも信頼性と推力の高いバックパックを設置したことで運動性や機動性にも優れている。

本機は設計時から既に追加装甲を装備した状態での運用が考慮されており、全身にはそれらを取り付けるためのマウントラッチなどが設置されている。
そのおかげで、本機と追加装甲のマッチングは非常に良好。
素体のままでも性能はガンダムNT-1と同等以上である。

コアブロックシステムは搭載されておらず、代わりに試作型の全天周モニターが採用された。

一年戦争時から設計が行われていたが、基本フレームの組み立てが終わりそうになった辺りで終戦を迎えており、機体が完成したのは戦後になってからであった。


■武装

  • 60mmバルカン砲
頭部に2門内蔵。
他の一年戦争当時のガンダムの物と性能は同じ。

メインウェポン。
本機の専用品で、一年戦争時に使用されていた物よりも射程や連射性能が高い。

背中に2本マウントされている。

  • シールド
腕に装着される
上側に小さな十字の連邦マークがある。

  • グレネードランチャー
実体弾(おそらく擲弾系)を発射する。



■作中の活躍

パイロットはユーグ。

ファントムスイープ隊の母艦サラブレッドに配備されるが、テストパイロットを務めていたシェリー・アリスンがジオンのスパイだったことが原因で彼女の操縦データを基に構築されていた機動補正プログラムが封印され、かなり反応の鈍い機体となっていた。
その後、プログラムの使用許可が降り、月のマスドライバー基地を占拠したインビジブル・ナイツと交戦。エリク・ブランケのゲルググを撃破している。
フルアーマーを想定した機体であるもののの前述したようにこの状態での運動性能は悪くなく、パイロットのユーグが軽量なMSで戦場を駆けるスタイルを得意としており、プログラムの件もあったために本機の真価が発揮されたのはこの姿である。



◆フルアーマーガンダム7号機(フルアーマー・ガンダム3号機)


■基礎データ

型式番号:FA-78-3
全備重量:88.7t
出力:1,850kw
推力:78,450kg
センサー有効半径:7,210m

追加武装:
ビームキャノン
ビームスプレーガン
2連ビームスプレーガン
マイクロミサイル
3連ミサイルポッド
4連ミサイルポッド
ハイパーバズーカ


■機体解説

ガンダム7号機に追加装甲を装着した姿。
「3番目のフルアーマーガンダム」という意味で「フルアーマー・ガンダム3号機」とも呼ばれる。

前述の高いマッチングのおかげで運動性や機動性を損なうことなく火力と防御力を向上させることに成功している。
というか、この姿こそが真の「ガンダム7号機」と言っても過言ではない。

追加装甲にはサブスラスターとサブジェネレーターが内蔵されており、これによって高い空間戦闘能力と高出力ビーム兵器の使用を実現させた。

腰部にはテールスタビライザーを装備し、機動性を上げると共に加速性の改善に一役買っている。


■追加武装

  • ビームキャノン
背中に装備
新たに開発されたアクセラレーターやエネルギーCAPのサブシステムを搭載したことで戦時中の標準的なビームライフルと比べて射程が倍になっている。
また、この武装のデバイスはビームライフルにも使われている。

  • ビームスプレーガン
  • 2連ビームスプレーガン
どちらも腕に装備されている。

  • マイクロミサイル
  • 3連ミサイルポッド
  • 4連ミサイルポッド
機体の各部に追加。

  • ハイパーバズーカ
実弾を発射する無反動砲。


■作中の活躍

ファントムスイープ隊の宇宙における初戦闘で投入される。
前述の機動補正プログラムの件への対応策として装備されていたのだが、それでも機体の反応の鈍さを補い切れず、かろうじて勝利するも機体はかなりボロボロになってしまった。



◆重装フルアーマーガンダム


■基礎データ

型式番号:HFA-78-3
全備重量:120.8t
出力:3,110kw
推力:95,450kg

追加武装:
メガビームキャノン
キャノン砲×2
2連装ビームスプレーガン
3連ミサイルポッド×3
4連ミサイルポッド
マイクロミサイル×3


■機体解説

フルアーマーガンダム7号機に更なる装備を追加した姿。
多数の武器と大型ブースターによって火力と機動性が大幅に上がっているが、逆に運動性は大幅に落ち、接近戦もほとんどできなくなった。

もはや一年戦争時の技術レベルでは造れないとされ、計画のみで終わっていたらしいが…。

ちなみにM-MSVでのイラストではかなり二次元の嘘が利いた物となっている。


■追加武装

  • メガビームキャノン
背中に装備されている。
砲身がかなりデカく、それに比例して戦艦をも一撃で沈める程の絶大な破壊力を持つ。

  • キャノン砲
脇下から伸びている武器。

  • 2連装ビームスプレーガン
  • 3連ミサイルポッド×3
  • 4連ミサイルポッド
  • マイクロミサイル×3
機体の各所にさらにこれだけ追加された。


■作中の活躍

占拠されたマスドライバー基地に向かうジオン残党のムサイ級への攻撃のために出撃。
敵艦を沈めることに成功するも、本機も再びボロボロになったため、追加装備を全てパージして帰艦した。

ガンダムEXA」にもちょっとだけ登場。パイロットはex-。
「宇宙、閃光の果てに…」IFルートの世界でア・バオア・クーに突入し、アムロのガンダムの戦闘データを回収しようとするが失敗。
八つ当たりでそこら辺に向かってビームやらミサイルやらをブッ放し、さらにGAデータに修正不可能な程の歪みを与えて崩壊させてしまった

その場にいたルースとフォルドもそれに巻き込まれている。



■立体化

ガンプラ
HGUCでフルアーマー7号機が発売されている。
HGUCガンダム系では初めて新型ポリキャップを使用しており、近年のガンダム系キットのベースともいえる。

通常のガンダム7号機はファーストと被るためかラインナップされていない(まあゲーム絡みでガンプラになる機体は精々一機か二機というケースも多いためだとも思われるが)。




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最終更新:2024年04月24日 15:47